JP3008477B2 - 映像分配システム - Google Patents

映像分配システム

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JP3008477B2
JP3008477B2 JP2288145A JP28814590A JP3008477B2 JP 3008477 B2 JP3008477 B2 JP 3008477B2 JP 2288145 A JP2288145 A JP 2288145A JP 28814590 A JP28814590 A JP 28814590A JP 3008477 B2 JP3008477 B2 JP 3008477B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数のモニタ受像機を接続する場合に好適
な映像分配システムに関し、特に電車等の移動体に搭載
されるモニタ受像機に適用して好適な映像分配システム
に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、移動体内で複数のモニタ受像機を接続する
場合に好適な映像分配システムにおいて、供給されるベ
ースバンドの映像信号をほぼ整数倍に増幅した後、この
整数で分配する分配器を複数段接続して、多数のモニタ
受像機にほぼ同一レベルのベースバンド映像信号を供給
するシステムとしたことにより、複数のモニタ受像機に
映像信号の分配が良好にできるようにしたものである。
〔従来の技術〕
近年、電車等の移動体に、テレビジョン受像機を取付
け、VTR等から再生した映像を受像させて乗客にサービ
スすることが行われている。
ところで、電車等の車両にテレビジョン受像機を取付
ける場合、この車両内の各乗客が同時に表示映像を視聴
できるようにするためには、車内に多くのテレビジョン
受像機を取付ける必要がある。例えば、1両の車内に20
台以上のテレビジョン受像機を取付けることがある。こ
の場合、VTR等の映像送出機器から所定のチャンネルにR
F変調された映像信号を送出し、この送出される映像信
号を分岐器や分配器を介して各テレビジョン受像機に供
給する。そして、各テレビジョン受像機が備えるチュー
ナでこのRF変調された映像信号を復調してベースバンド
の映像信号を得、このベースバンドの映像信号を処理し
て表示させている。
このようにRF変調して映像信号を伝送するようにする
と、映像信号を比較的多く分配することが可能で、多く
のテレビジョン受像機に映像信号を伝送する場合に好適
である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、RF変調して映像信号を伝送するようにする
と、VTR等の映像送出機器側で映像信号のRF変調を行う
必要があると共に、各テレビジョン受像機側でこの搬送
周波数からの復調をする必要があり、各テレビジョン受
像機で得られるベースバンドの映像信号は、伝送のため
の変調と復調の処理が行われて、それだけ信号が劣化さ
れたものになってしまう不都合があった。また、各テレ
ビジョン受像機がテレビジョンチューナを必要とし、そ
れだけシステム構成が複雑化してしまう不都合があっ
た。
本発明の目的は、映像信号の複数の受像機への伝送が
簡単な構成で良好にできるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、例えば第1図に示すように、移動体内で、
映像信号送出機器(40)を複数のモニタ受像機(10
1),(102),(103)‥‥(124)に接続し、映像信号
送出機器(40)から出力されるベースバンドの映像信号
をモニタ受像機(101),(102),(103),‥‥(12
4)にて表示させる映像分配システムにおいて、供給さ
れるベースバンドの映像信号をほぼ整数倍に増幅した
後、この整数で分配する分配器(61),(71)〜(93)
を用いて、映像信号送出機器(40)と複数のモニタ受像
機(101),(102),(103)‥‥(124)とを接続する
ようにしたものである。
〔作用〕
このようにしたことで、各分配器では入力映像信号の
ゲインと分配された出力映像信号のゲインとがほぼ等し
くなり、例えばこの分配器を順次接続することで複数の
受像機への分配を行っても、各受像機に供給される映像
