JP3006752U - 携帯用物品収納部材 - Google Patents

携帯用物品収納部材

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JP3006752U
JP3006752U JP1994005913U JP591394U JP3006752U JP 3006752 U JP3006752 U JP 3006752U JP 1994005913 U JP1994005913 U JP 1994005913U JP 591394 U JP591394 U JP 591394U JP 3006752 U JP3006752 U JP 3006752U
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Inventor
秋菊 中村
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有限会社愛美日中企画
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Abstract

(57)【要約】 【目的】携帯電話機をバッグの外側面から突出させるこ
となく、しかも、容易に携帯電話機を取り出せることの
できる携帯用物品収納部材を提供する。 【構成】右側面15に一部を切り離すことにより形成し
た開口部14を有するアタッシュケースからなる本体部
1と、その開口部14を開閉するように接続した係止片
2とを備える。又、本体部1内を、区画壁31によって
本体収納部3と、携帯電話機収納部4とに区画する。一
方、係止片2の裏面には、携帯電話機係止部22を備
え、係止片2の略上下中央を開口部14の下端に回動自
在に取り付け、係止片2の上端が本体部1の右側面15
と略面一になる位置から係止片2の下端が区画壁31に
当たるまで回動して右側面15に対し30〜60°の角
度をなして開口できるものとする。又、係止片2に、携
帯電話機収納部4に貫通する貫通孔を設け、携帯電話機
収納部4に収納した携帯電話機Kの呼び出し音を外から
聞き易くしたものとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本願考案は、アタッシュケース等のバッグやカバンの携帯用物品収納部材の改 良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、外出する際等には携帯電話機を携帯する頻度が高くなっている。しかし 、携帯電話機をバッグやカバンの中に入れておくと、使用するたびにバッグやカ バンを開けてから取り出さなければならなず、しかも、バッグやカバンの中には 他の物が入っているため、取り出し難い場合もある。特に、呼び出し音が鳴ると 回りの人の迷惑になるために即座に止めようとするが、バッグ等から取り出して 止めるまでに時間がかかってしまう。その一方、騒音等のある場所では、呼び出 し音がなっても聞こえ難い場合もある。
【0003】 そのため、本考案者は、例えばバッグの外側面に、携帯電話機を収納し得る形 状を有した袋状部からなる携帯電話機収納部を付設したものを考案した。 こうすることにより、呼び出し音が鳴った場合等には、バッグの取り出し口を 開けずに容易に取り出すことができる。 ところが、この携帯電話機収納部に携帯電話機を収納すると、バッグの外側面 から突出しているため、持ち歩きに際して携帯電話機が他のものに当たってしま い、携帯電話機に損傷をきたす場合があるという課題がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本願考案は、以上の実情に鑑み提案されたもので、携帯電話機をバッグの外側 面から突出させることなく、しかも、容易に携帯電話機を取り出せることのでき る携帯用物品収納部材を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本願考案は、以下の特徴を有する携帯用物品収納部材を提供することにより上 記課題を解決する。 本願考案の第1の携帯用物品収納部材は、本体部1と、この本体部1の外周部 に配設された係止片2とが備えられる。 