JP3188122B2 - テープガイド機構 - Google Patents

テープガイド機構

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JP3188122B2
JP3188122B2 JP02488895A JP2488895A JP3188122B2 JP 3188122 B2 JP3188122 B2 JP 3188122B2 JP 02488895 A JP02488895 A JP 02488895A JP 2488895 A JP2488895 A JP 2488895A JP 3188122 B2 JP3188122 B2 JP 3188122B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録再生装置に用
いられるものであり、シャーシ上に立設され、磁気テー
プの幅方向の変動を規制するテープガイド機構に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】斯種テープガイド機構としては、従来よ
り図10に示すものが知られている。シャーシ(1)上に
は、アセタール系樹脂を用いたアウトサート成形により
ボス(8)が形成され、ボス(8)には先端部にネジ部(81)
を形成した支軸(80)が圧入されている。支軸(80)には、
磁気テープの下端に接する金属製のフランジ(3)と、磁
気テープが周面に接するガイドパイプ(2)が嵌められ
る。フランジ(3)とガイドパイプ(2)が支軸(80)に挿入
された状態で、ネジ部(81)にナット(82)を螺合させて、
フランジ(3)とガイドパイプ(2)を押え込み、磁気テー
プの張力による回転を抑えている。フランジ(3)の回転
を拘束するのは、磁気テープの幅方向の変動を抑え、テ
ープ走行を安定させるとともに、フランジ(3)の回転振
れによる異音発生防止の為である。
【0003】然るに上記構成では、部品点数が多く、組
立工数も増大する。かかる点に鑑みて、以下に示すテー
プガイド機構が実施されている。図11に示すように、
シャーシ(1)上に合成樹脂のアウトサート成形により、
段軸(9)を形成し、段軸(9)の上部軸(90)にガイドパイ
プ(2)を圧入している。磁気テープ(6)は、下端が下部
軸(91)の上面に接して、幅方向の変動を規制された状態
で、ガイドパイプ(2)の周面に接しながら走行する。磁
気テープ(6)と下部軸(91)との摩擦特性等に鑑みて、段
軸(9)の成形材料には、サルファイド系樹脂、具体的に
はPPS(Poly Phenylene sulfide)系樹脂が用いられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す構成で
は、図10に示す構成より部品点数は削減できるが、段
軸(9)をPPS系樹脂を用いてアウトサート成形してい
るので、成形金型が成形時に発生するガス等により損傷
しやすくなる。従って、金型のメインテナンスや交換を
頻繁に行なわなければならない不都合がある。本発明
は、シャーシに一体成形するアウトサート用の金型の耐
久性を損わず、かつ構成部品点数を抑えたテープガイド
機構を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】テープガイド機構は、シャ
ーシ(1)に一体成形され、ガイドパイプ(2)が圧入され
る上部軸(40)と、該上部軸(40)よりも大径の下部軸(41)
を設けたガイド支持体(4)と、ガイドパイプ(2)の下端
面に接するように、上部軸(40)に挿入され、磁気テープ
(6)の幅方向の端部に接するフランジ(3)とを具え、上
部軸(40)周面には、フランジ(3)が挿入される箇所に対
応して、フランジ(3)の内側に緊密に嵌合する係合突起
(5)が形成されている。上部軸(40)はフランジ(3)とガ
イドパイプ(2)が挿入された状態で、先端面がガイドパ
イプ(2)の上端面よりも低くなるように形成されてい
る。係合突起(5)は、フランジ(3)の厚みよりも低く形
成されて、フランジ(3)が上部軸(40)に挿入された状態
にて、ガイドパイプ(2)の下端と係合突起(5)の当接を
防ぐ。また、他のテープガイド機構にあっては、フラン
ジ(3)には係合突起(5)に嵌合する回り止め用の切欠き
(30)が開設されている。
【0006】
【作用及び効果】本発明に於けるテープガイド機構は、
