JP3008076U - 骨盤固定ベルト - Google Patents

骨盤固定ベルト

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JP3008076U JP1994007240U JP724094U JP3008076U JP 3008076 U JP3008076 U JP 3008076U JP 1994007240 U JP1994007240 U JP 1994007240U JP 724094 U JP724094 U JP 724094U JP 3008076 U JP3008076 U JP 3008076U
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正良 齊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案の目的は、骨盤固定ベルトの改良にあ
り、押圧部材の製造を容易にすることによって製造にお
ける歩留まりを良好にすると共に、より一層腰痛の防止
を図ることのできる骨盤固定ベルトを提供。 【構成】 押圧機構13はそれぞれ蝶番13dで連結さ
れた折曲自在の3個の押圧部材13a,13b,13c
から構成され、仙骨と両腸骨下部を3個の押圧部材13
a,13b,13cで緊締し、骨盤を固定することによ
り、押圧部材を湾曲させる必要はなくなり、また蝶番を
使用することにより実施が、より簡単になるばかりでな
く強固にすることができる。その上、3個の押圧部材を
使用することにより、2個の場合よりも、より内方への
押圧力が増し、骨盤を固定する効果が大となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は骨盤固定ベルトに係り、特に骨盤にかかる負担を軽減させ、骨盤の開 離を阻止し、腰部を矯正すると共に安定化させて腰痛を防止することのできる骨 盤固定ベルトの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からゴルフのスイングや野球のバッテイング等による腰のひねりや長時間 のドライブ、長時間一定の姿勢を持続させる必要のある作業に於いては、骨盤に かかる極端な荷重により骨盤が開離しやすく、腰痛を起こす原因となることが多 い。腰痛を予防するために、通常のコルセットや腹巻式のものでは骨盤を固定し 安定させることは望めないので本当の意味での腰痛の防止にはならない。その上 、幅が広く装着していて圧迫感があり、スポ−ツ等には使用できないという不都 合があった。
【0003】 この為、従来から骨盤にかかる負担を軽減し、骨盤の開離を阻止し、腰部を矯 正すると共に安定化し腰痛を防止することのできる骨盤固定ベルトが提案されて いる。例えば特公昭57−43257号公報には、両腸骨前上棘直下部と仙骨位 置の体側を囲繞締結する帯状体の両腸骨前棘と大腿骨大転子部間該当位置に、該 帯状体により上記腸骨前上棘直下部方向に押し付けられるようになる押圧機構を 設け、該両押圧機構がそれぞれ中央部において折曲自在になる2個の硬質材製押 圧部材からなり、それぞれ体側に沿った湾曲面によって構成されるものである。 この押圧機構は金属または硬質の物質から構成されて、それぞれ内側に湾曲面を もった略ハ−ト型の2個の押圧部材を相対向し、ピンを介して連結させたもので ある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来技術によれば、押圧機構が、中央部において折曲自在になる内側に湾 曲面をもった2個の押圧部材から構成され、押圧部材が金属または硬質の物質を 湾曲させてピンで連結させているために、押圧部材を製造することは、技術的に 大変難しく実際の実施に於いても大量の不良品を出しているのが現状である。
【0005】 本考案の目的は、骨盤固定ベルトが両腸骨下部と仙骨を一周して緊締し、その 上、ベルトの側部に構成した押圧機構によって骨盤と大腿骨大転子部を一体化し て固定させ、骨盤の開離を阻止し、腰部を矯正すると共に安定化し腰痛の防止を 図る骨盤固定ベルトの改良にあり、押圧部材の製造を容易にすることによって製 造における歩留まりを良好にすると共に、より一層腰痛の防止を図ることのでき る骨盤固定ベルトを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る骨盤固定ベルトは、両腸骨前上棘下部と大腿大転子部との間の部 位を巻回して緊締するベルトであって、該骨盤固定ベルトは長さの異なる少なく とも2本の帯状体と、該帯状体の一端部にそれぞれ形成された連結環と、帯状体 の一方の面にそれぞれ配設された仙骨と両腸骨下部を押圧する硬質性の押圧機構 と、面状ファスナーと、を備えた骨盤固定ベルトにおいて、前記押圧機構はそれ ぞれ蝶番で連結され折曲自在の3個の押圧部材からなり、前記一方の連結環に他 方の帯状体を係合させて帯状体を連結すると共に、仙骨と両腸骨下部を前記3個 の押圧部材で緊締し、骨盤を固定することにより骨盤の開離を阻止し腰部の安定 化を図り、腰痛を防止することを特徴とする。 