JP3005503B2 - タイバー切断型用パンチガイドおよびその切断方法 - Google Patents

タイバー切断型用パンチガイドおよびその切断方法

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良敬 鈴木
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置製造装置
の切断工程で使用されるタイバー切断金型用パンチガイ
ドおよびその加工方法に関し、特にリードフレームのタ
イバー切断時に、パンチの位置決めを行うパンチガイド
の逃げ加工形状およびその加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の半導体装置製造装置の切断工程で
使用されるタイバー切断金型の切断部は、図5に示すよ
うに、タイバー切断するリードフレーム3を載置するダ
イ4と、金型上部から降下してダイ4との噛み合せでタ
イバーを切断するパンチ2と、このパンチ2を案内する
パンチガイド1とで構成される。
【0003】このパンチガイド1とパンチ2との部分の
詳細は、図6に示されるように、タイバー切断用パンチ
2が、パンチガイド1に沿って降下することにより、タ
イバーが切断されるが、このタイバーの加工時に、パン
チガイド1の溝のコーナ部を直角に製作することは、タ
イバーの素材が押圧されるため不可能となり、通常この
素材の逃げ場をつくる逃げ加工法が用いられている。
【0004】従来の逃げ加工法としては、図7(a)〜
(c)に示すような、逃げ形状をパンチガイド1に設け
て加工する方法があった。図7(a)はパンチガイド1
に逃げ形状を設けない場合であるが、この場合には、タ
イバー切断用パンチ2の側に面取り部(コーナ)12を
設ける必要がある。図のように、パンチ2の幅寸法0.
275mmに対して、0.1mmのコーナ12を設ける
と、コーナの両側に0.05mmとられるため、パンチ
ガイド1の接触面13の接触寸法が0.175mmとな
る。このために加工機械により、この面取り加工をする
ため加工時間が長くなり、部品価格が高価となってしま
う。
【0005】また図7(b)はパンチガイド1の先端部
の半円形の凹部を設けたストレート逃げ加工の場合を示
している。例えば、パンチ2の幅寸法0.275mmに
対して、逃げ加工部11は円形の幅が0.1mmとなる
なめ、パンチガイド1の接触面13は、0.075mm
となってしまう。この場合には、タイバー切断用パンチ
2との接触面積が狭くなるため、パンチガイド1の摩耗
が早いという問題がある。
【0006】さらに図7(c)はパンチガイド1の先端
角部に円形の凹部を設けた45°逃げ加工の場合を示し
ている。例えば、パンチ2の幅寸法0.275mmに対
して、逃げ加工部11は両側の45°逃げ加工の円形の
幅が0.1mmとなり、パンチガイド1の接触面13の
寸法は0.175mmとなる。この場合には、図7
(a)の場合とほぼ同じ接触面積をもつが、溝全体の6
割程度の接触面積しかなく、図7(a)と同様パンチガ
イド1の摩耗が早いという問題がある。
【0007】これら図7(a)〜(c)に示す加工方法
は、全てタイバー切断用パンチ2との接触面積が大きく
取れないため、パンチガイド1が短期間で摩耗するとい
う問題があった。このパンチガイド1が摩耗した場合、
切断金型からパンチガイド1を取り外して交換する必要
があり、そのための保全工数が多くかかり、しかも摩耗
が5短期間で生するためパンチ2の位置精度が安定せ
ず、所望部分の打抜きができないという問題もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のタイバ
ー切断用パンチ2とパンチガイド1との構造では、パン
チガイド1とパンチ2との接触面積が小さく、その対摩
耗性が低いので、パンチガイド1の摩耗が早く、摩耗し
たパンチガイド1を用いているとパンチ2の正確な位置
出しができないという問題がある。
【0009】また摩耗したパンチガイド1を用いると、
その摩耗分だけパンチ2が後退することになり、正確な
位置での切断ができず、ICパッケージのリード間に樹
脂残りを生じたりすることになる。
【0010】本発明の目的は、これらの問題を解決し、
