JP3002410B2 - 棒状野菜の皮むき装置 - Google Patents

棒状野菜の皮むき装置

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JP3002410B2
JP3002410B2 JP7226356A JP22635695A JP3002410B2 JP 3002410 B2 JP3002410 B2 JP 3002410B2 JP 7226356 A JP7226356 A JP 7226356A JP 22635695 A JP22635695 A JP 22635695A JP 3002410 B2 JP3002410 B2 JP 3002410B2
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欽矢 稲垣
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欽矢 稲垣
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品業界等において棒
状野菜の皮むきに用いる棒状野菜の皮むき装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、食品業界等において棒状野菜、例
えば、大根の皮むきを行なう器具は、図10に示すよう
なものが知られている。
【0003】この器具80は、本体81の一側に切削刃
82を設けてあって、図10(b)に示すように、この
切削刃82を大根83の表皮へあてがって該大根83に
沿い引くことより皮むきが行なえる。
【0004】しかし、この皮むき作業は、作業者が大根
を一方の手で支え、他方にこの器具を持って行なう手作
業のため、一度に大量の大根の皮むき作業は、きわめて
作業者に大きな労働負担を与えて作業衛生上好ましくな
く、刃物を持っての作業は、人体への切損の危険性があ
る。
【0005】特に、人手による皮むきは、生産性が低い
上、むき残し等を生じてでき上がりが均一とならず安定
した商品が得られない。等の様々な問題点を有するもの
であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記した問題
点を解決するためになされたもので、棒状野菜の長手方
向の周部を包持・支承して供給路を形成する把持手段
と、この移送路に野菜の表皮へ切り込む切り込み手段と
を設けて、前記野菜の供給路へその押圧体を臨ませた野
菜の送り手段により所定圧で押し込み、把持手段の他端
部の切削手段によって連続切削させることにより、棒状
野菜の大小,太細に関係なく一律に包持・支承して、そ
の切削中心が得られ、円滑な切削を短時間で効率的に行
なうことができると共に、棒状野菜の表皮が市立の厚さ
により切除することができる棒状野菜の皮むき装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ための本発明の手段は、機枠と、この機枠へ取り付け
て、棒状野菜の長手方向の周部を包持して該棒状野菜の
供給路を形成する把持手段と、れら把持手段に連係さ
せて前記棒状野菜の供給路の閉塞と開放を行なう操作手
段と、前記把持手段の上方に設けて前記供給路へその押
圧体を臨ませて前記棒状野菜の後端部を押圧し、上方か
ら下方へ前記棒状野菜を縦送りさせる送り手段と、前記
把持手段の下方において機体へ回転自在に設けた切削手
段と、該切削手段を所定速度で回転させる駆動手段とを
備えさせ 前記把持手段は、少なくとも三組以上からな
って前記棒状野菜の外周三点支持を行い、それぞれが求
心方向に対して移動自在とし、前記送り手段は、その押
圧体による前記棒状野菜の送り出しが、切削手段に対す
る前記棒状野菜の後端部が達するまで行う棒状野菜の皮
むき装置の構成にある。
【0008】そして、機枠と、この機枠へ取り付けて、
棒状野菜の長手方向の周部を包持して該棒状野菜の供給
路を形成する把持手段と、れら把持手段に連係させて
前記棒状野菜の供給路の閉塞と開放を行なう操作手段
と、前記把持手段の上方に設けて前記供給路へその押圧
体を臨ませて前記棒状野菜の後端部を押圧し、上方から
下方へ前記棒状野菜を縦送りさせる送り手段と、前記把
持手段の下方において機体へ回転自在に設けた切削手段
と、該切削手段を所定速度で回転させる駆動手段とを備
えさせ 前記把持手段は、少なくとも三組以上からなっ
て前記棒状野菜の外周三点支持を行い、それぞれが求心
方向に対して移動自在とし、前記送り手段は、その押圧
体による前記棒状野菜の送り出しが、切削手段に対する
