JPS62175159A - 果菜の皮むき機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、グレープフルーツやオレンジ、夏ミカン等の
柑橘類の外皮をむくのに適した果実あるいは野菜の皮む
き機に関するものである。

「従来の技術」 従来、柑橘類ばかりでなく、各種の果菜等の外皮を自動
的にむくようにした果菜の皮むき機は、秤々提案されて
いる。

このような皮むき機は、通常、果菜の両端を保持して回
転させるためのクランプ回転機構を備え、それによって
回転している果菜の表面に対して固定的な切刃を接触さ
せるようにしている。

しかしながら、このような構成では、リノゴなどの比較
的固くて切削が容易な果菜については問題がなくても、
例えばグレープフルーツやオレンジ、夏ミカン等の柑橘
類における外側の黄色い外皮の内側にある白い綿状の部
分、あるいは食用に供する中実部分のように、比較的柔
らかい部分は、容易に切削することかできず、切刃で切
削されることなく圧縮されて、果汁が搾り出されたり飛
散することになり、従って皮むきの対象となる果菜が制
限されるという問題がある。

１発明が解決しようとする問題点」 本発明の１−１的は、比較的固くて９Ｊ削が容易な果菜
の外皮ばかりでな（、柑橘類のように、比較的柔らがく
て切削し難い皮を有する果菜についても適用１能な皮む
き機を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］ 」１記目的を達成するため、７（発明の皮むき機は、果
菜の両端を保持して回転させるためのクランプ回転機構
と、駆動装置により中心軸線のまわりに回転するカップ
状の回転刃を、その軸線を」−記りランプ回転像構によ
り保持されて回転する果菜の表面に対して接線方向に向
けた状態で、果菜表皮に沿って移動＋１１能としたカン
タ−装置とを備えたことを特徴とするものである。。

し作　用」 クランプ回転機構により果菜の両端を保持して回転させ
なから、駆動装置により中心軸線のまわりに１す１転す
るカップ状の回転力を果菜の表面ｔこ接触させると、果
菜の皮を切る回転刃の刃先は、常にその刃先の稜線方向
に移動しなから皮と接触することになり、そのため比較
的切削され難い果菜の皮も容易に切削されることになり
、果汁か掠り出されたり飛散することかない。このよう
な外皮の切削を行いなから　回転刃を果菜表皮に沿って
移動させることにより、果菜全体の戊をむくことができ
る。

［実施例」 第１図ないし第４図に本発明の果菜の皮むき機の実施例
を示している。

この皮むき機の主要部は、果菜Ａの両端を保持して回転
させるためのクランプ回転機構１と、果菜の芯を抜くた
めの芯抜き装Ｎ４と、果菜のへた部分を含む両端を切断
するだめの両端切断装置５と、カンプ状の回転刃及びそ
れを果菜表皮に沿って移動させる移動機構を備えたカッ
ター装置６等により構成されている。

上記クランプ回転機構１は、果菜Ａの両嬬部、特に柑橘
類等のへた部分とその反対側の部分を保持して皮むきの
ために回転させるもので、第１図ないし第３図かられか
るように、機枠ｌｏ」−に対向状態に配置する−・対の
クランプ部材１１．１２を、機枠１０に同一＠線ヒにお
いて回転ＱＴ能汁っ進退１ｊ能に支持させたー・対の回
転軸１３．［４の対向端に取付けている。Ｌ記りランプ
部材１１．１２は、それらの対向面にそれぞれ果菜Ａに
対して保持に必要な深さに食い込ませる複数の凸子を設
けたものである。

これらのクランプ部材１．１．１２を備えた進１１’Ｔ
能な回転軸１３．１４は、その対向端に近い位置におい
て周囲に凹溝１５．１８を備え、第３図に詳細に示すよ
うに、凹溝１５にはシフト部材１７の先端の二股部分１
７ａに対向状態に設けたピン１９．１８が嵌入ｙれてい
る。また、このシフト部材１７の他端には、少述する果
菜Ａ　Ｉ７）　ｒｉミツ切断装置５を設けている。なお
、他方の回転軸１４の凹溝１６に係合するシフｌ、　ｆ
３５材１８も上記と同じ構成を有している。

