JP2976801B2 - コネクタ検査装置 - Google Patents

コネクタ検査装置

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JP2976801B2
JP2976801B2 JP6067830A JP6783094A JP2976801B2 JP 2976801 B2 JP2976801 B2 JP 2976801B2 JP 6067830 A JP6067830 A JP 6067830A JP 6783094 A JP6783094 A JP 6783094A JP 2976801 B2 JP2976801 B2 JP 2976801B2
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雅彦 青山
英二 西條
恵悟 渥美
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端子金具が挿入された
コネクタをその端子金具とプローブとの間の電気的導通
の有無に基づいて検査するコネクタ検査装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタ検査装置としては、コ
ネクタホルダを固定して設けると共にプローブホルダを
コネクタホルダに対して接近及び離間方向の移動可能に
設け、コネクタホルダにはコネクタをプローブ側へ突出
させて保持する保持部が形成され、プローブホルダに
は、コネクタホルダに保持されたコネクタが嵌入される
ようになっていて内部にプローブが配設されている収容
凹部が形成された構成になるものがある。このコネクタ
検査装置では、キャビティ内に端子金具が挿入されてワ
イヤーハーネスを構成しているコネクタをコネクタホル
ダの保持部に装着し、プローブホルダをコネクタホルダ
側へ移動させると、プローブホルダの収容凹部内にコネ
クタが嵌入されてその端子金具にプローブが接触するよ
うになっている。このときに、端子金具が正しいキャビ
ティに挿入されていればその端子金具とプローブとの間
には電気的導通が生じるのであるが、端子金具が正しい
キャビティに挿入されていない場合には端子金具とプロ
ーブとの間に電気的導通が生じない。このことから、端
子金具とプローブとの間の電気的導通の有無により端子
金具が正しいキャビティに挿入されているか否かが判断
され、ワイヤーハーネスの導通検査が行われるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなコネクタ
検査装置では、コネクタホルダとプローブホルダとが水
平方向に対向して設けられている場合において、コネク
タホルダの保持部の形状がプローブホルダと対向する面
側だけでなく上面側にも開放した凹状となるように形成
されており、これによって、端子金具に固着されてコネ
クタの後方へ延出している電線を保持部の後方へ逃がす
ようになっている。しかし、このような構成としたこと
により、コネクタを保持部に収容したときにコネクタが
そのプローブとの対向面をプローブホルダと正対させず
に上向き又は下向きに傾けた斜め姿勢になる恐れがあ
る。コネクタが斜め姿勢の状態のままでプローブホルダ
を接近させたときには、端子金具のプローブに対する相
対的な配列に狂いが生じていることから、プローブが端
子金具に接触できなくなって正しい検出が行えなくなる
ばかりでなく、プローブがコネクタの外面に突き当たっ
て曲がったり折れたりする恐れがある。このような問題
は、コネクタホルダの保持部が上方に開放されている場
合に限らず、左右のいずれかの側方に開放されている場
合にも、同様に生じることであって、その解決が望まれ
ていた。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、コネクタホルダに保持されたコネクタが正しい
姿勢になっていない場合でも、そのコネクタを正しい姿
勢に矯正できるようにすることを目的とするものであ
る。また、加えて、半挿入位置にある端子金具を正規位
置に修正移動させることもできるようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、後方
から端子金具が挿入されたコネクタをその端子金具とプ
ローブとの間の電気的導通の有無に基づいて検査する装
置であって、前記プローブを備えるプローブホルダと、
前記コネクタを前記プローブと対向させ且つ前記プロー
