JP3008713B2 - 分割加工用放電加工装置 - Google Patents

分割加工用放電加工装置

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JP3008713B2
JP3008713B2 JP5016171A JP1617193A JP3008713B2 JP 3008713 B2 JP3008713 B2 JP 3008713B2 JP 5016171 A JP5016171 A JP 5016171A JP 1617193 A JP1617193 A JP 1617193A JP 3008713 B2 JP3008713 B2 JP 3008713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分割加工用放電加工装
置に関するものであり、特に、複数の電極または被加工
物を用いて、被加工物を同時に加工するための分割加工
用放電加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の分割加工用放電加工装置
に関連するものとして、特開昭58−59735号、特
開昭58−66629号公報に掲載の技術がある。前者
には、複数個の電極の係合制御により各電極の個別的な
送り制御を可能にしたものが、そして、後者には、電極
の分割部分が独立して相対的揺動運動できるものが開示
されている。
【0003】図11は従来の放電加工装置を示す構成図
である。図において、1は加工電力供給用の電源、2は
電極、3は加工の対象となる被加工物、4は加工槽、5
は水または油が主に用いられる加工液である。この放電
加工装置では、電源1に電極2及び被加工物3を接続
し、加工槽4に満たされた加工液5の中に電極2及び被
加工物3が浸漬されている。
【0004】次に、従来の放電加工装置の動作について
説明する。従来の放電加工装置では、加工液5中に設け
られた電極2と被加工物3間に加工電力を供給し放電を
発生させることにより、被加工物3を電極2と同じ形状
に加工する。しかし、従来の放電加工装置では、加工液
5の誘電率のために、電極2と被加工物3との間の間隙
が狭くなってくると、その距離に反比例して急激に電極
2と被加工物3との間の静電容量が増加する。放電加工
における電極と被加工物との間隙は1〜20μmである
から、電極の面積が大きくなるとかなり大きな静電容量
が電極2と被加工物3との間に存在する。また、この静
電容量は電極2の面積に比例する。したがって、大きな
面積の電極2で被加工物3を放電加工しようとすると、
その間隙の静電容量に蓄積された電気量のために、例え
ば、図11の点Aで放電が発生したとすれば、その電気
量が点Aに集中して突入放電エネルギーとなり、電源1
から供給した電流には関係なく大きな電流が流れるため
に、放電エネルギーは小さくできなかった。そのため
に、加工面が粗くなってしまうとともに、電極2の消耗
も多くなってしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
分割加工用放電加工装置では、被加工物の加工面が粗く
なってしまい、また、電極の消耗も多くなる等の問題点
が存在していた。
【0006】これを改善するために、図12及び図13
に示すような方法も考えられていた。図12は従来の電
極を分割した放電加工装置を示す構成図であり、図13
は従来の他の放電加工装置を示す構成図である。しか
し、図12のように、電極2a,2b,2cを分割した
としても、電極2bの点Aで放電が発生すると、接続さ
れた配線を通して電極2a,2cから図のように電流が
流れ、結局大きな突入エネルギーとなり、図11の1つ
の電極2の場合と同じ加工面の粗さしか得られなかっ
た。また、図13のように、各電極2a,2b,2cに
対して電源1a,1b,1cを各々接続すれば、良好な
結果を得られるが、電源の数が電極の数と同じ数だけ必
要になり、装置が高価になるという欠点があった。
【0007】そこで、本発明は、複数の電極または被加
工物を同一の電極数に応じて大きくすることのない共通
電源で加工することができ、しかも、良好な加工面粗さ
が得られ、電極消耗の少ない分割加工用放電加工装置の
提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
分割加工用放電加工装置は、加工液中で被加工物との間
に放電を発生させて被加工物を加工する複数の電極と、
前記複数の電極の各電極間を絶縁状態とし、それらの各
々の電極に対して直列接続されたダイオードと、前記加
工液中の被加工物に一方の極を直接接続すると共に、他
方の極は前記各ダイオードを介して前記各電極に加工電
力を供給する共通の電源とを具備するものである。
【0009】請求項2の発明にかかる分割加工用放電加
工装置は、加工液中で複数の被加工物との間に各々放電
