JPH10262578A - 人体の生理活性に有効な物質を含有する生菌入りトコロテン 及びゼリー等のゲル化食品 - Google Patents

人体の生理活性に有効な物質を含有する生菌入りトコロテン 及びゼリー等のゲル化食品

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JPH10262578A
JPH10262578A JP9106585A JP10658597A JPH10262578A JP H10262578 A JPH10262578 A JP H10262578A JP 9106585 A JP9106585 A JP 9106585A JP 10658597 A JP10658597 A JP 10658597A JP H10262578 A JPH10262578 A JP H10262578A
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JP
Japan
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jelly
milk
natto
live bacterium
food
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JP9106585A
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English (en)
Inventor
Keitaro Kato
圭太郎 加藤
Tsutomu Onga
勉 恩賀
Eizo Tejima
栄造 手島
Sachie Ibe
さちえ 伊部
Shigeru Koyama
滋 小山
Michio Takahashi
道夫 高橋
Toshiko Koizumi
利子 小泉
Rieko Nojiri
理恵子 野尻
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NIPPON OPEREETAA KK
Original Assignee
NIPPON OPEREETAA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のトコロテン及びゼリー等のゲル化
食品は、それぞれ独特な旨味と清涼感に富んだ食品であ
るが、栄養価に乏しい。これに納豆菌及び乳酸菌等の産
生する有効成分を付加し、栄養価の高い誰にでも容易に
摂取可能な新規の食品を提供する。 【解決手段】 液体納豆(特許願平9−44405)並
びに納豆菌及び乳酸菌とその菌の産生する有効成分をゲ
ル化食品に付加し、栄養価の高い誰にでも容易に摂取可
能な新規な食品を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はゲル化食品に以下
のもの例えば 納豆菌及び納豆菌の産生する有効成分 乳酸菌及びその代謝産物 他の栄養成分 調味料 果汁・抹茶またはその他の飲料 等をそのまま又は組み合わせてゲル化食品に付加するこ
とにより、食べ易く、又栄養のバランス及び機能性を強
化した新規の食品である。例えばトコロテンについて言
えば食べるとき小袋に入った添付品(カラシ・青のり・
調味料・三杯酢等)を加えることなく、そのまま食べら
れる簡便性を特徴とする食品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】我が国の伝統食品の一つであるトコロテ
ンについていえば、独特な旨味と磯の香りを有する清涼
感に富んだ長年庶民に親しまれて来た食品であるが、水
分99.1%、蛋白質0.1%、糖質0.7%その他カ
ルシウム9mg(100g当り)で栄養価に乏しい(表
1参照)。トコロテンは、原料となる寒天原藻(てんぐ
さ等)に水を加え、長時間煮沸して可溶成分(寒天)を
抽出し、濾過後型箱に入れ冷却してゲル化させ、トコロ
テンとなる。このトコロテンを麺状に押し出して容器に
入れ、pHを4.5付近に調製した酢を入れ、容器の上
部をフィルムにて密閉(トップシール)し、添付品とし
て、カラシ・のり・酢・調味料等をつけ製品とする。ま
たトコロテンは麺状とせずそのまま固めスプーン等で食
用する場合もある。
【0003】その他のゲル化食品としてゼリー・プリン