第１図ないし第３図かられかるように、ソフト部材１７
．１８は、それらの中間部がシフトレバ−２０，２１の
Ｌ端に設けた長孔に回転可能に遊嵌支持されている。シ
フトレバ−２０，２１は、それらの基端が支持軸２２．
２３によって機枠ｌＯに回転自在に取付けられ、中間部
がそのシフトレバ−２０，２１を揺動させる連結板２４
．２５に設けた孔に貫通せしめられたもので、上記連結
板２４．２５は機枠ｌＯに輔２６で回転可能に取付けた
クランプレバ−２７と一体の突出腕２８における１−記
ＩｋＩＩ２６の両側に回転可能に取付けている。

従って、第１図において、クランプレバ−２７を軸２６
のまわりに矢印方向に回転させると、連結板２４．２５
によって一対のシフトレバ−２０，２１が中央側に傾く
ように駆動され、それに伴って移動せしめられるシフト
部材１７．１８により、一対のクランプ部材１１．１２
が中央に進出することになり、果菜Ａをその回転中心を
回転＠１３．１４の軸線と一致させるようにしてクラン
プ部材１１．１２間に保持しておくと、その果菜が両ク
ランプ部材１１．１２間にクランプされることになる。

Ｊ−記機（Ｈｏには、一方の回転軸１３を回転させるた
めのモータ３０が取付けられ、このモータ３０から歯市
夕１を介して回転軸１３を減速駆動するように構成して
いる。但し、回転軸１３上の歯車３１は、回転軸１３の
軸方向の進退に伴ってその回転軸１３七を摺動させる必
要があり、そのため回転軸１３上にはその摺動位置にか
かわらず常に歯車３１と係合するキー３２を設け、歯車
を回転軸１３に対して摺動可能に支持させている。

従って、回転軸１３．１４の摺動位置にかかわらず、モ
ータ３０の回転により両クランプ部材１１．１２間にク
ランプされた果菜Ａが回転し、回転軸１４はそれに伴っ
て従動回転することになる。

機°枠１０に支持させた回転軸１４には、前記芯抜き！
Ａ＋１’ｉ　４をイ・Ｊ設している。即ち、その回転軸
１４の内部には、先端に円筒状の芯抜き刃４１を有し且
つ外端にハンドル４２を有する筒管４０を摺動自在に挿
入している。この筒管４０の内部をこは、第１図及び第
２図に示すような筒管４０の後退位置において該筒管４
０の果菜保持側端に位置する押出し杆４３が設けられ、
この押出し杆４３は機枠１０に対してねし４４により固
定されている。そのため、筒管４０にはそれが軸方向に
進退する際にねじ４４による障害を避けるための長孔４
５が設けられている。

この芯抜き装置４によれば、ハンドル４２によって筒管
４０を押込み、芯抜き刃４１を果菜Ａに対して押込むこ
とにより、果菜の芯を切り取ることができ、ハンドル４
２を引くことによって筒管４０を果菜かも引き抜くと、
押出し杆４３により切り取られた芯か筒管４０から押出
されることになる。

前記シフト部材１７．１８と関連して設けられた両端切
断装置５は、第１図及び第３図かられかるように、シフ
ト部材１７．１８によって回転軸１３．１４と共に駆動
せしめられる切断刃５２．５３の支持体５０．５１を案
内回転軸５４上に摺動自在に支持させ、この支持体５０
．’５１の外周に設けた溝５５．５８に上記シフト部材
１７．１８の端部に設けた。突片１？ｂ、１８ｂを挿入
している。また、と記案内回転軸５４は、機枠１０に回
転自在に支持させ、この案内回転軸５４にハンドル５７
を固定的に取付けると共に、上記切断刃５２．５３及び
その支持体５０．５１を摺動は可能であるが回転しない
ように取付けている。而して、案内回転軸５４上におけ
る切断刃５２．５３の取付位置は、クランプ部材１１　
、１２に設けた果菜に食い込ませるための凸子の僅かに
内側に対応させている。なお、ばね５８は案内支持軸５
４を常に復帰位置に保つためものである。

