JP3006653B2 - 多極コネクタの端子金具検査方法及び検査具 - Google Patents

多極コネクタの端子金具検査方法及び検査具

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JP3006653B2
JP3006653B2 JP6015240A JP1524094A JP3006653B2 JP 3006653 B2 JP3006653 B2 JP 3006653B2 JP 6015240 A JP6015240 A JP 6015240A JP 1524094 A JP1524094 A JP 1524094A JP 3006653 B2 JP3006653 B2 JP 3006653B2
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  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネス等の接
続に用いられる多極コネクタに関し、該多極コネクタの
端子収容室内に構成金属素材の相違に基づく複数種類の
端子金具を収容する場合において、特定の端子収容室に
特定の金属素材から構成された端子金具が収容されてい
るか否かを検査する方法及びその検査具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】自動車用ワイヤハーネス中には、通常の
信号回路用電線に加えて安全回路用電線が含まれてお
り、これらの電線を一括して接続するコネクタ中におい
ては、信号回路用電線に対しては銅素材の表面に錫メッ
キを施した端子金具が用いられ、安全回路用電線に対し
ては確実性に優る電気接続用として金メッキを施した端
子金具が用いられる。
【0003】ところで、この場合の錫メッキ端子と金メ
ッキ端子は通常同一形状であるので、導通検査では誤挿
入の検出が不可能であり、そのため目視検査によって識
別を行っているが、確実性に欠ける。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した点に
着目して為されたものであり、多極コネクタ中に収容さ
れた実質的に同一形状を有して構成金属素材を異にする
複数の端子金具を確実に識別するようにしたものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明方法においては、多極コネクタの複数の端子
収容室に収容される複数種類の端子金具の検査方法にお
いて、該複数種類の各端子金具に対して相互に異なる位
置に識別用付加部を設け、検査具に該複数の識別用付加
部に対応する複数の検査用導通ピン群を複数の端子収容
室に対応して設けると共に各検査用導通ピンをそれぞれ
検査用回路に接続し、検査時において該複数の検査用導
通ピン群の内の何れか1個を端子金具の識別用付加部に
接触させる構成を採用した。
【0006】また、本発明方法においては、多極コネク
タの複数の端子収容室に収容される2種類の端子金具の
検査方法において、該2種類の端子金具の一方に識別用
付加部を設け、検査具に該2種類の端子金具に対応して
検査用回路における2種類の検査用導通ピンを設けると
共に2種類の検査用導通ピンを個別的に複数の端子収容
室に対応して設け、該2種類の検査用導通ピンは軸方向
の突出量が相互に相違していて検査時に該検査用導通ピ
ンの一方のみが該識別用付加部に接触する構成を採用し
た。
【0007】また、本発明の検査具においては、被検査
コネクタの各端子収容室に対応して複数の検査用導通ピ
ン群を設け、該複数の検査用導通ピンをそれぞれ検査用
回路に接続し、検査時において該複数の検査用導通ピン
群の内の1個が被検査コネクタの端子金具と接触する構
成を採用した。
【0008】更に、本発明の検査具においては、被検査
コネクタの各端子収容室に対応して2種類の検査用導通
ピンの内の何れか一方を設けると共に該検査用導通ピン
をそれぞれ検査用回路に接続し、該2種類の検査用導通
ピンは相互に軸方向の突出量が相違している構成を採用
した。
【0009】
【作用】複数の識別用付加部に対応して設けた複数の検
査用導通ピン群において、検査時においては当該被検査
端子金具の識別用付加部に対向する検査用導通ピンのみ
が検査用回路を作動させる。
【0010】軸方向の突出量が異なる2種類の検査用導
通ピンにおいて、突出量の多い検査用導通ピンは常に被
検査端子金具と接触し、突出量の少い検査用導通ピンは
これに対応する特別の端子金具が収容されている場合に
のみ、これと接触する。
【0011】
【実施例】図1において、多極コネクタAは合成樹脂製
