JPH0729440U - シャシーダイナモメータにおける車両固定装置 - Google Patents

シャシーダイナモメータにおける車両固定装置

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JPH0729440U
JPH0729440U JP5864093U JP5864093U JPH0729440U JP H0729440 U JPH0729440 U JP H0729440U JP 5864093 U JP5864093 U JP 5864093U JP 5864093 U JP5864093 U JP 5864093U JP H0729440 U JPH0729440 U JP H0729440U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 走行性能試験に際して車両のバンパー等の損
傷を防止するともに、試験を効率良く行うことができる
シャシーダイナモメータにおける車両固定装置を得る。 【構成】 車両2の前部において床面4上の固定部22
にフック14、レバーブロック17、チェン5、フック
15、リングベルト24、シャクル16及びフロントバ
ンパーを避ける形状のアタッチメント25を介して車両
のトランスポート20を連結するとともに、一対のリン
グベルト24の間隔を狭めるようにホイストリング23
を床面4上に設ける。又、車両2の後部において固定部
3にフック14、レバーブロック17、チェン5、フッ
ク15、リングベルト24及びシャクル16を介してト
ランスポート20を連結する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、4輪駆動車用シャシーダイナモメータにおける低フロントバンパ ー車の車両固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7(a),(b)は従来のシャシーダイナモメータにおける車両固定装置の 概略を示す平面図及び正面図を示し、1はダイナモメータに連結されたローラ、 2はローラ1上に駆動2aが載置された4輪駆動の車両であり、車両2と床面4 に埋設された固定部3との間は固定用チェン5により連結され、車両2は固定さ れている。又、床面4に固定されたアイボルト6と車両2の前側の両側との間は 横振防止用ベルト7により連結されている。
【0003】 図8は固定部3の詳細な正面図を示し、8は床面4に埋込まれた埋込パイプ、 9は埋込パイプ8に嵌入された固定ポールであり、固定ポール9には上下移動可 能に移動ナット10が螺合され、移動ナット10上にはリング状の掛け金具11 が回動自在に支持され、掛け金具11には引張力が所定値以上になると伸張する スプリングロッド12を介してアイナット13が連結されている。
【0004】 図9(a),(b)は固定部3と車両2との間の接続部分の詳細を示す平面図 及び正面図を示し、14はアイナット13に連結されるフック、15は車両2に シャクル16を介して連結されるフック、17は固定用チェン5の長さを調節す るためにフック14に設けられたレバーブロックであり、一端がフック15に連 結された固定用チェン5はレバーブロック17を介して他端が抜け止め18に固 定される。又、図10は横振防止用ベルト7の斜視図を示し、やはり長さ調整可 能となっている。
【0005】 上記した従来のシャシーダイナモメータの車両固定装置においては、ダイナモ メータに連結されたローラ1上に駆動輪2aが載置された車両2を床面4上に立 設された固定部3にチェン5等により固定し、車両2と床面4上のアイボルト6 との間を横振防止用ベルト7により連結して車両2の横振れを防止している。そ して、ダイナモメータによる動力の発生、吸収により車両2の走行性能試験を行 っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の従来の車両固定装置においては、駆動輪2aの風除 けのためのフロントスポイラを有する低フロントバンパー車の場合には、次のよ うな不都合が生じた。即ち、図11において19は車両2の前端下部に設けられ たフロントスポイラ、20は車両2の前側下部においてフロントスポイラ19の やや後側に設けられたトランスポートフックであり、トランスポートフック20 はシャクル16と連結されている。フロントバンパーもフロントスポイラ19の 前方に一体的に設けられている。このように、トランスポートフック20がフロ ントバンパー及びフロントスポイラ19より後方にあるために、トランスポート フック20にシャクル16を介してフック15を連結すると、フック15は鋳鉄 製で大きいためにフロントバンパー及びフロントスポイラ19と当接し、これら を損傷する恐れがあった。又、車両2の後側でもチェンのフックとリヤバンパー とが接触し、損傷する恐れがあった。