信号のゲインはほぼ等しくなり、複数台の受像機にベー
スバンドの映像信号を劣化なく良好に伝送できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、第1図〜第5図を参照し
て説明する。
本例においては、電車に搭載したテレビジョン受像機
に文字放送を表示させる受信システムに適用したもの
で、まずこの受信システムの全体構成を説明する。
第1図及び第2図において、(1)は電車の車体を示
し、この車体(1)の側面には片側6箇所の扉(出入
口)(11),(12),(13)‥‥(16)及び(17),
(18),(19)‥‥(22)が設けてあり、車内のそれぞ
れの扉(11)〜(22)の左右の戸袋部の上部に、テレビ
ジョン受像機(101),(102),(103)‥‥(124)が
設置してある。例えば第2図に示すように、扉(19)の
左右の戸袋部の上部に、テレビジョン受像機(117)と
(118)とが取付けてある。この場合、それぞれのテレ
ビジョン受像機(101),(102),(103)‥‥(124)
は、液晶パネル等を使用した薄型のものとしてあり、ベ
ースバンドのコンポジット映像信号の入力端子を備え、
この入力端子に得られるベースバンドのコンポジット映
像信号の受像を行うもので、テレビジョンチューナがな
いいわゆるモニタ受像機として構成してある。
そして、この各テレビジョン受像機(101),(10
2),(103)‥‥(124)に文字放送を表示させるので
あるが、この文字放送を受信するための4個のアンテナ
(30a),(30b),(30c),(30d)を、車体(1)の
屋上(2)のベンチレータ(3)及び(4)の周囲に取
付けてある。この場合、それぞれのアンテナ(30a),
(30b),(30c),(30d)は、第3図に示すように、
一端部が近接した2本の導体棒(31),(32)と、この
導体棒(31),(32)と所定間隔あけて配置された反射
器(33)とよりなるダイポールアンテナで構成され、2
本の導体棒(31),(32)の間のギャップ部を、バルー
ン(マッチングトランス)を介して同軸ケーブル(35)
(第3図参照)に接続し、この同軸ケーブル(35)を後
述する床下ユニット(40)内の切換器(41)に接続す
る。2本の導体棒(31),(32)の長さは受信チャンネ
ルの周波数に応じて選定してあり、反射器(33)はこの
2本の導体棒(31),(32)を合わせた長さよりも長く
してある。
そして、4個のアンテナ(30a),(30b),(30
c),(30d)は、水平方向に90゜ずつ取付け角をずらし
てあり、アンテナ(30a),(30b)はベンチレータ
(3)の前後(レールと平行する方向)に取付けてあ
り、アンテナ(30c),(30d)はベンチレータ(3)の
隣のベンチレータ(4)の左右(レールと直交する方
向)に取付けてある。
ここで、ベンチレータへのアンテナの取付け状態を詳
しく説明すると、この車体(1)の屋根(2)には複数
のベンチレータ(3),(4),(5)‥‥が取付けて
あり、このベンチレータ(3),(4),(5)‥‥は
走行時に外部の空気を車内に押し込む換気装置として機
能するいわゆる押し込み型のベンチレータと称されるも
ので、各ベンチレータ(3),(4),(5)‥‥は四
隅の脚部(3a),(4a),(5a)‥‥がボルト(23)に
より屋上(2)に固定してある。この場合、各ベンチレ
ータ(3),(4),(5)‥‥は、車体(1)と絶縁
した状態で取付けてある。
そして、ベンチレータ(3)の四隅の脚部(3a)を固
定しているボルト(23)を利用して、2個のアンテナ
(30a),(30b)を取付ける。また、ベンチレータ
(3)の隣のベンチレータ(4)の四隅の脚部(4a)を
固定しているボルト(23)を利用して、2個のアンテナ
(30c),(30d)を取付ける。
第3図及び第4図にこのアンテナ(30c),(30d)の
ベンチレータ(4)への取付け状態を拡大して示すと、
ベンチレータ(4)のまわりには、コの字型のカバー
(24)がボルト(23)で取付けてある。この場合、カバ
ー(24)がベンチレータ(4)の通気部(4b)を塞がな
いようにしてある。そして、このカバー(24)の上部
に、アンテナ(30c)及び(30d)を構成する連結部材
(34)の一端を固定し、このそれぞれの連結部材(34)
