JP3004757B2 - エポキシ樹脂用硬化剤 - Google Patents
エポキシ樹脂用硬化剤Info
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Description
関するものである。さらに詳しくは、低温速硬化性を有
し、かつ貯蔵安定性に優れた一液型エポキシ樹脂用硬化
剤に関するものである。
ているが、その多くは二液型である。二液型は室温で硬
化する反面、エポキシ樹脂と硬化剤を別に保管し、必要
に応じて両者を混合して使用しなければならないため
に、保管や取り扱いが煩雑である上に、可使時間が限ら
れているので大量に混合しておくことができず、大量に
使用するときは配合頻度が多くなり能率の低下を免れな
いと云う欠点がある。
に幾つかの一液型エポキシ樹脂用硬化剤が提案されてい
る。例えば、BF3 アミン錯体、ジシアンジアミド、有
機酸ヒドラジッド、イミダゾ−ル化合物等があるが、こ
れらは貯蔵安定性のすぐれているものは硬化に高温を要
し、比較的低温で硬化できるものは貯蔵安定性が低く、
実用上満足し得るものとは言えない。その他エポキシ樹
脂とアミン系硬化剤を混合し、直ちに冷凍して反応の進
行を停止させたもの、アミン系硬化剤をマイクロカプセ
ル化してエポキシ樹脂中に分散させたもの、モレキュラ
−シ−ブに硬化剤を吸着させて硬化剤とエポキシ樹脂と
の接触を抑制したものなどがある。
ルボン酸等と反応させた化合物がエポキシ樹脂用の潜在
性硬化剤として有用であること、さらに該化合物をイソ
シアネ−ト化合物と反応させることによって格段に優れ
た貯蔵安定性を付与しうることが知られている。アミン
系硬化剤のうち、1分子中に1級アミノ基や2級アミノ
基を有するものは、エポキシ基との反応が比較的低温で
進行するものが多く、特に脂肪族アミンや脂環族アミン
は常温付近で反応が進行する。したがって、これら1分
子中に1級アミノ基や2級アミノ基を有するアミン系硬
化剤とエポキシ樹脂等の付加物をイソシアネ−トと反応
させることにより、60℃程度の低温で活性を有する一
液型硬化剤が提案されていた(特公昭58−55970
号公報)。しかしながら、前記のように1分子中に1級
アミノ基や2級アミノ基を有するものは、アミノ基の活
性水素1個がエポキシ樹脂中のエポキシ基1個と反応す
るため、エポキシ基当量分の添加量が必要となり、3級
アミノ基のみを有する触媒反応型の硬化剤に比べて、エ
ポキシ樹脂への添加量が多くなる。そのため、配合品の
粘度が高くなり作業性が悪く実用的でなかった。
ミノ基を有するが1級及び2級アミノ基を有しない化合
物は比較的少量の添加量で反応が速やかに進行すること
が知られており、これらの化合物を用いた一液型エポキ
シ樹脂が提案されている(特開昭59−27914号公
報、特開昭59−59720号公報)。しかしながら従
来より提案されているものは、低温型とよばれるもので
も硬化させるためには80℃程度の加熱が必要であり、
さらに低温化するのは困難であった。
においては、貯蔵安定性にすぐれ、なおかつ低温速硬化
性を有し、作業性にすぐれたエポキシ樹脂用硬化剤とし
て実用に供しうるものはなかった。
術ではなし得なかった前述の点を改良すべく鋭意検討し
た結果、1分子中に少なくとも1つの1級アミノ基また
は2級アミノ基を有する化合物と、1分子中にアミノ基
として3級アミノ基のみを有する化合物との混合物を用
いることによって、さらに活性化温度を低下できるとと
もに、硬化反応が速やかに進行することを見い出し本発
明をなすに至った。
も1級アミノ基または2級アミノ基を有する化合物
(a)と、1分子中に少なくとも3級アミノ基を有する
が、1級および2級アミノ基を有さない化合物(b)の
混合物からなるアミン系化合物粉末(A)をイソシアネ
−ト化合物(B)と反応させてなるエポキシ樹脂用硬化
剤に関するものである。
する。1分子中に少なくとも1つの1級アミノ基または
2級アミノ基を有する化合物(a)としては、1分子中
に1個以上の1級アミノ基を有する化合物、1分子中に
1個以上の2級アミノ基を有する化合物、1分子中に1
個以上の1級アミノ基と2級アミノ基の両方を有する化
合物、さらにはこれらの化合物と、カルボン酸化合物、
スルホン酸化合物、イソシアネ−ト化合物またはエポキ
シ化合物との反応生成物が用いられる。
族第一アミン、脂環式第一アミン、芳香族第一アミンが
挙げられる。脂肪族第一アミンとしては、例えば、メチ
ルアミン、エチルアミン、プロピルアミン、ブチルアミ
