JP3009222U - 瓦 - Google Patents

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JP3009222U
JP3009222U JP1994011656U JP1165694U JP3009222U JP 3009222 U JP3009222 U JP 3009222U JP 1994011656 U JP1994011656 U JP 1994011656U JP 1165694 U JP1165694 U JP 1165694U JP 3009222 U JP3009222 U JP 3009222U
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underlap
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JP1994011656U
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Inventor
昭彦 神谷
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株式会社三州石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排水手段への水の進入を防止または低減し、
屋根への漏水を確実に防止することが可能な瓦を提供す
る。 【構成】 基部の端部にアンダ−ラップ部とオ−バ−ラ
ップ部が形成された瓦であって、アンダ−ラップ部は隣
接する他の瓦のオ−バ−ラップ部と重なり係合するとと
もに排水手段が形成され、オ−バ−ラップ部は隣接する
他の瓦のアンダ−ラップ部と重なり係合するとともに排
水手段が形成され、アンダ−ラップ部および/またはオ
−バ−ラップ部の係合面において、前記排水手段よりも
基部側に位置するように排水手段への水の進入を防止ま
たは低減することが可能なストッパ−が基部と平行に延
びる突条として形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は瓦に関し、より詳しくは瓦上の雨水等の水を効果的に排水することが 可能な瓦に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、瓦については、図5乃至図7に示すような構造の瓦100が用いられて いた。すなわち、図5および図6に示すように、瓦の基部105の一端側にアン ダ−ラップ部110が形成され、他端側には隣接する瓦のアンダ−ラップ部と係 合可能なオ−バ−ラップ部120が形成されていた。また、図6に示すように、 かかるアンダ−ラップ部110およびオ−バ−ラップ部120にはそれぞれ雨水 等の水を排水するための排水手段113、123が形成されていた。 そして、図7に示すように、瓦を葺く際は、瓦100のアンダ−ラップ部11 0と、瓦100に隣接する瓦100aのオ−バ−ラップ部120aとが係合し、 瓦同士の接触部103より進入した水は排水手段113、123aによって排水 され、屋根に漏水することが防止されるものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の瓦100においては、進入する水の量が多い場 合には、前記した排水手段113、123によっては完全に排水し切れないこと があり、その結果、屋根に漏水するおそれがあった。 そこで、本考案の目的は、排水手段への水の進入を防止または低減し、上記し た屋根への漏水を確実に防止することが可能な瓦を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の考案は、基部の一端側にアンダ−ラッ プ部が形成され、前記基部の他端側にオ−バ−ラップ部が形成された瓦であって 、前記アンダ−ラップ部は、前記瓦を葺く際に前記アンダ−ラップ部に隣接する 他の瓦のオ−バ−ラップ部と重なり係合するとともに、前記他の瓦のオ−バ−ラ ップ部との係合面側には排水を可能とする排水手段が形成されており、前記オ− バ−ラップ部は、前記瓦を葺く際に前記オ−バ−ラップ部に隣接する他の瓦のア ンダ−ラップ部と重なり係合するとともに、前記他の瓦のアンダ−ラップ部との 係合面側には排水を可能とする排水手段が形成され、前記アンダ−ラップ部およ び/または前記オ−バ−ラップ部の係合面において前記排水手段よりも前記基部 側に位置するように前記排水手段への水の進入を防止または低減することが可能 なストッパ−が前記基部と平行に延びる突条として形成されていることを要旨と する。 また、請求項2の考案は、請求項1に記載の瓦であって、アンダ−ラップ部お よびオ−バ−ラップ部における排水手段が水を排水可能な突条からなることを要 旨とする。 また、請求項3の考案は、請求項1または請求項2に記載の瓦であって、スト ッパ−の基部側外表面が傾斜して形成されていることを要旨とする。
