JP3007323U - 無甘味茶ゼリー - Google Patents

無甘味茶ゼリー

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JP3007323U
JP3007323U JP1994010312U JP1031294U JP3007323U JP 3007323 U JP3007323 U JP 3007323U JP 1994010312 U JP1994010312 U JP 1994010312U JP 1031294 U JP1031294 U JP 1031294U JP 3007323 U JP3007323 U JP 3007323U
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JP1994010312U
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恒 野崎
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Kibun Foods Inc
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Kibun Foods Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 お茶本来の持つ香,苦味等が堪能できる甘味
料を添加していない無甘味茶ゼリーを得る。 【構成】 甘味料を添加しない茶飲料をゲル化剤で凝固
させてなるものであり、全く新規な甘味が添加されてい
ない無甘味の茶ゼリーである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は甘味料を添加しない茶飲料を例えばゼラチン等のゲル化剤で凝固させ た凝固食品(所謂「ゼリー」)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
果汁等の甘味のある飲料の需要は、近年伸び悩んでいるが、同じ飲料でも、ウ ーロン茶,ジャスミン茶,紅茶,麦茶,緑茶等の甘味のない茶飲料の需要は、伸 び続けている。これは、甘味がないためにさっぱりとしていて、他の食品と一緒 に飲食し易く、飲用後の後味がよい理由によるものである。
【0003】 一方、果汁等の甘味のある液をゲル化剤で凝固させた食品として、ゼリーがあ るが、これらは依然として甘いものしかない。また、ゼリー状の凝固物自体で甘 味のないものとしてみつ豆、あんみつ等の寒天ゲルがあるが、これらは甘いシロ ップをかけたり、あん,クリーム等と共に食するため、一般の甘味ゼリーと何ら 変わることはない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、お茶本来の持つ香,苦味等が堪能できる甘味料を添加していない無 甘味茶ゼリーを得ることを目的とし、特に香の高い茶飲料であって、香が消失し ない形態の無甘味茶ゼリーを得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本請求項1に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、甘味料を添加しない 茶飲料をゲル化剤で凝固させてなるものである。
【0006】 本請求項2に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、密閉容器内にゲル化 剤を溶解した甘味料無添加の茶飲料が封入されたものである。
【0007】 本請求項3に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、密閉容器内にゲル化 剤を溶解した甘味料無添加の煎茶抽出液が封入されたものである。
【0008】 本請求項4に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、密閉容器内にゲル化 剤を溶解した甘味料無添加の抹茶抽出液が封入されたものである。
【0009】 本請求項5に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、密閉容器内にゲル化 剤を溶解した甘味料無添加の玉露抽出液が封入されたものである。
【0010】 本請求項6に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、密閉容器内にゲル化 剤を溶解した甘味料無添加のウーロン茶抽出液が封入されたものである。
【0011】 本請求項7に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、密閉容器内にゲル化 剤を溶解した甘味料無添加のジャスミン茶抽出液が封入されたものである。
【0012】 本請求項8に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、密閉容器内にゲル化 剤を溶解した甘味料無添加の紅茶抽出液が封入されたものである。
【0013】 本請求項9に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、密閉容器内にゲル化 剤を溶解した甘味料無添加のアップルティー抽出液が封入されたものである。
【0014】 本請求項10に記載された考案に係る無甘味茶ゼリーでは、密閉容器内にゲル 化剤を溶解した甘味料無添加のアールグレイティー抽出液が封入されたものであ る。
【0015】