ン、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、ヘキサメ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、メタノールアミン、エタノールアミン、プ
ロパノールアミン、等を挙げることができる。
ロヘキシルアミン、イソホロンジアミン、アミノエチル
ピペラジン及びジエチルアミノプロピルアミン等を挙げ
ることができる。芳香族第一アミンとしては、アニリ
ン、トルイジン、ジアミノジフェニルメタン、ジアミノ
ジフェニルスルホン等を挙げることができる。
ては、脂肪族第二アミン、脂環式第二アミン、芳香族第
二アミン、イミダゾール化合物、イミダゾリン化合物が
挙げられる。脂肪族第二アミンとしては、例えば、ジメ
チルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジブ
チルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジ
メタノールアミン、ジエタノールアミン、ジプロパノー
ルアミン等を挙げることができる。
クロヘキシルアミン、N−メチルピペラジン等を挙げる
ことができる。芳香族第二アミンとしては、例えば、ジ
フェニルアミン、フェニルメチルアミン、フェニルエチ
ルアミン、等を挙げることができる。イミダゾ−ル化合
物としては、イミダゾ−ル、2−メチルイミダゾ−ル、
2−エチルイミダゾ−ル、2−イソプロピルイミダゾ−
ル、2−ドデシルイミダゾ−ル、2−ウンデシルイミダ
ゾ−ル、2−フェニルイミダゾ−ル、2−ヘプタデシル
イミダゾ−ル、2−エチル−4−メチルイミダゾ−ルを
挙げることができる。
イミダゾリン、2−フェニルイミダゾリン、2−ウンデ
シルイミダゾリン、2−ヘプタデシルイミダゾリン等を
挙げることができる。カルボン酸化合物としては、例え
ば、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、ダ
イマ−酸等を挙げることができる。
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸等を挙げること
ができる。イソシアネ−ト化合物としては、例えば、ト
リレンジイソシアネ−ト、4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト等
を挙げることができる。
合物、ジエポキシ化合物、多価エポキシ化合物のいずれ
か又はそれらの混合物を用いてもよい。モノエポキシ化
合物としては、ブチルグリシジルエ−テル、ヘキシルグ
リシジルエ−テル、フェニルグリシジルエ−テル、アリ
ルグリシジルエ−テル、パラ−tert−ブチルフェニ
ルグリシジルエ−テル、エチレンオキシド、プロピレン
オキシド、パラキシリルグリシジルエ−テル、グリシジ
ルアセテ−ト、グリシジルブチレ−ト、グリシジルヘキ
ソエ−ト、グリシジルベンゾエ−ト、エポキシ樹脂等を
挙げることができる。
ルA、ビスフェノールF、カテコール、レゾルシンテト
ラブロモビスフェノールA等の二価のフェノール化合
物;またはエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール
等の2価アルコール化合物;p−オキシ安息香酸、β−
オキシナフトエ酸等のヒドロキシカルボン酸;フタル
酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロフタル酸等のジカルボ
ン酸とエピクロルヒドリンを反応させて得られるジグリ
シジル化合物、3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘ
キシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘ
キサンカルボキシレート、3,4−エポキシシクロヘキ
シルメチル(3,4−エポキシシクロヘキサン)カルボ
キシレート等の脂環式エポキシ化合物を挙げることがで
きる。
ノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エ
ポキシ樹脂等を用いることができる。1分子中に少なく
とも1つの1級アミノ基または2級アミノ基を有する化
合物として好ましいのは、脂肪族第一アミンとジエポキ
シ化合物との反応生成物であり、さらに好ましくは、ト