のほぼ中央部に反射器(33)を固定すると共に、他端部
に導体棒(31),(32)を固定する。ここで、2本の導
体棒(31)と(32)とは、所定のギャップを設けて連結
部材(34)に固定する。また、連結部材(34)は絶縁材
とする。また本例においては、導体棒(31),(32)と
反射器(33)とを、断面がL字型のアングル材で構成
し、容易に取付けができるようにしてある。
ここで、各ベンチレータの上部と反射器(33)の下端
との間の高さ方向の間隔Hを、少なくとも15mmとし、各
ベンチレータの反射器(33)との水平方向の幅Lを、少
なくとも幅20mmとし、さらに反射器(33)の高さBを、
70mm以上とする。この場合、ベンチレータとの高さH,幅
L及び反射器(33)自身の高さBの値は、大きい方がア
ンテナの特性上好ましいが、実際には屋上(2)に搭載
できる機器の大きさが車両限界等の規格で決められてお
り、あまり大きなアンテナを取付けることは出来ず、上
述した値或いはこの値より若干大きな値に制限される。
このようにして4個のアンテナ(30a),(30b),
(30c),(30d)を取付けてあることで、それぞれのア
ンテナ(30a),(30b),(30c),(30d)は導体棒
(31),(32)が設置された方向の電波だけを受信し、
反対側(ベンチレータ側)から導体棒(31),(32)に
向かう電波は、反射器(33)により遮蔽され、反射電波
による定在波の発生を抑えることができる。従って、90
゜ずつ設置位置が異なる4個のアンテナ(30a),(30
b),(30c),(30d)で、ほぼ360゜全ての方向から来
る電波を受信することができる。
そして、このように構成される4個のアンテナ(30
a),(30b),(30c),(30d)を、車体(1)の床下
に吊り下げられた床下ユニット(40)内の切換器(41)
に同軸ケーブル(35)で接続する。この床下ユニット
(40)内には、文字放送受信のための機器が収納され、
切換器(41)は後述する判別回路(44)の制御で、何れ
かのアンテナから供給される受信信号を選択的に出力す
る。そして、この切換器(41)が出力する受信信号を、
ブースタ(42)を介して、ゴーストリダクションチュー
ナ(43)に供給し、このゴーストリダクションチューナ
(43)で予めセットされた所定のチャンネルのテレビジ
ョン放送信号を受信する。この場合、ゴーストリダクシ
ョンチューナ(43)は、垂直帰線期間内に挿入されたGC
R信号等を用いて、受信放送信号のゴーストリダクショ
ンを行うもので、選局部,中間周波増幅/復調部と共
に、ゴースト除去フィルタ,GCR信号抽出回路,比較回
路,制御回路等を備えており、電波の乱反射等により歪
みが生じたGCR信号と基準信号とを比較して、反射波信
号を抑圧するようになされている。
ここで本例においては、このゴーストリダクションチ
ューナ(43)で得た所定チャンネルのテレビジョン放送
信号を判別回路(44)に供給し、この判別回路(44)で
受信したテレビジョン放送信号に含まれる同期信号のレ
ベルを版徹し、切換器(41)でのアンテナ線の選択を、
最も良好なレベルの同期信号が得られるものにして、い
わゆるダイバーシティアンテナを構成する。この場合、
この判別回路(44)にはタイマ回路(45)が接続してあ
り、タイマ回路(45)による制御で、上述したレベル判
定を1秒毎に行うようにしてある。即ち、タイマ回路
(45)は、1秒に相当する時間をカウントする毎に判定
回路(44)に判断制御信号を供給し、判別回路(44)で
はこの判断制御信号が供給される毎にレベル判定を行う
ようにしてある。従って、切換器(41)でのアンテナ線
の切換は、電波状態が最も悪いときでも1秒間隔で行わ
れ、切換えられた何れかのアンテナでの受信状態が良好
であるときには、1秒毎に行われるレベル判定で一定レ
ベル以上の同期信号が検出され、1秒以上継続して同じ
アンテナからの信号を受信する。
そして、ゴーストリダクションチューナ(43)で得た
テレビジョン放送信号を、文字放送デコーダ(46)に供
給し、この文字放送デコーダ(46)で放送信号の垂直帰
線消去期間に多重された文字,図形等の文字放送信号を
得る。この場合、1チャンネルのテレビジョン放送信号
で複数の文字放送番組が送出されており、予めセットさ
