JP3009022U - 積層構造体 - Google Patents

積層構造体

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JP3009022U
JP3009022U JP1994012584U JP1258494U JP3009022U JP 3009022 U JP3009022 U JP 3009022U JP 1994012584 U JP1994012584 U JP 1994012584U JP 1258494 U JP1258494 U JP 1258494U JP 3009022 U JP3009022 U JP 3009022U
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隆雅 守山
俊宏 清水
邦泰 加藤
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温、高湿状態でのガラス板との接着耐久性
に優れた機能層を設けた楕円偏光板として有用な積層構
造体を提供すること。 【構成】 機能層(A)/保護層(a)/偏光フィルム
(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層(2)/位
相差フィルム(3)/シラン系化合物層(4)/アクリ
ル系粘着剤層(2′)の構成を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種機能層を設けた楕円偏光特性を有する積層構造体に関し、更に 詳しくはガラス基材との接着性、特に湿熱条件下での接着性に優れた機能層付き 楕円偏光板用の積層構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、STN(Super Twisted Nematic)型液晶の 複屈折性を利用した高コントラストな液晶ディスプレイは、パーソナルコンピュ ーターやワードプロセッサなどに用いられている。 かかる液晶ディスプレイは、液晶の複屈折性に基づくため表示が一般に青色系 統ないし黄色系統に着色する。そのためSTN型液晶の複屈折による位相差を補 償し、楕円偏光を直線偏光に戻して着色を打ち消す手段が講じられている。その 手段として複屈折性フイルムを用いた位相差板と偏光板とからなる楕円偏光板を 用いる方式が提案されている。この方式はF−STN方式などと呼ばれており、 単層セルによる白黒表示を可能にして、それまでの別途の液晶セルを重ね合わせ るD−STN方式の嵩高や高重量問題を解消している。
【0003】 この楕円偏光板は、上記の如く偏光板と位相差板を積層することによって得ら れるもので、更に詳しくは偏光板の光学軸と位相差板の光学軸とが所定の角度を もつように粘着剤を用いて貼着されるのであって、具体的には偏光板/粘着剤層 /位相差板/粘着剤層(/離型用フィルム)の構成を有するものが、通常用いら れているが、最近では更にハードコート層、反射防止層、アンチグレア層等の各 種機能層を設けた付加価値の高い楕円偏光板も上市されている。 そして、上記粘着剤としては、その優れた粘着性、透明性等のためにアクリル 系樹脂からなるものが多用されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、上記の如き構成を有するアクリル系粘着剤層が設けられた楕円 偏光板では、ガラス基材との接着性、特に湿熱条件下での接着性に劣るという欠 点があり、上記の機能層を設けた楕円偏光板においては、折角の機能を著しく低 下させることも多く、機能層の性能を十分発揮させることのできる楕円偏光板用 の積層体が望まれているのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案者は上記の如き現況に鑑み、機能層(A)/保護層(a)/偏 光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層(2)/位相差フィルム (3)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着剤層(2′)或いは該積層構 成において位相差フィルム(3)の両面が保護層で被覆されている構成を有する 積層構造体が、表示パネル等のガラス基材に貼着されたとき、湿熱条件下での接 着性及び光学特性に優れ、機能層の性能を十分発揮できることを見いだし本考案 の完成に至った。 尚、本考案の機能層は、2層以上の多層の場合も含む。
【0006】 本考案にかかる積層構造体を図面を用いて説明する。 図1〜20は、本考案にかかる積層構造体を示す断面図であり、図1は保護層 (a)が両面に設けられた偏光フィルム(1)と位相差フィルム(3)をアクリ ル系粘着剤(2)で貼着し、位相差フィルム(3)の表面にシラン系化合物層( 4)を設け、更にアクリル系粘着剤層(2′)を積層し、かつ保護層(a)の外 側に機能層(A)を設けた構成よりなるものであり、図2は上記の位相差フィル ム(3)の両面にも予め保護層(a)を設けたもので、該層により位相差フィル ム(3)の実装時の保護が図られる。 又、図3〜8は該機能層(A)をハードコート層(A1)、反射防止層(A2)及 びアンチグレア層(A3)に具体的に規定したものであり、図9及び10は機能層 (A)としてハードコート層(A1)及び反射防止層(A2)を積層したもので、ま た図11〜20は図1〜10の積層構造体のアクリル系粘着剤層(2′)の外側 に更に離型用フィルム(b)を積層した構成を示すものであり、このように離型 用フィルムを設けておけば、図1〜10の積層構造体の製造時及び保管時、更に は加工時において極めて有用である。