を発生させて各被加工物を加工する電極と、前記複数の
被加工物の各被加工物間を絶縁状態とし、それらの各々
の被加工物に対して直列接続されたダイオードと、前記
電極に一方の極を直接接続すると共に、他方の極は前記
各ダイオードを介して前記各被加工物に加工電力を供給
する共通の電源とを具備するものである。
【0010】請求項3の発明にかかる分割加工用放電加
工装置は、加工液中において、被加工物に対して相対的
に移動させ、前記被加工物との間に放電を発生させて被
加工物を加工する複数のワイヤ電極と、 前記複数のワ
イヤ電極の各ワイヤ電極間を絶縁状態とし、それらの各
々のワイヤ電極に対して直列接続されたダイオードと、
前記被加工物に一方の極を直接接続すると共に、他方の
極は前記各ダイオードを介して前記各ワイヤ電極に加工
電力を供給する共通の電源とを具備するものである。
【0011】請求項4の発明にかかる分割加工用放電加
工装置は、加工液中で被加工物との間に放電を発生させ
て被加工物を加工する複数の電極と、前記複数の電極の
各電極間を絶縁状態とし、それらの各々の電極に対して
直列接続されたダイオードと抵抗からなる並列体と、前
記加工液中の被加工物に一方の極を直接接続すると共
に、他方の極は前記各並列体を介して前記各電極に加工
電力を供給する共通の電源とを具備するものである。
【0012】請求項5の発明にかかる分割加工用放電加
工装置は、加工液中で複数の被加工物との間に各々放電
を発生させて各被加工物を加工する電極と、前記複数の
被加工物の各被加工物間を絶縁状態とし、それらの各々
の被加工物に対して直列接続されたダイオードと抵抗か
らなる並列体と、前記電極に一方の極を直接接続すると
共に、他方の極は前記各並列体を介して前記各被加工物
に加工電力を供給する共通の電源とを具備するものであ
る。
【0013】請求項6の発明にかかる分割加工用放電加
工装置は、加工液中において、被加工物に対して相対的
に移動させ、前記被加工物との間に放電を発生させて被
加工物を加工する複数のワイヤ電極と、 前記複数のワ
イヤ電極の各ワイヤ電極間を絶縁状態とし、それらの各
々のワイヤ電極に対して直列接続されたダイオードと抵
抗からなる並列体と、前記加工液中の被加工物に一方の
極を直接接続すると共に、他方の極は前記各並列体を介
して前記各ワイヤ電極に加工電力を供給する共通の電源
とを具備するものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明の分割加工用放電加工装置にお
いては、複数の電極にダイオードをそれぞれ直列に接続
し、共通の電源から加工電力を供給するものであるか
ら、複数の電極のうち1つが放電したときにも、他のダ
イオードが逆方向バイアス状態となり、他の電極に蓄え
られた電気量がその電極に流れ込まず、各々の電極の突
入放電エネルギーが小さくなる。
【0015】請求項2の発明の分割加工用放電加工装置
においては、複数の被加工物にダイオードをそれぞれ直
列に接続し、共通の電源から加工電力を供給するもので
あるから、複数の被加工物のうち1つが放電したときに
も、他のダイオードが逆方向バイアス状態となり、他の
被加工物に蓄えられた電気量がその被加工物に流れ込ま
ず、各々の被加工物の突入放電エネルギーが小さくな
る。
【0016】請求項3の発明の分割加工用放電加工装置
においては、ワイヤカット放電加工用の複数のワイヤ電
極にダイオードをそれぞれ直列に接続し、共通の電源か
ら加工電力を供給するものであるから、複数のワイヤ電
極のうち1つが放電したときにも、他のダイオードが逆
方向バイアス状態となり、他のワイヤ電極に蓄えられた
電気量がそのワイヤ電極に流れ込まず、各々のワイヤ電
極の突入放電エネルギーが小さくなる。
【0017】請求項4の発明の分割加工用放電加工装置
においては、複数の電極にダイオードと抵抗との並列体
をそれぞれ直列に接続し、共通の電源から加工電力を供
給するものであるから、複数の電極のうち1つが放電し
たときにも、他のダイオードが逆方向バイアス状態とな
り、他の電極に蓄えられた電気量がその電極に流れ込ま
ず、各々の電極の突入放電エネルギーが小さくなる。
【0018】請求項5の発明の分割加工用放電加工装置
においては、複数の被加工物にダイオードと抵抗との並
列体をそれぞれ直列に接続し、共通の電源から加工電力
を供給するものであるから、複数の被加工物のうち1つ
が放電したときにも、他のダイオードが逆方向バイアス
状態となり、他の被加工物に蓄えられた電気量がその被
加工物に流れ込まず、各々の被加工物の突入放電エネル
ギーが小さくなる。
【0019】請求項6の発明の分割加工用放電加工装置
においては、ワイヤカット放電加工用の複数のワイヤ電
極にダイオードと抵抗との並列体をそれぞれ直列に接続
し、共通の電源から加工電力を供給するものであるか
ら、複数のワイヤ電極のうち1つが放電したときにも、
