JP3005933B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
光ディスク装置Info
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- JP3005933B2 JP3005933B2 JP6235340A JP23534094A JP3005933B2 JP 3005933 B2 JP3005933 B2 JP 3005933B2 JP 6235340 A JP6235340 A JP 6235340A JP 23534094 A JP23534094 A JP 23534094A JP 3005933 B2 JP3005933 B2 JP 3005933B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザからの記
録光を絞った光スポットを用いて光ディスクに信号を記
録し、また光ディスクに記録した信号を再生する光ディ
スク装置に係り、特に信号の転送レートを上げるため
に、入力信号を2つの信号ブロックに分け、各信号ブロ
ックをそれぞれ2つの光ヘッドにより光ディスクの上下
面に記録する光ディスク装置に関するものである。
録光を絞った光スポットを用いて光ディスクに信号を記
録し、また光ディスクに記録した信号を再生する光ディ
スク装置に係り、特に信号の転送レートを上げるため
に、入力信号を2つの信号ブロックに分け、各信号ブロ
ックをそれぞれ2つの光ヘッドにより光ディスクの上下
面に記録する光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置との競合の中
で、光ディスク装置の転送レートを上げることについて
の関心が高まっている。光ディスクの転送レートは、線
速度と記録周波数の2つのファクターで決まる。まず線
速度は、光ディスクの記録層に信号を記録可能な光出力
と光源となる半導体レーザの最大光出力とによって最大
線速度が決定される。また、記録周波数は、前記線速度
に対応させて記録層に形成することが可能な最短ピット
長の限界から最大周波数が決定される。即ち、転送レー
トを最大限上げる場合には、記録可能な光出力が得られ
る範囲で線速度を最大線速度に設定し、かつ記録周波数
を、ピット長が最短ピット長付近になる最大周波数に設
定することになる。このことにより、1つの光ヘッドを
備えた光ディスク装置において最大の転送レートが得ら
れる。
で、光ディスク装置の転送レートを上げることについて
の関心が高まっている。光ディスクの転送レートは、線
速度と記録周波数の2つのファクターで決まる。まず線
速度は、光ディスクの記録層に信号を記録可能な光出力
と光源となる半導体レーザの最大光出力とによって最大
線速度が決定される。また、記録周波数は、前記線速度
に対応させて記録層に形成することが可能な最短ピット
長の限界から最大周波数が決定される。即ち、転送レー
トを最大限上げる場合には、記録可能な光出力が得られ
る範囲で線速度を最大線速度に設定し、かつ記録周波数
を、ピット長が最短ピット長付近になる最大周波数に設
定することになる。このことにより、1つの光ヘッドを
備えた光ディスク装置において最大の転送レートが得ら
れる。
【0003】上記の最大転送レートよりさらに大きな転
送レートを得るため、2つの光ヘッドにより信号を記録
再生する2ヘッドの光ディスク装置が開発された。この
ような2ヘッドの光ディスク装置では、外部装置から入
力した記録信号を2つの信号ブロックに分けることによ
り、1つの信号ブロック当たりの記録周波数を低下させ
て、光ディスクの上下面に1つの信号ブロックをそれぞ
れ記録し、再生時には2つの信号ブロックを合成して元
の記録信号に復元する。このことにより、最大記録周波
数が1ヘッドの光ディスク装置と同じ場合でも、記録信
号を2つの光ヘッドによって分散して記録し、また2つ
の光ヘッドによって再生された信号を合成して元の記録
信号を復元するため、転送レートを1ヘッドの光ディス
ク装置よりも上げることが可能になる。
送レートを得るため、2つの光ヘッドにより信号を記録
再生する2ヘッドの光ディスク装置が開発された。この
ような2ヘッドの光ディスク装置では、外部装置から入
力した記録信号を2つの信号ブロックに分けることによ
り、1つの信号ブロック当たりの記録周波数を低下させ
て、光ディスクの上下面に1つの信号ブロックをそれぞ
れ記録し、再生時には2つの信号ブロックを合成して元
の記録信号に復元する。このことにより、最大記録周波
数が1ヘッドの光ディスク装置と同じ場合でも、記録信
号を2つの光ヘッドによって分散して記録し、また2つ
の光ヘッドによって再生された信号を合成して元の記録
信号を復元するため、転送レートを1ヘッドの光ディス
ク装置よりも上げることが可能になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の1ヘッドの光デ
ィスク装置においては、最適な記録光出力を設定する場
合、光ヘッドの記録光出力をデフォルト値から所定の範
囲で変化させて、記録信号に付加したエラー訂正信号に
よって検出されるエラー個数が最小となる記録光出力を
最適値として設定していた。
ィスク装置においては、最適な記録光出力を設定する場
合、光ヘッドの記録光出力をデフォルト値から所定の範
囲で変化させて、記録信号に付加したエラー訂正信号に
よって検出されるエラー個数が最小となる記録光出力を
最適値として設定していた。
【0005】しかしながら、2つの光ヘッドで信号を記
録再生する2ヘッドの光ディスク装置では、2つの光ヘ
ッドにおける記録光出力をそれぞれ最適値に設定するこ
とが困難であるという問題があった。即ち、2ヘッドの
光ディスク装置では、エラー訂正信号に基づいて検出さ
れるエラー個数が、2つの光ヘッドによってそれぞれ記
録された記録信号におけるエラー個数を合計したものに
なるため、2つの光ヘッドによって発生したエラー個数
の合計に基づいて、2つの光ヘッドにおける最適な記録
光出力をそれぞれ決定しなければならず、各光ヘッドの
記録光出力を確実に最適値に設定することが困難である
という問題がある。各光ヘッドの記録光出力が最適値に
設定できない場合には、エラー発生が増加して安定した
記録再生を行うことができなくなる。
録再生する2ヘッドの光ディスク装置では、2つの光ヘ
ッドにおける記録光出力をそれぞれ最適値に設定するこ
とが困難であるという問題があった。即ち、2ヘッドの
光ディスク装置では、エラー訂正信号に基づいて検出さ
れるエラー個数が、2つの光ヘッドによってそれぞれ記
録された記録信号におけるエラー個数を合計したものに
なるため、2つの光ヘッドによって発生したエラー個数
の合計に基づいて、2つの光ヘッドにおける最適な記録
光出力をそれぞれ決定しなければならず、各光ヘッドの
記録光出力を確実に最適値に設定することが困難である
という問題がある。各光ヘッドの記録光出力が最適値に
設定できない場合には、エラー発生が増加して安定した
記録再生を行うことができなくなる。
【0006】本発明の目的は、上記問題を解決するた
め、2つの光ヘッドで光ディスクの異なる領域に対して
それぞれ記録する場合に、各光ヘッドの記録光出力が確
実に最適値に設定される光ディスク装置を提供すること
にある。
め、2つの光ヘッドで光ディスクの異なる領域に対して
それぞれ記録する場合に、各光ヘッドの記録光出力が確
実に最適値に設定される光ディスク装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するた
め、本発明の光ディスク装置は、光ディスクを一定回転
速度で回転させる回転手段と、記録時には記録信号にエ
ラー訂正信号を付加して出力し、前記エラー訂正信号を
基に再生信号におけるエラーを検出するエラー訂正手段
と、前記エラー訂正手段が検出したエラーを計数するエ
ラー計数手段と、前記エラー訂正手段からの記録信号の
記録周波数fに対して、第1の線速度に対応させた第1
の記録周波数f1と第2の線速度に対応させた第2の記
録周波数f2とをf=f1+f2の関係に設定し、記録
時には前記記録信号を第1の記録周波数f1となる第1
の信号ブロックと第2の記録周波数f2となる第2の信
号ブロックの2つの信号ブロックに分散して出力し、再
生時には前記第1の信号ブロックと前記第2の信号ブロ
ックとを合成し、記録周波数fとなる記録信号を再生し
て前記エラー訂正手段に出力するディジタル信号処理手
段と、前記第1の信号ブロックを前記第1の線速度で移
動する光ディスクの第1の領域に記録する第1の光ヘッ
ドと、前記第1の光ヘッドの記録光出力を第1の基準電
