JP3006347B2 - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP3006347B2
JP3006347B2 JP5116256A JP11625693A JP3006347B2 JP 3006347 B2 JP3006347 B2 JP 3006347B2 JP 5116256 A JP5116256 A JP 5116256A JP 11625693 A JP11625693 A JP 11625693A JP 3006347 B2 JP3006347 B2 JP 3006347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機本体の台板に対
して、結像レンズ又はイメージセンサ等の画像読取用の
光学部材を簡単な位置調整作業により所定の精度で容易
に固定できるようにした画像読取装置に関する。本発明
は、前方から入射する画像読取光を後方の結像位置に向
けて収束させる結像レンズ及びこの結像レンズを収容す
るハウジングを有するレンズユニットが前記台板上に所
定の精度で固定された前記台板上に所定の精度で取り付
けられたアセンブリ装着プレートに対して、イメージセ
ンサが所定の精度で取り付けられたセンサアセンブリを
装着し、前記イメージセンサを所定の精度で位置決めす
る際等に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来より、ディジタル複写機、イメージ
スキャナ、ファクシミリ装置等においては、イメージセ
ンサにより原稿の画像を読み取るディジタル式画像読取
装置を使用している。この画像読取装置においては、イ
メージセンサとして、例えばCCD(光電変換素子)を
使用し、原稿画像の濃淡を電気信号のレベルの高低に変
換している。
【0003】図23は本発明が適用されるデジタル複写
機の画像読取装置の縦断面概略図である。図24は前記
図23の画像読取装置の作用の説明図で、原稿の被読取
面からの反射光の光路を平面図に展開して示した図であ
る。次に図23により、前記画像読取装置の概略を説明
する。原稿01が載置される透明なプラテンガラス02
の下方に配置された画像読取装置03は、原稿01の被
読取面01aを照明する移動可能な照明ユニット04を
有しており、この照明ユニット04は、原稿照明用のラ
ンプ04aと第1ミラー04bとが一体化されて構成され
ている。また、前記画像読取装置03は、前記照明ユニ
ット04の移動速度の1/2の速度で移動する移動ミラ
ーユニット05を有している。この移動ミラーユニット
05は、第2ミラー05aおよび第3ミラー05bから構
成されている。また、前記画像読取装置03は、前記ラ
ンプ04aで照明された原稿01の被読取面01aから反
射しさらに、前記各ミラー04b,05a,05bで反射
した画像読取光を所定の結像位置に結像させる結像レン
ズ06および前記画像読取光の結像位置に配置されるイ
メージセンサ07を有している。
【0004】そして、前記照明ユニット04が前記プラ
テンガラス02上の原稿01に対して平行に図23中左
右方向に移動し、前記移動ミラーユニット05が前記照
明ユニット04の移動速度の1/2の速度で1/2の距
離だけ移動する間、前記ランプ04aによって照明され
た原稿01の反射光は、前記各ミラー04b,05a,0
5b、および結像レンズ06を通って前記イメージセン
サ07の複数の光電変換素子07i(図25参照)上に
収束されるように構成されている。前記画像読取装置0
3のイメージセンサ07の光電変換素子07iで得られ
た画像読取信号は、図示しない画像処理部でデジタル化
されてから、記録されたり、又は図示しない画像出力装
置(ゼログラフィー装置等)の書込駆動信号(レーザ駆
動信号等)に変換されたりするようになっている。
【0005】図24において、前記プラテンガラス02
上の原稿01の画像は、結像レンズ06により1/N
(倍率)に縮小されてイメージセンサ07上に結像され
る。このイメージセンサ07は複写機本体にセンサプレ
ート等を介して取り付けられるが、その場合イメージセ
ンサ07が所定の取付け位置に正確に取り付けられない
と、特に良好な解像度MTF(Modulation Transfer Fu
nction)特性が得られない等の理由の為、イメージセン
サ07は所定の取付け位置に正確に取り付けられなけれ
ばならない。
【0006】その為には、イメージセンサの取付け位置
を高精度に調整して、イメージセンサをできるだけ所定
の取付け位置(画像読取光が収束する位置)に正確に取
り付ける必要がある。このため図25に示すように、従
来のイメージセンサは前後方向(X1−X2方向)、左右
方向(Y1−Y2方向)、及び上下方向(Z1−Z2方向)
の位置、並びに前後軸周り及び上下軸周りの姿勢の調整
を行っていた。このようなイメージセンサの取付け位置
を高精度に調整するための機構としては、例えば、特開
平03−10460号公報、特開平04−252655
号公報等が知られている。これらの公報に記載されたも
のは、イメージセンサを取り付けたセンサ用基板を調整
用台板に取付け、この調整用台板を複写機本体に固定さ
れるセンサプレートに2枚の調整用中板を介して互いに
直交するX,Y,Z軸方向、及びそれらの軸周りに調整
可能に取付けるようにしている。
【0007】そして、調整用台板及び調整用中板をそれ
ぞれ調整用ネジや、偏芯カム等により各方向に移動する
ことにより、位置調整が行われるようになっている。実
際に位置調整をする際には、基準となるパターンをイメ
ージセンサで読み取り、イメージセンサからのビデオ信
号をオシロスコープに供給して、各調整部分を微調整し
ながらビデオ信号の波形を確認し、原稿面基準位置に対
するイメージセンサの位置決めを行い高精度な調整を具
現化している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術は、部品点数が多く、且つ調整数も多い為、操
作性が悪く、時間もかかるという問題点があった。
【0009】また、特開平02−093866号公報に
は、複写機本体に固定されるとともに結像レンズを支持
する台板上に、予めセンサアセンブリ装着部材を事前に
位置調製して配置して、このセンサアセンブリ装着部材
の所定位置に、イメージセンサアセンブリを装着する構
造を採用し、イメージセンサが故障した場合、ユーザー
先ではそのイメージセンサアセンブリを付け替えれば済
むようにしたものが示されている。しかしながら、この
公報に記載されたものの構造では、厳密にいえば、取付
け時に位置決め用穴の製作誤差により若干ズレが生じ、
要求が厳しいユーザー先ではそのイメージセンサアセン
ブリ内ではなく本体側を各軸方向及び軸回りに調整しな
ければならず大作業となる問題点があった。
【0010】前記問題点を解決するするものとして、例
えば特開平(昭)号公報(FX27992K)に開示さ
れる如く画素列方向のズレ量を自動的に検出し原稿のサ
イドレジストレーションを補正する電子サイドレジ位置
調整装置があるが、これは、機械的に画素列方向を無調
整化した場合、各部品の製作誤差が累積し必ずしも前述
の、有効画像光束が、イメージセンサ素子の有効画素幅
内に結像されるとは限らなくなる。
【0011】本発明は前述の事情に鑑み、下記の記載内
容を課題とする。 (O01) 従来必要であったイメージセンサの光電変換
素子列が並んだ方向への位置調整を省略しても、イメー
ジセンサの有効な光電変換素子内に読取画像を結像でき
るようにすること。 (O02) イメージセンサの位置調整機構を簡素化する
ことにより、前記位置調整機構に使用する部品点数を削
減し、調整数を低減し、さらに調整時間を低減するこ
と。
【0012】
【課題を解決するための手段】次に、前記課題を解決す
るために案出した本発明を説明するが、本発明の要素に
は、後述の実施例の要素との対応を容易にするため、実
施例の要素の符号をカッコで囲んだものを付記する。な
お、カッコ内の符号が+記号で連結されたものは実施例
の複数の要素を組合わせたものが本発明の要素に対応す
ることを示す。また、本発明を後述の実施例の符号と対
応させて説明する理由は、本発明の理解を容易にするた
めであり、本発明の範囲を実施例に限定するためではな
い。前記課題を解決するために、本出願の第1発明の画
像読取装置は、前後方向及び左右方向に延びる上面を有
する台板(12)と、前方から入射する画像読取光を後
方の結像位置に向けて収束させる結像レンズ及びこの結
像レンズを収容するハウジング(46)を有するレンズ
ユニット(14)と、前記レンズユニット(14)を前
記台板(12)上に位置調整可能に固定するレンズユニ
ット固定手段と、前記レンズユニット(14)を通過し
た画像読取光を後方に通過させる光通過用切除部(86
a)と後面側に形成されたセンサアセンブリ装着面とを
有するアセンブリ装着プレート(19)と、前記アセン
ブリ装着プレート(19)を前記台板(12)上に位置
調整可能に支持するアセンブリ装着プレート支持装置
(16)と、前記アセンブリ装着プレート(19)の前
記光通過用切除部(86a)を通過した画像読取光を後
方に通過させる光通過用切除部(91a)及び前記アセ
ンブリ装着面に装着される被装着面を有する基板支持プ
レート(22)と、左右方向に沿って配置された多数の
光電変換素子(23i)を有するイメージセンサ(2
3)が装着されたセンサ用基板(24)と、前記センサ
用基板(24)及び前記基板支持プレート(22)を位
置調整可能に連結して前記イメージセンサ(23)を前
記基板支持プレート(22)に対して所定の位置に固定
する基板・プレート連結手段(25)とを有するセンサ
アセンブリ(21)と、を備え、前記イメージセンサ
(23)が前記結像位置に配置される画像読取装置にお
いて、下記の要件を備えたことを特徴とする、(Y01)
前記アセンブリ装着プレート支持装置(16)は、前
記レンズユニット(14)を通過した画像読取光を後方
に通過させる光通過用切除部(74a)を有するととも
に前記台板(12)上に回転支点(41)周りの回転位
置を調整可能に支持された回転プレート(17)と、こ
の回転プレート(17)に対してアセンブリ装着プレー
ト(19)の左右方向の両端部を上下方向に位置調整可
能に支持する上下位置調整手段(18)とを有するこ
と、(Y02) 前記アセンブリ装着プレート(19)
と、そのアセンブリ装着面に装着される前記基板支持プ
レート(22)との間にはそれらの上下方向の位置決め
を行う上下方向位置決め手段(86f+91e)が設けら
れたこと、(Y03) 前記回転プレート(17)に対し
て前記基板支持プレート(22)を水平な支点用スタッ
ド(79)により、左右動不能且つ回転及び上下動可能
に支持するプレート左右方向位置決め手段(79+91
c)が設けられたこと、(Y04) 前記イメージセンサ
(23)の左右方向に沿って配置された多数の光電変換
素子(23i)は画像読取用として配置された画像読取
素子とその両側に配置された余裕素子とを有し、前記画
像読取素子の一端の左右方向の位置は前記支点用スタッ
ド(79)の左右方向の位置とほぼ同じ位置となるよう
に設定され、前記余裕素子が配置された領域の長さは、
前記センサアセンブリ(21)を前記アセンブリ装着プ
レート(19)に装着したときの左右方向の取付位置の
誤差の長さ以上に設定されたこと。
【0013】また、本出願の第2発明の画像読取装置
は、前記第1発明の画像読取装置において、下記の要件
を備えたことを特徴とする、(Y05) 前記プレート左
右方向位置決め手段(79+91c)は、前記回転プレ
ート(17)の後面に設けられた後方に延びる支点用ス
タッド(79)と、前記基板支持プレート(22)に設
けられ、前記支点用スタッド(79)と嵌合して左右方
向の位置決めが行われるとともに上下方向にガイドされ
るスタッド嵌合用切除部(91c)とから構成されたこ
と。
【0014】また、本出願の第3発明の画像読取装置
は、前記第1又は第2発明の画像読取装置において、下
記の要件を備えたことを特徴とする、(Y06) 前記回
転プレート(17)は左右に延びる垂直壁(74)、こ
の垂直壁(74)上端に設けられて前方に延びる上部水
平壁(78)、この上部水平壁(78)の左右両端部に
はそれぞれ形成された位置調整ねじ貫通孔(78b)、
及び前記各位置調整ねじ貫通孔(78b)の下方に配置
された位置調整用ねじ孔(75b,76c)を有している
