JP3147764B2 - 床タイルおよびその製造方法 - Google Patents

床タイルおよびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店舗、住宅等のフ
ロアーに使用される床タイルに関し、特に、モルタル
床、木製床、金属製床等の床面に乾式法により施工可能
とした簡易施工用の床タイルおよびその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の床タイルの施工方法としては、エ
マルジョンタイプ等の接着剤を床タイル裏面、若しくは
モルタル等の床面に塗布し貼り合わせる湿式法により接
着させる方法が一般的であった。しかし、この方法には
以下に示すような問題点があった。すなわち、床タイル
の施工の際に使用される接着剤が酢酸ビニル系、エポキ
シ系の接着剤が主流であった。このため接着時の温度が
10℃以下の場合に接着剤の固化が遅くなり、従って接
着しにくく、また平滑な接着面を出すためには接着剤の
塗布方法等の熟練した高度な技術が必要であった。
【0003】また、エマルジョンタイプ等の接着剤を使
用する湿式法は、接着剤が固化するためには時間がかか
り、施工期間としては1日〜2日を必要とし、しかもそ
の間は触れることもできなかった。また、接着剤を床タ
イル全面に使用するため、例えば床タイルを貼り替える
際には強制的に強い力で剥がす必要があり、モルタル床
面や木製の床面などの場合には、剥離の際に床の表面を
傷めてしまうこともあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、短期
間で、かつ乾式法(高周波加熱)により簡単に施工する
ことができる簡易施工用の床タイルおよびその製造方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の床タイル10は、バッカー層14と柄層
16を設けた着色フィルム15と、該柄層16上に透明
フィルム17とを順次積層してなる床タイル材19に、
前記バッカー層14側に、所望の厚みのアルミ箔12の
裏面側にホットメルト接着剤層11を設けた接着シート
18を貼り合わせたことを特徴とするもので、この床タ
イル10は、床面に対し高周波加熱のスポット接着を可
能としたものである。
【0006】また、本発明の床タイルの製造方法は、着
色フィルムの表面に柄層を施してなる化粧シートの柄層
面に透明フィルムを、前記化粧シートの裏面側にバッカ
ー層をそれぞれ熱ラミネート法により貼り合わせてなる
床タイル材のバッカー層側に、裏面側にホットメルト接
着剤を塗工してなる厚さ5〜100μmのアルミ箔から
なる接着シート18の該アルミ箔面を、接着剤を介して
貼り合わせることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図に基づき本発明を詳細に説明す
る。図1(a)(b)は、本発明の床タイルの床タイル
材と接着シートとの積層構成を示す断面図である。ま
た、図2は、床タイルの積層構成を示す断面図である。
図に示すように、本発明の床タイルは、厚さ5〜100
μmのアルミ箔12の裏面側にホットメルト接着剤11
を塗工した接着シート18と、バッカー層14上に、着
色フィルム15上に柄層16を設けた化粧シートと、保
護層である透明フィルム17とを積層した床タイル材1
9とを、接着剤13を介して熱ラミネートしたものであ
る。
【0008】なお、接着シート18で使用されるホット
メルト接着剤11を構成する成分としては、熱可塑性樹
脂、粘着付与剤、ワックス類、充填剤等が配合されてい
る。このうち熱可塑性樹脂としてはエチレン−酢酸ビニ
ルコポリマー、ポリエチレン、アタクチックポリプロピ
レン、ポリアミド、ポリエステル等を適宜選択すること
ができる。
【0009】このホットメルト接着剤11を設けたアル
ミ箔12により、本発明の床タイルの施工は高周波加熱
によりスポット的にホットメルト接着剤層11を溶融さ
せることで、床面と接着させることが可能となり、従来
に増して強力な接着力が得られる。
【0010】
【作用】本発明の床タイルは、モルタル床や木製床等の
接着面にホットメルト接着剤を塗工したアルミ箔による
接着シートを設けたもので、これにより従来湿式法によ
り施工していた床タイルを、乾式法により施工すること
が可能となった。すなわち、床タイルと床面との接着
は、床タイル表面側より高周波による熱を加えることで
ホットメルト接着剤が溶融し強力に接着することができ
ると共に、全面に熱を加えることは必要でなく、スポッ
トで行っても十分に接着力が得られることになる。従っ
て、剥離する場合も高周波加熱を加えることでホットメ