圧によって制御する第1の光出力制御手段と、前記第2
の信号ブロックを前記第2の線速度で移動する光ディス
クの第2の領域に記録する第2の光ヘッドと、前記第2
の光ヘッドの記録光出力を第2の基準電圧によって制御
する第2の光出力制御手段と、光ディスクに対する記録
時に前記第1の基準電圧をデフォルト値に固定するとと
もに、前記第2の基準電圧をデフォルト値から変化さ
せ、変化させた第2の基準電圧に対して前記エラー計数
手段によって計数されたエラーが最小個数となる第2の
基準電圧の最適値を判断し、この最適値を前記第2の光
出力制御手段に設定する光出力最適化手段とを備えたこ
とを特徴とする。
め、本発明の光ディスク装置は、光ディスクを一定回転
速度で回転させる回転手段と、記録時には記録信号にエ
ラー訂正信号を付加して出力し、前記エラー訂正信号を
基に再生信号におけるエラーを検出するエラー訂正手段
と、前記エラー訂正手段が検出したエラーを計数するエ
ラー計数手段と、前記エラー訂正手段からの記録信号の
記録周波数fに対して、第1の線速度に対応させた第1
の記録周波数f1と第2の線速度に対応させた第2の記
録周波数f2とをf=f1+f2の関係に設定し、記録
時には前記記録信号を第1の記録周波数f1となる第1
の信号ブロックと第2の記録周波数f2となる第2の信
号ブロックの2つの信号ブロックに分散して出力し、再
生時には前記第1の信号ブロックと前記第2の信号ブロ
ックとを合成し、記録周波数fとなる記録信号を再生し
て前記エラー訂正手段に出力するディジタル信号処理手
段と、前記第1の信号ブロックを前記第1の線速度で移
動する光ディスクの第1の領域に記録する第1の光ヘッ
ドと、前記第1の光ヘッドの記録光出力を第1の基準電
圧によって制御する第1の光出力制御手段と、前記第2
の信号ブロックを前記第2の線速度で移動する光ディス
クの第2の領域に記録する第2の光ヘッドと、前記第2
の光ヘッドの記録光出力を第2の基準電圧によって制御
する第2の光出力制御手段と、光ディスクに対する記録
時に前記第1の基準電圧をデフォルト値に固定するとと
もに、前記第2の基準電圧をデフォルト値から変化さ
せ、変化させた第2の基準電圧に対して前記エラー計数
手段によって計数されたエラーが最小個数となる第2の
基準電圧の最適値を判断し、この最適値を前記第2の光
出力制御手段に設定する光出力最適化手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0008】さらに、前記第2の光出力制御手段に最適
値を設定した後に、前記光出力最適化手段が、光ディス
クに対する記録時に前記第1の基準電圧をデフォルト値
から変化させ、変化させた第1の基準電圧に対して前記
エラー計数手段によって計数されたエラーが最小個数と
なる第1の基準電圧の最適値を判断し、この最適値を前
記第1の光出力制御手段に設定することを特徴とする。
値を設定した後に、前記光出力最適化手段が、光ディス
クに対する記録時に前記第1の基準電圧をデフォルト値
から変化させ、変化させた第1の基準電圧に対して前記
エラー計数手段によって計数されたエラーが最小個数と
なる第1の基準電圧の最適値を判断し、この最適値を前
記第1の光出力制御手段に設定することを特徴とする。
【0009】また、本発明の光ディスク装置は、光ディ
スクを一定回転速度で回転させる回転手段と、記録時に
は記録信号にエラー訂正信号を付加して出力し、前記エ
ラー訂正信号を基に再生信号におけるエラーを検出する
エラー訂正手段と、前記エラー訂正手段が検出したエラ
ーを計数するエラー計数手段と、前記エラー訂正手段か
らの記録信号の記録周波数fに対して、第1の線速度に
対応させた第1の記録周波数f1と第2の線速度に対応
させた第2の記録周波数f2とをf=f1+f2の関係
に設定し、記録時には前記記録信号を第1の記録周波数
f1となる第1の信号ブロックと第2の記録周波数f2
となる第2の信号ブロックの2つの信号ブロックに分散
して出力し、再生時には前記第1の信号ブロックと前記
第2の信号ブロックとを合成し、記録周波数fとなる記
録信号を再生して前記エラー訂正手段に出力するディジ
タル信号処理手段と、前記第1の信号ブロックを前記第
1の線速度で移動する光ディスクの第1の領域に記録す
る第1の光ヘッドと、前記第1の光ヘッドの記録光出力
を第1の基準電圧によって制御する第1の光出力制御手
段と、前記第2の信号ブロックを前記第2の線速度で移
動する光ディスクの第2の領域に記録する第2の光ヘッ
ドと、前記第2の光ヘッドの記録光出力を第2の基準電
圧によって制御する第2の光出力制御手段と、再生信号
における前記第1の信号ブロックを再生した第1の再生
区間と、前記第2の信号ブロックを再生した第2の再生
区間とを検出するブロック区間検出手段と、前記ブロッ
ク区間検出手段の前記第1の再生区間の検出時に前記エ
ラー計数手段を停止させ、かつ前記第2の再生区間の検
出時に前記エラー計数手段によってエラーを計数させる
カウンタ制御手段と、光ディスクに対する記録時に、前
記第2の基準電圧をデフォルト値から変化させ、変化さ
せた第2の基準電圧に対して前記エラー計数手段によっ
て計数されたエラーが最小個数となる第2の基準電圧の
最適値を判断し、この最適値を前記第2の光出力制御手
段に設定する光出力最適化手段とを備えたことを特徴と
する。
スクを一定回転速度で回転させる回転手段と、記録時に
は記録信号にエラー訂正信号を付加して出力し、前記エ
ラー訂正信号を基に再生信号におけるエラーを検出する
エラー訂正手段と、前記エラー訂正手段が検出したエラ
ーを計数するエラー計数手段と、前記エラー訂正手段か
らの記録信号の記録周波数fに対して、第1の線速度に
対応させた第1の記録周波数f1と第2の線速度に対応
させた第2の記録周波数f2とをf=f1+f2の関係
に設定し、記録時には前記記録信号を第1の記録周波数
f1となる第1の信号ブロックと第2の記録周波数f2
となる第2の信号ブロックの2つの信号ブロックに分散
して出力し、再生時には前記第1の信号ブロックと前記
第2の信号ブロックとを合成し、記録周波数fとなる記
録信号を再生して前記エラー訂正手段に出力するディジ
タル信号処理手段と、前記第1の信号ブロックを前記第
1の線速度で移動する光ディスクの第1の領域に記録す
る第1の光ヘッドと、前記第1の光ヘッドの記録光出力
を第1の基準電圧によって制御する第1の光出力制御手
段と、前記第2の信号ブロックを前記第2の線速度で移
動する光ディスクの第2の領域に記録する第2の光ヘッ
ドと、前記第2の光ヘッドの記録光出力を第2の基準電
圧によって制御する第2の光出力制御手段と、再生信号
における前記第1の信号ブロックを再生した第1の再生
区間と、前記第2の信号ブロックを再生した第2の再生
区間とを検出するブロック区間検出手段と、前記ブロッ
ク区間検出手段の前記第1の再生区間の検出時に前記エ
ラー計数手段を停止させ、かつ前記第2の再生区間の検
出時に前記エラー計数手段によってエラーを計数させる
カウンタ制御手段と、光ディスクに対する記録時に、前
記第2の基準電圧をデフォルト値から変化させ、変化さ
せた第2の基準電圧に対して前記エラー計数手段によっ
て計数されたエラーが最小個数となる第2の基準電圧の
最適値を判断し、この最適値を前記第2の光出力制御手
段に設定する光出力最適化手段とを備えたことを特徴と
する。
【0010】さらに、前記第2の光出力制御手段に最適
値を設定した後に、前記カウンタ制御手段が、前記ブロ
ック区間検出手段の前記第2の再生区間の検出時に前記
エラー計数手段を停止させ、かつ前記第1の再生区間の
検出時に前記エラー計数手段によってエラーを計数さ
せ、前記光出力最適化手段が、前記第1の基準電圧をデ
フォルト値から変化させ、変化させた第1の基準電圧に
対して前記エラー計数手段によって計数されたエラーが
最小個数となる第1の基準電圧の最適値を判断し、この
最適値を前記第1の光出力制御手段に設定することを特
徴とする。
値を設定した後に、前記カウンタ制御手段が、前記ブロ
ック区間検出手段の前記第2の再生区間の検出時に前記
エラー計数手段を停止させ、かつ前記第1の再生区間の
検出時に前記エラー計数手段によってエラーを計数さ
せ、前記光出力最適化手段が、前記第1の基準電圧をデ
フォルト値から変化させ、変化させた第1の基準電圧に
対して前記エラー計数手段によって計数されたエラーが
最小個数となる第1の基準電圧の最適値を判断し、この
最適値を前記第1の光出力制御手段に設定することを特
徴とする。
【0011】
【作用】上記の本発明の光ディスク装置によれば、第1
の基準電圧をデフォルト値に固定し、第2の基準電圧を
デフォルト値から変化させ、エラー計数手段によって再
