JP3003250U - 坂面浸蝕防止施設 - Google Patents

坂面浸蝕防止施設

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JP3003250U JP1994001306U JP130694U JP3003250U JP 3003250 U JP3003250 U JP 3003250U JP 1994001306 U JP1994001306 U JP 1994001306U JP 130694 U JP130694 U JP 130694U JP 3003250 U JP3003250 U JP 3003250U
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 岩坂の上に設計に必要な行間隔により複数の
土さえぎり柵施設を設け、この土さえぎり柵施設は硬式
柵体3と軟性布4で構成され、軟性布はなるべく硬式柵
体の下部に固設され、かつそれを自然に垂れ下がり坂面
に密着され、もって土さえぎり柵体下方の全ての空間を
塞ぎ、これにより植生材料5を定点、定位に止め蓄える
ならびに、簡易に設置しやすくかつより良く地面に張り
付けられるようにする。 【効果】 構造、操作が簡単で、植生植物が茂りやすく
迅速に坂面を覆い被し緑化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、坂面の浸蝕を防止する浸蝕を防止する施設に関し、さらに詳しくは 一般に使用されている簡易植生土さえぎり施設が地表微地形の地表にぴったり寄 り添え(密着)できなく、坂面の後で該簡易植生土さえぎり施設の裏側が表側の 高度と異なるために、該裏側部分の地表が水流に洗い流され浸蝕される等の欠点 を効果的に解決できる新規な施設の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
植生処理を必要とする坂面は、一般にその立地環境の条件が悪く、ほとんどが 植物の生存に適当でなく、なかでも砂利板、泥岩および各種の岩盤による坂面等 がそうである。したがって植生植物をうまく坂面の上に生存させるためには、坂 面の上に常に土さえぎり柵体等の施設を設けて客土、肥料等を止め蓄え、当該坂 値の立地条件を改善し、植生植物の生存に適した環境を提供すべきである。ゆえ に、比較的に地質の悪劣な地区の植生処理を必要とする坂面の土さえぎり施設は 、極めて重要な施設の一つに属する。
【0003】 しかし、従来より、各種の簡易植生に適した坂面の保護のために用いられてき た土さえぎり施設を砂利板、泥岩および各種の岩盤による坂面に実際に運用した 場合、常に沢山の問題と欠点が発生し、沢山の施工単位および業者に極めて極め て大きなトラブルをもたらしている。その主な事項は、それぞれ下記の如くであ る。
【0004】 初期の土さえぎり施設は、木くいを打ちつけ、該木くいに竹片、樹の枝等を編 み縛ってなるものである。
【0005】 そのため、上記施設に使用される材料が相当に粗くかつ重いので、施工の過程 が複雑であるのみならず、硬度のある程度以上に大きな地質の坂面では、くい打 ちできないので、ついに徐々に簡易植生土さえぎり柵施設に取り替えられた。
【0006】 1.簡易植生土さえぎり柵施設 簡易植生土さえぎり柵施設は、細長い形に剪断された二層のプラスチック部材 を網目形状に形成し、該二層のプラスチック部材の中間に材料の容積の等しい不 織布(non-textile cloth) を包み挟んで構成されたものであり、構成材料が軽く 該施設の運搬が便利なのがその特徴である。
【0007】 しかしながら、上記施設を組成する材料の硬度および強度共に不足し、土方の 重力が下に移る土圧を引き受け難いので、施工の場合は、さらにライニング施設 を設け、各々の土さえぎり柵の行間隔(上記プラスチック部材の網目形状の網目 の大きさ)を縮小するならびに密集的にくい(鉄筋くいあるいは木くい)を打つ ことにより補強すべきであり、施工のコストおよび効果の面で余り理想でない点 が沢山ある。
【0008】 2.鋼網格子床および固接式格子網 図1に示すごとく、鋼網格子床は、鋼片を穿孔プレス成形したり、鉄線で細長 い形に編んだ後、さらに必要にプレスしたものである。また固接式格子網12は 、複数の適当な厚さの細長い形の可撓性プラスチックの板切れ121を予め設定 した間隔で固接し、複数の曲げ張り可能な空間を組成し、必要に応じて、一つに 束ね縮めたり、あるいは引き張ることができる全体的、一体的な網格子状装置を 形成したものである。
