JP2005222611A - テープドライブシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 テープ状記録媒体の巻き乱れが生じ難く、コア部の段差によるテープ写りを生じ難くする。
【解決手段】 テープ状記録媒体への情報の記録または記録された情報の再生を行うテープドライブシステムであって、テープ状記録媒体の送出リール11側の端部又は巻取リール21側の端部に、巻取リール21のコア部22からのテープ写りを防止するためのリーダテープLTを設け、巻取リール21又は送出リール11のフランジ部21aの内面に、テープ状記録媒体が巻き取られる際の同伴エアーを排出する溝部21bを設け、リーダテープLTが、送出リール11又は巻取リール21に巻き取られた状態で、少なくとも3巻き分の長さを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、先端部にリーダテープが設けられた磁気テープ等のテープ状記録媒体を巻取リールに巻き取り、あるいは巻き戻しつつ、当該テープ状記録媒体への情報の記録または当該テープ状記録媒体に記録された情報の再生を行うテープドライブシステムに関する。
従来、コンピュータ等のデータをバックアップする為の外部記録媒体である磁気テープカートリッジとして、LTO(Linear-Tape-Open)規格に準拠した磁気テープカートリッジが知られている。このような磁気テープカートリッジを使用する際には、磁気テープカートリッジが装填されるテープドライブが用いられる。
このようなテープドライブでは、磁気テープカートリッジが装着されると、テープドライブに設けられたドライブリーダの引出部が磁気テープカートリッジのリーダテープ先端に設けられたリーダブロックに係合して、当該リーダブロックが前記引出部とともに巻取リールの巻取面を形成するコア部に設けられた凹部内に収容されるようになっている。これにより、磁気テープカートリッジからリーダテープとともに磁気テープが巻取リール側に引き出される(例えば、特許文献1参照)。
そして、巻取リールに誘導されたリーダテープは、巻取リールのコア部に巻き付けられ、巻取リールが回転することにより、リーダテープが当該巻取リールに巻き取られ、その後続けて磁気テープが引き出される。このとき、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッド等により情報の記録や再生が行われる。
ところで、磁気テープをテープドライブの巻取リールに巻き取る際には、前記のようなリーダブロックが引出部により引き出されることにより行われるが、リーダブロックは、前記のように、巻取リールのコア部に設けられた凹部内に収容されるようになっており、その状態で、その一部がコア部の円弧面の一部をなすように構成される。
これを模式的に表すと、図4(a)に示すように、リーダブロック40がコア部41の径方向に沿って設けられた凹部42内に嵌入し、例えば、この状態でリーダブロック40の端面40aがコア部41の巻取面の一部を構成するようになっている。このリーダブロック40の端面40aは、磁気テープMTを滑らかに巻取るために、同図に示すように、コア部41の外周面に対応して円弧状に湾曲形成されている。
特開平8−195002号公報(段落0009〜0014、図1)
しかしながら、このような従来のテープドライブでは、巻取面の一部を構成するリーダブロック40の寸法精度によっては、図4(b)に示すように、端面40aがコア部41より突出した状態となることがあり、コア部41の巻取面に許容できない段差を生じさせる場合があった。
このような段差は、リーダテープLTに折り目や変形を生じさせ、図4(c)に示すように、この折り目や変形は次層以降に巻き付けられる実質的に記録領域となる磁気テープMTの部分にも同様に生じる(いわゆるテープ写りが発生する)。このようなテープ写りは、情報の記録または再生の過程で記録再生ヘッドとの適正な距離が保たれない等の不都合を生じやすく、記録不能や情報の損失の原因となる。
このようなテープ写りは、巻取リールに巻き取られている時間が短時間であれば、前記のような問題を生じることも少ないが、例えば、磁気テープMTを巻取リールに巻き込んだまま放置しておくような状態で使用されるときには、磁気テープMTの表面にコア部41の略円周長のピッチで規則的なテープ写りを生じてしまうこともあった。
一方、巻取リールに対して磁気テープMTを綺麗な巻き姿で巻き付けたいという要請がある。これは、磁気テープMTの巻き姿が乱れた状態になると、磁気テープMTがエッジダメージ等を受け易くなって品質が劣化する等のおそれがあるためである。
磁気テープMTを綺麗な巻き姿で巻き付けるための方策としては、磁気テープMTの巻き付け強さを強くすることが挙げられる。しかしながら、そうすると、前記ような段差を生じている場合に、テープ写りが顕著となるという問題を生じる。