ルト接着剤が再び溶融し、容易に剥がすことができるの
で、モルタル床面や木製床面を傷つけることがない。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。図1(a)に示すように、塩化ビニル樹脂(PV
C)に炭酸カルシュウムを200重量部程度充填し、厚
さ3.00mmとしたPVCシートからなるバッカー層
14上に、厚さ0.1mmの着色PVCシート15に塩
化ビニル用インキにより柄層16を印刷し、この上に柄
層16の保護層として厚さ0.3mmの透明PVCシー
ト17を貼り合わせて床タイル材19としたものであ
る。また、図1(b)に示すように、厚さ50μmのア
ルミ箔12の片面側に低密度ポリエチレン(LDPE)
を主成分としたホットメルト接着剤11を厚さ50μm
に塗工し、接着シート18を準備する。
【0012】次に、前記床タイル材19のバッカー層1
4の裏面側と、前記接着シート18のアルミ箔12表面
側とを接着剤13(東洋モートン(株)製、AA−76
P1)を介して(塗布量2g/m2・Dry)ラミネー
トし、簡易施工用の床タイルを得た。
【0013】この得られた床タイルの床面への接着は、
得られた床タイル10のホットメルト接着剤11面と、
予めゴミ、ほこりを除去した床面とを合わせ、床タイル
の表面側(透明PVCシート側)より、図3に位置する
押圧部20にハンディタイプの高周波発生器(静電舎
製)のヘッドをモルタル床面側に押し付けて、高周波を
400kHz、1秒の条件で発生させることにより、押
圧部20に対向するホットメルト接着剤11が溶融し、
床面に接着させることができる。
【0014】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。すなわち、本発明の床タイルは、
湿式法による施工方法ではなく乾式法の施工となるた
め、接着剤をむらなく、かつ平滑にコーティングする熟
練した技術を必要とせず、しかも施工時間も大幅に短縮
することができる。また、乾式法による接着により、接
着強度が施工後すぐにでるので床面ばかりでなく壁面の
ような垂直面にも使用することができる。さらに、床タ
イルを貼り替える際にも、強制的に無理に剥がす必要が
なく、再度高周波加熱によりホットメルト接着剤を溶融
させることにより、簡単に剥がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の床タイルの積層構成を示すもので、
(a)は床タイル材の断面図であり、(b)は接着シー
トの断面図である、
【図2】本発明の床タイルの積層構成を示す断面図であ
る。
【図3】本発明の床タイルの床面に対する高周波による
押圧部を示す説明図である。
【符号の簡単な説明】
10…床タイル 11…ホットメルト接着剤層 12…アルミ箔 13…接着剤層 14…バッカー層 15…着色フィルム 16…柄層 17…透明フィルム 18…接着シート 19…床タイル材 20…押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI E04F 15/10 104 E04F 15/10 104A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06N 7/00 B32B 15/08 102 B32B 27/00 B32B 27/20 B32B 27/30 101 E04F 15/10 104

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バッカー層と、柄層を設けた着色フィルム
    と、該柄層上に透明フィルムとを順次積層してなる床タ
    イルに、前記バッカー層側に、所望の厚みのアルミ箔の
    裏面側にホットメルト接着剤層を設けた接着シートを貼
    り合わせたことを特徴とする簡易施工用の床タイル。
  2. 【請求項2】前記床タイルが、高周波加熱により接着可
    能としたことを特徴とする請求項1に記載の簡易施工用
    の床タイル。
  3. 【請求項3】着色フィルムの表面に柄層を施してなる化
    粧シートの柄層面に透明フィルムを、前記化粧シートの
    裏面側にバッカー層をそれぞれ熱ラミネート法により貼
    り合わせてなる床タイル材のバッカー層側に、裏面側に
    ホットメルト接着剤を塗工してなる厚さ5〜100μm
    のアルミ箔からなる接着シートの該アルミ箔面を、接着
    剤を介して貼り合わせることを特徴とする簡易施工用の
    床タイルの製造方法。
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