本体部1は、内部に物品を収納して携帯可能なバッグやカバンから構成される 。そして、外周に携帯電話機Kを出し入れできる程度の大きさで開口された開口 部14が備えられる。 係止片2は、裏面側に携帯電話機Kを係脱自在に係止し得る携帯電話機係止部 22を備える。又、この係止片2は、本体部1の開口部14を開閉し得るように 本体部1に回動自在に接続されることにより、携帯電話機係止部22に係止され た携帯電話機Kが適宜本体部1内に収納できるようになされるとともに、その収 納された携帯電話機Kの少なくとも一部が適宜開口部14から外部に突出できる ようになされたものである。
【0006】 本願第2の携帯用物品収納部材は、本願第1の携帯用物品収納部材に係る係止 片2の一端から他端における間の適宜位置が、本体部1に回動自在に接続される ことにより、係止片2の一端側21cが本体部1の外を回動して開口部14を開 閉し得るようになされ、他端側21dが本体部1内を回動し得るようになされた ものである。
【0007】 本願第3の携帯用物品収納部材は、本願第2の携帯用物品収納部材に係る本体 部1の内部に、区画壁31が備えられ、この区画壁31によって本体部1内が書 類等の物品を収納する本体収納部3と、携帯電話機Kを収納する開口部14側の 携帯電話機収納部4とに区画形成される。 この区画壁31は、係止片2の回動に際し係止片2の他端側21dと適宜当接 し得る位置に配設されることにより係止片2の回動範囲が規制されるようになさ れたものである。
【0008】 本願第4の携帯用物品収納部材は、本願第3の携帯用物品収納部材に係る係止 片2が、板状体21aと、板状体21aの表面を覆って接着された折り曲げ自在 な被覆部材21bとの二層を備える。そして、この被覆部材21bは、本体部1 に接続され、その接続部17から被覆部材21bが折り曲げられることにより、 板状体21aの一端側21cが本体部1外を回動して開口部14の全部又は一部 を開閉し得るようになされるとともに、他端側21dが本体部1内を回動して区 画壁31と当接し得るようになされる。 又、板状体21aの他端側21dは、区画壁31と当接することにより、板状 体21aの一端側21cが本体部1の外周面15と面一となる位置から本体部1 の外周面15に対し30°〜60°の角度Aをなして開口するまでの範囲、回動 できるようになされたものである。
【0009】 本願第5の携帯用物品収納部材は、本願第1から第4の携帯用物品収納部材に 係る本体部1の外周面15又は係止片2に、携帯電話機収納部3に貫通する貫通 孔23が穿設されることにより、携帯電話機収納部3に収納された携帯電話機K の呼び出し音が貫通孔23を介して本体部1外に流れるようになされたものであ る。
【0010】
【作用】
本願考案の第1の携帯用物品収納部材においては、裏面側に携帯電話機Kを係 脱自在に係止し得る携帯電話機係止部22を備えた係止片2を本体部1に回動自 在に接続し、本体部1の外周面に穿設した開口部14を適宜開閉し得るものとす るため、係止片2の回動操作に伴い携帯電話機係止部22に係止した携帯電話機 Kを適宜本体部1内に収納できる。これにより、携帯電話機Kを本体部1から突 出させずに済み、携帯電話機Kを損傷するようなことがなくなる。又、係止片2 の回動操作に伴い、その収納した携帯電話機Kの少なくとも一部を適宜開口部1 4から外部に突出できる。これにより、携帯電話機Kを容易に取り出すことがで きる。
【0011】 本願考案の第2の携帯用物品収納部材においては、係止片2の一端から他端に おける間の適宜位置を、本体部1に回動自在に接続して係止片2の一端側21c が本体部1の外を回動して開口部14を開閉し得るようにするとともに、他端側 21dが本体部1内を回動し得るようにするため、携帯電話機Kを取り出し易い 角度に係止片2を回動しても本体部1からの係止片2の突出量を少なくするでき る。