そこで、本発明は、テープ状記録媒体の巻き乱れが生じ難く、しかも、巻取リールのコア部に段差が生じていたとしても、テープ写りの起こりにくいテープドライブシステムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1記載の発明に係るテープドライブシステムは、送り側となる送出リールに巻かれたテープ状記録媒体を、受け側となる巻取リールに巻き取りつつ、あるいは前記巻取リールに巻き取られた前記テープ状記録媒体を前記送出リールに向けて巻き戻しつつ、前記テープ状記録媒体への情報の記録または前記テープ状記録媒体に記録された情報の再生を行うテープドライブシステムであって、前記テープ状記録媒体の前記送出リール側の端部又は前記巻取リール側の端部には、前記巻取リールのコア部からのテープ写りを防止するためのリーダテープが設けられているとともに、前記巻取リール又は送出リールのフランジ部の内面には、前記テープ状記録媒体が巻き取られる際に同伴されるエアーを排出するための溝部が設けられ、前記リーダテープは、どちらか一方のテープ面における中心線平均表面粗さRaが10〜60nmで、かつ、前記巻取リールに全体が巻き取られた状態で、総厚みが10〜40μmとなるように設定されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、例えば、巻取リールにテープ状記録媒体が巻き取られる際、リーダテープにより巻取リールのコア部からのテープ写りが防止されるとともに、巻取リールのフランジ部の内面に設けられた溝部により、巻き取られる際に同伴されるエアーが排出される。これにより、テープ状記録媒体の巻き乱れが生じ難く、しかも、巻取リールのコア部に、仮に、段差が生じていてもテープ状記録媒体に折り目や変形を生じることがなく、テープ写りの起こり難い状態でテープ状記録媒体の巻き取りを行うことができるテープドライブシステムが得られる。また、送出リールにテープ状記録媒体が巻き戻される際も同様の作用効果が得られる。
また、リーダテープのどちらか一方のテープ面における中心線平均表面粗さRaが10〜60nmで、かつ、巻取リールに全体が巻き取られた状態で、総厚みが10〜40μmとなるように規定したので、リーダテープは、その粗さによる厚みをもって弾力的に送出リール又は巻取リールに巻き付けられることとなる。これにより、送出リール又は巻取リールのコア部に、仮に、段差が生じていたとしても、これにリーダテープが巻き付けられることによって、段差が緩和されて緩やかなものとなる。したがって、テープ写りの生じにくいテープ状記録媒体の巻き付けを行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のテープドライブシステムにおいて、前記リーダテープは、前記送出リール又は巻取リールに巻き取られた状態で、少なくとも3巻き分の長さを有していることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、リーダテープは、送出リール又は巻取リールに巻き取られた状態で、少なくとも3巻き分の長さを有しているので、テープ状記録媒体は、その積層状態とされたリーダテープの外側に巻き付けられることとなる。したがって、巻取リールのコア部に、仮に、段差が生じていたとしても、リーダテープの積層状態によってその段差は緩和されて緩やかなものとなる。これにより、テープ状記録媒体に対してテープ写りが生じるのを好適に防止することができる。ここで、リーダテープによる巻き数は、7巻き分以上であることが好ましく、20巻き分以上であることが更に好ましい。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のテープドライブシステムにおいて、前記溝部は、前記送出リール又は前記巻取リールの下側のフランジ部に設けられていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、溝部が、送出リール又は巻取リールの下側のフランジ部に設けられているので、テープ状記録媒体が送出リール又は巻取リールに巻き取られる際に、下側のフランジ部の溝部を通じて、同伴エアがスムーズに排出されるようになり、また、当該フランジ部の内面を基準として、巻き姿の整ったテープ状記録媒体の巻き付けが実現される。