JP3007585B2 - 画像のカブセ処理装置および方法 - Google Patents

画像のカブセ処理装置および方法

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JP3007585B2
JP3007585B2 JP9026112A JP2611297A JP3007585B2 JP 3007585 B2 JP3007585 B2 JP 3007585B2 JP 9026112 A JP9026112 A JP 9026112A JP 2611297 A JP2611297 A JP 2611297A JP 3007585 B2 JP3007585 B2 JP 3007585B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印刷時の版ずれ
に起因する白抜けを防止するために、画像内にカブセ領
域を作成する画像のカブセ処理装置および方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】カラー印刷版を作成する工程において
は、通常4色(Y,M,C,K)の印刷版を作成する。
そして、これらの印刷版を、4色カラー印刷機にかける
ことによりカラー印刷物を作成している。
【0003】カラー印刷機は、非常に精密な機械である
が、高速輪転印刷を行なうと、高精度な印刷機を用いた
場合でも、4つの印刷版相互に±0.05mm程度のず
れ(以下、「版ずれ」と呼ぶ)を生じることがある。こ
の版ずれによる印刷物の品質の劣化を防止するために、
従来から印刷版の作成工程において様々な工夫が行なわ
れている。
【0004】図22は、2つの色領域CA1,CA2が
互いに接触した状態で隣接している画像を示す概念図で
ある。
【0005】ここで、各領域の色(色[色領域]と記
す。)をイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の網点面積率Hy,Hm,H
c,Hk(%)によって、次のように表わす。
【0006】 色[色領域]=(Hy,Hm,Hc,Hk)
【0007】各色領域CA1,CA2の色は、図22の
下部にも示されているように、それぞれ次のように表わ
される。
【0008】 色[CA1]=( 0,80, 0, 0) 色[CA2]=( 0, 0,80, 0)
【0009】図22の画像を印刷するために4色の印刷
版を作成して印刷機にかけた際に、M版がX方向に−
0.05mmずれ、C版がX方向に+0.05mmずれ
て印刷されたとすると、印刷された画像は図23に示す
ようになる。すなわち、色領域CA1,CA2のほか
に、2つのずれ領域SA1,SA2が新たに生じる。ず
れ領域SA1,SA2の色はそれぞれ次のようになって
いる。
【0010】 色[SA1]=( 0, 0, 0, 0) 色[SA2]=( 0,80,80, 0)
【0011】つまり、ずれ領域SA1はいわゆる「白抜
け」であり、印刷物として非常にめだつ劣悪な品質を呈
する結果となる。
【0012】このような品質低下を防止するために、製
版工程では従来から「カブセ」と呼ばれる処理が行なわ
れている。「カブセ」処理とは、互いに接触するように
隣接すべき2つの領域の形状を調整し、両者が部分的に
重なるようにする処理である。
【0013】図24ないし図26は、図22の画像につ
いておこなうカブセ処理の内容を示す説明図である。図
24は、形状修正後の第1の色領域CA1aを示してい
る。この修正後の色領域CA1aは、破線で示す元の色
領域CA1よりも、中央の白色部が小さくなるように形
成されている。図25は、形状修正後の第2の色領域C
A2aを示している。この修正後の色領域CA2aも、
破線で示す元の色領域CA2よりも、外周部の白色部が
小さくなるように形成されている。図26は、修正後の
色領域CA1a,CA2aを重ねて印刷した結果として
得られる画像を示している。
【0014】カブセ領域LAの幅は、印刷機における版
ずれによって「白抜け」が生成されないように設定され
る。例えば、印刷機における版ずれが±0.05mmの
範囲で生じる場合、カブセ領域LAの幅は0.1mm程
度に設定される。このように各色領域CA1a,CA2
aを形成しておけば、版ずれが起こった場合でも、カブ
セ領域LAが変形するだけであり、図23のような「白
抜け」の発生が防止される。
【0015】なお、カブセ領域LAは細い領域であり、
また、その周囲の色領域CA1aまたはCA2aに似通
った色を有しているので目につき難く、画像品質を劣化
しないことが経験的に知られている。
【0016】この「カブセ」処理を行なう手法として、
従来は以下の2つの方法がとられていた。
【0017】第1の方法は、光学的な手法によりカブセ
領域を生成する方法である。一般に、一定色の画像領域
(製版用語では、「平網」または「チント」と呼ぶ。)
は、マスクと平網シートとを用いて作成することがで
き、カブセ領域はマスクの領域のサイズを調整すること
によって形成できる。しかし、このような手法では、カ
