JP2003210137A - 飲 料 - Google Patents

飲 料

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和之 坂上
Masanori Inoue
真紀 井上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】冬場の寒い時期に身体を温めたり、体温の低い
人に対して、体温を上昇させる作用を有する飲料を提供
することを目的とし、さらに嗜好性に優れた飲料を提供
することを目的とする。 【解決手段】飲用後に体温上昇を生じさせる有機酸及び
その塩を含有する飲料、特にその有機酸がリンゴ酸及び
コハク酸である飲料により提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲用後に体温上昇
を生じさせる作用を有する飲料に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
果汁飲料、アルコール飲料、栄養ドリンク、炭酸飲料、
乳飲料、茶飲料、コーヒー飲料、ニアウォーター等の種
々の飲料が提供されている。
【0003】従来、身体を温める飲料として提供されて
いる飲料として、例えば、日本酒、焼酎、ワイン等のア
ルコール飲料、しょうが湯、滋養強壮飲料等の生薬成分
を含む飲料、あるいは加温状態のコーヒー、茶、スープ
等の飲料が挙げられる。
【0004】しかしながら、アルコール飲料の場合は、
未成年者や生活習慣病患者あるいは高齢者等において飲
用することは一般に好ましくないとされ、また、体質的
にアルコールを受け付けない事例や常習的な摂取による
アルコール依存症といった問題があり汎用性に欠けると
いう問題があった。
【0005】また、しょうが湯、滋養強壮飲料等の生薬
成分を含む飲料については、用いる生薬成分の独特の風
味により敬遠されている。また、生薬は、価格も高く、
多量の使用の際には問題があった。生薬成分以外にもト
ウガラシ中の辛味香辛料成分を含有させることにより身
体を温める飲料が提案されているが(特開2000-189121
号)、充分に体温を上昇させるためには辛味成分をある
程度添加する必要があり、辛味成分が飲料全体の風味に
影響をあたえ好ましい風味とはいえないのが現状であっ
た。
【0006】飲料を温めて飲む場合、飲料を長時間にわ
たって保温しなければならず、飲料成分の劣化、あるい
は風味の低下により飲料の特性が損なわれるなどの問題
があった。例えば、ホットベンダーで約60℃付近に温め
られたコーヒー、紅茶、茶、スープ、汁粉等のホットベ
ンダー飲料も身体を暖かくするための飲料として挙げら
れるが、常に温かい状態で飲む必要があり、冷えてしま
うと暖かくする効果にはつなげることができないもので
あった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な現状
に鑑み、冬場の寒い時期に身体を温めたり、体温の低い
人に対して、体温を上昇させる作用を有する飲料を提供
することを目的とし、さらに嗜好性に優れた飲料を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】体温を上昇させる作用を
有し、嗜好性に優れた飲料を提供することを目的とし、
本発明者は、鋭意研究を重ねた末、飲用後に体温上昇を
生じさせる作用を有する有機酸、特にリンゴ酸とコハク
酸からなる有機酸を含有することを特徴とする飲料が、
上記目的を達成できることを見いだした。本発明は、こ
の知見に基づいて完成された飲料に関するものである。
【0009】有機酸、特に、リンゴ酸及びコハク酸を含
む飲料としては、例えば特開昭59−203481(健
康炭酸飲料水)や特開昭61−111679(飲用酸味
液の製造方法)に示されている飲料やカルシウム強化飲
料が知られているが、いずれも、エネルギー補給やカル
シウムを分散する目的とするものであり、リンゴ酸とコ
ハク酸の特定の配合によって体温の上昇効果を生み出す
ことは示されていない。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にいう飲料とは、体温を上
昇させる作用を有する飲料をいい、本発明の飲料は一般
に飲用されているものであればよく、例えば、オレンジ
果汁、リンゴ果汁、グレープフルーツ果汁等の果汁飲
料、コーラ、サイダー等の炭酸飲料、ビール、酎ハイ、
カクテル等のアルコール飲料、牛乳、乳酸菌飲料等の乳
飲料、コーヒー飲料、ウーロン茶飲料、紅茶飲料、緑茶
等の茶系飲料、栄養ドリンク、スポーツ飲料等の機能性
