JP3009686U - 閉塞鍛造用ストローク差動装置 - Google Patents

閉塞鍛造用ストローク差動装置

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JP3009686U JP1994011686U JP1168694U JP3009686U JP 3009686 U JP3009686 U JP 3009686U JP 1994011686 U JP1994011686 U JP 1994011686U JP 1168694 U JP1168694 U JP 1168694U JP 3009686 U JP3009686 U JP 3009686U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単であり、かつ耐久性に優れた閉塞
鍛造用ストローク差動装置の提供にある。 【構成】 上プレート1の下降により下降する楔部材55
を備える。中間プレート3に水平方向スライド可能とし
てスライド部材60を付設する。スライド部材60に第1・
第2ローラ65, 66を付設する。第1ローラ65は楔部材55
の第1勾配カム面58を転動し、第2ローラ66は固定カム
部材67の第2勾配カム面68を転動する。第1勾配カム面
58と第2勾配カム面68が鉛直線Lと成す角度を各々第1
角度θ1 と第2角度θ2 とすれば、その正接の比を
(1:2)に設定している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は閉塞鍛造用ストローク差動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、閉塞鍛造においては、上下一対のパンチを常に同一比率の速度でもっ て夫々ダイス内を型割り面に向かって相対的に前進させる必要があった。
【0003】 そのため、従来では、例えば、特公平2− 27080号記載のプレス機械の金型装 置に示される差動機構や、特公平3− 39771号記載の閉塞鍛造用金型装置に示さ れる差動機構等が考案されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、特公平2− 27080号記載の差動機構としては、ピニオン・ラック機 構やパンタグラフ機構であり、また、特公平3− 39771号記載の差動機構はパン タグラフ機構であった。
【0005】 従って、このような従来のものでは、全体構造が極めて複雑であり、強度的に も問題があった。
【0006】 そこで、本考案では、構造が簡単であり、かつ、耐久性に優れる閉塞鍛造用ス トローク差動装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係る閉塞鍛造用ストローク差動装置は 、上下動自在な上プレートの下面に押圧ピンを垂下すると共に、該押圧ピンの下 方位置に第1勾配カム面を有する上下動自在の楔部材を該押圧ピンと当接分離自 在に配設し、かつ、上下動可能な中間プレートに水平方向スライド可能としてス ライド部材を付設すると共に、該スライド部材に、上記楔部材の下降により上記 第1勾配カム面に転動しつつ該スライド部材を水平方向にスライドさせる第1ロ ーラを付設し、さらに、第2勾配カム面を有する固定カム部材を下プレート2側 に付設すると共に、上記スライド部材に、該スライド部材の水平方向のスライド により上記固定カム部材の第2勾配カム面に転動しつつ上記中間プレートを下降 させる第2ローラを付設し、さらに、上記第1勾配カム面と第2勾配カム面が鉛 直線と成す角度を各々第1角度と第2角度とすれば、その正接の比が(1:2) に設定されている。 また、下プレートに、柱部材が立設され、該柱部材の上端が水平バーにて連結 されると共に該水平バーが中間プレートより上方位置に配設され、さらに、上記 柱部材と水平バーとのコーナ部に、正面視三角形形状の固定カム部材が固定され ている。 また、中間プレートに、2つのスライド部材が、楔部材に関して左右対称に配 設されている。
【0008】
【作用】
上プレートが上昇位置にあるときは、押圧ピンが楔部材から離間し、該楔部材 は、第1勾配カム面がスライド部材に付設された第1ローラに当接した宙吊り状 態となる。上プレートを下降させて押圧ピンが第1カム面を有する楔部材の上端 面に当接すれば、その楔部材が下降する。楔部材が下降すれば、第1ローラが第 1カム面に転動しつつスライド部材を水平方向にスライドさせる。
