JP3004629U - 灯浮標用脱着式電池缶 - Google Patents
灯浮標用脱着式電池缶Info
- Publication number
- JP3004629U JP3004629U JP1994007084U JP708494U JP3004629U JP 3004629 U JP3004629 U JP 3004629U JP 1994007084 U JP1994007084 U JP 1994007084U JP 708494 U JP708494 U JP 708494U JP 3004629 U JP3004629 U JP 3004629U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- fixed
- fixing
- bottom plate
- batteries
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- Y02E60/12—
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 灯浮標に必要な電池の数と同数の電池缶だけ
を装備するための脱着機能を持たせることと、電池を固
定するために必要な力を従来のものより大幅に軽減する
ことと、高さの違う2通りの電池に対応させること。 【構成】 灯浮標床上面の底板固定環19に底板固定座
20を固着する。底板4には固定用爪21が固着されて
いる。底板固定座20の固定用爪穴22に固定用爪21
を挿入し回転させることにより、電池缶を固定する。取
り外すときは、これとは逆の操作を行う。振動等による
緩みを防止するため、底板固定座20の丸落し用穴23
に丸落し24を挿入する。電池押え蓋には、一方をヒン
ジで、もう一方をアジャストファスナーで固定すること
で片手で楽に行え、作業性を向上させる。高さの違う2
通りの電池に対応する。
を装備するための脱着機能を持たせることと、電池を固
定するために必要な力を従来のものより大幅に軽減する
ことと、高さの違う2通りの電池に対応させること。 【構成】 灯浮標床上面の底板固定環19に底板固定座
20を固着する。底板4には固定用爪21が固着されて
いる。底板固定座20の固定用爪穴22に固定用爪21
を挿入し回転させることにより、電池缶を固定する。取
り外すときは、これとは逆の操作を行う。振動等による
緩みを防止するため、底板固定座20の丸落し用穴23
に丸落し24を挿入する。電池押え蓋には、一方をヒン
ジで、もう一方をアジャストファスナーで固定すること
で片手で楽に行え、作業性を向上させる。高さの違う2
通りの電池に対応する。
Description
【0001】
本考案は、灯浮標毎に必要な電池の個数だけの電池缶を装備することにより灯 浮標の互換性を無駄なく実現でき、かつ定期及び臨時の灯浮標保守作業の軽減に 関する。
【0002】
従来の電池缶は構造的に標体に直接、溶接により固定する構造で、標体に互換 性を持たせるため、どの灯浮標にも最大必要数の電池缶を装備することで対応し てきた。標準的な灯浮標では、電池が10個又は20個搭載されるが、どの灯浮 標にも予め20個の電池缶を装備しておくことで、標体に互換性を持たせてきた 。このため常に何箇所かの灯浮標には電池が装着されていない、言わば必要数以 上の不使用の電池缶が装着された状態で設置されることとなり、電池缶の製作費 用等が過負担となっていた。また、灯浮標は船舶の輻輳する海域においては船舶 接触や船舶衝突事故が多発しており、これらの事故及び定期的な全交換時には、 電池の取外し及び装着が必要となる。灯浮標は円筒型又は円盤型をしており、そ の構造から波浪や付近を航行する船舶の航走波によって起こる動揺は、不規則か つ激しい。この状況の中では、電池をバネの反発力により固定するため、かなり の力が必要であった。(実用新案公報 昭63−9100号参照)
【0003】
灯浮標用脱着式電池缶を採用することにより、どの灯浮標にも電池の必要数だ けの電池缶を装備することとすれば、標体の互換性を無駄なく実現できることと なる。さらには、必要数以上の電池缶を装備しておく必要がないので、標体の中 が広く使用出来ることで作業性が向上し、危険性もより少なくなる。具体例でい うと、L−2型・標体で、波力発電装置を使用している箇所では電池缶を6個又 は12個取付けることで使用する上で問題がないが、標体に互換性を持たせるた め、同じL−2型・標体でも、空気電池を使用している箇所では、電池缶を10 個又は20個使用することを考慮し、常に電池缶が20個取付けられており、標 体内のスペースが非常に狭くなっている。また、電池押え蓋を固定するためにア ジャストファスナーに加える必要な力は約30Nと従来の5分の1程度で済みい かなる姿勢においても片手で十分可能となる。更に、高さの異なる電池に対応が 可能である。
【0004】 本考案は、灯浮標の互換性の向上、電池の固定に必要な力の減少及び高さの異 なる電池に対応することを目的とするものである。
【0005】
上記目的を達成するため、本考案における灯浮標用脱着式電池缶の構成は、電 池が前後左右にずれないようにするための、電池より少し大径の電池缶の底部に 固定用爪を固着し、床上面に固着された電池固定座に開けた固定用爪穴により電 池缶を脱着可能としたものである。電池押え蓋の固定方法には、アジャストファ スナーを具備することにより少ない力で固定可能としたものである。電池押え蓋 の位置を変更するため、ヒンジの位置はボルトナットで対応し、アジャストファ スナーの延長には、ファスナー延長掛金によって可能としたものである。
【0006】
電池缶の底部に固着された固定用爪を、床上面に固着された電池固定座に開け られた固定用爪穴に固定用爪を挿入し、電池缶を回転させ固定し、更に底板固定 座に丸落しを挿入して振動等に対しての緩み止めとする。
【0007】 電池押え蓋をヒンジとアジャストファスナーにより固定されることにより、電 池は電池缶底部の底板に張りつけてあるゴム板と電池押え蓋の裏面に張りつけて あるゴム板に押さえつけられ固定される。