【0012】 本願考案の第3の携帯用物品収納部材においては、本体収納部3と携帯電話機 収納部3とに区画形成した区画壁31を設けることによって、携帯電話機収納部 3に収納した後の携帯電話機Kを区画壁31によって保護でき、持ち歩きに際し て振動等により本体収納部3に入れられた物が携帯電話機Kに当たり損傷をきた すといったようなことを防止できる。一方、区画壁31を、係止片2の回動に際 し係止片2の他端側21dと適宜当接し得る位置に配設するため、他の部材を付 設しなくても係止片2の回動を適宜規制でき、携帯電話機Kを取り出す際の係止 片2が回り過ぎるようなことを防止できる。
【0013】 本願考案の第4の携帯用物品収納部材においては、係止片2を、板状体21a と、板状体21aの表面を覆って接着された折り曲げ自在な被覆部材21bとの 二層を備えたものとし、そして、この被覆部材21bを、本体部1に接続し、そ の接続部17から被覆部材21bを折り曲げることにより、板状体21aの一端 側21cが本体部1外を回動して開口部14の全部又は一部を開閉し得るように するとともに、他端側21dが本体部1内を回動して区画壁31と当接し得るよ うにするため、係止ピン等を使用しなくても容易に係止片2と本体部1とを回動 自在に接続させることができる。又、係止片2の被覆部材11bを、本体部1の 表層をなす被覆部材11bと同じものを使用することで、この係止片2で開口部 14を閉めた際には、開口部14を外部から判らないようにでき、外観的にも優 れたものにできる。 更に、板状体21aの他端側21dを区画壁31と当接させることにより、板 状体21aの一端側21cを本体部1の外周面15と面一となる位置からその外 周面15に対し30〜60°の角度Aをなして開口するまでの範囲、回動できる ようにするため、携帯電話機Kを丁度取り出し易い位置で板状体21aの回動を 止めることができる。
【0014】 本願考案の第5の携帯用物品収納部材においては、本体部1の外周面15又は 係止片2に、携帯電話機収納部3に貫通する貫通孔23を穿設するため、携帯電 話機収納部3に収納した携帯電話機Kに呼び出し音がなった場合には、貫通孔2 3を介して本体部1外にその音を流すことができ、外部からでも容易に呼び出し 音を聞き取ることができる。
【0015】
【実施例】
以下、図面に基づき本願考案の一実施例を説明する。 図1は、本願考案の一実施例の携帯用物品収納部材の斜視図であり、図2は、 ケース本体の横断面図、図3は、右側面の部分拡大図、図4のIV−IVに沿う部分 断面図である。
【0016】 本願考案の携帯用物品収納部材は、本体部1と、この本体部1の外周部に配設 された係止片2とを備えている。
【0017】 本実施例の本体部1は、アタッシュケースから構成されている。この本体部1 は、従来から使用されている一般的な書類等を入れるアタッシュケースと同様の もので、ケース本体11と、このケース本体11の下部に取り付けられた蓋体1 2とから構成されている。ケース本体11の内部には、図1、図2に示すように 右方側に、前壁31aと側壁31bとからなる区画壁31が設けられており、こ の区画壁31によって本体部1の内部が書類等を収納する本体収納部3と、携帯 電話機Kを収納する携帯電話機収納部4との二つに区画形成されている。又、ケ ース本体11の各側面は、図3に示すように所定厚さの板状体11aと、板状体 11aの表面全体を覆って接着した折り曲げ自在なシート状の被覆部材11bと の二層からなり、各側面が板状体11aによって撓み難いようになされている。 一方、図1に示すように本体部2の右側面15の上方側には、右側面15の一部 を切り離すことにより開口された開口部14が備えられており、この開口部14 によって携帯電話機収納部4が外部と連通されている。この開口部14の大きさ は、携帯電話機Kが通る程度の大きさから形成されている。
【0018】 蓋体12は、その下部が、ケース本体11の下部に回動自在に取り付けられて おり、この蓋体12が開けられることにより、このケース本体11の本体出し入 れ口が形成され、本体収納部3内に書類等を収納できるようになされている。