【0009】 スライド部材が水平方向にスライドすれば、該スライド部材に付設された第2 ローラが固定カム部材の第2勾配カム面に転動し、該スライド部材が下降して、 該スライド部材が付設された中間プレートも下降する。なお、柱部材と水平バー とのコーナ部に、正面視三角形形状の固定カム部材が固定されているものでは、 構造が簡単であるうえ、固定カム部材の第2勾配カム面が動かないように確実に 固定できる。また、中間プレートに、2つのスライド部材が、楔部材に関して左 右対称に配設されているものでは、2つのスライド部材が同一速度で下降するた め、中間プレートはバランス良く水平に下降する。
【0010】 また、第1勾配カム面と第2勾配カム面が鉛直線と成す角度を各々第1角度と 第2角度とすれば、その正接の比が(1:2)に設定されるので、該楔部材の下 降量の1/2だけ中間プレートが下降する。
【0011】 即ち、上プレートが1だけ下降すれば、中間プレートが1/2だけ下降するこ とになる。
【0012】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づいて本考案を詳説する。
【0013】 図1と図2は本考案に係るストローク差動装置を使用した閉塞鍛造用金型装置 を示し、この金型装置は、上下動自在な上プレート1と、固定された下プレート 2と、該上下プレート1,2間に介在されて上下動可能な中間プレート3と、を 備える。
【0014】 しかして、上プレート1には、ピストン室4が形成される。即ち、上プレート 1に上壁5aを有する筒体5が嵌着され、この筒体5に、上パンチプレート6が 内装され、この筒体5と上パンチプレート6とでもって形成される空室が、ピス トン室4とされる。また、ピストン室4には、環状のピストン7が収納され、ピ ストン7には、周方向に沿って配設されるロッド8…が垂下されている。なお、 上プレート1の下面1aには、カバー部材9が固着され、ロッド8…はカバー部 材9に設けられた貫通孔に上下動自在に挿通されている。
【0015】 また、ロッド8の下端には、上ダイス10が取付けられる。上ダイス10は、円盤 状の第1部材10aと、該第1部材10aの下面の凹所に嵌合される第2部材10bと からなる。第1部材10aは大径部11と小径部12とからなり、その下面外周縁に、 リング状の突出片部13が形成されている。
【0016】 そして、第2部材10bには、成形型部14が形成され、第1部材10aの下面及び 第2部材10bの下面をもって合わせ面15が形成される。
【0017】 また、上プレート1の下面1aには、上ダイス10の大径部11が収納される筒体 16が固着され、この筒体16には、上ダイス10の小径部12が上下動自在に嵌合する 貫孔を有するリング体17が取付けられている。
【0018】 しかして、上パンチプレート6には、ノックアウトバー18が挿通され、このノ ックアウトバー18の大径部19からは上パンチ20が垂下されている。即ち、大径部 19は、カバー部材9の貫孔に上下動自在として嵌合され、上パンチ20は、上ダイ ス10の第1・第2部材10a, 10bの貫通孔に上下動自在として挿通される。なお 、大径部19には、膨出部21が連設され、ノックアウトバー18が図3と図4に示す ように、上昇して大径部19の上面19aが上パンチプレート6に当接する際には、 該膨出部21が、上パンチプレート6の孔部22に嵌合する。
【0019】 上ダイス10の上面には、凹部23が形成され、この凹部23に、上パンチ20に外嵌 されるコイルスプリング等の弾発部材24が嵌合される。
【0020】 そして、上プレート1の下面1aには、押圧ピン25が垂下される。この押圧ピ ン25は、図2に示すように、例えば、上プレート1の後端側に配設され、大径基 部25aと、該基部25aから突出される押圧部25bと、からなる。
【0021】 次に、下プレート2は、上プレート1と同様、ピストン室26が設けられる。即 ち、下プレート2に下壁27aを有する筒体27が嵌着され、この筒体27に、下パン チプレート28が内装され、この筒体27と下パンチプレート28とでもって形成され る空室が、ピストン室26とされる。また、ピストン室26には、環状のピストン29 が収納され、ピストン29には、周方向に沿って配設されるロッド30…が立設され ている。そして、下プレート2の上面2aには、カバー部材31が固着され、ロッ ド30…はカバー部材31に設けられた貫通孔に挿通される。
