JP3003378U - テープリール - Google Patents

テープリール

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JP3003378U
JP3003378U JP1994005443U JP544394U JP3003378U JP 3003378 U JP3003378 U JP 3003378U JP 1994005443 U JP1994005443 U JP 1994005443U JP 544394 U JP544394 U JP 544394U JP 3003378 U JP3003378 U JP 3003378U
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magnetic
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清夫 森田
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/18Constructional details
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
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    • GPHYSICS
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    • G11B23/08707Details
    • G11B23/08728Reels or cores; positioning of the reels in the cassette

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  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
  • Winding Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気テープの巻取りスピードが速い場合でも巻
き姿を良くすると共に、空気排出用溝の基準値を提供す
る。 【構成】テープ巻装面8に巻装された磁気テープ間に介
在する空気を外部に排出するための溝20が、前記下フ
ランジ9の磁気テープとの当接面に設けられ、前記磁気
テープが巻装されるテープ巻装範囲21内にある前記溝
20の開口面積が、前記テープ巻装範囲21の全面積に
対して30パーセント(基準値)以上になるように各部
の寸法が設定されている。これによって、磁気テープが
前記テープ巻装面8に高速で巻き取られる場合でも、磁
気テープ間に介在する空気が前記溝20を通して外周側
に速く排出し、巻き姿を良くする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は磁気テープなどのテープリールに関し、特に、VTR等に用いられる オープンリールや磁気テープカセットに内蔵されるものであって、テープ巻装面 の上下端にフランジを備える構造のテープリールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、VTRに使用される例えば磁気テープカセットは、例えばβ方式やVH S方式等の如く各種の方式があるが、その基本的構造は概ね同様であり、磁気テ ープが一対のテープリールに巻装されてカセット内に収納されている。 磁気テープ用のテープリールの基本的な構造を、図8及び図9に示す。このテ ープリール40は、磁気テープを巻装するテープ巻装胴部2が、VTRの回転駆 動軸と係合する円筒状の内筒部6と、該内筒部6の外側に位置してテープ巻装面 8を構成する外筒部3と、必要に応じて前記外筒部3と前記内筒部6との中間に 設けられた中筒部4との同心型の複数の筒部で構成されている。また、前記内筒 部6と前記外筒部3との間に、該テープリール40の半径方向に沿って複数の補 強リブ7、15等が適宜設けられている。更に、前記テープ巻装胴部2の上下に は、磁気テープの巻き乱れあるいは巻き崩れを防止する等テープ保護を行なうた め上下フランジ10、9が設けられている。
【0003】 そして、多くの場合、前記下フランジ9は前記テープ巻装胴部2と一体成形さ れ、前記上フランジ10は別に成形されて前記テープ巻装胴部2の上端に組み込 まれている。これは、次に説明するような理由で前記上下フランジ10、9の材 質が異なるからである。すなわち、前記下フランジ9は、その外周縁にリールブ レーキ手段が係合されたり、又、前記内筒部6にはVTRの回転駆動軸が係合し たり、前記内筒部6の上面に設けられた突起51にテープリール40を下側に付 勢するためのリーフばねが係合される等の理由から機械的強度が要求されるため 、例えばポリオキシメチレン(POM)やハイインパクトポリスチレン(HIP S)等の樹脂にて一体成形されている。これに対して、前記上フランジ10は前 記下フランジ9ほどの強度は要求されず、又、磁気テープの巻装状態が目視でき るように光透過性であることが必要なので、比較的廉価な例えばアクリロニトリ ル・スチレン(AS)や一般用ポリスチレン(GPPS)など前記下フランジ9 と異なる材質で成形されている。