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のテープドライブシステムにおいて、前記溝部は、当該溝部の形成される前記フランジ部の総面積の少なくとも10〜50%の面積を有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、溝部が、当該溝部の形成されるフランジ部の総面積の少なくとも10〜50%の面積を有するように規定したので、溝部を通じた同伴エアーのスムーズな排出とフランジ部の溝部以外の面を基準とした巻き付けを同時に行なうことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のテープドライブシステムにおいて、前記送出リールは、磁気テープカートリッジに設けられた単一のカートリッジリールであり、前記巻取リールは、前記磁気テープカートリッジが装填されるテープドライブに設けられたドライブリールであり、前記リーダテープは、前記磁気テープカートリッジの前記カートリッジリールに巻装された前記テープ状記録媒体の先端に接合され、前記テープ状記録媒体を先導して前記テープドライブの前記ドライブリールに巻き付けられるリーダテープであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、磁気テープカートリッジとテープドライブとの間で、テープ状記録媒体を、磁気テープカートリッジ側からテープドライブ側へ巻き付けたり、あるいはその逆に巻き戻したりすることにより、テープ状記録媒体への情報の記録またはテープ状記録媒体に記録された情報の再生を行うことができる。
このようなテープドライブシステムにおいて、テープ状記録媒体は、通常、磁気テープカートリッジ側に巻き付けられた状態とされることが多いが、使用態様によっては、テープドライブ側の巻取リールに巻き付けられた状態のまま長期間保持されることもあり、このような使用態様においては、テープ写りを防止する有用性が特に高い。すなわち、磁気テープカートリッジからテープドライブの巻取リールにテープ状記憶媒体が巻き取られるにあたって、磁気テープカートリッジから引き出されたリーダブロックが、巻取リールのコア部に嵌まり込むこととなるが、リーダブロックの寸法精度によっては、コア部の端面よりリーダブロックが突出した状態(段差)となるおそれがある。このような場合に、巻取コアに対して従来のリーダテープやテープ状記録媒体が巻き付けられると、段差がテープに写り、テープ状記録媒体の記録不能や情報の損失を生じるおそれがある。
これに対して、このテープドライブシステムでは、前記段差をリーダテープによってうまく吸収することがきるようになり、テープ状記録媒体における記録不能や情報の損失を未然に回避することができるという優れた利点が得られる。
本発明によれば、テープ状記録媒体の巻き乱れが生じ難く、しかも、巻取リールのコア部に段差が生じていたとしても、テープ写りの起こりにくいテープドライブシステムが得られる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るテープドライブシステムの詳細について説明する。参照する図面において、図1は、本発明の一実施の形態に係るテープドライブシステムを概念的に示す構成図、図2は、同じくこのテープドライブシステムに使用される磁気テープカートリッジを示す分解斜視図、図3(a)は、同じくテープドライブシステムに使用されるドライブリール(巻取リール)を示した斜視図、図3(b)は、図3(a)のb−b線部分拡大断面図である。本実施形態では、テープ状記録媒体が1つのカートリッジリール(送出リール)に巻装された磁気テープカートリッジと、この磁気テープカートリッジが装填される磁気テープドライブ(テープドライブ)とで構成されるテープドライブシステムについて説明する。
図1に示すように、テープドライブシステム1は、磁気テープカートリッジ10と、磁気テープドライブ20とで構成されている。このようなテープドライブシステム1は、磁気テープカートリッジ10に巻かれたテープ状記録媒体としての磁気テープMTを、受け側となる磁気テープドライブ20のドライブリール21に巻き取りつつ、あるいはドライブリール21に巻き取られた磁気テープMTをカートリッジリール(送出リール)11に向けて巻き戻しつつ、磁気テープMTへの情報の記録または、磁気テープMTに記録された情報の再生を行うものである。
図2に示すように、磁気テープカートリッジ10は、LTO規格に準拠しており、下ハーフ2Bと上ハーフ2Aとに分割構成されたカートリッジケース2を有している。そして、このカートリッジケース2の内部に、予め磁気テープMTが巻装された単一のカートリッジリール11、このカートリッジリール11の回転をロック状態に保つためのリールロック4及び圧縮コイルばね5、カートリッジリール11のロック状態を解除するためのリリースパッド6、下ハーフ2B及び上ハーフ2Aに跨ってカートリッジケース2の一側面に形成された磁気テープ引出口2Cを開閉するスライドドア2D、このスライドドア2Dを磁気テープ引出口2Cの閉位置に付勢するねじりコイルばね7、誤消去防止爪8、磁気テープ引出口2Cの近傍に形成されたリーダピン格納部9などで構成されている。そして、磁気テープMTの先端部にはリーダテープLTが接合されている。図2に示した磁気テープMTは、リーダテープLTを表している。