【0007】 本考案で用いられる偏光フィルム(1)としては、ポリビニルアルコール系樹 脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物、セルロース系樹脂などの高分子か らなる分子配向されたフィルムが挙げられ、特に限定されないが、加工性等の点 でポリビニルアルコール系樹脂のフィルムが好適に用いられ、以下該フィルムに ついて具体的に説明する。
【0008】 ポリビニルアルコール系樹脂は、通常酢酸ビニルを重合したポリ酢酸ビニルを ケン化して製造されるものであるが、本考案では、必ずしもこれに限定されるも のではなく、少量の不飽和カルボン酸(塩、エステル、アミド、ニトリル等を含 む)、オレフィン類、ビニルエーテル類、不飽和スルホン酸塩等、酢酸ビニルと 共重合可能な成分を含有していてもよい。また、ポリビニルアルコール系樹脂を 酸の存在下でアルデヒド類と反応させたポリビニルブチラール樹脂、ポリビニル ホルマール樹脂などのいわゆるポリビニルアセタール樹脂及びその他ポリビニル アルコール系樹脂誘導体も挙げられるが、これらに限定されるものではない。こ れらのうちでは、耐熱性が良好であるという点から、高ケン化度で高重合度のポ リビニルアルコール系樹脂が好ましい。即ち、ケン化度は95モル%以上が好ま しく、更には99モル%以上、とくには99.5モル%以上であって、重合度は 1000以上が好ましく、更には1000〜5000である。
【0009】 該ポリビニルアルコール系樹脂を用いた偏光フィルムの製造法としては、ポリ ビニルアルコール系樹脂を水又は有機溶媒に溶解した原液を流延製膜して、延伸 してヨウ素染色するか、延伸と染色を同時に行うかヨウ素染色して延伸した後、 ホウ素化合物処理する方法等が採用される。 得られた偏光フィルム(1)は、偏光度80〜100%で、単体透過度30〜 50%程度の偏光特性を有するものである。 このようにして得られた偏光フイルム(1)は、その両面に接着剤を介して光 学的透明度と機械的強度に優れた保護層(a)を設ける。 該保護層(a)としては、従来から知られているセルロースアセテート系フィ ルム、アクリル系フィルム、ポリエステル系樹脂フィルム、ポリオレフィン系樹 脂フィルム、ポリカーボネート系フィルム、ポリエーテルエーテルケトン系フィ ルム、ポリスルホン系フィルムが挙げられるが、三酢酸セルロースフィルム等の セルロースアセテート系フィルムが好適に用いられる。
【0010】 本考案に用いられる位相差フイルム(3)としては、ポリビニルアルコール系 樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリメチ ルメタクリレート系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ エステル系樹脂、セルロース系樹脂、ポリアクリレート系樹脂、ポリスルフォン 系樹脂、ポリエーテルスルフォン系樹脂などの高分子からなる分子配向されたフ ィルムが挙げられ、特に限定されないが、加工性等の点で上記の偏光フィルム( 1)と同様のポリビニルアルコール系樹脂が好適に用いられる。 位相差フィルム(3)は、上記の偏光フィルム(1)と同様に製膜されたポリ ビニルアルコール系樹脂原反フイルムを1.01〜4倍程度に一軸延伸を施した ものである。 かくして得られたフイルムは厚さ30〜100μm程度、好ましくは40〜8 0μm程度のものであり、物性的にはレターデーション値が25〜700nm程 度である。
【0011】 このようにして得られた位相差フイルム(3)は、上記の偏光フィルム(1) と同様にその両面に接着剤を介して光学的透明度と機械的強度に優れた上記の保 護層(a)を設けることができる。 位相差フィルム(3)とアクリル系粘着剤(2′)の間に設けられるシラン系 化合物層(4)に用いられるシラン系化合物とは、ビニルシラン、エポキシシラ ン、メタクリルシラン等が挙げられ、具体的にビニルシランとしては、ビニルト リクロロシラン、ジビニルジクロロシラン、ビニルジメチルクロロシラン、ビニ ルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス−(β−メト キシエトキシ)シラン、P−アルリルフェニルエチルジクロロシラン、P−ビニ ルフェニルトリクロロシラン、アルソルメチルジクロロシラン、ビニルジフェニ ルクロロシラン等が挙げられ、エポキシシランとしては、γ−グリシドキシプロ ピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシ)−エチルトリ メトキシシラン等が挙げられ、更にメタクリルシランとしては、γ−メタクリロ キシプロピルトリメトキシシラン等が挙げられ、これらは1種または2種以上が 用いられ、中でもグリシジル基を含有したエポキシシラン系化合物が好適に用い られる。