生信号におけるエラー個数を計数することにより、第1
の光ヘッドの記録光出力が一定であるため、第1の光ヘ
ッドによるエラー個数は略一定の値になり、第2の光ヘ
ッドの記録光出力を変化させたことによるエラー個数の
変化が、エラー計数手段によって検出されることにな
る。このとき、光出力最適化手段が、第2の基準電圧の
各レベルに対してエラー個数が最小となる第2の基準電
圧の最適値を判断して、第2の光出力制御手段に設定す
ることにより、第2の光ヘッドの記録光出力を確実に最
適値に設定することができる。
の基準電圧をデフォルト値に固定し、第2の基準電圧を
デフォルト値から変化させ、エラー計数手段によって再
生信号におけるエラー個数を計数することにより、第1
の光ヘッドの記録光出力が一定であるため、第1の光ヘ
ッドによるエラー個数は略一定の値になり、第2の光ヘ
ッドの記録光出力を変化させたことによるエラー個数の
変化が、エラー計数手段によって検出されることにな
る。このとき、光出力最適化手段が、第2の基準電圧の
各レベルに対してエラー個数が最小となる第2の基準電
圧の最適値を判断して、第2の光出力制御手段に設定す
ることにより、第2の光ヘッドの記録光出力を確実に最
適値に設定することができる。
【0012】さらに、第2の手段によれば、前記第2の
光出力制御手段に最適値を設定した後に、前記光出力最
適化手段が、光ディスクに対する記録時に前記第1の基
準電圧をデフォルト値から変化させ、変化させた第1の
基準電圧に対して前記エラー計数手段によって計数され
たエラーが最小個数となる第1の基準電圧の最適値を判
断し、この最適値を前記第1の光出力制御手段に設定す
ることにより、第2の光ヘッドによるエラー個数が最小
値であるため、第1の光ヘッドの記録光出力を変化させ
たことによるエラー個数の変化が、エラー計数手段によ
って検出されることになる。このとき、光出力最適化手
段が、第1の基準電圧の各レベルに対してエラー個数が
最小となる第1の基準電圧の最適値を判断して、第1の
光出力制御手段に設定することにより、第1の光ヘッド
の記録光出力を確実に最適値に設定することができる。
光出力制御手段に最適値を設定した後に、前記光出力最
適化手段が、光ディスクに対する記録時に前記第1の基
準電圧をデフォルト値から変化させ、変化させた第1の
基準電圧に対して前記エラー計数手段によって計数され
たエラーが最小個数となる第1の基準電圧の最適値を判
断し、この最適値を前記第1の光出力制御手段に設定す
ることにより、第2の光ヘッドによるエラー個数が最小
値であるため、第1の光ヘッドの記録光出力を変化させ
たことによるエラー個数の変化が、エラー計数手段によ
って検出されることになる。このとき、光出力最適化手
段が、第1の基準電圧の各レベルに対してエラー個数が
最小となる第1の基準電圧の最適値を判断して、第1の
光出力制御手段に設定することにより、第1の光ヘッド
の記録光出力を確実に最適値に設定することができる。
【0013】また、本発明の光ディスク装置によれば、
カウンタ制御手段が、ブロック区間検出手段の前記第1
の再生区間の検出時に前記エラー計数手段を停止させ、
かつ前記第2の再生区間の検出時に前記エラー計数手段
によってエラーを計数させ、光出力最適化手段が、光デ
ィスクに対する記録時に第2の基準電圧をデフォルト値
から変化させ、変化させた第2の基準電圧に対してエラ
ー計数手段によって計数されたエラーが最小個数となる
第2の基準電圧の最適値を判断し、この最適値を前記第
2の光出力制御手段に設定することにより、エラー計数
手段で計数したエラー個数には、第1の光ヘッドによる
エラーが含まれず、第2の光ヘッドの記録光出力を変化
させたことによるエラー個数の変化が、エラー計数手段
によって検出されることになる。このとき、光出力最適
化手段が、第2の基準電圧の各レベルに対してエラー個
数が最小となる第2の基準電圧の最適値を判断して、第
2の光出力制御手段に設定することにより、第2の光ヘ
ッドの記録光出力を確実に最適値に設定することができ
る。
カウンタ制御手段が、ブロック区間検出手段の前記第1
の再生区間の検出時に前記エラー計数手段を停止させ、
かつ前記第2の再生区間の検出時に前記エラー計数手段
によってエラーを計数させ、光出力最適化手段が、光デ
ィスクに対する記録時に第2の基準電圧をデフォルト値
から変化させ、変化させた第2の基準電圧に対してエラ
ー計数手段によって計数されたエラーが最小個数となる
第2の基準電圧の最適値を判断し、この最適値を前記第
2の光出力制御手段に設定することにより、エラー計数
手段で計数したエラー個数には、第1の光ヘッドによる
エラーが含まれず、第2の光ヘッドの記録光出力を変化
させたことによるエラー個数の変化が、エラー計数手段
によって検出されることになる。このとき、光出力最適
化手段が、第2の基準電圧の各レベルに対してエラー個
数が最小となる第2の基準電圧の最適値を判断して、第
2の光出力制御手段に設定することにより、第2の光ヘ
ッドの記録光出力を確実に最適値に設定することができ
る。
【0014】さらに、第2の光出力制御手段に最適値を
設定した後に、カウンタ制御手段が、ブロック区間検出
手段の前記第2の再生区間の検出時に前記エラー計数手
段を停止させ、かつ第1の再生区間の検出時にエラー計
数手段によってエラーを計数させ、光出力最適化手段
が、第1の基準電圧をデフォルト値から変化させ、変化
させた第1の基準電圧に対して前記エラー計数手段によ
って計数されたエラーが最小個数となる第1の基準電圧
の最適値を判断し、この最適値を前記第1の光出力制御
手段に設定することにより、エラー計数手段で計数した
エラー個数には、第2の光ヘッドによるエラーが含まれ
ず、第1の光ヘッドの記録光出力を変化させたことによ
るエラー個数の変化が、エラー計数手段によって検出さ
れることになる。このとき、光出力最適化手段が、第1
の基準電圧の各レベルに対してエラー個数が最小となる
第1の基準電圧の最適値を判断して、第1の光出力制御
手段に設定することにより、第1の光ヘッドの記録光出
力を確実に最適値に設定することができる。
設定した後に、カウンタ制御手段が、ブロック区間検出
手段の前記第2の再生区間の検出時に前記エラー計数手
段を停止させ、かつ第1の再生区間の検出時にエラー計
数手段によってエラーを計数させ、光出力最適化手段
が、第1の基準電圧をデフォルト値から変化させ、変化
させた第1の基準電圧に対して前記エラー計数手段によ
って計数されたエラーが最小個数となる第1の基準電圧
の最適値を判断し、この最適値を前記第1の光出力制御
手段に設定することにより、エラー計数手段で計数した
エラー個数には、第2の光ヘッドによるエラーが含まれ
ず、第1の光ヘッドの記録光出力を変化させたことによ
るエラー個数の変化が、エラー計数手段によって検出さ
れることになる。このとき、光出力最適化手段が、第1
の基準電圧の各レベルに対してエラー個数が最小となる
第1の基準電圧の最適値を判断して、第1の光出力制御
手段に設定することにより、第1の光ヘッドの記録光出
力を確実に最適値に設定することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の光ディスク装置の第1実施例の構
成を示すブロック図である。1は2枚の記録膜を張り合
わせて上下面にそれぞれ信号を記録することが可能な光
ディスク、2は光ディスク1を一定回転速度で回転させ
る回転手段であるディスクモータ、3は、入力した記録
信号にエラー訂正信号を付加し、再生信号からエラーを
検出するエラー訂正回路、4はエラー訂正回路3からの
信号によりエラーの個数を計数するエラー計数回路であ
る。5はディジタル信号処理回路で、エラー訂正回路3
から出力された記録信号を2つの信号ブロックBLK
1,BLK2に分け、信号ブロックBLK1,BLK2
をそれぞれ変復調器であるモデム6,11に出力し、ま
た、モデム6,11からの2つの復調信号DT1,DT2
を1つに合成してエラー訂正回路3に出力する。
する。図1は本発明の光ディスク装置の第1実施例の構
成を示すブロック図である。1は2枚の記録膜を張り合
わせて上下面にそれぞれ信号を記録することが可能な光
ディスク、2は光ディスク1を一定回転速度で回転させ
る回転手段であるディスクモータ、3は、入力した記録
信号にエラー訂正信号を付加し、再生信号からエラーを
検出するエラー訂正回路、4はエラー訂正回路3からの
信号によりエラーの個数を計数するエラー計数回路であ
る。5はディジタル信号処理回路で、エラー訂正回路3
から出力された記録信号を2つの信号ブロックBLK
1,BLK2に分け、信号ブロックBLK1,BLK2