飲料等のものがあげられる。また、本発明の飲料は、室
温に置かれた状態のまま、冷蔵庫(例えば、4℃)やベン
ターで冷却した状態のもの、あるいは温蔵庫(例えば
50℃)で保管された状態のもの、いずれの状態で飲用さ
れていてもよい。
【0011】本発明における体温上昇を生じさせる作用
を有する有機酸とは、単独で体温変化を生じさせる作用
を有する有機酸又は2種以上の有機酸を組み合わせるこ
とにより体温上昇を生じさせる作用を有する有機酸を利
用することができる。本発明に使用することが出来る有
機酸として、例えば、リンゴ酸、コハク酸、パントテン
酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、イソクエン酸、乳
酸、グルコン酸、ケトグルコン酸、イタコン酸、オキザ
ロ酢酸、アジピン酸、リン酸、アスパラギン酸、硫酸、
塩酸、酢酸等の有機酸及びこれら有機酸のナトリウム、
カリウム、カルシウム、鉄、マグネシウム、アルミニウ
ム、アンモニウム塩などが挙げられる。これら有機酸で
も、特にリンゴ酸とコハク酸とを組み合わせたものが体
温上昇を生じさせる作用が高いため好ましい。
【0012】本発明で用いるリンゴ酸は植物に広く分布
し、リンゴ・ブドウの果実に多量に含まれている有機酸
であり、本発明におけるリンゴ酸の種類としては、リン
ゴ酸及び/又はリンゴ酸塩を利用することが出来る。リ
ンゴ酸塩として具体的には、リンゴ酸ナトリウム、リン
ゴ酸カリウム等が挙げられ、これらの1種又は2種以上
を併用して用いることができる。
【0013】また、コハク酸は動植物に中に多く分布す
る有機酸であり、本発明におけるコハク酸の種類として
は、コハク酸及び/コハク酸塩を利用することが出来
る。コハク酸塩として具体的には、コハク酸一ナトリウ
ム、コハク酸二ナトリウム、コハク酸カリウムが挙げら
れ、これらの1種又は2種以上を併用して用いることが
できる。
【0014】本発明の飲料は、飲料に体温を上昇を生じ
させる作用を有する有機酸が含まれていればよい。その
有機酸の含有量は、飲料の種類や飲用する人の体質、年
齢等により一概に規定することはできないが、飲料に含
まれる有機酸の総含有量が飲料全重量に対して、0.02〜
2重量%(以下、特に記載のない場合は、%は重量%を
示すものとする)の範囲で使用することが望ましい。含
有量が0.02%より少ないと体温を高める効果が低減し、
2%より高い濃度は有機酸に由来する酸の味が強く、口
の中にリンゴ酸またはコハク酸そのものや酸味が残留
し、飲料全体の風味に与えるため好ましくない。また、
リンゴ酸とコハク酸の組み合わせに関しては、リンゴ酸
とコハク酸のモル比が、9:1〜1:9の範囲がよく、
モル比が2:3〜3:2になるのが、摂取した後の体温
上昇をもっとも高く設定することができるために、より
好ましい範囲である。
【0015】また、本発明の飲料においては、その効果
を妨げない範囲において、アスパラギン、アルギニン、
グルタミン、リシン、ヒドロキシプロリン、ヒスチジ
ン、チロシン、トリプトファン、フェニルアラニン、グ
リシン、アラニン、バラニン、ロイシン、イソロイシ
ン、セリン、トレオニン、システイン等のアミノ酸及び
その誘導体、砂糖、ぶどう糖、果糖、トレハロース、デ
キストリン、麦芽糖などの糖類、スクラロース、タウマ
チン、アスパルテーム、アセスルファムK、ステビア、
ネオテーム、アリテーム等の高甘度甘味料、エリスリト
ール、マルチトール、ソルビトール、キシリトール等の
糖アルコール類、ホエー、乳タンパク質やこれらの分解
物等のタンパク類、カルシウム、ナトリウム、マグネシ
ウム、鉄等の有機、無機のミネラル類、ビタミンB1、葉
酸などのビタミン類、カラギナン、キサンタンガム、ジ
ェランガム、カロブビーンガム、アラビアガム、グアー
ガム、プルラン、マクロホモプシスガム、タマリンド、
ペクチン等の増粘剤類、動植物および動植物由来の抽出
物、蜂蜜等の調味料成分、香料、アントシアン系、カロ
チン系などの天然、合成色素、油脂類、ショ糖脂肪酸エ
ステルなどの乳化剤類、アスコルビン酸、エリソルビン
酸、フェルラ酸などの酸化防止剤類等を使用することが
できる。
【0016】発熱飲料へのリンゴ酸及びコハク酸の添加
方法としては、例えば、粉状のリンゴ酸及びコハク酸及
び他の粉体原料を粉体混合しこれを、果汁等の液体原料
ほかを加え、飲料に添加し、溶解加熱工程後、例えば13
0℃2秒のプレート殺菌、UHT殺菌あるいは例えばF値25
のレトルト殺菌などの殺滅菌工程を経て缶、PET容器
に充填冷却し、冷時または温時飲用に供することでよ
い。
【0017】
