JP2601690Y2 - シャシーダイナモメータにおける車両固定装置 - Google Patents

シャシーダイナモメータにおける車両固定装置

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JP2601690Y2
JP2601690Y2 JP1993058640U JP5864093U JP2601690Y2 JP 2601690 Y2 JP2601690 Y2 JP 2601690Y2 JP 1993058640 U JP1993058640 U JP 1993058640U JP 5864093 U JP5864093 U JP 5864093U JP 2601690 Y2 JP2601690 Y2 JP 2601690Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、4輪駆動車用シャシ
ーダイナモメータにおける低フロントバンパー車の車両
固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7(a),(b)は従来のシャシーダ
イナモメータにおける車両固定装置の概略を示す平面図
及び正面図を示し、1はダイナモメータに連結されたロ
ーラ、2はローラ1上に駆動輪2aが載置された4輪駆
動の車両であり、車両2と床面4に埋設された固定部3
との間は固定用チェン5により連結され、車両2は固定
されている。又、床面4に固定されたアイボルト6と車
両2の前側の両側との間は横振防止用ベルト7により連
結されている。
【0003】図8は固定部3の詳細な正面図を示し、8
は床面4に埋込まれた埋込パイプ、9は埋込パイプ8に
嵌入された固定ポールであり、固定ポール9には上下移
動可能に移動ナット10が螺合され、移動ナット10上
にはリング状の掛け金具11が回動自在に支持され、掛
け金具11には引張力が所定値以上になると伸張するス
プリングロッド12を介してアイナット13が連結され
ている。
【0004】図9(a),(b)は固定部3と車両2と
の間の接続部分の詳細を示す平面図及び正面図を示し、
14はアイナット13に連結されるフック、15は車両
2にシャクル16を介して連結されるフック、17は固
定用チェン5の長さを調節するためにフック14に設け
られたレバーブロックであり、一端がフック15に連結
された固定用チェン5はレバーブロック17を介して他
端が抜け止め18に固定される。又、図10は横振防止
用ベルト7の斜視図を示し、やはり長さ調整可能となっ
ている。
【0005】上記した従来のシャシーダイナモメータの
車両固定装置においては、ダイナモメータに連結された
ローラ1上に駆動輪2aが載置された車両2を床面4上
に立設された固定部3にチェン5等により固定し、車両
2と床面4上のアイボルト6との間を横振防止用ベルト
7により連結して車両2の横振れを防止している。そし
て、ダイナモメータによる動力の発生、吸収により車両
2の走行性能試験を行っている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来の車両固定装置においては、駆動輪2aの風除
けのためのフロントスポイラを有する低フロントバンパ
ー車の場合には、次のような不都合が生じた。即ち、図
11において19は車両2の前端下部に設けられたフロ
ントスポイラ、20は車両2の前側下部においてフロン
トスポイラ19のやや後側に設けられたトランスポート
フックであり、トランスポートフック20はシャクル1
6と連結されている。フロントバンパーもフロントスポ
イラ19の前方に一体的に設けられている。このよう
に、トランスポートフック20がフロントバンパー及び
フロントスポイラ19より後方にあるために、トランス
ポートフック20にシャクル16を介してフック15を
連結すると、フック15は鋳鉄製で大きいためにフロン
トバンパー及びフロントスポイラ19と当接し、これら
を損傷する恐れがあった。又、車両2の後側でもチェン
のフックとリヤバンパーとが接触し、損傷する恐れがあ