前記棒状野菜の後端部が達するまで行い、 前記切削手段
は、駆動手段に連係させて中央部に前記供給路の略中心
とその回転中心を一致させた通孔を有する環状の回転板
と、該回転板の周部へ支軸により揺動自在でかつ放射状
に取り付けて前記棒状野菜の表皮に当接する当接部を設
けた複数組の刃物体と、この刃物体の当接部に穿設して
その上部周縁に付設した刃先と、前記刃物体に付設して
その当接部が互いに求心方向へ対応するように付勢させ
る弾機とからなる棒状野菜の皮むき装置の構成にある。
【0009】また、前記切削手段は、この刃物体の当接
部に孔を所定間隔で多数穿設して、この孔の上部周縁に
刃先を付設する。
【0010】
【作用】前記のように構成される本発明は以下に述べる
作用を奏する。機枠に取り付けられた把持手段により形
成される供給路へ、棒状野菜をその長手方向に対して供
給し、送り手段を操作して棒状野菜を切削手段側へ押し
付けると共に、操作手段により複数の把持手段をその求
心方向へ移動すると、これらの把持手段により野菜の外
周が包持され、また、野菜は、切削手段および把持手段
の中心に位置付けされ安定的に支承される。
【0011】この状態で切削手段または把持手段を回転
させつつ、棒状野菜を切削手段へ徐々に送り込むと、棒
状野菜はその周囲を包持されて、妄動することなく常に
中心位置に保持されているもので、これにより、駆動手
段により所定速度で回転される切削手段により、棒状野
菜の表面の皮が連続的にむかれるもので、切削に伴って
送り手段を操作させれば、棒状野菜の最後端まで皮むき
される。
【0012】切削手段における刃物体に、求心方向へ付
勢させる弾機を設けることで、太さの異なる棒状野菜に
対して、常に、該棒状野菜面へ刃物体が当接し、それら
の皮むきに対応することができる。
【0013】また、切削手段の下方に、処理済の棒状野
菜を引き出す排出手段を設けることにより、処理済の棒
状野菜の機外からの排出が円滑に行なわれる。
【0014】
【実施例】次に本発明に関する棒状野菜の皮むき装置の
実施の一例を図面に基づいて説明する。図1および図2
においてAは、棒状野菜b、例えば、大根やにんじん等
の根茎野菜類の表皮b1を切除する棒状野菜の皮むき装
置で、機枠1に取り付けた把持手段2,2…と、これら
把持手段2,2…に連係させて供給路3の間隔を操作す
る操作手段4と、供給路3へ野菜bを送り込む送り手段
5と、野菜bを切削する切削手段6と、該切削手段6の
駆動手段7と、排出手段8とにより基本的に構成される
ものであって、棒状野菜bは非回転で、静止している野
菜bに対して切削手段6が回転するものである。
【0015】前記した把持手段2は、縦長に形成した機
枠1の中間部に三組以上、好ましくは、三組をその平面
形態が三角状態であって、それぞれ棒状野菜bの移送に
対して縦向きに配設して、これら把持手段2,2,2に
より棒状野菜bの長手方向の周部を包持して、この棒状
野菜bが軸方向へ移動することができる供給路3を形成
してある。
【0016】また、三角状に配設されたその中心に対し
てそれぞれの把持手段2,2,2が求心方向へ移動自在
に取り付けてある。
【0017】そして、この把持手段2は、棒状野菜bと
の当接面を、棒状野菜である大根bの外形状に馴染むよ
うな、図2および図3に示すように凸状のもの、あるい
は、図4に示すように、凹状の弧面に形成した押え板2
aを用いるか、また、図示してないが、所定太さに形成
した円筒状のローラを用いるものである。
【0018】この押え板2a式のものは、図2および図
3に示すように、その背部に設けた取付部8へ支軸9を
固着してあって、この支軸9は、三ツ巴状に穿設した弧
状の長孔10,10,10と11,11,11とに係合
する回転板12,13へ移動自在に係合しており、その
上下端部を、図1に示すように、受板14,15へ軸支
したレバー18により揺動自在に支承されている。
【0019】また、前記した回転板12,13は、機枠
1において、その上下へ所定間隔により取り付けられた
受板14,15の円凹溝16,17に回動自在に挿嵌さ
れている。
【0020】更に、これら把持手段2における押え板2
aは、その三組が同期的に作動される同調手段cにより
連係されているもので、前記したレバー18の途中に突
設したピン20(図2において下部のみ示す)を回転板
12,13に穿設した所定傾斜の係止孔21,22へ係
合させ、この回転板12,13を、その一側に固着した
取付片23,24へ接続した流体シリンダ等の同調部材
25により、受板14,15の円凹溝16,17内を摺