また請求項2で示すように、前記ベルトは幅45mm 〜60mmの帯状体であり 、面ファスナ−によって長さを調節して前記押圧機構間の距離を調節可能にした ことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案では、押圧機構はそれぞれ蝶番で連結された折曲自在の3個の押圧部材 から構成され、仙骨と両腸骨下部を3個の押圧部材で緊締し、骨盤を固定するこ とにより、押圧部材を湾曲させる必要はなくなり、またピンの代わりに蝶番を使 用することにより実施が、より簡単になるばかりでなく強固にすることができる 。その上、3個の押圧部材を使用することにより、2個の場合よりも、より内方 への押圧力が増し、骨盤を固定する効果が大となるものである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部 材,配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変す ることができるものである。
【0009】 図1乃至図5は本考案の実施例を示すものであり、図1は帯状体を示す説明図 、図2は押圧部材の正面図、図3は2本の帯状体を連結して骨盤固定ベルトとす る前の状態を示す説明図、図4及び図5は装着状態を示す説明図である。
【0010】 本例の骨盤固定ベルト10は、図5で示すように両腸骨前上棘下部Xと大腿大 転子部Yとの間の部位を巻回して緊締するベルトである。即ち、図4で示すよう に、通常のベルト位置Zより下側の位置で締め付けるが、このとき図5で示すよ うに、腸骨Vの下側位置になるように装着する。
【0011】 そして本例の骨盤固定ベルト10の主たる構成要素としては、少なくとも2本 の帯状体11(11a,11b)と、これらの帯状体11の一端部にそれぞれ形 成された連結環12と、帯状体11の一方の面にそれぞれ配設された仙骨Sと両 腸骨Vの下部を押圧する硬質性の押圧機構13と、面状ファスナー14と、滑り 止め15とを備えている。
【0012】 本例の帯状体11は図3で示すように、長さの異なる2本の長尺の帯状のベル トから構成されている。本例の各帯状体11(11a,11b)は、二枚の革製 (合成皮革を含む)の長尺帯体を用いており、一枚の長尺帯体の長尺側の両側自 由端を中央側へ折り曲げて2層構造としたものを2枚作成し、この2枚の帯体を 互いに折り曲げ側を合わせて縫合等により接合したものである。帯体の素材とし て合成皮革を用いた例について説明すると、合成皮革と芯材とを所定の長さに裁 断し、接着剤を塗布して、芯材側の両面を腹合わせして接着し、縫合したものを 用いている。 なお長さの異なる2本の帯状体11a,11bを用いているが、2本以上の複 数の帯状体から構成することもできる。
【0013】 本例の連結環12は、上記各帯状体11a,11bの短尺側自由端部の一方を 折り曲げて、この折り曲げの中に連結環12を配置し、折り曲げた部分の端末部 を縫合等により接合したものである。また各帯状体11a,11bの連結環12 側の端部寄りに押圧機構13が配設されている。
【0014】 本例の押圧機構13は、帯状体11(11a,11b)の一方の面に、取付布 部16によって取付られて、仙骨Sと両腸骨Vの下部を押圧する位置に、それぞ れ配設されている。この押圧機構13は、硬質性のものであり、本例では金属製 の金具を用いているが硬質プラスチックを用いることもできる。この押圧機構1 3は、図2で示すように3個の押圧部材13a,13b,13cから構成され、 中央の押圧部材13bは蝶番13dにより連結され、折曲自在になっている。ま た両側に位置する押圧部材13a,13cは係合輪13eを備えており、この係 合輪13eと取付布部16とを係合させ、取付布部16を帯状体11に縫合する ことにより、両側の押圧部材13a,13cは、帯状体11に対して可動可能に 且つそれぞれ3個の押圧部材13a,13b,13cが可動可能に配設される。
【0015】 本例の面状ファスナー14は、帯状体11の一方の面、即ち一方の帯状体11 a(本例では短い方)では押圧機構13の配設側に所定範囲で間隙をおいて2カ 所に設けられ、他方の帯状体11b(本例では長い方)には押圧機構13の配設 位置と反対側の面に間隙をおいて2カ所設けられている。この面状ファスナー1 4と帯状体11とは縫合等により接合されている。 また本例の帯状体11a,11bには、上記面状ファスナー14の配設面と反 対側の面に滑り止め15が設けられている。本例の滑り止め15は軟質塩化ビニ ールの起毛タイプのものが用いられており、上記面状ファスナー14と反対側の 面に縫合されている。