【0004】 ところで、磁気テープカセットの製造時には磁気テープの巻き姿の良否が問題 になる。従来は、巻き姿を良くするため、例えばテープ状の不織布で磁気テープ の上端縁を押圧して前記下フランジ9側に付勢しながら巻装したり、あるいは前 記下フランジ9の下方に配置した磁石で磁気テープに塗布された磁性材料を引き 寄せることにより、磁気テープを前記下フランジ9側に付勢して巻装したりして いた。
【0005】 また、磁気テープの侵入側に配置された鍔付きのテープガイドで、予め磁気テ ープの下端縁を前記下フランジ9の内面より下方に下げて巻装するようなことも 行なわれていた。このような方法で磁気テープの下端を前記下フランジ9の内面 に当接させて巻装することにより磁気テープの上端縁を揃え、これによって、巻 き姿を良くしようとするものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述したような磁気テープの巻装方法では、磁気テープの巻き取りス ピードが比較的遅い場合には巻き姿を良くすることができるが、巻き取りスピー ドが速い場合、例えば早送りモード又は巻き戻しモードと同程度の10m/秒以 上になると、巻き姿が乱れるのを防止することが困難であった。これは、磁気テ ープの巻き取りスピードが速くなると、既に巻き取られた磁気テープの上に次の 磁気テープが巻かれるときに、磁気テープ間に介在する空気が急激に圧縮されて 潤滑作用が行われ、何らかの振動等によって後から巻かれてくる方の磁気テープ が隙間のある前記上フランジ10側にずれ易くなるからである。
【0007】 特に、図12に示すように通常の磁気テープ30はベースフィルム32の片面 に磁性材料31が設けられていて、該ベースフィルム32側に凹状に湾曲するカ ッピングという特性がある。このために前記磁気テープ30は巻き込まれるとき に空気をはらみ易くなっていることが多い。したがって、このようなカッピング 現象が生じている状態においては同伴空気による潤滑作用によって巻き姿が悪く なる傾向がある。
【0008】 従来のテープリールの中には、このような高速巻き取り時に発生する前記磁気 テープ30の巻き乱れを防止するため、前記磁気テープ30間に介在する空気を 前記上下フランジ10、9の外周側に排出するための凹溝が、前記上下フランジ 10、9の両方又はどちらか一方の内面に設けられたものがある。 しかしながら、従来の前記溝は前記磁気テープ30間の空気を確実に排出して いるか否かは正確には把握されておらず、該溝を単に形成するだけでその大きさ 形状等に関しては何ら研究されていないのが現状であった。そのため、場合によ っては凹溝が形成されてはいるものの、前記磁気テープ30間の空気を排出しき れず、依然として前記磁気テープ30の巻き姿が悪くなることもあった。
【0009】 本考案は、上記課題に鑑みてなされたものであり、上下フランジの両方又は一 方の内面に設けられる空気排出用溝の開口面積の基準値を提供し、磁気テープを 高速で巻き取る場合でも巻き姿を確実に良くすることができるテープリールを提 供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案のかかる目的は、磁気テープが巻装される円筒形のテープ巻装面及び該 テープ巻装面の上下端に上下フランジを具備したテープリールにおいて、前記テ ープ巻装面に巻装された前記磁気テープの間に介在する空気を前記上下フランジ の外周側に排出するための溝が、前記磁気テープが当接する前記上下フランジの 内面の少なくとも一方に設けられ、前記内面の前記磁気テープが巻装される範囲 内にある前記溝の開口面積が、前記磁気テープが巻装される範囲の面積の30パ ーセント以上の構成であることを特徴とするテープリールにより達成される。
【0011】 また、前記溝の円周方向の幅が前記上下フランジの内周側から外周側に向けて 広がっている構成によっても上記目的を達成することがきる。
【0012】
【実施態様】
以下、図面に例示する本考案の一実施態様について説明する。なお、従来のテ ープリールと同様な部分には同一の符号を付けて詳細な説明を省略した。図1は 本実施態様の磁気テープ用のテープリール1の平面図であり、図2は図1のA− A線に沿って切断した垂直断面図である。
【0013】 本実施態様のテープリール1は、テープ巻装胴部2(芯部)が、例えばVTR などの回転駆動軸に係合する係合孔5を備えた内筒部6と、該内筒部6と同心的 に適宜な間隔をあけて外側に設けられた中筒部4と、該中筒部4と同心的にさら に外側に設けられてテープ巻装面8を構成する外筒部3とからなる同心型の複数 の筒部を備えている。さらに、前記中筒部4と前記外筒部3とが前記テープリー ル1の半径方向に沿って設けられた複数の補強リブ15で連結され、また、前記 内筒部6と前記中筒部4とは補強リブ7で連結されている。そして、前記テープ 巻装胴部2の下端には下フランジ9が一体成形されている。一方、前記テープ巻 装胴部2の上端には、別に成形された透明な上フランジ10が固着されている。 磁気テープは前記下フランジ9の内面に当接し、前記上フランジ10と磁気テー プとの間には僅かな隙間ができるように巻装される。