のコネクタハウジングB内に4個の端子収容室1を有
し、上段の2個の端子収容室1には安全回路用の金メッ
キを施した雌型端子金具C1 が収容され、下段の2個の
端子収容室1には信号回路用の錫メッキを施した雌型端
子金具C2 が収容されている。
【0012】図2に示される如くに、両雌型端子金具C
1 ,C2 は雌型電気接触部2に電線接続部3が連設され
ると共に電線接続部3には導線Wが接続された実質的に
同一形状であってメッキの種類の相違により構成金属素
材のみが相違し、ただ、金メッキを施した雌型端子金具
1 には雌型電気接触部2の前方左下に突出した識別用
付加部2aが設けられ、錫メッキを施した雌型端子金具
2 には雌型電気接触部2の前方右下に突出した識別用
付加部2bが設けられている。
【0013】Dは検査具であり、多極コネクタAを受け
入れる検査室4内において、一対の検査用導通ピン
1 ,d2 群が多極コネクタAの各端子収容室1に対応
して4セット設けられている。各導通ピンd1 ,d2
支持孔5内において摺動自在であって内蔵するスプリン
グ(図示せず)により前方へ付勢され、検査時に端子金
具に当接して若干後退する。検査用導通ピンd1 は金メ
ッキを施した雌型端子金具C1 の検出用であって検査回
路の電線W1 に接続され、検査用導通ピンd2 は錫メッ
キを施した雌型端子金具C2 の検出用であって検査回路
の電線W2 に接続される。
【0014】検査時においては、図4に示される如くに
被検査コネクタAを検査具Dの検査室4内に挿入する。
そして、金メッキを施した雌型端子金具C1 の識別用付
加部2aに対して検査用導通ピンd1 が接触して電線W
1 による検査回路を作動させ、この際に検査用導通ピン
2 は該端子金具C1 と接触しない(図5(A)参
照)。他方、錫メッキを施した雌型端子金具C2 の識別
用付加部2bに対して検査用導通ピンd2 が接触して電
線W2 による検査回路を作動させ、この際に検査用導通
ピンd1 は該端子金具C2 に接触しない(図5(B)参
照)。
【0015】従って、特定の端子収容室1に収容される
金メッキ又は錫メッキを施した端子金具C1 ,C2 に対
応して作動すべき電線W1 又は電線W2 による検査回路
を予め設定しておき、判定手段Eにより導通又はエラー
の表示を個別に表示するようにして導通検査と同時に誤
挿入を検出する。
【0016】図6,図7の構造では、通常の錫メッキを
施した雌型端子金具C2 ′の前端を開放した雌型電気接
触部2内に前方の折り返し基部6aを介して折り返し弾
性接触片6が設けられ(図7参照)、金メッキを施した
雌型端子金具C1 ′の雌型電気接触部2内には同様に折
り返し基部6aを介して折り返し弾性接触片6が設けら
れると共に雌型電気接触部2の前端下部に識別用付加部
2cが側壁より内側へ折曲して設けられている。
【0017】雌型端子金具C1 ′,C2 ′をコネクタハ
ウジングB′の端子収容室1′内に収容した多極コネク
タA′を、検査具D′内に挿入して導通検査と同時に金
メッキを施した端子金具C1 ′の存否を検査する。即
ち、検査具D′内には各端子収容室1′に対応して金メ
ッキを施した雌型端子金具C1 ′の検査用導通ピン
1 ′又は錫メッキを施した雌型端子金具C2 ′の検査
用導通ピンd2 ′が設けられ、各検査用導通ピン
1 ′,d2 ′は摺動自在にして前方の一定突出位置に
付勢して設けられ、検査用導通ピンd2 ′の先端は検査
用導通ピンd1 ′の先端よりも寸法l(約1.5mm)
だけ軸方向前方に位置している(図8参照)。
【0018】従って、検査時においては、検査用導通ピ
ンd2 ′は錫メッキを施した雌型電気接触部2内におい
て弾性接触片6の折り返し基部6aに接触すると共に、
検査用導通ピンd1 ′は金メッキを施した雌型電気接触
部2の入口に設けられた識別用付加部2cに接触し、そ
れぞれの検査回路において導通の判定を表示する。
【0019】所定の端子収容室1′において、金メッキ
を施した端子金具C1 ′の代わりに錫メッキを施した端
子金具C2 ′が誤挿入されている場合には、検査用導通
ピンd1 ′は検査回路を導通させることが出来ないの
で、金メッキを施した端子金具C1 ′の欠落を表示す
る。
【0020】図9の構造では、通常の錫メッキを施した
雄型端子金具C2 ″に対して、金メッキを施した雄型端
子金具C1 ″における雄タブ状電気接触部2′の後方下
部に識別用付加部2a′が設けられており、図8の場合
と同様に、軸方向の突出量の異なる2種類の検査用導通
ピンを用いて金メッキを施した雄型端子金具の存否と共
に各端子金具の導通検査を行なう。
【0021】
