JP3008659B2 - Cmi符号信号のクロック抽出回路 - Google Patents

Cmi符号信号のクロック抽出回路

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JP3008659B2
JP3008659B2 JP4083794A JP8379492A JP3008659B2 JP 3008659 B2 JP3008659 B2 JP 3008659B2 JP 4083794 A JP4083794 A JP 4083794A JP 8379492 A JP8379492 A JP 8379492A JP 3008659 B2 JP3008659 B2 JP 3008659B2
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signal
clock
cmi
circuit
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泰去 吉田
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はCMI符号信号のクロッ
ク抽出回路に関し、特にCMI符号化された入力信号か
らクロック信号を抽出するCMI符号信号のクロック抽
出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CMI(Coded Mark Inv
ersion)符号は、直流平衡がよくタイミング情報
が消失しないように構成されたNRZ伝送符号である。
すなわち、図2に示すように、情報ビット「0」を2倍
のビットレートの2つの符号「0,1」に対応させ、ま
た、情報ビット「1」を「1,1」または「0,0」の
いずれかに交互に対応させる2値NRZ符号である。従
って、情報ビットが「0」または「1」の連続であって
も、情報ビットレートのクロック情報を伝送できるの
で、受信側では常にクロック信号を再生できるという利
点がある。このため、伝送帯域に余裕のある光伝送路や
中小容量のディジタル伝送において広く使用されるよう
になっている。
【0003】従来、受信したCMI符号信号からクロッ
ク信号を抽出する回路としては、図3に示すように、制
御電圧Vcに応じて発振してCMI符号のクロック周波
数の発振信号Scを出力できる電圧制御発振器(VC
O)1と、発振信号Scに同期してCMI符号化された
入力信号S1をサンプリングするフリップフロップ回路
2と、このフリップフロップ回路が出力するサンプリン
グ信号S2に含まれる不要周波数成分を除去して制御電
圧Vcとして出力する低域フィルタ3とを備えている。
【0004】次に動作を説明する。
【0005】図2(a)に示したように、CMI符号信
号の情報ビット「0」では、タイムスロットTの中間点
tcにおいて必ず「0」から「1」に変化している。従
って、フリップフロップ回路2のタイミング端子Cに電
圧制御発振器1の発振信号Scを供給したとき、発振信
号Scの位相がタイムスロットTの中間点tcよりも進
んでいて、サンプリング時点がt1になると、情報ビッ
ト「0」に対するフリップフロップ回路のサンプリング
出力は「1」となる。逆に、発振信号Scの位相がタイ
ムスロットTの中間点tcよりも遅れて、サンプリング
時点がt2になると、フリップフロップ回路のサンプリ
ング出力は「0」となる。
【0006】いま、フリップフロップ回路のサンプリン
グ出力が「1」のとき、制御電圧Vcが増大して発振信
号Scの周波数が低くなる(位相を遅らせる)ように、
また、フリップフロップ回路のサンプリング出力が
「0」のとき、制御電圧Vcが減少して発振信号Scの
周波数が高くなる(位相を進める)ように制御すれば、
フリップフロップ回路のサンプリング出力は「1」と
「0」との割合が同じになるように制御される。すなわ
ち、サンプリング時点がtcとなるように発振信号Sc
の位相が制御され、発振信号Scはクロック信号として
使用できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のCMI
符号信号のクロック抽出回路では、情報ビット「0」の
符号の立上りを利用して制御している。しかし、入力信
号がCCITTで規定されているAIS信号(Alar
m Indication Signal)になった場
合、図2(b)に示すように、情報ビット「1」が連続
してクロック周期Tの2倍の周期で「1」,「0」が繰
返す信号となる。このため、フリップフロップ回路にお
いてクロック周期でサンプリングするとき、入力信号の
立上りおよび立下りをサンプリングすることになり、従
って、位相同期制御を行うことができないという問題点
を有している。
【0008】本発明の目的は、入力信号がCCITTで
規定されているAIS信号であっても、安定に動作する
CMI符号信号のクロック抽出回路を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のCMI符号信号
