JP3008889B2 - 赤外線アレイセンサの欠陥画素選別装置 - Google Patents

赤外線アレイセンサの欠陥画素選別装置

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JP3008889B2 JP9122737A JP12273797A JP3008889B2 JP 3008889 B2 JP3008889 B2 JP 3008889B2 JP 9122737 A JP9122737 A JP 9122737A JP 12273797 A JP12273797 A JP 12273797A JP 3008889 B2 JP3008889 B2 JP 3008889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は赤外線アレイセンサ
の欠陥画素選別装置に関し、特に2次元アレイ型のボロ
メータ型赤外線アレイセンサの欠陥画素選別装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子の画素欠陥測定装置の例と
しては、例えば、特開平5−130512号公報記載の
ものがあり、図4にそのブロック図を示している。図4
において、固体撮像素子101からの出力信号はA/D
変換器102において量子化されてフレームメモリ10
3に記憶される。このフレームメモリ103の出力はフ
レーム間平均化部104にてフレーム間平均値が算出さ
れると共に、空間平均化部105にて空間平均が算出さ
れる。
【0003】フレーム間差分部106において、両平均
の差分信号が求められてこの信号のヒストグラム分析が
ヒストグラム分析部107にて行われる。そして、フレ
ーム間差分部106から得られた画像信号は、1画素毎
にヒストグラム分析で得られた任意のレベルと比較され
ることにより、欠陥画素の判定が行われる。また、固体
撮像素子の固定パターンノイズのヒストグラム分析を行
い、固定パターンノイズの絶対値の大きいものを画素欠
陥として検出する様になっている。
【0004】尚、画素欠陥検出部108,画素欠陥位置
記憶部109,画素欠陥グループ分け部110,信号値
入力部111は画素欠陥検出結果の処理を行うものであ
り、その詳細については上記公開公報に詳述されてい
る。
【0005】また、他の従来例として特開平7−129
780号公報には画素検査方法が開示されている。この
例によると、先ず複数の被検査画像を基準画像と比較し
て複数の比較結果を求める。そして、複数の比較結果を
時間的にローパスフィルタリングした第1の値と、この
第1の値を空間的にローパスフィルタリングした第2の
値とを求め、第2の値を第1の閾値と比較して第2の値
が第1の閾値以上の時欠陥としている。
【0006】また、二次元赤外線アレイセンサの欠陥画
素を判定する一般的な手法の例としては、温度T1 ,T
2 (T1 <T2 )の面光源を撮像した時の出力信号の差
に変化がない画素、あるいは出力信号の差がノイズレベ
ル以下の画素を欠陥画素と判断する方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4に示した特開平5
−130512号公報の技術においては、固定パターン
ノイズの中に欠陥画素が含まれているために、固定パタ
ーンノイズのヒストグラム分析から正常画素と欠陥画素
との分離を正確に行うことが困難な場合がある。
【0008】すなわち、この図4の技術を一般的な二次
元赤外線アレイセンサの欠陥画素の判別に用いる場合、
当該二次元赤外線アレイセンサの固定パターンノイズは
可視の固体撮像デバイスに比較して非常に大きいためで
ある。
【0009】特開平7−129780号公報の技術も可
視の固体撮像デバイスの場合の例であり、やはり固定パ
ターンノイズが非常に大きい二次元赤外線アレイセンサ
の場合に適用することは困難である。
【0010】更に、上述した一般的な二次元赤外線アレ
イセンサの欠陥画素判別の手法では、イセンサの出力信
号がACカップリングされていた場合、正常画素と欠陥
画素との分離を正確に行うことができないという問題が
ある。
【0011】その理由は、DCレベルが不定になってい
るために、温度T1 ,T2 (T1 <T2 )の面光源を撮
像した時の出力信号の差を見た時、欠陥画素があたかも
正常画素であるかの様に振る舞う場合があるからであ
る。
【0012】本発明の目的は、正常画素と欠陥画素とを
