JP2797945B2 - コネクタ検査装置 - Google Patents

コネクタ検査装置

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JP2797945B2
JP2797945B2 JP5340492A JP34049293A JP2797945B2 JP 2797945 B2 JP2797945 B2 JP 2797945B2 JP 5340492 A JP5340492 A JP 5340492A JP 34049293 A JP34049293 A JP 34049293A JP 2797945 B2 JP2797945 B2 JP 2797945B2
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JP
Japan
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lance
terminal fitting
connector
check pin
bending
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雅彦 青山
恵悟 渥美
英二 西條
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコネクタハウジング内に
挿入した端子金具の装着不良を検出するためのコネクタ
検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コネクタは、一般にプラスチック製のコ
ネクタハウジング内に、電線の先端に圧着した端子金具
を装着して構成され、その端子金具はコネクタハウジン
グに一体に設けたランス(弾性係止爪)によって抜け止
め状態にされる。端子金具をコネクタハウジング内に挿
入すると、ランスはいったん撓み用の空間に向かって撓
み、端子金具が「正規位置」まで挿入されると、弾性的
に復元して端子金具と係合するようになり、もって端子
金具の抜け止めが行われる。この種の抜け止め構造を採
用した場合、端子金具がランスを撓ませるところまで挿
入されると、ある程度の摩擦力が端子金具に作用するた
め、端子金具は疑似的に抜け止め状態となってしまい、
端子金具の挿入作業を行っている作業者は完全挿入に至
ったと勘違いして作業を途中で止めてしまうことがあ
る。
【0003】しかし、端子金具がコネクタハウジングの
ランスと係合する「正規位置」まで完全に挿入されてい
ないと、使用中に端子金具の抜けが発生する可能性があ
るため、端子の装着不良は事前にチェックして修正する
必要がある。そこで、近時、端子金具の装着不良を検出
するための各種のコネクタ検査装置が種々開発されてお
り、本出願人も図7に示す構成を開発して既に出願した
(特願平5−281716)。これは、コネクタ60の
ランス61に対向してランスチェックピン51を突出状
に設けた構成で、各ランスチェックピン51は、コネク
タハウジング62に形成したランス撓み空間63内に挿
入されるようになっている。端子金具65が「正規位
置」まで完全に挿入されている状態にあるときには、図
7の上段に示すように、ランス撓み空間63内に挿入し
たランスチェックピン51はランス61に突き当たるこ
となくその下に潜り込むまで進入するようになってお
り、また、端子金具65が装着不良状態にあるときに
は、図7の下段に示すように、撓み変形してランス撓み
空間63内に位置しているランス61の先端にランスチ
ェックピン51が突き当たるようになっている。この構
成によれば、端子金具65に装着不良があってランス6
1がランス撓み空間63内に位置しているときには、ラ
ンスチェックピン51がランス61の先端に突き当たっ
てランス61の下に潜り込む位置まで移動するのが不能
となるため、これによって、端子金具65の装着不良を
発見することができるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】コネクタ60において
は、成形上の理由から、端子金具65が「正規位置」に
完全挿入されていてランス61がランス撓み空間63か
ら最も退避している位置にあっても、そのランス61は
ランス撓み空間63の内壁面よりも内側へ僅かに突き出
た状態となっている。これに合わせて、ランスチェック
ピン51の先端部分51aは、ランス61の下へ潜り込
めるようにランス撓み空間63の内部寸法よりも薄くな
っており、従って、このランスチェックピン51の先端
部分51aとランス撓み空間63との間には隙間が空い
ている。
【0005】このため、ランスチェックピン51がラン
ス撓み空間63内に挿入されるときにランスチェックピ
ン51の先端部分51aが曲がり変形した状態でランス
撓み空間63内を進んだり、あるいは、ランスチェック
ピン51が斜め方向に進入したりするという恐れがあ
る。このようになると、図8に示すように、端子金具6
5が「正規位置」まで完全に挿入されていてランス61
がランス撓み空間63から最も退避した位置にあって
も、そのランス61の僅かに突き出ている部分にランス