【0022】 また、ロッド30の上端には、下ダイス32が固着されている。下ダイス32は、円 盤状の第1部材32aと、該第1部材32aの上面の凹所に嵌合される第2部材32b と、からなる。そして、第2部材32bには、成形型部33が形成され、第1部材32 aの上面及び第2部材32bの上面にて合わせ面34が形成される。
【0023】 しかして、下パンチプレート28には、ノックアウトバー35が挿通され、このノ ックアウトバー35の大径部36から下パンチ37が連設される。また、ノックアウト バー35の大径部36はカバー部材31の貫孔に上下動自在に嵌合され、この大径部36 の下面に、膨出部38が形成され、ノックアウトバー35が図3と図4に示すように 、大径部36の下面36aが下パンチプレート28の上面に当接した際に、膨出部38が 下パンチプレート28の孔部39に嵌合する。
【0024】 また、下パンチ37が下ダイス32の第1部材32a及び第2部材32bに上下動可能 に挿通される。
【0025】 ところで、下ダイス32は、中間プレート3に嵌着される。即ち、中間プレート 3の中央部に大径部と中径部と小径部とからなる孔部40が設けられ、第1部材32 aの外周面に設けられた突出部41が孔部40の中径部に嵌合されると共に、孔部40 の大径部には、抜止め用のリング体42が嵌合される。
【0026】 従って、下ダイス32は中間プレート3に一体化されて、中間プレート3の上下 動にともなって下ダイス32が上下動する。
【0027】 また、中間プレート3の下面3aには、平板体43が取付けられ、この平板体43 の貫通孔を介して、ロッド30…が下ダイス32に取付けられる。平板体43は、その 外周が、中間プレート3から垂下されるリング体44にて包囲される。
【0028】 そして、平板体43には貫通孔45が設けられると共に、下ダイス32の下面には孔 部46が形成され、この貫通孔45及び孔部46に下パンチ37に外嵌されるコイルスプ リング等の弾発部材47が嵌合される。
【0029】 なお、下プレート2には貫通孔48が設けられ、この貫通孔48には、中間プレー ト3から垂下されるロッド49が挿入される。また、下プレート2には、ピン50が 立設され、該ピン50の頭部50aが中間プレート3の上面に設けられた孔部51に嵌 合される。
【0030】 しかして、押圧ピン25の下方位置には、該押圧ピン25にて押圧されて下降する 楔部材55が配設される。楔部材55は、図1に示すように、正面視台形状の第1部 56aと該第1部56aに連設される正面視矩形状の第2部56bとからなる本体56と 、該本体56の下端に付設される平板体57と、からなる。
【0031】 そして、楔部材55の第1部56aの側面が第1勾配カム面58とされる。楔部材55 の第2部56bは、中間プレート3に設けられた挿通孔59に遊嵌状に挿入される。 挿通孔59は、側面が所定角度で傾斜している第1部59aと、断面矩形状の第2部 59bと、からなる。
【0032】 また、中間プレート3には、楔部材55に関して左右対称に配設されて夫々水平 方向に往復動する2つのスライド部材60,60が付設される。スライド部材60は、 図1と図2に示すように、一対のスライド板61, 61と、該スライド板61,61の中 間部を連結する連結部62と、からなる。そして、スライド板61, 61の外面下端に 、突条部63, 63が設けられ、この突条部63, 63が、中間プレート3に固着された ガイド部材64に水平方向スライド自在として嵌合している。
【0033】 また、スライド部材60のスライド板61, 61間には、第1・第2ローラ65, 66が 回転自在に枢支されている。そして、第1ローラ65が、楔部材55の第1勾配カム 面58に転動すると共に、第2ローラ66が下プレート2側に付設される固定カム部 材67の第2勾配カム面68に転動する。
【0034】 即ち、下プレート2には、柱部材69, 69が立設され、柱部材69, 69の上端が水 平バー70にて連結される。そして、この柱部材69と水平バー70とのコーナ部に、 正面視三角形形状の上記固定カム部材67が固定される。