【0005】
【作用】
本考案においては、瓦同士の接触部から進入した水はストッパ−によって排水 される。すなわち、瓦の基部と平行に延びる突条として形成されたストッパ−に よって水は誘導されて排水される。また、例えば大雨の場合のように水の進入量 が多い場合は、ストッパ−で処理しきれなかった水のみが排水手段へ流れるので 、排水手段で十分に対応が可能となる。 さらに、ストッパ−の基部側外表面を傾斜させた場合、スットパ−による排水 効率が一層向上することとなる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1乃至図4に従って説明する。 図1および図2に示すように、本実施例の瓦1は、基部10および基部10の 両側部に設けられたアンダ−ラップ部30およびオ−バ−ラップ部40とを主体 としてなる。
【0007】 基部10は、瓦1の本体をなす部材であり、図1に示すように、方形状に形成 されており、その両側部にはそれぞれ桟側17およびエリ側19が形成されてい る。また、基部10の上端縁近傍には瓦1を葺くための釘穴15が適宜設けられ 、さらに瓦1を運搬する際に、瓦1を重ね合わせて積載するためのケン13が形 成されている。
【0008】 アンダ−ラップ部30は、瓦同士を相互に接触させて葺いた場合に、オ−バ− ラップ部40と係合して係合部23を形成する部材であり(図4参照)、図1お よび図2に示すように、基部10の側面部の下面(図2における下方向)より外 方に向けて突出して形成されている。 また、アンダ−ラップ部30の係合面43には突条31が突出形成されている 。 突条31は、係合部23において排水溝33を形成する部材であり、図1およ び図2に示すように、アンダ−ラップ部30の係合面43より上方に突出して形 成されるとともに基部10と平行に(図1において上下方向に)延びて形成され ている。なお、本実施例においては、排水手段として突条31を用いたが、例え ばアンダ−ラップ部30の係合面43に溝を凹設して排水手段としてもよい。 次に図1に示すように、アンダ−ラップ部30の側縁部および上縁部には、水 返し38が形成されている。水返し38は、図4に示す瓦同士の接触部21から 係合部23に進入した水がアンダ−ラップ部30を越えて、屋根に漏出するのを 防止するための部材である。また、図1に示すように、アンダ−ラップ部30の 下縁部25に水返し38が形成されていないのは、下縁部25を通じて水を瓦の 軒側(図3における下方向)に誘導して排水するためである。 次に、本実施例においては、図1および図2に示すように、ストッパ−35が 、アンダ−ラップ部30の係合面43において、突条31よりも基部10側に位 置するように形成されている。 ストッパ−35は、図4に示す基部10同士の接触部21から進入した水をせ き止めて下縁部25側に誘導して排水するための部材であり、アンダ−ラップ部 30の係合面43より上方に突出するとともに基部10と平行に(図1において 上下方向に)延びて形成されている。 また、ストッパ−35の基部10側の外表面は、図2および図4に示すように 、傾斜状に形成されている。これは、ストッパ−35による排水効率を向上させ るためである。 なお、本実施例においては、ストッパ−35はアンダ−ラップ部30の係合面 43側にのみ形成したが、排水効率を考慮してアンダ−ラップ部30と同時にオ −バ−ラップ部40側にも形成することが可能であり、さらにオ−バ−ラップ部 40側のみに形成してもよい。
【0009】 オ−バ−ラップ部40は、瓦1を相互に接触させて葺いた場合に、アンダ−ラ ップ部30と係合して係合部23を形成する部材であり(図4参照)、図1およ び図2に示すように、アンダ−ラップ部30が形成されている基部10の側面部 とは反対側の側面部の上方(図2における上方向)より外方に向けて突出して形 成されている。また、図2に示すように、オ−バ−ラップ部40の係合面44に は突条41が突出形成されている。 突条41は、アンダ−ラップ部30の突条31と同様に、図4に示す係合部2 3において排水溝33を形成する部材であり、図1および図2に示すように、オ −バ−ラップ部40の係合面44より下方に突出して形成されるとともに基部1 0と平行に(図1において上下方向に)延びて形成されている。 なお、アンダ−ラップ部30の場合と同様に、突条41のかわりにオ−バ−ラ ップ部40の係合面44に溝を凹設して排水手段としてもよい。
【0010】 かくして、本実施例の瓦1が形成される。 かかる瓦1は、屋根瓦としては勿論、例えば敷石用として用いられる瓦に使用 してもよい。 さらに、屋根用瓦においては、平瓦として桟瓦や軒瓦、袖瓦等に使用してもよ い。
