JP3002344B2 - 配管用遮音材 - Google Patents

配管用遮音材

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JP3002344B2
JP3002344B2 JP4333996A JP33399692A JP3002344B2 JP 3002344 B2 JP3002344 B2 JP 3002344B2 JP 4333996 A JP4333996 A JP 4333996A JP 33399692 A JP33399692 A JP 33399692A JP 3002344 B2 JP3002344 B2 JP 3002344B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雨樋などの配管に巻回
される配管用遮音材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、戸建住宅の2階以上にある水
回りの防音、工場や公共施設等の防音を図る場合、例え
ば図3に示すように、配管8の外周面に遮音材20を巻
回して針金21やテープ類で固定する方法が一般的であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、テープ類で
固定する方法では、接着強度が弱いために遮音材20が
剥離するおそれがあり、施工の信頼性に欠ける。一方、
針金21等で固定する方法では、接着強度を補うことは
できても、仮りに配管8が壁際に位置する場合には針金
21の廻し込みが面倒となり、作業に手間がかかるとい
う問題がある。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、配管に対する接着
強度を高めると共に、接着作業の容易化を図ることがで
きる配管用遮音材を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、帯状の遮音シート2の裏面2cに断熱シ
ート3が貼着され、上記遮音シート2の長手方向の一端
部2aには断熱シート3の長手方向の一端部3aよりも
長く延出した延出片6が形成されると共に、遮音シート
2の長手方向の他端部2bには上記延出片6が重ね合わ
せ可能な重ね代部4が設けられ、上記断熱シート3を裏
面にして遮音シート2を配管の外周面に巻回して上記延
出片6を重ね代部4に重ね合わせた状態で、延出片6と
重ね代部4との間に両面にホットメルト型接着剤7が塗
布されたアルミニウム層5を介在させ、延出片6の外面
6bから高周波加熱手段によってアルミニウム層5を発
熱させることより、ホットメルト型接着剤7を溶融させ
て延出片6を重ね代部4に接着可能として成るものであ
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、断熱シート3を裏面にして遮
音シート2を配管8の外周面8aに巻回して、遮音シー
ト2の長手方向の一端部2aに形成した延出片6と遮音
シート2の長手方向の他端部2bに設けた重ね代部4と
の間に両面にホットメルト型接着剤7,7が塗布された
アルミニウム層5を介在させるようにしたから、延出片
6の外面6bから高周波加熱手段にてアルミニウム層5
を発熱させるだけで、ホットメルト型接着剤7を溶融さ
せて延出片6を重ね代部4に接着することができ、遮音
シート2によって例えば雨樋8の内部を流れ落ちる騒音
を遮断できると同時に断熱シート3によって寒気等によ
る凍結を防止できる。ここで、延出片6と重ね代部4と
はアルミニウム層5の両面に塗布されたホットメルト型
接着剤7によって強固に接着されるので、針金等で固定
することなく遮音材1の配管8の外周面8aからの剥離
防止を図ることができる。しかも、アルミニウム層6の
比較的短時間の発熱で済むので、仮りに配管8が壁際に
位置する場合であっても、延出片6と重ね代部4とを簡
単に且つ強固に接着できるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。本実施例では、雨樋用遮音材1を例示する。こ
の遮音材1は、図1(a)(b)に示すように、帯状の
遮音シート2と帯状の断熱シート3とが貼り重ねられた
ものであって、この遮音材1を雨樋8の外周面8aに1
回巻き付けた状態で、遮音シート2の延出片6と重ね代
部4とを接着用のアルミニウム層5を介して互いに接着
するものである。つまり、遮音シート2は、例えば塩化
ビニル製のシート材の内部に高比重の金属粉体のような
物質を充填したものが用いられ、遮音シート2の長手方
向の一端部2aに断熱シート3の長手方向の一端部3a
よりも長く延出した延出片6が形成されており、また、
遮音シート2の他端部2bは重ね代部4となっている。
また、断熱シート3は、遮音シート2の裏面2cに重ね
貼りされるものであって、例えばグラスウール保温筒、
ロックウール保温筒から成る。
【0008】上記アルミニウム層5は、延出片6と略同
寸(例えば3〜4cm)に設定され、その両面にホット
メルト型接着剤7が夫々塗布され、表面のホットメルト
型接着剤7が延出片6の裏面6aに接着可能とされると
共に、裏面のホットメルト型接着剤7が遮音シート2の
重ね代部4の表面に接着可能とされている。このアルミ
ニウム層5は延出片6の外面6bから高周波アイロン
(図示せず)を押し当てることによって容易に発熱する