ブホルダに対する接離方向への移動を可能に保持するコ
ネクタホルダとが接離方向の相対移動を可能に設けら
れ、前記プローブホルダには前記コネクタを後方へ押す
コネクタ押圧部が設けられ、前記コネクタホルダには、
前記コネクタが前記コネクタ押圧部の押圧により移動し
たときに半挿入位置にある前記端子金具を相対的に後方
から正規位置に押し込む端子金具押込部が設けられてい
る構成としたところに特徴を有するものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記コネクタ押圧部はバネを介すことによって前記
プローブホルダに設けられている構成としたところに特
徴を有するものである。
【0007】
【0008】
【0009】
【作用】請求項1の発明においては、コネクタホルダと
プローブホルダとが接近するのに伴い、コネクタ押圧部
がコネクタを押してコネクタホルダに対して相対的に移
動させる。このときに、端子金具が半挿入位置にある
と、その端子金具は端子金具押込部で押し込まれること
により正規位置に至るまで位置を修正される。
【0010】請求項2の発明においては、コネクタには
コネクタ押圧部側からのバネ力が作用するため、コネク
タホルダとプローブホルダとが最終接近位置に到達した
状態のコネクタホルダにおけるコネクタの保持位置は、
常に最も押し込まれた一定の位置となる。よって、端子
金具とプローブとの間の電気的導通を検出するときのコ
ネクタとプローブとの位置関係は常に一定となると共
に、コネクタ押込部による端子金具の正規位置への押し
込みが行われるときのコネクタと端子金具押込部との位
置関係も常に一定となる。また、コネクタ押圧部からコ
ネクタへの押圧に対して異常な抵抗力が作用したときに
は、コネクタ押圧部側からの押圧力がバネで吸収される
ことによりコネクタの移動が停止する。
【0011】
【0012】
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、コネクタホル
ダとプローブホルダが接近するのに伴って半挿入位置に
ある端子金具を正規位置まで位置修正することができ
る。したがって、端子金具の挿入位置の検出だけを行う
作業を端子金具とプローブとの間の導通検査とは別に行
う場合と比較すると、半挿入位置の端子金具があっても
端子金具の挿入をやり直す必要がなく、しかも、端子金
具の位置修正作業を端子金具とプローブとの間の導通検
査と同時に行うことができて、作業効率が高いという効
果がある。
【0014】請求項2の発明によれば、コネクタとプロ
ーブの位置関係が常に一定の状態で端子金具とプローブ
との間の導通検査が行われるから、プローブの端子金具
に対する接触圧力が一定となり、プローブを曲げや折れ
を生じさせないように保護できる効果がある。また、コ
ネクタと端子金具押込部の位置関係が常に一定の状態で
端子金具の位置修正が行われるから、半挿入位置の端子
金具を正規位置に確実に位置修正することができる効果
がある。しかも、コネクタ押圧部からコネクタへの押圧
に対する異常な抵抗力が作用したときにはバネの弾性に
よってコネクタの移動を停止させることができるから、
コネクタが無理に移動したために抵抗力の原因となって
いる部分が破損することを防止できる効果がある。
【0015】
【0016】
【0017】
【実施例】
<実施例1>以下、本発明を具体化した実施例1を図面
を参照して説明する。本実施例のコネクタ検査装置は、
基板1上に固定して設けたコネクタホルダ10と、レー
ル2に案内されつつコネクタホルダ10に対して接離方
向の移動可能に設けたプローブホルダ20と、回動操作
によってプローブホルダ20を移動させるカムハンドル
3とから構成されている。
【0018】コネクタホルダ10に保持されるコネクタ
40は、合成樹脂材料からなるコネクタハウジング41
と、コネクタハウジング41の内部にその前後両端面に
開口して形成した複数のキャビティ42内に挿入される
雌型の端子金具43とから構成されている。コネクタハ
ウジング41は、図1に示すように、その前方から見た
形状が上下に長い長方形をなすと共に、その側面形状が
正方形に近い長方形をなしており、左側の側面には前端
面から一定の長さにわたって後方に細長く延びる矯正用
当接部45が上下両端縁に沿って一対形成されている。
コネクタハウジング41の前端面には、図示しない相手
側コネクタの雄型端子金具をキャビティ42内に挿入さ
せるための接続口46が各キャビティ42毎に開口して