【0012】 更に本考案のアクリル系粘着剤層(2)及び(2′)に用いられるアクリル系 粘着剤のアクリル系樹脂の構成成分としては、ガラス転移温度の低く柔らかい主 モノマー成分やガラス転移温度の高く硬いコモノマー成分、更に必要に応じ少量 の官能基含有モノマー成分が挙げられる。
【0013】 具体的には、アクリル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸イソブチ ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ベンジル 、アクリル酸シクロヘキシル等のアルキル基の炭素数2〜12程度のアクリル酸 アルキルエステルやメタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブチル、メタク リル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ベンジル、メ タクリル酸シクロヘキシル等のアルキル基の炭素数4〜12程度のメタクリル酸 アルキルエステルなど主モノマー成分が挙げられ、前記のコモノマー成分として は、アクリル酸メチルやメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル 酸プロピル等のアルキル基の炭素数1〜3のメタクリル酸アルキルエステル、酢 酸ビニル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、スチレンなどが挙げられる 。
【0014】 前記以外に官能基含有モノマー成分としては、アクリル酸、メタクリル酸、ク ロトン酸等のモノカルボン酸、マレイン酸、フマール酸、シトラコン酸、グルタ コン酸、イタコン酸等の多価カルボン酸、及びこれらの無水物等のカルボキシル 基含有モノマーや2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ プロピル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシルプロピル(メタ )アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等やN−メチ ロールアクリルアミド等のヒドロキシル基含有モノマー等の他に(メタ)アクリ ルアミド、ジメチルアミノエチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、 アリルグリシジルエーテル等が挙げられる。
【0015】 かかる官能基含有モノマー成分のうちで、特にカルボキシル基含有モノマーの 使用が好ましい。 かかる主モノマー成分の含有量は、他に含有させるコモノマー成分や官能基含 有モノマー成分の種類や含有量により一概に規定できないが、一般的には上記主 モノマーを50重量%以上含有させることが好ましい。
【0016】 本考案のアクリル系樹脂は、主モノマー、コモノマー、更に必要に応じて官能 基含有モノマーを有機溶剤中でラジカル共重合させる如き、当業者周知の方法に よって容易に製造される。
【0017】 前記重合に用いられる有機溶剤としては、トルエン、キシレンなどの芳香族炭 化水素類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル類、n−プロピルアルコール 、イソプロピルアルコールなどの脂肪族アルコール類、メチルエチルケトン、メ チルイソブチルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類などが挙げられる。前 記ラジカル重合に使用する重合触媒としては、通常のラジカル重合触媒であるア ゾビスイソブチロニトリル、ベンゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオ キサイド、クメンハイドロパーオキサイドなどが具体例として挙げられる。
【0018】 上記のアクリル系樹脂は、必要に応じて架橋剤等の添加剤が配合されて最終的 に本考案のアクリル系粘着剤となる。
【0019】 該架橋剤としては、イソシアネート系化合物、エポキシ系化合物、アルデヒド 系化合物、アミン化合物、金属塩、金属アルコキシド、金属キレート化合物、ア ンモニウム塩及びヒドラジン化合物等が例示される。 該架橋剤のうちイソシアネート系化合物としては、トリレンジイソシアネート 、水素化トリレンジイソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレンジイソ シアネートアダクト、トリメチロールプロパンのキシリレンジイソシアネートア ダクト、トリフェニルメタントリイソシアネート、メチレンビス(4−フェニル メタン)トリイソシアネート、イソホロンジイソシアネートなど、及びこれらの ケトオキシムブロック物またはフェノールブロック物などが挙げられる。
【0020】 エポキシ系化合物としては、ビスフェノールA・エピクロルヒドリン型のエポ キシ樹脂、エチレングリコールジグリシジルエーテル、ポリエチレングリコール ジグリシジルエーテル、グリセリンジまたはトリグリシジルエーテル、1,6− ヘキサンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパントリグリシジ ルエーテル、ジグリシジルアニリン、ジグリシジルアミン、N,N,N’,N’ −テトラグリシジルm−キシレンジアミン、1,3−ビス(N,N’−ジグリシ ジルアミノメチル)シクロヘキサンなどが挙げられる。