ブセ領域を作成するためにマスクや平網シート等の部材
が必要となり、コストが増大するという問題もあった。
【0018】そこで、近年では、第2の方法として、レ
イアウトスキャナ等の画像処理装置によって、画像デー
タを演算処理することにより、カブセ領域を生成する方
法が用いられている。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】しかし、画像処理装置
による従来のカブセ処理方法では、図形や文字などの各
画像要素について、カブセ領域をオペレータが1つずつ
指定する必要があった。したがって、多数の画像領域を
含む画像についてカブセ処理を行なう場合に、各画像領
域毎にオペレータがカブセ領域を指定する作業が非常に
煩雑となり、また、それに応じて処理時間も増大すると
いう問題があった。
【0020】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、多数の画像領域
を含む画像についても、カブセ処理を容易に行なうこと
のできる画像のカブセ処理方法を提供することを目的と
する。
【0021】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、第1の発明
は、それぞれ異なる色を有する複数の画像領域を含むカ
ラー画像の画像データを処理することにより、隣接する
画像領域同士でカブセ処理を行う画像のカブセ処理装置
において、隣接する画像領域同士の境界部にカブセ領域
を形成するカブセ領域形成手段と、前記カブセ領域の色
を決定する色決定手段と、を備え、前記色決定手段は、
色成分毎に隣接する画像領域同士の網点面積率の最大
値を求める最大値演算手段と、前記最大値演算手段によ
って求められた各色成分の網点面積率の最大値を、それ
ぞれカブセ領域の対応する色成分の網点面積率として設
定する設定手段と、を備えることを特徴とする。
【0022】第1の発明によれば、隣接する画像領域の
境界部に形成されるカブセ領域の色の色成分の網点面積
として、その隣接する画像領域の色の各色成分毎の
点面積率の最大値を採用しているので、印刷時の版ずれ
に起因する白ぬけを防止するとともに、カブセ領域の色
を、隣接画像領域の色と近いものとすることができ、カ
ブセ領域を目立ちにくい色にすることができる。
【0023】前記画像データは、黒と白を表す2値画像
データを色付け処理することにより得られたカラー画像
であることが好ましい。
【0024】また、前記カブセ領域形成手段は、前記隣
接する画像領域の一方の画像領域を拡張することによ
り、カブセ領域を形成することが好ましい。
【0025】第2の発明は、それぞれ異なる色を有する
複数の画像領域を含むカラー画像の画像データを処理す
ることにより、隣接する画像領域同士でカブセ処理を行
う画像のカブセ処理方法において、 (a)隣接する画像領域同士の境界部にカブセ領域を形
成する工程と、 (b)色成分毎に隣接する画像領域同士の網点面積率
最大値を求める工程と、 (c)前記工程(b)によって求められた、各色成分毎
網点面積率の最大値を、それぞれ前記カブセ領域の
応する色成分の網点面積率として設定する工程と、を備
えることを特徴とする。
【0026】第2の発明によれば、第1の発明と同様
に、隣接する画像領域の境界部に形成されるカブセ領域
の色の色成分の網点面積率として、その隣接する画像領
域の色の各色成分毎の網点面積率の最大値を採用してい
るので、印刷時の版ずれに起因する白ぬけを防止すると
ともに、カブセ領域の色を、隣接画像領域の色と近いも
のとすることができ、カブセ領域を目立ちにくい色にす
ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
A.装置の構成:図1は、本発明の一実施例を適用して
画像のカブセ処理を行なう画像処理装置の概略構成を示
すブロック図である。この画像処理装置は、次のような
構成要素を有している。
【0028】(a)画像入力装置1:版下画像を読み取
って、その2値画像を得る装置であり、例えば平面型ス
キャナで構成される。
【0029】(b)画像メモリ2:処理対象となる画像
の画像データをビットマップデータとして記憶するメモ
リ。また、各画素について、後述するカブセ情報(色番
号、処理済みフラグ、カブセ色参照番号)を記憶する。
【0030】(c)表示メモリ3:カラーモニタに表示
する画像のビットマップデータを記憶するメモリ。この
画像データは、画素ごとに与えられた色番号(色を表わ
す番号)で構成されており、表示状態を変更するたびに
再生成される。
【0031】(d)カラーパレット4:表示メモリ3か
ら与えられる各画素の色番号(後述する)を、R(レッ
ド),G(グリーン),B(ブルー)の表示色データに
変換する。
【0032】(e)カラーモニタ5:処理対象となって
いる画像を表示するための表示部。カブセ処理後の画像
の表示も行なう。
【0033】(f)制御演算部6:画像処理装置の各部
の制御、および、後述する太らせ処理、色番号テーブル
の管理、カブセ色の演算等を行なう。