このような磁気テープカートリッジ10は、図1に示すように、磁気テープドライブ20に装填されて、後記するリーダブロック31によりリーダテープLTが引き出され、磁気テープドライブ20のドライブリール21のコア部22に設けられた凹部23に、前記リーダブロック31が嵌入される。これにより、磁気テープカートリッジ10のリーダテープLTがドライブリール21のコア部22に巻き取り可能となる。
ここで、本実施形態の磁気テープカートリッジ10に用いられるリーダテープLTおよび磁気テープMTについて詳細に説明する。
リーダテープLTは長尺に形成されており、本実施の形態では、磁気テープドライブ20のドライブリール21のコア部22に対して、少なくとも3巻き分だけ巻き付け可能な長さを有している。リーダテープLTは、好ましくは0.5〜5.0m、好ましくは、0.9mの長さを有するものが用いられる。
リーダテープLTは、図示しない支持体とこの支持体上に設けられる下層及び上層とを備えている。
支持体は、非磁性可撓性支持体であることが好ましく、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステル類、ポリオレフイン類、セルローストリアセテート、ポリカーボネート、芳香族又は脂肪族ポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリスルフォン、ポリアラミド、ポリベンゾオキサゾールなどの公知のフイルムが使用できる。中でもポリエチレンテレフタレートフイルム又はポリイミドフイルムを用いるのが好ましい。これらの支持体にはあらかじめコロナ放電処理、プラズマ処理、易接着処理、熱処理、除塵処理などを行ってもよい。
支持体は、長さ方向の弾性率が630kg/mm2(6.2GPa)以下、幅方向の弾性率が580kg/mm2(5.7GPa)以下、好ましくは長さ方向及び幅方向共に弾性率が550kg/mm2(5.4GPa)以下とするのが好適である。
支持体上に設けられる下層及び上層は、少なくとも潤滑剤、粉体、結合剤を含んでなるものである。下層及び上層(重層ともいう)は、支持体の片面のみ、あるいは両面に設けてもよいが、少なくとも、磁気ヘッドH(図1参照)に接触する側に設けることが好ましい。また、重層が設けられる支持体の反対面には粉体と結合剤からなる単層が設けられてもよいし、塗布層が設けられていなくともよい。
下層と上層の潤滑剤を除く組成は同じであっても異なっていてもよいが、下層から上層へ潤滑剤の補充が良好に行われる組成とすることが好ましい。
潤滑剤は、下層へ上層の1.12倍以上、好ましくは1.12〜1.34倍添加される。
本実施形態において、潤滑剤とは、脂肪酸、脂肪酸エステル及び脂肪酸アミドを意味する。
潤滑剤の添加量は、粉体100質量部に対して上層で脂肪酸/脂肪酸エステル/脂肪酸アミド=0.1〜1.1/0.5〜3.5/0〜0.5が好ましく、更には0.4〜0.6/1.0〜2.0/0〜0.30が好ましく、同様に下層で脂肪酸/脂肪酸エステル/脂肪酸アミド=0.05〜3.0/0.5〜2.0/0〜0.5が好ましく、更には0.05〜0.20/0.5〜1.0/0〜0.3が好ましい。
重層に添加される粉体としては、無機物でも有機物でもよい。無機物としては、金属、金属酸化物等が挙げられる。有機物としては、各種樹脂等が挙げられる。
リーダテープの総厚は、10〜40μmが好ましく、10〜20μmが更に好ましい。
上層の厚みは、0.1〜2.0μmが好ましく、0.5〜1.0μmが更に好ましい。下層の厚みは、1.0〜3.0μmが好ましく、1.6〜2.0μmが更に好ましい。支持体の厚みは、12〜16μmが好ましく、13〜15μmが更に好ましい。
リーダテープLTの上層の中心線平均表面粗さRaは、10〜60nmであることが好ましい。このことにより、ドライブリール21(図1参照)のコア部22にリーダテープLTが巻き取られたときの程よい弾力性が得られる。また、磁気ヘッドH(図1参照)のクリーニング効果も得られる。
前記中心線平均表面粗さRaを調整する手段としては、上層を設ける側の支持体の中心線平均表面粗さRaを選定すること、下層及び上層に含まれる粉体のサイズを選定すること、カレンダ処理などの表面成形処理の線圧、ロール表面性などを選定すること等が挙げられる。
また、リーダテープLTは、重層を設けた支持体の反対面にバック層を設けたものが好ましい。そして、上層及びバック層の表面電気抵抗は1010Ω/sq以下が好ましく、109Ω/sq以下が更に好ましい。このことにより、リーダテープLTの帯電が防止され、磁気ヘッドH(図1参照)の静電気によるダメージを防止し、信頼性を高めると共に、基本的に磁気テープMTより強度が高いリーダテープLTの接合により得られる磁気テープカートリッジ10の磁気テープドライブ20へのロード/アンロードの繰り返し操作に対する耐久性が向上する。
前記表面電気抵抗を所定に制御する手段としては、カーボンブラックなどの導電性粉末を下層、上層及びバック層の少なくとも1層に添加することが挙げられる。例えば、各々の層の結合剤100質量部に対してカーボンブラックを1〜20質量部添加することが挙げられる。