リエチレンテトラミンあるいはテトラエチレンペンタミ
ンとビスフェノールAおよびエピクロルヒドリンを反応
させて得られるジグリシジル化合物との反応生成物であ
る。
るが、1級および2級アミノ基を有さない化合物(b)
としては、前述の、分子中に1個以上の1級アミノ基ま
たは2級アミノ基を有する化合物と、カルボン酸化合
物、スルホン酸化合物、イソシアネート化合物またはエ
ポキシ化合物との反応生成物のうち、反応生成物の分子
中に1級アミノ基または2級アミノ基を有しているもの
を除外したものが用いられる。
るが、1級および2級アミノ基を有さない化合物として
好ましいのは、イミダゾ−ル化合物とジエポキシ化合物
との反応生成物であり、さらに好ましくは、2−メチル
イミダゾ−ルあるいは2−エチル−4−メチルイミダゾ
−ルと、ビスフェノ−ルAおよびエピクロルヒドリンを
反応させて得られるジグリシジル化合物との反応生成物
である。
または2級アミノ基を有する化合物(a)と、1分子中
に少なくとも1つの3級アミノ基を有するが、1級およ
び2級アミノ基を有さない化合物(b)とは、両者の混
合物が常温で固体となるように選ばれる。(a)と
(b)との混合物を得る方法としては、(a)と(b)
を常態のまま混合する方法、(a)と(b)を加熱融解
状態で混合した後冷却固化する方法、(a)と(b)を
溶剤等に溶解混合した後、脱溶剤する方法等が挙げられ
る。
としては、固体同士を混合する方法、固体に液体を含浸
させる方法があるが、(a)と(b)の混合物を粉末と
して用いることを考え合わせると固体同士を混合する方
法が好ましい。さらには後述するように、(a)と
(b)の微粉末同士を混合するのがより好ましい。
(a)と(b)を加熱融解状態で混合する方法として
は、(a)、(b)各々の溶融液を混合する方法や、一
方の溶融液にもう一方の固体を溶解させる等の方法があ
る。固体を得るには溶融液を冷却すればよい。
方法としては、(a)と(b)を同時に溶解させる溶剤
を用いて均一溶液とした後、溶剤を蒸留等で除去する方
法やスプレードライ法等がある。(a)と(b)の混合
物の均一性が優れるという点では、加熱融解混合法や、
溶液混合法が好ましい。
(a)、(b)の化合物の種類によって適宜選択すれば
よいが、本発明の目的である低温速硬化性を発揮させる
ためには、(a)の100重量部に対して(b)が1〜
100重量部の範囲が好ましい。(a)100重量部に
対して(b)が100重量部を超える時は、混合物の活
性化温度低下の効果が少なく、また(a)の100重量
部に対して(b)が1重量部未満の時は、混合物の反応
の進行を加速する効果が少ない。
系化合物粉末(A)の平均粒径は特別に制限するもので
はないが、平均粒径が大きすぎる場合、硬化性を低下さ
せたり、硬化物の機械的な物性を損なうことがある。好
ましくは平均粒径50μmを越えないものであり、これ
以上平均粒径が大きくなると硬化物の物性において、耐
薬品性、機械的強度の低下を招く。最適には10μmを
越えないものである。なお、平均粒径は例えばレーザー
回折法で測定される体積平均粒子径を指す。
系化合物粉末(A)をエポキシ樹脂中に分散した組成物
は、当該粉末が融解あるいは軟化する温度以上に加熱す
ると急速に硬化し、それ未満の温度では著しく安定であ
る。該組成物の良好な貯蔵安定性を確保するためには、
上記アミン系化合物粉末の融点あるいは軟化点が60℃
以上であることが好ましい。一方、より低温で活性を持
たせるためには融点あるいは軟化点が低い方がよく、従
って、可能な限り60℃に近い方がよい。(a)または
(b)の固体を用いて混合させる場合も、(a)、
(b)の融点あるいは軟化点は60℃以上で可能な限り
低い方が良い。
(B)としては、1分子中に1個以上のイソシアネ−ト
基を有する化合物であればよいが、好ましくは1分子中
に2個以上のイソシアネ−ト基を有する化合物を用いる
ことである。代表的なイソシアネ−ト化合物としては、
脂肪族ジイソシアネ−ト、脂環式ジイソシアネ−ト、芳
香族ジイソシアネ−ト、脂肪族トリイソシアネ−トを挙
げることができる。
チレンジイソシアネ−ト、プロピレンジイソシアネ−
ト、ブチレンジイソシアネ−ト、ヘキサメチレンジイソ
シアネ−ト等を挙げることができる。脂環式ジイソシア
ネ−トの例としては、イソホロンジイソシアネ−ト、
4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ−ト等
を挙げることができる。