れた所定の文字放送番組の少なくとも1画面分のデータ
を得たとき、文字放送デコーダ(46)に接続されたメモ
リ(47)にこのデータを記憶させる。即ち、文字放送デ
コーダ(46)は、受信して得たそれぞれの文字放送画面
が、完全なものであるか否かを判断する回路を有し、こ
の回路で1画面でも完全な画面のデータが得られたと判
断したときには、このデータが必要とする文字放送番組
であるとき、メモリ(47)に記憶させる。
この場合、文字放送番組の1画面分のデータの送信
は、通常0.5秒〜1秒程度で行われる。従って、少なく
とも0.5秒〜1秒程度継続して良好な受信ができると
き、1画面分の文字放送データの受信ができ、さらに良
好な受信状態が続くとき、複数の画面(即ち1つの文字
放送番組の全ページや複数の文字放送番組)の受信がで
きる。
そして、このようにしてメモリ(47)に記憶された所
定の文字放送番組のデータを文字放送デコーダ(46)に
順次読み出して、データで示される文字,図形等を画像
表示させる映像信号とし、この映像信号を同軸ケーブル
により床下ユニット(40)から出力させる。この場合、
この出力映像信号は、ベースバンドの映像信号(即ちRF
変調されていないコンポジット映像信号)とする。また
本例においては、床下ユニット(40)内に電源回路(4
8)を備え、この電源回路(48)から直流低圧の電源を
出力させる。
そして、この床下ユニット(40)から映像信号を出力
される同軸ケーブルを、車体(1)に取付けられた3分
配器(61)に接続し、出力映像信号を供給する。また、
電源回路(48)から出力される電源も、3分配器(61)
に供給する。この3分配器(61)は、増幅器が内蔵され
たもので、供給されるベースバンドの映像信号を3倍に
増幅すると共に、3分配を行うようにしたもので、この
ような構成としてあることで、入力映像信号のゲインと
分配された出力映像信号のゲインとが等しくなる。この
場合、電源回路(48)から出力される電源により増幅を
行う。
そして、この3分配器(61)からの第1,第2,第3の分
配出力の内、第1の分配出力を第1の2分配器(71)に
供給し、第2の分配出力を車体(1)の第1エンド(一
端)側の連結面に設けられた接続端子(62)に供給し、
第3の分配出力を車体(1)の第2エンド(他端)側の
連結面に設けられた接続端子(63)に供給する。また、
3分配器(61)に供給される電源も、第1の2分配器
(71)に供給する。
この第1の2分配器(71)は、増幅器が内蔵されたも
ので、供給されるベースバンドの映像信号を2倍に増幅
すると共に、2分配を行うようにしたもので、このよう
な構成としてあることで、上述した3分配器(61)と同
様に、入力映像信号のゲインと分配された出力映像信号
のゲインとが等しくなる。この場合、電源回路(48)か
ら3分配器(61)を介して供給される電源により増幅を
行う。
ここで、この第1の2分配器(71)の回路構成を第5
図に示すと、3分配器(61)側からベースバンドの映像
信号が供給される入力端子(71a)を、コンデンサC1
介して抵抗器R1及びR2の一端と演算増幅器(2)の非反
転側入力端子+とに接続する。そして、抵抗器R2の他端
を接地する。また、3分配器(61)側から電源電圧VDD
が供給される電源端子(71b)を、抵抗器R1の他端とコ
ンデンサC2及びC3の一端に接続し、このコンデンサC2
びC3の他端を接地する。この場合、電源電圧VDDとして
は、例えば直流7Vとする。そして、一端が接地された抵
抗器R3の他端を、演算増幅器(2)の反転側入力端子−
に接続し、この反転側入力端子−と演算増幅器(2)の
出力端子とを、抵抗器R4を介して接続する。そして、こ
の演算増幅器(2)の出力端子を、抵抗器R5を介して第
1の分配出力が得られる第1の出力端子(71c)に接続
する。この場合、演算増幅器(2)の出力端子と抵抗器
R5との接続中点を、抵抗器R6を介して接地する。
また、入力端子(71a)を、コンデンサC4を介して抵
抗器R7及びR8の一端と演算増幅器(3)の非反転側入力
端子+とに接続する。そして、抵抗器R8の他端を接地す
る。また、電源端子(71b)を、抵抗器R7の他端に接続
する。そして、一端が接地された抵抗器R9の他端を、演
算増幅器(3)の反転側入力端子−に接続し、この反転
側入力端子−と演算増幅器(3)の出力端子とを、抵抗
