JP3002024U - チョココート苺 - Google Patents

チョココート苺

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JP3002024U
JP3002024U JP1994002119U JP211994U JP3002024U JP 3002024 U JP3002024 U JP 3002024U JP 1994002119 U JP1994002119 U JP 1994002119U JP 211994 U JP211994 U JP 211994U JP 3002024 U JP3002024 U JP 3002024U
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strawberry
chocolate
layer
fruit
coat
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JP1994002119U
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Inventor
二郎 西畑
Original Assignee
株式会社西勘堂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 苺の仄かな甘酸っぱくて滑らかな舌触りを活
かしながら、その風味を引き立てゝ更に高次元の味わい
を創成し、しかも長期間に亙って瑞々しさと鮮度を保っ
て風味が落ちることのないエキゾチックで芳醇美味な苺
菓子を提供する。 【構成】 蔕付き苺生果の蔕下周囲に通気域を残して当
該果皮周面をチョコレート層で密封被覆した。 【効果】 チョコレート層が果皮からの腐敗進行と水分
の蒸散を適度に抑制して長期保存性を確保すると共に、
芳醇美味でフレッシュな風味が果物嫌いの子供や食欲の
減退した病人の滋養食として有効となった。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チョココート苺、さらに詳しくは、苺の蔕下(へたした)所要部位 をチョコレートにて被覆することによって、保存性が頗る良好にして、しかも苺 の仄かな甘酸っぱくて滑らかな舌触りと、蕩けるようなチョコレート特有の香ぐ わしい風味とが絶妙にマッチした芳醇美味でフレッシュな苺菓子に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
バラ科のオランダイチゴ属(Fragaria)に属する苺は、ビタミンCが豊富で滋養 があり、そして仄かに甘酸っぱくて滑らかな舌触りを有していることから、健康 食品として、また菓子の素材(例えば、デコレーションケーキやショートケーキ のフルーツ材料)として汎用されている。
【0003】 ところが、このように重宝な苺も、果皮に傷があったりすると其処から腐敗が 進んで腐り易く、また仮に傷が無くとも果皮を透して水分が蒸散して瑞々しさや 鮮度が落ち易く、これを素材とした菓子は生菓子の中でも特に日持ちの面で難点 があった。
【0004】
【解決すべき技術的課題】
本考案は、苺を素材とした従来の菓子に前述のごとき欠点があったのに鑑みて 為されたものであり、長期間に亙って瑞々しさと鮮度を保って風味が落ちず、日 持ちの良い新しい形態の苺菓子を提供することを技術的課題とするものである。
【0005】 また、本考案の他の技術的課題は、苺の仄かな甘酸っぱくて滑らかな舌触りを 活かしながらも、その苺の風味を引き立てゝ更に高次元の味わいにアウヘーベン (Aufheben)せしめる可食性の保護コート層を形成したフレッシュな苺菓子を提供 するにある。
【0006】 さらに、本考案の他の技術的課題は、表面に歯脆いチョコレート層を有して、 口中では濃密に蕩けるエキゾチックな風味を持った芳醇美味なチョココート苺を 提供するにある。
【0007】
【課題解決のために採用した手段】
本考案者が上記技術的課題を解決するために採用した手段を、添附図面を参照 して説明すれば、次のとおりである。
【0008】 即ち、本考案は、蔕11を有する清浄な蔕付き苺生果1を基礎素材として、この 苺生果1における前記蔕11の下部周囲に通気域12を残して当該果皮周面にチョコ レート層2を形成して当該成果1の果皮表面を密封被覆するという手段を採用し たことによって前述の技術的課題を満足せしめるチョココート苺を実現した点に 要旨がある。
【0009】
【実施例】