チェックピン51の先端部分51aが突き当たることと
なる。この結果、端子金具65が「正規位置」にあるに
も拘わらず、ランスチェックピン51はランス61の下
に潜り込む位置まで到達できず、これに基づいて、端子
金具65が装着不良状態であるとの誤った判断がなされ
ることも有り得る。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、従って、端子金具の装着状態の良・不良を確実に判
別できて信頼性が高い検査を行うことのできるコネクタ
検査装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係るコネクタ検査装置は、前記ランス撓
み空間に対し進入可能に設けられ、前記端子金具が正規
挿入された状態では前記ランス撓み空間の内部空間より
も薄い先端部を前記ランスの撓み領域内に潜り込ませる
ことにより前記ランス撓み空間への進入を許容され、且
つ前記端子金具が挿入不良状態にあって前記ランスがそ
の撓み領域内に位置するときにはそのランスに突き当た
ることによってそれ以上の進入を規制されるランスチェ
ックピンと、このランスチェックピンの前記ランスへの
突き当たりの有無を判別する検出手段とを備えてなり、
前記ランスチェックピンには、その先端側であって前記
ランスの撓み領域から外れる位置に配され、前記ランス
撓み空間の内壁への当接によりそのランスチェックピン
をそのランス撓み空間内において適正姿勢に保持する案
内部と、この案内部における先端側部分であって前記端
子金具から前記ランスの両側に延出するスタビライザと
対応する領域を切欠した形態とすることにより、その案
内部との干渉を回避させる逃がし部とが設けられている
構成としたところに特徴を有する。
【0008】請求項2に係るコネクタ検査装置は、検査
すべき前記コネクタを収容するセット部を備えたチェッ
カーハウジングと、このチェッカーハウジングにコネク
タに接離する方向に移動可能に設けられたスライダと、
このスライダに前記ランス撓み空間への進入を可能に設
けられ、前記端子金具が正規挿入された状態では前記ラ
ンス撓み空間の内部空間よりも薄い先端部を前記ランス
の撓み領域内に潜り込ませることにより前記ランス撓み
空間への進入を許容され、且つ前記端子金具が挿入不良
状態にあって前記ランスがその撓み領域内に位置すると
きにはそのランスに突き当たることによってそれ以上の
進入を規制されるランスチェックピンと、このランスチ
ェックピンの前記ランスへの突き当たりの有無を判別す
る検出手段とを備えてなり、前記ランスチェックピンに
は、その先端側であって前記ランスの撓み領域から外れ
る位置に配され、前記ランス撓み空間の内壁への当接に
よりそのランスチェックピンをそのランス撓み空間内に
おいて適正姿勢に保持する案内部と、この案内部におけ
る先端側部分であって前記端子金具から前記ランスの両
側に延出するスタビライザと対応する領域を切欠した形
態とすることにより、その案内部との干渉を回避させる
逃がし部とが設けられている構成としたところに特徴を
有する。
【0009】請求項3に係るコネクタ検査装置は、検査
すべき前記コネクタを保持するコネクタホルダと、この
コネクタホルダに対向して設けられたチェッカーハウジ
ングと、前記コネクタホルダ及びチェッカーハウジング
のいずれか一方又は双方を互いに接近する方向に往復移
動させる駆動機構と、前記チェッカーハウジングにコネ
クタに接離する方向に移動可能に設けられたスライダ
と、このスライダに前記ランス撓み空間への進入を可能
に設けられ、前記端子金具が正規挿入された状態では前
記ランス撓み空間の内部空間よりも薄い先端部を前記ラ
ンスの撓み領域内に潜り込ませることにより前記ランス
撓み空間への進入を許容され、且つ前記端子金具が挿入
不良状態にあって前記ランスがその撓み領域内に位置す
るときにはそのランスに突き当たることによってそれ以
上の進入を規制されるランスチェックピンと、このラン
スチェックピンの前記ランスへの突き当たりの有無を判
別する検出手段とを備えてなり、前記ランスチェックピ
ンには、その先端側であって前記ランスの撓み領域から
外れる位置に配され、前記ランス撓み空間の内壁への当
接によりそのランスチェックピンをそのランス撓み空間
内において適正姿勢に保持する案内部と、この案内部に
おける先端側部分であって前記端子金具から前記ランス
の両側に延出するスタビライザと対応する領域を切欠し
た形態とすることにより、その案内部との干渉を回避さ
せる逃がし部とが設けられている構成としたところに特
徴を有する。
【0010】請求項4に係るコネクタ検査装置は、請求
項2または3に係る発明において、前記検出手段は、前
記ランスチェックピンと一体的に移動可能に設けられ前
記コネクタハウジングの正規位置に収納されて抜け止め
状態とされた前記端子金具に接触可能な電気接触子を備
えており、この電気接触子は、ワイヤハーネスの導通検
査回路に接続されている構成としたところに特徴を有す
る。
【0011】
【0012】
【作用】端子金具がコネクタハウジング内の正規位置ま
で挿入されていると、コネクタハウジングのランスは端