【0034】(g)表示制御部7:カラーモニタ5にお
ける画像の表示の制御を行なう。また、カラーモニタ5
上の表示カーソルの位置をマウスの動きに対応させるよ
うに制御する。
【0035】(h)マウス8:カラーモニタ5に表示さ
れた画像上の処理対象領域等を指定する際に用いられ
る。
【0036】(i)色番号テーブル9:色番号に対応す
るY,M,C,K各色の網点面積率を記憶するテーブ
ル。 (j)補助メモリ10:版ずれ最大幅の値や、各
種の処理の過程で必要となる一時的な情報を記憶するた
めのメモリ。
【0037】(k)画像出力装置11:カブセ処理後の
画像をフィルムなどの記録媒体に記録する装置。
【0038】B.処理の概略手順:図2は、カブセ処理
の手順を示すフローチャートである。ステップS1で
は、まず台紙上に文字や図形を配置して版下を準備す
る。図3は、処理の対象となる版下画像BCを示す平面
図である。この版下画像には、円Cと、円Cの上下にそ
れぞれ引かれた線分L1,L2とが黒色で描かれてお
り、その他の部分は白色となっている。
【0039】ステップS2では、版下画像BCの2値画
像データDbを画像入力装置1で読み取る。この2値画
像データDbは、版下画像内の各画素が黒か白かを示す
データである。
【0040】ステップS3では、版下画像全体について
色付け処理が行なわれる。色付け処理とは、黒色部と白
色部の境界線によって互いに分離された互いに独立の領
域を区別し、区別された各領域に異なる色を表わす色番
号Ncを割り当てる処理のことを言う。図3の例では、
円Cと線分L1,L2の黒色のケイ線部と、円C内の白
色の内部領域R1と、円Cの両側の凹型の2つの白色の
領域R2,R3とに領域分けされる。各領域は制御演算
部6によって互いに分離され、その後に、各領域の色が
オペレータによって指定される。なお、色付け処理の詳
細は、さらに後述する。
【0041】ステップS4では、黒色のケイ線部C,L
1,L2について細線化処理を行ない、ケイ線部を除去
して色領域のみを残す。細線化処理の内容は、例えば本
出願人により開示された特開平1−170169号公報
や特開平1−181279号公報などに記載されてい
る。
【0042】図4は、このようにして得られた画像を示
す図である。各色領域CR1〜CR3は、ケイ線を挟ま
ずに直接接触しており、例えばそれぞれ次の色が指定さ
れている。
【0043】 色[CR1]=(80, 0, 0, 0) 色[CR2]=( 0,80, 0, 0) 色[CR3]=( 0, 0,80, 0)
【0044】各色領域CR1〜CR3には、図4の下部
に示すように次のデータが与えられている。
【0045】a.色番号Nc:色を表わす番号であり、
例えば10ビットのデータである。各色領域CR1〜C
R3には、それぞれ1〜3の値が割り当てられている。
【0046】b.処理済みフラグFp:カブセ処理を行
なって形成された領域であるか否かを示すフラグであ
り、例えば1ビットのデータである。図4の画像はカブ
セ処理前なので、各色領域CR1〜CR3のフラグは全
てオフとなっている。
【0047】c.カブセ色参照番号Nr:カブセ処理に
よって形成された領域の、カブセ処理前の色番号であ
り、例えば10ビットのデータである。図4の画像で
は、まだどの領域にも割り当てられていない。
【0048】なお、図4の画像は、カラーモニタ5上に
表示される。
【0049】ステップS5では、カラーモニタ5に表示
された画像を観察しながら、オペレータがカブセ処理を
行なう領域(処理対象領域)をマウス8を使用して指定
する。ここでは、色領域CR2を指定することとする。
【0050】ステップS6では、ステップS5で指定さ
れた処理対象領域(色領域CR2)についてカブセ処理
を行ない、図5に示す画像を作成する。図に示すよう
に、カブセ処理によって、色領域CR2の周囲に所定の
幅dを有する色領域(カブセ領域)CR4,CR5が形
成される(この方法は後に詳述する)。この幅dは、印
刷機における版ずれの最大幅に等しく設定されており、
補助メモリ10に予め記憶されている。
【0051】これらのカブセ領域CR4,CR5では処
理フラグFpがオンになっており、また、カブセ色参照
番号はそれぞれ1と3になっている。
【0052】カブセ領域CR4,CR5の色は、Y,
M,C,Kのそれぞれの色成分について、処理対象領域
CR2の網点面積率とカブセ色参照番号Nrで表わされ
る色の網点面積率とのうちの、より大きな値を採用する
ことにより決定される。すなわち、色領域CR4,CR
5は、それぞれ下記の色に設定される。
【0053】 色[CR4]=(80,80, 0, 0) 色[CR5]=( 0,80,80, 0)
【0054】なお、カブセ処理の詳細手順については後
述する。
【0055】このようにして得られたカブセ処理済みの
画像は、カラーモニタ5に表示され、ステップS7にお
いてオペレータが画像の良否を確認する。
【0056】表示された画像を修正する必要がある時に
は、ステップS8において、オペレータがブラシ処理や
部分的な色替え等の画像修正処理を行なう。