【0021】 アルデヒド系化合物としては、グリオキザール、マロンジアルデヒド、スクシ ンジアルデヒド、マレインジアルデヒド、グルタルジアルデヒド、ホルムアルデ ヒド、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒドなどが挙げられる。 アミン化合物としては、ヘキサメチレンジアミン、トリエチルジアミン、ポリ エチレンイミン、ヘキサメチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、トリエチ ルテトラミン、イソフォロンジアミン、アミノ樹脂、メラミン樹脂などが挙げら れる。
【0022】 金属塩としては、アルミニウム、鉄、銅、亜鉛、スズ、チタン、ニッケル、ア ンチモン、マグネシウム、バナジウム、クロム、ジルコニウムなどの多価金属の 塩化物、臭化物、硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩などの塩、たとえば、塩化第二銅、塩 化アルミニウム、塩化第二鉄、塩化第二スズ、塩化亜鉛、塩化ニッケル、塩化マ グネシウム、硫酸アルミニウム、酢酸銅、酢酸クロムなどが挙げられる。 金属アルコキシドとしては、テトラエチルチタネート、テトラエチルジルコネ ート、アルミニウムイソプロピオネートなどが挙げられる。
【0023】 金属キレート化合物としては、アルミニウム、鉄、銅、亜鉛、スズ、チタン、 ニッケル、アンチモン、マグネシウム、バナジウム、クロム、ジルコニウム等の 多価金属のアセチルアセトンやアセト酢酸エステル配位化合物などが挙げられる 。 アンモニウム塩としては、塩化アンモニウム、硫酸アンモニウム、酢酸アンモ ニウム、プロピオン酸アンモニウムなどが挙げられる。 ヒドラジン化合物としては、ヒドラジン、ヒドラジンヒドラート、およびそれ らの塩基塩、硫酸塩、リン酸塩等の無機塩類、ギ酸、シュウ酸等の有機酸塩類が 挙げられる。
【0024】 上記の架橋剤の配合量は、アクリル系樹脂100重量部に対して0.001〜 8重量部、好ましくは0.01〜4重量部、更に好ましくは0.1〜2.5重量 部である。 該架橋剤の配合量が多すぎると高温時の粘着物性が低下し、逆に少なすぎると 凝集力が低下する傾向にある。 本考案においては、上記のアクリル系粘着剤層(2)及び(2′)の各層に用 いられるそれぞれのアクリル系粘着剤は、異なる組成のものであってもよいが、 通常は同じ組成のアクリル系粘着剤が用いられる。
【0025】 また、本考案の機能層(A)としては、具体的にはハードコート層(A1)、反 射防止層(A2)及びアンチグレア層(A3)が挙げられ、ハードコート層(A1)と は、表面硬度をH(鉛筆硬度)以上にして、耐擦傷性を付与するもので、具体的 にはメラミン系樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、アルキッド系樹脂、シ リコーン系樹脂等の熱硬化性樹脂や多官能アクリル系樹脂を主成分とし紫外線や 電子線等によるエネルギー線硬化性樹脂やSiO2等の金属酸化物などが用いら れ、該層の形成方法としては、樹脂の場合にはバーコート、ロールコート、グラ ビアコート、エアナイフコート等の公知の塗工方法が、又金属酸化物の場合には 真空蒸着方法が好適に採用され、その層厚みは1〜20μ程度である。
【0026】 又、反射防止層(A2)とは、積層構造体への蛍光灯などの反射を防止するもの で、具体的にはフッ素系樹脂やSiO2、MgF2、ZrO2、Al23、TiO2 等の金属酸化物などが用いられ、該層の形成方法としては、樹脂の場合にはバー コート、ロールコート、グラビアコート、エアナイフコート等の公知の塗工方法 が、又金属酸化物の場合には真空蒸着方法が好適に採用され、該金属酸化物は2 層以上積層されることが多く、該反射防止層の厚みは0.05〜1μ程度である 。 更に、アンチグレア層(A3)とは、積層構造体表面のギラツキ防止や指紋等の 付着防止を目的としたもので、具体的には粒子径が10μ以下のシリカビーズ等 の無機充填剤を配合した上記のエネルギー線硬化性樹脂などが用いられ、該層の 形成方法としては、上記と同様バーコート、ロールコート、グラビアコート、エ アナイフコート等の公知の塗工方法が好適に採用され、その層厚みは1〜20μ 程度である。
【0027】 本考案の積層構造体を作製するに当たっては、特に限定されないが、一般的に は、上記のハードコート層(A1)、反射防止層(A2)及びアンチグレア層(A3) をそれぞれ上記記載の方法で保護層(a)/偏光フィルム(1)/保護層(a) の一方の保護層(a)の外側に設けて更に他方の保護層(a)の外側にアクリル 系粘着剤層(2)を設けた積層体と、予めシラン系化合物層(4)及びアクリル 系粘着剤層(2′)が設けられた位相差フィルム(3)を所定の大きさに裁断し た後、所定の角度に貼着して図1に示す如き積層構造体を得るのである。 本考案においては、シラン系化合物層とアクリル系粘着剤層の2層構造とする 点に特徴があり、シラン系化合物とアクリル系粘着剤を予め混合した組成物の層 を形成させても本考案の効果は得難いのである。