【0007】 そこで、図12に示すようにトランスポートフック20とシャクル16との間 にコ字状アタッチメント21を連結し、フロントバンパー及びフロントスポイラ 19とアタッチメント21とが当接しないようにした。図13(a)〜(d)は アタッチメント21の正面図、左側面図、右側面図、及び底面図を示し、21a はトランスポートフック20と連結するためのねじ孔、21bはシャクル16と 連結するための孔、21cは横振防止用ベルト7との連結部である。
【0008】 しかし、アタッチメント21を設けた場合には、1個のアタッチメント21に 加わるけん引力が1000Kgにもなり、アタッチメント21は保安部品でもあ るので軽量化が困難であり、1個6.8Kgと重くなり(材質はSS41)、そ の着脱に時間を要することとなった。一方、車両2の抜き取り試験は1日当たり 7〜8台の割合で行われるので段取り時間の短縮が要求され、アタッチメント2 1の使用は困難となっていた。
【0009】 この考案は上記のような課題を解決するために成されたものであり、走行性能 試験に際して車両のバンパー等の損傷を防止することができるとともに、試験を 効率良く行うことができるシャシーダイナモメータにおける車両固定装置を得る ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るシャシーダイナモメータにおける車両固定装置は、床面上の固 定部にチェンを介してベルトを連結し、車両の後部においてはこのベルトを車両 の連結部と連結し、車両の前部においてはベルトをフロントバンパーを避ける形 状のアタッチメントを介して車両の連結部に連結するとともに、一対のベルトの 間隔を狭めるようにベルトを保持する保持部を床面上に設けたものである。
【0011】
【作用】
この考案においては、車両の前部では固定部にチェンを介してベルトが連結さ れ、このベルトがフロントバンパーを避ける形状のアタッチメントを介して車両 の連結部に連結される。又、車両の前部においては一対のベルトの間隔が保持部 により狭められ、アタッチメントの長さ方向との角度が小さくされ、アタッチメ ントへの荷重が小さくなり、軽量化が可能となる。又、車両の後部においては、 固定部にチェンを介してベルトが連結され、このベルトが車両の連結部に連結さ れ、ベルトとリヤバンパーとの接触は生じない。
【0012】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面とともに説明する。図3(a),(b)はこの 実施例による車両固定装置の概略の平面図及び正面図を示し、床面4上に立設さ れた固定部3と車両2の後部との間は固定用チェン5などにより連結され、また 床面4に立設された固定部22と車両2の前部との間はやはり一対の固定用チェ ン5などにより連結される。固定部22は図4に示すように固定ポール9にガイ ド部9aを設け、ガイド部9aにより固定ポール9を埋込パイプ8から引抜くこ とにより固定ポール9を横倒しにすることができる。前側の一対の固定用チェン 5などは図5に示すように逆U字状に床面4の凹部4aに設けられたホイストリ ング23により間隔を狭められている。ホイストリング23は可倒式となってい る。
【0013】 図1及び図2はこの実施例による車両固定装置の詳細な平面図及び正面図を示 し、車両2の前側においては、アイナット13にフック14、レバーブロック1 7、チェン5、フック15、リングベルト24、シャクル16、アタッチメント 25を介して車両のトランスポートフック20が連結されている。リングベルト 24は幅25mm、長さ750mmのリング状のベルトであり、途中でホイスト リング23により相互間の間隔を狭められている。アタッチメント25はL字状 の金具からなり、材質はSCM3であり、重さは1個当たり2.7Kgである。 又、アタッチメント25は図6に示すようにシャクル16との連結のための孔2 5a、トランスポートフック20との連結のための孔25b,及びアイボルト取 付孔25cを有しており、孔25cにはアイボルト26を取付け、アイボルト2 6と床面4上のアイボルト6との間を横振防止用ベルト7により連結する。
【0014】 一方、車両2の後部においては、アイナット13にフック14、レバーブロッ ク17、チェン5、フック15、幅25mm、長さ500mmのリングベルト2 4、及びシャクル16を介してトランスポートフック20が連結されている。