【0057】さらに、他にカブセ処理を行なうべき色領
域があれば、ステップS9からステップS5に移行し、
ステップS5〜ステップS8の処理を繰り返す。 その
後、ステップS10において処理済みの画像を画像出力
装置11によって網フィルムや刷版に記録する。
【0058】以上のように、本実施例では、予め設定さ
れた幅を有するカブセ領域CR4,CR5を処理対象領
域CR2の周囲に形成し、また、カブセ領域CR4,C
R5の色を、処理対象領域CR2の色と、カブセ処理前
のカブセ領域CR4,CR5の画像部分の色とに基づい
て設定している。したがって、画像データの処理によっ
てカブセ領域CR4,CR5の形状と色とを自動的に決
定でき、多数の画像領域を含む画像についてもカブセ処
理を容易に行なうことができるという利点がある。
【0059】C.カブセ処理の詳細手順:図6は、カブ
セ処理のステップS6の処理を詳細に示すフローチャー
トである。ステップS61では、カブセ領域の幅dに相
当する画素数mを決定する。前述したように、この実施
例では、幅dが印刷機における版ずれの最大値に等しく
設定されており、補助メモリ10に予め記憶されてい
る。幅dに相当する画素数mは、幅dの値を、画像入力
装置1の読み取り分解能(画素の幅)で割ることにより
求められる。例えば、幅dが0.1mmであり、読み取
り分解能が0.05mmの時には、m=2と算出され
る。なお、この演算は制御演算部6によって行なわれ
る。
【0060】ステップS62では、処理対象領域CR2
を、画素数mだけ拡張する太らせ処理を行なう。
【0061】図7は、太らせ処理の詳細手順を示すフロ
ーチャートである。また、図8は太らせ処理に用いる3
x3マスクMpを示し、図9はカブセ処理の対象となっ
ている画像(この実施例では図4の画像)の画素座標を
一般的に示している。図9の画像の主走査方向の座標j
の値は1〜Jの範囲、副走査方向の座標iの値は1〜I
の範囲と仮定している。
【0062】図10は、図4の画像における画素ごとの
色番号Ncを示す概念図である。なお、この図では、図
示の便宜上、1画素の大きさが誇張されている。
【0063】太らせ処理に先だって、各画素P(i,
j)の画像メモリ情報として以下のデータが補助メモリ
10に記憶されている。
【0064】a.色番号Nc(i,j); b.処理済みフラグFp(i,j); c.カブセ色参照番号Nr(i,j)
【0065】ステップS201では、3x3マスクMp
を画像上のスタート位置(図9の例では、画素座標の端
部)に配置する。
【0066】以下のステップS202〜S209は、処
理対象領域CR2の周囲に1画素分の幅を有する領域を
形成し、その領域内の各画素の画素メモリ情報を書き換
える処理である。
【0067】ステップS202では、3x3マスクMp
の中心画素Pについて、処理済みフラグFpがオンにな
っているか否かが判断される。処理済みフラグFpがオ
ンであればステップS203〜S208の処理が省略さ
れ、オンでなければステップS203〜S208の処理
が実行される。
【0068】ステップS203では、中心画素Pが処理
対象領域CR2内の画素であるか否かが判断される。こ
の判断は、中心画素Pの色番号Nc(P)を処理対象領
域CR2の色番号Nc(CR2)と比較することによっ
て行なわれる。Nc(P)とNc(CR2)とが等しい
時には、ステップS204を実行し、ポインタnの値を
1に初期化する。このポインタnは、以下のステップで
3x3マスクMpの周辺画素を検査する際に使用するポ
インタである。
【0069】なお、以下の説明および図7において、ポ
インタnと座標(i,j)との関係は、中心画素Pの座
標を(Pi ,Pj )とすれば、次のとおりである。
【0070】 n=1のとき(i,j)=(Pi−1,Pj−1); n=2のとき(i,j)=(Pi−1,Pj ); n=3のとき(i,j)=(Pi−1,Pj+1); n=4のとき(i,j)=(Pi ,Pj+1); n=5のとき(i,j)=(Pi+1,Pj+1); n=6のとき(i,j)=(Pi+1,Pj ); n=7のとき(i,j)=(Pi+1,Pj−1); n=8のとき(i,j)=(Pi ,Pj−1)
【0071】従って例えば図7においては、中心画素P
の座標が(2,2)であるから、 n=1のとき (i,j)=(1,1); n=2のとき (i,j)=(1,2); n=3のとき (i,j)=(1,3); n=4のとき (i,j)=(2,3); n=5のとき (i,j)=(3,3); n=6のとき (i,j)=(3,2); n=7のとき (i,j)=(3,1); n=8のとき (i,j)=(2,1) となる。
【0072】ステップS205では、3x3マスクMp
の8つの周辺画素An(n=1〜8)のうち、ポインタ
nで示される周辺画素Anが処理対象領域CR2の画素
であるか否かが判断される。この判断は、周辺画素An
の色番号Nc(An)を処理対象領域CR2の色番号N
c(CR2)と比較することによって行なわれる。
【0073】Nc(An)とNc(CR2)とが異なる