【0014】 上述した構成は従来と同じであるが、本実施態様のテープリール1の特徴的構 成は、図1に斜線部で示すように磁気テープが当接する前記下フランジ9の内面 に、磁気テープ間に介在する空気を外周側に排出するための溝20が、所定の大 きさで設けられていることにある。ここでは、フランジ円周方向に沿って等間隔 で4個の前記溝20が前記下フランジ9の最内周から最外周に亘って設けられて いるが、前記溝20は少なくとも1個又はそれ以上あればよい。
【0015】 また、前記溝20の幅Bは内周側から外周側にかけて同一で、前記溝20の上 端縁23は図3(A)に示すようにバリがでないように直角にしてもよく、或い は同図(B)に示すように丸みRを設けることもできる。これによって、前記溝 20の上端縁23に磁気テープが引掛って損傷するようなことを防止することが できる。
【0016】 さらに、図1中に二点鎖線で示す磁気テープが巻装される範囲、すなわち、テ ープ巻装範囲21の全面積に対して、前記テープ巻装範囲21内にある各前記溝 20の上側の開口面積の合計が30パーセント以上になるように各部の寸法が設 定されている。これは次の理由による。 前記テープ巻装範囲21内にある全ての前記溝20の開口面積の合計と前記テ ープ巻装範囲21の全面積との比率、これを溝の開口比率α(=溝20の開口面 積の合計/テープ巻装範囲21の面積)として種々変化させて磁気テープを巻装 したときの巻き姿を観察すると、これらの関係が図4で表されることがわかった 。この図4は、横軸が溝の開口比率α(%)で、縦軸が巻き姿の評価(点)であ る。なお、巻き姿の評価はテープ端縁が部分的に突出した巻き乱れを5段階に分 けたもので、評価「4」点は目視によっては巻き乱れと判定出来ない範囲を示し 、実用的に極めて好ましい状態である。
【0017】 そして、ここでは巻き姿の評価が「4」点を基準値として見たところ、前記溝 20のる開口比率αは30パーセントであることが判明した。又、巻き乱れが全 く発生しない評価「5」となる開口比率αは50パーセント以上であることが判 った。 また、図4はテープ幅が12.65mm、磁気テープの磁気材料が設けられた 面(磁性面)の摩擦係数μ=0.15〜0.35、磁気テープの巻き取りスピー ドS=2.8〜4.8m/秒、前記溝20の深さH=0.05〜0.25mmの ときのものである。さらに、巻き込み直前のテープ下端縁の位置と前記下フラン ジ9とは同一面上に位置するようにセットした。
【0018】 このような空気排出用の前記溝20が前記下フランジ9の内面に設けられた前 記テープリール1においては、例えば磁気テープカセットの製造時に高速で磁気 テープを巻装する場合、図5に示すように既に巻かれた前記磁気テープ30の上 に後から前記磁気テープ30が巻かれたとき、後から巻かれた前記磁気テープ3 0にかかる張力やその上に更に巻かれた前記磁気テープ30の押圧力で前記磁気 テープ30間に介在する空気が圧縮されて、前記上フランジ10と前記磁気テー プ30の上端縁との隙間から外部に排出されると共に、前記溝20を通って前記 下フランジ9の外周側に排出される。
【0019】 したがって、従来のように前記溝20が設けられていないテープリール40( 図8)に比べて前記磁気テープ30間の空気が早く排出されるので巻き硬さが安 定すると共に、空気の潤滑作用が低下して後から巻かれた前記磁気テープ30が 重力で前記下フランジ9側に付勢されるので、後から巻かれた前記磁気テープ3 0が上方にずれるのを防止することができる。この結果、図6に示すように既に 巻かれた前記磁気テープ30と後で巻かれた前記磁気テープ30の上端縁が揃え られ、巻き姿を極めて良くすることが可能になる。これは、磁気テープカセット の製造時に限らず磁気テープカセットをVTRに装填して早送り又は巻き戻しを する場合にも磁気テープの巻き姿が良くなるという効果がある。更に前記磁気テ ープ30の巻き姿が良くなると、磁気テープカセットを使用する場合に前記磁気 テープ30の上下動がなくなるので前記磁気テープ30の走行性が良くなり、ま たジャミングなどの発生も防止することが可能になる。
【0020】 前記テープリール1では、前記磁気テープ30を高速で巻き取る場合でも、従 来のように不織布や磁石などを用いることなく巻き姿を良くすることができるの で、製造設備の構成を簡単にしてコストダウンすることが可能になる。同様に、 前記テープリール1を用いた磁気テープカセットをVTRなどで使用すれば、早 送りモードや巻き戻しモードのような高速巻取りを行なう場合でも、磁気テープ カセット内に特別な部品を備えることなく前記磁気テープ30の巻き姿を良くす ることができる。
【0021】 更に、本考案では、前記溝20の開口面積の基準値が明確になったので、従来 に比べて前記テープリール1の設計及び製造時に手間を省くことができ、これに ょってコストダウンが可能になる。なお、製造時には前記磁気テープ30を簡単 な方法で前記下フランジ9側に付勢しながら巻装することもできる。 前記下フランジ9の材質には、従来と同様にポリオキシメチレン(POM)や ハイインパクトポリスチレン(HIPS)等の樹脂を使用することができ、一方 、前記上フランジ10の材質には、アクリルニトリル・スチレン(AS)や一般 用ポリスチレン(GPPS)等の樹脂を使用することができる。