他のダイオードが逆方向バイアス状態となり、他のワイ
ヤ電極に蓄えられた電気量がそのワイヤ電極に流れ込ま
ず、各々のワイヤ電極の突入放電エネルギーが小さくな
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明をす
る。 〈第一実施例〉図1は本発明の第一実施例である分割加
工用放電加工装置を示す構成図である。図中、上記従来
例と同一符号及び記号は上記従来例の構成部分と同一ま
たは相当する構成部分を示す。図において、6a,6
b,6cはダイオードであり、このダイオード6a,6
b,6cは複数に分割され、相互間を絶縁状態とした各
電極2a,2b,2cに各々直列に接続されている。
【0021】図2は図1の分割加工用放電加工装置と電
気的に等価な回路を示す回路図、図3は図1の分割加工
用放電加工装置の電圧と電流の関係を示す波形図及びタ
イムチャートであり、(a)は図2の放電ポイントAの
電圧、(b)は同じく図2の放電ポイントAの電流を示
す。これらの図を用いて図1の分割加工用放電加工装置
の動作を説明する。電源1の電圧源8に接続されている
スイッチ9がオンすると、抵抗10を通して電極間に電
圧が加わる。なお、電圧源8の電圧は80ボルト程度に
設定されており、電圧源8とスイッチ9の直列体にはダ
イオード11が並列に接続されている。
【0022】そして、ダイオード6a,6b,6cの順
方向に電流が流れると、図3の(a)のように電極間の
電圧12は上昇し、電圧源8の電圧14に達する。この
とき、それぞれの電極2a,2b,2cと被加工物3間
の静電容量Ca,Cb,Ccに電気量が充電される。
【0023】次に、放電ポイントAにおいて放電が発生
すると、電極2bと被加工物3との電圧13は急速に放
電電圧15まで下がり、静電容量Cbの電気量が流れ
る。この状態は(b)に示す突入電流16である。そし
て、電源1から電極2a,2b,2cまたは被加工物3
の配線インダクタンス18と抵抗10によって決まる電
流17が流れる。
【0024】また、放電ポイントAにおいて放電が発生
した瞬間は、他の電極では放電が発生していないから、
コンデンサCa,Ccに蓄積された電気量はそれぞれ電
極2a,2cに直列に接続されたダイオード6a,6c
に対して逆方向に電圧がかかるが、電流は流れない。な
お、このダイオードには高速リカバリダイオードやショ
ットキーバリアダイオード等の高速度のスイッチング用
ダイオードがあり、それ自身の持つ接合容量も少なく、
大電流のものが販売されている。これらは、放電加工の
高速な電流変化にも使用できる。
【0025】このように、本実施例の分割加工用放電加
工装置は、加工液中で被加工物3との間に放電を発生さ
せて被加工物3を加工する複数の電極2a,2b,2c
と、前記複数の電極2a,2b,2cに各々直列に接続
されたダイオード6a,6b,6cと、前記各ダイオー
ド6a,6b,6cを介して前記各電極2a,2b,2
cに加工電力を供給する共通の電源1とを備えている。
【0026】即ち、本実施例の分割加工用放電加工装置
は、加工液中に設けられた複数に分割された電極2a,
2b,2cと被加工物3間に加工電力を供給し、放電を
発生させて被加工物3を電極2a,2b,2cと同じ形
状に加工する放電加工装置において、ダイオード6a,
6b,6cを各々の電極2a,2b,2cにそれぞれ直
列に接続し、共通の電源1から加工電力を供給するもの
である。
【0027】したがって、複数の電極2a,2b,2c
のうち1つが放電したときには、該当するダイオード6
a,6b,6cが順方向バイアス状態となり、他のダイ
オード6a,6b,6cが逆方向バイアス状態となり、
他の電極に蓄えられた電気量がその電極に流れ込まず、
各々の電極の突入放電エネルギーが小さくなるので、複
数の電極を同一の電源で加工できる。このため、大きな
電極を分割して小さな複数の電極にすれば、単一の大き
な電極で加工した場合に比べ良好な加工面が得られる。
また、同一の電源で加工ができ、突入放電エネルギーが
小さいので、電極消耗が少なく、装置が安価にできる。
しかも、複数の部品を同時に加工しても加工面の粗さは
悪化しないので、複数の部品を同時に加工でき、工程の
省力化を促進できる。こうして、同時に加工すること
で、機械精度の相対誤差がなくなり、高精度の加工が実
現できる。
【0028】〈第二実施例〉図4は本発明の第二実施例
である分割加工用放電加工装置を示す構成図である。図
中、上記第一実施例と同一符号及び記号は上記第一実施
例の構成部分と同一または相当する構成部分を示す。図
において、6a,6b,6cはダイオード、7a,7
b,7cは各ダイオード6a,6b,6cと各々並列に
接続された抵抗、このダイオード6a,6b,6cと抵
抗7a,7b,7cとの並列体が複数に分割され、相互
間を絶縁状態とした各電極2a,2b,2cに各々直列
に接続されている。