場合には、まずステップS206aにおいて、画素An
(i,j)の色番号を、Nc0(i,j)に画像メモリ
情報を書き換える前に記憶させておく。そしてステップ
S206bにおいて、その周辺画素An(i,j)の画
像メモリ情報を、次のように書き換える。
【0074】 色番号: Nc(i,j) =Nc(CR2); 処理済みフラグ: Fp(i,j) =”オン”; カブセ色参照番号: Nr(i,j)=Nc0(i,
j)
【0075】なお、本実施例では、ステップS206a
において書き換えられる前の周辺画素An(i,j)の
色番号をNc0(i,j)に一旦記憶させてからステッ
プS206bを実行しているが、ステップS206bの
実行順序を次のように変更すれば、ステップS206a
を省くことができる。
【0076】Nr(i,j)=Nc(i,j); Fp(i,j)=”オン”; Nc(i,j)=Nc(CR2)
【0077】また、ステップS205において、周辺画
素An(i,j)の色番号が処理対象領域CR2の色番
号と等しくないときには、ステップS206aおよびS
206bの処理を省略して、次のステップS207に移
行する。
【0078】ステップS207では、ポインタnを1つ
増加させ、ステップS208からS205に戻る。こう
して8つの周辺画素A1〜A8について順次ステップS
205〜S208の処理を行なう。
【0079】なお、ステップS202において、中心画
素Pの処理済みフラグFpがオンの時にはステップS2
03〜S208を省略し、後述するステップS209に
移行する。また、ステップS203において中心画素P
の色番号Nc(P)が処理対象領域CR2の色番号Nc
(CR2)と等しくないときにもステップS204〜S
208を省略してステップS209に移行する。
【0080】ステップS209,S210では、3x3
マスクMpが画像の最終走査線の終点位置にないときに
は、3x3マスクMpを主走査方向に沿って1画素分進
める。また、3x3マスクMpが主走査線の終点位置に
ある場合には、次の主走査線の始点位置に移動する。
【0081】こうして、3x3マスクMpが画像上の終
点位置まで移動するまでステップS202〜S208の
処理が繰り返され、処理対象領域CR2の周囲に、1画
素の幅を有する領域が形成される。
【0082】この後、ステップS211において、カブ
セ領域の画素数mの値を1つ減少させる。この実施例で
は、図6のステップS61において画素数mの初期値が
2に決定されているので、このステップで画素数m=1
となる。
【0083】画素数mの値がゼロでなければ、ステップ
S212からステップS201にもどり、ステップS2
01〜S212の処理が再度実行される。
【0084】こうして、処理対象領域CR2の周囲に、
画素数mの幅を有する領域(カブセ領域)が形成され
る。すなわち、処理対象領域CR2が、画素数mだけ拡
張される。図11は、こうして形成されたカブセ領域C
R4,CR5を含む画像の色番号の分布を示しており、
また、図12はカブセ領域CR4,CR5のカブセ色参
照番号を示ている。カブセ領域CR4,CR5の幅は上
述のように2画素分に相当するが、ここでは図示の便宜
上、1画素分の幅を有するように描かれている。
【0085】以上のようにして、処理対象領域CR2の
太らせ処理が終了すると、図6のステップS63が実行
され、ステップS62で形成されたカブセ領域CR4,
CR5に新たな色番号が設定される。
【0086】図14は、ステップS63の詳細手順を示
すフローチャートである。ステップS301では、色番
号Ncの最大値Nmax(ここではNmax=3)に1
を加えた値を新規色番号Nnew(=4)とする。ま
た、画素座標(i,j)の値と新規色番号ポインタkの
値とを1に初期化しておく。
【0087】なお、図14の処理に使用するためのデー
タテーブルとして、次の2つのテーブルが補助メモリ1
0内に用意されている。
【0088】新規色番号テーブルTcol: カブセ領
域に割り当てられる新たな色番号を格納する。
【0089】参照番号テーブルTkbs: カブセ領域
の新たな色番号に相当するカブセ色参照番号を格納す
る。
【0090】ステップS302では、処理済みフラグF
pがオンの画素を選択する。選択された画素について
は、以下のステップS303〜S306で画像メモリ情
報を書き換える処理が行なわれる。
【0091】ステップS303では、座標(i,j)の
画素についてのカブセ色参照番号Nr(i,j)と同一
のカブセ色参照番号Nrが参照番号テーブルTkbsに
登録されているか否かが判断される。登録されている場
合には、後述するステップS306が実行され、未登録
の場合には、以下のステップS304、S305が実行
される。
【0092】ステップS304では、参照番号テーブル
Tkbs(k)に座標(i,j)の画素のカブセ色参照
番号Nr(i,j)を登録する。また、新規色番号テー
ブルTcol(k)にステップS301で算出された新
規色番号Nnewを登録する。さらに、同じ新規色番号
Nnewを座標(i,j)の画素の色番号Ncとして設