をそれぞれ変復調器であるモデム6,11に出力し、ま
た、モデム6,11からの2つの復調信号DT1,DT2
を1つに合成してエラー訂正回路3に出力する。
【0016】6はモデムで、ディジタル信号処理回路5
からの信号ブロックBLK1を光ディスク1の記録再生
特性に合うよう変調して変調信号RDT1を出力し、あ
るいは再生回路10からの再生信号を復調してディジタル
信号処理回路5に復調信号DT1として出力する。7は
第1の光ヘッド9からの記録光出力L1を第1の基準電
圧VREF1に対応させて制御するレーザ駆動回路であ
る。8はレーザ駆動回路7と共に第1の光出力制御手段
を構成する第1の基準電圧出力回路で、第1の基準電圧
VREF1が設定され、設定された第1の基準電圧VR
EF1を第1の光ヘッド9に出力する。ここで、第1の
基準電圧VREF1は、記録時の記録光出力とリニアな
関係になるように設定されている。9は第1の光ヘッド
で、モデム6からの変調信号RDT1を第1の基準電圧
VREF1で設定される記録光出力で光ディスク1の下
面に記録する。10は再生回路で、第1の光ヘッド9で再
生したアナログ信号RF1を2値化してモデム6に出力
する。
からの信号ブロックBLK1を光ディスク1の記録再生
特性に合うよう変調して変調信号RDT1を出力し、あ
るいは再生回路10からの再生信号を復調してディジタル
信号処理回路5に復調信号DT1として出力する。7は
第1の光ヘッド9からの記録光出力L1を第1の基準電
圧VREF1に対応させて制御するレーザ駆動回路であ
る。8はレーザ駆動回路7と共に第1の光出力制御手段
を構成する第1の基準電圧出力回路で、第1の基準電圧
VREF1が設定され、設定された第1の基準電圧VR
EF1を第1の光ヘッド9に出力する。ここで、第1の
基準電圧VREF1は、記録時の記録光出力とリニアな
関係になるように設定されている。9は第1の光ヘッド
で、モデム6からの変調信号RDT1を第1の基準電圧
VREF1で設定される記録光出力で光ディスク1の下
面に記録する。10は再生回路で、第1の光ヘッド9で再
生したアナログ信号RF1を2値化してモデム6に出力
する。
【0017】11はモデムで、ディジタル信号処理回路5
からの信号ブロックBLK2を光ディスク1の記録再生
特性に合うよう変調して変調信号RDT2を出力し、あ
るいは再生回路15からの再生信号を復調してディジタル
信号処理回路5に復調信号DT2として出力する。12は
第2の光ヘッド14の記録光出力を第2の基準電圧VRE
F2に対応させて制御する第2のレーザ駆動回路であ
る。13は第2のレーザ駆動回路12と共に第2の光出力制
御手段を構成する第2の基準電圧出力回路で、第2の基
準電圧VREF2が設定され、設定された第2の基準電
圧VREF2を第2の光ヘッド14に出力する。ここで、
第2の基準電圧VREF2は、記録時の記録光出力とリ
ニアな関係になるように設定されている。14は第2の光
ヘッドで、モデム11からの変調信号RDT2を、第2の
基準電圧VREF2で規定される記録光出力で光ディス
ク1の上面に記録する。15は再生回路で、光ヘッド14で
再生したアナログ信号RF2を2値化してモデム11に出
力する。
からの信号ブロックBLK2を光ディスク1の記録再生
特性に合うよう変調して変調信号RDT2を出力し、あ
るいは再生回路15からの再生信号を復調してディジタル
信号処理回路5に復調信号DT2として出力する。12は
第2の光ヘッド14の記録光出力を第2の基準電圧VRE
F2に対応させて制御する第2のレーザ駆動回路であ
る。13は第2のレーザ駆動回路12と共に第2の光出力制
御手段を構成する第2の基準電圧出力回路で、第2の基
準電圧VREF2が設定され、設定された第2の基準電
圧VREF2を第2の光ヘッド14に出力する。ここで、
第2の基準電圧VREF2は、記録時の記録光出力とリ
ニアな関係になるように設定されている。14は第2の光
ヘッドで、モデム11からの変調信号RDT2を、第2の
基準電圧VREF2で規定される記録光出力で光ディス
ク1の上面に記録する。15は再生回路で、光ヘッド14で
再生したアナログ信号RF2を2値化してモデム11に出
力する。
【0018】16は光出力最適化回路で、第1の基準電圧
出力回路8及び第2の基準電圧出力回路13に基準電圧V
REF1,VREF2を設定する。
出力回路8及び第2の基準電圧出力回路13に基準電圧V
REF1,VREF2を設定する。
【0019】図2は第1実施例におけるディジタル信号
処理回路の動作説明図である。ディジタル信号処理回路
5に入力した記録信号の記録周波数が6MHz、単位時間
Tが1秒であるとして、ディジタル信号処理回路5の動
作を説明する。ここで、単位時間Tは1秒でなくとも、
ある所定のフォーマット上の1単位と考えてもよい。
処理回路の動作説明図である。ディジタル信号処理回路
5に入力した記録信号の記録周波数が6MHz、単位時間
Tが1秒であるとして、ディジタル信号処理回路5の動
作を説明する。ここで、単位時間Tは1秒でなくとも、
ある所定のフォーマット上の1単位と考えてもよい。
【0020】ディジタル信号処理回路5には、1秒間に
6Mビットの記録信号が入力し、全体での記録周波数f
は6MHzとなる。ディジタル信号処理回路5は、この記
録信号を光ヘッド9,14における線速度に対応させて2
Mビットの信号ブロックBLK1と4Mビットの信号ブ
ロックBLK2とに分けて、線速度の大きい第1の光ヘ
ッド9での記録周波数を高くし、線速度が小さい第2の
光ヘッド14での記録周波数を小さくし、光ディスク1上
下面におけるそれぞれの記録ピット長が線速度の影響で
大きく変化しないよう制御する。信号ブロックBLK1
が2Mビットであるため、第1の光ヘッド9での第1の
記録周波数f1は2MHzとなり、信号ブロックBLK2
が4Mビットであるため、第2の光ヘッド14での第2の
記録周波数f2は4MHzとなる。
6Mビットの記録信号が入力し、全体での記録周波数f
は6MHzとなる。ディジタル信号処理回路5は、この記
録信号を光ヘッド9,14における線速度に対応させて2
Mビットの信号ブロックBLK1と4Mビットの信号ブ
ロックBLK2とに分けて、線速度の大きい第1の光ヘ
ッド9での記録周波数を高くし、線速度が小さい第2の
光ヘッド14での記録周波数を小さくし、光ディスク1上
下面におけるそれぞれの記録ピット長が線速度の影響で
大きく変化しないよう制御する。信号ブロックBLK1
が2Mビットであるため、第1の光ヘッド9での第1の
記録周波数f1は2MHzとなり、信号ブロックBLK2
が4Mビットであるため、第2の光ヘッド14での第2の
記録周波数f2は4MHzとなる。
【0021】ここで、記録周波数f1,f2は、元の記
録信号の周波数fに対してf=f1+f2の関係が成立
するように設定される。このため、第1の記録周波数f
1及び第2の記録周波数f2は、それぞれ記録周波数f
以下の周波数になる。信号ブロックBLK1は、モデム
6によって変調され第1の光ヘッド9によって光ディス
ク1の下面に記録され、信号ブロックBLK2は、モデ
ム11によって変調され第2の光ヘッド14によって光ディ
スク1の上面に記録される。
録信号の周波数fに対してf=f1+f2の関係が成立
するように設定される。このため、第1の記録周波数f
1及び第2の記録周波数f2は、それぞれ記録周波数f
以下の周波数になる。信号ブロックBLK1は、モデム
6によって変調され第1の光ヘッド9によって光ディス
ク1の下面に記録され、信号ブロックBLK2は、モデ
ム11によって変調され第2の光ヘッド14によって光ディ
スク1の上面に記録される。
【0022】再生時のディジタル信号処理回路5の動作
は上記した記録時とは逆になる。ディジタル信号処理回
路5は、第1の光ヘッド9で再生した信号ブロックBL
K1の復調信号DT1と、第2の光ヘッド14で再生した
信号ブロックBLK2の復調信号DT2とを1つに合成
して記録周波数6MHzの再生信号をエラー訂正回路3に
出力する。
は上記した記録時とは逆になる。ディジタル信号処理回
路5は、第1の光ヘッド9で再生した信号ブロックBL
K1の復調信号DT1と、第2の光ヘッド14で再生した
信号ブロックBLK2の復調信号DT2とを1つに合成
して記録周波数6MHzの再生信号をエラー訂正回路3に
出力する。
【0023】図3は第1実施例における光ヘッドの記録
周波数f1,f2と線速度との関係を示す説明図であ
る。ここで、第1の光ヘッド9は、光ディスク1に対す
る記録を内周部から外周部に移動するとともに行い、第
2の光ヘッド14は、光ディスク1に対する記録を外周部
から内周部に移動するとともに行うものとする。
周波数f1,f2と線速度との関係を示す説明図であ
