JP2857060B2 - 車両運搬車における車両固縛装置 - Google Patents
車両運搬車における車両固縛装置Info
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- JP2857060B2 JP2857060B2 JP13527694A JP13527694A JP2857060B2 JP 2857060 B2 JP2857060 B2 JP 2857060B2 JP 13527694 A JP13527694 A JP 13527694A JP 13527694 A JP13527694 A JP 13527694A JP 2857060 B2 JP2857060 B2 JP 2857060B2
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は車両運搬車に搭載した車
両を固縛するための装置に関するものである。
両を固縛するための装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、車両運搬車における車両固縛装置
は実開昭４９−１１４１０号公報に開示されているごと
く、車両運搬車に緊締索を設け、この緊締索に取り付け
た止具を車両運搬車に搭載された車両の車軸に引っ掛け
て車両を固縛するようになっている。
は実開昭４９−１１４１０号公報に開示されているごと
く、車両運搬車に緊締索を設け、この緊締索に取り付け
た止具を車両運搬車に搭載された車両の車軸に引っ掛け
て車両を固縛するようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記構造であ
れば、車両を固縛するためには車両の下に潜り込んで止
具を車軸に引っ掛けなければならない。そのため作業者
に困難な作業を強いることになり、また作業中に何らか
の原因で車両が動くと作業者が負傷するという危険があ
る。
れば、車両を固縛するためには車両の下に潜り込んで止
具を車軸に引っ掛けなければならない。そのため作業者
に困難な作業を強いることになり、また作業中に何らか
の原因で車両が動くと作業者が負傷するという危険があ
る。
【０００４】そこで本発明は車両の側方にて固縛作業が
できるようにして作業の容易性・安全性を高めた車両固
縛装置を提供するものである。
できるようにして作業の容易性・安全性を高めた車両固
縛装置を提供するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は車両の車輪内側
面に当接する第１当接部と車輪上部外周に当接し、端部
にネジ部を有する前後一対の第２当接部とにてコ字状に
形成した主固縛部材と、前記各ネジ部に挿通させうる一
対の連結部材間に車輪外側面に当接する第３当接部を設
けるとともに第３当接部に車両運搬車側への連結を行な
うための係合部材を設けた補助固縛部材と、前記主固縛
部材のネジ部に螺合させて補助固縛部材の第３当接部を
主固縛部材の第１当接部側に押し付けうるナットと前記
補助固縛部材を車両運搬車側に固定する固定部材とから
成ることを特徴とするものである。
面に当接する第１当接部と車輪上部外周に当接し、端部
にネジ部を有する前後一対の第２当接部とにてコ字状に
形成した主固縛部材と、前記各ネジ部に挿通させうる一
対の連結部材間に車輪外側面に当接する第３当接部を設
けるとともに第３当接部に車両運搬車側への連結を行な
うための係合部材を設けた補助固縛部材と、前記主固縛
部材のネジ部に螺合させて補助固縛部材の第３当接部を
主固縛部材の第１当接部側に押し付けうるナットと前記
補助固縛部材を車両運搬車側に固定する固定部材とから
成ることを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】まず、主固縛部材のネジ部に螺合しているナッ
トを緩めて主固縛部材の第１当接部と補助固縛部材の第
３当接部との間隔を広げる。その状態で車両の車輪の上
に載せると主固縛部材の一対の第２当接部が車輪の外周
に当接する。その後ナットを締め付けていき、第１当接
部と第３当接部との間を狭くし、第１当接部を車輪内側
面に、第３当接部を車輪外側面にそれぞれ当接させる。
両固縛部材を車輪にセット完了するとターンバックル等
の固定部材を介して補助固縛部材を車両運搬車側に固定
する。
トを緩めて主固縛部材の第１当接部と補助固縛部材の第
３当接部との間隔を広げる。その状態で車両の車輪の上
に載せると主固縛部材の一対の第２当接部が車輪の外周
に当接する。その後ナットを締め付けていき、第１当接
部と第３当接部との間を狭くし、第１当接部を車輪内側
面に、第３当接部を車輪外側面にそれぞれ当接させる。
両固縛部材を車輪にセット完了するとターンバックル等
の固定部材を介して補助固縛部材を車両運搬車側に固定
する。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図面にて説明すると、１は
車両運搬車の荷台２に搭載された車両３の車輪である。
前記車輪１は固縛装置４にて移動、跳ね上りが防止され
