JP3010918U - 通電性を有した接着テープ - Google Patents

通電性を有した接着テープ

Info

Publication number
JP3010918U
JP3010918U JP1994015856U JP1585694U JP3010918U JP 3010918 U JP3010918 U JP 3010918U JP 1994015856 U JP1994015856 U JP 1994015856U JP 1585694 U JP1585694 U JP 1585694U JP 3010918 U JP3010918 U JP 3010918U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
adhesive tape
adhesive
cut
sheet
sheet plates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994015856U
Other languages
English (en)
Inventor
紀一 伊東
Original Assignee
株式会社伊東製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社伊東製作所 filed Critical 株式会社伊東製作所
Priority to JP1994015856U priority Critical patent/JP3010918U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3010918U publication Critical patent/JP3010918U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、放電加工機において、金型や
型部品などをワイヤーカット線で切断加工を行う時、そ
の切断される型部品などが傾むいたり、落下するのを防
止する通電性を有する接着テープに関するものである。 【構成】 素材がアルミや真ちゆうなどの通電性を有
したシート板1、1を二枚重ね合わせて、縁2を接着
し、そのシート板1、1の隙間内に接着剤4を塗布、ま
たは、注入し、密封状態にし、そして、一方のシート板
1の外側の片面6に粘着剤7を塗布し、接着テープ8を
形成し、その接着テープ8をロール状に巻きつけたり、
本のように何十枚も重ねたり、一枚一枚といろんなサイ
ズの大きさに設けたりした構成としたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、金型や金型部品などを切り抜き切断加工する時は、放電加工機にお いて、ワイヤーカット線で放電させながら切断途中にその金型や金型部品が傾む いたり、切断完予時に下へ落下するので、その傾むきや落下を防止するための接 着テープに関するものである。
【0002】 〔従来の技術〕 従来、金型や金型部品の加工において、図14に示すように、型台13より型 部品を切り抜き加工する場合、通し孔15をあけ、その通し孔15にワイヤーカ ット線16を通し、その通し孔15より加工を初め、矢印17方向順に切断加工 して、点線部分19を切り、加工が完了していたが、切断加工中に型部品12が 傾むいたり、下へ落下しないように、その加工途中に溝18に接着剤4を注入し たり、適当な物をつめ込んで、型部品12の傾むきと落下を防止していた。図1 3、図14、図15参照。
【0003】 〔考案が解決しようとする課題〕 従来の加工技術では、ワイヤーカット線16の幅の広さで溝18が形成されて 切断されていくが、だんだんと切られていくうちに、型部品12にもよるが、薄 い部品などの場合は、切断中に曲がってきたり、傾むいてくる。又、切断完了時 に、さらに傾むいたり、下へ落下する。その際に型部品12がワイヤーカット線 16に触れて、その触れた部分がワイヤーカット線16で放電し、削られて不良 品となっていた。又、場合によっては、ワイヤーカット線16が切れて、機械が 停止するといった不便があった。 これを防止するのに、切断加工中に、その溝18のところどころに接着剤4を 塗布、または、注入し、型台13と型部品12を接着させてその型部品12の傾 むきや曲り、落下を防止していた。図13、図14、図15参照。 昼間であれば、そのつど接着剤を塗布していけばよいが、放電加工機の作業と いうのは、夕方作業者が仕事が終り、家へ変る時に材料をセットし、夜中も無人 で自動切断加工する。ところが夜中に起きて工場へ出社し、図14、図15に示 すようにワイヤーカット線16で切断加工途中に、その溝18内に接着剤4を塗 布、または、注入し、固めて型部品12の傾むきや、曲がり、落下を防止する作 業をしなければならない。放電加工機による切断加工というのは、ちょっとした 小物でも30分や1時間はかかる。又、大きい部品や複雑な部品になると4時間 や8時間もの長時間かかる場合もある。そのつど出社し接着剤で固めて接着する といった手間を要す欠点があった。休みの日などは、自分の時間が自由にならな いと共にコスト高にもなっていた。
【0004】 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、アルミ、真ちゆうなどの素材で、通電性を有した薄 いシート板1、1を二枚重ね合せ、縁2を接着し、そのシート板1、1との微少 な隙間3に接着剤4を塗布、または、注入し、密封状態とする。そして、接着剤 溜り部5を設ける。そして、一方のシート板1の外側の片面6に粘着剤7を塗布 し、長尺の接着テープ8を形成してロール状に巻き付けた通電性を有した接着テ ープを作る。
【0005】 また、接着テープ8において、途中で横方向に仕切り部分9を一定間隔で接着 して設け、その仕切り部分9の中心にミシン目10を設け、手で切り離し可能と したものでもよい。