・ババロア等数多く存在するが、時代の嗜好に合わせた
おいしさと口当り、食感を除いては似たりよったりで、
栄養価、機能性を追求するものとはかけ離れたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】トコロテンについてい
えば、 従来のトコロテンは、つるりとした清涼感と酸味が暑
い時期好まれて来た伝統食品であるが、(表1)に示す
如く栄養価が殆どない、これに
【請求項1】に示す有効成分及び機能性を付加し栄養価
のあるものとする。 トコロテンは酸味が基本の味の食品である。酸味の嫌
いな人も、フルーツ味、抹茶、コーヒー等の嗜好品の味
をつけ老若を問わず万人が食べられる様にする。 従来の消費される期間が主に夏のものである季節商品
を年間を通し消費される様にすることにより、投資効率
を良くしメーカーの経営の安定化を計る。 現在の微生物を利用した食品では、例えば納豆菌、乳
酸菌、麹菌等の産生する有効物質(含機能性物質)を摂
取しようとしても、それぞれの産生する元菌がつくる食
品でしか摂取出来ない様に一般的に考えられているが、
この発明でこれらのものをトコロテンと組み合わせるこ
とにより、幅広く衛生的に安全且つ容易に摂取すること
が出来る。 現在のトコロテンは添付品(カラシ・のり・酢・調味
料等)が一種類づつ小袋に入っていて、老人や子供はも
とより、成人にも開封が煩雑であるが、この発明により
トコロテン及び充填液に組み合わせ調合することによ
り、この煩わしさを解決する。 以上、トコロテンについて、詳述したが、その他のゲル
化食品についても項、項、項については、同じこ
とがいえる。
【0005】
【課題を解決する為の手段】トコロテンについていえば 従来のトコロテンは(表1)に示す如く殆んどが水で
栄養価に乏しい。この成分では夏季に於いて水の代わり
に食用している様なものである。これに液体納豆(特許
願第9−44405号)の成分を加えると例えばトコロ
テン9:液体納豆1の割合で温時混合した場合(表1)
の如くなり栄養及び機能性の面から見て付加価値が増大
する。 従来よりトコロテンを食べるには酢味が基本である。
従って夏場の暑い時期のみ清涼味を求めて食用するのが
主体で、最近ではヘルシー食として冬季にも食べる場合
もあるが、狙いの繊維質もビタミン及びアミノ酸類も皆
無であり、栄養価値に乏しく、ただ太らずに満足感を味
わうに過ぎない。(一部のメーカーではトコロテンにつ
いて繊維質をうたい文句にしているところがあるが、こ
れは大きな誤りである。)トコロテンは軍に低エネルギ
ーの食品素材としかいえない。従ってこれに納豆や液体
納豆等を加え(表1)Cの如き配合にすれば、名実共に
ヘルシー食としての付加価値が増大する。又酢味のもの
のみでなく、酸性域(pH4.5前後)のベースの中
で、甘口、辛口等、或いは果汁入り等色々と好みに合わ
せて製品を造ることも出来る。 又ヨーグルト等の乳酸菌飲料と組み合わせて、より付
加価値を増やす事も出来る。
【0006】
【発明の実施の形態】 トコロテンがゲル化する前工程で60℃前後まで一次
冷却し、他の栄養素として、納豆菌及び菌の産生する有
効成分、乳酸菌及びその代謝成分、調味料、果汁、抹茶
その他の飲料等を加え、温時よく混合し、型箱に充填冷
却し、ゲル化させる。 ゲル化したものを麺状に押し出し、容器又は、袋に入
れ、pH4.5前後の調味液を入れ、容器をフィルムな
どによりシール、若しくは袋詰めにし、密閉する。又タ
レは別添えとする。 食用に際しては、冷蔵庫より取り出し、▲ア▼容器に
入ったものは表面のフィルムをはがし、スプーン・フォ
ーク又は箸を用いて食べ浸漬してある液まで飲んでしま
う。 ▲イ▼袋入りのものは袋を開き、内容物を器に入
れ、その後は▲ア▼と同様な順序で食べる。 トコロテンは酸性食品でpH4.5前後であるので、
納豆菌は芽胞形成のままで、死滅したり再増殖すること
もなく、又機能性の働きのある酵素等もこのpH迄は安
定で失活せず、本来の機能を失うことはない。
【実施例】
【0007】実施例1,寒天源藻(てんぐさ等)50g
に水約5lを加え、5〜6時間とろ火で少しずつ水を加
え乍ら煮沸し寒天を抽出し熱いまま濾過する。65℃に
冷えたところに納豆菌抽出液1l(納豆を10倍量の水
で抽出した抽出液、納豆菌数2×10/ml)に市販
のピーチジュース4lを加え希釈しpH4.5に調製し
