JP3009250U - ウインカー連動用注意強調ブザー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車の方向転換時に於いて、ウインカー燈４
の点滅中にブザーボタン６に連動して鳴るブザー１を、
車体の左右両側面に各々新設して、運行上の安全度を高
める。 【構成】 本考案ブザー１を、従来ウインカー４に並
列に接続Ａ・Ｂして、ウインカースイッチ３に連動する
状態にすると共にその接続Ａ・Ｂ間にリレー部２を設け
て電流を切断する。 レリー部２は、従来ブザーボタン６に連動する様、
従来ブザー５に並列に接続Ｃ・Ｄする。この様にして、
両者３・５のスイッチが入った時に本考案ブザーが鳴る
様にする。 このブザーを自動車の前方側面の左右に、それぞれ
斜め後方に音が出る様に設ける。 赤色の強調ランプ７を本案ブザー１に連動させて、
益々効果が高まる様にする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自動車の方向転換時に於いて、ウインカー燈４の点滅中にブザーボ タン６に連動して鳴るブザー１を、車体の左右両側面に各々新設するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、自動車にはブザー５はあったが、単に前方に鳴らすものがほとん どであり又、方向転換時にウインカーだけに連動して鳴るブザーや、合成音を出 すもの、ターンシグナル式のもの等はあったが、これらのものはウインカー燈点 滅の間中鳴り続ける為騒がしく又、的を得た注意の促しには不十分であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題点】

本考案は安全性を高める為、この様な欠点のない方向転換用のブザーを開発し て、左折時の巻き込み事故や、車線減少に伴う合流しようとする時、車線変更時 、追い越し時・停車から走行車線に入る時に起こる接触事故等、悲惨な交通事故 の防止に寄与すると共に、交通の流れもスムーズにする為に考案されたものであ る。 それには下記の条件を満たしている事が重要であると考え開発に専念した。 方向変換時は、その前後に平行している対車両・バイク・自転車・歩行者 等に神経が集中し、その上、ハンドル切り操作も加わる為に、とっさの時、操作 方法が変わると戸惑いが生じて危険であるから（１秒間の遅れでも５〜２０Ｍの 距離差が生じる）運転者は従来から習慣化された反射的に行えるブザーボタン６ の押し方である事。 特にブザーボタン６を押す時は、とつさの時が多く、したがつて操作が 複雑にならない事。 必要以上に騒がしくならない事。運転者が適宣に鳴らせる事。 構造が簡単で、故障が極少で且つ既存の車両の回路に容易に取りつけられ る事等である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

解決手段を図面中の回路図を追い乍ら説明すると、従来回路に対し 本考案ブザー１を、従来ウインカー４に並列に接続Ａ・Ｂして、ウイン カースイッチ３に連動する状態にすると共にその接続Ａ・Ｂ間にリレー部２を設 けて電流を切断する。 レリー部２は、従来ブザーボタン６に連動する様、従来ブザー５に並列 に接続Ｃ・Ｄする。この様にして、両者３・５のスイッチが入った時に本考案ブ ザーが鳴る様にする。 このブザーを自動車の前方側面の左右に、それぞれ斜め後方に音が出る 様に設ける。 赤色の強調ランプ７を本案ブザー１に連動させて、益々効果が高まる様 にする。

【０００５】

【作用】

本考案はこの様な構造であるから、例えば 走行中、左折しようとする時は、従来通りに前もってウインカースイッ チ３を左側に切り替えて、左側ウインカー燈４で点滅表示するが、この時本案ブ ザーは通電状態となり、左側に平行するバイク・自転車・歩行者・等がいて危険 を感ずる状況にある時は従来通りブザーボタン６を押すと、リレー部２はブザー ボタン６から通電してオンになり従来ブザー５と共に本案ブザー１が鳴り、従来 に比べてより明確に相手に注意を促す事が出来る。この時、本案の右側ブサーは 鳴らない。 又、左側へ車線変更する時も同じ要領である。 走行中、右側へ車線変更しようとする時は従来通り、ウインカースイッ チ３を右側に切り替えて、右側ウインカー燈４で点滅表示するが、この時本案ブ ザー１は通電状態となり、右側に平行する後続車両がいて危険を感ずる状況にあ る時は従来通りブザーボタン６を押すと、リレー部２はブザーボタン６に連動し てオンになり、従来ブザー５と共に本案ブザー１が鳴り、後続車に対しより明確 に注意を促す事が出来る。この時、本案の左側ブザー１は鳴らない。又、停車し ていて発進し、右側走行車線に入ろうとする時も同じ要領である。 前の車両を追い越そうとする時は、従来通り前もってウインカー表示し て隣の車線に入り（この時も必要に応じて本案ブザー１を鳴らす） 追い越しを終わって前車両の前に入ろうとする時はウインカー表示と共に、前 車両に対して有り難うの手合図と一緒にお礼と注意の促しを兼ねた本案ブザー音 を鳴らす事が出来る。この時も反対側本案ブザー１は鳴らない。 車線減少に伴い合流しようとする時も、ウインカー表示と共に本案ブザ ー音と手合図でスムーズに合流できる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案ブザーは、接続Ａ−Ｂ間に設けたリレー部２を、ブザーボタンに連動 させた極めて簡単な構造で、ウインカーとブザーの両者と連動させる事が出来 、既存の車両の回路に容易に接続取り付けが出来その結果、運転者は手慣れた従 来操作のままで、左右の本考案ブザーをそれぞれに使い分ける事を可能にした。 この本考案ブザーは、左折・右折・車線変更・停車から発進して走行車線に 入る時・合流しようとする時等、広範囲に利用でき左折時の悲惨な巻き込み事故 や車線変更時の接触事故の防止等、従来にない安全性を高める効果があり、その 上安価に製造でき、車両の回路にも容易に接続出来る等、その利用価値は極めて 高いものがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】自動車回路に本考案ウインカー連動用注意強調
ブザー１を接続した回路図。

【図２】赤色の強調ランプ７を連動させたウインカー連
動用注意強調ブザー１の平面図。

【符号の説明】

１は本考案のウインカー連動用注意強調ブザー２はリレ
ー ３はウインカー切 り替えスイッチ ４はウインカー燈 ５は従来ブザー ６は従来ブザーボタン ７は本考案のウインカー連動用注意強調ブザーに連動さ
せた、赤色強調ランプ ８はハンドル Ａ・Ｂ・Ｃ・Ｄは、自動車の回路への接続点

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】１ 自動車の前部左右側面にそれぞれ設け
   たウインカー連動用注意強調ブザー１を、ウインカー切
   り替えスイッチ３に連動する様、ウインカー燈４に並列
   に接続Ａ・Ｂすると共に、その接続Ａ・Ｂ間にリレー部
   ２を設ける。 ２ リレー部２はブザーボタン６に連動する様、ブザー
   ５に並列に接続Ｃ・Ｄする。 以上の様に構成された、ウインカー連動用注意強調ブザ
   ー。
2. 【請求項２】ブザーの音色を、メロディー調、又は、小
   鳥の鳴き声調にした、請求項１のウインカー連動用注意
   強調ブザー。
3. 【請求項３】ウインカー燈内に納めた、請求項１のウイ
   ンカー連動用注意強調ブザー。
4. 【請求項４】赤色等の強調ランプと一体化した、請求項
   １のウインカー連動用注意強調ブザー。