こと、(Y07) 前記アセンブリ装着プレート(19)
は前記回転プレート(17)の垂直壁(74)の後側に
配置される垂直壁(86)及びこのアセンブリ装着プレ
ート(19)の垂直壁(86)の上端から前方に延び且
つ前記回転プレート(17)の上部水平壁(78)の上
方に配置される上部水平壁(87)を有し、前記上部水
平壁(87)の左右両端部にはそれぞれ位置調整ねじ貫
通孔(87a)が形成されていること、(Y08) 前記
回転プレート(17)に対してアセンブリ装着プレート
(19)の左右方向の両端部を上下方向に位置調整可能
に支持する上下位置調整手段(18)は、前記アセンブ
リ装着プレート(19)及び回転プレート(17)の上
部水平壁(78)の各位置調整ねじ貫通孔(87a,7
8b)を上方から貫通するとともに上端部が前記貫通孔
(87a)を貫通しない構造で下端部が前記回転プレー
ト(17)に設けられた位置調整用ねじ孔(75b,7
6c)に螺合する位置調整ねじ(18c)と、この位置調
整ねじ(18c)の周囲で前記回転プレート(17)の
上部水平壁(78)及びアセンブリ装着プレート(1
9)の上部水平壁(87)間に配置された圧縮ばね(1
8b)とを有すること。
【0015】また、本出願の第4発明の画像読取装置
は、前記第1又は第2発明の画像読取装置において、下
記の要件を備えたことを特徴とする、(Y09) 前記回
転プレート(17)は左右に延びる垂直壁(74)及び
この垂直壁(74)上端に設けられ前方に延びる上部水
平壁(78)を有し、前記上部水平壁(78)の左右両
端部にはそれぞれ位置調整用ねじ孔(78a)が形成さ
れていること、(Y10) 前記アセンブリ装着プレート
(19)は前記回転プレート(17)の垂直壁(74)
の後側に配置される垂直壁(86)及びこのアセンブリ
装着プレート(19)の垂直壁(86)の上端から前方
に延び且つ前記回転プレート(17)の上部水平壁(7
8)の上方に配置される上部水平壁(87)を有し、前
記上部水平壁(87)の左右両端部にはそれぞれ位置調
整ねじ貫通孔(87a)が形成されていること、(Y1
1) 前記回転プレート(17)に対してアセンブリ装
着プレート(19)の左右方向の両端部を上下方向に位
置調整可能に支持する上下位置調整手段(18)は、前
記アセンブリ装着プレート(19)の位置調整ねじ貫通
孔(87a)を上方から貫通するとともに上端部が前記
貫通孔(87a)を貫通しない構造で下端部が前記回転
プレート(17)に設けられた位置調整用ねじ孔(78
a)に螺合する位置調整ねじ(18a)と、この位置調整
ねじ(18a)の周囲で前記回転プレート(17)の上
部水平壁(78)及びアセンブリ装着プレート(19)
の上部水平壁(87)間に配置された圧縮ばね(18
b)とを有すること。
【0016】また、本出願の第5発明の画像読取装置
は、前記第3又は第4発明の画像読取装置において、下
記の要件を備えたことを特徴とする、(Y12) 前記回
転プレート(17)の垂直壁(74)後面にアセンブリ
装着プレート(19)の垂直壁(86)前面を押付ける
付勢手段(81)、(Y13) 前記アセンブリ装着プレ
ート(19)が前記付勢手段(81)に抗して前記回転
プレート(17)の垂直壁(74)後面から離れる距離
を規制する揺動防止手段(77b+91b)。
【0017】(課題を解決するための手段の補足説明)
前記本出願の第3又は第4発明において、前記「上端部
が前記貫通孔(87a)を貫通しない構造」とは、例え
ば、上端部の外径が前記位置調整ねじ貫通孔(87a)
の内径よりも大きい構造、又は、上端部に前記位置調整
ねじ貫通孔(87a)の内径よりも大きな外径の座金、
ワッシャ等を装着可能な構造を意味する。
【0018】
【作用】次に、前述の特徴を備えた本発明の作用を説明
する。前述の特徴を備えた本出願の第1発明の画像読取
装置は、前後方向及び左右方向に延びる上面を有する台
板(12)上に、レンズユニット(14)が、レンズユ
ニット固定手段により、位置調整可能に固定されてい
る。レンズユニット(14)のハウジング(46)内に
収容された結像レンズは、前方から入射する画像読取光
を後方の結像位置に向けて収束させる。前記台板(1
2)上には、アセンブリ装着プレート支持装置の回転プ
レート(17)が回転支点(41)周りの回転位置を調
整可能に支持されている。アセンブリ装着プレート(1
9)の上下位置調整手段(18)は、前記回転プレート
(17)に対してアセンブリ装着プレート(19)の左
右方向の両端部を上下方向に位置調整可能に支持してい
る。従って、アセンブリ装着プレート(19)は、前記
台板(12)上で、前記回転プレート(17)とともに
回転支点(41)周りの回転位置の調整が可能であり、
且つ台板(12)に対する上下方向の位置調整および左
右方向の傾斜姿勢の調整が可能である。
【0019】アセンブリ装着プレート(19)の後面側
に形成されたセンサアセンブリ装着面には、センサアセ
ンブリ(21)の基板支持プレート(22)の被装着面
(前面)が装着される。前記基板支持プレート(22)
の前記アセンブリ装着プレート(19)に対する上下方
向の位置決めは、上下方向位置決め手段(86f+91
e)により行われている。また、基板支持プレート(2
2)は、プレート左右方向位置決め手段(79+91
c)の水平な支点用スタッド(79)により、前記回転
プレート(17)に対して左右動不能且つ回転及び上下
動可能に支持されている。従って、センサアセンブリ
(21)の基板支持プレート(22)は、前記台板(1
2)上で、前記回転プレート(17)およびアセンブリ
装着プレート(19)とともに回転支点(41)周りで
回転位置の調整が可能であり、且つ、回転プレート(1
7)に対する上下方向の位置調整および左右方向の傾斜
姿勢の調整が可能である。前記基板支持プレート(2
2)には、基板・プレート連結手段(25)により、セ
ンサ用基板(24)が位置調整可能に連結されており、
且つセンサ用基板(24)に装着されたイメージセンサ
(23)が前記基板支持プレート(22)に対して所定
の位置に固定されている。したがって、基板支持プレー
ト(22)をアセンブリ装着プレート(19)の所定位
置に装着した場合、アセンブリ装着プレート(19)に
対するイメージセンサ(23)の左右方向の位置および
上下方向の位置を所定の位置に保持することが可能であ
る。
【0020】前述のように、前記台板(12)に対する
レンズユニット(14)及び回転プレート(17)の取
付位置が定められ、前記回転プレート(17)に対する
アセンブリ装着プレート(19)の取付位置が定められ
ている。また、前記センサアセンブリ(21)の基板支
持プレート(22)に対するセンサ用基板(24)の取
付位置が定められ、さらに、前記センサ用基板(24)
に対するイメージセンサ(23)の取付位置が定められ
ている。したがって、前記回転プレート(17)を介し
て前記台板(12)上の所定位置に支持された前記アセ
ンブリ装着プレート(19)に対し、前記センサアセン
ブリ(21)の基板支持プレート(22)を所定位置に
取り付ければ、前記台板(12)上に支持された前記レ
ンズユニット(14)を通過した画像読取光は、前記回
転プレート(17)、アセンブリ装着プレート(1
9)、及び基板支持プレート(22)の各光通過用切除
部(74a,86a,91a)を順次後方に通過して、イ
メージセンサ(23)に入射する。
【0021】しかしながら、前記各部材の取付位置の誤
差により、前記画像読取光のイメージセンサ(23)へ
の入射位置が所定の位置からずれることがある。この場
合、前記画像読取光の収束位置が、前記イメージセンサ
(23)の各光電変換素子(23i)上からずれること
になる。この場合、センサアセンブリ(21)の基板支
持プレート(22)は、前記台板(12)上で前記回転
プレート(17)およびアセンブリ装着プレート(1
9)とともに回転支点(41)周りの回転位置の調整が
行われ、また、前記上下位置調整手段(18)及びプレ
ート左右方向位置決め手段(79+91c)により前記
回転プレート(17)に対する前記支点用スタッド(7
9)に沿った上下方向の位置調整および前記支点用スタ
ッド(79)周りの左右方向の傾斜姿勢の調整が行われ
る。
【0022】また、前記イメージセンサ(23)の左右
方向に沿って配置された多数の光電変換素子(23i)
は、画像読取用として中央部に配置され且つ最大原稿幅
の読取が可能な長さ部分の画像読取素子とその両側に配
置された余裕素子とを有し、前記余裕素子が配置された
領域の長さは、前記センサアセンブリ(21)を前記ア
センブリ装着プレート(19)に装着したときの左右方
向の取付位置の誤差の長さ以上に設定されている。この
ため、前記画像読取光と光電変換素子(23i)との左
右方向の位置ずれが生じたときには、前記余裕素子を画
像読取素子として使用することができるので、前記セン
サアセンブリ(21)の左右方向の位置調整は行う必要
がない。また、前記イメージセンサ(23)の左右方向
に沿って配置された複数の画像読取素子の一端の位置
(すなわち、原稿の左右方向の一端の読取位置すなわち
サイドレジストレーション位置)は前記支点用スタッド
(79)の左右方向の位置とほぼ同じ位置となるように
設定されている。この場合、前記センサアセンブリ(2
1)の基板支持プレート(22)の上下方向の位置を調
整することにより、前記イメージセンサ(23)の、前
記支点用スタッド(79)の左右方向の位置とほぼ同じ
位置に配置された前記画像読取素子(左右方向の一端の
画像読取素子)の位置を、前記画像読取光の入射する位
置(上下方向の位置)に調整し、その後、他端の画像読
取素子の上下方向の位置を画像読取光の入射位置とする
ために前記支点用スタッド(79)周りの左右方向の傾
斜姿勢の調整を行うと、前記一端の画像読取素子の上下
位置の変化を最小にしながら前記傾斜姿勢の調整を行う
ことができる。
【0023】前述の特徴を備えた本出願の第2発明の画
像読取装置では、前記プレート左右方向位置決め手段
(79+91c)は、前記回転プレート(17)の後面
に設けられた後方に延びる支点用スタッド(79)と、
前記基板支持プレート(22)に設けられ前記支点用ス
タッド(79)と嵌合して左右方向の位置決めが行われ
るとともに上下方向にガイドされるスタッド嵌合用切除
部(91c)とから構成されている。したがって、セン
サアセンブリ(21)の基板支持プレート(22)の左
右方向の位置決めは、回転プレート(17)に対して直
接位置決めされる。このため、基板支持プレート(2
2)が装着されるアセンブリ装着プレート(19)の前
記回転プレート(17)に対する左右方向の位置がずれ
ていても、センサアセンブリ(21)の左右方向の位置
すなわち、イメージセンサ(23)の左右方向の位置精
度には影響しない。なお、回転プレート(17)に対す
るアセンブリ装着プレート(19)の左右方向の位置決
めを正確に行えば、センサアセンブリ(21)の基板支
持プレート(22)の左右方向の位置決めをアセンブリ
装着プレート(19)に対して行うように構成すること
が可能である。
【0024】前述の特徴を備えた本出願の第3発明の画
像読取装置は、上下位置調節手段の位置調整ねじ(18
c)の周囲に配置された圧縮ばね(18b)により前記ア
センブリ装着プレート(19)が、前記位置調整ねじ
(18c)の上端部に当接する位置まで持ち上げられて
いる。この状態で位置調整ねじ(18c)を緩めると位
置調整ねじ(18c)の上端部が上昇するので、アセン
ブリ装着プレート(19)も上昇する。また、位置調整
ねじ(18c)を締付けると位置調整ねじ(18c)の上
端部が下降するのでアセンブリ装着プレート(19)も
下降する。したがって、左右一対の位置調整ねじ(18
c)を同時に昇降させた場合には、前記アセンブリ装着
プレート(19)は上下に位置調節される。また、左右
一対の位置調整ねじ(18c)の一方を他方に対して昇
降させると、アセンブリ装着プレート(19)は左右方
向の傾斜姿勢(すなわち、前後軸周りの姿勢)が調整さ
れる。この第3発明の位置調整ねじ(18c)は、回転
プレート(17)の上部に配置された位置調整ねじ貫通
孔(78b)とその下方に配置された位置調整用ねじ孔
(75b又は76c)との上下2箇所で姿勢を規制される
ので、前後方向のガタツキを少なくすることができる。
このため、センサアセンブリ(21)の位置決めの精度
を向上させることが可能となる。
【0025】前述の特徴を備えた本出願の第4発明の画