子金具と係合した状態にあってランス撓み空間から退避
した状態にある。端子金具が正規位置まで至らない不完
全な挿入位置にあると、ランスは端子金具と係合せずに
ランス撓み空間側へ撓み変形した状態にある。
【0013】請求項1のコネクタ検査装置では、端子金
具が正規位置まで挿入されてランスがランス撓み空間か
ら退避している状態のコネクタに対しては、ランス撓み
空間内に挿入されたランスチェックピンがランスに突き
当たることなく深く進入する。検出手段においては、こ
の深く進入したランスチェックピンの位置に基づいてラ
ンスチェックピンがランスに突き当たっていないとの判
断がなされ、これによって、端子金具が正規位置まで完
全に装着されていることが検出される。これに対し、端
子金具が不完全な挿入位置にあってランスがランス撓み
空間側に撓んでいる状態のコネクタに対しては、ランス
チェックピンがランスに突き当たることによってランス
チェックピンがそれ以上深く進入することが阻止され
る。検出手段においては、この進入の浅いランスチェッ
クピンの位置に基づいてランスチェックピンがランスに
突き当たっているとの判断がなされ、これによって、端
子金具が不良挿入状態にあることが検出される。
【0014】請求項2のコネクタ検査装置では、検査す
べきコネクタをチェッカーハウジングのセット部に収容
し、スライダを移動させてランスチェックピンをコネク
タのランス撓み空間内に挿入させて検査を行う。端子金
具が正規位置まで挿入されてランスがランス撓み空間か
ら退避している状態のコネクタに対しては、請求項1の
コネクタ検査装置と同様に、ランスチェックピンがラン
スに突き当たることなく深く進入し、検出手段において
は、この深く進入したランスチェックピンの位置に基づ
いてランスチェックピンがランスに突き当たっていない
との判断がなされ、これによって、端子金具が正規位置
まで完全に装着されていることが検出される。これに対
し、端子金具が不完全な挿入位置にあってランスがラン
ス撓み空間側に撓んでいる状態のコネクタに対しては、
ランスチェックピンがランスに突き当たることにより、
ランスチェックピンがそれ以上深く進入することが阻止
されると共にスライダのコネクタ側への移動が不能とな
る。検出手段においては、この進入の浅いランスチェッ
クピンの位置に基づいてランスチェックピンがランスに
突き当たっているとの判断がなされ、これによって、端
子金具が不良挿入状態にあることが検出される。
【0015】また、請求項3のコネクタ検査装置では、
検査すべきコネクタをコネクタホルダにセットし、駆動
機構によりチェッカーハウジングとコネクタホルダとが
互いに接近する方向に移動させ、ランスチェックピンを
コネクタのランス撓み空間内に挿入させて検査を行う。
端子金具が正規位置まで挿入されてランスがランス撓み
空間から退避している状態のコネクタに対しては、請求
項1及び請求項2のコネクタ検査装置と同様に、ランス
チェックピンがランスに突き当たることなく深く進入
し、検出手段においては、この深く進入したランスチェ
ックピンの位置に基づいてランスチェックピンがランス
に突き当たっていないとの判断がなされ、これによっ
て、端子金具が正規位置まで完全に装着されていること
が検出される。これに対し、端子金具が不完全な挿入位
置にあってランスがランス撓み空間側に撓んでいる状態
のコネクタに対しては、ランスチェックピンがランスに
突き当たることにより、ランスチェックピンがそれ以上
深く進入することが阻止されると共に、このランスチェ
ックピン及びスライダがチェッカーハウジングに対して
相対的に後退することとなる。検出手段においては、こ
の進入の浅いランスチェックピンの位置に基づいてラン
スチェックピンがランスに突き当たっているとの判断が
なされ、これにより、端子金具が不良挿入状態にあるこ
とが検出される。
【0016】上記請求項1乃至請求項3のいずれのコネ
クタ検査装置にあっても、ランス撓み空間内に挿入され
るランスチェックピンは、その案内部をランス撓み空間
の内壁に当接させることによって適正姿勢に保持された
状態でランス撓み空間内を進入することとなる。即ち、
ランスチェックピンに曲げ変形が生じていたりランスチ
ェックピンがランス撓み空間内に斜め方向に挿入された
場合でも、ランス撓み空間内ではその変形や方向が矯正
され、その結果、ランスチェックピンは適正姿勢を保っ
てランス撓み空間内を進入する。
【0017】請求項4の発明では、ランスチェックピン
がランスに突き当たらずに深く進入したときには検出手
段に具備された電気接触子が端子金具に接触して導通状
態になり、これによって、端子金具が正規位置まで完全
に挿入されていることが検出される。これに対し、ラン
スチェックピンがランスに突き当たったときには電気接
触子は端子金具に接触しないために導通状態にはなら
ず、これによって、端子金具が不良挿入状態であること
が検出される。また、電気接触子がワイヤハーネスの導
通検査回路に接続されているため、ワイヤハーネスとし
ての導通検査と端子金具の装着位置検査とを同時に行う
ことができる。
【0018】
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のコネクタ検