従って、前記クランプレバ−２７によって一対のシフト
レバ−２０，２１が中央側に傾くように駆動され、シフ
ト部材１７．１８により一対のクランプ部材１１．１２
か中央に進出して果菜Ａをクランプする際、切断刃５２
　、５３が支持体５０．５１と共に案内回転軸５４上を
摺動し、その切断刃５２．５３が常に果菜保持位置にあ
るクランプ部材１１．１２の僅かに内側に位置せしめら
れ、モータ３０により果菜が回転している状態で、ハン
ドル５７により案内回転軸５４をばね５８の付勢力に抗
して回転させると、切断刃５２．５３かクランプ部材１
１．１２に保持されて回転する果菜の両端部を切断する
ことになる。

クランプ回転機構１における一対のクランプ部材１１．
１２で支持された果菜Ａの皮をむくためのカアター装置
６は、第１図ないし第４図に示すように、カップ状の回
転刃６１及びそれを回転駆動する駆動装置（モータ）６
２を備えた回転刃支持体６０と、それらを支持して回転
刃６１を果菜表皮に沿って移動させる移動機構を備えて
いる。

即ち、上記回転刃６１は、回転刃支持体６０に回転可能
に支持され、また回転刃支持体６０には上記駆動装置６
２が固定され、両者間にベル］・６３を巻掛けることに
より、回転刃６１を高速で回転駆動で５るように構成し
ている。

このような回転刃６１及び駆動装置６２を取付けた回転
刃支持体６０は、機枠１０に対して軸６５のまわりに回
転可能に支持された支持腕６４に位置調節可能に取付け
られている。上記支持腕６４は、水平部分８４ａとその
先端に取付けた立４−り部分６４ｂからなり、水平部分
６４ａは、回転刃６１による切削で屑として排出される
果菜の皮が下方のシューＩ・に落ドするのを妨げないよ
うにするため、側方に湾曲させ、この支持腕６４の立上
り部分１３４ｂの先端には、上記回転刃支持体８０を位
置調節可能に支持するための案内支持杆６６．６６を水
平に突出させている。

回転刃支持体６０は、そのド面に、案内支持杆６６．６
６を摺動自在に挿通させる孔を穿設した凸壁６７．８７
を備え、またその回転刃支持体６０の」二面には、中心
に駆動装置６２のスイッチ６８を操作するだめの操作子
７０を備えたノブ６８を設けると共に、回転刃支持体６
０の摺動方向と直交する方向の長孔７１の任意位置に締
伺固定可能な当接子７２固定用のノブ７３を設けている
。Ｌ配当接子７２は、支持腕６４の立子り部分８４ｂの
」一端に設けたストッパ７５の斜面７５ａに当接して、
案内支持杆８１３．Ｈ七における回転刃支持体６０の摺
動を規制するもので、当接子７２を長孔７１のどのよう
な位置に固定しておくかによって、その当接子７２をス
トンバフ５の斜面７５ａに当接させたときの回転刃６１
の位置が調整される。

従って、予めノブ７３によって当接子７２を長孔７１の
適当な位置に固定しておき、ノブ６８を把持して回転刃
支持体６０を案内支持杆８８．６６に沿って当接子７２
がストッパ７５に当接する位置まで移動させ、その状態
で回転刃支持体６０を機枠１０に軸６５において回転可
能に支持させた支持腕６４により回転させると、回転刃
６１が果菜の表皮に沿って移動し、その皮をむくことが
できる。