【発明の効果】請求項1の発明においては、複数の端子
金具を該端子金具に設けた識別用付加部を介して検査す
ることが可能であり、同時に各端子金具の導通検査も行
うことが出来る。
【0022】請求項2の発明においては、2種類の端子
金具をその一方にのみ識別用付加部を設けることによっ
て検査することが可能であり、同時に各端子金具の導通
検査を行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】被検査コネクタの前方斜視図である。
【図2】(A)(B)は2種類の被検査端子金具の斜視
図である。
【図3】検査具の斜視図である。
【図4】検査状態の平面図である。
【図5】(A)(B)は検査状態の説明図である。
【図6】他の被検査端子金具の一方について、(A)斜
視図、(B)正面図、(C)断面図である。
【図7】他の被検査端子金具の他方について、(A)斜
視図、(B)正面図、(C)断面図である。
【図8】コネクタの検査状態を示す断面図である。
【図9】(A)(B)は更に他の被検査端子金具につい
ての側面図である。
【符号の説明】
A,A′ 多極コ
ネクタ C1 ,C2 ,C1 ′,C2 ′,C1 ″,C2 ″ 端子金
具 D,D′ 検査具 d1 ,d2 ,d1 ′,d2 ′ 検査用
導通ピン 1,1′ 端子収
容室 2a,2b,2c,2a′ 識別用
付加部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−298660(JP,A) 特開 平1−150828(JP,A) 実開 平5−87877(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 - 43/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多極コネクタの複数の端子収容室に収容
    される複数種類の端子金具の検査方法において、該複数
    種類の各端子金具に対して相互に異なる位置に識別用付
    加部を設け、検査具に該複数の識別用付加部に対応する
    複数の検査用導通ピン群を複数の端子収容室に対応して
    設けると共に各検査用導通ピンをそれぞれ検査用回路に
    接続し、検査時において該複数の検査用導通ピン群の内
    の何れか1個を端子金具の識別用付加部に接触させるこ
    とを特徴とする多極コネクタの端子金具検査方法。
  2. 【請求項2】 多極コネクタの複数の端子収容室に収容
    される2種類の端子金具の検査方法において、該2種類
    の端子金具の一方に識別用付加部を設け、検査具に該2
    種類の端子金具に対応して検査用回路における2種類の
    検査用導通ピンを設けると共に2種類の検査用導通ピン
    を個別的に複数の端子収容室に対応して設け、該2種類
    の検査用導通ピンは軸方向の突出量が相互に相違してい
    て検査時に該検査用導通ピンの一方のみが該識別用付加
    部に接触することを特徴とする多極コネクタの端子金具
    検査方法。
  3. 【請求項3】 複数種類の端子金具が実質的に同一形状
    を有して構成金属素材を異にすることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の多極コネクタの端子金具検査方法。
  4. 【請求項4】 複数種類の端子金具がメッキされた金属
    を異にすることを特徴とする請求項1,2又は3に記載
    の多極コネクタの端子金具検査方法。
  5. 【請求項5】 複数種類の端子金具が金メッキされた端
    子金具と錫メッキされた端子金具とから成ることを特徴
    とする請求項1,2,3又は4に記載の多極コネクタの
    端子金具検査方法。
  6. 【請求項6】 被検査コネクタの各端子収容室に対応し
    て複数の検査用導通ピン群を設け、該複数の検査用導通
    ピンをそれぞれ検査用回路に接続し、検査時において該
    複数の検査用導通ピン群の内の1個が被検査コネクタの
    端子金具と接触することを特徴とする多極コネクタの端
    子金具検査具。
  7. 【請求項7】 被検査コネクタの各端子収容室に対応し
    て2種類の検査用導通ピンの内の何れか一方を設けると
    共に該検査用導通ピンをそれぞれ検査用回路に接続し、
    該2種類の検査用導通ピンは相互に軸方向の突出量が相
    違していることを特徴とする多極コネクタの端子金具検
    査具。
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