JP3009107U - 開閉扉の取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 玄関門の周辺の狭い空間を有効に利用でき、
間口の広い空間にも取付けられるとともに、開閉扉の開
閉を緩やかに行うことができる開閉扉の取付構造を提供
する。 【構成】 固定台１上には扉本体３が支持軸２により回
動可能に支持され、縦位置と水平位置との間で開閉され
る。また、固定台１には傾斜面を有するストッパー８が
設けられ、このストッパー８の上面に扉本体３の下端傾
斜面が当接することにより、扉本体３が水平位置で停止
する。固定台１と扉本体３にはそれぞれ取付軸５，６が
支持され、両取付軸５，６間にはガスダンパー７又はコ
イルバネ９の両端が取付けられ、扉本体３の回動を緩や
かにする。

Description

【考案の詳細な説明】

技術分野 この考案は上下可動方式開閉扉の構造並びに可動方法に関するものである 目的 玄関門周辺にかかわる開閉扉の可動許容スペースが著しく制限されている空間に おいて上下の可動可能な空間を利用することにより間口の広い空間にも取りつけ られることである 実施例 以下この考案を具体化した実例を図面に従っって説明すると 先ず 構造物の区分として １） 開閉扉（上下可動） ２） 開閉扉の支持装置 ３） 開閉扉の上下可動補助装置 ４） 取付台（１．２．３．４．５．６．７．を保持する）とに区分されるる 開閉扉の開閉は従来の手前に引く場合と手前に引く反対方向に前に押すという方 式ではなく、上下に動かして扉の開閉を行う方式である 先ず開閉を下におろして門を閉ざそうとするとき第３図の１を下に引っ張ると３ の軸を中心に開閉扉は下におりて来る 其の時開閉扉の重量がある為に下方に勢いよく落下することを防止する為にゆっ くりとした速度を保持しながら（第３図）の（２）の水平位置に７のストッパー により停止し開閉扉の動作は終了する このときの落下速度を一定のゆるやかな速さに保持しているのが４の軸棒と５の 軸棒の間に取付けられている６のガスダンパー又は６ａコイルバネである

【提出日】平成６年１１月１８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、玄関門等に設けられる開閉扉の取付構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、玄関門等には開閉扉が設けられている。この開閉扉としては、手前に 引く方式と、後ろへ押す方式とが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、玄関門の周辺には開閉扉の可動を許容するスペースが著しく制限さ れている。このため、従来の開閉扉を手前に引いたり、後ろへ押す方式ではスペ ースを確保することができない場合がある。

【０００４】 この考案はこのような従来技術の問題に着目してなされたものであり、その目 的とするところは、玄関門の周辺の狭い空間を有効に利用でき、間口の広い空間 にも取付けられるとともに、開閉扉の開閉を緩やかに行うことができる開閉扉の 取付構造を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、請求項１に記載の開閉扉の取付構造の考案では、 固定台上には縦位置と水平位置との間で開閉される扉本体が支持軸により回動可 能に支持されるとともに、扉本体の回動を水平位置で停止させるストッパーが設 けられ、固定台と扉本体にはそれぞれ取付軸が支持され、両取付軸間には扉本体 の回動を緩やかにするガスダンパー又はコイルバネの両端が取付けられたもので ある。

【０００６】

【作用】 この考案では、扉本体が縦位置と水平位置との間で支持軸を中心にして回動さ れる。このように、扉本体が上下方向のスペースを利用して開閉されることから 、前後方向のスペースが確保される。また、ストッパーにより、扉本体の回動が 水平位置で停止される。しかも、両取付軸間に支持されたガスダンパー又はコイ ルバネにより、扉本体の回動がゆっくりとした速度で行われる。

【０００７】

【実施例】

（第１実施例） 以下に、この考案を具体化した実施例について、図１（１）、図２（１）、図 ３（１）及び図４（１）に基づいて説明する。

【０００８】 図１（１）、図２（１）に示すように、固定台１上には支持軸２により扉本体 ３が回動可能に支持されている。この扉本体３には木製板４が嵌め込まれている 。固定台１及び扉本体３の下部には取付軸５，６が設けられ、これら取付軸５， ６間にガスダンパー７の両端が取付けられ、扉本体３の縦位置から水平位置ある いは水平位置から縦位置への動きを補助するとともに、扉本体３の回動を緩やか にする。ストッパー８はその上面がほぼ４５度の角度をなすように固定台１に取 付固定され、扉本体３が縦位置から回動して水平位置に至ったとき、扉本体３の 下端の傾斜面がストッパー８の上面に当接し、扉本体３の回動を止めるようにな っている。