像読取装置は、上下位置調節手段の位置調整ねじ(18
a)の周囲に配置された圧縮ばね(18b)により前記ア
センブリ装着プレート(19)が、前記位置調整ねじ
(18a)の上端部に当接する位置まで持ち上げられて
いる。この状態で位置調整ねじ(18a)を緩めると位
置調整ねじ(18a)の上端部が上昇するので、アセン
ブリ装着プレート(19)も上昇する。また、位置調整
ねじ(18a)を締付けると位置調整ねじ(18a)の上
端部が下降するのでアセンブリ装着プレート(19)も
下降する。したがって、左右一対の位置調整ねじ(18
a)を同時に昇降させた場合には、前記アセンブリ装着
プレート(19)は上下に位置調節される。また、左右
一対の位置調整ねじ(18a)の一方を他方に対して昇
降させると、アセンブリ装着プレート(19)は左右方
向の傾斜姿勢(すなわち、前後軸周りの姿勢)が調整さ
れる。
【0026】前述の特徴を備えた本出願の第5発明の画
像読取装置では、アセンブリ装着プレート(19)の垂
直壁(86)前面は、付勢手段(81)により前記回転
プレート(17)の垂直壁(74)後面に押付けられて
いる。したがって、アセンブリ装着プレート(19)は
前記回転プレート(17)の垂直壁(74)後面にガイ
ドされて上下する。このような構造を採用することによ
り、アセンブリ装着プレート(19)の上下移動をガイ
ドするためのガイド機構を別途付加する必要がなくな
る。前記アセンブリ装着プレート(19)の上下移動用
のガイド構造として前記付勢手段(81)を用いた構造
を採用した場合、製品出荷時の荷物扱い等で何らかの衝
撃により、前記アセンブリ装着プレート(19)が前記
回転プレート(17)の垂直壁(74)後面から離れる
ことがある。前記アセンブリ装着プレート(19)の前
記回転プレート垂直壁(74)後面から離れた距離が大
きくなると、前記付勢手段又は位置調整ねじ貫通孔(8
7a)等が損傷を受けることになる。ところが、この第
4発明では、揺動防止手段により、前記アセンブリ装着
プレート(19)が前記付勢手段(81)に抗して前記
回転プレート(17)の垂直壁(74)後面から離れる
距離を規制しているので、前記付勢手段(81)又は位
置調整ねじ貫通孔(87a)等の損傷を防ぐことができ
る。
【0027】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の画像読
取装置の実施例について説明するが、本発明は実施例に
限定されるものではない。なお、本明細書における図面
の説明中において、「前方」は図中の矢印X1方向、
「後方」は図中の矢印X2(図1参照)方向を意味す
る。また、「左方」は図中の矢印Y1方向(図1,2参
照)を意味し、「右方」は図中の矢印Y2方向を意味す
るものとする。さらに、「上方」は図中のZ1方向を意
味し、「下方」は図中のZ2方向を意味するものとす
る。さらにまた、図中、「○」の中に「・」が記載され
たものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」
の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向か
う矢印を意味するものとする。そして、前記X1方向に
X軸、Y1方向にY軸、Z1方向にZ軸をとり、Z軸に垂
直な平面をX−Y平面ということにする。
【0028】(実施例1)先ず最初に図1により、前記
画像読取装置の実施例1の概略を説明してから、図2以
下により同実施例1を詳細に説明する。図1は本発明が
適用されるデジタル複写機の画像読取装置の縦断面図で
ある。図1において、複写機は、その上部に配置された
イメージ・インプット・ターミナルIIT(以下、単に
「IIT」ともいう)と、その下方に配置されたイメー
ジ・アウトプット・ターミナルIOT(以下、単に「I
OT」という)とを備えている。IITは露光用光学
系、イメージセンサ等の原稿画像読取要素を備えた部分
であり、IOTは前記IITで読み取った原稿画像を出
力する部分である。
【0029】前記IITは、原稿画像読取要素を支持す
るフレーム(以下、「IITフレーム」という)Fを備
えている。IITフレームFの上端には、原稿1が載置
されるプラテンガラス2が設けられている。前記IIT
フレームFには左右方向(紙面に垂直な方向、すなわ
ち、Y1−Y2方向)両端部にそれぞれ配置された前後方
向(X1−X2方向)に延びる一対のガイドレール(図示
せず)から構成された照明ユニットガイドレール(図示
せず)及びミラーユニットガイドレール(図示せず)が
それぞれ支持されている。前記照明ユニットガイドレー
ル(図示せず)によりガイドされる照明ユニット3は光
源4および第1ミラー6を有しており、前記プラテンガ
ラス2の下面に沿って前記原稿1の被読取面を走査しな
がら前後方向(X1−X2方向)に往復移動する。前記ミ
ラーユニットガイドレール(図示せず)にガイドされる
ミラーユニット7は第2ミラー8および第3ミラー9を
有しており、前記照明ユニット3の速度の(1/2)の
速度で前後方向(X1−X2方向)に往復移動する。
【0030】前記IITフレ−ムFには左右方向(Y1
−Y2方向)両端部にそれぞれ台板固定部材11が設け
られており、この台板固定部材11には台板12が前後
方向の位置を調整可能に固定されている。前記台板12
上面には、前後方向中間部にレンズユニット固定手段1
3により、レンズユニット14が位置調整可能に固定さ
れている。前記台板12上面には、遮光板15が支持さ
れており、この遮光板15は、レンズユニット14の後
端面に近接して配置されている。また、台板12上面に
はその後端部にアセンブリ装着プレート支持装置16が
支持されている。このアセンブリ装着プレート支持装置
16は、上下方向の回転支点周りに位置調整可能な回転
プレート17及び上下位置調整手段18を有している。
前記上下位置調整手段18は、前記回転プレート17に
対し、アセンブリ装着プレート19の上下方向の位置及
び左右の傾斜姿勢を調整可能に支持する手段で、後で詳
述する位置調整ねじ18a及び圧縮ばね18bを有してい
る。このアセンブリ装着プレート19には、センサアセ
ンブリ21が装着されている。センサアセンブリ21
は、前記アセンブリ装着プレート支持装置16に装着さ
れる基板支持プレート22と、左右方向に沿って配置さ
れた多数の光電変換素子を有するイメージセンサ23が
装着されたセンサ用基板24と、前記基板支持プレート
22及びセンサ用基板24を位置調整可能に連結する基
板・プレート連結手段25とを有している。
【0031】前記アセンブリ装着プレート支持装置16
は、前記原稿1から反射して前記各ミラー6,8,9を
通り、さらに前記レンズユニット14の結像レンズを通
った原稿画像読取光を前記イメージセンサ23の光電変
換素子上に集束させるために、前記センサ用基板24の
位置及び姿勢を調整する機能を有している。イメージセ
ンサ23はこの結像した画像を電気信号に変換して読み
取る。読み取られた画像信号は、センサ用基板24に接
続された信号ライン27を介して、複写機下部の静電像
を形成する装置すなわち、IOT(イメージ・アウトプ
ット・ターミナル)に供給される。また、前記台板12
上には遮光カバー28が固定されており、この遮光カバ
ー28の前面(X1側の面)には光通過用の窓28aが形
成されている。また、遮光カバー28はシールド機能を
有する導電性部材によって構成されており、前記センサ
用基板24の周囲を覆うように配置されている。そし
て、遮光カバー28はアース線29によりアースされて
いる。
【0032】次に図2〜図13を参照して前記実施例1
を詳細に説明する。図2は本実施例1の要部の分解斜視
図、図3は同実施例1の平面図、図4は前記図2,3に
示すレンズユニット固定手段13及びレンズユニット1
4の拡大図、図5は前記図4に示すレンズユニット固定
手段13及びレンズユニット14の分解斜視図、図6は
前記図5に示すレンズユニット固定手段13のレンズユ
ニット載置プレートの説明図、図7は前記図5に示すレ
ンズユニット固定手段13の固定用プレートの平面図、
図8は同実施例1のアセンブリ装着プレート支持装置に
支持されたアセンブリ装着プレート及びこれに装着され
たセンサアセンブリの説明図で、図8Aは後面図、図8
Bは側面図、図9は前記図8AのIX−IX線断面図、図
10は前記図8AのX−X線断面図、図11は揺動防止
装置の説明図で、図11Aは前記図8AのXIA−XIA
線断面図、図11Bは前記図11Aの要部拡大図、図1
1Cは前記図11Bとは異なる状態を示す図、図12は
同実施例1のアセンブリ装着プレート支持装置16の回
転プレート17の説明図で、図12Aは上面図、図12
Bは後面図、図13は回転プレート17の回転位置を調
整するために使用する回転位置調整カムCの説明図で、
図13Aは回転位置調整カムCの斜視図、図13Bはそ
の作用を説明するための平面図、図13Cは前記図13
BのXIIIC−XIIIC断面図、図14は同実施例1のア
センブリ装着プレート19の説明図で、図14Aは上面
図、図14Bは後面図、図15は前記図9のXV−XV線
断面図、図16はセンサアセンブリ21の基板支持プレ
ート22の説明図で、図16Aは上面図、図16Bは後
面図である。
【0033】図2,3において、台板12は、その左右
両端部(Y1−Y2方向両端部)においてそれぞれ前後に
取付用ねじ貫通孔31が形成されている。この取付用ね
じ貫通孔31は、台板12を前記台板固定部材11(図
1参照)に固定する取付ねじ(図示せず)が貫通する孔
である。この取付用ねじ貫通孔31は、前記台板固定部
材11に対して前後方向の位置が調整できるように長孔
に形成されている。また、台板12には前記遮光カバー
28を固定するための2個のカバー取付用ねじ孔32が
設けられている。また、台板12には前記レンズユニッ
ト固定手段13を前後方向にガイドする一対のユニット
ガイド用突起33及びレンズユニット固定手段13を所
定位置に固定するための1対のユニット固定用ねじ孔3
4が設けられている。また、台板12にはレンズユニッ
ト固定手段13が台板12上に載置されたときに、レン
ズユニット固定手段13の下方に突出する構成要素(後
述する締付バンド48)が台板12と干渉しないように
一対の逃げ孔36が形成されている。
【0034】また図2において、台板12には前記遮光
板15を前後方向にガイドする一対の遮光板ガイド突起
37及び遮光板15を所定位置に固定する一対の遮光板
固定用ねじ孔38が設けられている。前記一対の遮光板
ガイド突起37は、半抜き(打抜き工程を途中で止める
工程)により形成されている。また、前記台板12の前
端縁及び後端縁の左右方向中央部分は下方へ折り曲げら
れて剛性が高められている。また、台板12の後端のほ
ぼ中央部には、後方に突出する小さなスタッド支持部3
9が設けられている。このスタッド支持部39には回転
支点としての回転用スタッド41が上方に突出してい
る。前記スタッド支持部39の少し前方には長方形の揺
動防止孔42が形成されている。
【0035】前記揺動防止孔42の左右には間隔を置い
て左右一対の回転プレート固定用ねじ孔43が形成され
ている。右側の回転プレート固定用ねじ孔43の少し後
方且つ右方の位置には円形のカム軸挿入孔44が形成さ
れている。
【0036】次に図1〜7により、前記レンズユニット
固定手段13及びレンズユニット14について説明す
る。図4〜7において、レンズユニット14は、内部に
レンズ系(図示せず)を内蔵した円筒状のハウジング4
6を有している。レンズユニット固定手段13は、前記
レンズユニット14が載置されるレンズユニット載置プ
レート47、このレンズユニット載置プレート47に前
記レンズユニット14を固定する締付バンド48、及び
前記レンズユニット載置プレート47を支持するととも
に前記台板12に固定される固定用プレート49を有し
ている。前記締付バンド48は弾力性を有する金属薄板
で形成されており、その両端には係止用切欠48aが形
成されている。
【0037】図5において、前記レンズユニット載置プ
レート47は、中央部が上方に膨出しており、その膨出
部の中央部にレンズユニット支持用切除部51が形成さ
れている。レンズユニット支持用切除部51の左右一対
の側端面52は前記レンズユニット14のハウジング4
6の円筒状外周面を支持する機能を有し、前記左右一対
の側端面52に垂直な後端面53はレンズユニット14
の後端面に当接する位置決め用端面53として形成され
