JP3010962U - 粘着テープ - Google Patents
粘着テープInfo
- Publication number
- JP3010962U JP3010962U JP1994013746U JP1374694U JP3010962U JP 3010962 U JP3010962 U JP 3010962U JP 1994013746 U JP1994013746 U JP 1994013746U JP 1374694 U JP1374694 U JP 1374694U JP 3010962 U JP3010962 U JP 3010962U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive layer
- adhesive
- adhesive tape
- base material
- tape
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- Adhesive Tapes (AREA)
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 あらゆる素材の壁面に対応して担体の結束・
固定あるいはアート製作品の吊り下げ可能とし、ごみ埃
等が付着しない粘着テープを提供する。 【構成】 基材2の片面の両端部並びに反対面の一端部
に粘着剤層3、4、5を夫々設け、両端部の粘着剤層
3、4又は5の接合によりリング状の結束部等を形成す
るとともに、残りの粘着剤層を壁面に接着させる。 【効果】 3点ポイントの全ての粘着剤層3、4、5が
必ず被接着部に接合されるので、粘着剤層の露出する部
分がなく、ごみ埃が付着するのを防ぐ。
固定あるいはアート製作品の吊り下げ可能とし、ごみ埃
等が付着しない粘着テープを提供する。 【構成】 基材2の片面の両端部並びに反対面の一端部
に粘着剤層3、4、5を夫々設け、両端部の粘着剤層
3、4又は5の接合によりリング状の結束部等を形成す
るとともに、残りの粘着剤層を壁面に接着させる。 【効果】 3点ポイントの全ての粘着剤層3、4、5が
必ず被接着部に接合されるので、粘着剤層の露出する部
分がなく、ごみ埃が付着するのを防ぐ。
Description
【0001】
この考案は、吊下げ具、固定具、アート製作等の各種用途に使用可能な粘着テ ープに関するものである。
【0002】
粘着テープの先行技術としての特開平4−103684号公報には、両端部が 非伸縮性、中央部が伸縮性の基材を使用し、その両端部の片面に粘着剤層を形成 した結束、固定用の粘着テープが開示されている。また、実開昭49−1128 36号公報には、フィルムの長手方向に、粘着剤塗布層と、粘着剤塗布層及び非 粘着剤層とが交互に形成されている吊り下げテープが開示されている。
【0003】 さらに、実開昭52−4454号公報には、短冊状支持片の一端面に感圧性接 着層を、他端面に物理的性質の異なる感圧接着層を設け、両者を剥離自在に貼り 合わせた提手、結束片等に用いる接着部材が開示されている。さらにまた、実開 昭62−129006号公報には、非伸縮性の両端部に粘着剤層を設け、中間部 が伸縮性を有するテープについて開示されている。
【0004】
ところで、電線等を結束・固定する場合、金属製又は塩化ビニル樹脂製のハン ガーにより壁等に固定している。しかし、壁面がコンクリート、鉄骨など釘打で きない箇所や、釘を打ち付けると柱や桟等に穴があき、傷つけると都合の悪い箇 所では、上記のようなハンガーが使用できないといった難点がある。
【0005】 一方、アート製作品、例えば、絵の展覧において、複数の絵を縦方向に続けて 配列する場合、各画用紙間を短冊状の接続片で接続するため、接続片同士を糊付 けするの方法が一般的であるが、この場合、接続片に糊を付ける作業が必要とな り、その作業性にも問題があった。
【0006】 これらの結束・固定あるいは吊下げ作業において、上記問題点を解決するため に、両面テープを使用する場合も考えられるが、電線等を壁等に固定する場合あ るいは絵等を縦方向へ配列する場合においても、表裏の全面に粘着剤層を有する ため、壁あるいは画用紙等との接合部分のみ粘着剤層があればよいのに、その他 の露出部分において不要な粘着剤層が存在するため、埃、ごみ等が付着し、外観 的にも劣り、両面テープは採用できないという難点があった。
【0007】 しかも、上記先行技術に開示する種々の粘着テープを使用しても上記の問題点 を解決することはできず、あらゆる素材に対応して結束・固定あるいは吊り下げ 具として使用できる粘着テープの出現が望まれている。