【0009】 鋼網格子床および固接式格子網12は、全て適当な強度と硬度を有する材料を 予め必要な形状と規格により剪断して作られ、施用する場合、剪断形成された各 格子に呼応して鉄筋くい13を打ちつけることで、、該鋼網格子床および固接式 格子網12を岩坂面の上に固定し支えの効能を生じさせるので、操作が簡易、快 速なのがその共同の特徴である。
【0010】 また、前記両者は、傾斜が緩やかで土質が比較的に多く、地ならししやすい坂 面で施用する場合、植生材料を止め蓄えるのに対し、確かに非常に大きな効能を 発揮している。
【0011】 しかしながら、砂利板、岩盤および泥岩等の土質の坂面で施用する場合は、地 形に応じて地面に密着できないので、雨が降る度に植生材料が多量に浸蝕され流 失する。その原因は簡単に説明すれば大体下記のごときである。
【0012】 特に岩盤坂面は、その地質構造が緊密で水分が浸透し難く、かつ硬度が大きい ため、地ならしが困難であり、地形がほとんど相当に険しく、傾斜度が大きけれ ば大きい程水分が浸透し難いので、雨降りの場合、坂の表面に常に非常に早くか ら雨水がゆっくり流れ落ちながら、次第に雨水の流れが寄り集まり、やがて強く 速い雨水の流れを生じ、坂面を浸蝕する現象をきたすので、岩坂の地表面に不規 則的な凸凹の起伏が密集的に生じる。
【0013】 すなわち、砂利板、岩盤および泥岩等の土質の坂面の硬度と地形の要素により 、効果的に細部地ならしを施行できないので、上記各種の簡易な土さえぎり用器 物(鋼網格子床および固接式格子網)を岩盤等の坂面上に施設する場合、全ての 土さえぎり柵体たる鋼網格子床および固接式格子網12の底端部位と平らでない 岩盤等の坂面との間に約1〜8cmの大きさの異なる断面的な空間14が生じる 。そして、これらの空間14部分は、大部分が雨降りの時、ゆっくり流れる雨水 が寄り集まる所になる。
【0014】 しかしながら、従来より空間14部分に対する効果的な補完措置はとられてお らず、ただ単に付近で石ころあるいは草木の雑枝等を拾い該空間14を埋めてい るに過ぎず、手間がかかる反面効果が極めて悪く、雨が降るたびに岩盤等の坂面 が厳しくかつ大きく浸蝕され流失してしまう。なかでも泥岩、砂岩等の坂面は、 その地質が水に会うと急速に崩潰し、疎らになり落ちる特性があるので、もしそ の坂面が一ヶ所でも該空間14のために浸蝕されると、該空間14部分を起点に 全体が瞬間的に大規模な崩れ滑りの災害を生じる可能性もある。
【0015】 加えるに一般の岩坂の坂面は、地形が険しく坂も長いので、もし一旦浸蝕され 崩れ落ちると非常に有効的に補修し難く、したがって、岩坂の坂面の植生処理は 、全体の安定性と坂面全面に均一に覆いがぶせる度合に対する要求が極めて厳し いものとなっており、上記鋼網格子床および固接式格子網を利用した植生処理で は、こうした要求を十分に満足できる施設とは言えないものであった。
【0016】 3.蜂の巣式植生坂保護用土さえぎり施設 上述の硬式構造の植生土さえぎり施設は、常に施用するときに厳しく重大な欠 点を生じるので、ある業者が、図2に示すように、やや軟性を有する厚層の不織 布1を材料とする柵体を蜂の巣状に形成し、これらの柵体を最小限度の鉄筋など の杭13を用いて打ち付けて岩坂面に固定し、さらに各々の柵体に植生植物を含 む客土を噴霧植え付けして植生坂保護用の施設を形成してなる蜂の巣式植生坂保 護用土さえぎり施設15を開発した。
【0017】 上記蜂の巣式植生坂保護用土さえぎり施設15を創造した者は、元来、異なる 材料の特性で硬式施設の欠点を改善できることを期待していたが、本考案者は、 該施設15の構造と施用の方法が全て上述した固接式格子網と同じなので、実際 に何回も実施したり応用してみた結果、該施設15が前述の硬式施設のいかなる 欠点をも改善できないことを発見したものである。
【0018】 上記のうまく地面に密着できない欠点以外に、本考案者は、従来より上記各タ イプの植生土さえぎり施設の実務を注意深く観察した結果、一般に使用されてい る植生土さえぎり施設が施用の後、必然的に現れる一つの共同な問題を発見した 。
【0019】 すなわち、各種の土さえぎり施設(断面円形の細長い形状の肥料束ね袋等の植 生材料を含む)は、傾斜した坂面に接地した後、それらは全てその坂面に形成さ れた施設の高さを利用できるように植生植物を該施設の前方に止め蓄えている。