査装置によれば、ランスチェックピンに曲げ変形が生じ
ていたりランスチェックピンがランス撓み空間内に斜め
方向に挿入された場合でも、ランスチェックピンは適正
姿勢を保ってランス撓み空間内を進入するから、ランス
チェックピンがその変形や斜め進入に起因してランス撓
み空間から退避しているランスに突き当たるという事態
が生じることを確実に回避することができる。この結
果、端子金具が正規位置に挿入されているにも拘わらず
不良挿入状態であるとの誤った判断がなされる恐れがな
くなり、信頼性の高い検査を行うことができる。
【0020】
【実施例】
<実施例1>以下、本発明を具体化した実施例1につい
て図1乃至図5を参照して説明する。まず、本実施例の
検査装置10を使用して検査されるコネクタ30の構造
について説明する。コネクタハウジング31は樹脂製
で、全体として長方形状をなすように成形され、内部に
2段に分けて複数のキャビティ32が形成されている。
各キャビティ32は前後に貫通する形状で、この中には
端子金具33が後側(図1右側)から挿入されるように
なっている。端子金具33は、この実施例では図示しな
い相手方のコネクタの雄形端子金具と対をなす雌形をな
しており、電線35が圧着された周知の構造である。
【0021】コネクタハウジング31には、端子金具3
3を抜け止め状態に固定するためのランス34がコネク
タハウジング31と一体に設けられている。ランス34
は、先端近くにキャビティ32側へ突出する係止部34
aを有する弾性変形可能な突片状をなしている。また、
キャビティ32内にはランス34の下側への弾性変形を
許容するためのランス撓み空間32aが型抜き空間を利
用して形成されている。このランス撓み空間32aはコ
ネクタハウジング31の前端面に開口しており、その上
側の内壁面と下側の内壁面とが互いに平行に形成されて
いる。ランス34が詳しくは後述するように「正規位
置」まで挿入されている端子金具33を抜止め状態に保
持している状態においては、そのランス34の下面はラ
ンス撓み空間32aの下側の内壁面と平行をなし、且
つ、ランス34の下面部がランス撓み空間32aの上側
の内壁面よりも図4において下方に出っ張っている。
【0022】端子金具33がキャビティ32内に挿入さ
れると、挿入途中においては、端子金具33の先端がラ
ンス34に当接してこのランス34を押し下げてランス
撓み空間32a内に大きく突出するように弾性変形させ
る。そして、端子金具33がキャビティ32の最奥部ま
で挿入されると、挿入途中に弾性変形していたランス3
4は、その係止部34aが端子金具33の係合孔43a
に遭遇することにより、ランス撓み空間32aから上方
へ退避した元位置に復元し、その係合孔43aに係止部
34aが係合し、もってその端子金具33が抜け止め状
態となる。なお、上述したランス34の係合の様子を表
すため、図3の上段に描いた端子金具33については、
「正規位置」にまで挿入されてランス34と完全係合し
た状態を示し、図3の下段に描いた端子金具33につい
ては、「正規位置」には至らず、ランス34をランス撓
み空間32a側に弾性変形させた「不完全挿入位置」ま
で挿入された状態を示してある。
【0023】次に、上記コネクタ30を検査するための
検査装置10について説明する。検査装置10は樹脂製
のチェッカーハウジング11に組み付けられている。こ
のチェッカーハウジング11の内部は隔壁11aによっ
て複数の小室に区分され、コネクタハウジング31の各
キャビティ32に対応する同数のキャビティ12が形成
されると共に、それらの各キャビティ12の先端側に検
査すべきコネクタ30のコネクタハウジング31を収容
するセット部に相当する角形のフード部13が形成され
ている。
【0024】各キャビティ12内には、滑り性に優れた
樹脂製のスライダ14が内部をスライド移動可能に設け
られ、これに一体成形したランスチェックピン15が隔
壁11aに形成した透孔11bからフード部13内に向
けて突出している。スライダ14は、キャビティ12内
に収納した付勢手段に相当する弱い圧縮スプリング16
によって図1中右方に常時付勢されており、フード部1
3にコネクタ30がセットされていない状態では、図1
に示すようにスライダ14に突設したストッパ14aが
隔壁11aに当接してランスチェックピン15がフード
部13内に一杯に突出した状態を維持しており、このラ
ンスチェックピン15はフード部13にセットしたコネ
クタハウジング31のうちランス撓み空間32a内に進
入可能な位置にある。
【0025】上述したランスチェックピン15は、ラン
ス撓み空間32a内に挿入されると、その上下両側の内
壁面に当接しつつ進入するようになっている。このラン
スチェックピン15の先端部15aは、ランス34が
「正規位置」にある端子金具33を抜止め保持している
状態でも前述したように僅かにランス撓み空間32a内
に出っ張っているのに合わせて、上面側を切除すること
によって厚さが薄くなっており、これによって、ランス
チェックピン15がその先端部15aをランス34の下
側に潜り込ませるように嵌入させる位置まで進入し得る