【実験例】以下、本発明の内容を以下の実施例及び実験
例を用いて具体的に説明するが、本発明はこれらに何ら
限定されるものではない。 実験例1 有機酸、アミノ酸の各成分による体温上昇
への影響 試験基本配合例 (g) 砂糖 7.4 ぶどう糖 1.8 L-アスコルビン酸 0.20 クエン酸 0.18 食塩 0.18 塩化カリウム 0.06 グルタミン酸ナトリウム 0.01 グリシン 0.005 水にて 200gとする。
【0018】上記配合に表1に記す添加量に従い、リン
ゴ酸、コハク酸、アミノ酸としてL-アルギニン、L-アス
パラギン酸Na、ビタミンとしてパントテン酸Caを添加し
これに実施例1及び比較例1〜6の飲料を得た。
【0019】上記溶液の試飲前後に体温を測定すること
に合意した9名のパネラー(女6名(A〜F:48±4 k
g)、男3名(G〜I:66±3 kg))に実施例1及び比較
例1〜6の飲料を100mlずつ試飲(飲用時の温度約10
℃)し、試飲前と試飲後10分間経過した後の体温を測定
した。その測定結果を表2に示す。尚、体温の測定方法
は自動測定記録方式の耳温計(森下仁丹社製、型式S-1
5)を使用した。表2にその結果を記す。
【0020】
【表1】試飲する飲料100ml中に含まれる成分量
【0021】
【表2】試飲前後の体温変化
【0022】表2よりも明らかなように、実施例1のリ
ンゴ酸とコハク酸をほぼ同じモル比で添加した場合は、
+ 0.33℃の体温上昇が見られた。この変化は体温の上昇
を感知するに充分な体温上昇である。また、パネラーの
うち9人中6人において、0.3℃以上の体温上昇が見ら
れた。比較例2(リンゴ酸)、比較例4(L−アスパラ
ギン酸Na)、比較例5(L−アルギニン)、比較例6
(パントテン酸Ca)においても体温上昇は見られた
が、実施例1のリンゴ酸とコハク酸を組み合わせた実施
例で見出された程の体温上昇は見られなかった。比較例
2のリンゴ酸を単独で利用したものに関しては、+ 0.17
℃と比較的高い体温上昇が見られた。リンゴ酸及びコハ
ク酸を併用した際に見られた体温上昇の原因は未詳であ
るが、この体温上昇の原因の一つにこの有機酸の組み合
わせによって体内の脂肪酸代謝が促進されたことが考え
られる。あるいはリンゴ酸とコハク酸を併用した場合
(実施例1)、コハク酸の添加だけでは低下したが(比
較例3)、リンゴ酸とコハク酸を組み合わせたことによ
って、コハク酸の添加による体温低下に対して一定の体
温に保とうとする体温調節メカニズムが働き、リンゴ酸
の添加だけで見出された体温上昇(試験区1)した作用
に加わって働いたものとも推測される。なお、クエン酸
及びアスコルビン酸による体温上昇は対照区で示したよ
うに、0.6℃の高い変化を示す事例1例が見出された
が、その頻度は他の試験区と同じ傾向であり、実施例1
とは異なり、体温上昇に寄与する影響であるとはいえな
い変化であった。
【0023】また、体重1kgあたりのリンゴ酸量とコハ
ク酸量は平均で2.31mg/kg(モル値1.7×10-5mol)と1.6
7mg/kg(モル値1.4×10-5mol)であり、最大値の場合に
は2.78mg/kgと2.00mg/kg、最小値の場合には1.79mg/kg
と1.28mg/kgの組み合わせ比率であり、モル比に換算す
るとほぼ同じモル比の量を摂取しており、試飲したヒト
の体重による影響は見られなかった。実施例1により、
リンゴ酸とコハク酸を組み合わせた飲料が体温上昇効果
を有することが示された。
【0024】実施例2 オレンジ果汁飲料 〈処方〉 (kg) DL−リンゴ酸 0.038 コハク酸 0.024 果糖 6 クエン酸(無水) 0.045 L−アスコルビン酸 0.07 柑橘混合果汁 6.3 オレンジ果汁(ストレート) 0.7 カロチン色素 0.012 オレンジエッセンス 0.1 水にて合計 100 Lとする
【0025】DL−リンゴ酸、コハク酸、果糖、クエン
酸(無水)、L−アスコルビン酸を粉体混合した後、柑橘
混合果汁、レモン果汁を加えさらに混合し、85℃まで加
熱し、水を加えて溶解する。溶解後、着色料、香料を加
えてアルミパックに充填した後、93℃で20分間殺菌を行
い、本発明の果汁飲料を得た。本発明の果汁飲料を4℃
の冷蔵庫で冷却して飲んだところ、0.9℃の体温の上昇
がみられ、かつ、有機酸の種類をクエン酸だけにしたも
の(クエン酸の添加量0.107)に比べて、歯にまとわり
つく酸の収斂性がなく、後味のすっきりとした嗜好的に
優れた飲料が得られた。