【0028】 又、本考案においては、図9及び10に示される如く、機能層(A)として2 層以上の機能層を積層することもことも可能で、該積層により多機能の効果を得 ることも可能である。 更に該粘着剤層(2′)の表面には、通常離型用フィルム(b)が積層され、 図11〜20に示す如き積層構造体となる。 保護層(a)と偏光フィルム(1)の積層に関しては、天然或いは合成ゴム、 アクリル系樹脂、ブチラール系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポ リアミド系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂等を主成分とする接着剤ないし粘 着剤等を用いて、風乾法、化学硬化法、熱硬化法、熱熔融法等により接着せしめ ることができる。
【0029】 シラン系化合物層(4)を設けるには、上記の如きシラン系化合物のイソプロ ピルアルコール溶液(通常は固形分0.05〜10重量%)を通常の方法、例え ばバーコート、ロールコート、グラビアコート、エアナイフコート等により、乾 燥後の塗布量が0.005〜2g/m2程度になるように均一に塗布し、乾燥さ せる。 その後、上記の如きアクリル系粘着剤をシラン系化合物と同様に乾燥後の塗布 量が5〜50g/m2程度になるように均一に塗布し、乾燥させてアクリル系粘 着剤層(2′)を設ける。
【0030】 アクリル系粘着剤層(2′)の表面に設けられる離型用フィルム(b)として は、紙の表面に離型性シリコーン、ワックス、パラフィン類、塩化クロムステア レート又は熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等の合成樹脂による剥離層を設けた剥離 紙や、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタ レート(PET)フィルム等を基材とする合成樹脂系のものが使用できる。 かかる方法で得られた本考案の積層構造体は、アクリル系粘着剤層(2′)面 がガラス板等の基材と貼着されて実装に供されたとき、耐湿熱接着性に優れて良 好な光学特性を示し、テレビ、パソコン、ワープロ、自動車や機械類の計器類等 の液晶表示装置、医療機器、玩具等に利用することができる。
【0031】
【作用】
本考案によれば、本考案の積層構造体を液晶セル等のガラス基材に貼着して楕 円偏光板用途に供したとき、耐湿熱耐久性に優れ、良好な光学性能を得ると共に 各種機能層の性能を十分発揮させることができる。
【0032】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本考案を更に具体的に説明する。 実施例1 アクリル系樹脂(樹脂成分:n−ブチルアクリレート/アクリル酸=95重量 %/5重量%)100重量部に架橋剤(日本ポリウレタン工業社製、商品名;コ ロネートL)を1重量部(固形分換算)添加した固形分25重量%溶液(トルエ ン/酢酸エチルの重量比が1/1の溶媒)のアクリル系粘着剤を得た。 次に、予め保護層(a)として三酢酸セルロースフィルム(80μ)が両面に 設けられた膜厚25μのポリビニルアルコール系偏光フィルム(平均重合度17 00、平均ケン化度99.5モル%、5倍延伸、200mm×200m)(1) の一方の面に機能層(A)として、紫外線硬化型アクリル系樹脂層(5μ)のハ ードコート層(A1)を設けて更に他方の面にバーコーターを用いて乾燥塗布厚が 25μとなるように上記のアクリル系粘着剤を塗布してアクリル系粘着剤層(2 )を設けて、予め保護層(a)として三酢酸セルロースフィルム(80μ)が両 面に設けられた膜厚75μのポリビニルアルコール位相差フィルム(平均重合度 1700、平均ケン化度99.8モル%、1.12倍延伸、R値390nm、2 00mm×200m)(3)を貼着せしめた後、更にバーコーターを用いて乾燥 塗布厚が0.1μとなるよう固形分量2重量%のγ−グリシドキシプロピルトリ メトキシシラン溶液を塗布してシラン系化合物層(4)を形成させた後、同様に 更に乾燥塗布厚が25μとなるようアクリル系粘着剤を塗布してアクリル系粘着 剤層(2′)を形成させ、図4に示すごとき本考案の積層構造体を得た。
【0033】 かかる積層構造体を厚さ1.1mmのガラス板上に圧着して、60℃,95% RHで48時間放置した後60℃の乾燥状態で更に48時間放置し、これを1サ イクルとして10サイクル繰り返し処理を行ったが、該積層構造体の縁部に剥離 は認められなかった。又、処理後の該積層構造体の端部の変色を目視観察したと ころ、変色は認められず、かつ表面硬度は2H(JIS K 5400による鉛 筆硬度)で高機能楕円偏光板として大変商品価値の高いものであった。
【0034】 実施例2 実施例1において、機能層(A)として、フッ素系樹脂(旭硝子社製、商品名 ;サイトップCT102A)を乾燥後の膜厚が0.1μになるように塗布して反 射防止層(A2)とし図6に示すごとき本考案の積層構造体を得た以外は、実施例 1と同様に湿熱処理を行ったところ、積層構造体縁部に剥離はなく、何ら異常は 認められなかった。又、処理後の該積層構造体の端部の変色を目視観察したとこ ろ、変色は認められず、かつ反射率が1.2%(島津製作所社製、UV−310 0PC+鏡面反射測定装置にて測定)で高機能楕円偏光板として大変商品価値の 高いものであった。