【0008】 この考案の目的とするところは、壁面がコンクリート、鉄骨、クロス、木材な どあらゆる素材に対応して担体の結束・固定あるいはアート製作品の吊り下げ等 が可能となり、ごみ埃等が付着しない粘着テープを提供することにある。
【0009】
上記目的達成のために、考案者は、両面テープを使用した場合の欠点である不 要粘着剤層を除去すれば、結束・固定作業あるいはアート製作品の展示などに役 立つことを発見した。すなわち、この考案に係る粘着テープにおいては、基材の 片面の両端部並びに反対面の一端部に粘着剤層を夫々設けることにより、吊下げ 具、固定具、アート製作等の各種用途に使用可能な構成とした。
【0010】 基材は、紙、塩化ビニル、アルミニウム箔等の素材からなるものが採用でき、 結束あるいは固定する担体の特性、あるいは結束又は吊下げ強度に応じて種々選 択することができる。また、粘着剤層の長さ、幅、厚み、あるいは粘着強度も同 様に担体の特性や結束又は吊下げ強度に応じて種々選択することができる。さら に、基材自体も伸縮性を持たせたり、両端部を非伸縮性とし中間部を伸縮性の素 材とするなど、使用方法に応じて種々選択して採用することができる。この粘着 テープは、単体あるいは連続的にロールに巻いたものを所定箇所で切断すること によっても提供できる。
【0011】
上記のように、単体の粘着テープを市場に提供する場合には、剥離紙によって 3箇所の粘着剤層を被覆しておき、剥離紙を剥がして使用する。この粘着テープ を吊下げ具として使用する場合、基材の片面の両端にある粘着剤層同士を接着し 、輪状にするとともに、反対面の粘着剤層を壁面に接着して使用する。
【0012】 また、電線等を結束する結束具として使用する場合、基材の片面の一端部の粘 着剤層と反対面の他端部の粘着剤層とを接着することにより、電線を束ね、基材 の片面の一端部の粘着剤層を壁面に接着することにより固定する。
【0013】 次に、絵が描かれた画用紙等を縦方向に配列して連続的に吊り下げる場合、基 材の片面の粘着剤層を上下の画用紙の裏面に接着し、反対面の粘着剤層を壁面に 接着し、これらを順次、繰り返すことにより、縦方向に配列されたアート製作品 が完成する。
【0014】 粘着テープは、このアート製作品の吊り下げに適用できるばかりでなく、アー ト製品の製作そのものにも適用することができる。例えば、多数のリングを連結 してチェーン状に形成したアート製品も両端の粘着剤層同士を接着してリング状 に形成するとともにリング内側の粘着剤層によって次にリングと接着連結するこ とができ、連続的に長いチェーン状のアート製品の製作が可能となる。また、粘 着テープの両端を接着してリング状に形成し、その裏面側の粘着剤層を壁に接着 し、このリング状のテープを壁に放射状に配列することにより、花柄などのアー ト模様を形成することができる。
【0015】 また、他の使用方法としては、ごみ袋の口を閉じるときの使用や、園芸用の粘 着テープとして、樹木、草花の幹や枝と支柱との連結固定するときの使用に適し ている。
【0016】 このようなアート製品や、吊下げ具、あるいは結束具においては、いずれの場 合も、接着部以外においては粘着剤層が露出することがなくなり、ごみ埃などが 基材の表面に付着するのを防止することができる。
【0017】
以下、添附図面に示した実施例について説明する。図1はこの考案に係る粘着 テープの表面を示す斜視図、図2は同じく粘着テープの裏面を示す斜視図である 。この考案に係る粘着テープ1は、紙、塩化ビニル、アルミニウム箔等の素材か らなる基材2と、その片面(表面)の長さ方向両端部に設けられた粘着剤層3、 4と、基材2の反対面(裏面)の長さ方向一端部に設けられた粘着剤層5とを備 えている。この粘着テープ1は、単体あるいはロール状の連続テープのいずれの 形態でも製品出荷が可能だが、いずれの場合においても、表裏の全面を剥離紙( 図示せず)で覆い、使用時にこの剥離紙を剥して使用するものである。勿論、剥 離紙は各粘着剤層3、4、5のみを覆うようにしてもよい。
【0018】 図3は粘着テープを電線結束用として利用する場合の側面図、図4はその使用 状態を示す正面図である。この粘着テープ1を電線結束用として使用する場合、 基材2の片面の他端部の粘着剤層4と反対面の一端部の粘着剤層5とを接着する ことによりリング状に形成して、配線済みの電線7を束ね、基材2の片面の一端 部の粘着剤層3を壁面8に接着して固定する。そうすると、釘打ちが困難なコン クリートや鉄骨等の壁面8にも電線7を容易に固定することができる。