ている。レンズユニット支持用切除部51の左右両側に
はそれぞれバンド係止孔54が形成されている。この左
右一対のバンド係止孔54には前記締付バンド48の係
止用切欠48aを係止するための幅の狭い係止部54aが
設けられている。図4に示すように、レンズユニット支
持用切除部51にレンズユニット14を載置して、この
レンズユニット14の外側から締付バンド48を巻きか
けてその先端を前記バンド係止孔54に挿入する。次に
前記係止用切欠48aを前記バンド係止孔54の幅の狭
い係止部54aに係止させると、レンズユニット14が
レンズユニット載置プレート47に固定されるようにな
っている。
【0038】レンズユニット載置プレート47には、左
側のバンド係止孔54の前後の位置にそれぞれ、前後に
延びる長方形の被ガイド孔56が形成されている。この
前後一対の被ガイド孔56は、前記図1に示す台板12
上の一対のユニットガイド用突起33によって前後にガ
イドされる孔である。レンズユニット載置プレート47
には、前記一対の被ガイド孔56の左側にそれぞれ固定
プレート用被ガイド孔57が形成されている。この固定
プレート用被ガイド孔57は、レンズユニット載置プレ
ート47を前記固定用プレート49に位置決め固定する
際に、固定用プレート49上のガイド突起(後述)によ
りガイドされる孔である。レンズユニット載置プレート
47には、前記一対のバンド係止孔54の外側にそれぞ
れ固定ねじ貫通孔58が形成されている。この固定ねじ
貫通孔58は、レンズユニット載置プレート47を固定
用プレート49に対して固定するためのねじ59(図3
参照)が貫通する孔である。
【0039】図5において、前記固定用プレート49
は、その上面に前記レンズユニット載置プレート47を
支持した状態で前記台板12に固定される部材である。
この固定用プレート49には、位置決め手段としての立
ち上がり壁61が形成されている。この立ち上がり壁6
1は図4に示すように、前記レンズユニット支持用切除
部51を貫通して上方に延びている。この立ち上がり壁
61は、レンズユニット支持用切除部51に支持された
レンズユニット14のハウジング46の前端面を押圧し
て、ハウジング46の後端面を前記位置決め用端面53
に当接させる機能を有している。
【0040】固定用プレート49には、前記立ち上がり
壁61の左右にそれぞれバンド先端逃げ孔62が形成さ
れている。バンド先端逃げ孔62は、前記締付バンド4
8の先端が固定用プレート49と干渉しないようにする
ための孔である。固定用プレート49には、左側のバン
ド先端逃げ孔62の前後にそれぞれ、前後に延びる長孔
63が形成されている。この前後一対の長孔63は、固
定用プレート49上に前記レンズユニット載置プレート
47が固定されたとき前記被ガイド孔56と重なり合う
位置に形成されており、前記被ガイド孔56よりもやや
幅広に形成されている。すなわち、この長孔63は前記
台板12上の一対のユニットガイド用突起33が貫通す
る孔であり、前記被ガイド孔56が前記ユニットガイド
用突起33により前後にガイドされる孔である。
【0041】固定用プレート49には、前記一対の長孔
63の左側にそれぞれガイド突起64が設けられてい
る。この前後一対のガイド突起64は半抜き(打抜き工
程を途中で止める工程)により形成されている。このガ
イド突起64は、固定用プレート49上に載置されたレ
ンズユニット載置プレート47の前記固定プレート用被
ガイド孔57に係合して、レンズユニット載置プレート
47を固定用プレート49上で前後にガイドするための
突起である。固定用プレート49には、前記左右一対の
バンド逃げ孔62の外側にそれぞれ固定用ねじ孔66が
形成されている。この固定用ねじ孔66は、レンズユニ
ット載置プレート47を固定用プレート49に対して固
定するためのねじ59(図3参照)が螺合する孔であ
る。
【0042】固定用プレート49には、前記左右一対の
固定用ねじ孔66の外側にそれぞれ前後に延びる長方形
状の固定ねじ貫通孔67が形成されている。この左右一
対の固定ねじ貫通孔67は、台板12上の前記ユニット
ガイド用突起33に係合する被ガイド孔56によって、
前記台板12上で前後にガイドされるレンズユニット載
置プレート47及びこれを支持する固定用プレート49
を所定位置に固定するために使用される孔である。この
固定ねじ貫通孔67を貫通するねじ68(図3参照)
は、前記台板12のユニット固定用ねじ孔34(図2参
照)に螺合するようになっている。
【0043】前記符号47〜68で示された要素からレ
ンズユニット固定手段3が構成されている。また、前記
レンズユニット載置プレート47を左右位置調整不能且
つ前後位置調整可能に載置する固定用プレート49と、
前記レンズユニット載置プレート47を前記台板12上
で前後方向にガイドする手段33,56と、前記固定用
プレート49を台板12上で固定する手段34(図2参
照),68(図3参照)とから、前記レンズユニット載
置プレート47を前記台板12上に前後方向の位置を調
整して固定するプレート固定手段が構成されている。
【0044】図1,2,3に示す遮光板15は、光通過
用の切除部71aを有する垂直壁71と、前記垂直壁7
1の左右両端部の下端から後方に水平に延びる左側水平
取付部72及び右側水平取付部73を有している。左側
水平取付部72及び右側水平取付部73のそれぞれの前
後方向中央部には遮光板15を台板12に固定するため
のねじ貫通孔72a及び73aが形成されている。各ねじ
貫通孔72a,73aは前後に延びる長孔である。前記右
側水平取付部73のねじ貫通孔73aの前後両側には、
被ガイド用長孔73b,73bが形成されている。前記被
ガイド用長孔73b,73bは、前記台板12上の前記一
対の遮光板ガイド突起37に係合して前後にガイドされ
るための孔である。この遮光板15は、前記台板12上
の前記一対の遮光板ガイド突起37により前後方向にガ
イドされ、所定の位置において、前記ねじ貫通孔73a
を貫通し且つ前記遮光板固定用ねじ孔38(図2参照)
に螺合するねじ(図示せず)により前記台板12に固定
されるようになっている。
【0045】次に主として図2,3,12により前記回
転プレート17について説明する。図2,3,12にお
いて、回転プレート17は、垂直壁74と、この垂直壁
74の左右両端部の下端に設けられた左側水平取付部7
5及び右側水平取付部76と、垂直壁74下端の左右方
向中央部から後方(X2方向)に延びる下部水平壁77
と、垂直壁74上端から前方(X1方向)に延びる上部
水平壁78とを有している。前記垂直壁74には、中央
部において左右方向(Y1−Y2方向)に延びる切除部7
4aが形成されている。この切除部74aの中央部分は光
通過用の切除部であり、両端部は後述のセンサアセンブ
リ21のナット83(図2参照、詳細は後述)との干渉
を避けるための切除部である。また、垂直壁74の左右
両端部にはセンサアセンブリ21をアセンブリ装着プレ
ート19に装着するためのアセンブリ装着ねじ82(図
2参照、詳細は後述)との干渉をさけるための円形の切
除部74bが設けられている。この円形の切除部74bの
上方には、垂直壁74及び上部水平壁78に、ばね貫通
用切除部74cが形成されている。このばね貫通用切除
部77c回転プレート17の後面(X2側の面)にアセン
ブリ装着プレート19の前面を押し付けるためのC字状
ばね81(図2,15参照、詳細は後述)が貫通するた
めの孔である。
【0046】また、垂直壁74には、前記切除部74a
の左寄り部分の下方位置に後方に延びる水平な支点用ス
タッド79が設けられている。この支点用スタッド79
は、前記回転プレート17に対してセンサアセンブリ2
1の基板支持プレート22を左右動不能且つ回転及び上
下動可能に支持するプレート左右方向位置決め手段とし
ての機能を有している。
【0047】また、回転プレート17の前記垂直壁74
の左右両端部の下端にそれぞれ設けられた前記左側水平
取付部75及び右側水平取付部76は、前記台板12上
に支持される部分であり、回転プレート17を台板12
に固定するためのねじ貫通孔75a及び76aがそれぞれ
形成されている。また、右側水平取付部76にはカム嵌
合用切除部76bが形成されている。
【0048】また、前記下部水平壁77は、図12,8
B,10,11から分かるように、前記左右の水平取付
部75,76よりも少し上方位置に設けられており、前
記台板12上面から浮いている。この下部水平壁77の
中央部より左寄りの部分には前記台板12上の回転用ス
タッド41に嵌合するスタッド嵌合孔77aが形成され
ている。したがって、回転プレート17は台板12上
で、前記回転用スタッド41の周りに(すなわち、鉛直
軸周りに)回転可能である。
【0049】回転プレート17の回転用スタッド41周
りの回転位置は、図13に示す回転位置調整用カムCを
用いて行われる。図13Aにおいて、回転位置調整用カ
ムCは、円板状のカム部C1と、カム部C1の下面に設け
られた偏心カム軸C2、及び上面に設けられた板状のツ
マミC3から構成されている。図13B,13Cにおい
て、前記回転位置調整用カムCの偏心カム軸C2を前記
台板12上のカム軸挿入孔44に嵌合させた状態で、カ
ム部C1の外周面(カム面)は前記右側水平取付部76
のカム嵌合用切除部76bの側縁と嵌合する。この図1
3Bに示す状態で、ツマミC3を回すと、回転プレート
17の右側水平取付部76は前後(X1−X2方向)に移
動するので、回転プレート17は、図3に示す前記回転
用スタッド41周りに回転する。回転プレート17が所
定の回転位置にあるとき、ねじ貫通孔75a,76aを貫
通するねじ(図示せず)を前記台板12の回転プレート
固定用ねじ孔43(図2参照)に螺合させると、回転プ
レート17は、台板12上の所定位置に固定される。
【0050】下部水平壁77には前記スタッド嵌合孔7
7aの前方且つ左寄りの位置に揺動防止孔77bが形成さ
れている。図11に示すようにこの揺動防止孔77b
は、前記台板12の揺動防止孔42の上方に配置される
ようになっている。前記上部水平壁78には左右両端部
には位置調整用ねじ孔78aが設けられている。この位
置調整用ねじ孔78aは位置調整ねじ18aが螺合する孔
である。前記位置調整ねじ18aの外側面又は位置調整
用ねじ孔78aの内側面のいずれか一方には樹脂が塗布
されて、それらが螺合したときにが遊びが生じず、がた
つかないようになっている。
【0051】前記上下位置調整手段18(図1,9,1
0参照)により前記回転プレート17に取り付けられる
アセンブリ装着プレート19は、垂直壁86及びこの垂
直壁86の上端から前方(X1方向)に延びる上部水平
壁87を有している。前記垂直壁86には、その中央部
に光通過用の切除部86aが設けられ、その左右両側に
はセンサアセンブリ21のナット83(図2参照、詳細
は後述)との干渉を避けるための円形の切除部86bが
設けられている。また、垂直壁86には、前記切除部8
6aの左端部(Y1方向の端部)下方に切除部86cが設
けられている。切除部86cは前記回転プレート17の
水平な支点用スタッド79の外径よりもやや幅広に形成
された上下に延びる溝である。
【0052】前記アセンブリ装着プレート19の垂直壁
86の左右両端部の上部にはそれぞれ、前記C字状ばね
81(図15参照)が貫通する長孔86d及びC字状ば
ね81の先端が係止される小さな係止孔86eが隣接し
て設けられている。また、前記垂直壁86の左右両端部
の下部にはそれぞれ、後方に突出する上下位置決め突起
86fが設けられ、また、アセンブリ装着ねじ82に螺
合するアセンブリ装着用ねじ孔86gが設けられてい
る。また、アセンブリ装着プレート19の上部水平壁8
7には、その左右両端部にそれぞれ、前記上下位置調整
手段18の位置調整ねじ18aが貫通する位置調整ねじ
貫通孔87aが設けられている。この位置調整ねじ貫通
孔87aは左右方向に延びる長孔に形成されている。こ
の位置調整ねじ貫通孔87aが左右に延びて形成されて
いるのは、アセンブリ装着プレート19の左右方向の位
置決めが、前記支点用スタッド79と係合する左右方向
位置決め用切除部91c(後述)によって行われている
からである。なお、この位置調整ねじ貫通孔87aの前
後方向の内径D1(図11B参照)は、前記上下位置調
整手段18(図1,2参照)の位置調整ねじ18aの外
径d1よりも大きく形成されている。
【0053】上下位置調整手段18の位置調整ねじ18
aは、前記位置調整用長孔87a(図9参照)を貫通し、