【0035】 実施例3 実施例1において、機能層(A)として、粒子径3μのシリカビーズを4重量 %配合した紫外線硬化型アクリル系樹脂を塗工(5μ)して、アンチグレア層( A3)とし図8に示すごとき本考案の積層構造体を得た以外は、実施例1と同様に 湿熱処理を行ったところ、積層構造体縁部に剥離はなく、何ら異常は認められな かった。又、処理後の該積層構造体の端部の変色を目視観察したところ、変色は 認められず、かつ60°光沢度が65%(JIS K 7105に準じて測定) で高機能楕円偏光板として大変商品価値の高いものであった。
【0036】 比較例1 実施例1において、シラン系化合物層(4)及びアクリル系粘着剤層(2′) の代わりにγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランを0.4重量%含有さ せたアクリル系粘着剤層(6)(乾燥塗布厚が25μ)を用いて、実施例1と同 様の評価を行った結果、縁部に端から中央に向かって5mm程度の剥離が認めら れた。又、実施例1と同じように処理後の該積層構造体の端部の変色を目視観察 したところ、端部に著しい変色が認められ楕円偏光板として商品価値に欠けるも のであった。
【0037】
【考案の効果】
本考案によれば、本考案の積層構造体をガラス板等の基材に貼着して楕円偏光 板用途に供したとき、耐湿熱耐久性に優れ、良好な光学性能を得ると共に各種機 能層の性能を十分発揮させることができる。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の積層構造体で8層構成よりなる積層体
の断面図
【図2】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)の
両面に保護層(a)を設けた10層構成よりなる積層体
の断面図
【図3】本考案の積層構造体で機能層としてハードコー
ト層(A1)を設けた8層構成よりなる積層体の断面図
【図4】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)の
両面に保護層(a)を設け、更に機能層としてハードコ
ート層(A1)を設けた10層構成よりなる積層体の断面
【図5】本考案の積層構造体で機能層として反射防止層
(A2)を設けた8層構成よりなる積層体の断面図
【図6】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)の
両面に保護層(a)を設け、更に機能層として反射防止
層(A2)を設けた10層構成よりなる積層体の断面図
【図7】本考案の積層構造体で機能層としてアンチグレ
ア層(A3)を設けた8層構成よりなる積層体の断面図
【図8】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)の
両面に保護層(a)を設け、更に機能層としてアンチグ
レア層(A3)を設けた10層構成よりなる積層体の断面
【図9】本考案の積層構造体で機能層としてハードコー
ト層(A1)及び反射防止層(A2)を設けた9層構成より
なる積層体の断面図
【図10】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)
の両面に保護層(a)を設け、更に機能層としてハード
コート層(A1)及び反射防止層(A2)を設けた11層構
成よりなる積層体の断面図
【0039】
【図11】本考案の積層構造体で離型用フィルム(b)
を設けた9層構成よりなる積層体の断面図
【図12】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)
の両面に保護層(a)を設け、更に離型用フィルム
(b)を設けた11層構成よりなる積層体の断面図
【図13】本考案の積層構造体で機能層としてハードコ
ート層(A1)を設け、更に離型用フィルム(b)を設け
た9層構成よりなる積層体の断面図
【図14】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)
の両面に保護層(a)を設け、更に離型用フィルム
(b)及び機能層としてハードコート層(A1)を設けた
11層構成よりなる積層体の断面図
【図15】本考案の積層構造体で離型用フィルム(b)
及び機能層として反射防止層(A2)を設けた9層構成よ
りなる積層体の断面図
【図16】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)
の両面に保護層(a)を設け、更に離型用フィルム
(b)及び機能層として反射防止層(A2)を設けた11
層構成よりなる積層体の断面図
【図17】本考案の積層構造体で離型用フィルム(b)
及び機能層としてアンチグレア層(A3)を設けた9層構
成よりなる積層体の断面図
【図18】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)
の両面に保護層(a)を設け、更に離型用フィルム