【0015】 上記実施例においては、車両2の前側ではリングベルト24をホイストリング 23により拘束し、リングベルト24間の間隔を狭めるようにしており、アタッ チメント25の長さ方向(車両2の前後方向)とリングベルト24の方向との角 度をθとしてθを小さくすることによりアタッチメント25への荷重Wを小さく することができる。例えばθ=30゜の場合、車両2のけん引力を1000Kg とすると、荷重Wは577Kgとなるが、θ=10゜の場合にはW=507Kg となる。従って、アタッチメント25は軽量化が可能となり、SCM3により形 成することにより1個当たり2.7Kgと従来の半分以下とすることができ、そ の着脱も容易となり、抜き取り試験にも充分対応することができる。もちろん、 フロントバンパーとの接触を避けることができる。又、車両2の後側においては 、リングベルト24を用いたことにより、リングベルト24とリヤバンパーとの 間隔が取り易くなり、アタッチメント25を必要としない。なお、一対のトラン スポートフック20の間隔より固定部3間及び固定部22間の間隔が広いのは、 車両2の搬出入時に車両2を損傷しないためである。
【0016】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、車両の前部ではアタッチメントを設けてフロ ントバンパーとの接触を避けるとともに、車両の後部ではベルトを設けてリヤバ ンパーとの接触を避けるようにしており、バンパー等の損傷を防ぐことができる 。しかも、車両の前部では一対のベルト間の間隔を狭めてアタッチメントとの角 度を小さくし、車両のけん引力によってアタッチメントへ加わる荷重を小さくし ており、アタッチメントの軽量化が可能となり、その着脱に時間がかからなくな り、抜取り試験などにも充分対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による車両固定装置の平面図である。
【図2】この考案による車両固定装置の正面図である。
【図3】この考案による車両固定装置の概略の平面図及
び正面図である。
【図4】この考案による固定部の正面図である。
【図5】この考案によるホイストリングの正面図であ
る。
【図6】この考案によるアタッチメントの正面図であ
る。
【図7】従来の車両固定装置の概略の平面図及び正面図
である。
【図8】従来の固定部の正面図である。
【図9】従来の車両固定装置の固定部と車両との接続部
分の平面図及び正面図である。
【図10】従来の横振防止用ベルトの斜視図である。
【図11】従来の車両固定装置において、フックがフロ
ントバンパーに当接する状態を説明する正面図である。
【図12】従来の他の車両固定装置の正面図である。
【図13】従来のアタッチメントの正面図、左側面図、
右側面図、及び底面図である。
【符号の説明】
1…ローラ 2…車両 2a…駆動輪 3,22…固定部 4…床面 5…チェン 19…フロントスポイラ 20…トランスポートフック 23…ホイストリング 24…リングベルト 25…アタッチメント

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイナモメータに連結されたローラ上に
    車両の駆動輪を載置し、ダイナモメータによる動力の吸
    収、発生により車両の走行性能試験を行うシャシーダイ
    ナモメータにおいて、車両下部の前後部に一対ずつ設け
    られた連結部より大きな間隔で車両の前後の床面上に一
    対ずつ設けられた固定部と、固定部にチェンを介して連
    結されたベルトを備え、車両の後部においてはこのベル
    トを車両の連結部に連結するとともに、車両の前部にお
    いてはベルトをフロントバンパーを避ける形状のアタッ
    チメントを介して車両の連結部に連結し、かつ車両の前
    部において一対のベルトの間隔を狭めるようにベルトを
    保持する保持部を床面上に設けたことを特徴とするシャ
    シーダイナモメータにおける車両固定装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010002295A (ja) * 2008-06-20 2010-01-07 Honda Motor Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP2011242210A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Ono Sokki Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP2011242209A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Ono Sokki Co Ltd シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP2015102523A (ja) * 2013-11-28 2015-06-04 東芝三菱電機産業システム株式会社 車固定システム

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