コイル状の圧縮ばね18bを貫通して位置調整用ねじ孔
78a(図9参照)に螺合している。この位置調整ねじ
18aの先端部は前記位置調整用ねじ孔78aの下方、す
なわち、回転プレート17の上部水平壁78の下方に延
びている。図9,15から分かるように、この位置調整
ねじ18aの前記上部水平壁78の下方部分には、前記
C字状ばね81の一端部が係合し、C字状ばね81の他
端部は前記垂直壁74のばね貫通用切除部74c及び垂
直壁86の長孔86dを貫通してその先端が前記係止孔
86eに係止されている。このC字状ばね81により、
アセンブリ装着プレート19の垂直壁86の前面(X1
側の面)は、回転プレート17の垂直壁74の後面に押
付けられ、密着状態で保持される。前記回転プレート1
7と、上下位置調整手段18と、回転用スタッド41
と、支点用スタッド79と、C字状ばね81とから、ア
センブリ装着プレート支持装置16が構成されている。
【0054】前記アセンブリ装着プレート19の後面
(すなわち、センサアセンブリ装着面)に装着されるセ
ンサアセンブリ21は、前記アセンブリ装着プレート1
9に対して所定の位置に装着される基板支持プレート2
2と、この基板支持プレート22に対して所定の位置に
装着されるセンサ用基板24とを有している。このセン
サアセンブリ21の基板支持プレート22とセンサ用基
板24とは、組み立て用の治具を用いて予め所定の精度
で組み立てられており、前記基板支持プレート22を前
記アセンブリ装着プレート19に装着すると、センサ用
基板24に支持されたイメージセンサ23がアセンブリ
装着プレート19に対して所定の位置に装着できるよう
になっている。これについて、次に詳説する。
【0055】図2,16において、センサアセンブリ2
1の基板支持プレート22は、垂直壁91を有し、この
垂直壁91の上端は剛性補強のため、後方に折り曲げら
れている。この基板支持プレート22の垂直壁91の中
央部には左右方向に延びる光通過用の切除部91aが形
成されている。この切除部91aの左右外方にはそれぞ
れスタッド嵌合孔に嵌着された筒状部材92が固定され
ている。前記光通過用の切除部91aの左端部分下方に
は、垂直壁91の下端から下方に延びる左右一対の揺動
防止突起91bが設けられている。この揺動防止突起9
1bは図11に示すように、前記揺動防止孔77bを貫通
して下方に延びている。この理由を次に説明する。
【0056】すなわち、前記図1に示す複写機が乱暴な
扱いを受けて衝撃等を受けた場合には、前記上下位置調
整手段18(図2参照)の圧縮ばね18bを介して前記
回転プレート17に支持されたアセンブリ装着プレート
19は、このアセンブリ装着プレート19に装着された
センサアセンブリ21とともに、図9の二点鎖線で示す
方向に揺動することがある。このような揺動が大きい場
合には前記C字状ばね81が損傷したり、位置調整用長
孔87aが変形したりするおそれがあるので、前記揺動
を防止する必要がある。前記揺動防止突起91b及び前
記揺動防止孔77bは前記大きな揺動を防止するための
揺動防止手段(77b+91b)である。
【0057】前記左右一対の揺動防止突起91bの間に
は上下に延びる左右方向位置決め用切除部91cが形成
されている。左右方向位置決め用切除部91cは、前記
回転プレート17の水平な支点用スタッド79に係合し
て左右方向の位置決めを行うための溝である。また、左
右方向位置決め用切除部91cは、前記アセンブリ装着
プレート19の切除部86cを貫通する前記支点用スタ
ッド79に係合して上下にガイドされる被ガイド溝であ
る。前記支点用スタッド79及び左右方向位置決め用切
除部91cからプレート左右方向位置決め手段(79+
91c)が構成されている。
【0058】このように、センサアセンブリ21の基板
支持プレート22の左右方向の位置決めは、回転プレー
ト17の支点用スタッド79により行われるので、回転
プレート17に対するアセンブリ装着プレート19の左
右方向の位置決めが正しくなくても、回転プレート17
に対する基板支持プレート22の左右方向の位置決めは
正しく行うことが可能である。基板支持プレート22
は、前記左右方向位置決め用切除部91cが前記支点用
スタッド79に係合した状態で、支点用スタッド79周
りに回転して左右の傾斜姿勢を調整することが可能にな
っている。
【0059】前記基板支持プレート22の垂直壁91の
左右の両端部の上部にはそれぞれ長孔91dが形成され
ている。図9,15から分かるように、前記左右一対の
長孔91dは、前記C字状ばね81との干渉を避けるた
めの孔である。この一対の長孔91dの下方にはそれぞ
れ左右に延びる上下位置決め用長孔91eが形成されて
いる。この上下位置決め用長孔91eは、前記アセンブ
リ装着プレート19の上下位置決め用突起86f(図
2,14参照)と係合する孔である。前記上下位置決め
用突起86f及び上下位置決め用長孔91eから上下方向
位置決め手段(86f+91e)が構成されている。前記
基板支持プレート22は、前記左右方向位置決め用切除
部91cが前記支点用スタッド79に係合することによ
り左右方向の位置決めが行われ、また、上下位置決め用
長孔91eが前記位置決め用突起86fに係合することに
より上下方向の位置決めが行われる。
【0060】図2,16Bに示すように、前記基板支持
プレート22には前記一対の上下位置決め用長孔91e
の斜め上方に、アセンブリ装着ねじ貫通孔91fが形成
されている。アセンブリ装着ねじ貫通孔91eの内径は
前記アセンブリ装着ねじ82(図2,9参照)の外径よ
りも大きく形成されている。前記アセンブリ装着ねじ8
2は、前記アセンブリ装着ねじ貫通孔91eを貫通して
前記アセンブリ装着用ねじ孔86gに螺合するようにな
っている。
【0061】前記基板支持プレート22に位置調整可能
に連結されるセンサ用基板24の前面にはイメージセン
サ23が固定されており、後面には前記イメージセンサ
23で検出された光量を読出す回路が形成されている。
このセンサ用基板24の前記イメージセンサ23の左右
には連結ねじ貫通孔24aが形成されている。
【0062】図2,10,11において、前記センサア
センブリ21の基板支持プレート22及びセンサ用基板
24を連結する基板・プレート連結手段25は、一対の
調整用スタッドねじ93を有している。調整用スタッド
ねじ93の中間部外周には圧縮ばね94が配置されてお
り、その先端には先端ねじ部93aが形成されている。
調整用スタッドねじ93の先端ねじ部93aは基板支持
プレート22の前記筒状部材92を貫通して基板支持プ
レート22の前方に突出している。調整用スタッドねじ
93の先端ねじ部93aにはナット83が螺合してい
る。また、調整用スタッドねじ93の頭部93bには連
結用ねじ孔93cが形成されている。基板・プレート連
結手段25は、前記連結用ねじ孔93cに螺合する連結
ねじ95を有している。連結ねじ95は、前記センサ用
基板24の連結ねじ貫通孔24aを貫通して前記連結用
ねじ孔93cに螺合している。
【0063】前記基板・プレート連結手段25は、前記
符号83,93〜95で示された要素から構成されてい
る。前記センサアセンブリ21は、基板支持プレート2
2、イメージセンサ23、センサ用基板24、及び基板
・プレート連結手段25から構成されている。
【0064】図2において、前記台板12上に固定され
る遮光カバー28は、前面に光通過用の窓28aが形成
されている。また遮光カバー28の左右両端部の下端に
はそれぞれ水平な固定用フランジが設けられており、各
固定用フランジには固定用ねじ貫通孔28bが形成され
ている。左側の固定用ねじ貫通孔28bは左右に延びる
長孔となっていて、左右の固定用ねじ貫通孔28b間の
間隔の製造誤差を補償できるようになっている。遮光カ
バー28の各固定用ねじ貫通孔28bを貫通するカバー
固定用ねじ(図示せず)は、前記台板12上のカバー取
付用ねじ孔32に螺合するようになっている。
【0065】図1,2から分かるように前記遮光カバー
28は、台板12上に固定された状態で、前記レンズユ
ニット固定手段13と、レンズユニット14と、遮光板
15と、アセンブリ装着プレート支持装置(前記回転プ
レート17と、上下位置調整手段18と、回転用スタッ
ド41と、支点用スタッド79と、C字状ばね81とか
ら、アセンブリ装着プレート支持装置が構成された装
置)と、アセンブリ装着プレート19と、センサアセン
ブリ21と、基板・プレート連結手段25とを被覆して
いる。
【0066】前述の説明から分かるように、台板12上
で回転用スタッド41周りに回転可能な前記回転プレー
ト17が台板12上で固定されている場合、回転プレー
ト17上の支点用スタッド79の左右方向の位置は、台
板12上に固定されたレンズユニット14に対して定ま
った位置に有る。この回転プレート17には、上下位置
調整手段18によりアセンブリ装着プレート19が左右
方向の傾斜姿勢及び上下位置の調整が可能で且つ左右方
向の移動が不能に支持されている。また図2,3から分
かるように、このアセンブリ装着プレート19に装着さ
れるセンサアセンブリ21の基板支持プレート22は、
前記位置決め用突起86f及びそれに係合する上下位置
決め用長孔91eにより上下方向の位置が定まり、ま
た、支点用スタッド79及びそれに嵌合する左右方向位
置決め用切除部91cにより左右方向の位置が定まるよ
うになっている。このため、センサアセンブリ21をア
センブリ装着プレート19に装着した場合、センサアセ
ンブリ21の基板支持プレート22の左右方向の位置は
前記支点用スタッド79に対して所定の位置になる。
【0067】前記センサアセンブリ21は、基板支持プ
レート22及びこの基板支持プレート22に対して所定
の位置に連結されたセンサ用基板24と、このセンサ用
基板24に固定されたイメージセンサ23とから構成さ
れている。したがって、前述のように、アセンブリ装着
プレート19に装着された前記基板支持プレート22の
左右方向の位置が、前記支点用スタッド79に対して定
まった場合、イメージセンサ23の左右方向の位置も支
点用スタッド79に対して定まる。したがって、回転プ
レート17が台板12上に固定された状態で、アセンブ
リ装着プレート19にセンサアセンブリ21を装着した
場合、イメージセンサ23の左右方向の位置は、取付誤
差が無い限り、台板12上のレンズユニット14に対し
て定まった位置となる。すなわち、アセンブリ装着プレ
ート19にセンサアセンブリ21を装着した場合、レン
ズユニット14に対するイメージセンサ23の左右方向
の位置は、取付誤差の範囲で固定されることになる。
【0068】図17は前記センサアセンブリ21のイメ
ージセンサ23の光電変換素子23iの説明図であり、
図17Aは原稿の読取範囲とイメージセンサ23との左
右方向の位置が設定された通りに配置された状態(製作
誤差0の状態)の説明図、図17Bはイメージセンサ2
3の位置が右方にずれた状態の説明図である。前記レン
ズユニット14を透過した画像読取光が収束する光電変
換素子23iの左右方向の長さL0は、読取サイズが最大
の原稿の画像読取幅に対応する長さL1の画像読取素子
と、その左右両側に配置された長さL2及びL3の余裕素
子とを加算した長さである。図17Aにおいて、前記セ
ンサアセンブリ21がアセンブリ装着プレート19の設
定された位置に取付誤差が0の状態で装着された場合に
は前記左右の余裕素子の長さはL2及びL3は等しくなる
ように設定されている。この場合の、多数の光電変換素
子23iの左端の光電変換素子は23aで示され、右端の
光電変換素子は23bで示されている。また、光電変換
素子23iのうちの前記画像読取素子(最大幅の原稿を
読取る部分)の左端の光電変換素子は23cで示され、
右端の光電変換素子は23dで示されている。
【0069】本実施例1では原稿画像の最大読取幅はA
3横の幅(297mm)に対応して長さ300mmに設
定し、さらに製作誤差を考慮して317.5mmの範囲
が読み取れるように決定されている。このため、イメー
ジセンサ23の光電変換素子23iの有効画素数500
0画素が長さ35mm(=L0)の範囲に形成されてい
る。すなわち、前記光電変換素子23iの両端の光電変
換素子23a及び23bの間の長さL0が35mmであ
る。そして、前記317.5mm幅の原稿画像が前記3
5mm=L0の幅内に配置された5000画素に収束す
るようになっている。また、前記A3横の幅に対応する
最大読取幅300mmの原稿画像が収束する幅は33.