【0020】 しかしながら、該施設の裏面(後方側)は、坂面との間に約十何cmの高度差 があるので、雨がやや多く降ったり持続的に降ったときに形成される坂面の地表 にゆっくり流れる雨水が、次第に該施設の前方に寄り集まり満ち溢れた時に、該 施設上面を乗り越えて裏側に流れ落ちる際の水流の落差の衝撃力により、その裏 側の地表に対し十分に厳しく大きな洗い流しによる浸蝕現象をきたす(この洗い 流しによる浸蝕現象は、初期で特に厳しく大きいものである。)。
【0021】 このほかに、図3に示すごとく、従来、坂面植生土さえぎり施設を設計する際 は、その効率および経費を考慮し、一般に全て高さが同じの土さえぎり柵体16 を坂面の等高線に沿い1mあるいは50cm毎に連続的に一行に並べる方式を施 工の規範にしている。
【0022】 しかしながら、坂面の傾斜との関係により、傾斜度がやや大きい坂面であれば 、それぞれの行の土さえぎり柵体16の裏側と坂面との間に約十何cmの異なる 高度の差17が生じ、雨降りの時、坂面にゆっくり流れる雨水の水流落差が極め て大きいために浸蝕され破壊される地形を形成する。前記柵体16の裏側が水流 落差による衝撃により破壊されると、直ぐに前記柵体16のベースフット(base foot) の安全性を害するほかに、その強大で継続的な洗い流す力が常に大量の泥 砂を伴ない、植生植物が完全に覆いかぶされて死滅するので、その破壊の程度は 極めて厳しく大きいものである。
【0023】 上記の分析から分かるように、従来より、簡易で経済的な植生土さえぎり施設 は不断に新たな考案が出ているが、皆一般に知られている構造と材質上の範疇を 突破できないので、それらの発揮できる効能は皆一定でかつ同じ欠点により利用 範囲などが制限されているので、実際に運用する場合に同じ問題と欠点が繰り返 し現れ、砂利板、泥岩および各種の岩盤による坂面の植生植物を利用した坂保護 の仕事の推し広めが大いに妨害され、その結果、各地の山間部や山岳部の坂面下 の道路等が妥当な坂保護の処理を欠くために常に雨が降った後、土砂などによる 災害をきたしている。
【0024】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、上記問題点に鑑みて、本考案の主な目的は、硬式および軟性の異 なる材料がそれぞれ有する効能特性を運用し、剛性と軟性を兼ね備えた新規な組 み合わせの構造を採用し、一般に使用されている土さえぎり施設がうまく地面に 密着できない等の問題を解決できる坂面の浸蝕を防止する坂面浸蝕防止施設を提 供することにある。
【0025】 また、本考案の他の目的は、有効かつ均一に流れを導く原理と施設を運用し、 水流落差の形成を排除して、坂面が洗い流され浸蝕されるのを防止する坂面浸蝕 防止施設を提供することにある。
【0026】 さらに、本考案の他の目的は、予め剪断したうえで、一体的に組み合わせたり 、各タイプの土さえぎり施設に組み合わせて施用することもでき、かつ快速、簡 易に設置する特徴を有する坂面浸蝕防止施設を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本考案者は、長年の間、植生の実務に携わり、上記の一般に使用されている簡 易植生土さえぎり施設の効能不足の欠点に大いに悩まされたので、上記目的を達 成するために不断に積極的に研究改良した結果、遂に本考案を完成するに至った 。
【0028】 すなわち、本発明の目的は、(1) 岩坂上に、設計に必要な行間隔で複数の 土さえぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設において、該土さえぎり柵施設が硬 式柵体と軟性布とからなり、該軟性布が硬式柵体に固設されてなることを特徴と する坂面浸蝕防止施設により達成することができる。
【0029】 また、本発明の目的は、(2) 岩坂上に、設計に必要な行間隔で複数の土さ えぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設において、該土さえぎり柵施設が硬式柵 体と軟性布とからなり、該軟性布が硬式柵体に固設されてなる坂面浸蝕防止施設 であって、該軟性布が、硬式柵体の上部に固設されてなることを特徴とする坂面 浸蝕防止施設によっても達成することができる。
【0030】 さらに、本発明の目的は、(3) 岩坂上に、設計に必要な行間隔で複数の土 さえぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設において、該土さえぎり柵施設が硬式 柵体と軟性布とからなり、該軟性布が硬式柵体に固設されてなる坂面浸蝕防止施 設であって、該硬式柵体が、鉄線、鋼線、金属材料の板片、合金材料の板片、プ ラスチック材料の成形材およびプラスチックの合成材料の成形材よりなる群から 選ばれてなる少なくとも1種の部材により形成されてなることを特徴とする坂面 浸蝕防止施設によっても達成することができる。