定する。この結果、太らせ処理(ステップS62)で形
成されたカブセ領域の画素について、新たな色番号が割
り当てられる。たとえば、第1のカブセ領域CR4の画
素には、図12に示すように、色番号Nc=4が割当て
られる。
【0093】ステップS305では、新規色番号Nne
wの値と新規色番号ポインタkの値とを1つ増加させ
る。ここでは、Nnew=5,k=2となる。
【0094】なお、ステップS303において、それ以
前に実行されたステップS304の処理によって、カブ
セ色参照番号Nrが参照番号テーブルTkbs内のポイ
ンタkkのデータTkbs(kk)として登録されてい
る場合には、ステップS306が実行される。この結
果、そのポインタkkに対応する色番号が新規色番号テ
ーブルTcol(kk)から読み出され、座標(i,
j)の画素の色番号Nc(i,j)として設定される。
【0095】ステップS307では、座標(i,j)の
値を1つ更新し、処理対象となっている画素の位置を主
走査方向に沿って1画素分移動する。
【0096】画素(i,j)が走査線の終点位置にない
場合には、ステップS302〜S307の処理を繰り返
す。一方、画素(i,j)が走査線の終点位置にある場
合には、ステップS309,S310に従って画素
(i,j)を次の主走査線の始点位置に移動する。ただ
し、ステップS309において画素(i,j)が最終走
査線の終点位置にある場合には全体の処理を終了する。
【0097】図13は、上述の処理が終了した時点にお
ける画像内の色番号Ncの分布を示す図である。図から
分かるように、第1のカブセ領域CR4の色番号は4に
設定されており、また、第2のカブセ領域CR5の色番
号は5に設定されている。
【0098】図6に戻り、ステップS63が上述のよう
にして終了した後、ステップS64において各カブセ領
域CR4,CR5の色番号テーブルが作成される。この
色番号テーブルは、各カブセ領域CR4,CR5の色番
号Nc(=4,5)に対応するY,M,C,Kの各色成
分を記憶するテーブルである。
【0099】ステップS63が終了した時点では、補助
メモリ10内に記憶されている一時記憶テーブルTT
は、図15に示すものとなっている。この一時記憶テー
ブルTTにおいて、画像内の色領域の数K0は、次式で
示すように、ステップS63(ステップS301〜S3
10)が終了した時点での新規色番号ポインタkの値か
ら1を引くことによって求められる。
【0100】 K0=k−1 …(1)
【0101】ステップS64では、この一時記憶テーブ
ルTTを参照し、各カブセ領域CR4,CR5の色番号
Nc(=4,5)に対応するY,M,C,Kの各色の網
点面積率の値を以下の式に従って決定する。
【0102】 Y(Nmax+k)= MAX(Y(CR2),Y(Tkbs(k)) …(2a) M(Nmax+k)= MAX(M(CR2),M(Tkbs(k)) …(2b) C(Nmax+k)= MAX(C(CR2),C(Tkbs(k)) …(2c) K(Nmax+k)= MAX(K(CR2),K(Tkbs(k)) …(2d)
【0103】ここで、 k:図14の手順で用いたポインタであり、各カブセ領
域を特定する。この実施例では、第1のカブセ領域CR
4に対してk=1,第2のカブセ領域CR5に対してk
=2である。
【0104】Y(CR2):処理対象領域CR2のイエ
ローの網点面積率。
【0105】Y(Tkbs(k)):ポインタkで指定
されるカブセ領域の、カブセ色参照番号Tkbs(k)
が表わすイエローの網点面積率。
【0106】なお、演算子MAXはカッコ内の2つの値
のうちでより大きな値を採用することを表わしている。
以上の定義は、マゼンタ(M),シアン(C),ブラ
ック(K)についても同様である。
【0107】以上のように、この実施例では、各カブセ
領域CR4,CR5を予め設定された所定の幅dで形成
し、また、各カブセ領域CR4,CR5の各色成分の網
点面積率を、処理対象領域CR2の網点面積率と、カブ
セ領域と重なる元の画像領域の網点面積率とのうちの最
大値を用いて決定している。すなわち、オペレータはカ
ブセ領域を指定するだけでよく、指定された処理対象領
域についてのカブセ領域の形状と色とが自動的に決定さ
れる。従って、処理対象領域が多数にわたる場合や、処
理対象領域の形状が複雑な場合にも、そのカブセ領域を
容易に形成することができるという利点がある。
【0108】D.色付け処理の詳細:色付け処理は、例
えば次のようにして行なう。 図16は、色付け処理に
用いる処理ウインドウWを示す図である。斜線を施した
画素Paは処理の対象となっている画素を示し、他の画
素Pb〜Peは画素Paの周辺画素である。
【0109】この処理ウインドウWを主走査方向Yに沿
って副走査方向Xの小さい方から順次移動させていく。
そして、画素Paが例えば黒色の時、周辺画素Pb〜P
eに黒色の画素がない場合には、画素Paに新たなシス
テム色番号Nsを割り当てる。一方、周辺画素Pb〜P
eのいずれかが黒色の画素である場合には、すでにその