前記リーダテープLTとしては、下層が無機粉末と結合剤を含む非磁性層で、上層が強磁性粉末と結合剤を含む磁性層で、それらの反対側にバック層が形成された磁気テープを用いるのが好ましい。
以下、前記磁気テープをリーダテープLTとしたものについて、詳述する。
(磁性層)
<磁性層および非磁性層の結合剤等>
磁性層、非磁性層に使用される結合剤としては従来公知の熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、反応型樹脂やこれらの混合物が使用される。熱可塑性樹脂としては、ガラス転移温度が−100〜150℃、数平均分子量が1000〜200000、好ましくは10000〜100000、重合度が約50〜1000程度のものが使用される。
このような例としては、塩化ビニル、酢酸ビニル、ビニルアルコール、マレイン酸、アクリル酸、アクリル酸エステル、塩化ビニリデン、アクリロニトリル、メタクリル酸、メタクリル酸エステル、スチレン、ブタジエン、エチレン、ビニルブチラール、ビニルアセタール、ビニルエーテル、等を構成単位として含む重合体または共重合体、ポリウレタン樹脂、各種ゴム系樹脂がある。また、熱硬化性樹脂または反応型樹脂としてはフェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン硬化型樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アルキド樹脂、アクリル系反応樹脂、ホルムアルデヒド樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ−ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂とイソシアネートプレポリマーの混合物、ポリエステルポリオールとポリイソシアネートの混合物、ポリウレタンとポリイソシアネートの混合物等が挙げられる。これらの樹脂については朝倉書店発行の「プラスチックハンドブック」に詳細に記載されている。また、公知の電子線硬化型樹脂を各層に使用することも可能である。これらの例とその製造方法については特開昭62−256219号公報に記載されている。
以上の樹脂は単独または組み合せで使用できるが、本実施形態において好ましいものとして、塩化ビニル樹脂、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル酢酸ビニルビニルアルコール共重合体、塩化ビニル酢酸ビニル無水マレイン酸共重合体、から選ばれる少なくとも1種とポリウレタン樹脂およびポリイソシアネートを組み合わせたものが挙げられる。
磁性層に用いられる結合剤は強磁性粉末に対し、また非磁性層に用いられる結合剤は非磁性無機粉末に対し、各々通常、5〜50質量%の範囲、好ましくは10〜30質量%の範囲で用いられる。塩化ビニル系樹脂を用いる場合は5〜30質量%、ポリウレタン樹脂を用いる場合は2〜20質量%、ポリイソシアネートは2〜20質量%の範囲でこれらを組み合わせて用いることが好ましいが、例えば、微量の脱塩素によりヘッド腐食が起こる場合は、ポリウレタンとイソシアネートのみを使用することも可能である。
このような磁気テープでは、結合剤量、結合剤中に占める塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソシアネート、あるいはそれら以外の樹脂の量、磁性層を形成する各樹脂の分子量、極性基量、あるいは先に述べた樹脂の物理特性などを必要に応じ非磁性層、各磁性層とで変えることはもちろん可能であり、むしろ各層で最適化すべきであり、多層磁性層に関する公知技術を適用できる。例えば、各層でバインダー量を変更する場合、磁性層表面の擦傷を減らすためには磁性層のバインダー量を増量することが有効であり、また、ヘッドに対するヘッドタツチを良好にするためには、非磁性層のバインダー量を多くして柔軟性を持たせることができる。
(非磁性層)
非磁性層に用いられる無機粉末は、非磁性粉末であり、例えば、金属酸化物、金属炭酸塩、金属硫酸塩、金属窒化物、金属炭化物、金属硫化物等の無機質化合物から選択することができる。非磁性層にカーボンブラックを混合させて公知の効果である表面電気抵抗Rsを下げること、光透過率を小さくすることができるとともに、所望のマイクロビッカース硬度を得ることができる。また、下層にカーボンブラックを含ませることで潤滑剤貯蔵の効果をもたらすことも可能である。カーボンブラックの種類はゴム用ファーネス、ゴム用サーマル、カラー用ブラック、アセチレンブラック等を用いることができる。下層のカーボンブラックは所望する効果によって、以下のような特性を最適化すべきであり、併用することでより効果が得られることがある。また非磁性層には有機質粉末を目的に応じて、添加することもできる。非磁性層の潤滑剤、分散剤、添加剤、溶剤、分散方法その他は磁性層に関する公知技術が適用できる。