【0031】 また、本発明の目的は、(4) 岩坂上に、設計に必要な行間隔で複数の土さ えぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設において、該土さえぎり柵施設が硬式柵 体と軟性布とからなり、該軟性布が硬式柵体に固設されてなり、該軟性布が、硬 式柵体の上部に固設されてなる坂面浸蝕防止施設であって、該硬式柵体が、鉄線 、鋼線、金属材料の板片、合金材料の板片、プラスチック材料の成形材およびプ ラスチックの合成材料の成形材よりなる群から選ばれてなる少なくとも1種の部 材により形成されてなることを特徴とする坂面浸蝕防止施設によっても達成する ことができる。
【0032】 さらにまた、本発明の目的は、(5) 軟性布が、極めて良い軟性および靭性 強度、良好な通気性並びに耐腐食性を有してなる、不織布、織布、編布および組 布よりなる群から選ばれてなる少なくとも1種の布部材により形成されてなるこ とを特徴とする上記(1)ないし(4)のいずれかに示す坂面浸蝕防止施設によ っても達成することができる。
【0033】 また、本発明の目的は、(6) 軟性布が、自然に垂れ下り坂面に密着し、か つ硬式柵体の異なる大きさの全ての空間を塞ぐべく該硬式柵体に固設されてなる ことを特徴とする上記(1)ないし(5)のいずれかに示す坂面浸蝕防止施設に よっても達成することができる。
【0034】 さらに、本発明の目的は、(7) 土さえぎり柵施設を構成する軟性布が、硬 式柵体の裏側に固設されてなることを特徴とする上記(1)ないし(6)のいず れかに示す坂面浸蝕防止施設によっても達成することができる。
【0035】 さらにまた、本発明の目的は、(8) 土さえぎり柵施設が、硬式柵体の裏側 に固設された軟性布を該硬式柵体の裏側のベースフット部分に密着し、坂の姿勢 に沿って比較的に裸露しやすい坂の浸蝕区域まで伸延して敷きがぶされ、かつ該 軟性布上に敷物を敷きかぶせて形成されてなることを特徴とする上記(1)ない し(7)のいずれかに示す坂面浸蝕防止施設によっても達成することができる。
【0036】 また、本発明の目的は、(9) 硬式柵体が、肥料束ね袋または連縁袋に植生 材料を詰め入れてなることを特徴とする上記(1)ないし(8)のいずれかに示 す坂面浸蝕防止施設によっても達成することができる。
【0037】 さらに、本発明の目的は、(10) 肥料束ね袋または連縁袋が、該肥料束ね 袋または連縁袋の袋体の外側に直接適当な幅と長さの前記軟性布を連結して成形 されていることを特徴とする上記(9)に示す坂面浸蝕防止施設によっても達成 することができる。
【0038】 さらにまた、本発明の目的は、(11) 肥料束ね袋または連縁袋が、前記土 さえぎり柵施設に必要な布を形成させることができることを特徴とする上記(9 )または(10)に示す坂面浸蝕防止施設によっても達成することができる。
【0039】
【作用】 本発明の坂面浸蝕防止施設は、岩坂上に、設計に必要な行間隔で複数の土さえ ぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設において、該土さえぎり柵施設が硬式柵体 と軟性布とからなり、該軟性布が硬式柵体に固設、好ましくは、硬式柵体の上部 に固設されてなることを特徴とするため、剛性と軟性を同時に備えた植生に適し た土さえぎり柵施設を形成することができる。
【0040】 また、本発明の坂面浸蝕防止施設では、上記土さえぎり柵施設を構成する軟性 布が、硬式柵体の裏側に固設されてなるため、流れを導き落差を防ぐ土さえぎり 柵施設を形成することができる。
【0041】 さらに、本発明の坂面浸蝕防止施設では、上記土さえぎり柵施設が、硬式柵体 の裏側に固設された軟性布を該硬式柵体の裏側のベースフット部分に密着し、坂 の姿勢に沿って比較的に裸露しやすい坂の浸蝕区域まで伸延して敷きがぶせ、か つ該軟性布上に敷物を敷きかぶせて形成されてなるため、該敷物の敷きかぶせに より、軟性布の定位および押付けが計られる。
【0042】 さらにまた、本発明の坂面浸蝕防止施設では、上記土さえぎり柵施設を上述の 流れを導き落差を防ぐための施設および剛性と柔性を兼ね備えた植生土さえぎり のための施設として、それぞれ単独に実施することも、または協同して実施する こともできる。