【0022】 なお、前記実施態様は、前記溝20の幅Bを内周側から外周側にかけて同一に した場合について説明したが、図7に示すように溝22のリール円周方向に沿っ た幅をリール内周側(B1)から外周側(B2)にかけて徐々に広くすることも できる。いま、前記テープリール1の回転速度を一定にして前記磁気テープ30 を巻装する場合は、前記テープリール1の内周側より外周側の方が周速が速くな るので、前記磁気テープ30の巻き取りがすすむにしたがって巻き取りスピード Sも速くなる。このとき、本実施態様のごとく前記溝22が外周側にかけて広く なっていれば、前記磁気テープ30間の空気の排出速度は内周側より外周側の方 が速くなるので、巻き取りスピードSが速くなる外周側においても前記磁気テー プ30の巻き姿を良くすることが可能になる。
【0023】 また、前記各実施態様は、前記下フランジ9に前記溝20、22を設けた場合 について説明したが、前記上フランジ10の内面に前記磁気テープ30の上端縁 が当接する場合は、前記上フランジ10の内面に前記溝20、22を設けること ができる。更に、前記上下フランジ10、9の両方に前記溝20、22を設けた 構成としてもよい。
【0024】 前記実施態様は、磁気テープカセットに用いられる前記テープリール1に本考 案を適用した場合について説明したが、本考案はこれに限らず、オープンリール など種々のテープリールにも適用することができることは勿論である。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案は磁気テープが巻装される円筒形のテープ巻装面及 び該テープ巻装面の上下端に上下フランジを具備したテープリールにおいて、前 記テープ巻装面に巻装された前記磁気テープの間に介在する空気を前記上下フラ ンジの外周側に排出するための溝が、前記磁気テープが当接する前記上下フラン ジの内面の少なくとも一方に設けられているので、前記テープリールを適用した 磁気テープカセットなどの製造時や早送りモード又は巻き戻しモードで使用する 場合のように前記磁気テープの巻き取りスピードが速い場合でも、不織布や磁石 など特別な部品を使用することなく前記磁気テープの巻き姿を良くすることがで き、製造設備やテープリールの構成を簡単にしてコストダウンすることができる 。
【0026】 また、本考案は前記内面の前記磁気テープが巻装される範囲内にある前記溝の 開口面積が、前記磁気テープが巻装される範囲の面積の30パーセント以上とな るようにしたので、前記溝の開口面積の基準値が明確になり、前記溝の形状寸法 を簡単に決めることができる。したがって、前記テープリールの設計及び製造時 に手間を省くことが可能になり、これまたコストダウンが可能になる。
【0027】 更に、本考案は前記溝が前記上下フランジの内周側から外周側にかけて広がる ようにすることができ、これによって、前記磁気テープ間の空気が前記溝を通し て外部に排出される速度は内周側より外周側の方が速くなるので、前記テープリ ールの回転数を一定にして前記磁気テープを巻装する場合のように、前記テープ リールの外周側にかけて前記磁気テープの巻き取りスピードが速くなる場合でも 、内周側から外周側にかけて全体的に巻き姿を良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施態様であるテープリールの平面図
である。
【図2】図1のA−A線に沿って切断した垂直断面図で
ある。
【図3】図1のC−C線に沿って切断した垂直断面図で
ある。
【図4】溝の開口比率αと巻き姿の評価との関係を示す
図である。
【図5】実施態様の磁気テープ間の空気が排出される前
の状態を示す図である。
【図6】実施態様の磁気テープ間の空気が排出された後
の状態を示す図である。
【図7】本考案の他の実施態様の平面図である。
【図8】従来のテープリールの平面図である。
【図9】図8のA−A線に沿って切断した垂直断面図で
ある。
【図10】磁気テープのカッピングによる作用を示すた
めの概略断面図である。
【符号の説明】
1,40 テープリール 2 テープ巻装胴部 3 外筒部 4 中筒部 5 係合孔 6 内筒部 8 テープ巻装面 9 下フランジ 10 上フランジ 20,22 溝 21 テープ巻装範囲 30 磁気テープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープが巻装される円筒形のテープ
    巻装面及び該テープ巻装面の上下端に上下フランジを具
    備したテープリールにおいて、 前記テープ巻装面に巻装された前記磁気テープの間に介
    在する空気を前記上下フランジの外周側に排出するため
    の溝が、前記磁気テープが当接する前記上下フランジの
    内面の少なくとも一方に設けられ、前記内面の前記磁気
    テープが巻装される範囲内にある前記溝の開口面積が、
    前記磁気テープが巻装される範囲の面積の30パーセン
    ト以上であることを特徴とするテープリール。
  2. 【請求項2】 前記溝の円周方向の幅が前記上下フラン
    ジの内周側から外周側に向けて広がっていることを特徴
    とする請求項1記載のテープリール。
JP1994005443U 1994-04-20 1994-04-20 テープリール Expired - Lifetime JP3003378U (ja)

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