【0035】 また、水平バー70には、楔部材55の上部が遊嵌状に挿入される貫通孔74が形成 されて、図2に示すように、中間プレート3が上方へ上昇した状態において、図 1に示すように、楔部材55の上面55aが水平バー70の上面と略同一に設定され、 第1ローラ65が楔部材55の第1勾配カム面58に当接し、第2ローラ66が固定カム 部材67の第2勾配カム面68に当接している。
【0036】 ところで、上プレート1のピストン室4の圧力と下プレート2のピストン室26 の圧力とは同一に設定され、図2に示すように、中間プレート3が最大に上昇し た状態で停止すると共に、上ダイス10が最大に下降した状態に保持される。
【0037】 即ち、第1ローラ65が第1勾配カム面58に当接し、第2ローラ66が第2勾配カ ム面68に当接し、スライド部材60が停止状態となり、これにより、楔部材55が上 述の位置に保持される。
【0038】 なお、中間プレート3には、図1に示すように、切欠き部71, 71が形成され、 この切欠き部71, 71を介して、柱部材69が立設され、水平バー70が中間プレート 3より上方位置に配設される。
【0039】 ところで、第1勾配カム面58と第2勾配カム面68が鉛直線Lと成す角度を各々 第1角度θ1 と第2角度θ2 とすれば、その正接の比が(1:2)とされる。具 体的には、第1角度θ1 は26°33′54″とし、第2角度θ2 は45°とされる。
【0040】 次に、上述の如く構成されたストローク差動装置を使用した閉塞鍛造用金型装 置の使用方法を説明する。
【0041】 図2に示すように、中間プレート3を上昇させると共に、上ダイス10を下降さ せた状態とし、かつ、上パンチ20及び下パンチ37を引込めた状態とする。そして 、この状態にて、図3に示すように、柱状の素材72を下ダイス32の成形型部33に 載置する。
【0042】 この状態で、上プレート1を下降させ、図3に示すように、上ダイス10の合わ せ面15を下ダイス32の合わせ面34に当接させる。この状態では、上ダイス10の突 出片部13と上面(つまり、合わせ面15)とで形成される凹所73に下ダイス32の上 端部が嵌合する。この状態で上プレート1の下面1aの押圧ピン25が楔部材55の 上面55aに当接する。
【0043】 この状態からさらに上プレート1を下降させれば、図1の右半分に示すように 、押圧ピン25が楔部材55を矢印Aの如く下方へ押圧する。
【0044】 楔部材55が矢印Aの如く押圧されれば、第1ローラ65が第1勾配カム面58に当 接しているので、該第1ローラ65が第1勾配カム面58を転動しつつスライド部材 60を矢印B方向へ押圧する。スライド部材60が矢印B方向へ押圧されれば、第2 ローラ66が固定カム部材67の第2勾配カム面68に当接しているので、該第2ロー ラ66は第2勾配カム面68を転動しつつスライド部材60を矢印Cの如く下降へ押圧 する。スライド部材60が矢印Cの如く下降へ押圧されれば、中間プレート3が矢 印Cの如く下降する。
【0045】 ところが、この場合、第1勾配カム面58と第2勾配カム面68の正接の比を(1 :2)としているので、上プレート1の下降速度をV0 とすると共に、中間プレ ート3の下降速度をV3 とすれば、V3 =1/2V0 となる。また、上パンチ20 の速度をV1 とし、下パンチ37の速度をV2 とすれば、V1 =V2 となる。
【0046】 従って、上下ダイス10, 32の下降量に対して上パンチ20の下降量は2倍となり 、上プレート1の下降により、中間プレート3が下降しつつ上パンチ20と下パン チ37とで、素材72が矢印E,Fの如く押圧され、製品75が形成される。
【0047】 この際、合わせ面15, 34が一定の押圧力で当接しつつ下降すると共に、上パン チ20の矢印E方向の押圧力と下パンチ37の矢印F方向の押圧力とが同一となり、 素材72に作用する上下の押圧が同一となって、成形型部14, 33に正確に嵌合して 高精度の製品を形成することができる。
【0048】 製品75を形成した後は、上プレート1を上昇させて、中間プレート3を上昇さ せ、さらに、上プレート1を上昇させて上ダイス10を下ダイス32から離間させて 、図2に示す状態とし、製品75を取出せば、閉塞鍛造作業が終了する。
【0049】 ところで、上プレート1は、例えば、上下動自在なスライドブロックに付設さ れ、また、このスライドブロックには、タイミングノックアウトピンが付設され 、このタイミングノックアウトピンが上下動して、ノックアウトバー18及び上パ ンチ20が上下動する。