る。ここで、第1の光ヘッド9は、光ディスク1に対す
る記録を内周部から外周部に移動するとともに行い、第
2の光ヘッド14は、光ディスク1に対する記録を外周部
から内周部に移動するとともに行うものとする。
【0024】図3において、(a)は第1の光ヘッド9に
おける記録周波数f1と線速度との関係を示し、横軸に
光ディスク1における半径位置及び半径位置に対応する
線速度を、縦軸に第1の記録周波数f1をプロットし
た。光ディスク1は一定回転速度で回転しており、線速
度は半径位置に対してリニアな関係になる。第1の光ヘ
ッド9における記録周波数f1は、半径r1から半径r
2までの内周部の記録領域では2MHzに、r2からr3
までの中央部の記録領域では3MHzに、r3からr4ま
での外周部の記録領域では4MHzにそれぞれ設定され、
半径方向において一定トラック数毎に周波数が変化す
る。
おける記録周波数f1と線速度との関係を示し、横軸に
光ディスク1における半径位置及び半径位置に対応する
線速度を、縦軸に第1の記録周波数f1をプロットし
た。光ディスク1は一定回転速度で回転しており、線速
度は半径位置に対してリニアな関係になる。第1の光ヘ
ッド9における記録周波数f1は、半径r1から半径r
2までの内周部の記録領域では2MHzに、r2からr3
までの中央部の記録領域では3MHzに、r3からr4ま
での外周部の記録領域では4MHzにそれぞれ設定され、
半径方向において一定トラック数毎に周波数が変化す
る。
【0025】また、(b)は第2の光ヘッド14における記
録周波数f2と線速度との関係を示し、横軸に半径位置
及び半径位置に対応する線速度を、縦軸に第2の記録周
波数f2をプロットした。第2の光ヘッド14における記
録周波数f2も、第1の光ヘッド9の関係と同様に、r
1からr2までの内周部の記録領域では2MHzに、r2
からr3までの中央部の記録領域では3MHzに、r3か
らr4までの外周部の記録領域では4MHzにそれぞれ設
定され、半径方向において一定トラック数毎に周波数が
変化する。
録周波数f2と線速度との関係を示し、横軸に半径位置
及び半径位置に対応する線速度を、縦軸に第2の記録周
波数f2をプロットした。第2の光ヘッド14における記
録周波数f2も、第1の光ヘッド9の関係と同様に、r
1からr2までの内周部の記録領域では2MHzに、r2
からr3までの中央部の記録領域では3MHzに、r3か
らr4までの外周部の記録領域では4MHzにそれぞれ設
定され、半径方向において一定トラック数毎に周波数が
変化する。
【0026】また、(c)は第1の光ヘッド9からの復調
信号DT1と第2の光ヘッド14からの復調信号DT2と
を1つに合成した再生信号の各単位時間Tにおける記録
周波数fを示している。前述したように、第1の光ヘッ
ド9が内周部から外周部に移動するとともに記録を行
い、これと同時に、第2の光ヘッド14が外周部から内周
部に移動するとともに記録を行うことにより、合成され
た記録周波数fは、光ヘッド9,14の半径位置にかかわ
らず、常に6MHzの一定値になる。例えば、単位時間T
1において、第1の光ヘッド9がr1からr2の内周部
にある場合、第1の記録周波数f1が2MHzとなり、第
2の光ヘッド14がr3からr4の外周部にあり、第2の
記録周波数f2が4MHzとなり、再生時に第1の光ヘッ
ド9からの信号と第2の光ヘッド14からの信号とを合成
することにより、再生信号の記録周波数fはf1とf2
とが加算された6MHzとなる。このように記録周波数f
1,f2を設定することにより、4MHz以下の記録周波
数で6MHzの記録密度を得ることが可能になる。
信号DT1と第2の光ヘッド14からの復調信号DT2と
を1つに合成した再生信号の各単位時間Tにおける記録
周波数fを示している。前述したように、第1の光ヘッ
ド9が内周部から外周部に移動するとともに記録を行
い、これと同時に、第2の光ヘッド14が外周部から内周
部に移動するとともに記録を行うことにより、合成され
た記録周波数fは、光ヘッド9,14の半径位置にかかわ
らず、常に6MHzの一定値になる。例えば、単位時間T
1において、第1の光ヘッド9がr1からr2の内周部
にある場合、第1の記録周波数f1が2MHzとなり、第
2の光ヘッド14がr3からr4の外周部にあり、第2の
記録周波数f2が4MHzとなり、再生時に第1の光ヘッ
ド9からの信号と第2の光ヘッド14からの信号とを合成
することにより、再生信号の記録周波数fはf1とf2
とが加算された6MHzとなる。このように記録周波数f
1,f2を設定することにより、4MHz以下の記録周波
数で6MHzの記録密度を得ることが可能になる。
【0027】図4は第1実施例における光ヘッドの記録
光出力と再生信号におけるエラー個数との関係を示す特
性図である。再生信号におけるエラーは訂正可能,訂正
不能等、各種のレベルがあるが、このエラーのレベルは
システムの構成に対応させて定義すればよく、ここでは
詳細な定義を省略する。
光出力と再生信号におけるエラー個数との関係を示す特
性図である。再生信号におけるエラーは訂正可能,訂正
不能等、各種のレベルがあるが、このエラーのレベルは
システムの構成に対応させて定義すればよく、ここでは
詳細な定義を省略する。
【0028】図4において、(a)は第1の光ヘッド9に
よって信号ブロックBLK1を記録再生した場合の特性
図であり、横軸に記録光出力L1、横軸に復調信号DT
1におけるエラー個数をプロットした。デフォルト値の
第1の基準電圧VREF1に対応する第1の光ヘッド9
の記録光出力L1は10mWであり、このときのエラー個数
は6個である。また、記録光出力L1の最適値はエラー
個数が最少の5個となる9.5mWである。
よって信号ブロックBLK1を記録再生した場合の特性
図であり、横軸に記録光出力L1、横軸に復調信号DT
1におけるエラー個数をプロットした。デフォルト値の
第1の基準電圧VREF1に対応する第1の光ヘッド9
の記録光出力L1は10mWであり、このときのエラー個数
は6個である。また、記録光出力L1の最適値はエラー
個数が最少の5個となる9.5mWである。
【0029】また、(b)は第2の光ヘッド14によって信
号ブロックBLK2を記録再生した場合の特性図であ
り、横軸に記録光出力L2、縦軸に復調信号DT2にお
けるエラー個数をプロットした。デフォルト値の第2の
基準電圧VREF2に対応する第1の光ヘッド9の記録
光出力L2は10mWであり、このときのエラー個数は5個
である。また、記録光出力L2の最適値はエラー個数が
最少の3個となる11.0mWである。
号ブロックBLK2を記録再生した場合の特性図であ
り、横軸に記録光出力L2、縦軸に復調信号DT2にお
けるエラー個数をプロットした。デフォルト値の第2の
基準電圧VREF2に対応する第1の光ヘッド9の記録
光出力L2は10mWであり、このときのエラー個数は5個
である。また、記録光出力L2の最適値はエラー個数が
最少の3個となる11.0mWである。
【0030】上記したような記録特性をもつ第1の光ヘ
ッド9と第2の光ヘッド14とを備えた第1実施例の光デ
ィスク装置における記録光出力L1,L2の設定方法を
図5及び図6に基づいて説明する。図5は第1実施例に
おいて記録光出力L1をデフォルト値に固定した場合の
記録光出力L2とエラー個数との関係を示す特性図であ
る。図5において、横軸に第2の光ヘッド14の記録光出
力L2を、縦軸に再生信号におけるエラー個数をプロッ
トした。
ッド9と第2の光ヘッド14とを備えた第1実施例の光デ
ィスク装置における記録光出力L1,L2の設定方法を
図5及び図6に基づいて説明する。図5は第1実施例に
おいて記録光出力L1をデフォルト値に固定した場合の
記録光出力L2とエラー個数との関係を示す特性図であ
る。図5において、横軸に第2の光ヘッド14の記録光出
力L2を、縦軸に再生信号におけるエラー個数をプロッ
トした。
【0031】まず、第1の光ヘッド9の記録光出力L1
は、第1の基準電圧VREF1がデフォルト値に固定さ
れることにより10mWに固定されており、第1の光ヘッド
9からの信号におけるエラー個数は6個となる。この状
態で、光出力最適化回路16は、第2の基準電圧VREF
2をデフォルト値から所定範囲変化させることにより、
第2の光ヘッド14の記録光出力L2を8mWから13mWまで
0.5mWステップで変化させる。このとき、エラー計数回
路4は、8mWから13mWまでの各レベルにおけるエラー個
数を検出して、光出力最適化回路16に出力する。光出力
最適化回路16は、エラー個数の最小点から第2の光ヘッ
ド14の最適な記録光出力L2を11mWに決定し、第2の基
