JP3071528U - 電 卓 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラインドタッチ操作を可能とする数字キー
トップと、３桁位取り読み取り違いを防止した操作性に
優れた電卓を供給するにある。 【解決手段】 電卓において、「００」と、「０」〜
「９」と「・」とからなる数値キー・少数キー１０の中
で、ブラインドタッチを有効にする小さい凸部５１をキ
ートップの数字表面の指定される箇所に設けられる
「１」キーと、「３」キーと、「５」キーと、「７」キ
ーと、「９」キーと、表示画面４０の３桁位取り表示
「コンマ」４２を、表示画面４０の「ピリオド」と同じ
ライン上に設けられる構成になることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、各種キートップの操作性の向上と、桁位取り読み取り違いを避ける 表示画面等を有した電卓に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、電卓本体の表面に数字キー、四則演算キー等の各種キー、及び演算結果 を表示する液晶パネル等が配設されたものが知られ使用されている。 そこで、入力するには、キートップの表示を読み取り目的のキートップをタッ チする。キートップの入力は慣れてくるとブラインドタッチ操作に移行されて行 く、キートップの表示を目で読み取らないで、指の感覚のみにて正確に素早くキ ートップをタッチするブラインドタッチ操作が行える迄には、相当な訓練を必要 とされている。

【０００３】 キーボードスイッチ等においては、操作する手のホームポジションを示すキー トップに小さな凸部を有している。一般的には「Ｆ」と「Ｊ」に凸部が設けられ ている。キーボードスイッチのテンキーのキートップには凸部が無い。 電卓テンキーにおいては、中心に位置するキートップ数字は「５」であり、数 字「５」のキートップには凸部が無い場合が多い。

【０００４】 電卓の表示画面において、桁位取りを読み違えると、ブラインドタッチ操作に て、正確に素早く答えを得ることができる場合であっても、桁数を読み違えると 意味がくなる。ベテランであっても、桁数の読み違いが発生して、正確な答えを 得るためには、数回繰り返しが行われている。

【０００５】 多くの電卓には、３桁位取り表示画面が無い場合があるが、３桁位取り表示画 面を有する場合は、数字の上方に３桁位取りを示す「コンマ」を有しているもの もある。文章上では「コンマ」と「ピリオド」は同列に示され読み取られている ので、同列の表示でない電卓の表示では、読み取りにおいて勘違いが生じている 。

【０００６】 正確なブラインドタッチ操作を容易にするテンキーと、３桁位い取りの読み違 いが生じない表示画面とを有した電卓を必要としている。

【０００７】

【考案が解決しようとする課題】

操作するキーのホームポジションを中心にして、他のキーにもブラインドタッ チ操作において判断できる構成のキートップと、３桁位い取りの読み違いが生じ ない、通常使用されている「ピリオド」と同列に表示される３桁位取りとする表 示画面との構成にする。

【０００８】 本考案は、以上のような従来の欠点に鑑み、ブラインドタッチ操作を行うため に、ブラインドタッチ操作訓練を長期間行わなくても、指の感覚で見分けられる 構成としたキートップと、３桁位い取りの読み違いを避ける表示画面とした電卓 を提供することを目的としている。

【０００９】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため請求項１記載の考案は、電卓本体の表面には電源オン キー１と、オールクリアーキー２と、クリアーキー３と、四則計算キー・イコー ルキー４と、パーセントキー５と、メモリー・プラスキー６と、メモリー・マイ ナスキー７と、メモリー・リコールキー８と、メモリー・クリヤーキー９と、ル ート・キー１１と、サインチェンジ・キー１２と、ＧＴキー１３と、日数キー１ ４と、時間キー１５と、ラウンドセレクター２１と、小数点指定セレクター２２ と、ソーラー電池用パネル３０と、表示シンボル４１とを配設される電卓であっ て、「００」と「０」〜「９」と「・」とからなる数値キー・少数キー１０のな かで、ブラインドタッチ操作性を有効にする小さい凸部５１をキートップの数字 表面の指定される箇所に設けられる「１」キーと、「３」キーと、「５」キーと 、「７」キーと、「９」キーと、表示画面４０の３桁位取り表示「，」＝「コン マ」４２を、表示画面の「．」＝「ピリオド」４０と同じライン上に設けられる 構成となる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案を図面に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。

【００１１】 図１は本考案に係わる電卓の正面図である。

【００１２】 １は電源オンキー（以下ＯＮキーと称する）である。ＯＮキー１は計算開始の ときに押す。２はオールクアーキーである（以下ＡＣキーと称する）ＡＣキー２ は、メモリーされた数値を全てクリアーするときに押す。３はクリアーキーであ る（以下Ｃキーと称する）表示された数字をクリアーするときに押す。４は四則 演算キー・イコールキーである。四則演算キー・イコールキー４は加減乗除と、 イコールキーである。５はパーセントキーである（以下％キーと称する）百分率 計算のとき使用する。

【００１３】 ６はプラスメモリー・シフトキーである（以下Ｍ＋キーと称する）。Ｍ＋キー ６を押すと表示されている数値は独立メモリーに加算される。 ７はマイナスメモリー・シフトキーである（以下Ｍ−キーと称する）。Ｍ−キ ー７を押すと表示されている数値は独立メモリーに減算される。 ８はメモリー・リコールキーである（以下ＭＲキーと称する）。ＭＲキー８を 押すと独立メモリーに入っている数値は表示される。 ９はメモリー・クリヤーキーである（以下ＭＣキーと称する）。ＭＣキー９を 押すと独立メモリーに入っている数値は消される。。