(b)及び機能層としてアンチグレア層(A3)を設けた
11層構成よりなる積層体の断面図
【図19】本考案の積層構造体で離型用フィルム(b)
及び機能層としてハードコート層(A1)と反射防止層
(A2)を設けた10層構成よりなる積層体の断面図
【図20】本考案の積層構造体で位相差フィルム(3)
の両面に保護層(a)を設け、更に離型用フィルム
(b)及び機能層としてハードコート層(A1)と反射防
止層(A2)を設けた12層構成よりなる積層体の断面図
【図21】本考案の積層構造体をガラス板に貼着した時
の断面図
【図22】従来の粘着剤層付き楕円偏光板
【0040】
【符号の説明】
(A) 機能層 (A1) ハードコート層 (A2) 反射防止層 (A3) アンチグレア層 (1) 偏光フィルム (2) アクリル系粘着剤層 (2′)アクリル系粘着剤層 (3) 位相差フィルム (4) シラン系化合物層 (5) ガラス板 (6) シラン系化合物含有アクリル系粘着剤層 (a) 保護層 (b) 離型用フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/00 101 8413−4F 27/30 A 8115−4F G02B 5/30 9018−2K

Claims (20)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機能層(A)/保護層(a)/偏光フィ
    ルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層(2)
    /位相差フィルム(3)/シラン系化合物層(4)/ア
    クリル系粘着剤層(2′)の構成を有する積層構造体。
  2. 【請求項2】 機能層(A)/保護層(a)/偏光フィ
    ルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層(2)
    /保護層(a)/位相差フィルム(3)/保護層(a)
    /シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着剤層
    (2′)の構成を有する積層構造体。
  3. 【請求項3】 ハードコート層(A1)/保護層(a)/
    偏光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤
    層(2)/位相差フィルム(3)/シラン系化合物層
    (4)/アクリル系粘着剤層(2′)の構成を有する積
    層構造体。
  4. 【請求項4】 ハードコート層(A1)/保護層(a)/
    偏光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤
    層(2)/保護層(a)/位相差フィルム(3)/保護
    層(a)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着剤
    層(2′)の構成を有する積層構造体。
  5. 【請求項5】 反射防止層(A2)/保護層(a)/偏光
    フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層
    (2)/位相差フィルム(3)/シラン系化合物層
    (4)/アクリル系粘着剤層(2′)の構成を有する積
    層構造体。
  6. 【請求項6】 反射防止層(A2)/保護層(a)/偏光
    フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層
    (2)/保護層(a)/位相差フィルム(3)/保護層
    (a)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着剤層
    (2′)の構成を有する積層構造体。
  7. 【請求項7】 アンチグレア層(A3)/保護層(a)/
    偏光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤
    層(2)/位相差フィルム(3)/シラン系化合物層
    (4)/アクリル系粘着剤層(2′)の構成を有する積
    層構造体。
  8. 【請求項8】 アンチグレア層(A3)/保護層(a)/
    偏光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤
    層(2)/保護層(a)/位相差フィルム(3)/保護
    層(a)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着剤
    層(2′)の構成を有する積層構造体。
  9. 【請求項9】 反射防止層(A2)/ハードコート層(A
    1)/保護層(a)/偏光フィルム(1)/保護層
    (a)/アクリル系粘着剤層(2)/位相差フィルム
    (3)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着剤層
    (2′)の構成を有する積層構造体。
  10. 【請求項10】 反射防止層(A2)/ハードコート層
    (A1)/保護層(a)/偏光フィルム(1)/保護層