以下、本考案を添附図面に示す実施例に基いて、更に詳しく説明する。なお、 図1は本考案の第1実施例であるチョココート苺の斜視説明図、図2は前記第1 実施例品の内部構造を示す立断面図、図3は本考案の第2実施例品の立断面図、 図4は本考案の第3実施例品を示す立断面図、図5は本考案の第3実施例品を示 す斜視説明図である。
【0010】 図面上、符号1で指示するものは清浄に洗った苺生果であり、蔕11を有する。 図1および図2に示される第1実施例にあっては、苺成果1の蔕11の下部周囲に 通気域12として果皮が露出している以外、全体がチョコレート層2によって密封 被覆されている。このチョコレート層2は、本実施例ではカカオバターとミルク と砂糖とを練り合わせて調製されたホワイトチョコレートであり、その融点は約 36℃である。苺生果1の果皮周面にチョコレート層2を形成する場合には、100℃ 位の温度に加熱され溶湯状態となっているホワイトチョコレート中に苺生果1を ディッピングして直ちに冷却することによって行われる。
【0011】 図3に示す第2実施例にあっては、第1実施例におけるチョコレート層2の部 分はカカオパウダーとココナツバターと香料と砂糖を練り合わせて調製した茶色 チョコレートで組成されており、その表面にはアーモンドの細片3が均等状態に 付着されている。これによってアーモンドの風味がチョココート苺の美味しさを 一層増進せしめることになる。この茶色チョコレート層2を形成する工程も前述 の第1実施例の場合と略同様である。
【0012】 図4に示す第3実施例にあっては、苺生果1の果皮表面とチョコレート層2と の間に固化ミルク層4が介在され、かつ、苺生果1の果皮が露出せる通気域12と チョコレート層2との境界部分に前記固化ミルク層4が露出して見えるようにデ ザインされている。こうして製せられた第3実施例品にあってはミルクの風味が 苺の甘酸っぱさに円やかさを与えると共に、チョコレート層2の風味にミルクの 香りを添えることにもなる。
【0013】 図5に示す第4実施例は、5つのポット状の容器を一連に連結せしめたアルミ 箔製繋ぎ型容器5・5・・・・の中に溶湯状態のチョコレートを所定量収容し、その 中に5個の苺生果1・1・・・・を漬け込むことによって、これら各苺生果1の蔕11 の下部周囲に通気域12を残して当該果皮周面をチョコレート層2を形成し、密封 被覆した製品形態のものである。こうして成形されたチョココート苺は、見栄え が豪華で贈答に適するあるうえに、持ち運びや箱詰めにも便利で商品としての外 観向上に有利である。また、このような第4実施例品にあっては、アルミ箔の型 容器5における繋ぎ部51の部分を折ればチョココート苺を一個づつ離分させるこ ともでき、食するうえにも、皆に分配するうえにも好都合である。
【0014】 本願明細書に具体的に例示した実施例は概ね上記のとおりであるが、本考案は 図示の実施例に限定されるものでは決してなく、「実用新案登録請求の範囲」の記 載内において種々の変形が可能であることは言うまでもなく、例えば苺生果1の 表面に形成するチョコレート層2を積層構造にして風味を異にする複数種のチョ コレートで被覆したり、チョコレート層2の表面の色彩に模様的な変化を付与し たり、チョコレート層2とホワイトミルク層又は固化ミルク層4を組み合わせた り、あるいは第2実施例におけるナッツ細片3をカシューナッツやマカダミヤナ ッツの細片に置換したりするといった変更は本考案における自明の事項であり、 技術的範囲に属することは当然である。
【0015】 また、前述した第4実施例においては、繋ぎ型容器はアルミ箔製のものとして 説明したが、プラスチック材料で作製しても、更には最中皮やウェハー(wafer)、 パイ(pie)、シュー(chou)、ビスケットの如き菓子材料で作製してもよく、かゝる 菓子材料で繋ぎ容器を作製した場合には一層風味に変化を与えることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上、実施例を挙げて説明したとおり、本考案のチョココート苺にあっては、 蔕付き苺生果の蔕下周囲に果皮を露出させて通気域を形成し、蔕による炭酸同化 作用と前記通気域における呼吸の許容によって苺の生気を持続せしめると共に、 当該苺生果の果皮周面をチョコレート層によって広く密封被覆することによって 目に見えないような小傷をも塞いで腐敗環境から遮断しているので、裸のまゝの 苺生果よりも長期間腐敗することがなく、また水分の蒸散も極めて少ないので、 瑞々しさと鮮度を長期間保持することが可能である。