(添加剤)
磁性層、非磁性層等に使用される添加剤としては、ヘッド研磨効果、潤滑効果、帯電防止効果、分散効果、可塑効果などをもつものが使用される。具体的にはWO98/35345号等に記載のものが挙げられる。
潤滑剤としては、例えば、炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸、およびこれらの金属塩(Li、Na、K、Cuなど)または炭素数10〜24の一塩基性脂肪酸と炭素数2〜12の一価、二価、三価、四価、五価、六価アルコールのいずれか一つとからなるモノ脂肪酸エステルまたはジ脂肪酸エステルまたはトリ脂肪酸エステル、アルキレンオキシド重合物のモノアルキルエーテルの脂肪酸エステル、炭素数8〜22の脂肪酸アミドなどが使用できる。前記脂肪酸及びアルコールは、不飽和結合を含んでも、また分岐していてもかまわない。
(バック層)
バック層には、カーボンブラックと無機粉末が含有されていることが好ましい。結合剤、各種添加剤は、磁性層や非磁性層の処方が適用される。バック層の厚みは、0.1〜1.0μmが好ましく、0.4〜0.6μmが更に好ましい。
(製造法)
磁性層と非磁性層は、前記成分を溶媒に溶解乃至分散して各々の塗料を作製し、支持体(ウェブ)上に順じ塗布することにより作製できる。非磁性層が湿潤状態にあるうち磁性層を塗布するウェット・オン・ウェット方式でも非磁性層が乾燥した上に塗布するウェット・オン・ドライ方式でもよい。塗布乾燥されたウェブは適宜配向処理、カレンダ処理、スリットが施される。
次に、磁気テープドライブ20について説明する。
磁気テープドライブ20は、図1に示すように、スピンドル24と、このスピンドル24を駆動するためのスピンドル駆動装置25と、磁気ヘッドHと、ドライブリール21と、このドライブリール21を駆動するための巻取リール駆動装置26と、制御装置27とを備えている。
また、磁気テープドライブ20は、前記磁気テープカートリッジ10のリーダテープLT先端に設けられたリーダピン30(図2参照)に係合可能なリーダブロック31を有しており、このリーダブロック31は、引出ガイド32等を含む図示しない引出機構により、磁気テープカートリッジ10側に移送されるようになっている。
磁気テープMTに対し、データの記録/再生を行う際は、スピンドル駆動装置25と巻取リール駆動装置26とが、スピンドル24とドライブリール21とを回転駆動させることによって、磁気テープMTを搬送する。
ドライブリール21は、図3(a)(b)に示すように、下側のフランジ部21aの上面に等間隔で放射状の溝部21bが形成されている。この溝部21bは、フランジ部21aの総面積の少なくとも10〜50%の面積を有するように形成されている。好ましくはフランジ部21aの総面積の30〜50%の面積を有するように形成する。このような溝部21bは、ドライブリール21に磁気テープMTが巻き取られる際に同伴されるエアーを排出するための排出路として機能するようになっている。
このような磁気テープドライブ20の動作について説明する。
磁気テープカートリッジ10が図1に示すように磁気テープドライブ20に装着されると、引出ガイド32(図2参照)がリーダピン30を引き出して、磁気ヘッドHを介してドライブリール21まで移送し、リーダブロック31をドライブリール21のコア部22の凹部23へ嵌入させる。なお、凹部23には、リーダブロック31に係合し、リーダブロック31が凹部23から飛び出すのを防止する図示しない係止部が設けられている。
そして、スピンドル駆動装置25と巻取リール駆動装置26とが制御装置27の制御により駆動され、カートリッジリール11からドライブリール21へ向けてリーダテープLTおよび磁気テープMTが搬送されるように、スピンドル24とドライブリール21とが同方向に回転される。これにより、ドライブリール21にリーダテープLTが巻き取られ、その後、磁気テープMTがドライブリール21に巻き取られつつ、磁気ヘッドHによって、磁気テープMTへの情報の記録または磁気テープMTに記録された情報の再生が行われる。本実施形態では、リーダテープLTが0.9mの長さを有しているので、ドライブリール21のコア22に巻き取られた状態で、総厚みは、約12μmとなり、その時の巻き数は約7巻となる。すなわち、リーダテープLTは、ドライブリール21のコア22の周りに幾重にも巻回された積層状態となる。
また、カートリッジリール11に磁気テープMTを巻き戻す場合は、前記とは逆方向に、スピンドル24とドライブリール21とが回転駆動されることにより、磁気テープMTがカートリッジリール11に搬送される。この巻き戻しの際にも、磁気ヘッドHによる、磁気テープMTへの情報の記録または磁気テープMTに記録された情報の再生が行われる。