【0043】 また、本発明の坂面浸蝕防止施設では、硬式柵体が、緩効性肥料等の植生材料 を肥料束ね袋または連縁袋に詰め入れられ、該肥料束ね袋または連縁袋の袋体の 外側に直接適当な幅と長さの前記軟性布を連結して成形され、上記土さえぎり柵 施設に必要な布を形成するため、該土さえぎり柵施設を上述の流れを導き落差を 防ぐための施設または剛性と軟性を兼ねた植生土さえぎりための施設に必要な布 を形成でき良好な洗い流し防止の効能を発揮する。
【0044】
【実施例】 以下、添付した図面を参照し、具体的な実施例により本考案の詳細な構造、応 用の原理、作用と効能を説明する。
【0045】 図1〜図3に示される一般にみかける植生坂保護用土さえぎり施設の構成の状 況およびその欠点は上記のごときであり、ここでは説明を省略する。
【0046】 図4に示すごとく、本考案が提供する剛性と軟性を兼ね供えた植生土さえぎり 施設を設けた坂面浸蝕防止施設2は、主に硬式柵体3と軟性布4で構成されてい る。
【0047】 上記施設2の構成部材に用いることのできる硬式柵体3としては、適当な規格 の鉄線あるいは鋼線を編んだり、点溶接した後、さらに圧延して必要な規格サイ ズに剪断して形成できるほかに、適当な厚さの軽い金属あるいは合金等の材料の 板切れを穿孔圧延して必要な規格サイズに剪断して形成することもできるし、ま た適当な硬度および強度を有するプラスチックあるいはプラスチックの合成材料 等を一体的に射出成形あるいは組み合わせて成形したものを必要な規格サイズに 剪断して形成してもよい。
【0048】 また、上記施設2の構成部材に用いることのできる軟性布4としては、極めて 良い軟性および靭性強度、並びに良好な通気性および耐腐食性を有する不織布あ るいは上記特性を有するその他の布(編布、織布および組布など)を、必要とす る適当な規格サイズにより剪断あるいはミシンで縫ってなる。
【0049】 その組み合わせの実施は下記のごとくである。
【0050】 (1) 硬式柵体3を必要な規格サイズにより剪断し作成する。(柵体3の高 さは一般に約12cmである。) (2) 軟性布4として、例えば不織布あるいはその他の適当な布を、組み合 わせたい硬式柵体3の高さの4倍(すなわち12×4=48cm)の幅とし(た だし、必要の場合は、実際のニーズにより調整した後の数字をその幅の規格にす る)、適当な長さに剪断する。次に、剪断した布材を同じ幅で四つに折り畳み、 W字形の長い布条(ここで布条とは、布が細い筋になって見えるものをいう。) に折り合わせる。
【0051】 (3) 次に、軟性布4たるW字形に折り合わせた布材の各両端開口の所を、 ホッチキスあるいは接着剤などにより一時的に局部を張り合わせ処理し、長い布 条の外観を逆V字形あるいはV字形になさせ軟性布4を作成させる。
【0052】 (4) 続いて、作成された軟性布4の長い布条の開口の中空の所を硬式柵体 3の上部にかぶせ、軟性布4の折り合わせ角を必ず硬式柵体3の上部に密着させ て、粘着あるいは挟む等の方式で軟性布4の長い布条の開口の中空の所を硬式柵 体3の上に固定させ、これら両者を一体に接合し、剛性と軟性を兼ね供えた洗い 流し防止の植生土さえぎり施設としての機能を有する坂面浸蝕防止施設2を形成 させる。
【0053】 上記軟性布4に不織布を採用する理由は、不織布が極めて良い軟性と靭性強度 および良好な通気生ならびに排水を濾過する効能を生じることができる等の特典 があり、その包んだ土壌とインタロック(interlock) を形成し、応力を均一に土 壌と不織布との間に分布させ、土壌の性質と全体の構造を改善することができ、 包まれた土壌自身の重さの圧制効果により、穏やかに固くした軟性の土さえぎり 構造を形成するためである。
【0054】 以下、本実施例に係る図面(図4〜図7)を参照し、土さえぎり柵施設を設け た坂面浸蝕防止施設2をいかにして実施するかを詳細に説明する。
【0055】 土さえぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設2を施用するときは、設計に必要 な行の間隔により、岩坂20の上で硬式柵体(以下、単に土さえぎり柵体ともい う)3を等高線に沿って配列した後、錨釘21を打つことにより、該硬式柵体3 を坂面20の上に固定する。該硬式柵体3の固定と同時に、該硬式柵体3の前方 の軟らかい不織布4の一時的な張り合わせの部分を緩めて取り外し、軟らかい不 織布4を延ばして自然に垂れ下がらせ、さらに該硬式柵体3の前方の坂面20に 密着させ、大きさの異なる全ての空間22を封じる。このとき、前記空間22が 比較的に大きいところでやや釘づけして圧制するだけでよく、該坂面浸蝕防止施 設2の施用に呼応して植生材料5を含む人工客土あるいは厚層客土25の噴射植 え付けを簡便に施行できる。