果菜は、その大きさ、形状、表皮の厚さ等が種々変化し
、そのためそれらに対応して回転刃８１を動作させる必
要がある。回転刃支持体６０を案内支持杆６Ｂ、ｔ１６
に沿って当接子７２がストッパ７５に当接する位置まで
移動させるようにした上記構成は、支持腕６４を支持す
る軸６５のまわりにおける回転刃６１の回転半径を変化
させて果菜の大きさ等に対応させるものであり、また」
―記軸６５を図示しないクロスへッドーヒに取イ」け、
支持腕６４を取伺ける軸６５を機枠１０に対して前後左
右に移動可能にすることにより、回転刃６１に果菜の形
状に応した動きを与えることができる。

上記カップ状の回転刃６１は、駆動装置６２によりその
回転刃の中心軸線のまわりに回転させるが、第５図にお
いて明確にしたように、その１Ｍ線を上記クランプ部材
により保持されて回転する果菜Ａの表面に対して接線方
向に向けた状態で、さらに望ましくは、カップを下向き
にした状態で回転させ、矢印方向に回転する果菜Ａの表
皮を切削させる。このようにして回転刃６１を果菜の表
面に接触させると、果菜の皮を切る回転刃の刃先は、常
にその刃先の稜線方向に移動しながら皮と接触すること
になり、そのため比較的切削され難い果菜の皮も容易に
切削されることになる。しかも、カップを下向きにした
状態で回転刃６１を回転させると、切削された皮が反転
して下方に落丁することになり、屑の処理を容易に行う
ことができる。

このような皮むき機においては、クランプ回転機構１の
クランプ部材１１．１２間に適正に果菜Ａを保持させる
必要がある。、第６図ないし第８図は、このような果菜
の供給に適した果菜供給機構の一例を示しているか、か
かる機構に限らず、自動供給機構を設けたり、あるいは
果菜を手動で供給することもできる。

第６図ないし第８図の果菜供給機構８は、−１−記機枠
１０に立設した支柱８０によって、クランプ部材ＩＩ、
１２間に適止に果菜Ａを保持する位ｉηの直−１−に配
設され、支柱８０」−の支持枠８１に上下摺動自在に取
付けられた果菜保持装置８２奢備えている。この果菜保
持装置８２は、支持板８３」二に、上記支持枠８１によ
り案内されて上下に摺動する案内杆８４．８４を立設す
ると共に、果菜保持装置８２が−１−限に達した位置に
おいて支持枠８１に設けたテテント機構により一時的に
係着される端軸８８を回転部材８５から突出させて設け
ている。−１−記デテント機構は、ばね８日で付勢され
たポール８７を」−記端軸８６の周囲に凹設した溝８８
ａに弾性的に係合させ、それによって端＠８６を一時的
に保持するようにしたものである。

また、上記支持板８３に回転可能に取手」けた回転部材
８５には、支持板８３上において側方に突出するハンド
ル８０を設け、一方、支持板８３の一ト方においては、
回転部材８５にその両側に突出する腕板９１を取伺け、
この腕板８１の両端に、ピン９３．９３により回転可能
に取伺けた連結板８２　、９２を介して、果菜保持カッ
プ９５．９５を取付けている。

上記果菜保＋、Ｙカップ８５．９５は、それぞれ椀状を
なし、それらを対向状態に配設置、て、一対の案内杆９
１３，９１３により、それに沿って近接または離間する
ように案内させたものである。なお、−［−記果菜保持
カツブ９５．９５に設けた円弧状の切欠部８７は、クラ
ンプ部材１．１．１２による果菜の保持を妨げないよう
にするためのものである。

このような構成を有する果菜供給機構８は、図示の上昇
位置において果菜保持カップ８５．９５間に果菜Ａを配
置し、ハンドル８０を回転させて、腕板９１及び連結板
９２．９２を介して果菜保持カップ９５．９５を近接す
る方向に移動させると、それらのカッ７’９５．ｆ１５
間に果菜が保持され、この状態でハンドル９０を押下げ
ると、カップ９５．９５間に保持された果菜がクランプ
回転機構１におけるクランプ部材１１．１２間の適正位
置にＦ降し、それによって果菜がクランプ部材１１．１
２間に適正に保持される。