【0006】 また、接着テープ8を初めからいろんな大きさのサイズ別に作り、シート板1 、1の周りの縁2全体を接着し、粘着剤7の上に剥離紙11を張り付けて、使用 する時は、サイズを選んで、剥離紙11をはがして使用できるものでもよい。
【0007】 また、接着テープ8をいろんな大きさのサイズに作り、何十枚も重ねて一冊の 本のように形成し、その接着テープ8を一枚づつはがして使用できるものでもよ い。
【0008】 〔作用〕 使用する時は、接着テープ8がロール状になっているから、引っぱり出して、 使用する面の大きさに合わせて、ハサミなどで切って、粘着剤7の面を型台13 の裏面14に張り付けて使用する。 ミシン目10を設けた接着テープは、手で切り離し使用する。又、剥離紙11 を張り付けた接着テープは、サイズを選んで、剥離紙11をはがして使用する。 又、本のように何十枚も重ね合わせた接着テープ8は、上や下から一枚づつ接着 テープ8をはがして使用する。
【0009】 シート板1、1を重ね合わせた隙間に接着剤を塗布、または、注入してあるが 、その隙間は微少なため、水分や空気に触れることで固まる瞬間接着剤を使用し ても切った部分、あるいは切れた部分の接着剤は固まるが、中まで水分や空気が 入ることはないので、中方にある接着剤は固まることはない。したがって、自由 にいろんな大きさに切って使用できる。 したがって、型部品と接着テープが同時に切断されていくと、その切断された 接着テープは、ワイヤーカット線の幅で切離されており、その溝の幅は0、2ミ リメートル程と小さく、接着テープは切断されても、すぐに接着液がでてきて、 切断された接着テープは接着剤で固まり、つながって型部品の傾むきや落下を防 止する作用がある。
【0010】 接着テープは、アルミや真ちゆうの素材を使用しており、通電性を有している ので、ワイヤーカット線で切断できる。
【0011】 〔実施例〕 実施例について図面を参照しながら説明すると、 第1実施例について説明すると、図1、図2において、素材がアルミや真ちゆ うなどの通電性を有した薄いシート板1、1を二枚重ね合せ、縁2を接着し、そ のシート板1、1の中に微少な隙間3を設けて、その隙間3内に接着剤4を塗布 、または、注入し、密封状態に接着剤溜り部5を設ける。そして、一方のシート 板1の外側の片面6に粘着剤7を塗布し、長尺の接着テープ8を形成し、その粘 着剤7を塗布した面を内側にしてロール状に巻き付けた構成としたものである。
【0012】 第2実施例について説明すると、図3において、接着テープ8の途中の横方向 に仕切り部分9を一定間隔で接着して設け、その仕切り部分9の中心にミシン目 10を設け、手で切り離し可能とした接着テープ8を構成したものである。
【0013】 第3実施例について説明すると、図4、図5において、接着テープ8を初めか ら、いろんな大きさのサイズ別に形成して、粘着剤7を塗布した面に剥離紙11 を張りつけて、使用する時に剥離紙11をはがして使用できる構成にしたもので ある。
【0014】 第4実施例について説明すると、図6において、接着テープ8を初めから、い ろんな大きさのサイズに作り、何十枚も重ねて一冊の本のようにして形成し、そ の接着テープ8を上、または、下より一枚づつはがして使用できる構成にしたも のである。
【0015】 〔考案の効果〕 本考案は、上述のとおり構成されているから、次の記載する効果がある。 (イ) 切断される型部品や型台が傾むいたり、曲がったり、落下を防止できる 。したがって、不良品がでなくなる。 (ロ) 接着テープは必要に応じて自由に必要な大きさに切って使用できるので 無駄が少ない。 (ハ) シート板1、1の微少な隙間に接着剤を塗布、または、注入してあるの で、ハサミで切っても、ワイヤーカット線で切断されても、中まで水分や 空気が入らないので、その切った部分の接着剤は固まるが、中方の接着剤 は固まらない。したがって、接着テープを切って使っても、残っている部 分は次々と使用できる。 (ニ) 構成が簡単であり、量産可能であり安く作れる。 (ホ) 休日や夜中に出社することがなくなり、大巾にコストダウンにつながる 。 (ヘ) したがって、切断加工は完了まで人手が不用となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す全体斜図
【図2】本考案の第1実施例を示すもので、図1中A−
A線の拡大断面図
【図3】本考案の第2実施例を示す一部分の平面図
【図4】本考案の第3実施例を示す全体平面図
【図5】本考案の第3実施例を示すもので、図4中B−
B線の拡大断面図。一部はがした状態を示す。
【図6】本考案の第4実施例を示す一部分の拡大断面
図。一部はがした状態を示す。
【図7】本考案の使用例を示す型部品の斜面図。
【図8】本考案の例用例を示す型台の斜面図。
【図9】本考案の例用例を示す下面図。
【図10】本考案の使用例を示す斜面図。
【図11】本考案の例用例を示すもので、図10中C−
C線の拡大断面図。
【図12】本考案の使用例を示すもので、図10中の一
部分をさらに拡大した断面図。
【図13】従来の使用例を示すもので、切断された型部
品が傾むいた状態と、落下した状態を示す断面図。
【図14】従来の使用例を示すもので、切断される状態
と、その切断された溝に接着剤を塗布した状態を示す斜
面図。
【図15】従来の使用例を示すもので、図14中D−D
線の拡大断面図。
【符号の説明】
1 シート板 2 縁 3 隙間 4 接着剤 5 接着剤溜り部 6 片面 7 粘着剤 8 接着テープ 9 仕切り部分 10 ミシン目 11 剥離紙 12 型部品 13 型台 14 裏面 15 通し孔 16 ワイヤーカット線 17 矢印 18 溝 19 点線部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09J 7/02 JLH