【0017】 また、本考案のチョココート苺は、苺果皮の周面が広くチョコレート層によっ て被覆されているので、これを噛むと心地よくホロリとチョコレート層が歯脆く 崩れ、崩れたチョコレート破片は口内の体温で円やかに蕩けてチョコレート特有 のエキゾチックな香りが口腔および鼻腔内に一杯に広がって、それが苺の仄かな 甘酸っぱさと滑らかな舌触りに絶妙にマッチして誠に芳醇美味にしてフレッシュ な味わいになるので万人の好みに適合し、果物嫌いの子供であっても、将又、ビ タミンCの摂取を必要とする食欲の無い病人であっても、何ら抵抗なく食するこ とができる。
【0018】 また、本考案のチョココート苺のチョコレート層表面にナッツ細片を付着させ ておく場合には、採択したナッツの風味(例えば、アーモンド)がチョココート 苺の美味しさを一層引き立たせ増進されることになる。
【0019】 また、本考案のチョココート苺におけるチョコレート層と苺果皮の間に固化ミ ルク層を介在させた場合には、ミルクの風味が苺の甘酸っぱさに円やかさを与え ると共に、チョコレート層の風味にミルクの香りを添え一層に味わいが向上され ることになる。
【0020】 さらに、本考案のチョココート苺は、例えばアルミ箔の型容器の中で複数の苺 生果をチョコレート層により一体に連結固化せしめて製する場合には、見栄えも 豪華となり、持ち運びや箱詰めにも便利で適商性が向上する。
【0021】 このように本考案を適用して製したチョココート苺は、従来の苺生果を素材と している菓子の欠点を悉く解消できるうえに、その芳醇にしてフレッシュな風味 は従来の苺菓子には類例を見ない誠に美味しいものであって、その菓子としての 品格は極上に属する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例であるチョココート苺の斜
視説明図である。
【図2】第1実施例品の内部構造を示す立断面図であ
る。
【図3】本考案の第2実施例品の立断面図である。
【図4】本考案の第3実施例品を示す立断面図である。
【図5】本考案の第3実施例品を示す一部破砕斜視説明
図である。
【符号の説明】
1 苺生果 11 蔕 12 通気域 2 チョコレート層 3 ナッツ細片 4 固化ミルク層 5 型容器 51 (型容器の)繋ぎ部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蔕11を有する清浄な蔕付き苺生果1と、
    この苺生果1における蔕11の下部周囲に通気域12を残し
    て当該果皮周面を密封被覆するチョコレート層2とより
    成ることを特徴としたチョココート苺。
  2. 【請求項2】 チョコレート層2が、カカオバターとミ
    ルクおよび砂糖を混練したホワイトチョコレートによっ
    て組成されている請求項1記載の、チョココート苺。
  3. 【請求項3】 蔕11を有する複数個の清浄な蔕付き苺生
    果1・1・・・・と、これらの苺生果1・1・・・・が繋ぎ型容
    器5・5・・・・の中で各々の苺生果1の蔕11の下部周囲に
    通気域12を残して当該果皮周面を密封被覆せるチョコレ
    ート層2とより成ることを特徴としたチョココート苺。
  4. 【請求項4】 繋ぎ容器5・5・・・・がアルミ箔やプラス
    チック材料にて成形されている請求項3記載の、チョコ
    コート苺。
  5. 【請求項5】 繋ぎ容器5・5・・・・が最中皮やウェハー
    (wafer)、パイ(pie)、シュー(chou)、ビスケットの如き菓
    子材料によって作製されている請求項3記載の、チョコ
    コート苺。
  6. 【請求項6】 蔕11を有する清浄な蔕付き苺生果1と、
    この苺生果1における蔕11の下部周囲に通気域12を残し
    て当該果皮周面を密封被覆するチョコレート層2と、こ
    のチョコレート層2の表面に付着されたナッツ細片3と
    より成ることを特徴としたチョココート苺。
  7. 【請求項7】 蔕11を有する清浄な蔕付き苺生果1と、
    この苺生果1における蔕11の下部周囲に通気域12を残し
    て当該果皮周面を密封被覆する固化ミルク層4と、この
    固化ミルク層4の表面の所要部位を更に被覆せるチョコ
    レート層2とより成ることを特徴としたチョココート
    苺。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020509973A (ja) * 2017-03-07 2020-04-02 ヒサウイ アナド 自動包装機械および軟質の物品への使用の方法

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