ガイド支持体(4)とは別に、磁気テープ(6)の端部に接
するフランジ(3)を設けている。従って、ガイド支持体
(4)を磁気テープ(6)との摩擦特性等に配慮した材質で
成形する必要はなく、成形金型が長持ちする材質で成形
できる。また、フランジ(3)はガイド支持体(4)に挿入
された状態に於いて、係合突起(5)に緊密に嵌合し、或
いは係合突起(5)と切欠き(30)が嵌合して、回転を拘束
される。従って、従来のようにナット等を用いて、フラ
ンジ(3)の回転を抑える機構が不要となり、部品点数が
削減できる。
【0007】
【実施例】
(第1実施例)以下、本発明の一実施例について、図を用
いて詳述する。実施例は、所謂Mローディングタイプの
磁気記録再生装置について説明する。図1に示すよう
に、シャーシ(1)上には、周知の如く、回転シリンダ(1
0)やバックテンション機構(11)が配備され、カセット(6
0)から先導ガイドブロック(12)(12)により引き出された
磁気テープ(6)は、シャーシ(1)上に立設された全消去
ヘッド(13)、ポストピン(14)やテープガイド機構(7)に
接しながら、回転シリンダ(10)に巻き付けられる。
【0008】テープガイド機構(7)は、図2に示すよう
に、シャーシ(1)上に、上部軸(40)と該上部軸(40)より
大径の下部軸(41)を一体に形成したガイド支持体(4)を
具える。ガイド支持体(4)は、金型の耐久性が良いポリ
アセタール系樹脂をシャーシ(1)にアウトサート成形し
て設けられる。ガイド支持体(4)の上部軸(40)には、環
状のフランジ(3)と、フランジ(3)の上面に接するガイ
ドパイプ(2)が嵌められる。フランジ(3)は研磨加工が
施されて、打抜きバリが除去され、下部軸(41)に載置さ
れた状態で、上面が磁気テープ(6)下端に接する。上部
軸(40)はフランジ(3)とガイドパイプ(2)が挿入された
状態で、先端面がガイドパイプ(2)の上端面よりも低く
なるように形成され、ガイドパイプ(2)は上部軸(40)に
確実に押し込まれる(図3(a)、(b)参照)。
【0009】ガイドパイプ(2)は、軸方向にスリット(2
0)を開設し、該スリット(20)の上下端は、外向きに広が
る三角形の切欠部(21)を形成している。ガイドパイプ
(2)は、平板を円弧状に巻き、外周面にバレル研磨を施
して、所定の面粗度に形成される。ガイドパイプ(2)を
平板の巻き加工により形成しているのは、軸素材を中ぐ
り切削加工による筒状パイプとするよりも安価に製造で
き、更に弾性反力により上部軸(40)との圧入強度を高め
ることができる為である。実際上は、ガイドパイプ(2)
は図4に示すように、スリット(20)が磁気テープ(6)の
移行路から離れるようにして、ガイド支持体(4)に圧入
される。従って、該スリット(20)の両端が磁気テープ
(6)に接触して、磁気テープ(6)を痛めることはない。
ガイドパイプ(2)は、ガイド支持体(4)に緊密に嵌合
し、磁気テープ(6)により回転させられることはない。
【0010】上部軸(40)の下端部周面からは、フランジ
(3)が挿入される箇所に対応して、複数の係合突起(5)
(5)が突出している。係合突起(5)は図5に示すような
断面矩形のものも、図6に示すように断面三角形のもの
でもよいが、何れも高さLはフランジ(3)の厚みよりも
低く形成されている。図2に示すように、フランジ(3)
をガイド支持体(4)の上から挿入すると、フランジ(3)
の内周縁が係合突起(5)に接する。更にフランジ(3)を
下方に押し込むと、係合突起(5)が塑性変形し、係合突
起(5)とフランジ(3)が緊密に嵌合した状態で、フラン
ジ(3)が下部軸(41)上面に載置される。
【0011】かかる嵌合により、磁気テープ(6)の走行
時に於ける、フランジ(3)の回転と、フランジ(3)の高
さ位置の変動が防止され、テープ走行の安定が図れる。
また、係合突起(5)はフランジ(3)の厚みよりも低く形
成されているので、フランジ(3)を上部軸(40)に挿入後
に、ガイドパイプ(2)を挿入しても、ガイドパイプ(2)
の下端が係合突起(5)に接することはなく、ガイドパイ
プ(2)の高さ位置はバラ付かない。
【0012】(第2実施例)図7に示すように、フランジ
(3)は環部の一部を切り欠いて、円弧状に形成され、該
切欠き(30)に係合突起(5)が嵌合する。本実施例に於い