ことができ、このアルミニウム層5の発熱に伴って両面
のホットメルト型接着剤7,7が溶融して延出片6と重
ね代部4とを互いに接着できるようになっている。
【0009】上記遮音材1を雨樋8に巻き付けるにあた
っては、断熱シート3を裏面にして遮音シート2を雨樋
8の外周面8aに1回巻き付けて、遮音シート2の延出
片6を遮音シート2の重ね代部4とを重ね合わせる。こ
のとき、両面にホットメルト型接着剤7が塗布されたア
ルミニウム層5を延出片6と重ね代部4との間に介在さ
せる。そして、専用の高周波アイロンを延出片6の表面
6bから当てることによりアルミニウム層5を発熱させ
る。これにより、ホットメルト型接着剤7,7が溶融し
て延出片6と重ね代部4とが互いに接着され、遮音材1
を雨樋8に取り付けることができる。そして、遮音シー
ト2によって雨樋8の内部を流れ落ちる騒音を遮断でき
ると同時に、断熱シート3によって寒気による凍結等を
防止できる。
【0010】ここで、延出片6と重ね代部4とはホット
メルト型接着剤7によって強固に接着されるので、雨樋
8に対する遮音材1の接着強度が向上して、遮音材1が
雨樋8の外周面8aから剥離するおそれがなくなり、従
来のような補強用の針金等を用いることなく施工性の信
頼性を高めることができる。しかも、高周波アイロンを
延出片6の外面6bにほんの2〜3秒当ててるだけで良
いので、仮りに雨樋8が壁際に位置する場合であっても
延出片6と重ね代部4との接着作業に手間がかからず、
従来のような針金の廻し込み作業と比較して、省施工化
を図ることができる。
【0011】また、複数枚の遮音材1を雨樋8の縦方向
に巻回した場合は、図2に示すように、上下つなぎ用テ
ープ9を用いて遮音材1間の上下の接続部分10を覆う
ようにしてもよい。この場合、上下つなぎ用テープ9は
例えばアルミニウム層の裏面にホットメルト型接着剤が
塗布されたものから成り、この上下つなぎ用テープ9を
遮音材1の接続部分10の外周面に1回巻き付けた状態
で、専用の高周波アイロンを上下つなぎ用テープ9の表
面から押し当ててアルミニウム層を発熱させることによ
り、ホットメルト型接着剤を溶融させて遮音材1の接続
部分10に上下つなぎ用テープ9を強固に接着でき、接
続部分10を外観良く仕上げることができる。このよう
な上下つなぎ用テープ9による接続構造は、配管8のエ
ルボ部分の接続などにも適用し得るものである。
【0012】本発明に係る配管用遮音材1は、戸建住宅
の2階以上にある水回りに用いられるだけでなく、例え
ば工場や公共施設等の防音を必要とする全ての配管に利
用することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明は上述のように、帯状の遮音シー
トの裏面に断熱シートが貼着され、上記遮音シートの長
手方向の一端部には断熱シートの長手方向の一端部より
も長く延出した延出片が形成されると共に、遮音シート
の長手方向の他端部には上記延出片が重ね合わせ可能な
重ね代部が設けられ、上記断熱シートを裏面にして遮音
シートを配管の外周面に巻回して上記延出片を重ね代部
に重ね合わせた状態で、延出片と重ね代部との間に両面
にホットメルト型接着剤が塗布されたアルミニウム層を
介在させ、延出片の外面から高周波加熱手段によってア
ルミニウム層を発熱させることより、ホットメルト型接
着剤を溶融させて延出片を重ね代部に接着可能として成
るものであるから、アルミニウム層の発熱を利用して延
出片と重ね代部とを上記ホットメルト型接着剤の溶融に
よって強固に接着でき、施工性の信頼性が高められると
同時に、アルミニウム層を高周波加熱手段にて比較短時
間発熱させるだけで良いので、延出片と重ね代部との接
着に手間がかからず、従来のような針金の廻し込み作業
と比較して、省施工化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)は遮音材の斜
視図、(b)は延出片と重ね代部付近の断面図である。
【図2】同上の遮音材の接続部分を上下つなぎ用テープ
で被覆した状態を示す斜視図である。
【図3】従来の針金による遮音材の接続状態を示す断面
図である。
【符号の説明】
1 遮音材 2 遮音シート 2a 一端部 2b 他端部 2c 裏面 3 断熱シート 3a 一端部 4 重ね代部 5 アルミニウム層 6 延出片 6a 裏面 6b 表面 7 ホットメルト型接着剤 8 配管 8a 外周面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状の遮音シートの裏面に断熱シートが
    貼着され、上記遮音シートの長手方向の一端部には断熱
    シートの長手方向の一端部よりも長く延出した延出片が
    形成されると共に、遮音シートの長手方向の他端部には
    上記延出片が重ね合わせ可能な重ね代部が設けられ、上
    記断熱シートを裏面にして遮音シートを配管の外周面に
    巻回して上記延出片を重ね代部に重ね合わせた状態で、
    延出片と重ね代部との間に両面にホットメルト型接着剤
    が塗布されたアルミニウム層を介在させ、延出片の外面
    から高周波加熱手段によってアルミニウム層を発熱させ
    ることより、ホットメルト型接着剤を溶融させて延出片
    を重ね代部に接着可能として成る配管用遮音材。
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