準電圧出力回路13に対して11mWの記録光出力L2に対応
する第2の基準電圧VREF2を設定する。
は、第1の基準電圧VREF1がデフォルト値に固定さ
れることにより10mWに固定されており、第1の光ヘッド
9からの信号におけるエラー個数は6個となる。この状
態で、光出力最適化回路16は、第2の基準電圧VREF
2をデフォルト値から所定範囲変化させることにより、
第2の光ヘッド14の記録光出力L2を8mWから13mWまで
0.5mWステップで変化させる。このとき、エラー計数回
路4は、8mWから13mWまでの各レベルにおけるエラー個
数を検出して、光出力最適化回路16に出力する。光出力
最適化回路16は、エラー個数の最小点から第2の光ヘッ
ド14の最適な記録光出力L2を11mWに決定し、第2の基
準電圧出力回路13に対して11mWの記録光出力L2に対応
する第2の基準電圧VREF2を設定する。
【0032】図6は第1実施例において記録光出力L2
を最適値に固定した場合の記録光出力L1とエラー個数
との関係を示す特性図である。図6において、横軸に第
1の光ヘッド9の記録光出力L1を、縦軸に再生信号に
おけるエラー個数をプロットした。
を最適値に固定した場合の記録光出力L1とエラー個数
との関係を示す特性図である。図6において、横軸に第
1の光ヘッド9の記録光出力L1を、縦軸に再生信号に
おけるエラー個数をプロットした。
【0033】第2の光ヘッド14の記録光出力L2は、予
めエラー個数が最小となる最適値である11mWに固定され
ており、第2の光ヘッド14からの信号におけるエラー個
数は3個となる。この状態で、光出力最適化回路16は、
第1の基準電圧VREF1をデフォルト値から所定範囲
変化させることにより、第1の光ヘッド9の記録光出力
L1を7mWから12.5mWまで0.5mWステップで変化させ
る。このとき、エラー計数回路4は、7mWから12.5mWま
での各レベルにおけるエラー個数を検出して、光出力最
適化回路16に出力する。光出力最適化回路16は、エラー
個数の最小点から第1の光ヘッド9の最適な記録光出力
L1を9.5mWに決定し、第1の基準電圧出力回路8に対
して9.5mWの記録光出力L1に対応する第1の基準電圧
VREF1を設定する。
めエラー個数が最小となる最適値である11mWに固定され
ており、第2の光ヘッド14からの信号におけるエラー個
数は3個となる。この状態で、光出力最適化回路16は、
第1の基準電圧VREF1をデフォルト値から所定範囲
変化させることにより、第1の光ヘッド9の記録光出力
L1を7mWから12.5mWまで0.5mWステップで変化させ
る。このとき、エラー計数回路4は、7mWから12.5mWま
での各レベルにおけるエラー個数を検出して、光出力最
適化回路16に出力する。光出力最適化回路16は、エラー
個数の最小点から第1の光ヘッド9の最適な記録光出力
L1を9.5mWに決定し、第1の基準電圧出力回路8に対
して9.5mWの記録光出力L1に対応する第1の基準電圧
VREF1を設定する。
【0034】以上説明したように、第1実施例の光ディ
スク装置においては、光出力最適化回路16が、第1の光
ヘッド9の記録光出力L1をデフォルト値に対応する値
に固定し、第2の光ヘッド14の記録光出力L2を変化さ
せて、記録光出力L2の各レベルにおけるエラー個数の
最小点から記録光出力L2の最適値を決め、さらに記録
光出力L2を最適値に固定し、第1の光ヘッド9の記録
光出力L1を変化させて、記録光出力L1の各レベルに
おけるエラー個数の最小点から第1の光ヘッド9の記録
光出力L1の最適値を決める。このことにより、2ヘッ
ドの光ディスク装置において、第1の光ヘッド9と第2
の光ヘッド14の記録光出力L1,L2をそれぞれ確実に
最適値に設定して、記録再生エラーを最小とすることが
できる。
スク装置においては、光出力最適化回路16が、第1の光
ヘッド9の記録光出力L1をデフォルト値に対応する値
に固定し、第2の光ヘッド14の記録光出力L2を変化さ
せて、記録光出力L2の各レベルにおけるエラー個数の
最小点から記録光出力L2の最適値を決め、さらに記録
光出力L2を最適値に固定し、第1の光ヘッド9の記録
光出力L1を変化させて、記録光出力L1の各レベルに
おけるエラー個数の最小点から第1の光ヘッド9の記録
光出力L1の最適値を決める。このことにより、2ヘッ
ドの光ディスク装置において、第1の光ヘッド9と第2
の光ヘッド14の記録光出力L1,L2をそれぞれ確実に
最適値に設定して、記録再生エラーを最小とすることが
できる。
【0035】図7は本発明の光ディスク装置の第2実施
例の構成を示すブロック図であり、図1に基づいて説明
した部材に対応する部材については、同一符号を付して
説明を省略する。20はブロック区間検出回路で、信号ブ
ロックBLK1の再生区間b1と信号ブロックBLK2
の再生区間b2とをそれぞれ検出して、信号ブロックB
LK1,BLK2にそれぞれ対応する区間信号を出力す
る。21はカウンタ制御回路で、エラー計数回路4をイネ
イブル信号ENBLを出力することにより停止させる。
23は光出力最適化回路で、第1の基準電圧出力回路8及
び第2の基準電圧出力回路13に基準電圧VREF1,V
REF2を設定する。
例の構成を示すブロック図であり、図1に基づいて説明
した部材に対応する部材については、同一符号を付して
説明を省略する。20はブロック区間検出回路で、信号ブ
ロックBLK1の再生区間b1と信号ブロックBLK2
の再生区間b2とをそれぞれ検出して、信号ブロックB
LK1,BLK2にそれぞれ対応する区間信号を出力す
る。21はカウンタ制御回路で、エラー計数回路4をイネ
イブル信号ENBLを出力することにより停止させる。
23は光出力最適化回路で、第1の基準電圧出力回路8及
び第2の基準電圧出力回路13に基準電圧VREF1,V
REF2を設定する。
【0036】図8は第2実施例におけるブロック区間検
出回路からの区間信号の説明図である。ブロック区間検
出回路20は、エラー訂正回路3から出力された信号によ
り単位時間における再生信号が時系列的に復調信号DT
1の再生区間b1と復調信号DT2の再生区間b2とが分
散された信号であり、1単位の再生区間b1,1単位の
再生区間b2,1単位の再生区間b1及び3単位の再生区
間b2によって構成されていることを検出して、再生区
間b1,b2に対応する区間信号を出力する。区間信号が
“ハイ”のときには再生区間b1であることを表し、区
間信号が“ロー”のときには再生区間b2であることを
表す。
出回路からの区間信号の説明図である。ブロック区間検
出回路20は、エラー訂正回路3から出力された信号によ
り単位時間における再生信号が時系列的に復調信号DT
1の再生区間b1と復調信号DT2の再生区間b2とが分
散された信号であり、1単位の再生区間b1,1単位の
再生区間b2,1単位の再生区間b1及び3単位の再生区
間b2によって構成されていることを検出して、再生区
間b1,b2に対応する区間信号を出力する。区間信号が
“ハイ”のときには再生区間b1であることを表し、区
間信号が“ロー”のときには再生区間b2であることを
表す。
【0037】また、光出力最適化回路23は、第1の基準
電圧VREF1をデフォルト値に固定した状態で、第2
の基準電圧VREF2を一定範囲で変化させる。このと
き、カウンタ制御回路21は、区間信号が“ハイ”の場合
にエラー計数回路4にイネイブル信号ENBLを出力し
てエラー個数の計数を停止させ、また区間信号が“ロ
ー”の場合にイネイブル信号ENBLの出力を中止し
て、エラー計数回路4によってエラー個数を計数させ
る。
電圧VREF1をデフォルト値に固定した状態で、第2
の基準電圧VREF2を一定範囲で変化させる。このと
き、カウンタ制御回路21は、区間信号が“ハイ”の場合
にエラー計数回路4にイネイブル信号ENBLを出力し
てエラー個数の計数を停止させ、また区間信号が“ロ
ー”の場合にイネイブル信号ENBLの出力を中止し
て、エラー計数回路4によってエラー個数を計数させ
る。
【0038】図9は第2実施例における第2の光ヘッド
の記録光出力L2とエラー個数との関係を示す特性図で
ある。図9において、横軸に第2光ヘッド14の記録光出
力L2を、縦軸に再生信号におけるエラー個数をプロッ
トした。
の記録光出力L2とエラー個数との関係を示す特性図で
ある。図9において、横軸に第2光ヘッド14の記録光出
力L2を、縦軸に再生信号におけるエラー個数をプロッ
トした。
【0039】光出力最適化回路23が第1の基準電圧VR
EF1をデフォルト値に固定することにより、記録光出
力L1は10mWに固定され、また第2の基準電圧VREF