器R10を介して接続する。そして、この演算増幅器
(3)の出力端子を、抵抗器R11を介して第1の分配出
力が得られる第1の出力端子(71d)に接続する。この
場合、演算増幅器(3)の出力端子と抵抗器R11との接
続中点を、抵抗器R12を介して接地する。
このように構成したことで、電源端子(71b)に供給
される電源電圧VDDにより、3分配器(61)側から入力
端子(71a)に供給されるベースバンドの映像信号が2
倍に増幅されると共に2分配され、入力映像信号のゲイ
ンと各分配出力のゲインとが等しくなる。
そして、第1の2分配器(71)で分配された第1の分
配出力を後段に接続された第2の2分配器(72)に供給
し、第2の分配出力を後段に接続された第13の2分配器
(83)に供給する。この場合、3分配器(61)から供給
される電源を、第2及び第13の2分配器(72)及び(8
3)に供給する。
この第2の2分配器(72)は、第1の2分配器(71)
と同様に構成され、供給されるベースバンドの映像信号
を2倍に増幅すると共に、2分配を行うようにしたもの
で、第1の分配出力を車内に取付けられたテレビジョン
受像機(101)に供給し、第2の分配出力を後段に接続
された第3の2分配器(73)に供給する。
以下、同様にして後段に接続された2分配器(73),
(74),(75)‥‥(82)で、供給されるベースバンド
の映像信号を2倍に増幅すると共に、2分配を行い、第
1の分配出力を車内に取付けられた対応するテレビジョ
ン受像機(103),(104),(105)‥‥(111)に供給
し、第2の分配出力を後段に接続された2分配器(7
4),(75),(76)‥‥(82)に供給する。但し、最
後に接続された第12の2分配器(82)の第2の分配出力
は、テレビジョン受像機(112)に供給する。
この場合にも、各2分配器から接続されたテレビジョ
ン受像機及び後段の2分配器に、前段の2分配器側から
供給される電源を供給する。
また、第1の2分配器(71)の第2の分配出力側と接
続された第13の2分配器(83)の第1の分配出力を車内
に取付けられたテレビジョン受像機(113)に供給し、
第2の分配出力を後段に接続された第14の2分配器(8
4)に供給する。
以下、同様にして後段に接続された2分配器(85),
(86),(87)‥‥(93)で、供給されるベースバンド
の映像信号を2倍に増幅すると共に、2分配を行い、第
1の分配出力を車内に取付けられた対応するテレビジョ
ン受像機(114),(115),(116)‥‥(123)に供給
し、第2の分配出力を後段に接続された2分配器(8
6),(87),(88)‥‥(93)に供給する。但し、最
後に接続された第23の2分配器(93)の第2の分配出力
は、テレビジョン受像機(124)に供給する。
この場合にも、各2分配器から接続されたテレビジョ
ン受像機及び後段の2分配器に、前段の2分配器側から
供給される電源を供給する。
なお、連結面に設けられた接続端子(62)及び(63)
は、チューナ等を備えていない他の車両を前後に連結し
た場合に、この連結した車両(図示せず)の映像信号入
力端子と接続するもので、前後の車両へも受信した文字
放送等の映像信号を供給できるようにしてある。この場
合、前後の車両の映像用分配器及びテレビジョン受像機
が必要とする電源は、それぞれの車両内の電源回路から
供給する。
次に、このようにして接続されるテレビジョン受像機
(101),(102),(103)‥‥(124)に文字放送の画
像を表示させる場合の動作について説明する。
まず、文字放送を受信して文字放送デコーダ(46)に
接続されたメモリ(47)に、必要とする文字放送番組の
データを記憶させる作業を行う。この場合、テレビジョ
ン放送信号の受信状態が良好であれば、僅かな時間でメ
モリ(47)への記憶作業が終了するが、実際には車両
(1)が走行しているときにサービスを行うものである
ので、一時的に受信状態が良好になって、文字放送デコ
ーダ(46)で必要とする文字放送番組の少なくとも1画
面分のデータが得られたとき、この得られた画面のデー
タをメモリ(47)に記憶させ、以前に記憶された同じヘ
ージのデータを新しく受信したものに更新させる。
この場合、車両(1)から見た送信所の方向は走行に
より変化するが、90゜ずつ方向が異なる4個のアンテナ