形成されている。かかるコネクタハウジング41のキャ
ビティ42は、左右2列に分かれて各列毎に上下方向に
複数室ずつ形成されている。このキャビティ42には後
方から端子金具43が挿入され、その端子金具43に固
着されている電線44はコネクタハウジング41の後方
へ延出することとなる。端子金具43がキャビティ42
内の正規位置に至るまで深く挿入されると、キャビティ
42内に設けたランス等の図示しない抜止め手段により
端子金具43が正規位置において抜け方向の移動不能状
態に保持される。しかし、端子金具43の挿入が浅くて
正規位置に到達しない半挿入位置にまでしか挿入されて
いない場合には、抜止め手段が機能しないためにその端
子金具43は抜け方向の移動が可能となってしまう。な
お、この場合には、後述する手段により端子金具43を
正規位置まで移動させることができる。
【0019】コネクタホルダ10は上記コネクタ40を
保持するためのものであり、「ジュラコン」(登録商
標)等の自己潤滑性を備えた合成樹脂材料からなり前後
両方向及び上方に開放したU字形断面をなすホルダ本体
11と、その後端面に固着したU字形の端子金具修正用
治具12とから構成される。ホルダ本体11の上方及び
前後両方向に開放した空間は保持部15となっており、
その保持部15を構成する互いに平行な左右両側壁の間
隔はコネクタ40の幅とほぼ同じ寸法であって、この保
持部15内においてコネクタ40は左右方向への移動及
び傾きが不能であるが、それ以外の方向即ち上下、前後
方向への移動及び傾きが自由となっている。コネクタ4
0は、その下面を保持部15の底面に密着させると共に
後端面の周縁部を端子金具修正用治具12に密着させた
姿勢及び位置をとったときに正規保持状態となり、この
状態においてはコネクタ40の前端面の接続口46とこ
れに対向するように設けた後述するプローブ24とが整
合するようになっている。
【0020】端子金具修正用治具12は、保持部15の
左右両側壁に沿う縁部から保持部15内に前方へ突出す
る左右一対の端子金具押込部13,13を有している。
この端子金具押込部13は、コネクタ40が保持部15
に正規保持状態で保持されているときにコネクタハウジ
ング41の後部に進入するようになっており、このとき
は端子金具押込部13の前端が端子金具43の後端に当
接するような位置関係となる。したがって、半挿入位置
までしか挿入されていない端子金具43がある場合に
は、コネクタ40が正規保持状態の位置よりも前方即ち
端子金具修正用治具12から離間した位置にあるときに
端子金具押込部13が半挿入位置の端子金具43に当接
するようになる。そして、この半挿入位置の端子金具4
3に端子金具押込部13が当接した状態でコネクタ40
がコネクタホルダ10に対して後方へ相対移動すると、
半挿入位置の端子金具43は端子金具押込部13で押さ
れることとなり、コネクタ40が正規保持状態に到達す
ると同時に端子金具43が正規位置に到達するようにな
っている。
【0021】プローブホルダ20は、カムハンドル3の
回動によりコネクタホルダ10から離間した待機位置
(図2)とコネクタホルダ10に一定位置まで接近した
検査位置(図3)との間を移動する。プローブホルダ2
0も「ジュラコン」(登録商標)等の自己潤滑性を備え
た合成樹脂材料からなり、そのコネクタホルダ10と対
向する前面には、コネクタ40の前端部が緊密に嵌入す
る形状と大きさを有する収容凹部21が形成されてい
る。即ち、この収容凹部21は、コネクタ40と整合す
るように全体として上下に長い長方形状に開口している
と共に、その長方形の右辺と上下両辺とが接続する2つ
の角隅部がコネクタ40の矯正用当接部45に整合する
ように凹んだ溝部22,22となっている。また、収容
凹部21の開口縁には、その溝部22を含めた全周にわ
たり収容凹部21の外側が広がる形状のテーパ面23が
形成されており、図5に示すようにコネクタ40が傾斜
状態にあるときに矯正用当接部45がそのテーパ面23
に当接するようになっている。かかる収容凹部21の内
部には、コネクタ40の接続口46と対向する複数本の
プローブ24が設けられている。プローブホルダ20が
検査位置に移動するとプローブ24の先端が接続口46
からキャビティ42内に僅かに進入して正規位置の端子
金具43に接触する。プローブ24は図示しないワイヤ
ーハーネスの導通検査回路に接続されており、この導通
検査回路には、ワイヤーハーネスとして組み上げられた