パンチガイドの摩耗を大幅に少なくし、その保全工数を
低減し、樹脂残り等による後工程での問題をなくしたタ
イバー切断金型用パンチガイドおよびその加工方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、樹脂封
止したリードフレームのタイバーを切断する切断金型と
なるパンチに対応して設けられ、このパンチの位置決め
をするタイバー切断金型用パンチガイドにおいて、前記
パンチの先端部に対応する接触面が平面状、前記パン
チの先端側面両側が窪んだ形状とし、かつその断面形状
が、そのパンチの先端部に対応する接触面から延長した
窪み量を少なくし窪み幅を大きくした長尺円形状である
逃げ加工部を有すること特徴とする。
【0012】
【0013】また本発明のタイバー切断方法の構成は、
リードフレームのタイバーを切断する切断金型のパンチ
と対応する切断金型用パンチガイドを、前記パンチの先
端部に対応する接触面を平面状、前記パンチの先端側
面両側を窪んだ形状とし、かつその断面形状が、そのパ
ンチの先端部に対応する接触面から延長した窪み量を少
なくし窪み幅を大きくした長尺円形状である逃げ加工部
として、前記タイバーを切断する場合の加工形状が、前
記パンチ先端面と前記パンチガイド切断面との接触面積
が最大となるようにすることを特徴とする。
【0014】本発明の構成によれば、タイバー切断金型
用のンチ先端面とパンチガイド切断面との接触面積が最
大となるようにするので、パンチガイドの摩耗を大幅に
少なくし、その保全工数を低減し、樹脂残り等による後
工程での問題をなくすことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図により
説明する。図1は本発明に関連するタイバー切断用パン
チとパンチガイドとによる加工時の部分斜視図である。
図1は、タイバー切断用パンチ2とパンチガイド1と
で、タイバー切断用ダイ4上に載せた半導体装置のパッ
ケージ6のリード7を切断する場合を示しており、この
図1のパンチガイド1は、パンチ2の先端部に、パンチ
2との接触面積を最大にした逃げ加工部11が設けられ
たものである。
【0016】このパンチガイド1とパンチ2との接触面
積を最大にすることにより、金型使用時の、これらの間
の摺動によるパンチガイド1の摩耗が抑えられ、その保
全工数を低減できる。
【0017】この逃げ加工部11の断面形状は、図2
(a)(b)の詳細図に示すように、逃げ加工部11の
逃げ方向が、パンチ2の先端接触面13に対して90°
の直角方向にあり、その穴が半円形である場合を示して
いる。この逃げ加工部11の逃げ方向を直角方向とする
ことにより、パンチ2の面全体を接触面とできるため、
摩耗の少な構造となり、図7(a)のようにパンチ2を
面取りする必要もなく、図7(c)と同等の強度をもつ
ため、最良の構造となる。
【0018】図3は本発明の一実施形態を説明するタイ
バー切断用パンチとパンチガイドとによる加工時の部分
断面図である。本実施形態は、パンチガイド1の加工形
状を、図2のような半円形の逃げ加工部11から、パン
チ2の先端部に対応する接触面から延長した窪み量を少
なくし窪み幅を大きくした長尺円形状の逃げ加工部11
dに変更したものである。この場合、その接触寸法を同
じにすることは可能であるが、パンチの側面方向のガイ
ド面の面積を減少させている。なお、逃げ面を大きくす
ることは、複数のパンチガイド1が並べられた場合、こ
のパンチガイドの強度を弱くすることになるが、本実施
形態では、パンチ2の先端部に対応する接触面から延長
した窪み量を少なくしたので、複数のパンチガイド1の
間隙を太くでき、パンチガイド1を強くしている。
【0019】
【実施例】本発明において、パンチガイドの加工には、
ワイヤカット放電加工機が用いられるが、ワイヤには、
0.2mm,0.1mm等の数種類のものがあるが、ダ
イバー切断型の溝のピッチが0.75mmと狭いため、
0.2mmのワイヤで加工すると、逃げと逃げとの間の
寸法が0.255mmとなり、強度的に弱くなる。この
ような場合を避けるため、ワイヤの太さを0.1mm以
内のワイヤを用いて強度を確保している。
【0020】なお、図2(b)にパンチ2とパンチガイ
ド1との位置関係の示している。パンチ2の幅寸法0.
