JP3003898U - 液晶目盛り表示の定規 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要ある目盛りだけを表示させることによ
り、事務作業、製図作業の効率化・簡便化を提供する。 【構成】 透明液晶で定規部１をつくり、液晶に表示さ
せる演算部２と入力キー４とで構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は設計・製図・デザインの現場から学校・一般家庭においてまで使用さ れる製図具・文具に係わるものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、定規の目盛りは刻印されているものがほとんどである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたものでは、目盛りは固定されている為、必要な目盛りを計 算しながら、同時に定規上の目盛りを捜さねばならなかった。 本考案は、従来の技術（定規）が有するこのような問題点に鑑みてなされたも のであり、その目的とするところは、必要な目盛りだけが定規に表示されること により、作業の簡便化を提供しようとするものである。 例を挙げると、７ミリ間隔にポイントをとる場合、本考案による定規では、７ ミリと指定するだけで、定規上には０、７、１４、２１、２８、…の目盛りだけ が表示される。また、例えば１３３ミリを７等分したいときは１３３÷７の入力 だけで、定規上には０、１９、３８、５７、…１３３と表示される。さらに、本 考案では同様の技術で、メートル／尺／インチ目盛りの切り替えも出来る。形態 は直定規に限らず、三角定規、分度器も可能である。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

刻印されていた目盛りを自在に変えられる液晶表示にした。

【０００５】

【作用】

現在、数多く利用されている「電卓」の機能をそのまま使って、電卓が計算結 果を液晶版に数字で表示するのに対して、本考案の定規では、その結果を透明の 液晶版に目盛りとして表示するものである。

【０００６】

【実施例】

直定規の実施例について図面を参照して説明する。 図において、定規部１は、３層構造からなる。上から１層目は厚み２〜３ミリ の透明アクリル樹脂を用い、２層目に透明の液晶版、３層目には液晶版を保護す る薄い膜が、それぞれ張り合わされる。 演算部２には入力のための各種キーが並ぶ。テンキー、小数点キー、「÷」キ ー、ＡＣキー、Ｃキー、ＯＮ／ＯＦＦキー、そして表示させる為のキーから構成 される。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次の効果がある。 事務、簡単な図面作成、とりわけ表組作成などが効率よく短時間で行なえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【図２】 本考案の定規部の断面図である。

【符合の説明】

１ 定規部 ２ 演算部 ３ 表示される目盛り ４ 入力のためのキー ５ アクリル ６ 液晶
７ 保護膜

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透明及び半透明の液晶で出来た定規とそ
   れに任意の目盛りを入力・指定するテンキー（演算回
   路）とから構成された装置。