リレンジイソシアネ−ト、4,4′−ジフェニルメタン
ジイソシアネ−ト、キシリレンジイソシアネ−トおよび
ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネ−ト等を挙げ
ることができる。脂肪族トリイソシアネ−トの例として
は、1,3,6−トリイソシアネ−トメチルヘキサン等
を挙げることができる。
ン、キシレン、n−ヘキサン、シクロヘキサン、アセト
ン、メチルエチルケトン等の(A)を溶解せず、かつ
(B)を溶解するが反応はしない溶剤に(B)を溶解し
ておき、この中に(A)を分散させ、溶剤と分離、乾燥
する方法、(A)を気流中で流動状態にしておき、
(B)を含有する溶剤を噴霧して溶剤を揮散させる方
法、(A)を過剰の(B)中に浸漬し、分離後水中に浸
漬して過剰の(B)を水と置換し、再び分離して乾燥す
る方法、ジブチルフタレート、ジオクチルフタレート、
ジオクチルアジペート等の可塑剤に(B)を溶解させ、
この中に(A)を分散させる方法、エポキシ樹脂中に
(A)を分散させておき、これに(B)を添加し反応を
行わしめる方法等を挙げることができる。
の表面に均一に接触させるのに足るだけの量でよく、通
常(A)100重量部に対し20重量部以下でよい。本
発明の硬化剤は、ビスフェノールAのグリシジルエーテ
ル型エポキシ樹脂、グリセリンのグリシジルエーテル型
エポキシ樹脂、ポリアルキレンオキサイドのグリシジル
エーテル型エポキシ樹脂、オキシ安息香酸のグリシジル
エステルエーテル型エポキシ樹脂、ダイマー酸のグリシ
ジルエステル型エポキシ樹脂、フェノールノボラックの
グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、クレゾールノボラ
ックのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、ブロム化ビ
スフェノールAのグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、
ビスフェノールFのグリシジルエーテル型エポキシ樹
脂、ポリブタジエンを過酢酸でエポキシ化した脂環型エ
ポキシ樹脂およびこれらの変性体等の各種エポキシ樹脂
に対し、液状、固形を問わずに応用することができ、絶
縁封止材、フィルム状接着剤、異方導電性接着剤、植毛
タイル接着剤、水道管補修用接着剤、粉体塗料、コンデ
ンサー用ディップ塗料、ウレタン塗料、水道管内面コー
ティング材、注型材、成形材、積層材、複合材等の幅広
い用途分野にその特徴を生かして利用できる。
量は、速硬化性、硬化物の物性の面から決定されるもの
であるが、好ましくはエポキシ樹脂100重量部に対し
て硬化剤を0.1〜100重量部用いれば良い。0.1
重量部未満の場合には、十分な硬化性能を得るのに長時
間を必要とし実用的でないし、100重量部を超える場
合には、エポキシ樹脂と混合した時に配合品の粘度が高
くなり、硬化過程において発熱が大きくて硬化のコント
ロールが困難になる。
併用してもよい。他種の硬化剤としては、例えば、エチ
レンジアミン、ジエチレントリアミン、ジシアンジアミ
ド、グアニジンのような脂肪族アミン、ジ(4−アミノ
シクロヘキシル)メタン、イソホロンジアミンのような
環状脂肪族アミン、m−フェニレンジアミン、p,p′
−ビス(4−アミノフェニル)メタンのような芳香族ア
ミン、無水フタル酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水
ヘキサヒドロフタル酸、メチル化無水ヘキサヒドロフタ
ル酸、無水トリメリット酸のようなポリカルボン酸無水
物、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂等が挙
げられる。
と、硬化剤の製造、取り扱い、エポキシ樹脂と混合した
際の性質が改良され好都合である。即ち、硬化剤を製造
するために(A)を溶剤に分散する際、無機質粉末を添
加して置くと凝集を防ぐことができる。また、可塑剤を
用いて製造する際には混合後に無機質粉末を添加すると
粘着性を押さえることができる。硬化剤を貯蔵する際に
圧力によって凝集することがあるが、無機質粉末の添加
で防ぐことができる。さらにエポキシ樹脂と混合した場
合、貯蔵時および加熱時の硬化剤の沈降、凝集を防ぐこ
とができる。
カオリン、アタパルガイト、珪藻土、タルク、ベントナ
イト、活性白土、ゼオライト、クレー、石綿、ワラステ