【0029】図5は図4の分割加工用放電加工装置と電
気的に等価な回路を示す回路図、図6は図4の分割加工
用放電加工装置の電圧と電流の関係を示す波形図及びタ
イムチャートであり、(a)は図5の放電ポイントAの
電圧、(b)は同じく図5の放電ポイントAの電流を示
す。図4の分割加工用放電加工装置も基本的には上記第
一実施例と同様の動作をする。電源1のスイッチ9がオ
ンすると、電極間に電圧が加わり、ダイオード6a,6
b,6cの順方向に電流が流れ、図6の(a)のように
電極間の電圧12が上昇し、電圧源8の電圧14に達す
る。このとき、それぞれの電極2a,2b,2cと被加
工物3間の静電容量Ca,Cb,Ccに電気量が充電さ
れる。
【0030】そして、放電ポイントAにおいて放電が発
生すると、電極2bと被加工物3との電圧13は急速に
放電電圧15まで下がり、静電容量Cbの電気量が流
れ、所定の配線インダクタンス18と抵抗10によって
決まる電流17が流れる。この放電ポイントAにおいて
放電が発生した瞬間は、他の電極2a,2cでは放電が
発生していないので、コンデンサCa,Ccに蓄積され
た電気量はそれぞれダイオード6a,6cに対して逆方
向に電圧がかかる。
【0031】しかしながら、本実施例では、各ダイオー
ド6a,6b,6cに各々抵抗7a,7b,7cが並列
に接続されている。しかも、これらの抵抗7a,7b,
7cは電源1の抵抗10に比べて大きく設定されてお
り、その放電電流は少なく、コンデンサCa,Ccの電
圧19は図6の(a)の破線の如く減少する。したがっ
て、放電ポイントAにはコンデンサCa,Ccに蓄積さ
れた電気量は急速に流れ込まないので、突入電流は大き
くならない。もし、ダイオードが無い従来の放電加工装
置であれば、図6の(b)の破線20のように全体の電
気量が流れ込み、突入放電エネルギーが大きくなり、被
加工物3の加工面が粗くなってしまう。なお、各ダイオ
ード6a,6b,6cに並列に接続される抵抗7a,7
b,7cは最短距離に配線し、無誘導抵抗器であること
が望ましい。
【0032】また、上記第一実施例では、ダイオード6
a,6b,6cに過電圧が印加されると、ダイオード6
a,6b,6cが破損し易かった。しかし、本実施例で
は、ダイオード6a,6b,6cに過電圧が印加された
場合でも、この過電圧を抵抗7a,7b,7cが吸収す
る作用がある。
【0033】このように、本実施例の分割加工用放電加
工装置は、加工液中で被加工物3との間に放電を発生さ
せて被加工物3を加工する複数の電極2a,2b,2c
と、前記複数の電極2a,2b,2cに各々直列に接続
されたダイオード6a,6b,6cと抵抗7a,7b,
7cとの並列体と、前記各ダイオード6a,6b,6c
と抵抗7a,7b,7cとの並列体を介して前記各電極
2a,2b,2cに加工電力を供給する共通の電源1と
を備えている。
【0034】即ち、本実施例の分割加工用放電加工装置
は、上記第一実施例に抵抗7a,7b,7cを追加した
ものであり、加工液中に設けられた複数に分割された電
極2a,2b,2cにダイオード6a,6b,6cと抵
抗7a,7b,7cとの並列体をそれぞれ直列に接続
し、共通の電源1から加工電力を供給するものである。
【0035】したがって、複数の電極2a,2b,2c
のうち1つが放電したときにも、他の電極に蓄えられた
電気量がその電極に流れ込まず、各々の電極の突入放電
エネルギーが小さくなるので、複数の電極2a,2b,
2cを同一の電源1で加工できる。このため、本実施例
においても、上記第一実施例と同様の効果を奏し、大き
な電極を分割して小さな複数の電極で加工でき、単一の
大きな電極で加工した場合に比べ良好な加工面が得られ
る。また、上記第一実施例と同様に、電極消耗が少な
く、装置が安価にでき、しかも、工程の省力化を促進で
き、高精度の加工が実現できる。特に、本実施例では、
ダイオード6a,6b,6cに過電圧が印加された場合
も、この過電圧を抵抗7a,7b,7cが吸収する作用
があるので、ダイオード6a,6b,6cの破損を防止
でき、信頼性が向上する。
【0036】図7は分割加工用放電加工装置が接触検知
回路機能を有する場合を示す構成図である。図におい
て、21は電圧源、22は電圧源21に接続された高抵
抗、23はCD間の電圧である。これは、電源1が接触
検知という機能の回路を有している場合である。
【0037】この分割加工用放電加工装置は、電圧源2
1に10KΩ程度の高抵抗22を接続し、電極2a,2
b,2cと被加工物3の電圧23を監視し、電極2a,
2b,2cと被加工物3とが、例えば、B点で接触する
と、電圧23が零になることを利用して電極と被加工物
との接触を検出するものである。しかし、各ダイオード
6a,6b,6cに各々並列に接続された抵抗7a,7
b,7cが高抵抗22に比べてかなり小さい場合は、ど
の電極2a,2b,2cが被加工物3と接触しても電圧