ようになっている。かかる構成により、端子金具33が
「不完全挿入位置」にあってランス34がランス撓み空
間32a内に突出するように撓んだ状態にあるときに
は、ランスチェックピン15の先端がランス34の先端
に突き当たるようになっている。
【0026】さらに、本実施例のランスチェックピン1
5には、その先端部15aが支障なくランス34の下に
潜り込むようにするための手段が設けられている。以
下、その構成を説明する。ランスチェックピン15の先
端部15aの上面、即ち、ランス34の下面と対応する
側の面には、ランス34と対応する幅方向中央部分を除
く両側縁に沿ってランスチェックピン15の長さ方向と
平行な細長い壁状の案内部15b,15bが形成されて
いる。この案内部15bの上面はランスチェックピン1
5の先端部よりも後側部分の上面と面一に連続していて
ランス撓み空間32aの上側の内壁面に当接するように
なっている。また、案内部15bの先端は、ランスチェ
ックピン15の先端から所定長さ分だけ除去されたよう
にようなっており、この部分は、端子金具33にランス
34の両側に沿って延出するように設けられているスタ
ビライザ33aと案内部15bとが干渉することを回避
するための逃がし部15cとなっている。
【0027】また、スライダ14には導電性の金属棒に
て形成した電気接触子17が例えば圧入によって固定さ
れている。この電気接触子17はランスチェックピン1
5と平行に延びていて、その突出寸法はランスチェック
ピン15よりも短くされている。この電気接触子17の
先端部の位置は、フード部13にコネクタハウジング3
1がセットされた状態において、端子金具33が「正規
位置」にあってランス34の下にランスチェックピン1
5の先端部15aが潜り込んだときに、電気接触子17
が端子金具33の先端に接触するよう設定されている。
【0028】なお、各電気接触子17はリード線18を
介して図示しない導通検査回路に接続されている。この
導通検査回路は、ワイヤハーネスとして組み上げられた
状態のコネクタ30の各キャビティ32に正しい端子金
具33が挿入されているか否かを検査するもので、内部
に導通検査用の電源を備え、ワイヤハーネスの両端にあ
る2つのコネクタの所定の端子金具間に電流が流れるか
否かに基づき検査を行う周知の構成である。
【0029】次に、本実施例の作用を説明する。予め、
各電線35の先端に圧着された端子金具33がコネクタ
ハウジング31の所定のキャビティ32に挿入され、併
せて、多数の電線35をテーピング等によって束ねてワ
イヤハーネスとして組み上げられた状態で次のように端
子金具33の装着不良検査及び導通検査が行われる。こ
こで、検査すべきワイヤハーネスは所定の検査板上に載
せられ、そのコネクタ30が前記コネクタ検査装置10
のチェッカーハウジング12のフード部13にセットさ
れる(図3参照)。
【0030】このとき、図3の上段に示すもののよう
に、コネクタ30の端子金具33がコネクタハウジング
31のランス34と係合する「正規位置」にあれば、ラ
ンス34が上方へ退避してランス撓み空間32a内に僅
かに出っ張った状態となってランス34の下方のランス
撓み空間32aは開放した状態にある。従って、コネク
タ30のセットに伴ってランス撓み空間32a内に挿入
されたランスチェックピン15はランス34に突き当た
ることがなく、ランスチェックピン15の先端部15a
は、その両案内部15b,15bで両側からランス34
を挟むようにしつつそのランス34の下に潜り込むよう
に進入する。これに伴い、スライダ14は付勢手段16
の付勢力によってランスチェックピン15がチェッカー
ハウジング11のフード部13内に一杯に突出する状態
に進出される。この結果、スライダ14と一体的に移動
する電気接触子17もコネクタ30側に最大量突出する
ことになり、従って、その先端が端子金具33の先端に
接触することになってこれと導通する。これにより、導
通検査回路によってこの端子金具33が「正規位置」に
あり、しかも、所定のキャビティ32内に装着されてい
ることが確認される。
【0031】これに対し、図3の下段に示すもののよう
に端子金具33がランス34と係合しない「不完全挿入
位置」にあるときには、その端子金具33によって押し
下げられたランス34がランス撓み空間32a内に大き
く突出した状態にある。従って、コネクタ30をチェッ
カーハウジング11のフード部13にセットしたとき、
ランス撓み空間32a内に挿入されたランスチェックピ
ン15の先端部15aは、ランス34の下に潜り込むよ
り前にそのランス34の先端に突き当たることとなる。
このため、コネクタ30をセットする途中でランスチェ
ックピン15はランス撓み空間32a内への進入を阻止
され、スライダ14が圧縮スプリング16を圧縮しなが
らチェッカーハウジング11に対して図3中左側へ相対
的に押し込められる。従って、このスライダ14に一体
的に設けられている電気接触子17も左側に押し下げら
れて端子金具33に接触することができなくなり、端子
金具33との導通が得られなくなるため、導通検査回路
によってこの端子金具33部分において異常があること