【0050】 また、下プレート2は、ベースに付設され、また、このベースには、ダイノッ クアウトピンが付設され、このダイノックアウトピンが上下動して、ノックアウ トバー35及び下パンチ37が上下動する。
【0051】 なお、本考案は上述の実施例に限定されず、例えば、楔部材55を上プレート1 と独立したものとせずに、上プレート1の下面1aに設けるも自由である。この 場合、押圧ピン25を省略することができる。
【0052】 また、楔部材55の配置位置としても、上下ダイス10, 32を邪魔しない位置に設 けることができる。
【0053】
【考案の効果】
本考案は上述の如く構成されているので、次に記載する効果を奏する。
【0054】 請求項1記載の閉塞鍛造用ストローク差動装置によれば、全体構造が極めて簡 単であって、故障が少なくなる。特に、中間プレート3と下プレート2と楔部材 55を1つのユニット状に形成できるため、プレス装置への設置や交換が容易とな ると共に、楔部材55等の部品の交換等も楽に行うことができる。また、強度的に 優れ、耐久性に富む。かつ、従来の閉塞鍛造用金型装置の設備を利用することが でき、コスト高とならない。
【0055】 請求項2記載の閉塞鍛造用ストローク差動装置によれば、製造が容易となると 共に、十分な強度及び剛性が得られる。
【0056】 請求項3記載の閉塞鍛造用ストローク差動装置によれば、楔部材55及び中間プ レート3をバランス良くスムースに下降させることができ、装置の故障や成型不 良の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面正面図である。
【図2】断面側面図である。
【図3】上ダイスと下ダイスとを合わせた状態の断面図
である。
【図4】製品形成状態の断面図である。
【符号の説明】
1 上プレート 1a 下面 2 下プレート 3 中間プレート 25 押圧ピン 55 楔部材 58 第1勾配カム面 60 スライド部材 65 第1ローラ 66 第2ローラ 67 固定カム部材 68 第2勾配カム面 69 柱部材 70 水平バー θ1 第1角度 θ2 第2角度

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下動自在な上プレート1の下面1aに
    押圧ピン25を垂下すると共に、該押圧ピン25の下方位置
    に第1勾配カム面58を有する上下動自在の楔部材55を該
    押圧ピン25と当接分離自在に配設し、かつ、上下動可能
    な中間プレート3に水平方向スライド可能としてスライ
    ド部材60を付設すると共に、該スライド部材60に、上記
    楔部材55の下降により上記第1勾配カム面58に転動しつ
    つ該スライド部材60を水平方向にスライドさせる第1ロ
    ーラ65を付設し、さらに、第2勾配カム面68を有する固
    定カム部材67を下プレート2側に付設すると共に、上記
    スライド部材60に、該スライド部材60の水平方向のスラ
    イドにより上記固定カム部材67の第2勾配カム面68に転
    動しつつ上記中間プレート3を下降させる第2ローラ66
    を付設し、さらに、上記第1勾配カム面58と第2勾配カ
    ム面68が鉛直線Lと成す角度を各々第1角度θ1 と第2
    角度θ2 とすれば、その正接の比が(1:2)に設定さ
    れていることを特徴とする閉塞鍛造用ストローク差動装
    置。
  2. 【請求項2】 下プレート2に、柱部材69, 69が立設さ
    れ、該柱部材69, 69の上端が水平バー70にて連結される
    と共に該水平バー70が中間プレート3より上方位置に配
    設され、さらに、上記柱部材69と水平バー70とのコーナ
    部に、正面視三角形形状の固定カム部材67が固定されて
    いる請求項1記載の閉塞鍛造用ストローク差動装置。
  3. 【請求項3】 中間プレート3に、2つのスライド部材
    60,60が、楔部材55に関して左右対称に配設されている
    請求項1記載の閉塞鍛造用ストローク差動装置。
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