JP3006935U - ドラム缶口栓用キャップシール - Google Patents

ドラム缶口栓用キャップシール

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JP3006935U
JP3006935U JP1994008777U JP877794U JP3006935U JP 3006935 U JP3006935 U JP 3006935U JP 1994008777 U JP1994008777 U JP 1994008777U JP 877794 U JP877794 U JP 877794U JP 3006935 U JP3006935 U JP 3006935U
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JP
Japan
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drum
cap
cap seal
seal
mouth
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JP1994008777U
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進 関野
初男 斎藤
正四郎 小谷
宏 古庄
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Adeka Corp
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Asahi Denka Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 口栓の汚れを防止するとともに、口栓とキャ
ップシールの間の空間が減圧になることによる雨水の侵
入を防止し、口栓部分の腐食を防止することができるド
ラム缶口栓用キャップシールの提供。 【構成】 ドラム缶5に装着された口栓6を被覆する合
成樹脂製のドラム缶口栓用キャップシール1において、
このキャップシール1の天板部3に、該キャップシール
1の内側と外側との間の通気を可能とする通気孔4を設
けたことを特徴とするドラム缶口栓用キャップシール。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、内容物を充填したドラム缶に装着された口栓を被覆してこれを保護 するドラム缶口栓用キャップシールに関する。
【0002】
【従来の技術】
内容物を充填したドラム缶に装着された金属製の口栓を被覆してこれを保護す る従来技術として、実公平3−48052号公報、実公平4−24857号公報 に開示されたキャップシールが知られている。 このキャップシールは、下端部に開口部を有する蓋状体から構成され、ドラム 缶の天板部の開口に装着された口栓のフランジ部に、該キャップシールの下端開 口部を嵌着させて口栓を被覆し、汚れや雨水等から保護する合成樹脂製のもので ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ドラム缶は、屋外に立てた状態で保管することが多く、雨に曝され てその天板部上に雨水がたまった状態で長期間曝されることがある。斯る状態で 、気温が低下した場合、口栓とキャップシールの間の空間が減圧状態となり、た まった雨水が口栓のフランジ部とキャップシールの隙間から侵入することがしば しば起こっていた。そして、再び温度が上昇した場合に、この侵入した雨水が蒸 散できずに上記空間内に残留し、口栓が錆びる原因となっていた。
【0004】 本考案の目的は、口栓の汚れを防止するとともに、口栓とキャップシールの間 の空間が減圧になることによる雨水の侵入を防止し、口栓部分の腐食を防止する ことができるドラム缶口栓用キャップシールを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項1に記載の考案は、ドラム缶に装着された口栓を被覆する合成 樹脂製のドラム缶口栓用キャップシールにおいて、このキャップシールの天板部 に、該キャップシールの内側と外側との間の通気を可能とする通気孔を設けたこ とを特徴とするドラム缶口栓用キャップシールを提供することにより上記目的を 達成したものである。
【0006】 また、本考案の請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、上 記通気孔を2以上設けたことを特徴とするドラム缶口栓用キャップシールを提供 するものである。
【0007】 さらに、本考案の請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案において、 上記通気孔の直径が0.2mm以上3.0mm以下であることを特徴とするドラ ム缶口栓用キャップシールを提供するものである。
【0008】 以下、本考案に係るドラム缶口栓用キャップシールついて、詳述する。 本考案に係るドラム缶口栓用キャップシールは、その天板部に、該キャップシ ールの内側と外側との間の通気のみを可能とする通気孔を有する合成樹脂製のも のである。天板部にこのような通気孔が一つもないと、気温の変化で口栓とキャ ップシールの間の空間が減圧状態となった場合に、ドラム缶の天板部上に溜まっ た雨水が口栓とキャップシールの間の空間に侵入し、結露や口栓の錆を生じさせ るからである。
【0009】 本考案に係るドラム缶口栓用キャップシールにおいては、天板部に上記通気孔 を設けることによって、口栓とキャップシールの間の空間が減圧状態となること が抑えられ、内外の圧力差によって雨水が侵入するということはなく、特に通気 孔が2以上である場合はドラム缶の天板部に溜まった雨水の侵入は全くない。ま た、上記通気孔は口栓とキャップシールの間の空間の内外の圧力差を解消できれ ばいいので、最大でも10個程度設ければ充分効果が得られ、それ以上設けても 効果は変わらない。
【0010】 また、本考案においては、上記通気孔の直径は0.2mm以上3.0mm以下 、より好ましくは0.5mm以上2.0mm以下である。この通気孔の直径が0 .2mm未満であるときは、外気との通気が充分でなく、口栓とキャップシール の間の空間内外の圧力差を解消するには至らないからであり、また、通気孔の直 径が3.0mmを超えると降り注ぐ雨滴の侵入を防ぐ事ができなくなるからであ る。