23は零に近くなるので、電源1内に組込まれている検
出器を使用しても、検出電圧を変更する必要がない利点
がある。
【0038】なお、図1のように、各電極2a,2b,
2cにダイオード6a,6b,6cのみを接続し、抵抗
が無い場合は、ダイオード6a,6b,6cの順方向電
圧(約0.6ボルト)以下に下がらないので、検出電圧
を変更する必要がある。また、ダイオード6a,6b,
6cの順方向電圧は温度により変化するので、検出精度
を高くすることができない。
【0039】〈第三実施例〉図8は本発明の第三実施例
である分割加工用放電加工装置を示す構成図である。図
中、上記各実施例と同一符号及び記号は上記各実施例の
構成部分と同一または相当する構成部分を示す。図にお
いて、3a,3b,3cは複数に分割された被加工物で
ある。本実施例の分割加工用放電加工装置では、電極2
a,2b,2cだけでなく、相互間を絶縁状態とした被
加工物3a,3b,3cも分解されている。そして、複
数の電極2a,2b,2cにダイオード6a,6b,6
cをそれぞれ直列に接続し、共通の電源1から加工電力
を供給している。
【0040】したがって、上記第一実施例と同様に、複
数の電極のうち1つが放電したときにも、他の電極に蓄
えられた電気量がその電極に流れ込まず、各々の電極の
突入放電エネルギーが小さくなるので、上記第一実施例
と同様の効果を奏する。
【0041】また、各ダイオード6a,6b,6cに図
の破線のように各々抵抗7a,7b,7cを並列に接続
し、このダイオード6a,6b,6cと抵抗7a,7
b,7cとの並列体を複数の電極2a,2b,2cにそ
れぞれ直列に接続し、共通の電源1から加工電力を供給
すれば、上記第二実施例と同様の作用、効果を奏する。
特に、ダイオード6a,6b,6cに過電圧が印加され
た場合も、この過電圧を抵抗7a,7b,7cが吸収す
る作用があるので、ダイオード6a,6b,6cの破損
を防止でき、信頼性が向上する。
【0042】更に言えば、別々の位置、または別の加工
槽に各々電極2a,2b,2cと被加工物3a,3b,
3cがあっても、加工が可能であるという効果がある。
したがって、異なる電極を用いて別々の部品を同時に放
電加工することができる。
【0043】〈第四実施例〉図9は本発明の第四実施例
である分割加工用放電加工装置を示す構成図である。図
中、上記各実施例と同一符号及び記号は上記各実施例の
構成部分と同一または相当する構成部分を示す。図のよ
うに、本実施例の分割加工用放電加工装置は、加工液中
に設けられた複数に分割され、相互間を絶縁状態とした
被加工物3a,3b,3cにダイオード6a,6b,6
cをそれぞれ直列に接続し、共通の電源1から加工電力
を供給するものである。
【0044】したがって、複数の被加工物3a,3b,
3cのうち1つが放電したときにも、他の被加工物3
a,3b,3cに蓄えられた電気量がその被加工物3
a,3b,3cに流れ込まず、各々の被加工物3a,3
b,3cの突入放電エネルギーが小さくなる。このた
め、複数の被加工物3a,3b,3cを同一の電源1で
加工でき、大きな被加工物を分割して小さな複数の被加
工物3a,3b,3cとして加工できる。この結果、上
記第一実施例と同様に、電極消耗が少なく、装置が安価
にでき、しかも、工程の省力化を促進でき、高精度の加
工が実現できる。
【0045】また、各ダイオード6a,6b,6cに図
の破線のように各々抵抗7a,7b,7cを並列に接続
し、このダイオード6a,6b,6cと抵抗7a,7
b,7cとの並列体を複数の被加工物3a,3b,3c
にそれぞれ直列に接続し、共通の電源1から加工電力を
供給すれば、上記第二実施例と同様の作用、効果を奏す
る。特に、ダイオード6a,6b,6cに過電圧が印加
された場合も、この過電圧を抵抗7a,7b,7cが吸
収する作用があるので、ダイオード6a,6b,6cの
破損を防止でき、信頼性が向上する。
【0046】さらに、ここでは、電極2を一体とした
が、この電極2を被加工物3a,3b,3cに合わせて
複数個に分割しても、同様の作用効果を奏する。
【0047】〈第五実施例〉図10は本発明の第五実施
例である分割加工用放電加工装置を示す構成図である。
図中、上記各実施例と同一符号及び記号は上記各実施例
の構成部分と同一または相当する構成部分を示す。図に
おいて、24a,24b,24cは加工液中において、
被加工物3に対して相対的に移動させ、前記被加工物3
との間に放電を発生させて被加工物3を加工する複数の
ワイヤ電極、25a,25b,25cは各ワイヤ電極2
4a,24b,24cに各々接触し、電源1と電気的に
接続する接触子である。加工中は、常に順次送られてく
るワイヤ電極24a,24b,24cにそれぞれ接触子
25a,25b,25cが直列に接触する。そして、各
ワイヤ電極24a,24b,24cにはダイオード6
a,6b,6cがそれぞれ直列に接続され、共通の電源