が検出される。
【0032】なお、上述のようにランス34がランス撓
み空間32a内に押し下げられている場合には、ランス
チェックピン15の先端がランス34に当接してコネク
タ30をチェッカーハウジング11のフード部13にセ
ットする際の挿入抵抗が増大するが、これに構わずにセ
ットすれば良い。ランスチェックピン15が圧縮スプリ
ング16を圧縮しながら左側に押し込められることにな
るため、過剰な圧力がランス34に作用することがな
く、ランス34の損傷は確実に防止できるからである。
【0033】上記のように検査を行うのに際して、コネ
クタ30のランス撓み空間32a内に挿入されるランス
チェックピン15の先端部15aが上方へ曲げ変形して
いたり、あるいは、斜め上向きに傾いてランス撓み空間
32a内に挿入される場合がある。しかし、このような
場合でも、ランス撓み空間32a内にランスチェックピ
ン15が挿入されると、その案内部15bの上面がその
ランスチェックピン15の長さ方向における一定長さに
亘ってランス撓み空間32aの上側の内壁面に当接し、
これに伴って、ランスチェックピン15の下面がランス
撓み空間32aの下側の内壁面に当接することとなるた
め、これによって、ランスチェックピン15は適正な姿
勢に矯正されて同姿勢を保ちつつランス撓み空間32a
内を進入することができる。従って、ランスチェックピ
ン15の先端部15aが上向きになったままでランス3
4に接近した場合のように、端子金具33が「正規位
置」にあってランス34がランス撓み空間32aに僅か
しか出っ張っていない状態であるにも拘わらずその僅か
に出っ張ったランス34の先端にランスチェックピン1
5が突き当たってそれ以上の進出を阻止されてしまう、
という事態は確実に回避される。
【0034】このように本実施例によれば、端子金具3
3が「正規位置」にあるときにはランスチェックピン1
5の先端部15aが確実にランス34の下に潜り込む位
置まで進入できるから、端子金具33が「正規位置」に
あるときに誤って「不完全挿入位置」にあるとの判断が
なされるのが防止され、信頼性の高い検査を行うことが
できる。
【0035】なお、本実施例では、ランスチェックピン
15の先端部15aには逃がし部15cが設けられてい
るため、ランスチェックピン15の先端部15aがラン
ス34の下に潜り込んだときに、ランスチェックピン1
5の案内部15bが端子金具33のスタビライザ33a
と干渉することがなく、案内部15bとスタビライザ3
3aとの干渉に起因してランスチェックピン15の進入
が妨げられるのが防止されている。
【0036】また、本実施例では、各電気接触子17を
ワイヤハーネスの導通検査回路に接続する構成としてい
るから、コネクタ30をチェッカーハウジング11にセ
ットするという1つの作業によって、ランス34の位置
確認、すなわち端子金具33が「正規位置」にあるか否
かの確認と、端子金具33が所定のキャビティ32に装
着されているか否かの確認とを同時的に行うことがで
き、検査作業が合理的となって能率化できる。
【0037】更に、本実施例では、チェッカーハウジン
グ11の各キャビティ12にスライダ14を配置し、こ
こにランスチェックピン15と電気接触子17とを一体
的にユニット化する構成としたから、検査すべきコネク
タ30の極数に応じた数の同一のユニットを設ければ良
く、コネクタ30の種類の変更に対して柔軟に対処する
ことができる。また、故障発生時には、そのユニットを
交換すれば良く、メンテナンス性にも優れる。
【0038】<実施例2>図6は本発明を具体化した実
施例2を示したものである。前記実施例1との基本的な
相違は、チェッカーハウジング11をコネクタ30側に
向けて機械的に移動させる構成としたところにある。そ
の他の構成は実施例1と同様であるから、重複説明を省
略するために同一部分に同一符号を付し、異なるところ
のみを詳述する。チェッカーハウジング11は基板41
上を図中左右方向に移動可能に設けられ、基板41に軸
42aを中心に回動可能に設けたカムハンドル42を回
動操作することにより移動するようになっている。ここ
に設けたランスチェックピン15及び電気接触子17は
前記実施例と同一の構成である。
【0039】一方、基板41の図中左端部にはコネクタ
ホルダ43が固定して設けられている。これは、U字形
の支持ブロック44とこれに着脱可能に取り付けたやは
りU字形をなすバックプレート45とからなり、両者間
に上方が開放するコネクタ固定溝46が形成されてい
る。このコネクタ固定溝46には、コネクタハウジング
31の外面から突出する突条(図示せず)が上方から嵌
め込まれ、もって両突条を上下に案内してコネクタハウ
ジング31を支持ブロック44間に挟んだ位置決め状態
に保持することができ、その状態でコネクタハウジング
31は左右方向に移動不能となる。
【0040】この構成では、まず、コネクタ30を摘
み、これをコネクタホルダ43に上から嵌め込むように
してセットする。そして、カムハンドル42を矢印方向
に回動操作してチェッカーハウジング11を図中右側に
進出させると、ランスチェックピン15及び電気接触子