【0056】 このとき、硬式柵体3は、錨釘21の助けおよびその良好な硬度と強度により 、植生材料5を穏やかに固めて定点または定位に止め蓄える効能を発揮する。ま た軟らかい不織布4は、硬式柵体3の底端と坂面20との間の空間22を完全に 封じ、止め蓄えた植生材料5を含む前記客土25自身の重さで押さえ付けること により、より良く地面に張り付く効果を発揮するので、極めて簡易、快速に設置 できる。
【0057】 また、本考案には、さらに均一に流水を導き落差により浸蝕されるのを防ぐ施 設を設けることができる。例えば、図5に示すごとく、硬式柵体(土さえぎり柵 体)3の裏側に軟性布としての不織布41を設置することで、、均一に水流を導 く原理を利用して水流落差による衝撃力の局部集中を緩和し、該衝撃力による地 表に対する厳しく大きな洗い流しによる浸蝕現象を排除する作用、さらに、硬式 柵体3の裏側の空間22部分など、特に浸蝕および落差の大きい点の範囲全域に わたって該不織布41を敷きかぶせることで、洗い流しによる浸蝕から地表を保 護する作用等の二段階措置を提供し、浸蝕が進行する状況をきたすのを防止して いる。
【0058】 上記硬式柵体3の裏側への不織布41の施用の方法と時機は、坂面20上の全 ての硬式柵体3に対して全面的に植生材料5を含む人工客土あるいは厚層客土2 5の噴射植え付けを完成した後、敷物として、人工の敷物、例えば、人工芝、人 工藺草など、あるいは植物の敷物、例えば、藁(わら)、蒲(がま)、藺(い) 、竹などで編んだ筵、茣蓙など、ここでは、藁茣蓙(わらござ)6を敷きかぶせ ると同時に、それぞれの硬式柵体3の裏側の不織布41の一時的に張り合わせの ところを緩めて取り外し、軟らかい不織布4を自然に垂れ下がらせ、該硬式柵体 3の裏側のベースフット(base foot) 23の所に密着させ、坂の姿勢に沿わせて 比較的に裸露しやすい浸蝕区域まで伸延させて敷きかぶせる。これにより、ゆっ くり流れる水が硬式柵体3の前方から裏側に満ち溢れると、水流が不織布41の 上で均一に疎開しかつ徐々に下に流れ、これにより効果的に水流が衝撃を生じる 現象を排除することができる。
【0059】 また、水流が不織布41に導かれ下り落ちる場合、その流速は、なお速いので 、長く伸延させた不織布41を硬式柵体3の下方側の坂の地表面に敷きかぶせ、 該該不織布41上に水流を流して流速を減速、分散させることで緩衝区の効能を 発揮させることで、該地表面を水流による浸蝕から保護することができる。
【0060】 さらに、試験区で実際に観察した結果、この区域に付設した坂面浸蝕防止施設 の軟性布に不織布を用いて、該不織布を敷きかぶせて保護した場合、水分が比較 的に蒸散し難いならびに養分を止め蓄えでき、植物の根糸もたやすく空間(隙間 )の多い不織布を透過するので、非常に速く傍らの植生植物を誘い、不織布の下 部領域まで根糸が延伸して養分を摂取できるので、植生された植物を十分に茂ら 酢ことができ、迅速に上記試験区を覆い尽くすまでに成長することができため、 理想的に緑化が促進できる。
【0061】 次いで、敷物としての藁茣蓙(わらござ)6を、軟性布としての上記不織布の 上に敷きかぶせて定位押し付け、さらに該藁茣蓙(わらござ)6を固定するのに 供する断面コ字形鉄線施設7により該藁茣蓙(わらござ)6を不織布41の末端 の所に挿し固め、該藁茣蓙(わらござ)6をより緊密かつ穏やかに固定して当該 坂表面に張り付けることにより、永久的な保護の効果を発揮するものである。
【0062】 図6は、上述してなる本考案の剛性と軟性を兼ね備えた植生土さえぎり施設と 均一に流れを導き落差による浸蝕を防ぐ施設を同時に実施した場合の坂面浸蝕防 止施設の平面図である。図6からはっきり見出せるように、硬式柵体(土さえぎ り柵体)3の前方の軟らかい不織布4は、植生材料を含む人工客土あるいは厚層 客土25の噴射植え付けを施行する以前に既に敷かれているので、硬式柵体たる 土さえぎり柵体3の底端の空間が完全に封じられる。そして土さえぎり柵体3の 後方に設けられた不織布41は既に峻工した厚層客土25の噴射植え付けの表面 の傾斜に沿って敷かれる。かくして同時に土さえぎり施設を穏やかに固定するお よび落差による浸蝕を防止する効能が達せられる。
【0063】 また、本考案は、肥料束ね袋を硬式柵体(土さえぎり柵体)とした坂面浸蝕防 止施設にも応用でき、図7に示すごとく、硬式柵体たる肥料束ね袋(あるいは速 緑袋)8は、不織布を剪断しミシンで断面円形状の細長い形の袋に作成した後、 緩効性肥料などの植生材料をその中に詰め入れ、直径約5〜十何cmの断面円形 状の細長い形の構造にしたものである。