(30a),(30b),(30c),(30d)の何れで良好な受
信が可能か判断するダイバーシティアンテナが構成して
あり、このそれぞれのアンテナ(30a),(30b),(30
c),(30d)を切換器(41)で順番にチューナ(43)側
に接続して、ゴーストリダクションチューナ(43)での
受信状態を判断回路(44)で順次判断し、最も良好な放
送信号が得られるアンテナに接続させる。
なお、一時的に受信状態が良好になって、文字放送デ
コーダ(46)で必要とする文字放送番組の画面が得られ
るのは、受信状態が非常に良い場合に限られるので、大
部分が駅等に停車しているときである。即ち、例えば都
心を各駅停車で走行する電車の場合、2〜3分走行する
毎に、数十秒〜1分程度駅に停車し、この停車中に文字
放送番組の受信が1画面分以上可能になる可能性が高
く、比較的高い頻度で文字放送の受信ができる。
そして、このようにして文字放送デコーダ(46)に接
続されたメモリ(47)に文字放送データの取り込みがで
きると、所定間隔で表示させる文字放送番組のデータを
読み出して文字放送を表示させる映像信号を作成し、こ
の映像信号を各分配器(61),(71)〜(93)を介して
テレビジョン受像機(101)〜(124)に伝送し、この車
内に設置されたテレビジョン受像機(101)〜(124)に
文字放送番組を表示させる。この場合、例えば複数種類
の文字放送を、数分から数十分のサイクルで順次表示さ
せる。
ここで本例においては、各分配器(61),(71)〜
(93)として、入力映像信号のゲインを2倍又は3倍の
整数倍にすると共に、この増幅した整数と同じ値に分配
(2分配又は3分配)するようにしてあるので、各テレ
ビジョン受像機(101)〜(124)に供給されるベースバ
ンドの映像信号は、床下ユニット(40)内の文字放送デ
コーダ(46)から送出されたとき殆どゲインが変わりな
く、受像させるのに適した良好なゲインの映像信号が各
テレビジョン受像機(101)〜(124)で得られる。そし
て、文字放送デコーダ(46)からの伝送のためにRF変調
を行っていないので、各テレビジョン受像機(101)〜
(124)に供給される映像信号は、このRF変調及び復調
が行われてない信号劣化の少ないものになり、信号劣化
の少ない良好な映像が表示される。さらに、各テレビジ
ョン受像機(101)〜(124)は、RF変調波からの復調を
行うテレビジョンチューナが必要なく、このチューナが
なく簡単な構成のいわゆるモニタ受像機とすることがで
き、システム構成を簡単にすることができる。
なお、上述実施例においては、主として2分配器を使
用して各テレビジョン受像機(101)〜(124)への映像
信号の分配を行うようにしたが、より分配数の大きな分
配器を使用して、分配器の数を少なくするようにしても
良い。即ち、例えば第6図に示すように、3分配器(6
1)の第1の分配出力を、次段に接続された3分配器(1
31)に供給し、以下各3分配器(131),(132)‥‥
(140)の第1の分配出力を、次段に接続された3分配
器(132),(133)‥‥(141)に供給する。そして、
最後に接続された3分配器(141の第1の分配出力を、
2分配器(142)に供給する。この場合、各3分配器(1
31),(132)‥‥(141)は、3分配器(61)と同様
に、入力映像信号のゲインを3倍にすると共に3分配す
るようにしたもので、2分配器(142)も入力映像信号
のゲインを2倍にすると共に2分配するようにしたもの
である。
そして、各3分配器(131),(132)‥‥(140)の
第2の分配出力を、それぞれ対応したテレビジョン受像
機(101),(102)‥‥(111)に供給し、各3分配器
(131),(132)‥‥(140)の第3の分配出力を、そ
れぞれ対応したテレビジョン受像機(113),(114)‥
‥(123)に供給する。そして、最後に接続された2分
配器(142)の第1の分配出力をテレビジョン受像機(1
12)に供給し、第2の分配出力をテレビジョン受像機
(124)に供給する。なお、図示はしないが、電源も各
分配器を介して順次供給させる。
その他の部分は、上述実施例と同様に構成する。
このようにすることで、第1図例と同様にベースバン
ドの映像信号がほぼ同じゲインで各テレビジョン受像機