17がコネクタ30側に進出し、前記実施例と同様にラ
ンスチェックピン15が先端がランス34の下のランス
撓み空間32a内に進入し、電気接触子17が端子金具
33に向かって移動する。これにて、前記実施例1と同
様に、端子金具33の装着チェックと端子金具33の接
続チェックが行われる。
【0041】本実施例においても、前記実施例1と同様
に、ランスチェックピン15の先端部15aには、ラン
ス撓み空間32a内においてランスチェックピン15を
適正姿勢に保持するための案内部15bが設けられてい
る。従って、端子金具33が「正規位置」にあるときに
はランスチェックピン15の先端部15aが確実にラン
ス34の下に潜り込む位置まで進入できるから、端子金
具33が「正規位置」にあるときに誤って「不完全挿入
位置」にあるとの判断がなされるのが防止され、信頼性
の高い検査を行うことができる。
【0042】なお、図6に示した実施例2では、チェッ
カーハウジング11側をカムハンドル42の回動操作に
よって移動させる構成としたが、これとは逆に、チェッ
カーハウジング11は固定してコネクタ30を保持した
コネクタホルダ43を移動させる構成としても良く、更
には、両者を同時に近接する方向に移動させる構成とし
てもよい。
【0043】また、上記各実施例においては、ランスチ
ェックピン15の位置によりそのランス34への突き当
たりの有無を判別する検出手段として、ランスチェック
ピン15と一体的に移動可能に設けられて「正規位置」
の端子金具33に接触可能な電気接触子17を用いた
が、本出願の請求項にいう「検出手段」は、この電気接
触子17に限定するものではなく、他の手段を含むもの
である。
【0044】その他、本発明は上記実施例に限定される
ものではなく、例えばランスチェックピン15の先端部
の逃がし部15cは端子金具の形状に対応して必要に応
じて形成すればよい等、要旨を逸脱しない範囲内で種々
変更して実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るコネクタ検査装置を示
す断面図
【図2】コネクタのランスとランスチェックピンの部分
拡大斜視図
【図3】コネクタをセットした状態で示す同検査装置の
断面図
【図4】図3の上段側におけるランスとランスチェック
ピンとの位置関係をあらわした拡大断面図
【図5】図4のA−A断面図
【図6】本発明の第2実施例を示すコネクタ検査装置の
断面図
【図7】比較のために示す他のコネクタ検査装置の断面
【図8】図7の部分拡大断面図
【符号の説明】
10…コネクタ検査装置 11…チェッカーハウジング 12…キャビティ 13…フード部(セット部) 14…スライダ 15…ランスチェックピン 17…電気接触子 30…コネクタ 32a…ランス撓み空間 33…端子金具 34…ランス 35…電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−140160(JP,A) 実開 平3−50768(JP,U) 実開 昭58−175474(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 43/00 H01R 13/42 H01R 13/64 G01R 31/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングにキャビティとラン
    ス撓み空間とこのランス撓み空間の内壁から突出するラ
    ンスとが形成され、前記キャビティに端子金具が挿入さ
    れるのに伴い前記ランスが前記ランス撓み空間側へ撓み
    変形した後に正規位置に至った端子金具に係合すべく戻
    り変形してその端子金具を抜止め状態とするコネクタを
    検査する装置であって、 前記ランス撓み空間に対し進入可能に設けられ、前記端
    子金具が正規挿入された状態では前記ランス撓み空間の
    内部空間よりも薄い先端部を前記ランスの撓み領域内に
    潜り込ませることにより前記ランス撓み空間への進入を
    許容され、且つ前記端子金具が挿入不良状態にあって前
    記ランスがその撓み領域内に位置するときにはそのラン
    スに突き当たることによってそれ以上の進入を規制され
    るランスチェックピンと、 このランスチェックピンの前記ランスへの突き当たりの
    有無を判別する検出手段とを備えてなり、 前記ランスチェックピンには、 その先端側であって前記ランスの撓み領域から外れる位
    置に配され、前記ランス撓み空間の内壁への当接により
    そのランスチェックピンをそのランス撓み空間内におい
    て適正姿勢に保持する案内部と、 この案内部における先端側部分であって前記端子金具か
    ら前記ランスの両側に延出するスタビライザと対応する
    領域を切欠した形態とすることにより、その案内部との
    干渉を回避させる逃がし部とが設けられていることを特
    徴とするコネクタ検査装置。
  2. 【請求項2】 コネクタハウジングにキャビティとラン
    ス撓み空間とこのランス撓み空間の内壁から突出するラ
    ンスとが形成され、前記キャビティに端子金具が挿入さ