07mmであり、前記光電変換素子23c及び23d間の
長さL1=33.07mmである。この場合、(35−3
3.07)÷2=0.964(mm)、即ち余裕画素L
2,L3が片側0.964mmづつ設定されている。この
余裕画素により、原稿画像に対するイメージセンサ23
の左右方向の位置決め誤差を吸収するようになってい
る。
【0070】センサアセンブリ21のアセンブリ装着プ
レートへの取付位置に誤差が有ったり、また、センサア
センブリ21の基板支持プレート22とセンサ用基板2
4との間の取付位置又はセンサ用基板24とイメージセ
ンサ23との間の取付位置に誤差が有ったりすると、画
像読取光の光電変換素子23i上への収束位置が左右に
ずれることがある。この場合、図17Bに示すように、
前記左側又は右側の余裕素子を画像読取素子として使用
する。この場合には長さL1の画像読取素子の左右両側
の余裕素子23iの長さL2′,L3′が異なる。この実
施例1においては、前記各取付誤差による左右方向のず
れが生じても、画像読取光が光電変換素子23iの左右
の端部23a,23bから外方にずれないように前記余裕
素子の長さL2及びL3が設定されている。
【0071】図18は前記イメージセンサ23の光電変
換素子23iと支点用スタッド79との間の左右方向及
び上下方向の位置関係を示す図である。図18AはX1
方向(前方)を見た場合の支点用スタッド79に対する
基板支持プレート22及びイメージセンサ23の位置を
示す図であり、図18Bはイメージセンサ23が水平姿
勢のときのイメージセンサ23と支点用スタッド79と
の位置関係を示し、図18Cは前記図18Bの状態から
イメージセンサ23がαだけ回転したときの状態を示す
図である。前記取付誤差が0の場合、図18Bに示すよ
うに、支点用スタッド79の真上の位置に前記画像読取
素子の一端(左端)の素子23cが配置されるようにな
っている。すなわち、原稿の読取範囲の一端の画像(す
なわち、サイドレジスト位置(主走査方向の読取基準位
置)の画像)が前記支点用スタッド79の真上の位置の
光電変換素子23i(すなわち、前記画像読取素子23
c)に結像されるように設計されている。また、図18
Bの状態での支点用スタッド79と光電変換素子23i
との間の距離はNに設定されている。なお、本実施例1
ではNの値は8.5mmに設定されている。
【0072】前記センサアセンブリ21の基板支持プレ
ート22をアセンブリ装着プレート19に装着してから
アセンブリ装着プレート19及び基板支持プレート22
の左右方向の傾斜姿勢を調整する場合、図18Bの状態
から例えばセンサアセンブリ21(すなわち、イメージ
センサ23)をα回転して図18Cの状態になった場合
を考える。そうすると、図18B,18Cに示すように
前記一端の画像読取素子23cはNsinαだけ左右方向に
移動する。このとき、前記画像読取素子23cは、±N
(1−cosα)/cosαだけ上下方向(Z1−Z2方向)に
移動する。このとき、前記光電変換素子23iの中で前
記上下方向の移動量が最も小さいのは、前記支点用スタ
ッド79の真上に配置された光電変換素子である。した
がって、画像読取素子(光電変換素子23iの中で原稿
画像の読取を行う素子)の一端の素子23cが前記支点
用スタッド79の真上の位置となるように設定しておく
ことにより、前記イメージセンサ23の左右方向の傾斜
姿勢の調整を行うときの前記画像読取素子23cの上下
方向の移動を最も小さくすることができる。この場合、
前記一端の画像読取素子23cの上下方向の位置を調整
した状態で他端の画像読取素子23dの上下方向の位置
を調整すれば、前記一端の画像読取素子23cの上下移
動が小さいので、前記イメージセンサ23の左右方向の
姿勢の調整を容易に行えるようになる。
【0073】図19は前記イメージセンサ23の光電変
換素子23iと回転用スタッド41との間の左右方向及
び前後方向の位置関係を示す図である。図19AはZ1
方向(下方)を見た場合の回転用スタッド41に対する
センサ用基板24及びイメージセンサ23の位置を示す
図であり、図19Bはイメージセンサ23がY−Z平面
に有るときの光電変換素子23iと回転用スタッド41
との位置関係を示し、図19Cは前記図19Bの状態か
らイメージセンサ23がβだけ回転したときの状態を示
す図である。前記取付誤差が0の場合、図19Bに示す
ように、回転用スタッド41の真後ろの位置に前記画像
読取素子の一端(左端)の素子23cが配置されるよう
になっている。すなわち、回転用スタッド41及び支点
用スタッド79の左右方向の位置は同じ位置に設定され
ている。また、原稿の読取範囲の一端の画像が前記回転
用スタッド41の真後ろの位置にある光電変換素子23
i(すなわち、前記画像読取素子23c)に結像されるよ
うに設計されている。また、図19Bの状態での回転用
スタッド41と光電変換素子23iとの間の距離はMに
設定されている。なお、本実施例1ではMの値は1mm
に設定されている。
【0074】前記センサアセンブリ21の基板支持プレ
ート22をアセンブリ装着プレート19に装着してから
回転プレート17及びイメージセンサ23の回転用スタ
ッド41周りの回転位置を調整する場合、図19Bの状
態から回転プレート17(すなわち、イメージセンサ2
3)を回転用スタッド41周りにβ回転して図19Cの
状態になった場合を考える。そうすると、図19B,1
9Cに示すように前記一端の画像読取素子23cはMsin
βだけ左右に移動する。また、このとき、前記画像読取
素子23cは、±M(1−cosα)/cosαだけ前後方向
(Z1−Z2方向)に移動する。このとき、前記光電変換
素子23iの中で前記前後方向の移動量が最も小さいの
は、前記回転用スタッド41の真後ろに配置された光電
変換素子である。したがって、画像読取素子(光電変換
素子23iの中で実際に原稿画像の読取を行う素子)の
一端の素子23cが前記回転用スタッド41の真後ろの
位置となるように設定しておくことにより、前記イメー
ジセンサ23の前後方向の傾斜姿勢の調整を行うときの
前記画像読取素子23cの前後方向の移動を最も小さく
することができる。この場合、前記一端の画像読取素子
23cの前後方向の位置を調整した状態で他端の画像読
取素子23dの前後方向の位置を調整することにより、
前記イメージセンサ23の前後方向の姿勢の調整を容易
に行えるようになる。
【0075】なお、次にM=1mmとした理由を説明す
る。前記図19B,19CにおいてM=0とすれば、前
記イメージセンサ23の前後方向の姿勢の調整(上下軸
周りの調整)を行った場合、画像読取素子23cの位置
が前後方向に移動しないので、都合が良さそうである
が、部品の製造バラツキを考慮した場合、実際の回転支
点は光電変換素子23iからレンズユニット14寄りま
たはその逆側いずれかにずれる為、上下軸周りに同じ方
向の回転調整をしても光電変換素子23cの移動の方向
は一定ではなくなることを配慮したからである。
【0076】(実施例1の作用)次に、前述の構成を備
えた実施例1の作用を説明する。交換部品であるセンサ
アセンブリ21は、イメージセンサ23が装着されたセ
ンサ用基板24を基板支持プレート22に対して所定の
位置関係で連結して構成する必要がある。前記センサア
センブリ21の基板支持プレート22に対するセンサ用
基板24の位置は、組立用の治具及び光学系を用いて所
定の位置関係で結合される。前記治具及び光学系では、
前記図1に示す光学系及びアセンブリ装着プレート19
と同様の部材が用いられる。そして、前記治具のアセン
ブリ装着プレートと同様の部材の所定の位置にセンサア
センブリ21の前記基板支持プレート22を左右方向の
移動及び上下方向の移動が不可能な状態で固定する。こ
のときの治具に対する基板支持プレート22の取付位置
は、実際の複写機のアセンブリ装着プレート19に対し
基板支持プレート22を上下及び左右方向に位置決めし
て取付た場合と同様の位置関係となる。
【0077】また、前記治具に固定したセンサアセンブ
リ21は、イメージセンサ23が装着されたセンサ用基
板24の前記基板支持プレート22に対する連結位置が
まだ調整されていない。前記基板支持プレート22に対
するセンサ用基板24の取付位置の調整は、次のように
して行う。 (前後の間隔及び上下軸周りの調整)これらの調整は、
前記基板・プレート連結手段25の調整用スタッドねじ
93の先端ねじ部93aに対して前記ナット83を締め
つけ又は緩めることにより行う。
【0078】(上下左右の位置及び前後軸周りの傾斜姿
勢の調整)これらの調整は、前記センサ用基板24の連
結ねじ貫通孔24aを貫通して、調整用スタッドねじ9
3頭部の連結用ねじ孔93cに螺合する連結ねじ95を
用いて行う。すなわち、この連結ねじ95が貫通する前
記貫通孔24aの内径は、連結ねじ95の外径よりも大
きく形成されており、連結ねじ95が緩められた状態
(完全に締付けていない状態)では、センサ用基板24
は前後左右に移動可能である。したがって、この連結ね
じ95が緩められた状態で、基板支持プレート22に対
するセンサ用基板24の位置(すなわち、基板支持プレ
ート22に対するイメージセンサ23の位置)の、上下
左右の位置及び前後軸周りの傾斜姿勢の調整を行う。次
に連結ねじ95を締め付ける。各センサアセンブリ21
は、全て前述のようにして基板支持プレート22に対す
るセンサ用基板24の位置調整(すなわち、基板支持プ
レート22に対するイメージセンサ23の位置調整)が
行われる。
【0079】前記図1に示す複写機はその出荷時に、前
記各要素22,23,24等が所定の位置関係で組み立
てられたセンサアセンブリ21は、アセンブリ装着ねじ
82により前記アセンブリ装着プレート19に装着され
る。この場合、前記イメージセンサ23と所定の位置関
係に有る基板支持プレート22は、前記アセンブリ装着
プレート19に対して所定の位置関係で固定される。こ
れについて次に説明する。アセンブリ装着プレート19
に装着されるセンサアセンブリ21の基板支持プレート
22は、前記位置決め用突起86f及びそれに係合する
上下位置決め用長孔91eにより上下方向の位置が定ま
り、また、支点用スタッド79及びそれに嵌合する左右
方向位置決め用切除部91cにより左右方向の位置が定
まるようになっている。また、アセンブリ装着プレート
19も前記支点用スタッド79及びそれに嵌合する左右
方向位置決め用切除部91cにより左右方向の位置が定
まっている。
【0080】このため、センサアセンブリ21をアセン
ブリ装着プレート19に装着した場合、センサアセンブ
リ21の基板支持プレート22の前記アセンブリ装着プ
レート19に対する上下及び左右方向の位置は所定の位
置関係で固定される。この場合、基板支持プレート22
に対して所定の位置関係で固定されたイメージセンサ2
3の位置も、アセンブリ装着プレート19に対して所定
の位置関係で固定されることになる。すなわち、前記セ
ンサアセンブリ21をアセンブリ装着プレート19に装
着すると、イメージセンサ23は、アセンブリ装着プレ
ート19に対して所定の位置に固定されることになる。
【0081】前記アセンブリ装着プレート19に対して
所定の位置に固定されたイメージセンサ23と前記レン
ズユニット14との間の上下及び左右方向の位置関係は
所定の位置関係となる。また、光軸方向(前後方向)の
位置調整は、レンズユニット14を前後に移動させるこ
とにより行う。これについて次に説明する。前記レンズ
ユニット14はレンズユニット載置プレート47のレン
ズユニット支持用切除部51の左右一対の側端面52に
よって、レンズユニット載置プレート47上での左右方
向の位置が定まっている。また、レンズユニット14
は、そのハウジング46の前端面に当接する固定用プレ
ート49の立ち上がり壁61と後端面に当接する前後位
置決め用端面53とに挟まれた状態で、締付バンド48
によりレンズユニット載置プレート47上に固定されて
いる。
【0082】このレンズユニット載置プレート47と固
定用プレート49とは、固定用プレート49上の前後一
対のガイド突起64及びレンズユニット載置プレート4
7の前後一対の被ガイド孔57が嵌合することにより左
右方向の位置関係が定まる。前記レンズユニット載置プ
レート47及び固定用プレート49は前記ねじ59(図
3参照)により連結されている。このレンズユニット載
置プレート47及び固定用プレート49が連結された状
態では、図4に示すように、レンズユニット載置プレー
ト47の被ガイド孔56及び固定用プレート49の長孔
63が左右方向同一の位置に配置される。前記固定用プ
レート49に連結されたレンズユニット載置プレート4
7の被ガイド孔56が台板12上のユニットガイド突起
33に嵌合している。これにより、レンズユニット載置
プレート47及び固定用プレート49は台板12上で左
右動不能且つ前後動可能に支持されている。
【0083】したがって、前記固定用プレート49及び
レンズユニット載置プレート47は台板12上の左右方
向の位置が定まっており、また、レンズユニット載置プ
レート47上のレンズユニット14を支持する部分の前
記台板12からの高さ(上下方向の位置)も定まってい
る。このため、台板12上でのレンズユニット14の左
右方向の位置及び台板12からの高さは、製作誤差を無
視すれば常に所定位置に保持される。
【0084】以上の説明から明らかなように、台板12
上でのレンズユニット14の左右方向及び上下方向の位