【0008】 高さの異なる電池に対応させるため、電池押え蓋の位置を変更できるようにし ている。ヒンジの取り付け位置をボルトナットで変更し、アジャストファスナー の位置は固着されたままで、ファスナー延長掛金を使用し電池押え蓋を固定する 。
【0009】
本考案の一実施例を図1に基づいて説明する。電池1より少し大径の長電池固 定環3のほぼ中間位置に底板4を固着する。その上にゴム板5を固着した上に電 池1を置き、電池1の両側に長側板7と長側板8を長電池固定環3と電池固定板 10と同径で幅は約半分の短電池固定環9とを固着する。短電池固定環9の内側 4箇所に電池固定板10が固着されている。長電池固定環3と短電池固定環9に 短側板11及び短側板12を電池1をはさんで相対に固着する。長側板7のほぼ 上端にアジャストファスナー13を固着し、反対側の長側板8のほぼ上端にヒン ジ14をボルトナット15により固定する。このヒンジに電池押え蓋16を固着 する。電池押え蓋16の裏面にゴム板6が固着されている。
【0010】 電池押え蓋16にファスナー掛金爪17をアジャストファスナーのほぼ真上に 位置するように固着されている。ファスナー掛金爪17にはファスナー延長掛金 18が付属している。その長さはほぼ同じで高さの低い電池2の使用時は、電池 押え蓋16にはね上げておく構造になっている。このファスナー延長掛金18に アジャストファスナー13を掛けることにより電池1は固定される。このように 高さの違った2種類の電池を収容固定することができる。
【0011】 灯浮標床上面に底板固定環19を固着し、その上端に底板固定座20を固着す る。底板4の裏面には底板固定座の中心点にたいして120度おきに固定用爪2 1が3個固着されている。底板固定座20には固定用爪21に対応するよう同心 円に固定用爪穴22が120度おきに3箇所開けられており、固定用爪21を固 定用爪穴22に挿入し約30度回転させることにより、電池缶を固定するもので ある。更に、底板固定座20に丸落し用穴23に丸落し24を挿入することによ り、振動等による緩みを防止している。以上の機能により、電池缶は灯浮標に対 して脱着機能を有することになる。
【0012】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏することができる。
【0013】 電池缶を灯浮標から脱着が可能になることで、灯浮標には必要最小限の電池缶 だけを装備することにより、電池缶の製作費用の節減になる。
【0014】 電池缶を灯浮標から脱着が可能になることで、灯浮標の互換性が増し、灯浮標 交換計画における汎用性が増し、業務の効率化が図れる。
【0015】 電池缶を灯浮標から脱着が可能になることで、必要数以上の電池缶を装備して おく必要がないので、灯浮標の中が広く使用できることで作業性の向上と、危険 性が少なくなる。
【0016】 電池押え蓋の固定にアジャストファスナーを使用することにより、従来の電池 缶に比べて約5分の1の力で電池の取り付けができ、しゃがんだ姿勢による片手 作業も可能となり、動揺する灯浮標内での作業が安全確実に行える。
【0017】
【図1】灯浮標用脱着式電池缶の正面図。
1 電池 2 高さの低い電池 3 長電池固定環 4 底板 5 ゴム板 6 ゴム板 7 長側板 8 長側板 9 短電池固定環 10 電池固定板 11 短側板 12 短側板 13 アジャストファスナー 14 ヒンジ 15 ボルトナット 16 電池押え蓋 17 ファスナー掛金爪 18 ファスナー延長掛金 19 底板固定環 20 底板固定座 21 固定用爪 22 固定用爪穴 23 丸落し用穴 24 丸落し
Claims (3)
- 【請求項1】 電池が前後左右にずれないようにするた
めの、電池より少し大径の電池缶の底部に固定用爪を固
着し、床上面に固着された電池固定座に開けられた固定
用爪穴により電池缶を脱着可能としたことを特徴とする
灯浮標用脱着式電池缶。 - 【請求項2】 電池押え蓋の固定方法にアジャストファ
スナーを具備したことを特徴とする請求項1記載の灯浮
標用脱着式電池缶。 - 【請求項3】 電池押え蓋の位置を変更し、高さの異な
る電池を使用できることを特徴とする請求項1記載の灯
浮標用脱着式電池缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007084U JP3004629U (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 灯浮標用脱着式電池缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994007084U JP3004629U (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 灯浮標用脱着式電池缶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3004629U true JP3004629U (ja) | 1994-11-22 |
Family
ID=43140548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994007084U Expired - Lifetime JP3004629U (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | 灯浮標用脱着式電池缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004629U (ja) |
-
1994
- 1994-05-25 JP JP1994007084U patent/JP3004629U/ja not_active Expired - Lifetime
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