JP3004266U - クレセント錠 - Google Patents

クレセント錠

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JP3004266U
JP3004266U JP1994006606U JP660694U JP3004266U JP 3004266 U JP3004266 U JP 3004266U JP 1994006606 U JP1994006606 U JP 1994006606U JP 660694 U JP660694 U JP 660694U JP 3004266 U JP3004266 U JP 3004266U
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JP
Japan
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gear
crescent
casing
rotation
claw
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Application number
JP1994006606U
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English (en)
Inventor
満夫 嘉本
Original Assignee
株式会社創工社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽い力で操作できると共に、コンパクトなク
レセント錠を提供すること。 【構成】 クレセント爪8を一体に有する第1ギアー1
と、操作用ハンドル9が固着された第3ギアー3と、そ
の両ギアー1,3の間に介設した第2ギアー2と、を備
えている。ハンドル9の回転は減速されてクレセント爪
8へ伝達される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はクレセント錠に関する。
【0002】
【従来の技術と考案が解決しようとする課題】
クレセント錠は、引違いサッシを相互に引寄せつつ施錠するものとして、周知 であるが、従来のこのクレセント錠は、開閉作動が重いという問題がある。つま り、他方の障子戸の竪框に固着した錠止片に、一方の障子戸のクレセント爪を引 掛けて引寄せる作用を兼ねているため、大きな摩擦力等の抵抗力を生ずるためで ある。
【0003】 特に、老人や子供では、操作が困難なときがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、クレセント爪を一体状に突設した第1ギアーと、操作用ハンドルが 固着された第3ギアーと、この第1ギアーと第3ギアーの間に介設されて第3ギ アーの回転を第1ギアーへ伝達する中間の第2ギアーとを、備えると共に、上記 ハンドルの回転角度と上記クレセント爪の回転角度の比を約(2:1)に設定し た。
【0005】 また、第2ギアーと第3ギアーの直径を同一とすると共に、第1ギアーの直径 を該第2ギアーと第3ギアーの約2倍に設定した。あるいは、第1ギアーと第2 ギアーと第3ギアーを、それ等が収納される細長状ケーシングの長手方向に、回 転中心点が一直線上に並ぶように、配置した。また、第1ギアーは約90度の範囲 にのみ歯を設け、かつ、第3ギアーには約 180度の範囲にのみ歯を設けて、クレ セント爪の回転可能角度域を規制した。若しくは、第1・第2・第3ギアーが収 納されるケーシングに於て、第2ギアーと第3ギアーの外周が摺接して回転中心 が維持される瓢箪型凹窪部を形成した。
【0006】 また、操作用ハンドルの回転を、相互に噛合するギアー群によって減速して、 クレセント爪に伝達すると共に、1個のケーシング内に上記ギアー群を収納し、 かつ、上記クレセント爪を該ケーシングに突出退入可能に設けると共に上記ハン ドルを該ケーシングから突出状に設けた。
【0007】
【作用】
クレセント爪と第1ギアーとは一体状であり小型化できる。中間に第2ギアー を介在させたので、レバーの回転方向とクレセント爪の回転方向とは、同一とな って、自然な感じで開閉操作ができる。
【0008】 そして、ハンドルの回転角度はクレセント爪の回転角度と約(2:1)の比と したことによって、約半分の操作力にて回転可能となり、(従来の重かった施錠 ・開錠の)開閉操作を、軽快に行いえる。
【0009】 クレセント爪は従来と同様に比較的大き目の寸法を要するので、それと一体の 第1ギアーの直径が大きくても、クレセント爪及びそのボス部───ギアーを形 成する部位───は、従来の大きさと同一で済む。これに対し、第2ギアーと第 3ギアーは約半分の大きさとすることによって、クレセント錠全体をコンパクト 化可能となる。
【0010】 特に、細長状ケーシングの長手方向に、3個のギアーを一直線上に並べたこと によって、一層のコンパクト化を図り得る。
【0011】 また、第1ギアーには約90度の範囲にのみ歯を設け、第3ギアーには約 180度 の範囲にのみ歯を設けることによって、別途、ストッパーを用いずに、クレセン ト爪の約90度の回転可能角度域を設定できる。即ち、別部材(ストッパー)を省 略できる。