【0064】 従って、該硬式柵体たる肥料束ね袋(あるいは速緑袋)8を坂面浸蝕防止施設 に応用する場合には、該硬式柵体たる肥料束ね袋(あるいは速緑袋)8に軟性布 として不織布81が該該硬式柵体たる肥料束ね袋(あるいは速緑袋)8の前方お よび/または後方に連結して形成してなるものである。
【0065】 上記坂面浸蝕防止施設を坂面20に敷き打ちして固定した後、坂面20の粗さ が増加し、該硬式柵体の外部および軟性布を構成する材料である不織布と該坂面 20の土壌とがインタロック(interlock) を形成し、応力を均一に土壌と不織布 との間に分布させ、土壌の性質と全体の構造を改善することができ、包まれた土 壌自身の重さの圧制効果により、穏やかに固くした軟性の土さえぎり構造を形成 する。
【0066】 そのため、上記坂面浸蝕防止施設は、本考案の他の坂面浸蝕防止施設と同じ作 用、効能を生じ、比較的十分に地面に張り付き、肥料分等が有効的に安定して蓄 積でき、さらに植生材料を含む人工客土あるいは厚層客土の噴射植え付けにより 、あるいは肥料束ね袋(あるいは速緑袋)内に植生材料を混入させることにより 、該肥料分等が植生植物に十分に供給されるものである。
【0067】 すなわち、肥料束ね袋を硬式柵体(土さえぎり柵体)とした坂面浸蝕防止施設 は、今日、一般に使用されている土さえぎり施設と異なる特徴を奏するものであ ると言える。
【0068】
【考案の効果】
従来、一般に使用されていた各種の植生土さえぎり施設は、全てさえぎりの効 能を有するが、該施設を用いて砂土を保持し、坂および坂面に作られた道路など を保護するのに一番大切な要素である水、なかでも雨降りの際、坂面でゆっくり 流れる雨水を処理しようとすれば、厳重に大自然の万物運行の法則を干渉(制御 )するわけで、当然常に問題が発生するのが予想される。先賢(中国古代の皇帝 たち)の治水の教訓からして、水の処理に関する問題を解決するには、必ずその 勢に即し、決して差の勢いに逆らわず、妥当な措置を取るべき道(方法)のみが あるだけである。
【0069】 上記の詳細な分析を総合すれば、本考案の施設構造は、今日、一般に使用され ている施設と異なる下記の新規的かつ創作的な特徴を有することが分かる。
【0070】 (1) 異なる材料の特性を有効的に組み合わせた設計により、互いに補うこ とにより、その相乗的な効能として施設の快速、簡易な施行性および坂面の洗い 流しによる浸蝕防止効果に基づき施設の長期施用安定性並びに坂面急速緑化効果 などが波及的に発揮される。
【0071】 (2) 自然の原理および法則を尊重ならびに善用し、簡易な材料構造で人為的 に自然界の問題を排除、解決できる。
【0072】 (3) 構造および操作が簡単で、効果が確実であり、植生植物が茂りやすく 迅速に坂面を覆いかぶして緑化することができる。
【0073】 以上述べたように、本考案の坂面浸蝕防止施設は、確かに一般に使用されてい る土さえぎり施設がうまく地面に張り付けられない問題を徹底的に解決し、流れ を均一に導く原理と施設を有効に運用し水流落差の形成を排除し、もって坂面が 洗い流され浸蝕されるのを防ぐ並びに、それを快速、簡易に設置できる効能があ り、そしてこれらの効能は確かに一般に見られる植生保護施設が抱える土をさえ ぎろうとする際の多くの欠点を改善できる。
【0074】 ここで特に強調する点は、以上述べたのは、本考案の比較的理想的な具体的実 施例の描写に属し、もし本考案の構想を一部修飾あるいは変えた後生じた効能、 作用が明細書と図面に含まれる精神をオーバしない場合は、総て本考案に属する ものと見なすべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般に見られる土さえぎり施設の一実施態様
を示す立体見取り図である。
【図2】 一般に見られる土さえぎり施設の他の一実施
態様を示す立体見取り図である。
【図3】 一般に見られる土さえぎり施設のまた他の一
実施態様を示す立体見取り図である。
【図4】 本考案の一実施態様を示す立体図である。
【図5】 本考案の他の一実施態様を示す立体図であ
る。
【図6】 本考案のまた他の一実施態様を示す立体図で
ある。
【図7】 本考案のさらに他の一実施態様を示す立体図
である。
【符号の説明】
1…厚層の不織布、 2…坂面浸蝕防止施設、
3…硬式柵体、 4…不織布、5…植生材
料、 6…藁茣蓙(わらござ)、7…断面
コ字形鉄線施設、 8…肥料束ね袋(速緑袋)、12
…固接式格子網、 13…鉄筋くい、14…空
間、 15…蜂の巣式植生坂保護用土さ