1から加工電力が供給される。
【0048】このように、本実施例の分割加工用放電加
工装置は、加工液中において、被加工物3に対して相対
的に移動させ、前記被加工物3との間に放電を発生させ
て被加工物3を加工する複数のワイヤ電極24a,24
b,24cと、前記複数のワイヤ電極24a,24b,
24cに各々直列に接続されたダイオード6a,6b,
6cと、前記各ダイオード6a,6b,6cを介して前
記各ワイヤ電極24a,24b,24cに加工電力を供
給する共通の電源1とを備えている。
【0049】即ち、本実施例の分割加工用放電加工装置
は、ワイヤカット放電加工用の複数のワイヤ電極24
a,24b,24cにダイオード6a,6b,6cをそ
れぞれ直列に接続し、共通の電源1から加工電力を供給
するものである。
【0050】したがって、複数のワイヤ電極24a,2
4b,24cのうち1つが放電したときにも、他のワイ
ヤ電極に蓄えられた電気量がそのワイヤ電極に流れ込ま
ず、各々のワイヤ電極24a,24b,24cの突入放
電エネルギーが小さくなるので、上記第一実施例と同様
の作用効果を奏する。特に、本実施例のように、ワイヤ
カット放電加工装置に応用すれば、複数のワイヤ電極2
4a,24b,24cで被加工物3の加工が同時にでき
るので、ワイヤ電極24a,24b,24cを張替える
必要がなく、短時間に加工ができる。この結果、工程の
省力化を促進でき、高精度の加工が実現できる。
【0051】また、各ダイオード6a,6b,6cに図
の破線のように各々抵抗7a,7b,7cを並列に接続
し、このダイオード6a,6b,6cと抵抗7a,7
b,7cとの並列体を複数のワイヤ電極24a,24
b,24cにそれぞれ直列に接続し、共通の電源1から
加工電力を供給すれば、上記第二実施例と同様の作用、
効果を奏する。特に、ダイオード6a,6b,6cに過
電圧が印加された場合も、この過電圧を抵抗7a,7
b,7cが吸収する作用があるので、ダイオード6a,
6b,6cの破損を防止でき、信頼性が向上する。な
お、この場合にも、複数のワイヤ電極24a,24b,
24cで被加工物3の加工が同時にできるので、ワイヤ
電極24a,24b,24cを張替える必要がなく、短
時間に加工ができる。
【0052】なお、本発明を実施する場合、放電側に直
列接続されているダイオードが順方向バイアスとなり、
他の放電側にない直列接続されているダイオードが逆方
向バイアスとなればよいことから、ダイオードの挿入さ
れる回路の位置は、電源、電極と被加工物が直列になる
位置であればよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
分割加工用放電加工装置は、被加工物を加工する複数の
電極と、各電極に各々直列に接続されたダイオードと、
各電極に加工電力を供給する共通の電源とを備え、複数
の電極にダイオードをそれぞれ直列に接続し、共通の電
源から加工電力を供給することにより、複数の電極のう
ち1つが放電したとき、複数のダイオードの共通接続部
分の電圧が略放電電圧に低下し、放電をしていない他の
回路の直列に挿入されたダイオードが逆方向バイアス状
態となり、他の電極に蓄えられた電気量がその電極に流
れ込まず、各々の電極の突入放電エネルギーが小さくな
。また、複数のダイオードの共通接続部分の電圧が略
放電電圧に低下し、他の回路に接続された電極が同時に
放電する可能性がなくなるので、複数の電極を同一の電
源で加工でき、電極消耗が少なく、装置が安価にでき
る。しかも、工程の省力化を促進でき、同時に加工する
ことで、機械精度の相対誤差がなくなり、高精度の加工
が実現できる。
【0054】請求項2の発明の分割加工用放電加工装置
は、複数の被加工物を加工する電極と、各被加工物に各
々直列に接続されたダイオードと、各被加工物に加工電
力を供給する共通の電源とを備え、複数の被加工物にダ
イオードをそれぞれ直列に接続し、共通の電源から加工
電力を供給することにより、複数の被加工物のうち1つ
が放電したとき、複数のダイオードの共通接続部分の電
圧が略放電電圧に低下し、放電をしていない他の回路の
直列に挿入されたダイオードが逆方向バイアス状態とな
り、他の被加工物に蓄えられた電気量がその被加工物に
流れ込まず、各々の被加工物の突入放電エネルギーが小
さくなる。また、複数のダイオードの共通接続部分の電
圧が略放電電圧に低下し、他の回路に接続された電極が
同時に放電する可能性がなくなるので、複数の被加工物
を同一の電源で加工でき、電極消耗が少なく、装置が安
価にできる。しかも、工程の省力化を促進でき、同時に
加工することで、機械精度の相対誤差がなくなり、高精
度の加工が実現できる。
【0055】請求項3の発明の分割加工用放電加工装置
は、被加工物を加工する複数のワイヤ電極と、各ワイヤ
電極に各々直列に接続されたダイオードと、各ワイヤ電
極に加工電力を供給する共通の電源とを備え、ワイヤカ