置は定まっている。また、前記台板12上の回転用スタ
ッド41周りに回転可能な回転プレート17の位置も、
左右方向の位置は定まっている。そして、回転プレート
17の支点用スタッド79に嵌合する左右方向位置決め
用切除部91cにより左右方向の位置が定まる基板支持
プレート22及びこの基板支持プレート22に対して所
定位置に固定されたイメージセンサ23は、前記台板1
2上での左右方向の位置が定まっている。
【0085】したがって、回転プレート17に支持され
たアセンブリ装着プレート19に対してセンサアセンブ
リ21を装着した場合、センサアセンブリ21のイメー
ジセンサ23の左右方向の位置を、前記レンズユニット
14の位置に対応した位置とすることができる。前記レ
ンズユニット14及びイメージセンサ23の左右方向の
位置は、最も大きな原稿画像の読取領域の左右方向の位
置に対応して配置される。この場合図17に示すよう
に、原稿画像の読取領域からの画像読取光がイメージセ
ンサ23の光電変換素子23iの中央部に配置された部
分(図17AのL1で示された部分の光電変換素子23i
すなわち、画像読取素子)上に収束するように設計して
おくと、原稿画像の読取領域(原稿配置部分)に対する
イメージセンサ23の左右方向の位置が製作誤差により
左右に偏っても、画像読取素子両側の余裕素子により原
稿画像を読み取ることができる。すなわち、この実施例
1によれば、センサアセンブリ21をアセンブリ装着プ
レート19に装着した場合に、左右方向の位置調整を行
う必要がなくなる。
【0086】図3において、前記アセンブリ装着プレー
ト19に装着したセンサアセンブリ21の上下軸(Z1
−Z2軸)周りの姿勢の調整(すなわち、上下軸周りの
イメージセンサ23の姿勢の調整)は、回転プレート1
7を回転用スタッド41周りに位置調整して行う。この
位置調整は、前記図13に示す回転位置調整用カムCを
用いて行う。すなわち、前記カム軸挿入孔44(図3参
照)に偏心カム軸C2(図13参照)を挿入し、カム部
C1の外周面(カム面)を前記右側水平取付部76のカ
ム嵌合用切除部76bの側縁と嵌合させる。この状態
で、ツマミC3を回して、回転プレート17の右側水平
取付部76を前後に移動させることにより、回転プレー
ト17を前記回転用スタッド41周りに回転させる。回
転プレート17が所定の回転位置にあるとき、ねじ貫通
孔75a,76a(図12A、2参照)を貫通するねじ
(図示せず)を前記台板12の回転プレート固定用ねじ
孔43(図2参照)に螺合させて締付けることにより、
回転プレート17を台板12上の所定位置に固定する。
【0087】前記センサアセンブリ21の上下位置及び
前記支点用スタッド79周りの傾斜姿勢すなわち左右の
傾斜姿勢の調整は、前記上下位置調整手段18(図2参
照)の位置調整ねじ18aを回転して行う。すなわち、
前記位置調整ねじ18aを回転させて緩めると、アセン
ブリ装着プレート19はコイル状の圧縮ばね18bによ
り上昇し、締め付けると、アセンブリ装着プレート19
は下降する。したがって、前記左右一対の位置調整ねじ
18aを同時に緩め又は締め付けることによりアセンブ
リ装着プレート19を上昇又は下降させることができ
る。また、前記左右のどちらか一方の位置調整ねじ18
aを回転させること又は一方を緩め且つ他方を締め付け
ることによりアセンブリ装着プレート19の左右方向の
傾斜(支点用スタッド79周りの傾斜)姿勢を調節する
ことができる。前記センサアセンブリ21は前記アセン
ブリ装着プレート19と一体的に移動するので、前記位
置調整ねじ18aにより、センサアセンブリ21のイメ
ージセンサ23の上下位置及び左右方向の傾斜姿勢を調
整することができる。
【0088】前記図18Cから分かるように、支点用ス
タッド79周りのイメージセンサ23の傾斜姿勢の調節
により、光電変換素子23cの左右方向の位置は、Nsin
αだけ左右方向に移動し、また前記図19Cから分かる
ように、回転用スタッド41周りの回転姿勢の調節によ
り光電変換素子23cの左右方向の位置はMsinβだけ左
右方向に移動する。しかし、これらの移動により生じる
光電変換素子23iの左右方向のずれ(誤差)及び前記
製作誤差によるイメージセンサ23の前記原稿面の原稿
読取位置に対する左右方向のずれ(誤差)は、全て図1
7に示す前記光電変換素子23iの両側に設けられた余
裕素子によって吸収される。
【0089】前述のようにして、センサアセンブリ21
を複写機のアセンブリ装着プレート19に装着し、前記
レンズユニット14の前後位置、回転プレート17の回
転位置、及びアセンブリ装着プレート19の上下位置及
び左右方向の傾斜姿勢を調整してから複写機は出荷され
る。
【0090】前記出荷された複写機が乱暴な扱いを受け
て衝撃等を受けた場合には、前記上下位置調整手段18
(図2参照)の圧縮ばね18bを介して前記回転プレー
ト17に支持されたアセンブリ装着プレート19は、こ
のアセンブリ装着プレート19に装着されたセンサアセ
ンブリ21とともに、図9の二点鎖線で示す方向に揺動
しようとするが、前記揺動防止突起91bが図11に示
すように、前記揺動防止孔77bを貫通して下方に延び
ていると、前記揺動防止突起91bが揺動防止孔77bの
後端縁に当接して大きな揺動が防止される。
【0091】図11Bにおいて、各寸法を次のように表
す。 t1:アセンブリ装着プレート19の上部水平壁87の
厚さ D1:前記上部水平壁87に形成された位置調整用長孔
87aの前後方向の内径 d1:前記位置調整ねじ18aの前記位置調整用長孔87
a内側に配置されている部分の外径 K:基板支持プレート22後面と揺動防止孔77b後端
面との距離 r1:前記位置調整用長孔87aの中心と基板支持プレー
ト22後面との距離 r2:前記位置調整用長孔87aの中心と下部水平壁77
下面との距離
【0092】この場合、前記衝撃によりアセンブリ装着
プレート19及びそれに装着されたセンサアセンブリ2
1が揺動したとき、アセンブリ装着プレート19の上部
水平壁87は図11Cの状態から図11Dの状態に変化
する。この図11Dの状態において、位置調整用長孔8
7aの前側下端及び後側上端が前記位置調整ねじ18aの
外周面に当接している。このときのアセンブリ装着プレ
ート19の揺動角をPとする。この実施例1の場合、ア
センブリ装着プレート19が前記揺動角P以上に揺動す
ると、前記位置調整用長孔87aが損傷するおそれが生
じる。したがって、アセンブリ装着プレート19の揺動
角がP以下のときに前記基板支持プレート22の後面が
前記揺動防止孔77b後端面に係合するように、前記r
1,r2及びKの値を定めておけば、前記アセンブリ装着
プレート19の揺動角を小さくすることができる。この
場合、前記衝撃等による過度な揺動を防止することがで
きるので、前記位置調整用長孔87aの損傷、又はC字
状ばね81の損傷等を防止することができる。
【0093】前記複写機を使用中、センサアセンブリ2
1が故障した場合等にはそれを交換する必要が生じる。
その場合のセンサアセンブリ21の交換は、古いセンサ
アセンブリ21をアセンブリ装着プレート19から取り
外し、新しいセンサアセンブリ21をアセンブリ装着プ
レート19に取り付ける。そのときのセンサアセンブリ
21の左右方向の位置調整は前述した理由で行う必要が
ない。また、そのときのセンサアセンブリ21の光軸方
向(X1−X2方向)の位置調整、上下軸周りの位置調
整、上下方向の位置調整及び左右の傾斜姿勢の調整は、
本実施例1の画像読取装置と同様の構成を有する治具上
に装着したセンサアセンブリ21内において行っている
ので、通常は行う必要が無い。
【0094】なお、厳密にいうならば、センサアセンブ
リ21内での調整誤差、センサアセンブリ21をアセン
ブリ装着プレートに取り付ける際の支点用スタッド79
の外径とそれに嵌合する左右方向位置決め用切除部91
cの内径との径差、及び、アセンブリ装着ねじ82の外
径とそれが螺合するアセンブリ装着用ねじ孔86gの内
径との径差等により、センサアセンブリ21の取付位置
には誤差が生じている。しかしながら、本実施例1にお
いて実際にはそれらの誤差は問題とはならず、前記位置
調整は通常は行う必要が生じなかった。但し、顧客の要
求に応じてより厳密な調整を行う場合には、次のように
して調整することができる。すなわち、センサアセンブ
リ21の光軸方向(X1−X2方向)の位置調整は、レン
ズユニット14の位置調整によって行い、上下軸周りの
位置調整は前記回転プレート17の回転位置の調整によ
り行い、また、上下方向の位置調整及び左右の傾斜姿勢
の調整は前記位置調整ねじ18aの調整により行う。こ
の厳密な調整を行う場合でも、イメージセンサ23の位
置調整(光電変換素子23iの位置調整)の作業は、調
整項目が少ないので、簡単で容易である。
【0095】前記実施例1によれば、センサアセンブリ
21の左右方向の位置は回転プレート17の支点用スタ
ッド79によって定まるので、アセンブリ装着プレート
19の回転プレート17に対する取付位置に誤差があっ
ても影響されない。
【0096】(実施例2)次に、図20〜22により本
発明の画像読取装置の実施例2について説明する。な
お、この実施例2の説明において、前記実施例1の構成
要素に対応する構成要素には同一の符号を付して、その
詳細な説明を省略する。図20は本発明の画像読取装置
の実施例2の上下位置調整部材の説明図で、前記実施例
1の図9に対応する図である。図21は同実施例2の上
下位置調整部材の説明図で、前記実施例1の図10に対
応する図である。図22は同実施例2のアセンブリ装着
プレート支持装置の回転プレート17の説明図で、図2
2Aは上面図、図22Bは後面図であり、前記実施例1
の図12A、図12Bに対応する図である。
【0097】この実施例2は、下記の点で前記実施例1
と相違しているが、他の点では前記実施例1と同様に構
成されている。 (S01) 図22に示す回転プレート17は、上部水平
壁78の左右両端部にそれぞれ形成された左右に延びる
長孔状の位置調整ねじ貫通孔78bを有し、且つ前記各
位置調整ねじ貫通孔78bの下方に配置された水平取付
部75,76に位置調整用ねじ孔75b,76cを有して
いる点。 (S02) 上下位置調整手段18が、前記実施例1の位
置調整ねじ18aの代わりに位置調整ねじ18cを用いた
点。 この実施例2の位置調整ねじ18cは、図20,21か
ら分かるように、上部のねじが形成されていない部分の
長さが長く形成されており、全体として、前記実施例1
の図9,10の位置調整ねじ18aよりも長く形成され
ている。
【0098】前記回転プレート17に対してアセンブリ
装着プレート19の左右方向の両端部を上下方向に位置
調整可能に支持する前記上下位置調整手段18は、前記
位置調整ねじ18cと、この位置調整ねじ18cの周囲で
前記回転プレート17の上部水平壁78及びアセンブリ
装着プレート19の上部水平壁87間に配置された圧縮
ばね18bとを有している。前記位置調整ねじ18cは、
その上部の前記ねじを形成されていない部分が前記アセ
ンブリ装着プレート19及び回転プレート17の上部水
平壁78の各位置調整ねじ貫通孔87a,78bを上方か
ら貫通するとともに上端部が前記貫通孔87aを貫通し
ない構造を有している。そしてその位置調整ねじ18c
の下端部は前記回転プレート17に設けられた位置調整
用ねじ孔75b,76cに螺合している。
【0099】(実施例2の作用)次に、前述の構成を備
えた本発明の実施例2の作用を説明する。図22から分
かるように、位置調整ねじ貫通孔78bは左右に延びる
長孔であり、この位置調整ねじ貫通孔78bと、前記位
置調整用ねじ孔75b又は76cとにより、前記位置調整
ねじ18cの前後方向の位置決めが行われる。このよう
に、上下2箇所で位置調整ねじ18cの位置決めを行う
と、位置調整ねじ18cが前後方向の位置決めを高精度
に行うことができる。なお、位置調整ねじ18cは左右
方向に高精度に位置決めされていないが、センサアセン
ブリ21の左右方向の位置決めは、支点用スタッド79
(実施例1参照)によって行われるので、問題はない。
【0100】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0101】(H01) 前記揺動防止装置は前記アセン
ブリ装着プレート19及びそれに装着されたセンサアセ
ンブリ21の揺動を防止する機能を有する構造であれば
実施例で示した以外の種々の構造を採用することが可能
である。例えば、揺動防止突起91bは基板支持プレー
ト22に設ける代わりにアセンブリ装着プレート19に
設けることが可能であり、その設ける位置も下端以外に
左右の両端部に設けることが可能である。また、揺動防
止突起と係合してアセンブリ装着プレート19の揺動を
防止する部材は揺動防止孔77bの形状以外の形状(例
えば台板12に固定されて前記揺動防止突起に係合する
部材)を採用することが可能である。 (H02) センサアセンブリ21の左右方向の位置決め
は、回転プレート17に設けた支点用スタッド79によ
り行う代わりに、アセンブリ装着プレート19に設けた
位置決め用部材を用いて行うことも可能である。 (H03) 回転プレート17に対して前記基板支持プレ
ート22を水平な支点用スタッドにより左右動不能且つ
回転及び上下動可能に支持するプレート左右方向位置決
め手段において、前記支点用スタッドは、回転プレート