【0026】実施例3 ミックスフルーツ飲料 〈処方〉 (kg) DL−リンゴ酸 0.45 コハク酸一ナトリウム 0.5(コハク酸として、0.42) 果糖 6.5 クエン酸(無水) 0.09 L−アスコルビン酸 0.05 フマル酸二ナトリウム 0.03 食塩 0.15 塩化マグネシウム 0.003 ミックスフルーツ5倍濃縮果汁 2.2 ピーチエッセンス 0.07 水にて合計 100 Lとする
【0027】DL−リンゴ酸、コハク酸一ナトリウム、
果糖、クエン酸(無水)、L−アスコルビン酸を粉体混合
した後、ミックスフルーツ5倍濃縮果汁を加えさらに混
合し、85℃まで加熱し、水を加えて溶解する。溶解後、
香料を加えてアルミパックに充填した後、93℃で20分間
殺菌を行い、本発明による飲料を得た。本発明の飲料を
8℃の冷蔵庫で冷して100ml飲んだところ、0.5℃の体温
の上昇がみられ、かつ、有機酸の種類をクエン酸だけに
したもの(クエン酸の添加量0.96)に比べて、歯にまと
わりつく酸の収斂性がなく、後味のすっきりとした飲料
であった。
【0028】実施例4 ハチミツ添加したレモン果汁飲料 (処方例) (kg) DL−リンゴ酸 0.15 コハク酸 0.14 L−アルギニン 0.14 L−アスパラギン酸ナトリウム 0.07 パントテン酸カルシウム 0.04 果糖 8 はちみつ 2 L−アスコルビン酸 0.02 レモン透明果汁(ストレート) 1.7 L−グルタミン酸ナトリウム 0.15 クチナシ黄色素 0.002 ハチミツフレーバー 0.06 水にて合計 100 Lとする
【0029】DL−リンゴ酸、コハク酸、L−アルギニ
ン、L−アスパラギン酸ナトリウム、パントテン酸カル
シウム、果糖、クエン酸(無水)、L−アスコルビン酸な
どの粉末原料を粉体混合した後、水に溶解し、85℃まで
加熱し、レモン透明果汁及びはちみつを加えてさらに溶
解する。溶解後、香料を加えてアルミパックに充填した
後、125℃で3秒間プレート殺菌を行い、ブリックパック
に充填し、本発明のハチミツレモン飲料を得た。本発明
のハチミツレモン飲料を55℃の保温庫で暖めて飲んだと
ころ、0.6℃の体温上昇がみられ、かつ、嗜好的にも優
れた飲料であった。
【0030】実施例5 グレープフルーツ果汁入り低糖飲料 (処方例) (kg) DL−リンゴ酸 0.75 コハク酸1ナトリウム 0.54 果糖 2 スクラロース 0.004 グレープフルーツ5倍濃縮果汁 2.2 サイクロデキストリン 0.2 香料 0.7 水にて 合計 100 Lとする。
【0031】DL−リンゴ酸、コハク酸1ナトリウムを
予め水に溶解後、果糖と水を溶解した系に添加し、その
後、グレープフルーツ5倍濃縮果汁を加え、スクラロー
ス、サイクロデキストリンを添加する。溶解調製後、香
料を添加し、全量調整後、93℃で熱時充填し、75℃25分
の殺菌を行い、本発明による飲料(pH3.3、Bx5.7
°)を得た。このものを4℃の冷蔵庫で冷して100ml飲ん
だところ、0.5℃の体温上昇が見られ、かつ甘味がシャ
ープで有機酸の酸味が丸く、飲み心地のすっきりとした
低糖飲料であった。
【0032】
【本発明の効果】本発明によるリンゴ酸及びコハク酸の
酸同士及びまたはその塩を含有することを特徴とする飲
料は飲用後に体温上昇を生じさせることができるもので
あり、体温が恒常的に低い症例や体温を暖める必要の生
じた場合を含めて、幅広く利用することができ、かつ嗜
好性の高い飲料を供することができるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B017 LC03 LE10 LG01 LG02 LG04 LK08 LL09 4B018 LB08 LE05 MD09 MD52 ME14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲用後に体温上昇を生じさせる作用を有
    する有機酸及び/又はその塩を含有されていることを特
    徴とする飲料。
  2. 【請求項2】 有機酸の添加量が0.02〜2%(重量)で
    ある請求項1記載の飲料。
  3. 【請求項3】 体温上昇を生じさせる作用を有する有機
    酸が、リンゴ酸及びコハク酸である請求項1及び2に記
    載の飲料。
  4. 【請求項4】 リンゴ酸とコハク酸のモル比が2:3〜
    3:2の比で配合された飲料である請求項3に記載の飲
    料。
  5. 【請求項5】 リンゴ酸とコハク酸のどちらか一方、若
    しくは両方がナトリウム塩の形態で添加することを特徴
    とする請求項3及び4に記載の飲料。
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