【０００９】 さて、図３（１）に示すように、扉本体３が縦位置にある場合、扉本体３は支 持軸２を介して固定台１に支持され、その位置に保持される。図４（１）に示す ように、扉本体３を下へ回動するように引っ張ると、扉本体３が支持軸２を中心 にして回動する。そして、扉本体３が水平位置まで回動すると扉本体３の下端の 傾斜面がストッパー８の上面に係合して扉本体３は水平位置で停止する。扉本体 ３が縦位置から水平位置まで回動する間、ガスダンパー７には圧縮する力が加え られるが、ガスダンパー７の作用により徐々に圧縮されるため、扉本体３はゆっ くりとした速度で回動する。従って、扉本体３の重量により扉本体３が下方へ勢 いよく回動するのが防止される。

【００１０】 このように、この実施例では、扉本体３が従来のように前後方向ではなく、上 下方向に動かして開閉されるため、玄関門の周辺の狭い空間を有効に利用できる とともに、間口の広い空間にも取付けることができる。また、扉本体３と固定台 １との間にはガスダンパー７が設けられていることから、開閉扉の開閉を緩やか に行うことができる。 （第２実施例） 次に、この考案を具体化した第２実施例について、図１（２）、図２（２）、 図３（２）及び図４（２）に基づいて説明する。なお、この実施例では主に第１ 実施例と異なる部分について説明する。

【００１１】 図１（２）および図２（２）に示すように、扉本体３の下部及び固定台１に設 けられた取付軸５，６間には、コイルバネ９がその両端において取付けられてい る。なお、扉本体３の前面（図１（２）の左側面）は、下部から上部にわたって 次第に幅狭になるように傾斜状に形成されている。そして、図３（２）および図 ４（２）に示すように、扉本体３が下方へ回動されたとき、扉本体３はコイルバ ネ９の作用により、ゆっくりとした速度を保持しながら回動する。

【００１２】 従って、この実施例でも、狭い空間を有効に利用でき、間口の広い空間にも取 付けることができるとともに、開閉扉の開閉を緩やかに行うことができる。

【００１３】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案によれば、玄関門の周辺の狭い空間を有効に利 用でき、間口の広い空間にも取付けることができるとともに、開閉扉の開閉を緩 やかに行うことができる。

【図面の簡単な説明】

（第１図その１）はこの考案に関する具体化した構造の
正面図 （第２図その２）はこの考案に関する具体化した構造の
側面図 （第３図その３）はこの考案に関する具体化した構造物
の直立位置図 （第３図その３）（１）（２）はこの考案に関する具体
化した構造物の水平位置図 図面内の名称 １．扉 ２．扉にはめ込まれている木製板 ３．扉を支持する軸 ４．ガスダンパー又コイルバネ上部取付軸 ５．ガスダンパー又コイルバネ下部取付軸 ６．ガスダンパー ６ａコイルバネ ７．扉水平位置停止ストッパー ８．扉並びに扉開閉補助機構支持台

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【手続補正書】

【提出日】平成６年１１月１８日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 開閉扉の取付構造

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】 （１）は第１実施例の開閉扉の取付構造を示
す正面図、（２）は第２実施例の開閉扉の取付構造を示
す正面図。

【図２】 （１）は図１（１）の側面図、（２）は図１
（２）の側面図。

【図３】 （１）は第１実施例における開閉扉の回動前
の縦位置にある状態を示す正面図、（２）は第２実施例
における開閉扉の回動前の縦位置にある状態を示す正面
図。

【図４】 （１）は第１実施例における開閉扉の回動後
の水平位置にある状態を示す正面図、（２）は第２実施
例における開閉扉の回動後の水平位置にある状態を示す
正面図。

【符号の説明】 １…固定台、２…支持軸、３…扉本体、５…取付軸、６
…取付軸、７…ガスダ ンパー、８…ストッパー、９…コイルバネ。

【手続補正書】

【提出日】平成６年１１月１８日

【手続補正２】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 第１図に示す１の扉（２の木製の板取付）の扉本体を指
   示する軸棒３ １．２（木製の板取付）の扉本体を第３
   図の如く縦位置から水平になる位置に動きを補助する為
   並びに同扉本体を水平位置から縦位置に其の動きを補
   助する６のガスダンパー又６のａコイルスプリングと其
   の上部．下部の取付軸棒４．５１．２．３．４．５．
   ６．７を保持する固定台８が実用新案登録請求の範囲の
   ものである