黒色の周辺画素に割り当てられているシステム色番号N
sを、画素Paのシステム色番号Nsとする。
【0110】処理対象の画素Paが白色の場合も同様で
ある。ただし、画素Paが白色の場合、斜め方向に隣接
する画素Pc,Peが白色で他の画素Pb,Pdが黒色
であるときには、画素Pc,Peと処理対象の画素Pa
とに異なるシステム色番号Nsを割り当てる。このよう
にすることにより、白色の画素が斜め方向にのみ隣接し
ている場合には、これらの画素が互いに異なる領域を形
成していると認識される。こうすれば、黒色の独立した
領域と白色の独立した領域とが互いに交差しているよう
な領域分離を避けることができる。
【0111】なお、各領域に割り当てられる番号をシス
テム色番号と呼ぶのは、この番号が制御演算部6によっ
て自動的に与えられる番号であり、色を表わす番号とし
ても使えるからである。
【0112】このように、処理ウインドウWを移動さ
せ、独立した各領域に順次異なるシステム色番号Nsを
与えていく過程において、同一の領域に2つ以上のシス
テム色番号Nsが与えられる場合がある。図17ないし
図20は、このような場合の処理の手順を示す説明図で
ある。
【0113】まず、版下画像は、図17に示すように黒
色の領域Raと、この領域Raによって互いに分離され
た3つの白色の領域Rb,Rc,Rdとで構成されてい
るものとする。
【0114】処理ウインドウWを主走査方向Yに沿って
副走査方向Xの小さい方から順次移動させて行くと、図
18に示すように、各領域Ra〜Rdに互いに異なるシ
ステム色番号Nsが割り当てられていく。
【0115】図18において、各画素内に書込まれてい
る数字は、その画素に割り当てられたシステム色番号N
sを示す。また、数字が書込まれていない画素は、まだ
システム色番号Nsが割り当てられていないことを示
す。図18に示されているように、黒色の領域Raに
は、システム色番号Ns=2が割り当てられた画素と、
Ns=4が割り当てられた画素とが存在する。処理ウイ
ンドウWが図18の位置にきたとき、処理対象画素Pa
に隣接する画素のうち、画素Paのシステム色番号Ns
の値は2であり、画素PdとPeのシステム色番号Ns
の値は4である。この場合は「Ns=2とNs=4とが
同一のシステム色を表わすこと」を補助メモリ10に一
時的に記憶しておき、処理対象画素Paには小さい方の
システム色番号Ns=2を割り当てる。これを図17の
全画素に対して行なうと、図19のシステム色画像(シ
ステム色で塗り分けられた画像)および図21の同一シ
ステム色テーブルISTが得られる。
【0116】同一システム色テーブルISTは、システ
ム色番号Ns=2とNs=4とが同一のシステム色を表
わしており(すなわち、同一の画像領域に割り当てられ
ており、)、またNs=5とNs=6も同一のシステム
色を表わしていることを示している。なお、この同一シ
ステム色テーブルISTは補助メモリ10に収納されて
いる。
【0117】次に、制御演算部6は補助メモリ10に記
憶されている同一システム色テーブルISTを参照し
て、同一の画像領域内にあるにもかかわらず、異なるシ
ステム色番号が割り当てられている画素に対して、共通
のシステム色番号(例えば同一システム色番号のなかで
最も小さいシステム色番号)を割当て直す処理を、図1
9の画像に対して行なう。その結果として、図20のよ
うに、すべての領域Ra〜Rdに互いに異なるシステム
色番号Nsが1つずつ割り当てられた画像が得られる。
【0118】なお、各画像領域に互いに異なるシステム
色が割り当てられた後に、それぞれの画像領域につい
て、所望の色(表示色)をオペレータが指定しても良
い。この時、上述のカブセ処理は、表示色およびシステ
ム色のどちらか一方の色番号を用いて行なわれる。
【0119】E.変形例:なお、この発明は上記実施例
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0120】(1)上記実施態様における太らせ処理で
は、ビットマップ展開された画像データを準備し、3x
3マスクMpを用いて画素ごとに太らせるか否かを判断
しつつ処理対象領域を拡張していた。しかし、処理対象
領域を拡張する方法はこれに限らず、例えば、処理対象
領域の輪郭線ベクトルに基づいて、所定の幅dだけ処理
対象領域を拡張する新たな輪郭線ベクトルを求める方法
などを採用してもよい。
【0121】(2)上記実施例では、色成分として網点
面積率を用いて種々の演算を行なったが、濃度その他
の、色を定量的に示す任意の値を使用しても良い。
【0122】以上説明したように、これらの実施態様に
よれば、処理対象領域の輪郭線に沿って、所定の幅でカ
ブセ領域を形成し、カブセ領域内の各画素の色をカブセ
領域を形成する前の当該画素の色と処理対象領域の色と
に基づいて設定するので、カブセ領域の幅と色とを自動
的に決定でき、多数の画像領域を含む画像についても、
カブセ処理を容易に行なうことができるという効果があ
る。また、カブセ領域の色を、カブセ領域を形成する前
の当該画素の色の各色成分と、処理対象領域の色の各色