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材がアルミ、真ちゆうなどの通電性を
    有したシート板1、1を重ね合わせて、緑2を接着し、
    そのシート板1、1の隙間内に接着剤4を塗布、また
    は、注入し、一方のシート板1の外側の片面6に粘着剤
    7を塗布し、長尺の接着テープ8を形成してロール状に
    巻き付けて成る通電性を有した接着テープ。
  2. 【請求項2】 接着テープ8の途中で横方向に一定間隔
    で仕切り部分9を設けて接着し、その仕切り部分9にミ
    シン目10を設けて成る請求項1記載の通電性を有した
    接着テープ。
  3. 【請求項3】 接着テープ8をいろんな大きさのサイズ
    に作り、シート板1、1の周りの縁2全体を接着し、粘
    着剤7の上に剥離紙11を張り付けて成る請求項1記載
    の通電性を有した接着テープ。
  4. 【請求項4】 接着テープ8をいろんな大きさのサイズ
    に作り、何十枚も重ねて一冊の本のようにして形成し、
    その接着テープ8を上、または、下よりはがして使用で
    きる構成より成る請求項1記載の通電性を有した接着テ
    ープ。
JP1994015856U 1994-11-07 1994-11-07 通電性を有した接着テープ Expired - Lifetime JP3010918U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994015856U JP3010918U (ja) 1994-11-07 1994-11-07 通電性を有した接着テープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994015856U JP3010918U (ja) 1994-11-07 1994-11-07 通電性を有した接着テープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3010918U true JP3010918U (ja) 1995-05-09

Family

ID=43146667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994015856U Expired - Lifetime JP3010918U (ja) 1994-11-07 1994-11-07 通電性を有した接着テープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3010918U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016132747A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 三菱電機株式会社 導電性熱剥離固定材、導電性熱剥離固定材を用いた部品の加工方法、及び導電性熱剥離固定材を用いた部品の加工方法に使用されるワイヤ放電加工機
JP2017088716A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 三菱電機株式会社 加熱剥離型粘着シート及び部品の製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016132747A (ja) * 2015-01-21 2016-07-25 三菱電機株式会社 導電性熱剥離固定材、導電性熱剥離固定材を用いた部品の加工方法、及び導電性熱剥離固定材を用いた部品の加工方法に使用されるワイヤ放電加工機
JP2017088716A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 三菱電機株式会社 加熱剥離型粘着シート及び部品の製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6756519B2 (en) Segmented product with dispensing tabs
US6382676B1 (en) Hang tab with detachable coupon portion
CA2272406C (en) Flat transdermal medicated self-adhesive patch
JP2513819B2 (ja) 研摩材料のパッケ―ジの構造体
JPH0618383Y2 (ja) 半導体製造工程用粘着ラベルシート
JP3010918U (ja) 通電性を有した接着テープ
JP3021645U (ja) 半導体製造工程用粘着シート
JP4400950B2 (ja) 多層ラベルおよびその製造方法
JPS6333944Y2 (ja)
JP3206610U (ja) 紙製包装体を複数回繰り返し再使用する包装及び開封装置
CN215712738U (zh) 胶纸
CN2340777Y (zh) 无剥离纸式的双面胶带
JP3299049B2 (ja) カッター付きロール収納カートン
JP3035795U (ja) 包装紙用シール材
JP3039024U (ja) 被包フィルム
JPH0357507Y2 (ja)
JPH0441404Y2 (ja)
JPH0740506Y2 (ja) プラスチック板保護膜
JP2732870B2 (ja) ブリスタ包装
JPS6313543B2 (ja)
TW593105B (en) Method and device for removing adhesive tape that seals an article without using knife
JP3003901U (ja) 複数個に分割可能なラベル
JPH0144447Y2 (ja)
JPH10191860A (ja) ゴキブリ捕獲器
JPH0723756U (ja) はがす時のタブを作りだすセロファン・テープ・ホルダー