JP3001388U - 一般及び産業廃棄物処理場用保護マット - Google Patents

一般及び産業廃棄物処理場用保護マット

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JP3001388U
JP3001388U JP1994002600U JP260094U JP3001388U JP 3001388 U JP3001388 U JP 3001388U JP 1994002600 U JP1994002600 U JP 1994002600U JP 260094 U JP260094 U JP 260094U JP 3001388 U JP3001388 U JP 3001388U
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mat
protective
cushioning
industrial waste
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JP1994002600U
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Inventor
俊彦 小高
勲 斎木
Original Assignee
株式会社ジュコー
斎木産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般及び産業廃棄物処理場の底面や法面に敷
設されるゴムシート等の遮水シートを、突起状或は鋭利
状廃棄物による破損から守るために、また裏面側の岩石
や木根等の突起物による破損から守るために、非常に効
果の高い破損防止用の保護マットを開発すること。また
保護マット同志の接続性を高めて相互の剥離を防止する
こと。 【構成】 緩衝用マットの中間層にプラスチック製ネッ
トを挿着させた保護マットにする。このプラスチック製
ネットと緩衝用マットとはニードルパンチ手段により絡
合させて安定に固定させる。また緩衝用マットを熱融着
性の繊維で構成すると接続性能が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は一般及び産業廃棄物処理場において、その底面から法面にかけて敷設 されるゴムシートの如き遮水シートの破損防止を達成するための保護マットに関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から一般及び産業廃棄物処理場では、有毒性の廃液・汚水等が地下に浸透 するのを防止するために、ゴムシート、アスファルトシート、合成樹脂シートな どの遮水シートが、その底面や法面に敷設されている。 この遮水シートは、突起状廃棄物、ガラス破片の如き鋭利な刃物状廃棄物等に よって破損しやすく、また裏側からの岩石・木根等の突起物によっても破れ易い という欠点を持っているのである。
【0003】 したがって、この破損し易い遮水シートを保護するために、その表面又は表裏 両面に保護マットを敷設することが行われている。 しかしながら、従来の保護マットでは遮水シートの破損防止は不完全であり、 特に処理場内を重機が移動する時の様に大きな作用力が働くと、保護マット自体 が破れたり、保護マット同志の重ね部がなくなり、遮水シートの破損をまねくと いう問題点を有しているのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記の様な問題点を解決することを目的としてなされたものであり、 従来の保護マットに比べて引張強度、引裂強度、破裂強度等の諸物性が8〜10 倍も高く、きわめてすぐれた保護効果を発揮するという一般及び産業廃棄物処理 場用保護マットを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記の目的を達成するために種々検討した結果、保護マットとして比較的分厚 い緩衝用マットを使用し、この緩衝用マットの中間層にプラスチック製ネットを 挿着しておくと非常にすぐれた効果が得られることを見い出したのである。
【0006】 すなわち本考案は、ゴムシート等の遮水シートの表面又は表裏両面に敷設する 緩衝用マットであって、前記緩衝用マットの中間層にプラスチック製ネットを挿 着させたことを特徴とする一般及び産業廃棄物処理場用保護マット、を要旨とす るもので、又このプラスチック製ネットが緩衝用マットの繊維とニードルパンチ により絡合した状態で中間層に挿着されていると一層好適であること、さらには 緩衝用マットの繊維を熱融着性繊維で構成すれば相互間の接続がほぼ完全になる ことなどを創出したのである。
【0007】 本考案を実施例や図面によって詳細に説明する。 図1は本考案マットの部分断面拡大略図である。 この図のように本考案は、緩衝用マット(1)の中間層にプラスチック製ネッ ト(2)が挿着されているという保護マット(m)である。
【0008】 この緩衝用マット(1)の全体の厚さは8〜15mm位が適切であり、特に10 mm前後が好適なものとなっている。 また、この緩衝用マット(1)の密度は0.15〜0.2g/cm3 が好ましい 範囲である。 そしてプラスチック製ネット(2)の挿入位置は図1の様に緩衝用マット(1 )の丁度中間であっても良いし、使用目的に応じて表面側に近くしたり、裏面側 に近くしても良いものである。
【0009】 本考案におけるプラスチック製ネット(2)は、太さが700〜1100デニ ールのプラスチック製の糸を網目が15〜30メッシュ/インチとなるように織 り上げたものが好適に使用できる。 またこのプラスチック製ネット(2)の材質は、例えばポリエチレン、ポリプ ロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性の合成樹脂が好ましく、特に ポリエチレンが好適に使用できる。
【0010】 本考案において、プラスチック製ネット(2)を緩衝用マット(1)の中間層 に挿着させる手段としては、上層と下層の2枚の緩衝用マットの間にプラスチッ ク製ネット(2)を挟み込んで、例えば20〜35番のニードルによって約20 〜40本/cm2 のニードルパンチを施してやれば、プラスチック製ネット(2) は緩衝用マット(1)内にその繊維と絡合して安定に固定され、非常にすぐれた 効果が得られるようになる。
【0011】 また本考案における緩衝用マット(1)を構成する繊維として、例えばポリエ チレン、ポリプロピレン、低融点ポリエステル等の熱融着性繊維を使用し、不織 布状の形態にして用いると、保護マット(m)同志を接続するに際して、簡単な 熱融着手段により任意のライン状やピッチ状に連結でき、重機移動などの強大な 作用力にも耐えることのできる接続が可能となるのである。
【0012】 図2は本考案保護マット同志の接続部を示した断面略図である。 この図のように接続すべき2枚の保護マット(m)の端部を約40〜100mm の幅で重ね合い、熱融着部(t)を形成して接続すれば良いのである。
【0013】 図3は本考案保護マットの使用法を示したもので、遮水シートと組合わされて いる状態を表した断面略図である。 この図のように、例えばゴムシートのような遮水シート(s)の両面に保護マ ット(m)を敷設するのである。 なお、使用目的によっては遮水シート(s)の表面だけに保護マット(m)を 敷設しても良いものである。
【0014】
【考案の効果】
本考案は以上のようなものであり、本考案保護マットを一般的な従来品(他社 製品)と比べて、その主な物性を挙げると下記の通りである。
【0015】 本考案保護マット 他社製保護マット 厚さ(mm) 10.5 8.5 引張強度 Kgf/5cm 184(経)182(緯) 22(経)11(緯) 引裂強度 Kgf 83(経) 81(緯) 12(経)11(緯) 破裂強度 Kgf 452 54 圧縮厚さ (mm) 10トン/m2 7.3 2.33 40トン/m2 5.0 1.23
【0016】 上記の様に本考案保護マットは従来品に比べて強度的に8〜10倍も強くなっ ており、保護マット自体が破損することはほぼ完全に防止でき、したがって遮水 シートの破損防止も極めて高度に達成できるものとなっている。
【0017】 また、本考案保護マット同志の接続が熱融着によって簡単に達成できるので、 施工作業の能率が大幅に向上すると共に、接続部が剥離することはほとんど発生 せず、重機移動にも充分に耐えることができるのである。 特に遮水シートの表面敷設時、ライン状熱融着により風力によって受ける抵抗 を大幅に減少できる。
【0018】 以上の結果、本考案保護マットを使用して施工された遮水性の一般及び産業廃 棄物処理場においては、有毒廃液や汚水が地下に浸透することはなく、地下水を 安全に守ることができ、環境上きわめて高度な有用性を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案保護マットの部分断面拡大略図である。
【図2】本考案保護マット同志の接続部を示した部分断
面略図である。
【図3】本考案保護マットの使用法を示したもので、遮
水シートと組合わされている状態を表した断面略図であ
る。
【符号の説明】
(1) 緩衝用マット (2) プラスチック製ネット (m) 保護マット (t) 熱融着部 (s) 遮水シート

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムシート等の遮水シートの表面又は表
    裏両面に敷設する緩衝用マットであって、前記緩衝用マ
    ットの中間層にプラスチック製ネットを挿着させたこと
    を特徴とする一般及び産業廃棄物処理場用保護マット。
  2. 【請求項2】 プラスチック製ネットが、ニードルパン
    チ手段により緩衝用マットを構成する繊維と絡合した状
    態で前記緩衝用マットの中間層に挿着されている請求項
    1記載の一般及び産業廃棄物処理場用保護マット。
  3. 【請求項3】 緩衝用マットが、熱融着性の繊維で構成
    された不織布である請求項1、又は請求項2記載の一般
    及び産業廃棄物処理場用保護マット。
JP1994002600U 1994-02-24 1994-02-24 一般及び産業廃棄物処理場用保護マット Expired - Lifetime JP3001388U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003236489A (ja) * 2002-02-12 2003-08-26 C I Kasei Co Ltd 遮水構造
JP2003236487A (ja) * 2002-02-12 2003-08-26 C I Kasei Co Ltd 遮水構造
JP2019081133A (ja) * 2017-10-30 2019-05-30 東洋建設株式会社 遮水構造

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