た液を加える。更に65℃で10分加熱滅菌後、容器に
分注、冷却ゲル化しゼリーとした。当ゼリーの品質は製
造20日後も(5℃保冷) 大腸菌群 検出せず 黄色ブドウ球菌 検出せず 納豆菌数 5×10/g ナットウキナーゼ活性 30IU/g(IU:国際単
位) ビタミン K 20μg/g であった。
【0008】実施例 2.市販の寒天(粉末)1.5g
に牛乳300ml及び水200mlを加え、煮沸溶解
し、55℃迄冷却し、活性乳酸菌(ブルガリア菌・サー
モフィラス菌混合…市販品)1gを少量のお湯(40
℃)でスラリーとしママ粉にならない様よく攪拌し乍ら
加える。しっかりとしたフタのある容器に移し替え、4
0℃で8時間嫌気的に培養後冷却する。これを麺状に押
し出せばヨーグルト・トコロテンとなる。牛乳の代わり
に豆乳を用いても同じ様にゲル化した。寒天の代わりに
カラギーナン(紅藻類に属するツノマタ族・スギノリ族
を原料とした天然の増粘多糖類)或いはゼラチンを用い
ても同様な結果が得られた。食用に当たっては、液体納
豆(特許願平9−44405号)、納豆抽出液及び納豆
ミンチ(納豆をすりつぶしたもの)の入った各種調味液
の中につけ、一緒に食用すれば更においしく、又乳酸菌
と納豆菌の相乗作用で整腸作用その他の効果が発揮さ
れ、納豆のもつ機能成分(ナットウキナーゼ、K等)
も摂取することが出来る。調味液としては酢、果汁、ア
ミノ酸及び核酸系調味料の入った和風のタレ(カラシ付
き)、抹茶その他の嗜好飲料等、幅広く用いられる。
【0009】実施例 3.納豆100gに水200ml
を加えミキサーにかけた納豆ミンチに果汁液(グループ
ジュース)約700mlを加えクエン酸液でpH4.5
に調整する。これにカラギーナン5gを約500mlの
熱水で溶解した液を加え、更に65℃で10分加熱滅菌
後・容器に分注・冷却ゲル化ゼリーとした。 当ゼリーの品質は製造5日後(5℃保冷) 大腸菌群 検出せず 黄色ブドウ球菌 検出せず 納豆菌数 1.7×10/g ナットウキナーゼ活性100IU/g ビタミン K 50μg/g であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C12N 1/20 C12N 1/20 A //(C12N 1/20 C12R 1:125) (72)発明者 高橋 道夫 神奈川県横浜市瀬谷区下瀬谷3−36−5 (72)発明者 小泉 利子 神奈川県南足柄市和田河原21 (72)発明者 野尻 理恵子 神奈川県伊勢原市笠窪243−2 ビバリー ハイツB−203

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 納豆菌及び乳酸菌等人体に有益な物質を
    産生する生菌培養液並びに生菌及び有効物質を含有する
    従来の納豆とその加工品とからなることを特徴とするト
    コロテン及びゼリー等のゲル化食品(以下、ゲル化食品
    と仮称)
  2. 【請求項2】 請求項1及び調味料・果汁・抹茶その他
    の食品の入ったゲル化食品で乳酸菌の発酵の原料として
    は、動物性乳としての牛乳以外に植物性乳としての豆乳
    も含む。
JP9106585A 1997-03-19 1997-03-19 人体の生理活性に有効な物質を含有する生菌入りトコロテン 及びゼリー等のゲル化食品 Pending JPH10262578A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20050007703A (ko) * 2003-07-11 2005-01-21 정화자 청국장 잼 및 이의 제조방법
JP2008228604A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Pinokio Planning:Kk ヤーコン入りところてん
CN103948043A (zh) * 2014-03-05 2014-07-30 王晓东 一种混合有纳豆菌的食料、食料粉包及其制备方法
CN107772367A (zh) * 2017-11-05 2018-03-09 黑龙江八农垦大学 一种具有延缓女性衰老的乳酸发酵果冻及其制备方法

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