一般に、果菜はそのへたが中心に存在するとは限らず、
従って機械的に皮をむく場合には、へたを通る果菜の軸
心に平行で、果菜の外周を基準にした中心軸線のまわり
に回転させるのが最も適切である。」−述した果菜保持
カップ９５．９５は、それぞれ椀状をなしているため、
果菜の軸心を前記クランプ回転機構１における回転軸１
３．１４の軸線に１１行に配置して、それらのカップ９
５．８５間に保持させることにより、果菜を容易に適正
な状態に保持させ、無駄のない皮むきを行うことができ
る。

１−記皮むき機は、それにより例えば柑橘類のような球
状果実の皮をむく場合、まず、に記の果菜供給機構８に
より、クランプ回転機構１のクランプ部７４’ｌｌ、１
２間に果菜をその外周及びへたを基準にして保持させ、
次いで果菜を回転軸１３により回転させながら、カッタ
ー装置６におけるカップ状の回転刃６１を表皮に沿って
移動させることにより皮むきを行い、その後、芯抜き装
置４の筒管４０の先端の芯抜き刃４１を東菜内に押込む
ことにより芯抜きを行い、さらに両端切断装置５の切断
刃５２．５３により果菜の両端部を切断する。その結果
、食用に供する中実のみを取り出すことができる。しか
も、１回のクランプで果菜の外周、芯、両端と３王程の
皮むき及び切断の加工ができるので、この間、手を触れ
ることがなく、極めて衛生的である。

また、］−記芯抜きに際して、回転軸１３側の表皮まで
達しない状態で芯抜き刃４１を止め、さらに両端切断装
置５の切断刃５２．５３で果菜の両端部を切断する際に
、完全に切断しないようにすることにより、上記芯を両
端切断装置５で切った切屑と一体のままとし、中実と容
易に分離することができる。

なお、−ヒ述した皮むき機は、回転刃の移動制σし芯抜
き刃径の変更、切断刃の刃間隔調整等により、広範囲な
形状、大きさの果菜に対応させることができる。

［発明の効果］ 本発明の皮むき機においては、果菜を回転させながらカ
ップ状の回転刃で表皮を切削するので、切れ味が非常に
よく、柔軟な柑橘類も容易に皮むき加工することができ
、また屑となった帯状表皮や果汁等の飛散がない点で非
常に有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る果菜の皮むき機の実施例を示す平
面図、第２図は同縦断面図、第３図は同側断面図、第４
図はカッター装置占の断面図、第５図は回転刃により皮
をむく状態の説明図、第６図は果菜供給機構の一例を示
す正面図、第７図は同側断面図、第８図は同部分平面図
である。 １　・・クランプ回転機構、 ６・・カッター装着、８１・・回転刃、６２・・駆動装
置。 特許出願人　室金属工業株式会社 代理人弁理士　　林　　　　　宏 （外２名） 区 魂　　　　　　　２ 茎５図 りりＣ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、果菜の両端を保持して回転させるためのクランプ回
   転機構と、 駆動装置により中心軸線のまわりに回転するカップ状の
   回転刃を、その軸線を上記クランプ回転機構により保持
   されて回転する果菜の表面に対して接線方向に向けた状
   態で、果菜表皮に沿って移動可能としたカッター装置と
   、 を備えたことを特徴とする果菜の皮むき機。 ２、カップ状の回転刃を、下向きのカップ状としたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の果菜の皮むき
   機。 ３、回転刃及び駆動装置を回転刃支持体上に取付け、こ
   の回転刃支持体を支持腕により機枠に回転可能に取付け
   たことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の果菜の
   皮むき機。