このようなテープドライブシステム1において、磁気テープMTは、通常、磁気テープカートリッジ10の側に巻き付けられた状態とされることが多いが、使用態様によっては、磁気テープドライブ20の側のドライブリール21に巻き付けられた状態のまま長期間保持されることもあり、このような使用態様においては、テープ写りを防止する有用性が特に高く本実施形態のテープドライブシステム1が好適である。すなわち、磁気テープカートリッジ10から磁気テープドライブ20のドライブリール21に磁気テープMTが巻き取られるにあたって、磁気テープカートリッジ10から磁気テープMTを引き出すリーダブロック31が、ドライブリール21のコア部22に嵌まり込むこととなるが、リーダブロック31の寸法精度によっては、コア部22の端面よりリーダブロック31が突出した状態(段差)となるおそれがある。このような場合に、ドライブリール21に対して従来のリーダテープが巻き付けられると、段差が磁気テープMTに写ってしまい、磁気テープMTの記録不能や情報の損失を生じるおそれがある。
これに対して、このテープドライブシステム1では、段差をリーダテープLTによってうまく吸収することがきるようになり、磁気テープMTにおける記録不能や情報の損失を未然に回避することができるという優れた利点が得られる。
次に、このようなテープドライブシステム1を用いて、ドライブリール21に磁気テープMTを巻き取って一定時間保存した後のエラーレートをリーダテープLTの中心線平均表面粗さRa、厚みおよびフランジ部21aの溝部21bの溝面積の割合を変えて、試験を行った。このときの、リーダテープLTの長さは、0.9m、保存は、ドライブリール21に磁気テープMTを巻き取った状態で、48時間、常温で放置することにより行った。また、ドライブリール21のコア部22に100μmの段差を形成し、これに基づくテープ写りによるエラーレートを測定した。
また、比較例として、中心線平均表面粗さRaが5nmとされた、平滑状態のリーダテープと、同じく70nmとされた、粗面状態のリーダテープと、中心線平均表面粗さRaが標準の25nmのリーダテープで、溝面積が5%とされたときのエラーレートを測定した。
試験データは表1の通りである。
Figure 2005222611
試験1〜試験4のいずれにおいても、保存後のエラーレートは良好であり、テープ写りの影響が生じていないことが伺える。これに対し、比較例1〜3のいずれにおいても、前記段差に基づくテープ写りが生じていることが伺える。
次に、このようなテープドライブシステムを用いて、ドライブリール21に巻き取られた磁気テープMTの保存後のエラーレートをリーダテープLTの長さを変えて、試験を行った。また、比較例として、通常用いられている1mのリーダテープを用いたときのエラーレートを測定した。
試験データは表2の通りである。
Figure 2005222611
試験1〜試験3のいずれにおいても、保存後のエラーレートは良好であり、テープ写りの影響が生じていないことが伺える。これに対し、比較例1では、前記段差に基づくテープ写りが生じていることが伺える。
以上のような結果を踏まえてリーダテープLTとドライブリール21の溝部21bとの関係を考察すると、表3に示すような関係が導き出される。
Figure 2005222611
表中、◎は不良の全く発生しない良好な状態を示し、○は良好な状態を示し、△は幾分なりとも不良の発生を示し、×は不良の発生を示す。
すなわち、ドライブリール21のリーダテープLTが平滑で薄く形成されているものよりも、リーダテープLTが粗くて、しかも厚く形成され、さらにドライブリール21側に溝部21bが形成されている場合に、テープ写りの生じることのない、巻き姿が綺麗で整巻き性に優れた状態とされた磁気テープMTが得られることが分かる。
以上説明した本実施形態のテープドライブシステムによれば、例えば、ドライブリール21に磁気テープMTが巻き取られる際、リーダテープLTによりドライブリール21のコア部22からのテープ写りが防止されるとともに、ドライブリール21のフランジ部21aの内面に設けられた溝部21bにより、巻き取られる際に同伴されるエアーが排出される。これにより、磁気テープMTの巻き乱れが生じ難く、しかも、ドライブリール21のコア部22に、仮に、段差が生じていても、この段差がテープ写りとなって現れることが無いテープドライブシステムが得られる。
また、リーダテープLTのどちらか一方のテープ面における中心線平均表面粗さRaが10〜60nmで、かつ、ドライブリール21に全体が巻き取られた状態で、総厚みが20〜40μmとなるように規定したので、リーダテープLTは、その粗さによる厚みをもって弾力的にドライブリール21に巻き付けられることとなる。これにより、ドライブリール21のコア部22に、仮に、段差が生じていたとしても、これにリーダテープLTが巻き付けられることによって、段差が緩和されて緩やかなものとなる。したがって、テープ写りの生じにくい磁気テープMTの巻き付けを行うことができる。