った。
【0007】そこで、図12に示すようにトランスポー
トフック20とシャクル16との間にコ字状アタッチメ
ント21を連結し、フロントバンパー及びフロントスポ
イラ19とアタッチメント21とが当接しないようにし
た。図13(a)〜(d)はアタッチメント21の正面
図、左側面図、右側面図、及び底面図を示し、21aは
トランスポートフック20と連結するためのねじ孔、2
1bはシャクル16と連結するための孔、21cは横振
防止用ベルト7との連結部である。
【0008】しかし、アタッチメント21を設けた場合
には、1個のアタッチメント21に加わるけん引力が1
000Kgにもなり、アタッチメント21は保安部品で
もあるので軽量化が困難であり、1個6.8Kgと重く
なり(材質はSS41)、その着脱に時間を要すること
となった。一方、車両2の抜き取り試験は1日当たり7
〜8台の割合で行われるので段取り時間の短縮が要求さ
れ、アタッチメント21の使用は困難となっていた。
【0009】この考案は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、走行性能試験に際して車両の
バンパー等の損傷を防止することができるとともに、試
験を効率良く行うことができるシャシーダイナモメータ
における車両固定装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案に係るシャシー
ダイナモメータにおける車両固定装置は、床面上の固定
部にチェンを介してベルトを連結し、車両の後部におい
てはこのベルトを車両の連結部と連結し、車両の前部に
おいてはベルトをフロントバンパーを避ける形状のアタ
ッチメントを介して車両の連結部に連結するとともに、
一対のベルトの間隔をアタッチメントのベルトとの連結
端と上記固定部とを結ぶ線の間隔より狭めるようにベル
トを保持する保持部を床面上に設けたものである。
【0011】
【作用】この考案においては、車両の前部では固定部に
チェンを介してベルトが連結され、このベルトがフロン
トバンパーを避ける形状のアタッチメントを介して車両
の連結部に連結される。又、車両の前部においては一対
のベルトの間隔が保持部によりアタッチメントのベルト
との連結端と上記固定部とを結ぶ線の間隔より狭めら
れ、アタッチメントの長さ方向との角度が小さくされ、
アタッチメントへの荷重が小さくなり、軽量化が可能と
なる。又、車両の後部においては、固定部にチェンを介
してベルトが連結され、このベルトが車両の連結部に連
結され、ベルトとリヤバンパーとの接触は生じない。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面とともに説明
する。図3(a),(b)はこの実施例による車両固定
装置の概略の平面図及び正面図を示し、床面4上に立設
された固定部3と車両2の後部との間は固定用チェン5
などにより連結され、また床面4に立設された固定部2
2と車両2の前部との間はやはり一対の固定用チェン5
などにより連結される。固定部22は図4に示すように
固定ポール9にガイド部9aを設け、ガイド部9aによ
り固定ポール9を埋込パイプ8から引抜くことにより固
定ポール9を横倒しにすることができる。前側の一対の
固定用チェン5などは図5に示すように逆U字状に床面
4の凹部4aに設けられたホイストリング23により間
隔を狭められている。ホイストリング23は可倒式とな
っている。
【0013】図1及び図2はこの実施例による車両固定
装置の詳細な平面図及び正面図を示し、車両2の前側に
おいては、アイナット13にフック14、レバーブロッ
ク17、チェン5、フック15、リングベルト24、シ
ャクル16、アタッチメント25を介して車両のトラン
スポートフック20が連結されている。リングベルト2
4は幅25mm、長さ750mmのリング状のベルトで
あり、途中でホイストリング23により相互間の間隔を
狭められている。アタッチメント25はL字状の金具か
らなり、材質はSCM3であり、重さは1個当たり2.