2を変化させることにより、記録光出力L2を8mWから
13mWまで0.5mWステップで変化する。このとき、エラー
計数回路4は、再生区間b1の再生時にエラー個数の計
数を停止し、また再生区間b2の再生時にエラー個数の
計数を行う。このため、図9に示すエラー個数は、第1
の光ヘッド9が再生した復調信号DT1におけるエラー
個数を含まず、第2の光ヘッド14が再生した復調信号D
T2におけるエラー個数である。光出力最適化回路23
は、エラー個数の最小点から第2の光ヘッド14の最適な
記録光出力L2を最適値である11mWに決定する。
EF1をデフォルト値に固定することにより、記録光出
力L1は10mWに固定され、また第2の基準電圧VREF
2を変化させることにより、記録光出力L2を8mWから
13mWまで0.5mWステップで変化する。このとき、エラー
計数回路4は、再生区間b1の再生時にエラー個数の計
数を停止し、また再生区間b2の再生時にエラー個数の
計数を行う。このため、図9に示すエラー個数は、第1
の光ヘッド9が再生した復調信号DT1におけるエラー
個数を含まず、第2の光ヘッド14が再生した復調信号D
T2におけるエラー個数である。光出力最適化回路23
は、エラー個数の最小点から第2の光ヘッド14の最適な
記録光出力L2を最適値である11mWに決定する。
【0040】以上説明したように第2の実施例の光ディ
スク装置では、再生区間b1の再生時にエラー計数回路
4の動作を停止することにより、第2の光ヘッド14が再
生した復調信号DT2におけるエラー個数のみを計数で
きるため、記録再生のエラーが最小となる第2の基準電
圧VREF2を決定して、第2の光ヘッド14の記録光出
力L2を確実に最適値に設定することができる。
スク装置では、再生区間b1の再生時にエラー計数回路
4の動作を停止することにより、第2の光ヘッド14が再
生した復調信号DT2におけるエラー個数のみを計数で
きるため、記録再生のエラーが最小となる第2の基準電
圧VREF2を決定して、第2の光ヘッド14の記録光出
力L2を確実に最適値に設定することができる。
【0041】ここで、区間信号を検出する方法として
は、例えば、記録時に第1の光ヘッド9が記録する変調
信号RDT1を、モデム6によってすべて“ロー”ある
いは“ハイ”に固定しておく方法が考えられる。この結
果、復調信号DT1がすべて“ロー”あるいは“ハイ”
になるため、再生区間b1の再生時にはエラー訂正回路
3は再生信号のすべてをエラーと判定する。このオール
エラーの区間をブロック区間検出回路20によって検出す
ることで、復調信号DT1の再生区間b1を検出するこ
とができる。
は、例えば、記録時に第1の光ヘッド9が記録する変調
信号RDT1を、モデム6によってすべて“ロー”ある
いは“ハイ”に固定しておく方法が考えられる。この結
果、復調信号DT1がすべて“ロー”あるいは“ハイ”
になるため、再生区間b1の再生時にはエラー訂正回路
3は再生信号のすべてをエラーと判定する。このオール
エラーの区間をブロック区間検出回路20によって検出す
ることで、復調信号DT1の再生区間b1を検出するこ
とができる。
【0042】尚、上記の説明では、記録光出力L2を最
適値に設定する場合について説明したが、むろん、第1
の光ヘッド9の記録光出力L1についても、カウンタ制
御回路21によって区間信号が“ロー”の場合にエラー計
数回路4にイネイブル信号ENBLを出力してエラー個
数の計数を停止させ、また区間信号が“ハイ”の場合に
エラー計数回路4に対するイネイブル信号ENBLの出
力を中止して、エラー計数回路4によってエラー個数を
計数させることにより、同様な方法で最適値を設定でき
る。
適値に設定する場合について説明したが、むろん、第1
の光ヘッド9の記録光出力L1についても、カウンタ制
御回路21によって区間信号が“ロー”の場合にエラー計
数回路4にイネイブル信号ENBLを出力してエラー個
数の計数を停止させ、また区間信号が“ハイ”の場合に
エラー計数回路4に対するイネイブル信号ENBLの出
力を中止して、エラー計数回路4によってエラー個数を
計数させることにより、同様な方法で最適値を設定でき
る。
【0043】また、第1実施例及び第2実施例の光ディ
スク装置は、第1の光ヘッド9と第2の光ヘッド14が光
ディスク1の上下面にそれぞれ記録再生を行うものとし
て説明したが、これは、2つの第1の光ヘッド9,14が
同じ面上に記録再生を行うものでも構わない。
スク装置は、第1の光ヘッド9と第2の光ヘッド14が光
ディスク1の上下面にそれぞれ記録再生を行うものとし
て説明したが、これは、2つの第1の光ヘッド9,14が
同じ面上に記録再生を行うものでも構わない。
【0044】また、第1実施例及び第2実施例の光ディ
スク装置は、記録光出力L1,L2の最適値を1つとし
て説明したが、第1実施例または第2実施例の光ディス
ク装置によれば、相変化型のメディアのように記録時の
光出力と消去時の光出力が異なる光ディスクを用いる場
合でも、記録時及び消去時の光出力を容易にそれぞれの
最適値に設定できることは言うまでもない。
スク装置は、記録光出力L1,L2の最適値を1つとし
て説明したが、第1実施例または第2実施例の光ディス
ク装置によれば、相変化型のメディアのように記録時の
光出力と消去時の光出力が異なる光ディスクを用いる場
合でも、記録時及び消去時の光出力を容易にそれぞれの
最適値に設定できることは言うまでもない。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク装置によれば、第2の光ヘッドの記録光出力を確実に
最適値に設定することができ、さらに第2の光ヘッドの
記録光出力に最適値を設定した後に、第1の光ヘッドの
記録光出力を確実に最適値に設定することができること
により、2つの光ヘッドによって記録再生する光ディス
ク装置においても、それぞれの光ヘッドの記録光出力を
確実に最適値に設定することができるので、記録再生信
号におけるエラーを最小とすることができる。
ク装置によれば、第2の光ヘッドの記録光出力を確実に
最適値に設定することができ、さらに第2の光ヘッドの
記録光出力に最適値を設定した後に、第1の光ヘッドの
記録光出力を確実に最適値に設定することができること
により、2つの光ヘッドによって記録再生する光ディス
ク装置においても、それぞれの光ヘッドの記録光出力を
確実に最適値に設定することができるので、記録再生信
号におけるエラーを最小とすることができる。
【図1】本発明の光ディスク装置の第1実施例の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】第1実施例におけるディジタル信号処理回路の
動作説明図である。
動作説明図である。
【図3】第1実施例における光ヘッドの記録周波数f
1,f2と線速度との関係を示す説明図である。
1,f2と線速度との関係を示す説明図である。
【図4】第1実施例における光ヘッドの記録光出力と再
生信号におけるエラー個数との関係を示す特性図であ
る。
生信号におけるエラー個数との関係を示す特性図であ
る。
【図5】第1実施例において記録光出力L1をデフォル
ト値に固定した場合の記録光出力L2とエラー個数との
関係を示す特性図である。
ト値に固定した場合の記録光出力L2とエラー個数との
関係を示す特性図である。
【図6】第1実施例において記録光出力L2を最適値に
固定した場合の記録光出力L1とエラー個数との関係を
示す特性図である。
固定した場合の記録光出力L1とエラー個数との関係を
示す特性図である。
【図7】本発明の光ディスク装置の第2実施例の構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図8】第2実施例におけるブロック区間検出回路から
の区間信号の説明図である。
の区間信号の説明図である。
【図9】第2実施例における第2の光ヘッドの記録光出
力L2とエラー個数との関係を示す特性図である。
力L2とエラー個数との関係を示す特性図である。
1…光ディスク、 2…ディスクモータ、 3…エラー
訂正回路、 4…エラー計数回路、 5…ディジタル信
号処理回路、 6,11…モデム、 7…第1のレーザ駆
動回路、 8…第1の基準電圧出力回路、 9…第1の
光ヘッド、 10,15…再生回路、 12…第2のレーザ駆
動回路、 13…第2の基準電圧出力回路、14…第2の光
ヘッド、 16,23…光出力最適回路、 20…ブロック区
間検出回路、 21…カウンタ制御回路。
訂正回路、 4…エラー計数回路、 5…ディジタル信
号処理回路、 6,11…モデム、 7…第1のレーザ駆
動回路、 8…第1の基準電圧出力回路、 9…第1の