正確に分離することが可能なボロメータ型二次元赤外線
アレイセンサの欠陥画素選別装置を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、均一強
度の赤外線発生源を被写体とした場合の赤外線アレイセ
ンサの出力信号を増幅する増幅手段と、この増幅出力の
振幅制限をなす振幅制限手段と、この振幅制限出力の各
画素の時間軸方向の平均値を算出する演算手段と、前記
出力信号から前記平均値を減算する減算手段と、この減
算出力により欠陥画素の判定を行う判定手段とを含むこ
とを特徴とする赤外線アレイセンサの欠陥画素選別装置
が得られる。
【0014】本発明の作用を述べる。均一強度の赤外線
発生源を被写体とした場合のボロメータ型赤外線アレイ
センサの出力信号を読出してボロメータの平均抵抗値と
ばらつき具合から、出力信号の振幅制限値を演算処理部
で自動的に設定して、リミッタ制御を行う。このリミッ
タの出力信号の各画素の時間軸方向の平均値を算出しこ
の平均値を元の出力信号から減算すると、線形性が失わ
れた欠陥画素のみが信号として残るので、この信号を欠
陥画素と判定できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例につき図面
を参照しつつ説明する。
【0016】図1は本発明の実施例のブロック図であ
る。図1において、1は被測定対象であるボロメータ型
赤外線アレイセンサであり、2はこのボロメータ型赤外
線アレイセンサの信号を読出して出力(A)する読出し
回路であり、3は正常画素の固定パターンノイズを除去
する加算器である。
【0017】また、4はD/Aコンバータ10の出力を
加算器3へ接続するためのスイッチであり、5は加算器
3を通過後の信号を増幅する増幅器であり、6は増幅し
た信号の経路を切替えるスイッチであり、7は信号の振
幅を制限するリミッタである。
【0018】また、8はリミッタ7を通過した信号Bを
量子化するA/Dコンバータであり、9は量子化された
信号の各画素の時間軸方向の平均値を夫々算出して記憶
するフレームメモリであり、10はフレームメモリ9に
記憶された信号を再びアナログ信号に変換するD/Aコ
ンバータであり、11はD/Aコンバータ10の出力の
増幅率とDCレベルを制御する増幅器である。
【0019】12は固定パターンノイズ除去後に増幅し
た信号Cを量子化するA/Dコンバータであり、13は
リミッタ7の制限値を自動設定すると共に、A/Dコン
バータ8の量子化信号の各画素の時間軸方向の平均値を
算出する演算処理部であり、14は欠陥画素の判定を行
う欠陥判定部である。
【0020】本発明の実施例の動作について、図を参照
して詳細に説明する。
【0021】被測定対象であるボロメータ型赤外線アレ
イセンサ1は均一強度の赤外線を発生する面光源を撮像
しているものとし、その出力信号は読出し回路2によっ
て読出される。m×n画素で構成されるボロメータ型赤
外線アレイセンサ1の任意の1ラインの出力信号Aは、
例えば図2Aの様になる。
【0022】スイッチ4をOFFにしかつスイッチ6を
リミッタ7側と接続しておく。読出し回路2によって読
出された信号Aは増幅器5によって増幅され、リミッタ
7を通過してA/Dコンバータ8で量子化される。リミ
ッタ7を通過した信号Aと同一ラインの信号Bは、図2
Bの様になる。
【0023】リミッタ7の制限値は、ボロメータ型赤外
線アレイセンサ1の抵抗のバラツキ(抵抗のバラツキ
は、アレイセンサ1に所定電流を流すことにより測定可
能であり、既知である)と、読出し回路2の動作電源電
圧値と、同じく読出し回路2の電流/電圧変換部の時定
数とから演算処理部13で自動的に最適値に設定される
ものとする。
【0024】A/Dコンバータ8で量子化された出力信
号はフレームメモリ9と演算処理部13とによって、各
画素の時間軸方向の平均値が算出される。すなわち、図
3に示す様に、互いに時間的に連続するnフレーム(n
は2以上の整数)の、各対応する画素の平均値が夫々算
出される。この各画素の平均値がフレームメモリ9に記
憶される。このフレームメモリ9に記憶された出力信号
はD/Aコンバータ10によって再びアナログ信号に再
変換され、増幅器11によって信号のDC調整、振幅調
整が行われ、更に符号反転される。
【0025】符号反転は演算処理部13とフレームメモ
リ9とによって行うことも可能であり、この場合は、増
幅器11での符号反転は行わなくても良い。