17に設ける代わりに、回転プレート17に対し左右方
向に位置決め固定されたアセンブリ装着プレート19に
設けることが可能である。また、支点用スタッドを基板
支持プレート22に設けるとともにこの支点用スタッド
を左右動不能且つ上下動可能に支持するガイド孔を前記
回転プレート17又はアセンブリ装着プレート19に設
けることも可能である。 (H04) 回転プレート17を台板12上に回転支点周
りの回転位置を調整可能に支持さする方法としては、台
板12上に回転用スタッド41を設ける代わりに、回転
プレート17に下方に突出する回転用スタッドを設ける
とともに台板12上にその回転用スタッドが嵌合する嵌
合孔を設けることも可能である。
【0102】
【発明の効果】前述の本発明の画像読取装置は、下記の
効果(E01),(E03)を奏することができる。 (E01) 従来必要であったイメージセンサの光電変換
素子列が並んだ方向への位置調整を省略しても、イメー
ジセンサの有効な光電変換素子内に読取画像を結像させ
ることがきる。 (E02) イメージセンサの位置調整機構を簡素化する
ことにより、前記位置調整機構に使用する部品点数を削
減し、調整数を低減し、さらに調整時間を低減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明が適用されるデジタル複写機の
画像読取装置の縦断面図である。
【図2】 図2は本発明の画像読取装置の実施例1の要
部の分解斜視図である。
【図3】 図3は同実施例1の平面図である。
【図4】 図4は前記図2,3に示すレンズユニット固
定手段13及びレンズユニット14の拡大図である。
【図5】 図5は前記図4に示すレンズユニット固定手
段13及びレンズユニット14の分解斜視図である。
【図6】 図6は前記図5に示すレンズユニット固定手
段13のレンズユニット載置プレートの説明図である。
【図7】 図7は前記図5に示すレンズユニット固定手
段13の固定用プレートの平面図である。
【図8】 図8は同実施例1のアセンブリ装着プレート
支持装置に支持されたアセンブリ装着プレート及びこれ
に装着されたセンサアセンブリの説明図で、図8Aは後
面図、図8Bは側面図である。
【図9】 図9は前記図8AのIX−IX線断面図であ
る。
【図10】 図10は前記図8AのX−X線断面図であ
る。
【図11】 図11は揺動防止装置の説明図で、図11
Aは前記図8AのXIA−XIA線断面図、図11Bは前
記図11Aの要部拡大図、図11Cは前記図11Bとは
異なる状態を示す図である。
【図12】 図12は同実施例1のアセンブリ装着プレ
ート支持装置の回転プレート17の説明図で、図12A
は上面図、図12Bは後面図である。
【図13】 図13は回転プレート17の回転位置を調
整するために使用する回転位置調整カムCの説明図で、
図13Aは回転位置調整カムCの斜視図、図13B,1
3Cはその作用説明図である。
【図14】 図14は同実施例1のアセンブリ装着プレ
ート19の説明図で、図14Aは上面図、図14Bは後
面図である。
【図15】 図15は前記図9のXV−XV線断面図であ
る。
【図16】 図16はセンサアセンブリ21の基板支持
プレート22の説明図で、図16Aは上面図、図16B
は後面図である。
【図17】 図17は前記センサアセンブリ21のイメ
ージセンサ23の光電変換素子23iの説明図であり、
図17Aは原稿の読取範囲とイメージセンサ23との左
右方向の位置が設定された通りに配置された状態(製作
誤差0の状態)の説明図、図17Bはイメージセンサ2
3の位置が右方にずれた状態の説明図である。
【図18】 図18は前記イメージセンサ23の光電変
換素子23iと支点用スタッド79との間の左右方向及
び上下方向の位置関係を示す図であり、図18AはX1
方向(前方)を見た場合の支点用スタッド79に対する
基板支持プレート22及びイメージセンサ23の位置を
示す図、図18Bはイメージセンサ23が水平姿勢のと
きのイメージセンサ23と支点用スタッド79との位置
関係を示す図、図18Cは前記図18Bの状態からイメ
ージセンサ23がαだけ回転したときの状態を示す図で
ある。
【図19】 図19は前記イメージセンサ23の光電変
換素子23iと回転用スタッド41との間の左右方向及
び前後方向の位置関係を示す図である。図19AはZ1
方向(下方)を見た場合の回転用スタッド41に対する
センサ用基板24及びイメージセンサ23の位置を示す
図であり、図19Bはイメージセンサ23がY−Z平面
に有るときのイメージセンサ23と回転用スタッド41
との位置関係を示し、図19Cは前記図19Bの状態か
らイメージセンサ23がβだけ回転したときの状態を示
す図である。
【図20】 図20は本発明の画像読取装置の実施例2
の上下位置調整部材の説明図で、前記実施例1の図9に
対応する図である。
【図21】 図21は同実施例2の上下位置調整部材の
説明図で、前記実施例1の図10に対応する図である。
【図22】 図22は同実施例2のアセンブリ装着プレ
ート支持装置の回転プレート17の説明図で、図22A
は上面図、図22Bは後面図であり、前記実施例1の図
12A、図12Bに対応する図である。
【図23】 図23は本発明が適用されるデジタル複写
機の画像読取装置の縦断面概略図である。
【図24】 図24は前記図23の画像読取装置の作用
の説明図で、原稿の被読取面からの反射光の光路を平面
図に展開して示した図である。
【図25】 図25は従来の画像読取装置のイメージセ
ンサの姿勢調整項目の説明図である。
【符号の説明】
12…台板、14…レンズユニット、17…回転プレー
ト、18…上下位置調整手段、18a,18c…位置調整
ねじ、18b…圧縮ばね、19…アセンブリ装着プレー
ト、22…基板支持プレート、23…イメージセンサ、
23i…光電変換素子、24…センサ用基板、25…プ
レート連結手段、41…回転支点(回転スタッド)46
…ハウジング、74…垂直壁、74a…光通過用切除
部、75b,76c…位置調整用ねじ孔、78…上部水平
壁、78a…位置調整用ねじ孔、79…支点用スタッ
ド、81…付勢手段(C字状ばね)、86…垂直壁、8
6a…光通過用切除部、87…上部水平壁、87a…位置
調整ねじ貫通孔、91a…光通過用切除部、(77b+9
1b)…揺動坊手段、(79+91c)…プレート左右方
向位置決め手段、(86f+91e)…上下方向位置決め
手段、

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向及び左右方向に延びる上面を有
    する台板と、 前方から入射する画像読取光を後方の結像位置に向けて
    収束させる結像レンズ及びこの結像レンズを収容するハ
    ウジングを有するレンズユニットと、 前記レンズユニットを前記台板上に位置調整可能に固定
    するレンズユニット固定手段と、 前記レンズユニットを通過した画像読取光を後方に通過
    させる光通過用切除部と後面側に形成されたセンサアセ
    ンブリ装着面とを有するアセンブリ装着プレートと、 前記アセンブリ装着プレートを前記台板上に位置調整可
    能に支持するアセンブリ装着プレート支持装置と、 前記アセンブリ装着プレートの前記光通過用切除部を通
    過した画像読取光を後方に通過させる光通過用切除部及
    び前記アセンブリ装着面に装着される被装着面を有する
    基板支持プレートと、左右方向に沿って配置された多数
    の光電変換素子を有するイメージセンサが装着されたセ
    ンサ用基板と、前記センサ用基板及び前記基板支持プレ
    ートを位置調整可能に連結して前記イメージセンサを前
    記基板支持プレートに対して所定の位置に固定する基板
    ・プレート連結手段とを有するセンサアセンブリと、 を備え、前記イメージセンサが前記結像位置に配置され
    る画像読取装置において、下記の要件を備えたことを特
    徴とする画像読取装置、 (Y01) 前記アセンブリ装着プレート支持装置は、前
    記レンズユニットを通過した画像読取光を後方に通過さ
    せる光通過用切除部を有するとともに前記台板上に回転
    支点周りの回転位置を調整可能に支持された回転プレー
    トと、この回転プレートに対してアセンブリ装着プレー
    トの左右方向の両端部を上下方向に位置調整可能に支持
    する上下位置調整手段とを有すること、 (Y02) 前記アセンブリ装着プレートと、そのアセン
    ブリ装着面に装着される前記基板支持プレートとの間に
    はそれらの上下方向の位置決めを行う上下方向位置決め
    手段が設けられたこと、 (Y03) 前記回転プレートに対して前記基板支持プレ
    ートを水平な支点用スタッドにより左右動不能且つ回転
    及び上下動可能に支持するプレート左右方向位置決め手
    段が設けられたこと、 (Y04) 前記イメージセンサの左右方向に沿って配置
    された多数の光電変換素子は画像読取用として配置され
    た画像読取素子とその両側に配置された余裕素子とを有
    し、前記画像読取素子の一端の左右方向の位置は前記支
    点用スタッドの左右方向の位置とほぼ同じ位置となるよ
    うに設定され、前記余裕素子が配置された領域の長さ
    は、前記センサアセンブリを前記アセンブリ装着プレー
    トに装着したときの左右方向の取付位置の誤差の長さ以
    上に設定されたこと、
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1記載の画像読取装置、 (Y05) 前記プレート左右方向位置決め手段は、前記
    回転プレートの後面に設けられた後方に延びる支点用ス
    タッドと、前記基板支持プレートに設けられ、前記支点
    用スタッドと嵌合して左右方向の位置決めが行われると
    ともに上下方向にガイドされるスタッド嵌合用切除部と
    から構成されたこと。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の画像読取装置、 (Y06) 前記回転プレートは左右に延びる垂直壁、こ
    の垂直壁上端に設けられて前方に延びる上部水平壁、こ
    の上部水平壁の左右両端部にはそれぞれ形成された位置
    調整ねじ貫通孔、及び前記各位置調整ねじ貫通孔の下方
    にそれぞれ配置された位置調整用ねじ孔を有しているこ
    と、 (Y07) 前記アセンブリ装着プレートは前記回転プレ
    ートの垂直壁の後側に配置される垂直壁及びこのアセン
    ブリ装着プレートの垂直壁の上端から前方に延び且つ前
    記回転プレートの上部水平壁の上方に配置される上部水
    平壁を有し、前記上部水平壁の左右両端部にはそれぞれ
    位置調整ねじ貫通孔が形成されていること、 (Y08) 前記回転プレートに対してアセンブリ装着プ
    レートの左右方向の両端部を上下方向に位置調整可能に
    支持する上下位置調整手段は、前記アセンブリ装着プレ
    ート及び回転プレートの上部水平壁の各位置調整ねじ貫
    通孔を上方から貫通するとともに上端部が前記貫通孔を
    貫通しない構造で下端部が前記回転プレートに設けられ
    た位置調整用ねじ孔に螺合する位置調整ねじと、この位
    置調整ねじの周囲で前記回転プレートの上部水平壁及び
    アセンブリ装着プレートの上部水平壁間に配置された圧
    縮ばねとを有すること。
  4. 【請求項4】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項1又は2記載の画像読取装置、 (Y09) 前記回転プレートは左右に延びる垂直壁及び
    この垂直壁上端に設けられ前方に延びる上部水平壁を有
    し、前記上部水平壁の左右両端部にはそれぞれ位置調整
    用ねじ孔が形成されていること、 (Y10) 前記アセンブリ装着プレートは前記回転プレ
    ートの垂直壁の後側に配置される垂直壁及びこのアセン
    ブリ装着プレートの垂直壁の上端から前方に延び且つ前
    記回転プレートの上部水平壁の上方に配置される上部水
    平壁を有し、前記上部水平壁の左右両端部にはそれぞれ
    位置調整ねじ貫通孔が形成されていること、 (Y11) 前記回転プレートに対してアセンブリ装着プ
    レートの左右方向の両端部を上下方向に位置調整可能に
    支持する上下位置調整手段は、前記アセンブリ装着プレ
    ートの位置調整ねじ貫通孔を上方から貫通するとともに
    上端部が前記貫通孔を貫通しない構造で下端部が前記回
    転プレートに設けられた位置調整用ねじ孔に螺合する位
    置調整ねじと、この位置調整ねじの周囲で前記回転プレ
    ートの上部水平壁及びアセンブリ装着プレートの上部水
    平壁間に配置された圧縮ばねとを有すること。
  5. 【請求項5】 下記の要件を備えたことを特徴とする請
    求項3記載の画像読取装置、 (Y12) 前記回転プレートの垂直壁後面にアセンブリ
    装着プレートの垂直壁前面を押付ける付勢手段、 (Y13) 前記アセンブリ装着プレートが前記付勢手段
    に抗して前記回転プレートの垂直壁後面から離れる距離
    を規制する揺動防止手段。
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