光ヘッド、 10,15…再生回路、 12…第2のレーザ駆
動回路、 13…第2の基準電圧出力回路、14…第2の光
ヘッド、 16,23…光出力最適回路、 20…ブロック区
間検出回路、 21…カウンタ制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/00 G11B 7/125 G11B 7/14 G11B 19/02 501
Claims (7)
- 【請求項1】 光ディスクを一定回転速度で回転させる
回転手段と、 記録時には記録信号にエラー訂正信号を付加して出力
し、前記エラー訂正信号を基に再生信号におけるエラー
を検出するエラー訂正手段と、 前記エラー訂正手段が検出したエラーを計数するエラー
計数手段と、 前記エラー訂正手段からの記録信号の記録周波数fに対
して、第1の線速度に対応させた第1の記録周波数f1
と第2の線速度に対応させた第2の記録周波数f2とを
f=f1+f2の関係に設定し、記録時には前記記録信
号を第1の記録周波数f1となる第1の信号ブロックと
第2の記録周波数f2となる第2の信号ブロックの2つ
の信号ブロックに分散して出力し、再生時には前記第1
の信号ブロックと前記第2の信号ブロックとを合成し、
記録周波数fとなる記録信号を再生して前記エラー訂正
手段に出力するディジタル信号処理手段と、 前記第1の信号ブロックを前記第1の線速度で移動する
光ディスクの第1の領域に記録する第1の光ヘッドと、 前記第1の光ヘッドの記録光出力を第1の基準電圧によ
って制御する第1の光出力制御手段と、 前記第2の信号ブロックを前記第2の線速度で移動する
光ディスクの第2の領域に記録する第2の光ヘッドと、 前記第2の光ヘッドの記録光出力を第2の基準電圧によ
って制御する第2の光出力制御手段と、 光ディスクに対する記録時に前記第1の基準電圧をデフ
ォルト値に固定するとともに、前記第2の基準電圧をデ
フォルト値から変化させ、変化させた第2の基準電圧に
対して前記エラー計数手段によって計数されたエラーが
最小個数となる第2の基準電圧の最適値を判断し、この
最適値を前記第2の光出力制御手段に設定する光出力最
適化手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項2】 前記第2の光出力制御手段に最適値を設
定した後に、前記光出力最適化手段が、光ディスクに対
する記録時に前記第1の基準電圧をデフォルト値から変
化させ、変化させた第1の基準電圧に対して前記エラー
計数手段によって計数されたエラーが最小個数となる第
1の基準電圧の最適値を判断し、この最適値を前記第1
の光出力制御手段に設定することを特徴とする請求項1
記載の光ディスク装置。 - 【請求項3】 光ディスクを一定回転速度で回転させる
回転手段と、 記録時には記録信号にエラー訂正信号を付加して出力
し、前記エラー訂正信号を基に再生信号におけるエラー
を検出するエラー訂正手段と、 前記エラー訂正手段が検出したエラーを計数するエラー
計数手段と、 前記エラー訂正手段からの記録信号の記録周波数fに対
して、第1の線速度に対応させた第1の記録周波数f1
と第2の線速度に対応させた第2の記録周波数f2とを
f=f1+f2の関係に設定し、記録時には前記記録信
号を第1の記録周波数f1となる第1の信号ブロックと
第2の記録周波数f2となる第2の信号ブロックの2つ
の信号ブロックに分散して出力し、再生時には前記第1
の信号ブロックと前記第2の信号ブロックとを合成し、
記録周波数fとなる記録信号を再生して前記エラー訂正
手段に出力するディジタル信号処理手段と、 前記第1の信号ブロックを前記第1の線速度で移動する
光ディスクの第1の領域に記録する第1の光ヘッドと、 前記第1の光ヘッドの記録光出力を第1の基準電圧によ
って制御する第1の光出力制御手段と、 前記第2の信号ブロックを前記第2の線速度で移動する
光ディスクの第2の領域に記録する第2の光ヘッドと、 前記第2の光ヘッドの記録光出力を第2の基準電圧によ
って制御する第2の光出力制御手段と、 再生信号における前記第1の信号ブロックを再生した第
1の再生区間と、前記第2の信号ブロックを再生した第
2の再生区間とを検出するブロック区間検出手段と、 前記ブロック区間検出手段の前記第1の再生区間の検出
時に前記エラー計数手段を停止させ、かつ前記第2の再
生区間の検出時に前記エラー計数手段によってエラーを
計数させるカウンタ制御手段と、 光ディスクに対する記録時に、前記第2の基準電圧をデ
フォルト値から変化させ、変化させた第2の基準電圧に
対して前記エラー計数手段によって計数されたエラーが
最小個数となる第2の基準電圧の最適値を判断し、この
最適値を前記第2の光出力制御手段に設定する光出力最
適化手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 【請求項4】 前記第2の光出力制御手段に最適値を設
定した後に、前記カウンタ制御手段が、前記ブロック区
間検出手段の前記第2の再生区間の検出時に前記エラー
計数手段を停止させ、かつ前記第1の再生区間の検出時
に前記エラー計数手段によってエラーを計数させ、前記
光出力最適化手段が、前記第1の基準電圧をデフォルト
値から変化させ、変化させた第1の基準電圧に対して前
記エラー計数手段によって計数されたエラーが最小個数
となる第1の基準電圧の最適値を判断し、この最適値を
前記第1の光出力制御手段に設定することを特徴とする
請求項3記載の光ディスク装置。 - 【請求項5】 前記第1の光ヘッドが、光ディスクにお
ける内周部の記録領域から外周部の記録領域に移動する
とともに前記第1の信号ブロックを記録し、前記第2の
光ヘッドが、光ディスクにおける外周部の記録領域から
内周部の記録領域に移動するとともに前記第2の信号ブ
ロックを記録することを特徴とする請求項1,2,3又
は4記載の光ディスク装置。 - 【請求項6】 前記第1の光ヘッドが、光ディスクの一
方の記録面における内周部の記録領域から外周部の記録
領域に移動するとともに前記第1の信号ブロックを記録
し、前記第2の光ヘッドが、光ディスクの他方の記録面
における外周部の記録領域から内周部の記録領域に移動
するとともに前記第2の信号ブロックを記録することを
特徴とする請求項1,2,3又は4記載の光ディスク装
置。 - 【請求項7】 前記第1の記録周波数f1及び前記第2
の記録周波数f2を、光ディスクの半径方向において一
定トラック数ごとに変化させることを特徴とする請求項
1,2,3,4,5又は6記載の光ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6235340A JP3005933B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 光ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6235340A JP3005933B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 光ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08102069A JPH08102069A (ja) | 1996-04-16 |
JP3005933B2 true JP3005933B2 (ja) | 2000-02-07 |
Family
ID=16984655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6235340A Expired - Fee Related JP3005933B2 (ja) | 1994-09-29 | 1994-09-29 | 光ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005933B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006099888A (ja) | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Yamaha Corp | 複数ピックアップ光ディスク記録装置におけるパワー決定方法 |
-
1994
- 1994-09-29 JP JP6235340A patent/JP3005933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08102069A (ja) | 1996-04-16 |
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