るようになっている。前記固縛装置４は図１に示す如く
主固縛部材５と補助固縛部材６とナット７と固定部材８
とから成っている。
車両運搬車の荷台２に搭載された車両３の車輪である。
前記車輪１は固縛装置４にて移動、跳ね上りが防止され
るようになっている。前記固縛装置４は図１に示す如く
主固縛部材５と補助固縛部材６とナット７と固定部材８
とから成っている。
【０００８】前記主固縛部材５は車輪１内側面に当接し
うる第１当接部９と一対で車輪１上部外周に当接しうる
第２当接部１０、１０とにてコ字状に形成するとともに
第２当接部１０、１０の端にネジ部１１、１１を設けて
ある。前記一対の第２当接部１０、１０の間隔は車輪１
の直径よりも小さくしてある。前記補助固縛部材６は一
対の連結部材１２、１２に車輪１外側面に当接しうる第
３当接部１３を連結したものであり、前記連結部材１
２、１２には前記主固縛部材５のネジ部１１、１１が挿
通しうる孔１４、１４を設け、第３当接部１３は連結部
材１２、１２の孔１４、１４にネジ部１１、１１を挿通
させた状態で中央が第１当接部９と幾分下方の位置で平
行となるように両端を上方に傾斜させて連結部材１２、
１２に接続するようになっている。
うる第１当接部９と一対で車輪１上部外周に当接しうる
第２当接部１０、１０とにてコ字状に形成するとともに
第２当接部１０、１０の端にネジ部１１、１１を設けて
ある。前記一対の第２当接部１０、１０の間隔は車輪１
の直径よりも小さくしてある。前記補助固縛部材６は一
対の連結部材１２、１２に車輪１外側面に当接しうる第
３当接部１３を連結したものであり、前記連結部材１
２、１２には前記主固縛部材５のネジ部１１、１１が挿
通しうる孔１４、１４を設け、第３当接部１３は連結部
材１２、１２の孔１４、１４にネジ部１１、１１を挿通
させた状態で中央が第１当接部９と幾分下方の位置で平
行となるように両端を上方に傾斜させて連結部材１２、
１２に接続するようになっている。
【０００９】前記ナット７は主固縛部材５のネジ部１
１、１１に螺合させて補助固縛部材６を主固縛部材５の
第１当接部９側に押し込むことができるようになってお
り、幅の異なる車輪にも対応できるようになっている。
また第３当接部１３にはＵ字状の係合部１５、１５が一
対固定されている。前記固定部材８はターンバックル１
６の両端にフック１７、１７を設けたもので、一方のフ
ック１７は前記係合部１５に係合し、他方のフック１７
は荷台２上の係合部１８に係合しうるようになってい
る。
１、１１に螺合させて補助固縛部材６を主固縛部材５の
第１当接部９側に押し込むことができるようになってお
り、幅の異なる車輪にも対応できるようになっている。
また第３当接部１３にはＵ字状の係合部１５、１５が一
対固定されている。前記固定部材８はターンバックル１
６の両端にフック１７、１７を設けたもので、一方のフ
ック１７は前記係合部１５に係合し、他方のフック１７
は荷台２上の係合部１８に係合しうるようになってい
る。
【００１０】尚、実施例では第３当接部を第１当接部よ
り下方に位置させたが同じ高さの位置にさせることも可
能である。また第３当接部には係合部を固定するように
しているが、第３当接部の一部を屈曲させて係合部を形
成するようにすることも可能である。本発明は前記の如
き構成で次に作用について説明すると、まず運搬すべき
車両３を車両運搬車の荷台２に搭載して所定の位置で停
止させる。その後、ナット７、７を緩めて主固縛部材５
の第１当接部９と補助固縛部材６の第３当接部１３との
間隔を広げた状態にして車両３側方より車輪１の上に載
せる。一対の第２当接部１０、１０の間隔が車輪１の直
径より小さいことから、第２当接部１０、１０は車輪１
の上部外周に当接する。その状態でナット７、７を締め
付けていき、第１当接部９が車輪１内側面に、第３当接
部１３が車輪１外側面にそれぞれ当接した時点で締め付
けを止める。
り下方に位置させたが同じ高さの位置にさせることも可
能である。また第３当接部には係合部を固定するように
しているが、第３当接部の一部を屈曲させて係合部を形
成するようにすることも可能である。本発明は前記の如
き構成で次に作用について説明すると、まず運搬すべき
車両３を車両運搬車の荷台２に搭載して所定の位置で停
止させる。その後、ナット７、７を緩めて主固縛部材５
の第１当接部９と補助固縛部材６の第３当接部１３との
間隔を広げた状態にして車両３側方より車輪１の上に載
せる。一対の第２当接部１０、１０の間隔が車輪１の直
径より小さいことから、第２当接部１０、１０は車輪１
の上部外周に当接する。その状態でナット７、７を締め
付けていき、第１当接部９が車輪１内側面に、第３当接
部１３が車輪１外側面にそれぞれ当接した時点で締め付
けを止める。
【００１１】これにて両固縛部材５、６が車輪１と一体
状になるので、その後はターンバックル１６の一方のフ
ック１７を荷台２側の係合部１８に、他方のフック１７
を補助固縛部材６の係合部１５にそれぞれ係合させ、タ
ーンバックル１６を締め付けることにより両固縛部材
５、６及び車輪１を固定する。その際、補助固縛部材６