【0019】 係止片2は、携帯電話機Kを係止して保持するためのもので、図3に示すよう に板状の係止本体21と、この係止本体21の裏面に形成された携帯電話機係止 部22とを備えたものから構成されている。係止本体21は、ケース本体11の 右側面15における開口部14の近傍に回動自在に取り付けられ、開口部14を 適宜塞げるようになされており、開口部14を開閉する蓋としての役目をもなす 。本実施例における係止本体21は、ケース本体11の開口部14を形成する際 に切り離したケース本体11の右側面15の一部から構成し、ケース本体11の 右側面15と同様に裏層をなす板状体21aと、表層をなす折り曲げ自在なシー ト状の被覆部材21bとの二層からなるものとしている。
【0020】 詳しくは、係止本体21の板状体21aは、次のようにして形成している。ま ず、図4に示すようにケース本体11の右側面15の板状体11aを上面16か ら所定距離h1だけ隔てた所から切り離す。即ち、右側面15の端部に縁部15 aを残して切り離す。又、その切り離した所から所定距離h2だけ隔てた所の左 部及び右部を夫々、左右方向に所定幅vだけ切り、更に、そこから続けて下方向 に所定距離h3だけ切り取る。このようにして、板状体21aを、上部側の幅広 部21cと、下部側の幅狭部21dとから構成している。そして、この板状体2 1aの幅広部21cに相当する部分が、後述するようにケース本体11の開口部 14を形成することになる。
【0021】 一方、係止本体21の被覆部材21bは、次のようにして形成している。被覆 部材21bの上端側は、図5に示すようにケース本体11の上面16における被 覆部材11bを右端側で切離すとともに、その切り離した部分からケース本体1 1の右側面15における上部の縁部15aまでの間、板状体21aとの接着を剥 がすようにして形成する。一方、下端側は、ケース本体11の右側面15の被覆 部材11bに接続したままにしておく。又、このようにして形成した係止本体2 1の被覆部材21bは、係止本体21の板状体21aにおける上記の幅広部21 cにのみに接着され、幅狭部21dとの接着が剥がされている。従って、この係 止本体21は、係止本体21の被覆部材21bと、ケース本体11の右側面15 の被覆部材11bとの境界部17が折れ曲がることにより、係止本体21の板状 体21aにおける幅広部21cが外方(図示のX方向)に回動し、これにより、 その幅広部21cに相当する部分が開口し、開口部14が形成される。尚、図示 しないが、板状体21aの上端と縁部15aの下端との間は、板状体21aが回 動できる程度の隙間が設けられている。又、この係止本体21の回動は、本実施 例では上述のように被覆部材11bを折り曲げることにより行うことで、軸支ピ ン等の他の部材を使用することなく、容易に低コストで製作できるようにしてい るが、この態様のものに限らず、例えば図4中に二点鎖線で示すように係止本体 21の幅狭部21dに軸ピン5を通して軸支し、その軸ピン5を軸に回動自在に する等、適宜変更できる。又、係止本体21は、ケース本体11の右側面15の 一部から構成するものに限らず、別途に形成したものを軸支する等してケース本 体11に回動自在に取り付けるようにしても良い。
【0022】 又、係止本体21の被覆部材21bの上端部には、図5に示すようにマグネッ ト片25が付設されている。このマグネット片25は、本体部1と係止するため の本体部係止手段としてのものであり、このマグネット片25がケース本体11 の上面16における板状体11aに設けられた金属片等の被接着部材18に着脱 自在に接着できるようになされている。尚、この本体部係止手段は、この態様の ものに限らず、例えば板状体11aにマグネット片25を設けておき、被覆部材 21bに金属片等の被接着部材18を設けるようにしても良い。又、磁気により 接着させるものに限らず、例えば被覆部材21bの上端部にフック部材を設ける 一方、板状体11aにそのフック部材をフックできる係止部材を設ける等、他の 係止手段によるものでも良い。更に、この本体部係止手段は、必要に応じて設け れば良く、設けなくても良い。
【0023】 又、係止片2は、開口部14を覆う部分、即ち板状体21aの幅広部21cの 部分に、板状体21a及び被覆部材21bを貫通した貫通孔23が設けられてい る。この貫通孔23は、携帯電話機Kの呼出し音を外部から聞き取り易いように するためのものである。尚、貫通孔23は、係止片2に設けたものに限らず、携 帯電話機収納部4に貫通すれば良く、例えばケース本体11の右側面15に設け ても良い。更に、この貫通孔23を、携帯電話機Kの呼出し音停止ボタンの前面 側になるような位置に、且つその呼出し音停止ボタンを押圧できる程度の大きさ で係止片2に穿設しておけば、携帯電話機Kの呼出し音が鳴った場合に、携帯電 話機Kを開口部14から出さなくても、携帯電話機収納部4に収納したままで貫 通孔23から呼出し音停止ボタンを押圧でき、即座に停止できる。