ては、係合突起(5)はフランジ(3)の厚みよりも高く形
成され、先端部はガイドパイプ(2)の切欠部(21)に嵌ま
り、ガイドパイプ(2)を上部軸(40)に挿入するときに、
ガイドパイプ(2)回転方向の位置決めとなる。換言すれ
ば、切欠部(21)と係合突起(5)を合わせるように、ガイ
ドパイプ(2)を上部軸(40)に挿入すれば、スリット(20)
が磁気テープ(6)に接触することはない(図4参照)。ま
た、図8に示すように、切欠き(30)をフランジ(3)の内
周縁部に形成し、係合突起(5)を該切欠き(30)に嵌合さ
せて、フランジ(3)の回転止めとガイドパイプ(2)の位
置決めとしてもよい。更には、図9に拡大して示すよう
に、係合突起(5)を上部軸(40)の軸方向に沿って上向き
に延出させて、ガイドパイプ(2)のスリット(20)に係合
させてもよい。
【0013】本実施例に於けるテープガイド機構(7)
は、ガイド支持体(4)とは別に、磁気テープ(6)の端部
に接するフランジ(3)を設けている。従って、ガイド支
持体(4)を磁気テープ(6)との摩擦特性等に配慮したP
PS系樹脂のような材質で成形する必要はなく、成形金
型が長持ちするアセタール系の樹脂で成形できる。ま
た、フランジ(3)はガイド支持体(4)に挿入された状態
に於いて、係合突起(5)に緊密に嵌合し、或いは係合突
起(5)と切欠き(30)が嵌合して、回転を拘束される。従
って、従来のようにナット等を用いて、フランジ(3)の
回転を抑える機構が不要となり、部品点数が減らせる。
【0014】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】磁気記録再生装置の平面図である。
【図2】テープガイド機構の分解斜視図である。
【図3】(a)は同上の組立斜視図、(b)は同上の断面図で
ある。
【図4】テープガイド機構の平面図である。
【図5】係合突起の拡大斜視図である。
【図6】同上とは断面形状が異なる係合突起の拡大斜視
図である。
【図7】他の実施例に於ける係合突起の拡大斜視図であ
る。
【図8】他の実施例に於ける係合突起の拡大斜視図であ
る。
【図9】他の実施例に於けるテープガイド機構の組立斜
視図である。
【図10】従来のテープガイド機構の分解斜視図であ
る。
【図11】従来の他のテープガイド機構の分解斜視図で
ある。
【符号の説明】
(1) シャーシ (2) ガイドパイプ (3) フランジ (4) ガイド支持体 (5) 係合突起 (6) 磁気テープ (30) 切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−280846(JP,A) 実開 平5−36627(JP,U) 実開 昭56−56076(JP,U) 実開 昭64−35535(JP,U) 実開 昭54−70513(JP,U) 実開 昭54−2414(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャーシ(1)上に立設され、走行する磁
    気テープ(6)が周面に接するガイドパイプ(2)を有する
    テープガイド機構に於いて、 シャーシ(1)に一体成形され、ガイドパイプ(2)が圧入
    される上部軸(40)と、該上部軸(40)よりも大径の下部軸
    (41)を設けたガイド支持体(4)と、ガイドパイプ(2)の
    下端面に接するように、上部軸(40)に挿入され、磁気テ
    ープ(6)の幅方向の端部に接するフランジ(3)とを具
    え、上部軸(40)周面には、フランジ(3)が挿入される箇
    所に対応して、フランジ(3)の内側に緊密に嵌合する係
    合突起(5)が形成され、 上部軸(40)はフランジ(3)とガイドパイプ(2)が挿入さ
    れた状態で、先端面がガイドパイプ(2)の上端面よりも
    低くなるように形成され、係合突起(5)は、フランジ(3)の厚みよりも低く形成さ
    れて、フランジ(3)が上部軸(40)に挿入された状態に
    て、ガイドパイプ(2)の下端と係合突起(5)の当接を防
    ぐことを 特徴とするテープガイド機構。
  2. 【請求項2】 フランジ(3)には係合突起(5)に嵌合す
    る回り止め用の切欠き(30)が開設された請求項1に記載
    のテープガイド機構。
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