コネクタ40に装着された端子金具43の電線44が接
続されるようになっている。導通検査回路においては、
端子金具43とプローブ24との間の電気的導通の有無
が検出されてこれがランプの点灯等による図示しない表
示手段により表示されるようになっており、この表示に
基づいて、コネクタ40の各キャビティ42に正しい端
子金具43が挿入されているか否かが検査される。
【0022】また、収容凹部21内には、上下一対のコ
ネクタ押圧部25,25がコネクタホルダ10側へ突出
して形成されている。このコネクタ押圧部25は、プロ
ーブホルダ20内に設けた図示しないバネの弾力によっ
て突出方向に付勢されており、常にはその付勢によって
所定の位置に保持されている。このコネクタ押圧部25
の先端とプローブ24の先端との位置関係は、保持部1
5内において傾きのない正規姿勢にあるコネクタ40に
接近したときに、プローブ24の先端が正規位置の端子
金具43に接触するより前にコネクタ押圧部25の先端
がコネクタ40の前端面に当接するようになっている。
【0023】次に、本実施例の作用について説明する。
端子金具43が装着されてワイヤーハーネスを構成する
コネクタ40をコネクタホルダ10の上方から保持部1
5に嵌め入れ、電線44を端子金具修正用治具12の両
端子金具押込部13の間を通してコネクタホルダ10の
後方へ延出させ、この状態でカムハンドル3の回動操作
によりプローブホルダ20をコネクタホルダ10側へ接
近移動させる。
【0024】ここで、コネクタ40の姿勢に傾きがなく
てその下面が保持部15の底面に密着して状態にあると
する。この場合には、コネクタ40の矯正用当接部45
がそのまま溝部22に整合し、コネクタハウジング41
の前面全体が収容凹部21内に嵌入してコネクタ押圧部
25が当接する。すると、コネクタ押圧部25はバネの
弾縮を伴いつつコネクタ40を保持部15の底面に沿わ
せて後方に押し移動させる。このときに、コネクタ40
の中に半挿入位置の端子金具43があると、その端子金
具43は、コネクタ40の移動に伴い端子金具押込部1
3によりコネクタ40に対して相対移動しつつ深く押し
込まれて正規位置に移動する。そして、コネクタ40が
その後端面を端子金具修正用治具12に当接させる位置
に達して正規保持状態になった後、プローブホルダ20
が更に接近移動して検査位置に達すると、プローブ24
が端子金具43に接触してワイヤーハーネスの導通検査
が行われる。
【0025】次に、保持部15に嵌め入れたコネクタ4
0が図5(a)に示すように上向きに傾いている場合に
ついて説明する。この場合には、コネクタ40が傾いた
ままでプローブホルダ20と干渉すると、プローブ24
がコネクタ40に斜めに当たって損傷するおそれがあ
る。しかし、本実施例では、プローブホルダ20がコネ
クタホルダ10に接近すると、コネクタ40の矯正用当
接部45が形成されている部分の横幅寸法は収容凹部2
1の溝部22の形成されていない部分の横幅寸法よりも
大きいことから、下側の矯正用当接部45が上下両溝部
22,22の間の直線部分において図7(a)に示すよ
うにテーパ面23に当接する。そして、プローブホルダ
20の接近に伴い、矯正用当接部45がテーパ面23で
押されることとなり、コネクタ40には、矯正用当接部
45よりも上方位置におけるコネクタ40の後端上縁と
端子金具修正用治具12との当接部分を支点として図5
の反時計方向の回転力が作用する。この回転力によって
コネクタ40はその姿勢を矯正される。このコネクタ4
0の姿勢変位に伴い、矯正用当接部45はテーパ面23
に接触したままでスライドし、コネクタ40の後端上縁
は端子金具修正用治具12の表面に接触しながらスライ
ドし、コネクタ40の後端下端は保持部15の底面に接
触しながらスライドする。このとき、コネクタホルダ1
0及びプローブホルダ20は自己潤滑性を有する合成樹
脂材料から成っているためにスライドの際に生じる摺動
抵抗は極めて小さく、したがって、これらのスライドを
伴うコネクタ40の姿勢変化は円滑に行われる。
【0026】このようにして姿勢を変位させていくコネ
クタ40は、図5(b)に示す状態を経て、その下面を
保持部15の底面に密着させると共に後端面を端子金具
修正用治具12に密着させる正規保持状態に至り、これ
と同時に、コネクタ40と収容凹部21とが整合してプ
ローブ24が端子金具43に対向することとなる。この
状態から更にプローブホルダ20が接近して検査位置に