【作用】
本考案においては、砂糖や人工甘味料等の甘味料を添加しない茶飲料をゲル化 剤で凝固させてなるものであり、全く新規な甘味が添加されていない無甘味の茶 ゼリーである。このため、お茶本来の持つ香,苦味が堪能でき、冷やして食する ため、後味がさっぱりとしていて、涼味が増す食品となる。
【0016】 本考案に用いる茶飲料としては、茶葉を主原料とした緑茶のような不発酵茶, ウーロン茶のような半発酵茶,紅茶のような発酵茶はもとより、主原料として茶 葉を原料としない、麦茶,はと麦茶,杜仲茶等や、どくだみ,よもぎ等の各種ハ ーブ茶等も、単独で又は混ぜ合せて使用することができる。
【0017】 また、好ましくは、茶にはそのお茶に特有の香があるが、ゼリーとして食した 時には、飲用するよりも微妙な香が感じられない場合が多いため、香が高く、し かも香が独特なお茶がゼリーには適している。従って、好ましくは、不発酵茶で は、煎茶,玉露,抹茶,ほうじ茶等が適している。また、半発酵茶では、ウーロ ン茶,ジャスミン茶等が適している。更に、発酵茶では、紅茶を始めとして所謂 「フレーバリーティー」と呼ばれる、種々の茶葉や香料をブレンドしたローズテ ィー,アップルティー,アールグレイ等が適している。
【0018】 更に、ゼリーとして食した時には飲用するよりも微妙な香が感じられない場合 が多い特徴を利用して、健康増進に良いとされているが独特の香のために飲用し 難かった茶飲料を摂取することにも適している。例えば、どくだみ茶や、よもぎ 茶等は摂取し易くなる。
【0019】 また、本考案では、甘味料が添加されないことに特徴があるが、例えば酸化防 止剤や香料等のその他の添加物は、適宜添加しても良い。例えば、酸化防止剤と してアスコルビン酸,アスコルビン酸ナトリウム等を茶抽出液に添加すると、酸 化され難く、色も変化し難い。また、ゼリー形態にした場合に弱くなる香を補う ために香料等も必要に応じて添加しても良い。
【0020】 尚、本考案に用いるゲル化剤としては、一般の食品に使用できるものであれば 単独で又は組合わせて使用することができる。例えば、寒天,ゼラチン,カラギ ナン,ローカストビーンガム,グアーガム等を単独で又は組合わせて用いること ができる。
【0021】 また、本考案では、密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料無添加の茶飲料が 封入されたものであるため、市場に流通させ易いだけでなく、時間と共に消失す る香を長期に亙って保持することができる。また、ゼリーは容器に充填シール後 殺菌のために加熱を行って日持ちを高めることができる。
【0022】 更に、好ましい本考案の例としては、密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料 無添加の煎茶抽出液が封入されたものであるため、長期の保存にも香が消失する ことがなく、煎茶の香が良好で、さっぱりとした無甘味茶ゼリーを得ることがで きる。
【0023】 また、好ましい別の例としては、密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料無添 加の抹茶抽出液が封入されたものであるため、長期の保存にも香が消失すること がなく、抹茶の香が良好で、こくがあるがさっぱりとした無甘味茶ゼリーを得る ことができる。
【0024】 更に、好ましい別の例としては、密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料無添 加の玉露抽出液が封入されたものであるため、長期の保存にも香が消失すること がなく、玉露の香が良好で、玉露の上品な苦味がさっぱりとした無甘味茶ゼリー を得ることができる。
【0025】 また、好ましい別の例としては、密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料無添 加のジャスミン茶抽出液が封入されたものであるため、長期の保存にも香が消失 することがなく、ジャスミン茶の香が良好で、渋味が良好でさっぱりとした無甘 味茶ゼリーを得ることができる。
【0026】 更に、好ましい別の例としては、密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料無添 加のアップルティー抽出液が封入されたものであるため、長期の保存にも香が消 失することがなく、アップルティーの香が良好な無甘味茶ゼリーを得ることがで きる。
【0027】 また、好ましい別の例としては、密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料無添 加のアールグレイティー抽出液が封入されたものであるため、長期の保存にも香 が消失することがなく、アールグレイティーの香が良好な無甘味茶ゼリーを得る ことができる。
【0028】
【実施例】
図1は本考案の無甘味茶ゼリーの一実施例の構成を示す説明図である。図に示 すように、ゲル化剤を甘味料を添加しない茶飲料に溶かした溶液2を合成樹脂製 の容器1に溢れるほどに注入して、内部に空気が入らないようにフィルム3を被 せ、容器1の開口端縁部4とフィルム3とを熱融着して密封されている。
【0029】 この容器1の内部に封入されるゲル化剤を添加し、甘味料を添加しない茶飲料 としては、種々のものがある。尚、以下に具体的な実施例を示すが、本考案は次 の実施例だけには限定されない。