【0019】 図5は粘着テープ1を吊下げ具として使用する場合の態様を示す側面図である 。この使用態様では、基材2の片面の両端部にある粘着剤層3、4を互いに接合 し、反対面にある粘着剤層5を壁面8に固定して使用する。そうすると、基材2 の粘着剤層3、4で閉塞された係合穴9にハンガー等のフックを係合することに より、吊下げ具として利用することができる。
【0020】 図6は図3に示す場合と同様に、粘着テープ1をリング状にして上下2箇所の 保持部を形成することにより、長尺の被保持物10を壁面8に保持した状態を示 す。
【0021】 図7の(A)は絵が描かれた画用紙等を縦方向に配列して連続的に吊り下げる 場合の使用態様を示す正面図、(B)は一部拡大側面図である。この場合の粘着 テープ1は、上下の絵画を接合する場合、下側の絵画の用紙12の上端の裏面に 基材2の片面の粘着剤層3を接着するとともに、基材2の反対面の粘着剤層5を 壁面8に接着し、他端部側の粘着剤層4を上側の用紙12の裏面に接着する。こ れらの接合を順次繰り返して縦方向に複数の絵画を接合して使用すれば、各絵画 は粘着剤層により壁面に接合しているので、風などにより絵画が浮き上がるのを 防止することができる。
【0022】 なお、これらの使用方法以外にじゅうたんを床面に接合する場合においても、 両面テープと同様な使用方法で行うことができる。
【0023】
以上詳述したところから明らかな通り、この考案に係る粘着テープによると、 基材の片面の両端部並びに反対面の一端部に粘着剤層を夫々設けたから、3点ポ イントによる接着が可能となり、吊下げ具、固定具、アート製作等の各種用途に 使用することができ、この際においても、粘着剤層が露出しないため、ごみ等が 付着し難い外観的にも優れている。
【図1】この考案に係る粘着テープの表面を示す斜視図
【図2】同じく粘着テープの裏面を示す斜視図
【図3】粘着テープを電線結束用として利用する場合の
側面図
側面図
【図4】その使用状態を示す正面図その断面図
【図5】粘着テープを吊下げ具として使用する場合の態
様を示す側面図
様を示す側面図
【図6】長尺の被保持物を壁面に保持する場合の態様を
示す正面図
示す正面図
【図7】(A)は絵が描かれた画用紙等を縦方向に配列
して連続的に吊下げる場合の使用態様を示す正面図、
(B)は一部拡大側面図
して連続的に吊下げる場合の使用態様を示す正面図、
(B)は一部拡大側面図
1 粘着テープ 2 基材 3、4、5 粘着剤層 7 電線 8 壁面 10 被保持物
Claims (1)
- 【請求項1】 紙、塩化ビニル、アルミニウム箔等の素
材からなる基材の片面の両端部並びに反対面の一端部に
粘着剤層を夫々設け、吊下げ具、固定具、アート製作等
の各種用途に使用可能な粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013746U JP3010962U (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013746U JP3010962U (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 粘着テープ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010962U true JP3010962U (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=43146708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994013746U Expired - Lifetime JP3010962U (ja) | 1994-11-09 | 1994-11-09 | 粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010962U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03240020A (ja) * | 1990-02-18 | 1991-10-25 | Ryozo Kumagai | 立体画像再生方式とその装置 |
-
1994
- 1994-11-09 JP JP1994013746U patent/JP3010962U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03240020A (ja) * | 1990-02-18 | 1991-10-25 | Ryozo Kumagai | 立体画像再生方式とその装置 |
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