えぎり施設、16…土さえぎり柵体、 17…異な
る高度の差、20…岩坂、 21…錨
釘、22…空間、 23…ベースフッ
ト、25…厚層客土、 41…不織布、81
…不織布、 121…可撓性プラスチックの
板切れ。

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 岩坂上に、設計に必要な行間隔で複数の
    土さえぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設において、
    該土さえぎり柵施設が硬式柵体と軟性布とからなり、該
    軟性布が硬式柵体に固設されてなることを特徴とする坂
    面浸蝕防止施設。
  2. 【請求項2】 岩坂上に、設計に必要な行間隔で複数の
    土さえぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設において、
    該土さえぎり柵施設が硬式柵体と軟性布とからなり、該
    軟性布が硬式柵体に固設されてなる坂面浸蝕防止施設で
    あって、該軟性布が、硬式柵体の上部に固設されてなる
    ことを特徴とする坂面浸蝕防止施設。
  3. 【請求項3】 岩坂上に、設計に必要な行間隔で複数の
    土さえぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設において、
    該土さえぎり柵施設が硬式柵体と軟性布とからなり、該
    軟性布が硬式柵体に固設されてなる坂面浸蝕防止施設で
    あって、該硬式柵体が、鉄線、鋼線、金属材料の板片、
    合金材料の板片、プラスチック材料の成形材およびプラ
    スチックの合成材料の成形材よりなる群から選ばれてな
    る少なくとも1種の部材により形成されてなることを特
    徴とする坂面浸蝕防止施設。
  4. 【請求項4】 岩坂上に、設計に必要な行間隔で複数の
    土さえぎり柵施設を設けた坂面浸蝕防止施設において、
    該土さえぎり柵施設が硬式柵体と軟性布とからなり、該
    軟性布が硬式柵体に固設されてなる坂面浸蝕防止施設で
    あって、該軟性布が、極めて良い軟性および靭性強度、
    並びに良好な通気性および耐腐食性を有してなる不織
    布、織布、編布および組布よりなる群から選ばれてなる
    少なくとも1種の布部材により形成されてなることを特
    徴とする坂面浸蝕防止施設。
  5. 【請求項5】 前記軟性布が、自然に垂れ下り坂面に密
    着し、かつ硬式柵体の異なる大きさの全ての空間を塞ぐ
    べく該硬式柵体に固設されてなることを特徴とする請求
    項1ないし4のいずれかに記載の坂面浸蝕防止施設。
  6. 【請求項6】 前記土さえぎり柵施設を構成する軟性布
    が、硬式柵体の裏側に固設されてなることを特徴とする
    請求項5に記載の坂面浸蝕防止施設。
  7. 【請求項7】 前記土さえぎり柵施設が、硬式柵体の裏
    側に固設された軟性布を該硬式柵体の裏側のベースフッ
    ト部分に密着し、坂の姿勢に沿って比較的に裸露しやす
    い坂の浸蝕区域まで伸延して敷きがぶされ、かつ該軟性
    布上に敷物を敷きかぶせて形成されてなることを特徴と
    する請求項6に記載の坂面浸蝕防止施設。
  8. 【請求項8】 前記硬式柵体が、肥料束ね袋または連縁
    袋に植生材料を詰め入れてなることを特徴とする請求項
    7に記載の坂面浸蝕防止施設。
  9. 【請求項9】 前記肥料束ね袋または連縁袋が、該肥料
    束ね袋または連縁袋の袋体の外側に直接適当な幅と長さ
    の前記軟性布を連結して成形されていることを特徴とす
    る請求項8に記載の坂面浸蝕防止施設。
  10. 【請求項10】 前記肥料束ね袋または連縁袋が、前記
    土さえぎり柵施設に必要な布を形成させることができる
    ことを特徴とする請求項9に記載の坂面浸蝕防止施設。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108547259A (zh) * 2018-06-14 2018-09-18 杭州河口水利科技有限公司 一种改进的护面用栅栏板及其施工方法
CN114651673A (zh) * 2022-03-08 2022-06-24 中国水利水电科学研究院 农田侵蚀沟的植草理水减蚀治理方法及其系统

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