【0030】 実施例.1(無甘味ジャスミン茶ゼリー) 水1リットルを沸騰させ、ジャスミン茶10gを入れ、更に軽く沸騰させ、火 を止め、10分間放置後、茶葉を漉し取った。室温に冷えたところで、ゲル化剤 (三栄源エフエフアイ・ゲルアップGM−100)13gをだまにならないよう に加え、攪拌しながら加熱し、90〜95℃に5分間保持し、ゲル化剤を溶解さ せた。
【0031】 図1に示した合成樹脂製の容器1にこの溶液2を流し込んで、フィルム3で密 封した後、冷却して、溶液2を凝固させた。図1は得られたジャスミン茶ゼリー の概要を示す説明図である。得られたジャスミン茶ゼリーは、ジャスミンの香が 高く、さっぱりしたゼリーであった。また、このゼリーは密封されているので、 長期の保存に際してもジャスミンの香が抜けてしまうことはない。
【0032】 実施例.2(無甘味抹茶ゼリー) 水1リットルに抹茶4g,アスコルビン酸ナトリウム1g,寒天(伊那食品T −1)5gを加え、攪拌しながら加熱し、90〜95℃に10分間保持し、寒天 を溶解させた。これを図1に示したものと同様の合成樹脂製の容器に流し込んで 、冷却して凝固させた。得られた抹茶ゼリーは抹茶の香が高い、さっぱりしたゼ リーであった。
【0033】 実施例.3(無甘味紅茶ゼリー) 水1リットルを沸騰させ、紅茶(アールグレイ)10gを入れ、軽く沸騰させ 、火を止め10分間放置後、茶葉を漉し取った。室温に冷えたところで、ゲル化 剤(三栄源エフエフアイ・ゲルアップWA)11gをだまにならないように加え 、攪拌しながら加熱し、90〜95℃に5分間保持し、ゲル化剤を溶解した。
【0034】 図1に示したものと同様の合成樹脂製の容器に、この溶解液を流し込み、冷却 させて凝固させた。得られた紅茶ゼリーは香が豊かで、さっぱりしたゼリーであ った。
【0035】
【考案の効果】
本考案は以上説明したとおり、甘味料を添加しない茶飲料をゲル化剤で凝固さ せてなるものであり、全く新規な甘味が添加されていない無甘味の茶ゼリーであ る。このため、お茶本来の持つ香,苦味が堪能でき、冷やして食するため、後味 がさっぱりとしていて、涼味が増す食品となる。
【0036】 また、本考案では、密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料無添加の茶飲料が 封入されたものであるため、市場に流通させ易いだけでなく、時間と共に消失す る香を長期に亙って保持することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の無甘味茶ゼリーの一実施例の概要を示
す説明図である。
【符号の説明】
1…容器、 2…容液、 3…フィルム、 4…開口端縁部

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 甘味料を添加しない茶飲料をゲル化剤で
    凝固させてなる無甘味茶ゼリー。
  2. 【請求項2】 密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料
    無添加の茶飲料が封入されたことを特徴とする無甘味茶
    ゼリー。
  3. 【請求項3】 密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料
    無添加の煎茶抽出液が封入されたことを特徴とする無甘
    味茶ゼリー。
  4. 【請求項4】 密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料
    無添加の抹茶が封入されたことを特徴とする無甘味茶ゼ
    リー。
  5. 【請求項5】 密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料
    無添加の玉露抽出液が封入されたことを特徴とする無甘
    味茶ゼリー。
  6. 【請求項6】 密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料
    無添加のウーロン茶抽出液が封入されたことを特徴とす
    る無甘味茶ゼリー。
  7. 【請求項7】 密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料
    無添加のジャスミン茶抽出液が封入されたことを特徴と
    する無甘味茶ゼリー。
  8. 【請求項8】 密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料
    無添加の紅茶抽出液が封入されたことを特徴とする無甘
    味茶ゼリー。
  9. 【請求項9】 密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味料
    無添加のアップルティー抽出液が封入されたことを特徴
    とする無甘味茶ゼリー。
  10. 【請求項10】 密閉容器内にゲル化剤を溶解した甘味
    料無添加のアールグレイティー抽出液が封入されたこと
    を特徴とする無甘味茶ゼリー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001299297A (ja) * 2000-04-28 2001-10-30 Itoham Foods Inc ゼリー飲料
JP2011167115A (ja) * 2010-02-18 2011-09-01 Nisshin Seifun Group Inc ゼリー惣菜

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