【0024】 携帯電話機係止部22は、係止本体21の幅狭部21dの裏側に形成された袋 体22からなる。この袋体22は、内部に携帯電話機Kを入れられる程度の大き さに形成され、内部に携帯電話機Kを入れることにより携帯電話機Kを係止でき るようになされている。又、袋体22の上端側には、携帯電話機出し入れ口22 aが形成され、この携帯電話機出し入れ口22aから携帯電話機Kを内部に入れ 、あるいは出せるようになされている。一方、この袋体22の後端位置は、係止 本体21の回動に伴い、ケース本体11の区画壁31における側壁31bに当接 するようになされている。又、その袋体22の下端と側壁31bとの当接は、図 5に示すように係止本体21がケース本体11の左側面に対して傾斜角度Aが3 0°〜60°程度傾いた位置で当接するようになされている。従って、この袋体 22の下端と側壁31bとの当接により、係止本体21の幅広部21cは、本体 部1の外周面15と面一となる位置からその外周面15に対し30〜60°の角 度Aをなして開口するまでの範囲、回動できるようになされている。尚、この係 止本体21の傾斜角度Aの調整手段は、本実施例では上記のように袋体22を区 画壁31に当てることにより規制し、こうすることにより、他の部材を設けずに 低コストで制作できるようにしているが、他の部材を用いて係止本体21の傾き 角度Aを規制するようにしても良い。又、傾斜角度Aが30°〜60°程度傾い た位置で当接するものに限らず、任意な角度Aに設定すれば良い。
【0025】 以上のように構成して携帯電話機Kを携帯電話機係止部22に入れておけば、 携帯電話機Kの呼出し音が鳴った場合には、係止本体21の貫通孔23から容易 に呼出し音を聞き取ることができる。又、本体部1の蓋体12を開けなくても、 係止片2を操作するだけで開口部14から本体部1内に収納した携帯電話機Kを 取り出すことができる。しかも、係止片2を操作することにより、本体部1内に 収納した携帯電話機Kの一部を開口部14から外部に突出させることができ、容 易に携帯電話機Kを取り出すことができる。又、その際、係止片2が適度に傾く と係止片2の端部が区画壁31に当たって係止片2の回動が止まり、係止片2が 傾き過ぎることによる携帯電話機係止部22からの携帯電話機Kの落下が防止で きる。
【0026】 一方、携帯電話機Kを収納する場合は、係止片2を回動させれば良く、取り出 すときと同様に簡単な操作で行うことができる。しかも、本体部1内に収納した 後は、係止片2がケース本体11の右側面15と面一にすることができ、携帯電 話機Kを完全に本体部1内に収納できる。従って、携帯電話機Kがケース本体1 1から突出した場合のように、持ち歩きの際に携帯電話機Kが他のものに当たっ て損傷をきたすようなことを防止できる。又、係止片2の被覆部材21bによっ て外部から開口部14が判らず、通常のアタッシュケースとなんら変わる所がな く、外観的に美観を保持できるとともに、盗難を防止できる。
【0027】 又、本体部1内に収納された携帯電話機Kは、区画壁31によって保護されて いるため、本体部1の本体収納部3に入れたものが携帯電話機Kに当たるような こともなく、携帯電話機Kの損傷を防止できる。
【0028】 尚、本実施例においては、係止片2の回動を、係止本体21の幅広部21cと 幅狭部21dとの境界部を軸に回動させて幅広部21cを開口部14の外に回動 させる一方、幅狭部21dを携帯電話機収納部4内を回動させることにより、携 帯電話機を取り出し易い角度に係止片を回動しても本体部からの係止片の突出量 を少なくできる。これにより、人込みの中等でも容易に使用できる便利なものと しているが、この態様のものに限らず、例えば図6に示すように係止本体21の 端部から回動させるようにし、あるいは、図7に示すように係止本体21を前後 方向に回動させるようにしても良い。