のクロック抽出回路は、CMI符号化された入力信号か
らクロック信号を抽出するCMI符号信号のクロック抽
出回路において、制御電圧に応じて発振しCMI符号の
クロック周波数の発振信号を出力できる電圧制御発振器
と、前記発振信号を受けて周波数を1/2分周する分周
回路と、この分周回路の出力信号に同期して前記CMI
符号化された入力信号をサンプリングするフリップフロ
ップ回路と、このフリップフロップ回路が出力するサン
プリング信号に含まれる不要周波数成分を除去して前記
制御電圧として出力する低域フィルタとを備えて構成さ
れている。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
であり、図3に示した従来例と同一構成要素には同一符
号を付してある。ここで、図2と相異するところは、分
周回路4が設けられたことである。
【0012】ここで、分周回路4は、電圧制御発振器1
が出力する発振信号Sc1の周波数を1/2分周して信
号Sc2としてフリップフロップ回路2のタイミング端
子Cに出力する。従って、信号Sc2の周波数はクロッ
ク周波数の1/2、すなわち、クロック周期Tの2倍と
なる。
【0013】次に動作を説明する。
【0014】図2(a)に示したように、CMI符号信
号が情報ビット「0」を含んでいる場合は、従来例と同
様に、フリップフロップ回路において入力信号の立上り
をサンプリングして位相同期制御を行う。この場合、サ
ンプリング周期はクロック周期の2倍(2T)となって
いるので、tc点の内、奇数番あるいは偶数番のタイム
スロットを使用するが、制御動作に支障はない。また、
各タイムスロットの境界点では、符号の立上りおよび立
下りが不規則に発生するので、タイムスロットの境界点
にロックされることはない。
【0015】図2(b)に示すように、CMI符号信号
がCCITTで規定されているAIS信号となった場
合、符号の周期パターンは2Tであり、フリップフロッ
プ回路において周期2Tの信号Sc2でサンプリングす
れば、入力信号は常にtb点でサンプリングされて位相
同期制御が行われる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
圧制御発振器の出力を1/2分周してクロック周期の2
倍の周期の信号を生成し、この信号で入力信号をサンプ
リングして位相同期制御を行うことにより、通常のCM
I符号信号であっても、CCITTで規定されているA
IS信号であっても、安定に動作してクロック信号を抽
出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】入力するCMI符号信号の一例を示す波形図で
あり、(a)は通常時の信号波形を示し、(b)はAI
S信号時の波形を示す。
【図3】従来のCMI符号信号のクロック抽出回路の一
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 電圧制御発振器(VCO) 2 フリップフロップ回路 3 低域フィルタ 4 分周回路 S1 CMI符号化された入力信号 Sc1 発振信号 Vc 制御電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−7050(JP,A) 特開 平3−243034(JP,A) 特開 平2−73724(JP,A) 特開 昭55−136745(JP,A) 特開 昭61−30115(JP,A) 特開 昭63−263846(JP,A) 特開 昭61−116424(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03M 5/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CMI符号化された入力信号からクロッ
    ク信号を抽出するCMI符号信号のクロック抽出回路に
    おいて、制御電圧に応じて発振しCMI符号のクロック
    周波数の発振信号を出力できる電圧制御発振器と、前記
    発振信号を受けて周波数を1/2分周する分周回路と、
    この分周回路の出力信号に同期して前記CMI符号化さ
    れた入力信号をクロック周期の2倍の周期でサンプリン
    グするフリップフロップ回路と、このフリップフロップ
    回路が出力するサンプリング信号に含まれる不要周波数
    成分を除去して前記制御電圧として出力する低域フィル
    タとを備えることを特徴とするCMI符号信号のクロッ
    ク抽出回路。
JP4083794A 1992-04-06 1992-04-06 Cmi符号信号のクロック抽出回路 Expired - Lifetime JP3008659B2 (ja)

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JPH05304476A JPH05304476A (ja) 1993-11-16
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