【0011】 本考案に係るドラム缶口栓用キャップシールを構成する上記合成樹脂としては 、いわゆる合成樹脂が全て使用できるが、耐久性、成形性等の点からポリエチレ ン、ポリプロピレンが特に好ましく使用される。
【0012】 なお、本考案にかかるドラム缶口栓用キャップシールは、通気孔を有さないキ ャップシールの備えた機能(例えば、降り注ぐ雨水の侵入を防止する機能、ごみ 、汚れの付着を防止する機能等)を併せて有するものであり、これらの機能は通 気孔の存在によってはいささかも損なわれないものである。また、ドラム缶の内 容物には特に制限されないことはもちろんである。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明する。 図1〜図3は、本考案に係るドラム缶口栓用キャップシールの一実施例を示す ものであり、図において符号1はドラム缶口栓用キャップシール(以下、「キャ ップシール」という)を示している。
【0014】 図1に示したように、キャップシール1は、下方に向けて開口する開口部2を 有する合成樹脂製の蓋状体から構成されるものであり、その天板部3に、直径3 mmの通気孔4が四つ形成されている(図3参照)ものである。本実施例では、 上記通気孔4の形態は、筒状の空間を形成する形態とされているが、本考案の効 果を奏する範囲において、その形状は適宜変更することができ、例えば、キャッ プシール1の天板部3の下面側から上面側に向けて先細るような空間を形成する ような形態としてもよい。また、その開口部2の内面にはドラム缶5に装着され た口栓6フランジ部6a(図2参照)に嵌合する嵌合突部7が形成されている。
【0015】 上記構成を有するキャップシール1は、ドラム缶5に装着した口栓6の上方か ら天板部3を押し込むようにして嵌合突部7と口栓6のフランジ部6aとを強制 嵌合させることにより簡単に取り付けることができる。
【0016】 次に、本実施例に係るキャップシール1の性能について、以下の試験方法によ りその評価を行った。
【0017】 〔試験方法〕 図2及び図3に示したような口栓6を装着したドラム缶5を用意しておき、こ のドラム缶のそれぞれに本実施例に係るキャップシール1を装着し、ドラム缶を 立てた状態にした。そして、それぞれのドラム缶の天板部5aに水が深さ10m mに溜まるまで、ジョーロ(図示せず)でキャップシール1に水をかけた。この 状態でドラム缶を2日間放置し、3日目にドラム缶を傾けて天板部5a上の水を 取り除いた後、さらに3日間放置し、5日目にキャップシール1と口栓6との間 の空間内に水があるか否か、結露が生じているか否かを目視にて調べた。また、 比較例として天板部に通気孔を有しないキャップシールについて、同様の試験を 行った。得られた結果を〔表1〕にそれぞれ示した。
【0018】
【表1】
【0019】 表1に示したように、本実施例に係るキャップシール1では、キャップシール 1と口栓6との間の空間内に結露が全く生じておらず、また、水の侵入も全て抑 えられているのに対して、比較例では、半数に結露が生じ、また4本に水の侵入 が確認された。 このように、本実施例に係るキャップシール1によれば、該キャップシール1 と口栓6との間の空間内の結露、水の侵入を防ぐことが可能であり、これにより 口栓6の腐食を防止することができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案に係るドラム缶口栓用キャップシールによれば、口栓の汚れを防止する とともに、口栓とキャップシールの間の空間が減圧になることによる雨水の侵入 を防止し、口栓部分の腐食を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るドラム缶口栓用キャップシールの
一実施例の一部を断面とした側面図である。
【図2】同実施例のドラム缶口栓用キャップシールを口
栓に取り付けた状態を示す側断面図である。
【図3】同実施例のドラム缶口栓用キャップシールを口
栓に取り付けた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ドラム缶口栓用キャップシール 3 天板部 4 通気孔 5 ドラム缶 6 口栓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 古庄 宏 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム缶に装着された口栓を被覆する合
    成樹脂製のドラム缶口栓用キャップシールにおいて、こ
    のキャップシールの天板部に、該キャップシールの内側
    と外側との間の通気を可能とする通気孔を設けたことを
    特徴とするドラム缶口栓用キャップシール。
  2. 【請求項2】 上記通気孔を少なくとも2以上設けたこ
    とを特徴とするドラム缶口栓用キャップシール。
  3. 【請求項3】 上記通気孔の直径が0.2mm以上3.
    0mm以下であることを特徴とする請求項2に記載のド
    ラム缶口栓用キャップシール。
JP1994008777U 1994-07-20 1994-07-20 ドラム缶口栓用キャップシール Expired - Lifetime JP3006935U (ja)

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JP3006935U true JP3006935U (ja) 1995-01-31

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ID=43142791

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JP (1) JP3006935U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011020720A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Daiwa Syst Kk ドラム缶等容器のキャップシール取付用治具
WO2016194192A1 (ja) * 2015-06-04 2016-12-08 ミズホ金属株式会社 キャップシール

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