7Kgである。又、アタッチメント25は図6に示すよ
うにシャクル16との連結のための孔25a、トランス
ポートフック20との連結のための孔25b,及びアイ
ボルト取付孔25cを有しており、孔25cにはアイボ
ルト26を取付け、アイボルト26と床面4上のアイボ
ルト6との間を横振防止用ベルト7により連結する。
【0014】一方、車両2の後部においては、アイナッ
ト13にフック14、レバーブロック17、チェン5、
フック15、幅25mm、長さ500mmのリングベル
ト24、及びシャクル16を介してトランスポートフッ
ク20が連結されている。
【0015】上記実施例においては、車両2の前側では
リングベルト24をホイストリング23により拘束し、
リングベルト24間の間隔を狭めるようにしており、ア
タッチメント25の長さ方向(車両2の前後方向)とリ
ングベルト24の方向との角度をθとしてθを小さくす
ることによりアタッチメント25への荷重Wを小さくす
ることができる。例えばθ=30゜の場合、車両2のけ
ん引力を1000Kgとすると、荷重Wは577Kgと
なるが、θ=10゜の場合にはW=507Kgとなる。
従って、アタッチメント25は軽量化が可能となり、S
CM3により形成することにより1個当たり2.7Kg
と従来の半分以下とすることができ、その着脱も容易と
なり、抜き取り試験にも充分対応することができる。も
ちろん、フロントバンパーとの接触を避けることができ
る。又、車両2の後側においては、リングベルト24を
用いたことにより、リングベルト24とリヤバンパーと
の間隔が取り易くなり、アタッチメント25を必要とし
ない。なお、一対のトランスポートフック20の間隔よ
り固定部3間及び固定部22間の間隔が広いのは、車両
2の搬出入時に車両2を損傷しないためである。
【0016】
【考案の効果】以上のようにこの考案によれば、車両の
前部ではアタッチメントを設けてフロントバンパーとの
接触を避けるとともに、車両の後部ではベルトを設けて
リヤバンパーとの接触を避けるようにしており、バンパ
ー等の損傷を防ぐことができる。しかも、車両の前部で
は一対のベルト間の間隔を狭めてアタッチメントとの角
度を小さくし、車両のけん引力によってアタッチメント
へ加わる荷重を小さくしており、アタッチメントの軽量
化が可能となり、その着脱に時間がかからなくなり、抜
取り試験などにも充分対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による車両固定装置の平面図である。
【図2】この考案による車両固定装置の正面図である。
【図3】この考案による車両固定装置の概略の平面図及
び正面図である。
【図4】この考案による固定部の正面図である。
【図5】この考案によるホイストリングの正面図であ
る。
【図6】この考案によるアタッチメントの正面図であ
る。
【図7】従来の車両固定装置の概略の平面図及び正面図
である。
【図8】従来の固定部の正面図である。
【図9】従来の車両固定装置の固定部と車両との接続部
分の平面図及び正面図である。
【図10】従来の横振防止用ベルトの斜視図である。
【図11】従来の車両固定装置において、フックがフロ
ントバンパーに当接する状態を説明する正面図である。
【図12】従来の他の車両固定装置の正面図である。
【図13】従来のアタッチメントの正面図、左側面図、
右側面図、及び底面図である。
【符号の説明】
1…ローラ 2…車両 2a…駆動輪 3,22…固定部 4…床面 5…チェン 19…フロントスポイラ 20…トランスポートフック 23…ホイストリング 24…リングベルト 25…アタッチメント

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイナモメータに連結されたローラ上に
    車両の駆動輪を載置し、ダイナモメータによる動力の吸
    収、発生により車両の走行性能試験を行うシャシーダイ
    ナモメータにおいて、車両下部の前後部に一対ずつ設け
    られた連結部より大きな間隔で車両の前後の床面上に一
    対ずつ設けられた固定部と、固定部にチェンを介して連
    結されたベルトを備え、車両の後部においてはこのベル
    トを車両の連結部に連結するとともに、車両の前部にお
    いてはベルトをフロントバンパーを避ける形状のアタッ
    チメントを介して車両の連結部に連結し、かつ車両の前
    部において一対のベルトの間隔をアタッチメントのベル
    トとの連結端と上記固定部とを結ぶ線の間隔より狭める
    ようにベルトを保持する保持部を床面上に設けたことを
    特徴とするシャシーダイナモメータにおける車両固定装
    置。
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JP5337759B2 (ja) * 2010-05-17 2013-11-06 株式会社小野測器 シャシーダイナモメータの車両固定装置
JP5385850B2 (ja) * 2010-05-17 2014-01-08 株式会社小野測器 シャシーダイナモメータの車両固定装置
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