動させることで、ピン20が係止孔21,22の傾斜に
伴って移動し、レバー18が揺動する。
【0021】したがって、操作手段4により前記把持手
段2,2,2が同調して求心方向へ移動自在となり、棒
状野菜bの供給路3の閉塞と開放を行なわれるようにし
てあるもので、この供給路3にあって把持手段2,2,
2により把持された棒状野菜bは後記する切削手段6の
回転中心に常に保持される。
【0022】なお、前記した回転板12,13と受板1
4,15とには、その中心部に、棒状野菜bおよび後記
する送り手段5の押圧体が相通し得る通孔26,27と
28,29が設けられている。
【0023】なお、この把持手段2における三組のロー
ラ式については、図示してないが、前記した押え板2a
がローラに変更されるものであって、基本的な構成に変
化はない。
【0024】前記した送り手段5は、把持手段2の一端
部、すなわち、その上部において設けて棒状野菜bを供
給路3へ所定の押圧力で送り込むもので、エア等の流体
シリンダやトルクリミッタを有するねじ式等の慣用の送
り装置が採用される。
【0025】そして、本実施例においては、機枠1の上
部に取り付けたエアシリンダ30式を用いるもので、そ
のロッド31の先端に、最小野菜径より小径の押圧体3
2を取り付けて、ロッド31の繰り出しにより機枠1下
方の切削手段6に向かって送材するものであり、棒状野
菜bを押し付ける押圧力は、調整されたエア圧により設
定される。
【0026】なお、この押圧体32の先端部には、棒状
野菜bの外端面へ食い込んで、その係合を確実にし、切
削手段6による回転抵抗を十分に受ける鋭角状の凸状体
33を付設してある。
【0027】前記した切削手段6は、機枠1の下部に設
けて送り手段5により押送される棒状野菜bの表皮b1
を切除するもので、回転板34と、刃物体35と、刃先
36と、弾機37とによりなる。
【0028】そして、この回転板34は、後記する駆動
手段7に連係させて、中央部に通孔38を有するように
環状に形成してある。
【0029】また、刃物体35は、金属等の耐摩耗性を
有する材質により形成して、複数組を、例えば、三組
を、図5に示すように、回転板34の周部へその基部を
支軸39により揺動自在でかつ放射状に取り付けてあっ
て、その自由端側に棒状野菜bの表皮b1に当接する当
接部40を設けてある。
【0030】この当接部40は、図5および図6に示す
ように、内方へ湾曲する曲面に形成して、棒状野菜bの
径の変化に対して常に表皮b1へ最適な当接が得られる
ようにしてあると共に、後記する刃先36の表皮b1へ
の食い込みを良好とする。
【0031】該刃先36は、刃物体35の当接部40へ
孔41を所定間隔で多数穿設することで形成されるもの
で、この孔41の上部周縁に設けられるものであって、
この孔41の大きさ変化により表皮b1の切削厚の変化
が得られるもので、処理する棒状野菜bの性状や種類等
によって任意に孔径を変更するもので、この変更にあっ
ては、刃物体35の全体を交換する。
【0032】そして、この刃先36は、平行状態に明け
られた孔形状であってもよいが、図7に示すように、当
接部40の表面側がつぼまるテーパ状に形成すれば、棒
状野菜bへの刃先36の食い付きが一層良好となる。
【0033】また、前記した弾機37は、刃物体35に
付設して複数組の当接部35が互いに求心方向へ対応す
るように付勢させる。
【0034】前記した駆動手段7は、切削手段6を所定
速度で回転させるもので、機枠1へ取り付けたモータ4
2の回転を、歯車やベルト等の連係部材43,44によ
り伝達するもので、本実施例においては歯車式を用いる
ものであって、モータ42に取り付けた歯車43を切削
手段6における回転板34の外周に設けた歯車44に連
係して駆動する。
【0035】なお、歯車43,44は、保持部材45を
受棧46から引き抜くと、両者43,44の噛合が解除
され、また、受棧46へ保持部材45を挿し入れるとワ
ンタッチで両者43,44が噛み合うのでその作業性に
優れる。
【0036】そして、前記した排出手段8は、切削手段
6の下方において機枠1に取り付けて、処理済の棒状野
菜bを強制的に引き抜くもので、図1に示すように、棒
状野菜bの通路を挟んでその両側に弾性を有する一対の
ローラ50,51を支軸52,53により支承して、こ
れら支軸52,53に取り付けたギア等の連動部材5
4,55取り付けて、前記一方の支軸52へモータ等の
排出部材56を連係させることにより、両ローラ50,
51を排出方向に回転させる。
【0037】更に、この排出手段8は、棒状野菜bの外
形太さに対応するように、挟持位置が任意に開閉し得る