ット放電加工用の複数のワイヤ電極にダイオードをそれ
ぞれ直列に接続し、共通の電源から加工電力を供給する
ことにより、複数のワイヤ電極のうち1つが放電したと
き、複数のダイオードの共通接続部分の電圧が略放電電
圧に低下し、放電をしていない他の回路の直列に挿入さ
れたダイオードが逆方向バイアス状態となり、他のワイ
ヤ電極に蓄えられた電気量がそのワイヤ電極に流れ込ま
ず、各々のワイヤ電極の突入放電エネルギーが小さくな
。また、複数のダイオードの共通接続部分の電圧が略
放電電圧に低下し、他の回路に接続された電極が同時に
放電する可能性がなくなるので、複数のワイヤ電極を同
一の電源で加工できる。しかも、ワイヤ電極を張替える
ことなく、短時間に加工ができるので、工程の省力化を
促進でき、高精度の加工が実現できる。
【0056】請求項4の発明の分割加工用放電加工装置
は、被加工物を加工する複数の電極と、各電極に各々直
列に接続されたダイオードと抵抗との並列体と、各電極
に加工電力を供給する共通の電源とを備え、複数の電極
にダイオードと抵抗との並列体をそれぞれ直列に接続
し、共通の電源から加工電力を供給することにより、複
数の電極のうち1つが放電したとき、複数のダイオード
の共通接続部分の電圧が略放電電圧に低下し、放電をし
ていない他の回路の直列に挿入されたダイオードが逆方
向バイアス状態となり、他の電極に蓄えられた電気量が
その電極に流れ込まず、各々の電極の突入放電エネルギ
ーが小さくなる。また、複数のダイオードの共通接続部
分の電圧が略放電電圧に低下し、他の回路に接続された
電極が同時に放電する可能性がなくなるので、複数の電
極を同一の電源で加工でき、電極消耗が少なく、装置が
安価にできる。しかも、工程の省力化を促進でき、同時
に加工することで、機械精度の相対誤差がなくなり、高
精度の加工が実現できる。また、ダイオードに印加され
る過電圧を抵抗が吸収するので、ダイオードの破損を防
止でき、信頼性が向上する。
【0057】請求項5の発明の分割加工用放電加工装置
は、複数の被加工物を加工する電極と、各被加工物に各
々直列に接続されたダイオードと抵抗との並列体と、各
被加工物に加工電力を供給する共通の電源とを備え、複
数の被加工物にダイオードと抵抗との並列体をそれぞれ
直列に接続し、共通の電源から加工電力を供給すること
により、複数の被加工物のうち1つが放電したとき、
数のダイオードの共通接続部分の電圧が略放電電圧に低
下し、放電をしていない他の回路の直列に挿入されたダ
イオードが逆方向バイアス状態となり、他の被加工物に
蓄えられた電気量がその被加工物に流れ込まず、各々の
被加工物の突入放電エネルギーが小さくなる。また、複
数のダイオードの共通接続部分の電圧が略放電電圧に低
下し、他の回路に接続された電極が同時に放電する可能
性がなくなるので、複数の被加工物を同一の電源で加工
でき、電極消耗が少なく、装置が安価にできる。しか
も、工程の省力化を促進でき、同時に加工することで、
機械精度の相対誤差がなくなり、高精度の加工が実現で
きる。また、ダイオードに印加される過電圧を抵抗が吸
収するので、ダイオードの破損を防止でき、信頼性が向
上する。
【0058】請求項6の発明の分割加工用放電加工装置
は、被加工物を加工する複数のワイヤ電極と、各ワイヤ
電極に各々直列に接続されたダイオードと抵抗との並列
体と、各ワイヤ電極に加工電力を供給する共通の電源と
を備え、ワイヤカット放電加工用の複数のワイヤ電極に
ダイオードと抵抗との並列体をそれぞれ直列に接続し、
共通の電源から加工電力を供給することにより、複数の
ワイヤ電極のうち1つが放電したとき、複数のダイオー
ドの共通接続部分の電圧が略放電電圧に低下し、放電を
していない他の回路の直列に挿入されたダイオードが逆
方向バイアス状態となり、他のワイヤ電極に蓄えられた
電気量がそのワイヤ電極に流れ込まず、各々のワイヤ電
極の突入放電エネルギーが小さくなる。また、複数のダ
イオードの共通接続部分の電圧が略放電電圧に低下し、
他の回路に接続された電極が同時に放電する可能性がな
くなるので、複数のワイヤ電極を同一の電源で加工でき
る。しかも、ワイヤ電極を張替えることなく、短時間に
加工ができるので、工程の省力化を促進でき、高精度の
加工が実現できる。また、ダイオードに印加される過電
圧を抵抗が吸収するので、ダイオードの破損を防止で
き、信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例である分割加工用放
電加工装置を示す構成図である。
【図2】図2は図1の分割加工用放電加工装置と電気的
に等価な回路を示す回路図である。
【図3】図3は図1の分割加工用放電加工装置の電圧と
電流の関係を示す波形図及びタイムチャートである。
【図4】図4は本発明の第二実施例である分割加工用放
電加工装置を示す構成図である。
【図5】図5は図4の分割加工用放電加工装置と電気的