側の係合部１５を主固縛部材５より下方に位置させて荷
台２に近づけているので、固定部材８が短くなり、走行
中の振動に対してより安定した状態で固定できるように
なっている。
状になるので、その後はターンバックル１６の一方のフ
ック１７を荷台２側の係合部１８に、他方のフック１７
を補助固縛部材６の係合部１５にそれぞれ係合させ、タ
ーンバックル１６を締め付けることにより両固縛部材
５、６及び車輪１を固定する。その際、補助固縛部材６
側の係合部１５を主固縛部材５より下方に位置させて荷
台２に近づけているので、固定部材８が短くなり、走行
中の振動に対してより安定した状態で固定できるように
なっている。
【００１２】
【発明の効果】以上の如く本発明は主固縛部材の第１当
接部と第２当接部、補助固縛部材の第３当接部をそれぞ
れ車輪に当接させて一体化させるとともに補助固縛部材
を固定部材にて荷台に固定できるようにしたので、車両
の側方から全ての固縛作業ができ、固縛作業を簡単かつ
安全に行なうことができる。またナットの調整にて両固
縛部材の間隔を変更できるので、幅の異なる車輪にも使
用することができる。
接部と第２当接部、補助固縛部材の第３当接部をそれぞ
れ車輪に当接させて一体化させるとともに補助固縛部材
を固定部材にて荷台に固定できるようにしたので、車両
の側方から全ての固縛作業ができ、固縛作業を簡単かつ
安全に行なうことができる。またナットの調整にて両固
縛部材の間隔を変更できるので、幅の異なる車輪にも使
用することができる。
【図１】本発明の斜視図である。
【図２】使用状態の正面図である。
【図３】使用状態の側面図である。
１ 車輪 ３ 車両 ４ 固縛装置 ５ 主固縛部材 ６ 補助固縛部材 ７ ナット ８ 固定部材 ９ 第１当接部 １０ 第２当接部 １１ ネジ部 １２ 連結部材 １３ 第３当接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60P 3/073 B64F 1/12 B64F 3/00 B60P 7/135 B61D 3/18 B61D 3/16 B63B 25/24 B63B 25/00 B62B 3/10 F16G 11/12
Claims (1)
- 【請求項１】 車両の車輪内側面に当接する第１当接部
と車輪上部外周に当接し端部にネジ部を有する前後一対
の第２当接部とにてコ字状に形成した主固縛部材と、前
記各ネジ部に挿通させうる一対の連結部材間に車輪外側
面に当接する第３当接部を設けるとともに第３当接部に
車両運搬車側への連結を行なうための係合部を設けた補
助固縛部材と、前記主固縛部材のネジ部に螺合させて補
助固縛部材の第３当接部を主固縛部材の第１当接部側に
押し付けうるナットと、前記補助固縛部材を車両運搬車
側に固定する固定部材とから成る車両運搬車における車
両固縛装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13527694A JP2857060B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 車両運搬車における車両固縛装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13527694A JP2857060B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 車両運搬車における車両固縛装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH082313A JPH082313A (ja) | 1996-01-09 |
| JP2857060B2 true JP2857060B2 (ja) | 1999-02-10 |
Family
ID=15147928
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13527694A Expired - Fee Related JP2857060B2 (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 車両運搬車における車両固縛装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2857060B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5201882B2 (ja) * | 2007-06-04 | 2013-06-05 | ヤンマー株式会社 | 走行車両 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13527694A patent/JP2857060B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH082313A (ja) | 1996-01-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |