JP3001881U - 多段ジャッキ - Google Patents
多段ジャッキInfo
- Publication number
- JP3001881U JP3001881U JP1994003993U JP399394U JP3001881U JP 3001881 U JP3001881 U JP 3001881U JP 1994003993 U JP1994003993 U JP 1994003993U JP 399394 U JP399394 U JP 399394U JP 3001881 U JP3001881 U JP 3001881U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- liquid chamber
- rod
- piston rod
- tube
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 外部連通油管を不要とし、ベースシリンダを
固定し一方側から第2〜第4シリンダを出退可能とす
る。 【構成】 内・外チューブ8,9の一端をリング状カバ
ー10により連結して第1の液室11を形成したベース
シリンダ2と、外側の第1液室11内に挿入される中空
の第1ピストンロッド14と内側のシリンダチューブ1
5をリング状のロッドサポータ16により連結してロッ
ド14及びシリンダチューブ15の間にベースシリンダ
2の内側チューブ8を挿入しうるようにすると共にロッ
ドサポータ10の反対側端部のシリンダチューブ15端
をシリンダカバー17により閉塞して第2液室18を形
成した第2シリンダ3と、第2液室18内に挿入される
中空の第2ピストンロッド兼用チューブ26と内側の第
3ピストンロッド27とを第2シリンダ3のシリンダカ
バー17と同じ側でロッドサポータ28により連結す
る。
固定し一方側から第2〜第4シリンダを出退可能とす
る。 【構成】 内・外チューブ8,9の一端をリング状カバ
ー10により連結して第1の液室11を形成したベース
シリンダ2と、外側の第1液室11内に挿入される中空
の第1ピストンロッド14と内側のシリンダチューブ1
5をリング状のロッドサポータ16により連結してロッ
ド14及びシリンダチューブ15の間にベースシリンダ
2の内側チューブ8を挿入しうるようにすると共にロッ
ドサポータ10の反対側端部のシリンダチューブ15端
をシリンダカバー17により閉塞して第2液室18を形
成した第2シリンダ3と、第2液室18内に挿入される
中空の第2ピストンロッド兼用チューブ26と内側の第
3ピストンロッド27とを第2シリンダ3のシリンダカ
バー17と同じ側でロッドサポータ28により連結す
る。
Description
【0001】
本考案は、液圧例えば油圧作動の多段ジャッキに関するものである。
【0002】
一般に、土木工事等において、機械の押動推進、埋設管推進の駆動装置として 、油圧シリンダを用いた多段ジャッキが使用されている。 従来、この種ジャッキとしては種々のものが提案されかつ実用化されている( 例えば特公平4−16398号公報参照)。このジャッキは、3段のジャッキで 、ベースシリンダである第1シリンダの一方に第2シリンダが出退し、他方に第 3シリンダ及び第4シリンダが出退するようになっており、反力支持体に対して 第1シリンダが移動する。
【0003】
ところで、上記従来技術では、伸長時の長さを可及的に大きく、かつ収縮時の 長さを可及的に小さくできるという利点を有しているが、引戻し用の第1及び第 2ポートを連通させる外部連通管を要し、第1シリンダを移動させずに他のシリ ンダを進退させることができないという難点がある。 本考案は、上記実状に着目してなされたもので、その目的とするところは、外 部連通油管が不要で、ベースシリンダを移動させることなく一方側から第2〜第 4シリンダを出退させることが可能な多段ジャッキを提供するにある。
【0004】
本考案では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。 即ち、本考案は、内・外チューブの一端をリング状カバーにより連結して第1 の液室を形成したベースシリンダと、外側の前記第1液室内に挿入される中空の 第1ピストンロッドと内側のシリンダチューブをリング状のロッドサポータによ り連結して前記ロッド及びシリンダチューブの間にベースシリンダの内側チュー ブを挿入しうるようにすると共に前記ロッドサポータの反対側端部のシリンダチ ューブ端をシリンダカバーにより閉塞して第2液室を形成した第2シリンダと、 前記第2液室内に挿入される中空の第2ピストンロッド兼用チューブと内側の第 3ピストンロッドとを第2シリンダのシリンダカバーと同じ側でロッドサポータ により連結して第2及び第3ピストンロッド間に第3液室を形成した第3シリン ダと、第3液室内に挿入されると共に第3ピストンロッドを受入れる第4液室が 形成されるように外端がカバーにより閉塞されたピストンロッド兼用の第4シリ ンダとからなり、前記第2シリンダの第1ピストンロッド及びシリンダチューブ と第3シリンダの第3ピストンロッド内に液路が形成されていることを特徴とし ている。 また、本考案は、前記第3シリンダの第2ピストンロッド外端部が移動可能な 支持体により支持されていることを特徴としている。
【0005】
本考案によれば、ベースシリンダの第1液室内のカバー側端部に作動流体を供 給することにより、ベースシリンダを定置した状態で、第2、第3及び第4シリ ンダが同一方向に順次進出し、伸長せられて最大寸法となる。そして、ベースシ リンダの第1液室内の開口端側に作動流体を供給することにより、第2、第3及 び第4シリンダが同方向に退入し、ベースシリンダ内に収容され最小寸法となる 。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 本考案に係る多段ジャッキ1は、第1のベースシリンダ2と、第2シリンダ3 と、第3シリンダ4と、第4シリンダ5及び支持体6とからなり、第2〜第4シ リンダ3〜5がベースシリンダ2に対して同一方向に進退するように構成されて いる。
【0007】 前記ベースシリンダ2は反力支持体7により支持されるように設けられた第1 シリンダであって、内側のガイドチューブ8と外側のシリンダチューブ9の一端 (反力支持体7側)部をリング状のシリンダカバー10により連結して第1の液 室11が形成されており、ガイドチューブ8の開口側端がシリンダチューブ9の 開口側端よりも内方に位置され、シリンダチューブ9の前記カバー10側端には 加圧油供給ポート12がまた、シリンダチューブ9の開口側端部には戻り油供給 ポート13が夫々第1液室11内に連通状に設けられている。
【0008】 前記第2シリンダ3は、外側の第1液室11内に出退自在に挿入される中空の 第1ピストンロッド14と、内側のシリンダチューブ15を、前記ガイドチュー ブ8の開口端側で該チューブ8に干渉しないようにリング状のロッドサポータ1 6により連結して前記ロッド14とシリンダチューブ15の間19に前記ガイド チューブ8を挿入しうるようにすると共に、前記ロッドサポータ16の反対側端 部のシリンダチューブ15端をシリンダカバー17により閉塞して第2液室18 が形成されている。
【0009】 そして、前記シリンダチューブ9の開口端には、第1ピストンロッド14のロ ッドカバー20が装着されている。また、第1ピストンロッド14には、加圧用 油路21及び戻り用油路22が夫々設けられ、第1ピストンロッド14内端外周 の第1ピストン14Aを軸方向に端面まで貫通した加圧用油路21の一端が第1 液室11に開口し、第1ピストンロッド14の第1ピストン14A近傍外周に開 口した戻り用油路22の一端が第1液室11に連通している。
【0010】 前記戻り油路22の他端は、ロッドサポータ16を内周方向に貫通すると共に シリンダチューブ15を径方向に貫通して第2液室18に連通する油路23に接 続されている。 さらに、シリンダチューブ15には、加圧用油路24が軸方向に設けられ、そ の一端がシリンダカバー17近傍の内周面に開口し、他端が前記ロッドサポータ 16を外周方向に伸びかつ前記加圧用油路21に連通する油路25に接続され、 加圧用作動油が第1液室11から第2液室18のシリンダカバー17側に導かれ るようになっている。
【0011】 前記第3シリンダ4は、第2液室18内に出退自在に挿入される中空の第2ピ ストンロッド兼用チューブ26と、その内側の第3ピストンロッド27とを前記 シリンダカバー17と同じ側でロッドサポータ28により連結して第2及び第3 ピストンロッド26、27間に第3液室29が形成されている。そして、第2ピ ストンロッド兼用チューブ26の内端外周には第2ピストン30が形成され、第 3ピストンロッド27の外端(第2ピストン30の反対側)には第3ピストン3 1が設けられている。
【0012】 また、前記ロッドサポータ28には、これを軸方向に貫通し、第2液室18と 第3液室29を連通させる加圧用油路32が設けられ、第3ピストンロッド27 には軸方向に両端まで貫通し第2液室18と第4シリンダ5内の第4液室33と を連通させる加圧用油路34が設けられており、さらに第3ピストンロッド27 には戻り油路35が軸方向に設けられ、その一端がロッドサポータ28及び第2 ピストンロッド26の第2ピストン30近傍を径外方向に貫通しかつ第2液室1 8に連通する戻り油路36に接続され、その他端が第3ピストン31近傍におい て外周面に開口して第4液室33内に連通している。
【0013】 そして、第3シリンダ4の第2ピストンロッド26の開口外端部が前記支持体 6に支持されて、第3シリンダ4の撓みが防止されるようになっている。前記第 4シリンダ5は、第4液室33内に進退自在に挿入され、その内端には、外周に 第4ピストン37が形成されると共に内周側にロッドカバー38が設けられ、第 4シリンダ5の外端にはシリンダカバー39が固着されており、該シリンダカバ ー39にはプッシャーヘッド40が取付けられている。
【0014】 前記支持体6は、その下端に基台等に設けたレール41上に載設された台車4 2を備え、第2〜第4シリンダ3,4,5の進退に伴う第3シリンダ4の移動に 追従して円滑に移動し、第3シリンダ4を支持案内するようになっている。なお 、43は管等の押板である。
【0015】 次に、上記実施例の作動について説明する。図1はジャッキ1が収縮した状態 、図2は第2シリンダ3の伸長状態、図3は第3シリンダ4の伸長状態、図4は 第4シリンダ5が伸長した全伸長状態を示している。図1において、各シリンダ 2〜5を伸長させる場合、まず、加圧用作動油供給ポート12から作動油を供給 すると、作動油は第1液室11内に入り第1ピストンロッド14を押して進出さ せ、進出限で停止して図2の状態になる。
【0016】 さらに、加圧用作動油を供給すると、作業油は加圧用油路21,25及び24 を通って第2シリンダ3の第2液室18内に供給され、第3シリンダ4を進出さ せ、その進出限で第3シリンダ4が停止して図3の状態になる。そして、加圧用 作動油を供給し続けると、作動油は加圧用油路32を通って第3液室29に流入 すると共に、加圧用油路35を通って第4液室33内に流入し、第4シリンダ5 が進入し、その進出限で停止し、図4に示す全伸長状態になる。
【0017】 次に、各シリンダ2〜5を退入させてジャッキ1を図1に示す収縮状態にする 場合は、図4の状態において加圧用作動油供給ポート12を開放し、戻り油供給 ポート13から作動油を供給すると、戻り油路22,23,35を経て第4液室 33の第3ピストンロッド27側に作動油が流入し、第4シリンダ5のロッドカ バー38が退入方向に押動されて第4シリンダ5が退入し、図3の状態になる。
【0018】 続いて戻り油供給ポート13から作動油を供給すると、作動油は戻り油路23 から第2液室29の第2ピストンロッド26側に流入して第2ピストン30を退 入方向に押動して第3シリンダ4を第2液室18内に退入させて図2の状態とな る。さらに作動油を前記ポート13から供給し続けると、前記ポート13から直 接第1液室11の第1ピストンロッド14側に流入し、第1ピストン14Aを退 入方向に押動し、第1ピストンロッド14が第1液室11内に退入して、図1に 示す全収縮状態となる。
【0019】
本考案は、上述のように、内・外チューブの一端をリング状カバーにより連結 して第1の液室を形成したベースシリンダと、外側の前記第1液室内に挿入され る中空の第1ピストンロッドと内側のシリンダチューブをリング状のロッドサポ ータにより連結して前記ロッド及びシリンダチューブの間にベースシリンダの内 側チューブを挿入しうるようにすると共に前記ロッドサポータの反対側端部のシ リンダチューブ端をシリンダカバーにより閉塞して第2液室を形成した第2シリ ンダと、前記第2液室内に挿入される中空の第2ピストンロッド兼用チューブと 内側の第3ピストンロッドとを第2シリンダのシリンダカバーと同じ側でロッド サポータにより連結して第2及び第3ピストンロッド間に第3液室を形成した第 3シリンダと、第3液室内に挿入されると共に第3ピストンロッドを受入れる第 4液室が形成されるように外端がカバーにより閉塞されたピストンロッド兼用の 第4シリンダとからなり、前記第2シリンダの第1ピストンロッド及びシリンダ チューブと第3シリンダの第3ピストンロッド内に液路が形成されていることを 特徴とするものであるから、外部連通油管が不要であり、ベースシリンダを移動 させることなく一方側から第2〜第4シリンダを進退させることができ、しかも 、伸長時の長さを可及的に大きく、かつ収縮時の長さを可及的に短かくすること ができる。
【0020】 また、本考案は、前記第3シリンダの第2ピストンロッド外端部が移動可能な 支持体により支持されていることを特徴とするものであるから、第3シリンダの 撓みを防止でき、進退動作を円滑にすることができる。
【図1】本発明の実施例を示す収縮状態の中央縦断面図
である。
である。
【図2】同実施例の第一段伸長状態を示す中央縦断面図
である。
である。
【図3】同実施例の第二段伸長状態を示す中央縦断面図
である。
である。
【図4】同実施例の第三段(全)伸長状態を示す中央縦
断面図である。
断面図である。
1 多段ジャッキ 2 ベースシリンダ 3 第2シリンダ 4 第3シリンダ 5 第4シリンダ 6 支持体 8 ガイドチューブ 9 シリンダチューブ 10 シリンダカバー 11 第1液室 14 第1ピストンロッド 14A 第1ピストン 15 シリンダチューブ 16 ロッドサポータ 17 シリンダカバー 18 第2液室 19 第1ピストンロッドとシリンダチューブの間 20 ロッドカバー 21 加圧用油路 22 戻り用油路 24 加圧用油路 26 第2ピストンロッド兼用チューブ 27 第3ピストンロッド 28 ロッドサポータ 29 第3液室 30 第2ピストン 31 第3ピストン 32 加圧用油路 33 第4液室 34 加圧用油路 35 戻り用油路 36 戻り用油路 37 第4ピストン 38 ロッドカバー 39 シリンダカバー
Claims (2)
- 【請求項1】 内・外チューブの一端をリング状カバー
により連結して第1の液室を形成したベースシリンダ
と、外側の前記第1液室内に挿入される中空の第1ピス
トンロッドと内側のシリンダチューブをリング状のロッ
ドサポータにより連結して前記ロッド及びシリンダチュ
ーブの間にベースシリンダの内側チューブを挿入しうる
ようにすると共に前記ロッドサポータの反対側端部のシ
リンダチューブ端をシリンダカバーにより閉塞して第2
液室を形成した第2シリンダと、前記第2液室内に挿入
される中空の第2ピストンロッド兼用チューブと内側の
第3ピストンロッドとを第2シリンダのシリンダカバー
と同じ側でロッドサポータにより連結して第2及び第3
ピストンロッド間に第3液室を形成した第3シリンダ
と、第3液室内に挿入されると共に第3ピストンロッド
を受入れる第4液室が形成されるように外端がカバーに
より閉塞されたピストンロッド兼用の第4シリンダとか
らなり、前記第2シリンダの第1ピストンロッド及びシ
リンダチューブと第3シリンダの第3ピストンロッド内
に液路が形成されていることを特徴とする多段ジャッ
キ。 - 【請求項2】 前記第3シリンダの第2ピストンロッド
外端部が移動可能な支持体により支持されていることを
特徴とする請求項1の多段ジャッキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003993U JP3001881U (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 多段ジャッキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994003993U JP3001881U (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 多段ジャッキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3001881U true JP3001881U (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=43137853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994003993U Expired - Lifetime JP3001881U (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 多段ジャッキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001881U (ja) |
-
1994
- 1994-03-09 JP JP1994003993U patent/JP3001881U/ja not_active Expired - Lifetime
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