    (a)/アクリル系粘着剤層(2)/保護層(a)/位
    相差フィルム(3)/保護層(a)/シラン系化合物層
    (4)/アクリル系粘着剤層(2′)の構成を有する積
    層構造体。
  11. 【請求項11】 機能層(A)/保護層(a)/偏光フ
    ィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層
    (2)/位相差フィルム(3)/シラン系化合物層
    (4)/アクリル系粘着剤層(2′)/離型用フィルム
    (b)の構成を有する積層構造体。
  12. 【請求項12】 機能層(A)/保護層(a)/偏光フ
    ィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層
    (2)/保護層(a)/位相差フィルム(3)/保護層
    (a)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着剤層
    (2′)/離型用フィルム(b)の構成を有する積層構
    造体。
  13. 【請求項13】 ハードコート層(A1)/保護層(a)
    /偏光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着
    剤層(2)/位相差フィルム(3)/シラン系化合物層
    (4)/アクリル系粘着剤層(2′)/離型用フィルム
    (b)の構成を有する積層構造体。
  14. 【請求項14】 ハードコート層(A1)/保護層(a)
    /偏光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着
    剤層(2)/保護層(a)/位相差フィルム(3)/保
    護層(a)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着
    剤層(2′)/離型用フィルム(b)の構成を有する積
    層構造体。
  15. 【請求項15】 反射防止層(A2)/保護層(a)/偏
    光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層
    (2)/位相差フィルム(3)/シラン系化合物層
    (4)/アクリル系粘着剤層(2′)/離型用フィルム
    (b)の構成を有する積層構造体。
  16. 【請求項16】 反射防止層(A2)/保護層(a)/偏
    光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着剤層
    (2)/保護層(a)/位相差フィルム(3)/保護層
    (a)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着剤層
    (2′)/離型用フィルム(b)の構成を有する積層構
    造体。
  17. 【請求項17】 アンチグレア層(A3)/保護層(a)
    /偏光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着
    剤層(2)/位相差フィルム(3)/シラン系化合物層
    (4)/アクリル系粘着剤層(2′)/離型用フィルム
    (b)の構成を有する積層構造体。
  18. 【請求項18】 アンチグレア層(A3)/保護層(a)
    /偏光フィルム(1)/保護層(a)/アクリル系粘着
    剤層(2)/保護層(a)/位相差フィルム(3)/保
    護層(a)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着
    剤層(2′)/離型用フィルム(b)の構成を有する積
    層構造体。
  19. 【請求項19】 反射防止層(A2)/ハードコート層
    (A1)/保護層(a)/偏光フィルム(1)/保護層
    (a)/アクリル系粘着剤層(2)/位相差フィルム
    (3)/シラン系化合物層(4)/アクリル系粘着剤層
    (2′)/離型用フィルム(b)の構成を有する積層構
    造体。
  20. 【請求項20】 反射防止層(A2)/ハードコート層
    (A1)/保護層(a)/偏光フィルム(1)/保護層
    (a)/アクリル系粘着剤層(2)/保護層(a)/位
    相差フィルム(3)/保護層(a)/シラン系化合物層
    (4)/アクリル系粘着剤層(2′)/離型用フィルム
    (b)の構成を有する積層構造体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08301633A (ja) * 1995-05-10 1996-11-19 Hitachi Ltd 液晶表示装置及びその製造方法
JP3398262B2 (ja) 1995-07-14 2003-04-21 リンテック株式会社 粘着シート
WO2023238668A1 (ja) * 2022-06-09 2023-12-14 住友化学株式会社 複合偏光板の製造方法及び複合偏光板

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