至るのに伴い、コネクタ40が図7(b)に示すように
収容凹部21内に嵌入し、プローブ24が端子金具43
に接触して導通検査が行われる。
【0027】なお、コネクタ40とコネクタホルダ10
との間にガタがあってコネクタ40が左右方向に位置ズ
レしていたとしても、テーパ面23の傾斜によってコネ
クタ40が正しく収容凹部21に整合するように矯正さ
れるため、コネクタ40は確実に収容凹部21に嵌入さ
れる。
【0028】また、コネクタ40の中に半挿入位置の端
子金具43があったとしても、コネクタ40が正規保持
状態に至る間にその端子金具43は端子金具押込部13
により正規位置まで押し込まれることとなる。もし、端
子金具43を半挿入位置に保持する力が大きいときに
は、端子金具43の後端が端子金具押込部13に当接す
ることによってコネクタ40の後端上縁が端子金具修正
用治具12から離れることになる。しかし、この場合に
は、コネクタ40がその下面を保持部15の底面に密着
させるように姿勢を矯正された後、コネクタ押圧部25
で押されて端子金具修正用治具12に当接する位置まで
移動するのに伴い、端子金具43が端子金具押込部13
で押されて半挿入位置から正規挿入位置に移動される。
【0029】なお、上記作用においては、コネクタ40
が上向きに姿勢を傾けている場合について説明したが、
コネクタ40が下向きに傾いている場合も上述と同様の
作用によって正規の姿勢に矯正されるようになる。
【0030】上記作用によって説明したように、本実施
例のコネクタ検査装置は、コネクタホルダ10に保持し
たコネクタ40の姿勢が傾いていてもその姿勢を自動的
に矯正するようになっているから、プローブ24がコネ
クタ40の前端面に突き当たって曲がったり折れたりす
るのを防止することができると共に、プローブ24がキ
ャビティ42内に進入できなくなって導通検査が行えな
くなることを防止できる効果がある。
【0031】また、本実施例では、コネクタ押圧部25
と端子金具押込部13とを設けたことにより、導通検査
のためにコネクタホルダ10とプローブホルダ20とを
接近させるのに伴って半挿入位置の端子金具43を正規
位置まで位置修正できるようになっているから、導通検
査とは別に端子金具43の挿入状態の検出を行う場合と
比較すると、半挿入位置にある端子金具43を挿入し直
す必要がなく、しかも、端子金具43の位置修正は導通
検査と同時に行われることとなって、作業効率が極めて
高い。
【0032】さらに、コネクタ押圧部25はバネを介し
てプローブホルダ20に設けられているから、そのバネ
力によりコネクタ40は、常に、コネクタホルダ10の
端子金具修正用治具12に押しつけられて正規保持状態
に保持される。したがって、導通検査の際にはコネクタ
40とプローブ24との位置関係が常に一定の状態とな
るから、プローブ24の端子金具43に対する接触圧力
が一定となり、プローブ24は曲がったり折れたりしな
いように保護される。また、半挿入位置の端子金具43
の位置修正の際にはコネクタ40と端子金具押込部13
との位置関係が常に一定の状態となるから、半挿入位置
の端子金具43を確実に正規位置まで移動させることが
できる。さらに、半挿入位置の端子金具43がキャビテ
ィ42内に通常とは異なる引っ掛かりを生じて正規位置
への移動が完全に不能となっている場合には、バネが弾
性変形することによりコネクタ40の移動を停止させて
端子金具43が無理に正規位置側へ移動するのを防止で
きる。これにより、端子金具43を無理に移動させるこ
とに起因してキャビティ42内における端子金具43の
引っ掛かり部分が破損したりするのを回避することがで
きるようになっている。
【0033】しかも、本実施例では、収容凹部21の開
口縁にテーパ面23を形成してコネクタ40の矯正用当
接部45が点接触できるようにしたから、線接触や面接
触する場合と比較すると、プローブホルダ20とコネク
タ40との間の摺動抵抗が小さくなり、引っ掛かりを生
じることなく円滑にコネクタ40の姿勢が矯正されるよ
うになっている。
【0034】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ
る。
【0035】(1)上記実施例においては、コネクタホ
ルダ10が上方に開放している場合について説明した
が、本発明は、コネクタホルダが左右いずれかの横方向
に開放している場合にも適用することができるものであ
る。この場合には、コネクタの傾きが左右方向となるか