【0012】 次に、瓢箪型凹窪部の各々の円形凹窪部に、第2ギアー・第3ギアーをその外 周が摺接して回転中心が維持されるように組立てたから、細い回転軸を省略(又 は小突部のみとすることが)でき、小型ギアーであっても、変形や位置ずれを生 じないで、正確な位置にて、円滑(軽快)に回転する。しかも、組立が容易であ る。
【0013】 さらに、ハンドルの回転を、ギアー群にて減速することによって、軽い操作力 にてクレセント爪の開閉操作ができる。かつ、1個のケーシング内にギアー群を 収納して全体のコンパクト化を図り得る。
【0014】
【実施例】
以下、図示の実施例について説明する。
【0015】 図1は開錠状態、図2は施錠状態を示すクレセント錠の一実施例の簡略構成図 である。
【0016】 図1と図2に於て、2点鎖線で示した細長状ケーシング4には、回転中心点O 1 ,O2 ,O3 が一直線L上に並ぶように、第1ギアー1,第2ギアー2,第3 ギアー3が、収納・配置されている。
【0017】 5は一方の障子戸の竪框、6は他方の障子戸の竪框であって、ネジ等により、 ケーシング4は一方の竪框5の側面に取付けられ、他方の竪框6にはネジ等によ り錠止片7が固着されている。
【0018】 第1ギアー1には、この錠止片7に係止自在なクレセント爪8が一体状に突設 されている。第3ギアー3には操作用ハンドル9が固着される。第2ギアー2は 第1ギアー1と第3ギアー3の間に介設されて第3ギアー3の回転を第1ギアー 1へ伝達する。
【0019】 ところで、ハンドル9の回転角度とクレセント爪8の回転角度の比は、約(2 :1)に設定されていて、ハンドル9の回転を、相互に噛合するギアー群1,2 ,3によって減速して、クレセント爪8に伝達する。また、図3は一部破断で示 した背面図であるが、この図から分かるように、1個の略細長直方体状のケーシ ング4内に、全てのギアー1,2,3を収納し、クレセント爪8はケーシング4 の窓部10から突出退入可能なように設けられ、かつ、ハンドル9は、ケーシング 4から突出状に設けられる。
【0020】 さらに詳しく具体的に説明する。図1〜図3に示す如く、第2ギアー2と第3 ギアー3の直径は同一に設定すると共に、第1ギアー1の直径を第2ギアー2と 第3ギアー3の約2倍に設定すれば、減速比は(1:2)となる。また、第1ギ アー1は約90度(中心角)の範囲にのみ歯11…を設け、第3ギアー3には約 180 度(中心角)の範囲にのみ歯13…を設け、図1と図2の間の範囲でのみ各ギアー 1,2,3が回転するようにして、クレセント爪8の回転可能角度域θを約90度 に規制している。つまり、ストッパーなしにて、その角度域θのみ内で回転させ る。
【0021】 そして、図4は、ケーシング4のみを分解して示した側面図であって、図4と 図3から明らかなように、ケーシング4はケーシング本体4aと、平板状の蓋板 4bとから成り、蓋板4bは、ケーシング本体4aの裏面側から嵌込状に施蓋さ れ、この蓋板4bが竪框5の側面(図1参照)に当接状として、ケーシング4は ネジ等で固定される。
【0022】 図4と図3に於て、ケーシング本体4aは裏面(背面)側から凹部が形成され ており、第1ギアー1とクレセント爪8が収納される第1収納凹部14は深く形成 されている。この凹部14の表壁に支軸15にて第1ギアー1が枢支されている。
【0023】 ところで、第2ギアー2と第3ギアー3が収納される符号Mの範囲は浅い凹所 を基本的に形成すると共に、この符号Mの範囲に於て、瓢箪型凹窪部16を凹設し 、この凹窪部16内に、第2ギアー2と第3ギアー3を内装する。つまり、第2ギ アー2と第3ギアー3の外周が摺接して回転中心が維持(確保)されるように、 凹窪部16内に嵌め込む。従って、枢支軸を全く省略できる。又は、少なくとも枢 支軸を単なる短寸突部程度として、蓋板4bの内面の円形盲孔に嵌合枢支させる だけでよい。
【0024】
【考案の効果】
本考案は次のような著大な効果を奏する。
【0025】 全体にコンパクト化を図ることができる。従って、狭小な竪框の側面等に簡単 に取付けることができる。
【0026】 クレセント爪8は約90度回転して、施錠と開錠を行う場合に、ハンドル9は約 180度回転させることとなり、(1:2)の減速比となって、軽快に、老人や子 供でも、簡単・確実に操作が可能となって、至便である。
【0027】 また、製作及び組立が簡単で、比較的安価に製作できる。
【0028】 また、第1・第2・第3ギアー1,2,3を一直線L上に並べると、ケーシン グ4の横幅寸法が小さくなって、(図1のように)幅狭の竪框5の側面に取付け やすい。
【0029】 また、小さな第2・第3ギアー2,3であっても、瓢箪型凹窪部16との摺接に て、高精度にセンタリングされて、スムースな回転と回転力伝達が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す簡略正面図である。
【図2】施錠状態を示す簡略正面図である。
【図3】一部破断で示した背面図である。
【図4】ケーシングを示す分解側面図である。
【符号の説明】
1 第1ギアー 2 第2ギアー 3 第3ギアー 4 ケーシング 8 クレセント爪 9 操作用ハンドル 11 歯 13 歯 16 瓢箪型凹窪部 L 一直線