【0016】 次に、上記構成からなる骨盤固定ベルト10の装着及び作用について説明する 。 骨盤固定ベルト10は一方の帯状体11aの連結環12に、他方の帯状体11b の連結環12と反対側の端部を挿入して他方の帯状体11bの連結環12側へ折 り曲げて、面状ファスナー14で他方の帯状体11bに配設された面状ファスナ ーどうしを接合する。これにより他方の側帯端部に設けられた連結環12には背 帯端部が挿抜自在になり、背帯の一面に貼設された面状ファスナー14により長 短調節自在に連結環12と繋ぐことができる。このように骨盤固定ベルト10は 使用者の体格および体型に応じて背帯と両前帯の長さをそれぞれ調節し、両押圧 機構13を腸骨前上棘直下部の体側に位置させて仙骨S部位を一周して骨盤を締 結する。
【0017】 そしてこの締結により押圧機構13は腸骨前上棘と大腿骨大転子部間の側方に 位置し、部皮下層を押圧して大腿骨大転子部と腸骨前上棘直下部を固定するよう になり、骨盤に掛った荷重は大腿骨頭部からだけでなく大腿骨大転子部からも支 承されるようになり、骨盤に対して面で支えるようになるものである。これによ り、使用者の体型にあわせた長さとすることができる。このとき、3個の押圧部 材からなる押圧機構13が仙骨と両腸骨下部を緊締し、骨盤を固定することによ り骨盤の開離を阻止し腰部の安定化を図り、腰痛を防止する
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案による骨盤固定ベルトは両腸骨下部と仙骨部分を一周し て緊締し、ベルトに設けられた押圧機構により骨盤と大腿骨を一体化して固定さ せ荷重による骨盤の開離を阻止し、幅が45mm〜60mm程なので、圧迫感がなく 、楽に活動ができ、しかもズボン等の着衣の下に付けるため外から目立たなく、 スポ−ツ等に最適であるばかりでなく、あらゆる場合に使用が可能である。また 、滑り止め付きなので、活動中にズレることもなく装着も取り外しも面状ファス ナ−によるワンタッチで簡単にできる。このように本考案による骨盤固定ベルト は腰部の安定化を増し、使用感が大変すぐれており、その上使用範囲が広く、そ の効果は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】帯状体を示す説明図である。
【図2】押圧部材の正面図である。
【図3】2本の帯状体を連結して骨盤固定ベルトとする
前の状態を示す説明図である。
【図4】装着状態を示す説明図である。
【図5】装着状態を示す他の説明図である。
【符号の説明】
10 骨盤固定ベルト 11(11a,11b) 帯状体 12 連結環 13 押圧機構13 13a,13b,13c 押圧部材 13d 蝶番 13e 係合輪 14 面状ファスナー14 15 滑り止め15 16 取付布部16 S 仙骨 V 腸骨 X 腸骨前上棘下部 Y 大腿大転子部 Z ベルト位置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両腸骨前上棘下部と大腿大転子部との間の
    部位を巻回して緊締するベルトであって、該骨盤固定ベ
    ルトは長さの異なる少なくとも2本の帯状体と、該帯状
    体の一端部にそれぞれ形成された連結環と、帯状体の一
    方の面にそれぞれ配設された仙骨と両腸骨下部を押圧す
    る硬質性の押圧機構と、面状ファスナーと、を備えた骨
    盤固定ベルトにおいて、前記押圧機構はそれぞれ蝶番で
    連結され折曲自在の3個の押圧部材からなり、前記一方
    の連結環に他方の帯状体を係合させて帯状体を連結する
    と共に、仙骨と両腸骨下部を前記3個の押圧部材で緊締
    し、骨盤を固定することにより骨盤の開離を阻止し腰部
    の安定化を図り、腰痛を防止することを特徴とする骨盤
    固定ベルト。
  2. 【請求項2】 前記ベルトは幅45mm 〜60mmの帯状
    体であり、面状ファスナ−によって長さを調節して前記
    押圧機構間の距離を調節可能にしたことを特徴とする請
    求項1記載の骨盤固定ベルト。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054354A1 (ja) * 2007-10-22 2009-04-30 Sea Shell Co., Ltd. 仙腸関節包内運動矯正ベルト及びその使用方法

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