【0029】 又、本実施例では、係止片2の係止本体21によって開口部14全体を覆える ようにしているが、開口部14の一部を覆い、一部を開口したままにしておいて も良い。又、係止片2の配設位置は、右側面15に限らず、蓋16等の6面のい ずれの面であっても良い。
【0030】 一方、本実施例では、アタッシュケースの各面を板状体11aと、被覆部材1 1bとから構成しているが、例えば板状体11aの裏面に化粧用シート状部材を 貼り付ける等、適宜変更できる。又、本願考案は、アタッシュケースに適応する ものに限らず、他のカバンやバッグであっても良い。
【0031】
【考案の効果】
以上、本願考案の第1の携帯用物品収納部材は、係止片の回動操作に伴い携帯 電話機係止部に係止した携帯電話機を適宜本体部内に収納でき、携帯電話機を本 体部から突出させずに済み、携帯電話機が他のものに当たって損傷するようなこ とを防止できる。又、係止片の回動操作に伴い、その収納した携帯電話機の少な くとも一部を適宜開口部から外部に突出でき、携帯電話機を容易に取り出すこと ができる。
【0032】 本願考案の第2の携帯用物品収納部材は、係止片の一端から他端における間の 適宜位置を、本体部における開口部の端部に回動自在に接続して係止片の一端側 が本体部の外を回動して開口部を開閉し得るようにするとともに、他端側が本体 部1内を回動し得るようにするため、本願第1の考案の効果に加え、携帯電話機 を取り出し易い角度に係止片を回動しても本体部からの係止片の突出量を少なく できる。これにより、人込みの中等でも容易に使用できる便利なものとなる。
【0033】 本願考案の第3の携帯用物品収納部材は、区画壁31によって、本願第2の考 案の効果に加え、携帯電話機収納部に収納した後の携帯電話機を保護でき、持ち 歩きに際して振動等により本体収納部に入れられた物が携帯電話機に当たり損傷 をきたすといったようなことを防止できる。しかも、区画壁によって、他の部材 を付設しなくても係止片の回動を適宜規制でき、携帯電話機を取り出す際の係止 片が回り過ぎるようなことを防止できる。これにより、低コストで回動を規制し た係止片を形成できる。
【0034】 本願考案の第4の携帯用物品収納部材は、本願第3の考案の効果に加え、係止 ピン等を使用しなくても容易に係止片と本体部とを回動自在に接続させることが でき、低コストで制作できるものとなる。又、係止片の被覆部材を、本体部の表 層をなす被覆部材と同じものを使用することで、この係止片により開口部を閉め た際には、開口部を外部から判らないようにでき、外観的に優れたものにできる とともに、盗難の恐れもないものにできる。更に、板状体の他端側を区画壁と当 接させることにより、係止片の一端側が本体部の外周面と面一となる位置からそ の外周面に対し30〜60°の角度をなして開口するまでの範囲、回動できるよ うにするため、携帯電話機を丁度取り出し易い位置で板状体の回動を止めること ができ、例えば外周面に対し90°以上の角度位置まで回ってしまい、携帯電話 機が係止片から床に落ちてしまう、あるいは、係止片から取り出し難くなってし まうようなことを防止できる。
【0035】 本願考案の第5の携帯用物品収納部材は、貫通孔によって、携帯電話機収納部 に収納した携帯電話機に呼び出し音がなった場合には、貫通孔を介して本体部外 にその音を流すことができ、外部からでも容易に呼び出し音を聞き取ることがで きる。これにより、本体内に入れた場合の弊害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願考案の一実施例のアタッシュケースの斜視
図である。
【図2】ケース本体の横断面図である。
【図3】右側面の部分拡大断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う部分断面図である。
【図5】係止片を回動して携帯電話機を開口部から外部
に突出させた状態の部分拡大断面図である。
【図6】係止片の他の実施例の断面説明図である。
【図7】係止片の更に他の実施例の斜視図である。
【符号の説明】