    れるのに伴い前記ランスが前記ランス撓み空間側へ撓み
    変形した後に正規位置に至った端子金具に係合すべく戻
    り変形してその端子金具を抜止め状態とするコネクタを
    検査する装置であって、 検査すべき前記コネクタを収容するセット部を備えたチ
    ェッカーハウジングと、 このチェッカーハウジングにコネクタに接離する方向に
    移動可能に設けられたスライダと、 このスライダに前記ランス撓み空間への進入を可能に設
    けられ、前記端子金具が正規挿入された状態では前記ラ
    ンス撓み空間の内部空間よりも薄い先端部を前記ランス
    の撓み領域内に潜り込ませることにより前記ランス撓み
    空間への進入を許容され、且つ前記端子金具が挿入不良
    状態にあって前記ランスがその撓み領域内に位置すると
    きにはそのランスに突き当たることによってそれ以上の
    進入を規制されるランスチェックピンと、 このランスチェックピンの前記ランスへの突き当たりの
    有無を判別する検出手段とを備えてなり、 前記ランスチェックピンには、 その先端側であって前記ランスの撓み領域から外れる位
    置に配され、前記ランス撓み空間の内壁への当接により
    そのランスチェックピンをそのランス撓み空間内におい
    て適正姿勢に保持する案内部と、 この案内部における先端側部分であって前記端子金具か
    ら前記ランスの両側に延出するスタビライザと対応する
    領域を切欠した形態とすることにより、その案内部との
    干渉を回避させる逃がし部とが設けられていることを特
    徴とするコネクタ検査装置。
  3. 【請求項3】 コネクタハウジングにキャビティとラン
    ス撓み空間とこのランス撓み空間の内壁から突出するラ
    ンスとが形成され、前記キャビティに端子金具が挿入さ
    れるのに伴い前記ランスが前記ランス撓み空間側へ撓み
    変形した後に正規位置に至った端子金具に係合すべく戻
    り変形してその端子金具を抜止め状態とするコネクタを
    検査する装置であって、 検査すべき前記コネクタを保持するコネクタホルダと、 このコネクタホルダに対向して設けられたチェッカーハ
    ウジングと、 前記コネクタホルダ及びチェッカーハウジングのいずれ
    か一方又は双方を互いに接近する方向に往復移動させる
    駆動機構と、 前記チェッカーハウジングにコネクタに接離する方向に
    移動可能に設けられたスライダと、 このスライダに前記ランス撓み空間への進入を可能に設
    けられ、前記端子金具が正規挿入された状態では前記ラ
    ンス撓み空間の内部空間よりも薄い先端部を前記ランス
    の撓み領域内に潜り込ませることにより前記ランス撓み
    空間への進入を許容され、且つ前記端子金具が挿入不良
    状態にあって前記ランスがその撓み領域内に位置すると
    きにはそのランスに突き当たることによってそれ以上の
    進入を規制されるランスチェックピンと、 このランスチェックピンの前記ランスへの突き当たりの
    有無を判別する検出手段とを備えてなり、 前記ランスチェックピンには、 その先端側であって前記ランスの撓み領域から外れる位
    置に配され、前記ランス撓み空間の内壁への当接により
    そのランスチェックピンをそのランス撓み空間内におい
    て適正姿勢に保持する案内部と、 この案内部における先端側部分であって前記端子金具か
    ら前記ランスの両側に延出するスタビライザと対応する
    領域を切欠した形態とすることにより、その案内部との
    干渉を回避させる逃がし部とが設けられていることを特
    徴とするコネクタ検査装置。
  4. 【請求項4】 前記検出手段は、前記ランスチェックピ
    ンと一体的に移動可能に設けられ前記コネクタハウジン
    グの正規位置に収納されて抜け止め状態とされた前記端
    子金具に接触可能な電気接触子を備えており、この電気
    接触子は、ワイヤハーネスの導通検査回路に接続されて
    いることを特徴とする請求項2又は3記載のコネクタ検
    査装置。
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EP98113837A EP0881722B1 (en) 1993-11-18 1994-11-18 Connector correction devices and methods for correcting same
DE69419875T DE69419875T2 (de) 1993-11-18 1994-11-18 Vorrichtungen und Verfahren zum Überprüfen von Verbindern
EP94118238A EP0654856B1 (en) 1993-11-18 1994-11-18 Devices and method for examining connectors
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