【0011】 次に、本実施例の作用について説明する。 まず、屋根に瓦1を順次葺いていく。その際、図3に示すように、基部10の 桟側17とエリ側19とが接するように瓦同士を接触さて葺く。そして、図4に 示すように、瓦1のアンダ−ラップ部30が、隣接する他の瓦1aのオ−バ−ラ ップ部40aと重なりあい相互に係合し、係合部23を形成する。かかる係合状 態において、図4に示すように、アンダ−ラップ部30における突条31とオ− バ−ラップ部40aにおける突条41aとが相互に係合箇所にて排水手段として 機能する。 また、この時、アンダ−ラップ部30のストッパ−35が、接触部21近傍に 位置することとなる。 さて、瓦上に例えば雨水等の水がある場合、水は瓦同士の接触部21から係合 部23に進入する。ここで、通常の量の水であれば、ストッパ−35によって水 は基部10に沿って下縁部25側(図3参照)へと確実に排水される。 また、例えば大雨の場合のように水の量が多い場合であっても、その大半はス トッパ−35によって排水され、残りの水のみが突条31、41aによって形成 される排水溝33へと進入するため、排水溝33によって確実な排水が可能であ り、屋根への水の漏出が確実に防止される。 なお、アンダ−ラップ部30の上縁および側縁に形成された水返し38により 水が屋根へと漏出することは妨げられ、水返しの設けられていない下縁部25を 通じて軒方向へと水はスム−ズに誘導されていく。
【0012】 かくして、本実施例の瓦1を用いた場合、大雨の場合のように瓦上を流れる水 の量が多くても確実に排水が可能であり、屋根への水の漏出が生じることが防止 された。
【0013】
【考案の効果】
本考案においては、ストッパ−によって水は瓦の下方に誘導され、瓦伝いに軒 方向へ確実に排水することが可能である。また、例えば大雨の場合のように水の 進入量が多い場合は、ストッパ−で処理しきれなかった水のみが排水手段へ流れ るので、排水手段で十分に対応が可能となる。 さらに、ストッパ−の基部側外表面を傾斜させた場合には、スットパ−による 排水効率を一層向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の瓦の構造を示す平面図である。
【図2】実施例の瓦の構造を示す、図1におけるA−A
線断面図である。
【図3】実施例の瓦を葺いた状態を示す平面図である。
【図4】実施例の瓦同士を接触させた場合の構造を示
す、図3におけるB−B線断面図である。
【図5】従来の瓦の構造を示す平面図である。
【図6】従来の瓦の構造を示す、図5におけるC−C線
断面図である。
【図7】従来の瓦を重ね合わせた場合の構造を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 瓦 10 基部 23 係合部 30 アンダ−ラップ部 31 突条 35 ストッパ− 40 オ−バ−ラップ部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部の一端側にアンダ−ラップ部が形成さ
    れ、前記基部の他端側にオ−バ−ラップ部が形成された
    瓦であって、 前記アンダ−ラップ部は、前記瓦を葺く際に前記アンダ
    −ラップ部に隣接する他の瓦のオ−バ−ラップ部と重な
    り係合するとともに、前記他の瓦のオ−バ−ラップ部と
    の係合面側には排水を可能とする排水手段が形成されて
    おり、 前記オ−バ−ラップ部は、前記瓦を葺く際に前記オ−バ
    −ラップ部に隣接する他の瓦のアンダ−ラップ部と重な
    り係合するとともに、前記他の瓦のアンダ−ラップ部と
    の係合面側には排水を可能とする排水手段が形成され、 前記アンダ−ラップ部および/または前記オ−バ−ラッ
    プ部の係合面において前記排水手段よりも前記基部側に
    位置するように前記排水手段への水の進入を防止または
    低減することが可能なストッパ−が前記基部と平行に延
    びる突条として形成されていることを特徴とする瓦。
  2. 【請求項2】アンダ−ラップ部およびオ−バ−ラップ部
    における排水手段が水を排水可能な突条からなることを
    特徴とする請求項1に記載の瓦。
  3. 【請求項3】ストッパ−の基部側外表面が傾斜して形成
    されていることを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載の瓦。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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