1 本体部 2 係止片 3 本体収納部 4 携帯電話機収納部 11 ケース本体 14 開口部 21 係止本体 22 携帯電話機係止部 31 区画壁 K 携帯電話機
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体部(1) と、この本体部(1) の外周部に
    配設された係止片(2) とが備えられ、 本体部(1) が、内部に物品を収納して携帯可能なバッグ
    やカバンから構成され、外周に携帯電話機(K) を出し入
    れできる程度の大きさで開口された開口部(14)が備えら
    れ、 係止片(2) が、裏面側に携帯電話機(K) を係脱自在に係
    止し得る携帯電話機係止部(22)を備え、この係止片(2)
    が、本体部(1) の開口部(14)の全部又は一部を開閉し得
    るように本体部(1) に回動自在に接続されることによ
    り、係止片(2) が開口部(14)を閉めるに伴って携帯電話
    機係止部(22)に係止された携帯電話機(K)が本体部(1)
    内に収納できるようになされるとともに、係止片(2) が
    開口部(14)を開けるに伴ってその収納された携帯電話機
    (K) の少なくとも一部が開口部(14)から外部に突出でき
    るようになされたものであることを特徴とする携帯用物
    品収納部材。
  2. 【請求項2】上記係止片(2) の一端から他端における間
    の適宜位置が、本体部(1) に回動自在に接続されること
    により、係止片(2) の一端側(21c) が本体部(1) の外を
    回動して開口部(14)の全部又は一部を開閉し得るように
    なされ、他端側(21d) が本体部(1) 内を回動し得るよう
    になされたものであることを特徴とする請求項1記載の
    携帯用物品収納部材。
  3. 【請求項3】上記本体部(1) の内部に、区画壁(31)が備
    えられ、この区画壁(31)によって本体部(1) 内が書類等
    の物品を収納する本体収納部(3) と、携帯電話機(K) を
    収納する開口部(14)側の携帯電話機収納部(4) とに区画
    形成され、 この区画壁(31)が、係止片(2) の回動に際し係止片(2)
    の他端側(21d) と当接し得る位置に配設されることによ
    り係止片(2) の回動範囲が規制されるようになされたも
    のであることを特徴とする請求項2記載の携帯用物品収
    納部材。
  4. 【請求項4】上記係止片(2) が、板状体(21a) と、板状
    体(21a) の表面を覆って接着された折り曲げ自在な被覆
    部材(21b) との二層を備え、この被覆部材(21b) が、本
    体部(1) に接続され、その接続部(17)から被覆部材(21
    b) が折り曲げられることにより、板状体(21a) の一端
    側(21c) が本体部(1) 外を回動して開口部(14)の全部又
    は一部を開閉し得るようになされるとともに、他端側(2
    1d) が本体部(1) 内を回動して区画壁(31)と当接し得る
    ようになされ、 板状体(21a) の他端側(21d) が、区画壁(31)と当接する
    ことにより板状体(21a) の一端側(21c) が本体部(1) の
    外周面(15)と面一となる位置から本体部(1) の外周面(1
    5)に対し30°〜60°の角度(A) をなして開口する範
    囲、回動できるようになされたものであることを特徴と
    する請求項3記載の携帯用物品収納部材。
  5. 【請求項5】上記本体部(1) の外周面(15)又は係止片
    (2) に、携帯電話機収納部(3) に貫通する貫通孔(23)が
    穿設されることにより、携帯電話機収納部(3)に収納さ
    れた携帯電話機(K) の呼び出し音が貫通孔(23)を介して
    本体部(1) 外に流れるようになされたものであることを
    特徴とする請求項1乃至4記載の携帯用物品収納部材。
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