(101),(102)‥‥(124)に供給され、RF変調を必
要としない簡単な構成で信号劣化の少ない良好な映像信
号の伝送ができる。この場合、本例においては各分配器
での分配数が多いので、少ない分配器でのより簡単な構
成で分配システムを構成できる。
また、上述実施例においては、文字放送受信設備だけ
を設置したが、VTR等の映像再生機器を設け、文字放送
番組と交互に再生映像を表示させるようにしても良い。
また、受信アンテナは、4個のアンテナ(30a),(3
0b),(30c),(30d)でダイバーシティアンテナを構
成したが、より多くのアンテナでダイバーシティアンテ
ナを構成しても良い。
また、上述実施例においては、電車に受信システムを
設置したものとしたが、他の移動体(自動車,船舶等)
にも適用できる。
さらにまた、本発明は上述実施例に限らず、その他種
々の構成が取り得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
本発明によると、各分配器では入力映像信号のゲイン
と分配された出力映像信号のゲインとがほぼ等しくな
り、例えばこの分配器を順次接続することで複数の受像
機への分配を行っても、各受像機に供給される映像信号
のゲインはほぼ等しくなり、複数台の受像機にベースバ
ンドの映像信号を劣化なく良好に伝送でき、RF変調を必
要としない簡単な構成で良好な映像信号の伝送ができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は一実
施例のシステムの車体への取付け状態を示す一部破断斜
視図、第3図は一実施例の要部を示す斜視図、第4図は
一実施例の要部を示す側面図、第5図は一実施例の分配
器を示す回路図、第6図は本発明の他の実施例を示す構
成図である。 (1)は車体、(3),(4)‥‥(8)はベンチレー
タ、(30a),(30b),(30c),(30d)はアンテナ、
(40)は床下ユニット、(41)は切換器、(43)はゴー
ストリダクションチューナ、(46)は文字放送デコー
ダ、(47)はメモリ、(48)は電源回路、(61)は3分
配器、(62),(63)は接続端子、(71),(72)‥‥
(93)は2分配器、(101),(102)‥‥(124)はテ
レビジョン受像機である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04H 1/02 H04H 1/02 Z H04N 5/268 H04N 5/268 5/44 5/44 Z (72)発明者 青塚 虎雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−272286(JP,A) 特開 平1−72613(JP,A) 特開 昭63−290418(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/00 H04N 5/38 - 5/46 H04N 5/262 - 5/278 B61D 37/00 B60R 11/02 B60L 3/00 B64D 11/00 H04H 1/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体の内部に映像信号送出機器を設け、
    該映像信号送出機器から出力されるベースバンドの映像
    信号を移動体の内部に配した複数のモニタ受像機に供給
    し、これらモニタ受像機にて映像を表示させる映像分配
    システムにおいて、 供給されるベースバンドの映像信号を所定整数倍に増幅
    した後、上記所定分の1に分配するベースバンド信号用
    の分配器を用いて入力信号とほぼ同一レベルの上記所定
    数の信号に分配し、この分配出力を上記複数のモニタ受
    像機の一部に供給するとともに、上記分配されたベース
    バンド信号の1つの出力を次段の分配器への出力信号と
    し、 上記分配器とモニタ受像機の組み合わせからなる分配段
    を複数段直列に接続して、上記映像信号送出機器から上
    記複数のモニタ受像機のそれぞれにほぼ同一レベルのベ
    ースバンド映像信号を分配するようにした映像分配シス
    テム。
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