ように構成するもので、例えば、図8に示すように、棒
状野菜bの通路を挟んでその両側に回転軸57,58に
取り付けたプーリ59,60と機枠1へ揺動自在に軸支
した受動プーリ61,61とにタイミングベルト等の駆
動帯62,62を掛け渡し、これら回転軸57,58に
取り付けたギア等の連動部材63,63取り付けて、前
記した一方の回転軸57へモータ等の排出部材56を連
係させることにより、両駆動帯62,62を排出方向に
回転させる。
【0038】そして、棒状野菜bに当接する側の受動プ
ーリ61,61へばね等の押圧部材64,64をそれぞ
れ内方へ付勢されるように取り付けることで、棒状野菜
bは駆動体62,62により所定圧力により常に挟持さ
れる。
【0039】なお、図1において70は、処理済棒状野
菜bを受ける水槽で、処理が終了した棒状野菜bが排出
手段8により繰り出されて落下したもの、および、切削
に際して発生した切削屑の一部または全部を受けて一時
滞留させておく。
【0040】この水槽70内の上澄み清水は、水中ポン
プ等の給水手段71により汲み上げて、切削手段6によ
る切削加工位置に散水を施し、切削の促進と切削屑の目
詰まり防止、更には、切削屑の排出等を行なうもので、
供給された水は再び水槽70内に落ちて給水手段71に
より循環されるものであって、切削屑は図示してないが
排出シュートを機枠内に設けて外部へ搬出するとよい。
【0041】次に、前述した実施例による棒状野菜の皮
むき装置Aを用いて大根bの表皮b1を切除する作用を
説明する。機枠1に支承された三組の把持手段2,2,
2により大根bが軸方向へ移送する供給路3が形成され
るものであるから、この供給路3へ投入口xから大根b
を縦向きに挿入すると供給路3内に納まる。
【0042】そして、操作手段4におけるシリンダ25
を操作して、把持手段2の上下に設けた同調手段cにお
ける回転板12,13を旋回させると、レバー18のピ
ン20が係止孔21,22に沿って移動するので、これ
に伴って、レバー18が回動し、支軸9が弧状の長孔1
0,11を移動して、把持手段2における押え板2aを
内方へそれぞれ移動させる。
【0043】このため、把持手段2,2,2により供給
路3を閉塞させて、大根bの外周を所定圧力で把持する
と共に、切削手段6の回転略中心にセットする。
【0044】このとき、把持手段2,2,2により棒状
野菜bの外周が均一に押圧されるので、曲がりを有する
ものであってもその曲がりが矯正されて直状近くになる
ものであり、ほかにも、野菜bは一体状につながったも
のでも、何本かに分離したものでも同様に処理できて、
しかも、その野菜bの長さも特に処理に当たって限定さ
れない。
【0045】更に、送り手段5におけるシリンダ30を
操作して、その押圧体32を大根bの上端部に当て、更
に、押圧体32を繰り出すと、該大根bは切削手段6に
向かって繰り出される。
【0046】すると、切削手段6におけるそれぞれの当
接部40は、図9(b)〜(f)に示すように、大根b
に押されて支軸39を中心として揺動し、該大根bの表
皮に刃先36が対応するもので、しかも、弾機37が常
に大根b側へ当接部40を押し付けるので、刃先36に
は所定の切削圧が常時与えられる。
【0047】この状態で、図9(a)に示すように、切
削手段6を駆動手段7により回転させつつ大根bを送り
手段5により繰り出すと、図9(b)に示すように、切
削手段6の刃先36が大根bの表皮面が切り込むと共
に、該大根bの周面を回転するから、連続的で自動的に
皮むきされる。
【0048】皮むきが終了した大根bは、切削手段6の
下方に設けた排出手段8により逐次排出されて、その下
部の水槽70内に排出される。
【0049】こうして、一本分の大根bのつま切りが終
了すると、操作手段4を操作して把持手段2,2,2を
作動し、その供給路3を開放すると、次の大根bが挿入
可能となるので、切削手段6における刃物体35は、図
9(g)に示すように、弾機37により元の待機位置へ
復帰する。
【0050】したがって、前記した同様の操作を繰り返
し行なえば、大根bの表皮が切除されるもので、切削中
は一切作業者が不要となるものであって、一人で数台の
稼動が可能となり、大根bの皮むき作業の高能率化が計
れる。
【0051】
【発明の効果】前述したように本発明の棒状野菜の皮む
き装置は、機枠に取り付けた複数本の把持手段を同調的
に操作させ、常に一定した把持位置に棒状野菜をセット
することができるので、棒状野菜の切削中に切削手段ま
たは棒状野菜の回転抵抗により妄動することがなく、切