【0026】そして、スイッチ4をONにして、加算器
3と接続すると、リミッタ7の影響を受けなかった正常
画素の固定パターンを除去することができ、線形性を失
った欠陥画素の信号が残る。これを増幅器5を通過させ
ると、A/Dコンバータ12の入力での信号Cの波形は
図2Cの様になり、そしてA/Dコンバータ12で量子
化を行い、欠陥判定部14で容易に欠陥画素の判定を行
うことが可能となる。
【0027】尚、リミッタ7で振幅制限を行う理由は2
つあり、その一つはA/Dコンバータ8の入力保護であ
る。他の一つは、欠陥画素の波形を増幅器5、リミッタ
7、A/Dコンバータ8、メモリ9、D/Aコンバータ
10及び増幅器11からなる経路を通して非線形性にす
るためである。上記経路は、正常画素に対しては線形性
となるが、欠陥画素に対しては非線形性となるので、加
算器3にてアナログ加算を行うことで、欠陥画素の波形
のみが残留することになるのである。
【0028】尚、欠陥判定部14では、特に図示してい
ないがフレームメモリが設けられており、このフレーム
メモリ内に1つフレーム分の信号を記憶することで、そ
の記憶番地により画素位置が判定できるので、欠陥画素
位置が判るのである。
【0029】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、正常
画素の固定パターンノイズを予め除去することにより、
欠陥判定部には欠陥画素の信号が残って入力されるの
で、ボロメータ型赤外線アレイセンサの欠陥画素を正確
にかつ容易に判定できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】図1のブロックの動作を示す各部波形図であ
る。
【図3】各画素の時間軸方向の平均値の算出例を説明す
るための図である。
【図4】従来技術の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ボロメータ型赤外線アレイセンサ 2 読出し回路 3 加算器 4,6 スイッチ 5,11 増幅器 7 リミッタ 8,12 A/Dコンバータ 9 フレームメモリ 10 D/Aコンバータ 13 演算処理部 14 欠陥判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 11/00 - 11/02 G01J 1/00,5/00 G01N 21/84 - 21/90

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均一強度の赤外線発生源を被写体とした
    場合の赤外線アレイセンサの出力信号を増幅する増幅手
    段と、この増幅出力の振幅制限をなす振幅制限手段と、
    この振幅制限出力の各画素の時間軸方向の平均値を算出
    する演算手段と、前記出力信号から前記平均値を減算す
    る減算手段と、この減算出力により欠陥画素の判定を行
    う判定手段とを含むことを特徴とする赤外線アレイセン
    サの欠陥画素選別装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、前記振幅制限出力の量
    子化信号によりディジタル的に演算処理をなすよう構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の赤外線アレ
    イセンサの欠陥画素選別装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段は、前記振幅制限出力の量
    子化をなす量子化手段と、この量子化出力の平均値を算
    出する算出手段と、この算出出力をアナログ信号とする
    手段とを有することを特徴とする請求項2記載の赤外線
    アレイセンサの欠陥画素選別装置。
  4. 【請求項4】 前記演算手段は、前記振幅制限出力の時
    間的に連続する複数フレームの対応画素の各平均値を算
    出するようにしたことを特徴とする請求項1〜3いずれ
    記載の赤外線アレイセンサの欠陥画素選別装置。
  5. 【請求項5】 前記減算手段は、前記平均値を反転する
    反転手段と、この反転出力と前記出力信号との加算をな
    す加算手段とを有することを特徴とする請求項1〜4い
    ずれか記載の赤外線アレイセンサの欠陥画素選別装置。
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