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレセント爪を一体状に突設した第1ギ
    アーと、操作用ハンドルが固着された第3ギアーと、こ
    の第1ギアーと第3ギアーの間に介設されて第3ギアー
    の回転を第1ギアーへ伝達する中間の第2ギアーとを、
    備えると共に、上記ハンドルの回転角度と上記クレセン
    ト爪の回転角度の比を約(2:1)に設定したことを特
    徴とするクレセント錠。
  2. 【請求項2】 第2ギアーと第3ギアーの直径を同一と
    すると共に、第1ギアーの直径を該第2ギアーと第3ギ
    アーの約2倍に設定した請求項1記載のクレセント錠。
  3. 【請求項3】 第1ギアーと第2ギアーと第3ギアー
    を、それ等が収納される細長状ケーシングの長手方向
    に、回転中心点が一直線上に並ぶように、配置した請求
    項1又は2記載のクレセント錠。
  4. 【請求項4】 第1ギアーは約90度の範囲にのみ歯を設
    け、かつ、第3ギアーには約 180度の範囲にのみ歯を設
    けて、クレセント爪の回転可能角度域を規制した請求項
    1,2又は3記載のクレセント錠。
  5. 【請求項5】 第1・第2・第3ギアーが収納されるケ
    ーシングに於て、第2ギアーと第3ギアーの外周が摺接
    して回転中心が維持される瓢箪型凹窪部を形成した請求
    項1,2,3又は4記載のクレセント錠。
  6. 【請求項6】 操作用ハンドルの回転を、相互に噛合す
    るギアー群によって減速して、クレセント爪に伝達する
    と共に、1個のケーシング内に上記ギアー群を収納し、
    かつ、上記クレセント爪を該ケーシングに突出退入可能
    に設けると共に上記ハンドルを該ケーシングから突出状
    に設けたことを特徴とするクレセント錠。
JP1994006606U 1994-05-16 1994-05-16 クレセント錠 Expired - Lifetime JP3004266U (ja)

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ID=43140196

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100730642B1 (ko) * 2006-04-25 2007-06-20 한화종합화학 주식회사 미서기창 잠금장치

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