成分との最大値に設定すれば、カブセ領域の色を、処理
対象領域の色とそれに隣接する画像領域の色とに近いも
のにすることができ、カブセ領域を目立ちにくい色にす
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用して画像のカブセ処理
を行なう画像処理装置の概略構成を示すブロック図。
【図2】カブセ処理の全体手順を示すフローチャート。
【図3】処理の対象となる画像を示す概念図。
【図4】処理の対象となる画像を示す概念図。
【図5】処理の対象となる画像を示す概念図。
【図6】カブセ処理の手順を示すフローチャート。
【図7】太らせ処理の詳細手順を示すフローチャート。
【図8】太らせ処理に用いる3x3マスクMpを示す説
明図。
【図9】カブセ処理の対象となる画像の画素座標と3x
3マスクとを示す説明図。
【図10】カブセ処理における各画素の色番号の分布を
示す説明図。
【図11】カブセ処理における各画素の色番号の分布を
示す説明図。
【図12】カブセ処理における各画素の色番号の分布を
示す説明図。
【図13】カブセ処理における各画素の色番号の分布を
示す説明図。
【図14】カブセ領域に新たな色番号を割り当てる処理
の詳細手順を示すフローチャート。
【図15】図14の処理によって作成される一時記憶テ
ーブルTTを示す説明図。
【図16】色付け処理に用いる処理ウインドウWを示す
図。
【図17】色付け処理の手順を示す説明図。
【図18】色付け処理の手順を示す説明図。
【図19】色付け処理の手順を示す説明図。
【図20】色付け処理の手順を示す説明図。
【図21】色付け処理に用いられる同一システム色テー
ブルISTを示す説明図。
【図22】版ずれによる画像の変化を示す説明図。
【図23】版ずれによる画像の変化を示す説明図。
【図24】図22の画像についておこなうカブセ処理の
内容を示す説明図。
【図25】図22の画像についておこなうカブセ処理の
内容を示す説明図。
【図26】図22の画像についておこなうカブセ処理の
内容を示す説明図。
【符号の説明】
CR1〜CR3…色領域 CR2…処理対象領域 CR4,CR5…カブセ領域 Nc…色番号 Fp…処理済みフラグ Nr…カブセ色参照番号

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ異なる色を有する複数の画像領
    域を含むカラー画像の画像データを処理することによ
    り、隣接する画像領域同士でカブセ処理を行う画像のカ
    ブセ処理装置において、 隣接する画像領域同士の境界部にカブセ領域を形成する
    カブセ領域形成手段と、 前記カブセ領域の色を決定する色決定手段と、を備え、 前記色決定手段は、 色成分毎に隣接する画像領域同士の網点面積率の最大
    値を求める最大値演算手段と、 前記最大値演算手段によって求められた各色成分の網点
    面積率の最大値を、それぞれカブセ領域の対応する色成
    の網点面積率として設定する設定手段と、 を備えた画像のカブセ処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像のカブセ処理装置に
    おいて、 前記画像データは、黒と白を表す2値画像データを色付
    け処理することにより得られたカラー画像である、画像
    のカブセ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像のカブセ処理装置に
    おいて、前記カブセ領域形成手段は、前記隣接する画像
    領域の一方の画像領域を拡張することにより、カブセ領
    域を形成する、画像のカブセ処理装置。
  4. 【請求項4】 それぞれ異なる色を有する複数の画像領
    域を含むカラー画像の画像データを処理することによ
    り、隣接する画像領域同士でカブセ処理を行う画像のカ
    ブセ処理方法において、 (a)隣接する画像領域同士の境界部にカブセ領域を形
    成する工程と、 (b)色成分毎に隣接する画像領域同士の網点面積率
    最大値を求める工程と、 (c)前記工程(b)によって求められた、各色成分毎
    網点面積率の最大値を、それぞれ前記カブセ領域の
    応する色成分の網点面積率として設定する工程と、 を備えた画像のカブセ処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像のカブセ処理方法に
    おいて、 前記画像データは、黒と白を表す2値画像データを色付
    け処理することにより得られたカラー画像である、画像
    のカブセ処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の画像のカブセ処理方法に
    おいて、前記工程(a)は、前記隣接する画像領域の一
    方の画像領域を拡張することにより、カブセ領域を形成
    する、画像のカブセ処理方法。
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