【００１４】 １１はルート・キーである（以下√キーと称する）。平方根の計算に使用する 。１２はサインチェンジ・キー（以下＋／−キーと称する）。表示数値の符号を 正から負、または負から正に変えたいときに押す。 １３はＧＴキーである。「＝」キーを押すと自動的に表示数値がＧＴメモリー へ合計される。合計数値はＧＴキー１３を押すことによって表示される。

【００１５】 １４は日数・キーである。日数・キー１４は金融計算の期間日数を速算する。 ２３は日数計算機能をバックアップする日数条件セレクターである。日数条件 セレクター２３のスイッチを、日数条件に合わせて片落・両落・両入のいずれか にあわせる。日数条件セレクター２３は、通常の計算では少数点指定セレクター ２２となる。日数・キー１４と、日数条件セレクター２３を使用する。

【００１６】 １５はアワー・ミニッッ・セコンドキーである（以下時間キーと称する）。時 間キー１５を押すことによって、時間計算が速算できる。 ２１はラウンドセレクターである。ラウンドセレクター２１は四則計算では、 少数点以下をどのように求めるのかを指定するスイッチがある。そのスイッチは 、Ｆと、ＣＵＴと、５／４との３区分がある。 ３０は、内部電池との２電源方式用のソーラー電池用パネルである。

【００１７】 １０は数字キー・少数キーである。数字キー・少数１０キーは当該キーを使用 して数字を入力することによって表示画面に入力した数値は表示される。 本考案は、「００」と「０」〜「９」と「・」とからなる数値キー・少数キー １０の中で、ブラインドタッチ操作を有効にする小さい凸部５１を、キートップ の「１」キーと、「３」キーと、「５」キーと、「７」キーと、「９」キーとに ついて数字表面の指定される箇所に、キートップと一体形成に設けられる。

【００１８】 キートップの数字表面の指定される箇所の、例えば、キートップと一体形成に 設けられる小さい凸部５１は、「１」キーと、「７」キーとは、表面の左下方に 、「５」キーは表面の中心に、「３」キーと、「９」キーとは、表面の右下方に 設けられる。当然上記以外のキートップに設けられてもよい。

【００１９】 ブラインドタッチ操作で、キートップがいずれを示しているか判明すれば良い ので、必ず凸部５１である必要もなく、凹部であってもよいが、凸部５１のほう が、より積極的に反応される。

【００２０】 ４０は表示画面である。４１は、表示シンボルである。表示画面４０の桁数の 読み違いを防止するために、文章と同一に示されるように「コンマ」４２を、「 ピリオド」と同列に配置され設けられる。

【００２１】 文章と同一に示されるように「コンマ」４２を、「ピリオド」と同列とは、例 えば、１２桁を表示画面４０とする場合、「１，２３４，５６７，８９０．１２ 」と表示ができる。３桁位取りは、文章と同一に示されるので読み取り誤りは激 減される。「．」＝「ピリオド」以下は、少数を示している。

【００２２】 ５０は、電卓である。電卓５０は、通常の四則計算の他に特殊キーとして日数 キー１４と、時間キー１５と、特殊スイッチとして日数条件セレクタ２３と、ブ ラインドタッチ操作が可能な、表示された桁数の読み違いを防止できる構成であ る。

【００２３】

【考案の効果】

以上の説明から明らかなように、本考案にあたっては次の効果が得られる。

【００２３】 ブラインドタッチ操作が可能となるので、正確な答えを素早く得ることが可能 となる。ブラインドタッチ操作に慣れる為の長期間の訓練は不要となる。表示さ れた桁数の読み違いを防止できる構成とした金融計算の期間日数計算と、時間計 算との機能を兼ね備え、通常のメモリー機能およびパセーント計算やルート計算 これ等の機能をを有したコンパクトな電卓を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる電卓の正面図である。

【符号の説明】 １ 電源オンキー ２ オールクリアーキー ３ クリアーキー ４ 四則計算キー・イーコールキー ５ パーセントキー ６ メモリー・プラスキー ７ メモリー・マイナスキー ８ メモリー・リコールキー ９ メモリー・クリアーキー １０ 数字キー・少数キー １１ ルート・キー １２ サインチェンジ・キー １３ ＧＴキー １４ 日数キー １５ 時間キー ２１ ラウンドセレクター ２２ 小数点指定セレクター ２３ 日数条件設セレクター ３０ ソーラー電池用パネル ４０ 表示画面 ４１ 表示シンボル ４２ コンマ ５０ 電卓 ５１ 凸部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 電卓本体の表面には電源オンキー（１）
   と、オールクリアーキー（２）と、クリアーキー（３）
   と、四則計算キー・イコールキー（４）と、パーセント
   キー（５）と、メモリー・プラスキー（６）と、メモリ
   ー・マイナスキー（７）と、メモリー・リコールキー
   （８）と、メモリー・クリヤーキー（９）と、ルート・
   キー（１１）と、サインチェンジ・キー（１２）と、Ｇ
   Ｔキー（３）と、日数キー（１４）と、時間キー（１
   ５）と、ラウンドセレクター（２１）と、小数点指定セ
   レクター（２２）と、ソーラー電池用パネル（３０）
   と、表示シンボル（４１）とを配設される電卓であっ
   て、配設されている「００」と「０」〜「９」と「・」
   とからなる数値キー・少数キー（１０）のなかで、ブラ
   インドタッチ操作性を有効にする小さい凸部（５１）
   を、キートップの数字表面の指定される箇所に設けられ
   る「１」キーと、「３」キーと、「５」キーと、「７」
   キーと、「９」キーと、配設されている表示画面（４
   ０）の画面上の３桁位取り表示「コンマ」（４２）を、
   表示画面（４０）上の「ピリオド」と同じラインに設け
   られる構成になることを特徴とする電卓。