JP3009703U - ヘアクリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】貴金属素材を使用して美しく飾ることができる
ようにしたヘアクリップに関する。 【構成】貴金属素材からなる板材を長さ方向のほぼ中間
で所定の径で折り曲げるとともに、板材の長さ方向に沿
ってリブを形成し、さらに上記折り曲げ部にもリブを形
成したことを特徴とする。 【効果】貴金属素材を使用して美しく飾ることができる
上、使用中に弾性力が弱まって髪を挟着する力が低下す
るおそれがなく、長期間にわたって使用できるヘアクリ
ップを提供することができるようになった。また、加工
が容易で量産することができ、しかも構造が簡単でかつ
安価に提供することができるようになった。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案はヘアクリップに関し、特に貴金属素材を使用して美しく飾ることが できるようにしたヘアクリップに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のヘアクリップとしては、バネ弾性を有する金属素材や合成樹脂素材を、 長さ方向のほぼ中間で折り曲げて形成したものがほとんどであり、折り曲げた素 材間で髪を束ねるようになっていた。

【０００３】 また、把持部の一端を軸着し、さらに軸着部分の反対側につまみを形成した上 、軸着部分にコイル状のバネを介装して把持部を挟着方向に付勢するようにした ものも知られている。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来例のヘアクリップにおいては、貴金属素材を使用して 美しく飾ることができるようにしたものがほとんどなかったため、その改善が望 まれていた。

【０００５】 そこで本考案者が種々検討した結果、単に貴金属素材としてバネ弾性を備えた ものを使用し、この貴金属素材からなる板材を長さ方向のほぼ中間で折り曲げて 形成しただけでは、充分な挟着力が得られない上、使用中に弾性力が弱まって髪 を挟着する力が低下し、使用に耐え得なくなってしまうという欠点があった。

【０００６】 この考案のヘアクリップは従来例の上記問題点を解決しようとするもので、貴 金属素材を使用して美しく飾ることができる上、使用中に弾性力が弱まって髪を 挟着する力が低下するおそれがなく、長期間にわたって使用できるヘアクリップ を提供しようとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

すなわちこの考案のヘアクリップは、貴金属素材からなる板材を長さ方向のほ ぼ中間で所定の径で折り曲げるとともに、板材の長さ方向に沿ってリブを形成し 、さらに上記折り曲げ部にもリブを形成したことを特徴とするものである。

【０００８】

【作用】

この考案のヘアクリップは上記のように構成したので、貴金属素材を使用して 美しく飾ることができる上、使用中に弾性力が弱まって髪を挟着する力が低下す るおそれがなく、長期間にわたって使用できるヘアクリップを提供することがで きるようになった。

【０００９】 また、加工が容易で量産することができ、しかも構造が簡単でかつ安価に提供 することができるようになった。

【００１０】

【実施例】

以下にこの考案によるヘアクリップの一実施例を図面とともに詳細に説明する 。

【００１１】 図１ないし図３において、１はヘアクリップを示すものである。このヘアクリ ップ１は貴金属素材からなる板材２を長さ方向のほぼ中間で所定のループ（径） ３を描くように折り曲げることによって形成されている。

【００１２】 また貴金属素材からなる板材２は、図４のようにその長さ方向に沿ってリブ４ が形成されている。このリブ４は、板材２の幅にもよるが、板材２の長さ方向に 沿って１条から数条、プレス等によって形成することができる。もちろんこのリ ブ４は、板材２を長さ方向のほぼ中間で所定のループ３を描くように折り曲げる 前に形成することが望ましい。

【００１３】 上記リブ４は、上記板材２の長さ方向のほぼ中間で折り曲げて形成したループ ３にも、同様に形成されている。このループ３部分のリブ４は、板材２に形成し たリブ４をそのまま延長して形成することができる。もちろん、板材２に形成し たリブ４とは別に形成することもできるが、その場合には板材２に形成したリブ ４と端部において重なり合わせる必要がある。

【００１４】 上記リブ４をループ３部分にも形成することにより、使用中に弾性力が弱まっ て髪を挟着する力が低下するおそれがなくなった。

【００１５】 ５は真珠等からなる飾りで、芯６を立ててその芯６を板材２の一端にロー付け したものである。このロー付けは板材２の弾性を損なうおそれがあるので、板材 ２を長さ方向のほぼ中間で所定のループ３を描くように折り曲げる前に行なって おけばよい。

【００１６】 この考案のヘアクリップ１の使用に際しては、通常のヘアクリップと同様の方 法で使用することができる。

【００１７】

【考案の効果】

この考案のヘアクリップは上記のように構成したので、貴金属素材を使用して 美しく飾ることができる上、使用中に弾性力が弱まって髪を挟着する力が低下す るおそれがなく、長期間にわたって使用できるヘアクリップを提供することがで きるようになった。

【００１８】 また、加工が容易で量産することができ、しかも構造が簡単でかつ安価に提供 することができるようになった。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案のヘアクリップの１実施例を示す側面
図である。

【図２】その縦断面図である。

【図３】その拡大横断面図である。

【図４】板材の展開図である。

【符号の説明】

１ ヘアクリップ ２ 板材 ３ ループ ４ リブ ５ 飾り ６ 芯

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 貴金属素材からなる板材を長さ方向のほ
   ぼ中間で所定の径で折り曲げるとともに、板材の長さ方
   向に沿ってリブを形成し、さらに上記折り曲げ部にもリ
   ブを形成したことを特徴とするヘアクリップ。