に等価な回路を示す回路図である。
【図6】図6は図4の分割加工用放電加工装置の電圧と
電流の関係を示す波形図及びタイムチャートである。
【図7】図7は本発明の分割加工用放電加工装置が接触
検知回路機能を有する場合を示す構成図である。
【図8】図8は本発明の第三実施例である分割加工用放
電加工装置を示す構成図である。
【図9】図9は本発明の第四実施例である分割加工用放
電加工装置を示す構成図である。
【図10】図10は本発明の第五実施例である分割加工
用放電加工装置を示す構成図である。
【図11】図11は従来の放電加工装置を示す構成図で
ある。
【図12】図12は従来の電極を分割した放電加工装置
を示す構成図である。
【図13】図13は従来の他の放電加工装置を示す構成
図である。
【符号の説明】
1,1a,1b,1c 電源 2,2a,2b,2c 電極 3,3a,3b,3c 被加工物 4 加工槽 5 加工液 6a,6b,6c,11 ダイオード 7a,7b,7c,10,22 抵抗 8,21 電圧源 9 スイッチ 18 インダクタンス 24a,24b,24c ワイヤ電極 25a,25b,25c 接触子 Ca,Cb,Cc 静電容量

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工液中で被加工物との間に放電を発生
    させて前記被加工物を加工する複数の電極と、 前記複数の電極の各電極間を絶縁状態とし、それらの各
    々の電極に一端が接続され、他端が互いに接続される
    イオードと、 前記加工液中の被加工物に一方の極を接続すると共に、
    他方の極前記各ダイオードが互いに接続される接続点
    を介して前記各電極に接続して加工電力を供給する電源
    と、 を具備することを特徴とする分割加工用放電加工装置。
  2. 【請求項2】 加工液中で複数の被加工物との間に各々
    放電を発生させて前記各被加工物を加工する電極と、 前記複数の被加工物の各被加工物間を絶縁状態とし、そ
    れらの各々の被加工物に一端が接続され、他端が互いに
    接続されダイオードと、 前記電極に一方の極を接続すると共に、他方の極前記
    各ダイオードが互いに接続される接続点を介して前記各
    被加工物に接続して加工電力を供給する電源と、 を具備することを特徴とする分割加工用放電加工装置。
  3. 【請求項3】 加工液中において、被加工物に対して相
    対的に移動させ、前記被加工物との間に放電を発生させ
    前記被加工物を加工する複数のワイヤ電極と、 前記複数のワイヤ電極の各ワイヤ電極間を絶縁状態と
    し、それらの各々のワイヤ電極に一端が接続され、他端
    が互いに接続されダイオードと、 前記被加工物に一方の極を接続すると共に、他方の極
    前記各ダイオードが互いに接続される接続点を介して前
    記ワイヤ電極に接続して加工電力を供給する電源と、 を具備することを特徴とする分割加工用放電加工装置。
  4. 【請求項4】 加工液中で被加工物との間に放電を発生
    させて前記被加工物を加工する複数の電極と、 前記複数の電極の各電極間を絶縁状態とし、それらの各
    々の電極に一端が接続 され、他端が互いに接続される
    イオードと抵抗からなる並列体と、 前記加工液中の被加工物に一方の極を接続すると共に、
    他方の極前記各並列体が接続される接続点を介して前
    記各電極に接続して加工電力を供給する電源と、 を具備することを特徴とする分割加工用放電加工装置。
  5. 【請求項5】 加工液中で複数の被加工物との間に各々
    放電を発生させて前記各被加工物を加工する電極と、 前記複数の被加工物の各被加工物間を絶縁状態とし、そ
    れらの各々の被加工物に一端が接続され、他端が互いに
    接続されダイオードと抵抗からなる並列体と、 前記電極に一方の極を接続すると共に、他方の極前記
    各並列体が互いに接続される接続点を介して前記各被加
    工物に接続して加工電力を供給する電源と、 を具備することを特徴とする分割加工用放電加工装置。
  6. 【請求項6】 加工液中において、被加工物に対して相
    対的に移動させ、前記被加工物との間に放電を発生させ
    て前記被加工物を加工する複数のワイヤ電極と、 前記複数のワイヤ電極の各ワイヤ電極間を絶縁状態と
    し、それらの各々のワイヤ電極に一端が接続され、他端
    が互いに接続されダイオードと抵抗からなる並列体
    と、 前記加工液中の被加工物に一方の極を接続すると共に、
    他方の極前記各並列体が互いに接続される接続点を介
    して前記ワイヤ電極に接続して加工電力を供給する電源
    と、 を具備することを特徴とする分割加工用放電加工装置。
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