削始めからその終了まで安定した処理・加工が行なえ、
棒状野菜の表皮は最後までその切除がなされたきれいな
製品が得られる。
【0052】また、棒状野菜の移送路において処理済の
棒状野菜は、排出手段により強制的に引き出されて機枠
内に詰まったりその処理が停滞することがない。等の格
別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する棒状野菜の皮むき装置の一実施
例の要部を示す一部縦断正面図である。
【図2】図1における把持手段部で横断した平面図であ
る。
【図3】図1における把持手段を分解して示す斜視図で
ある。
【図4】図1における把持手段の他の例を示す平面図で
ある。
【図5】図1における切削手段を示す要部の斜視図であ
る。
【図6】図5における切削手段を示す要部の断面図であ
る。
【図7】図5における切削手段の刃先部を拡大して示す
断面図である。
【図8】図1における排出手段の他の例を示す要部の正
面図である。
【図9】図1における装置の作動状態を示す説明図であ
る。
【図10】従来の皮むき具の概略を示すもので、(a)
はその斜視図を、(b)はその使用状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
b 棒状野菜 b1 野菜の表皮 1 機枠 2 把持手段 3 供給路 4 操作手段 5 送り手段 6 切削手段 7 駆動手段 8 排出手段 34 回転板 35 刃物体 36 刃先 37 弾機 40 当接部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠と、この機枠へ取り付けて、棒状野
    菜の長手方向の周部を包持して該棒状野菜の供給路を形
    する把持手段と、れら把持手段に連係させて前記棒
    野菜の供給路の閉塞と開放を行なう操作手段と、前記
    把持手段の上方に設けて前記供給路へその押圧体を臨ま
    て前記棒状野菜の後端部を押圧し、上方から下方へ前
    記棒状野菜を縦送りさせる送り手段と、前記把持手段の
    下方において機体へ回転自在に設けた切削手段と、該切
    削手段を所定速度で回転させる駆動手段とを備えさせ 前記把持手段は、少なくとも三組以上からなって前記棒
    状野菜の外周三点支持を行い、それぞれが求心方向に対
    して移動自在とし、 前記送り手段は、その押圧体による前記棒状野菜の送り
    出しが、切削手段に対する前記棒状野菜の後端部が達す
    るまで行う ことを特徴とする棒状野菜の皮むき装置。
  2. 【請求項2】 機枠と、この機枠へ取り付けて、棒状野
    菜の長手方向の周部を包持して該棒状野菜の供給路を形
    する把持手段と、れら把持手段に連係させて前記棒
    野菜の供給路の閉塞と開放を行なう操作手段と、前記
    把持手段の上方に設けて前記供給路へその押圧体を臨ま
    て前記棒状野菜の後端部を押圧し、上方から下方へ前
    記棒状野菜を縦送りさせる送り手段と、前記把持手段の
    下方において機体へ回転自在に設けた切削手段と、該切
    削手段を所定速度で回転させる駆動手段とを備えさせ 前記把持手段は、少なくとも三組以上からなって前記棒
    状野菜の外周三点支持を行い、それぞれが求心方向に対
    して移動自在とし、 前記送り手段は、その押圧体による前記棒状野菜の送り
    出しが、切削手段に対する前記棒状野菜の後端部が達す
    るまで行い、 前記切削手段は、駆動手段に連係させて中央部に前記供
    給路の略中心とその回転中心を一致させた 通孔を有する
    環状の回転板と、該回転板の周部へ支軸により揺動自在
    でかつ放射状に取り付けて前記棒状野菜の表皮に当接す
    る当接部を設けた複数組の刃物体と、この刃物体の当接
    部に穿設してその上部周縁に付設した刃先と、前記刃物
    体に付設してその当接部が互いに求心方向へ対応するよ
    うに付勢させる弾機とからなることを特徴とする棒状野
    菜の皮むき装置。
  3. 【請求項3】 前記切削手段は、この刃物体の当接部に
    孔を所定間隔で多数穿設して、この孔の上部周縁に刃先
    を付設したことを特徴とする請求項1または2記載の
    状野菜の皮むき装置。
JP7226356A 1995-09-04 1995-09-04 棒状野菜の皮むき装置 Expired - Lifetime JP3002410B2 (ja)

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