ナイト、マイカ、酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム、カーボンブラック、水酸化アルミニウム等が挙
げられる。本発明の硬化剤でエポキシ樹脂を硬化しよう
とする際、所望によって反応性希釈剤、非反応性希釈
剤、溶剤、沈降防止剤、顔料、フィラー、可塑剤、可撓
性付与剤、コールタール等の副資材を加えることができ
る。
るが、これらの例によって本発明の範囲を制限されるも
のではない。例中、部は重量部を表す。
化成工業(株)製 ビスフェノールAジグリシジルエー
テル型エポキシ樹脂:エポキシ当量450)との付加物
(反応モル比2:1)を粉砕し、体積平均粒子径4μm
の粉末(f)を得た。また、N−アミノエチルピペラジ
ンとAER330(旭化成工業(株)製ビスフェノール
Aジグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、エポキシ当量
185)との付加物(反応モル比2:1)を粉砕し、体
積平均粒子径4μmの粉末(g)を得た。得られた微粉
末(f)と(g)を重量比で100:30の割合で混合
した粉末75重量部を、n−ヘキサン100重量部中に
ヘキサメチレンジイソシアネート0.2部を投入したも
のの中に30分間分散させ、溶液から分離、乾燥して目
的とする硬化剤X−1を得た。
の付加物(反応モル比2:1)を粉砕し、体積平均粒子
径5μmの粉末(H)を得た。又、2−メチルイミダゾ
ールとAER330との付加物(反応モル比2:1)を
粉砕し、体積平均粒子径5μmの粉末(I)を得た。得
られた微粉末(H)と(I)を重量比で100:15の
割合で混合した粉末70重量部を、シクロヘキサン10
0重量部にトリレンジイソシアネート0.15部を溶解
してものの中に30分間分散させ、溶液から分離、乾燥
して目的とする硬化剤X−2を得た。
ミンとAER661との付加物と、同じく実施例2で得
られた、2−メチルイミダゾールとAER330との付
加物を重量比で100:15の割合で150℃にて溶融
混合したものを粉砕し、体積平均粒子径5μmの粉末
(J)を得た。得られた粉末(J)70重量部を実施例
2と全く同様にして、トリレンジイソシアネートを溶解
したシクロヘキサン中に分散させて硬化剤X−3を得
た。
部を、シクロヘキサン100重量部にトリレンジイソシ
アネート0.15重量部を溶解したものの中に30分間
分散させ、溶液から分離、乾燥して目的とする硬化剤Y
−1を得た。
部を、シクロヘキサン100重量部にトリレンジイソシ
アネート1.0重量部を溶解したものの中に30分間分
散させ、溶液から分離、乾燥して目的とする硬化剤Y−
2を得た。
末(H)と(I)を重量比100:15の割合で混合
し、硬化剤Z−1を得た。
化剤Z−2とする。
との付加物と、2−エチル−4−メチルイミダゾールと
AER330との付加物を重量比100:40の割合で
150℃にて溶融混合したものを粉砕し、体積平均粒子
径5μmの粉末(K)を得た。得られた粉末(K)70
重量部を、n−ヘキサン100重量部にイソホロンジイ
ソシアネートの0.2重量部を投入したものの中に30
分間分散させ、溶液から分離、乾燥して目的とする硬化
剤X−4を得た。
硬化剤、さらに比較としてトリエチレンテトラミン、2
−メチルイミダゾールを表1に示す配合比にてエポキシ
樹脂と混合し、各配合品を得た。配合品の粘度はBH型
粘度計を用い、25℃下で測定した。表1の配合比にて
硬化性、貯蔵安定性を評価した。 <硬化性の評価> (1) ゲルタイム ストロークキュア法 (2) せん断接着強さ 軟鋼板−軟鋼板SPCC−G (JIS G 3141) <貯蔵安定性の評価>配合品を40℃、7日間保存後の
粘度変化で評価する。
温速硬化性を達成できた。 保存安定性に優れており、信頼性が高い。 主剤のエポキシ樹脂に対する添加量を低減できるた
め、作業性が容易であり、かつ配合の自由度が高くな
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 1分子中に少なくとも1つの1級アミノ
基または2級アミノ基を有する化合物(a)と、1分子
中に少なくとも1つの3級アミノ基を有するが1級およ
び2級アミノ基を有さない化合物(b)との混合物から
なるアミノ系化合物粉末(A)を、イソシアネ−ト化合
物(B)と反応させてなるエポキシ樹脂硬化剤。
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