275mmに対して、逃げ加工部11は、円形の突出部
が0.06mm、この円形の幅が0.1mmとなってお
り、パンチガイド1の接触面13はパンチ2の幅0.2
75mmと同寸法の接触寸法が得られる。従って、従来
の図7(c)のパンチ2の幅0.275mmに対する接
触寸法0.175mmに対しても、約40%改善してい
るので、その摩耗を低減できることな明らかである。
【0021】図4(a)(b)は本実施例の効果を説明
するパンチガイド1の摩耗量を金型ショット数(×10
00ショット)に対して示した特性図で、図4(a)が
従来の逃げ加工形状を用いた場合、図4(b)が本実施
例の逃げ加工形状を用いた場合である。従来例のパンチ
ガイド1の摩耗量は、金型ショット数50万回に対して
0.06mmの摩耗量であったが、本実施例のパンチガ
イド1の摩耗量は、金型ショット数50万回に対して
0.02mmの摩耗量となり、約1/3の摩耗量となっ
ている。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、タイバー切断金型用のパンチ先端面とパンチガイド
切断面との接触面積が最大となるようにするので、パン
チガイドの摩耗を大幅に少なくし、パンチの位置精度を
長期間保つことができ、その保全工数を低減し、かつパ
ンチガイドの摩耗によるパンチの位置変動が少なくなる
ので、ICパッケージのリード間の樹脂残り量を長期間
規格内に少なく維持することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関連する技術を説明するタイバー切断
金型の部分斜視図。
【図2】図1のパンチガイド1とパンチ2の部分を示す
平面図およびその拡大図。
【図3】本発明の一実施形態を説明するパンチガイド部
分の部分平面図。
【図4】本発明の実施形態の効果を説明する特性図。
【図5】一般のタイバー切断金型の構成を示す部分断面
による側面図。
【図6】図5のパンチガイド1とパンチ2の部分を示す
斜視図。
【図7】従来例のパンチガイド1とパンチ2の逃げ加工
部を示す部分断面の平面図。
【符号の説明】
1 パンチガイド 2 タイバー切断用パンチ 3 リードフレーム 4 タイバー切断用ダイ 6 パッケージ 7 リード 11,11a〜d 逃げ加工部 12 面取り部 13 接触面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳田 丈夫 山形県山形市北町四丁目12番12号 山形 日本電気株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−284925(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 23/50 B21D 28/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂封止したリードフレームのタイバー
    を切断する切断金型となるパンチに対応して設けられ、
    このパンチの位置決めをするタイバー切断金型用パンチ
    ガイドにおいて、前記パンチの先端部に対応する接触面
    が平面状で、前記パンチの先端側面両側が窪んだ形状
    し、かつその断面形状が、そのパンチの先端部に対応す
    る接触面から延長した窪み量を少なくし窪み幅を大きく
    した長尺円形状である逃げ加工部を有すること特徴とす
    るタイバー切断型用パンチガイド。
  2. 【請求項2】 リードフレームのタイバーを切断する切
    断金型のパンチと対応する切断金型用パンチガイドを、
    前記パンチの先端部に対応する接触面を平面状、前記
    パンチの先端側面両側を窪んだ形状とし、かつその断面
    形状が、そのパンチの先端部に対応する接触面から延長
    した窪み量を少なくし窪み幅を大きくした長尺円形状で
    ある逃げ加工部として、前記タイバーを切断する場合の
    加工形状が、前記パンチ先端面と前記パンチガイド切断
    面との接触面積が最大となるようにすることを特徴とす
    るタイバー切断方法。
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