さらに、リーダテープLTは、例えば、ドライブリール21に巻き取られた状態で、少なくとも3巻き分の長さを有しているので、磁気テープMTは、その積層状態とされたリーダテープLTの外側に巻き付けられることとなる。したがって、ドライブリール21のコア部22に、仮に、段差が生じていたとしても、リーダテープLTの積層状態によってその段差は緩和されてゆるやかなものとなる。これにより、磁気テープMTに対してテープ写りが生じるのを好適に防止することができる。
また、溝部21bが、例えば、ドライブリール21の下側のフランジ部21aに設けられているので、磁気テープMTがドライブリール21に巻き取られる際に、フランジ部21aの溝部21bを通じて、同伴エアがスムーズに排出されるようになり、また、フランジ部21aの上面を基準として、巻き姿の整った磁気テープMTの巻き付けが実現される。
さらに、溝部21bが、溝部21bの形成されるフランジ部21aの総面積の少なくとも10〜50%の面積を有するようになっているので、溝部21bを通じた同伴エアーのスムーズな排出とフランジ部21aの溝部21b以外の面を基準とした巻き付けを同時に行なうことができる。
以上、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、発明の主旨に応じた適宜の変更実施が可能であることはいうまでもない。例えば、送出リール側に巻き付けられるリーダテープを巻取リール側に巻き付けられるリーダテープと同様に構成しても良い。また、巻取リールのフランジ部における溝部の形状は、任意のものを採用することができる。
本発明の一実施の形態に係るテープドライブシステムを概念的に示す構成図である。 同じくこのテープドライブシステムに使用される磁気テープカートリッジを示す分解斜視図である。 (a)は、同じくテープドライブシステムに使用されるドライブリールを示した斜視図、(b)は、図3(a)のb−b線部分拡大断面図である。 (a)〜(c)は、従来技術の説明図である。
符号の説明
1 テープドライブシステム
10 磁気テープカートリッジ
11 カートリッジリール(送出リール)
20 磁気テープドライブ
21 ドライブリール(巻取リール)
21a フランジ部
21b 溝部
22 コア部
23 凹部
25 スピンドル駆動装置
26 巻取リール駆動装置
27 制御装置
30 リーダピン
31 リーダブロック
32 引出ガイド
H 磁気ヘッド
LT リーダテープ
MT 磁気テープ

Claims (5)

  1. 送り側となる送出リールに巻かれたテープ状記録媒体を、受け側となる巻取リールに巻き取りつつ、あるいは前記巻取リールに巻き取られた前記テープ状記録媒体を前記送出リールに向けて巻き戻しつつ、前記テープ状記録媒体への情報の記録または前記テープ状記録媒体に記録された情報の再生を行うテープドライブシステムであって、
    前記テープ状記録媒体の前記送出リール側の端部又は前記巻取リール側の端部には、前記巻取リールのコア部からのテープ写りを防止するためのリーダテープが設けられているとともに、前記巻取リール又は送出リールのフランジ部の内面には、前記テープ状記録媒体が巻き取られる際に同伴されるエアーを排出するための溝部が設けられ、
    前記リーダテープは、どちらか一方のテープ面における中心線平均表面粗さRaが10〜60nmで、かつ、前記巻取リールに全体が巻き取られた状態で、総厚みが10〜40μmとなるように設定されていることを特徴とするテープドライブシステム。
  2. 前記リーダテープは、前記送出リール又は巻取リールに巻き取られた状態で、少なくとも3巻き分の長さを有していることを特徴とする請求項1に記載のテープドライブシステム。
  3. 前記溝部は、前記送出リール又は巻取リールの下側のフランジ部に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のテープドライブシステム。
  4. 前記溝部は、当該溝部の形成される前記フランジ部の総面積の少なくとも10〜50%の面積を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のテープドライブシステム。
  5. 前記送出リールは、磁気テープカートリッジに設けられた単一のカートリッジリールであり、前記巻取リールは、前記磁気テープカートリッジが装填されるテープドライブに設けられたドライブリールであり、前記リーダテープは、前記磁気テープカートリッジの前記カートリッジリールに巻装された前記テープ状記録媒体の先端に接合され、前記テープ状記録媒体を先導して前記テープドライブの前記ドライブリールに巻き付けられるリーダテープであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のテープドライブシステム。
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