ら、矯正用当接部はコネクタの上面または下面の左右両
端縁に形成すればよい。
【0036】(2)上記実施例では収容凹部21の開口
縁にテーパ面23を形成した場合について説明したが、
本発明によれば、テーパ面を設けないようにすることも
できる。この場合には、姿勢の傾いているコネクタの側
面から突出している矯正用当接部が収容凹部内に入り込
まずプローブホルダの前端面に当接して収容凹部の開口
縁に沿ってスライドし、もって、コネクタの姿勢が矯正
されるようになる。
【0037】(3)上記実施例では、コネクタ40の前
方から見た正面形状が全体として長方形である場合につ
いて説明したが、本発明によれば、コネクタの正面形状
及び収容凹部の開口形状は長方形に限らず他の形状とす
ることが可能である。
【0038】(4)上記実施例では、コネクタ押圧部2
5と端子金具押込部13とを設けてワイヤーハーネスの
導通検査と端子金具43の位置修正とを同時に行うよう
にした場合について説明したが、本発明によれば、端子
金具の挿入状態の検出及び必要により端子金具の位置修
正が予め行われているコネクタについてワイヤーハーネ
スの導通検査のみを行う場合にも適用することができる
のであって、この場合には、コネクタ押圧部と端子金具
押込部は不要となる。 (5)上記実施例では、端子金具43とプローブ24と
の間の電気的導通の有無によってワイヤーハーネスの導
通検査を行うためのコネクタ検査装置について説明した
が、本発明は、端子金具が正規位置に達するまで挿入さ
れているか否かを検査するための装置にも適用すること
ができるものである。この場合には、上記実施例におけ
るコネクタ押圧部と端子金具押込部13を設けない構成
となる。
【0039】(6)上記実施例では、コネクタホルダ1
0を固定してプローブホルダ20を移動させるようにし
たが、本発明によれば、プローブホルダを固定してコネ
クタホルダを移動させるようにしてもよく、コネクタホ
ルダとプローブホルダの両方を移動させるようにしても
よい。いずれの場合でも、両ホルダが相対的に接近移動
及び離間移動するのであるから、この場合の作用と効果
は上記実施例と同じとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1を示す斜視図
【図2】 導通検査が行われていない状態の断面図
【図3】 導通検査が行われている状態の断面図
【図4】 導通検査が行われている状態の一部切欠平面
【図5】 コネクタが姿勢を傾けて保持されている状態
の断面図
【図6】 プローブホルダの正面図
【図7】 姿勢を傾けているコネクタとプローブホルダ
との当接状態をあらわす拡大断面図
【符号の説明】
10…コネクタホルダ 13…端子金具押込部 20…プローブホルダ 21…収容凹部 23…テーパ面 24…プローブ 25…コネクタ押圧部 40…コネクタ 43…端子金具
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−140160(JP,A) 特開 平4−109575(JP,A) 実開 平4−54165(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 31/04 H01R 13/64

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方から端子金具が挿入されたコネクタ
    をその端子金具とプローブとの間の電気的導通の有無に
    基づいて検査する装置であって、前記プローブを備えるプローブホルダと、前記コネクタ
    を前記プローブと対向させ且つ前記プローブホルダに対
    する接離方向への移動を可能に保持するコネクタホルダ
    とが接離方向の相対移動を可能に設けられ、 前記プローブホルダには前記コネクタを後方へ押すコネ
    クタ押圧部が設けられ、 前記コネクタホルダには、前記コネクタが前記コネクタ
    押圧部の押圧により移動したときに半挿入位置にある前
    記端子金具を相対的に後方から正規位置に押し込む端子
    金具押込部が設けられている ことを特徴とするコネクタ
    検査装置。
  2. 【請求項2】 前記コネクタ押圧部はバネを介すことに
    よって前記プローブホルダに設けられていることを特徴
    とする請求項1記載のコネクタ検査装置。
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