JP2003001215A - 遮水シート保護材の施工方法 - Google Patents

遮水シート保護材の施工方法

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JP2003001215A
JP2003001215A JP2001189736A JP2001189736A JP2003001215A JP 2003001215 A JP2003001215 A JP 2003001215A JP 2001189736 A JP2001189736 A JP 2001189736A JP 2001189736 A JP2001189736 A JP 2001189736A JP 2003001215 A JP2003001215 A JP 2003001215A
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impervious sheet
sheet
hook
water
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Naoki Yamane
直樹 山根
Tatsu Takahashi
達 高橋
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/30Landfill technologies aiming to mitigate methane emissions

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮水シートに保護材を施工する際の施工が容
易で、かつ多大な労力を伴わなず、さらには、施工後、
フラッタリングが生じないような施工方法を提供する。 【解決手段】 法面1を覆ってなる遮水シート2の表面
に、部分的に面ファスナー雄材3を取り付け、該面ファ
スナー雄材を介して、遮水シートと、ニードルパンチ処
理による三次元交絡構造を有する目付100g/m2
上の長繊維不織布からなる遮水シート保護材4とを接合
一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処分場等の
法面における、遮水シートを保護するための保護材の施
工方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】廃棄物処分場等において、その法面に、
ゴムシートや熱可塑性樹脂シート等からなる遮水シート
を覆うことにより、廃棄物中に含まれる環境汚染物質
が、直接または雨水等と一緒に地中に浸透することを防
止している。また、落下物や地盤の突起物等により遮水
シートに欠陥が発生することを防止するためや、遮水シ
ートが直射日光にあたることによって劣化・退行するこ
とを防止するために、遮水シートの上に遮水シートを保
護するためのフェルトや不織布からなる保護材を敷設し
ている。 【0003】遮水シートの上に保護材を敷設するには、
従来より下記の方法により行っている。すなわち、法面
に遮水シートを敷設した後、保護材の片面のほぼ全面に
両面テープ等の粘着材を付与し、粘着剤を介して遮水シ
ートと保護材とを接着一体化させている。 【0004】しかし、この方法では、保護材を遮水シ−
トに接着させる際に、両層の接着性を向上させるために
遮水シート上の砂や埃等を払いのける必要があり、遮水
シートの表面全面を洗浄しなければならず、多大な労力
を要するものであった。また、粘着材を付与した保護材
は、施工の際に、粘着剤同士が接着しやすいため、遮水
シートへの接着施工時の取扱いが困難であり、また、粘
着剤同士が接着することによって、保護材に部分的に皺
が発生するという問題があった。 【0005】さらには、保護材に粘着材を付与した後、
ただちに遮水シートの上に接着・施工しないと、砂や埃
等が粘着材に付着して粘着材の接着強力が劣り、このよ
うな状態の粘着材によって遮水シートと接着した保護材
は、十分に接着固定されず、使用の際に、天端部、法
尻、端部より風が侵入して、保護材がばたつく(いわゆ
る、フラッタリングが生じる。)という問題があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
を解決するものであって、遮水シートに保護材を施工す
る際の施工が容易で、かつ多大な労力を伴わなず、さら
には、施工後、フラッタリングが生じないような施工方
法を提供するものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を達成するものであって、法面を覆ってなる遮水シート
の表面に、部分的に面ファスナー雄材を取り付け、該面
ファスナー雄材を介して、遮水シートと、ニードルパン
チ処理による三次元交絡構造を有する目付100g/m
2以上の長繊維不織布からなる遮水シート保護材とを接
合一体化することを特徴とする遮水シート保護材の施工
方法を要旨とするものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 【0009】本発明に用いる遮水シートとしては、エチ
レンビニルアルコール樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオ
レフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂等の熱可塑性樹脂
や、合成ゴム等からなるシートが挙げられる。 【0010】本発明に用いる遮水シート保護材(以下、
保護材という。)としては、ニードルパンチ処理による
三次元交絡構造を有する目付100g/m2以上の長繊
維不織布を用いる。 【0011】保護材として用いるニードルパンチ処理が
施された長繊維不織布は、構成繊維同士が、不織布のニ
次元方向だけでなく三次元方向においても、ランダムに
交絡してなる三次元交絡構造を形成しているため、繊維
間の空隙が大きく、不織布表面においては、構成繊維が
ループ状の形態を呈しているため、面ファスナー雄材と
容易に接合することができる。 【0012】保護材として、長繊維不織布を用いる理由
としては、不織布を構成する繊維が連続した繊維で構成
されているため、短繊維不織布に比べ、強度が強いた
め、遮水シートを効果的に保護し、また、面ファスナー
雄材との高い接合強力を得ることができるためである。 【0013】長繊維不織布の構成重合体としては、繊維
形成性の熱可塑性合成重合体であればよく、ポリエステ
ル系重合体、ポリオレフィン系重合体、ポリアミド系重
合体、ビニロンに代表されるポリビニルアルコール系重
合体などが使用され、これらの重合体単独からなる繊
維、あるいは2種以上の相異なる重合体を組み合わせた
貼り合わせ型や芯鞘型等の複合繊維を使用することがで
きる。 【0014】長繊維不織布の目付は、100g/m2
上とする。目付が100g/m2未満であると、長期に
亘って、保護材としての耐磨耗性、耐久性等を維持する
ことが困難となる。また、目付が小さいと、厚みもまた
小さくなるため、面ファスナー雄材のフックが、保護材
内に入り込み、構成繊維と十分に接合するだけの厚み
(繊維間空隙)がなくなる。目付の上限は、特に限定さ
れず、保護材を用いる場所、環境条件、シートを施工す
る際の施工手段等に応じて適宜選択すればよいが、80
0g/m2程度であればよい。 【0015】長繊維不織布の構成繊維の単糸繊度として
は、保護材としての機械的強力等を考慮して、2〜10
デシテックス程度とする。 【0016】長繊維不織布を構成する繊維に、着色剤や
酸化防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤等の添加剤を含有さ
せてもよい。 【0017】三次元交絡構造を有する長繊維不織布は、
いわゆるスパンボンド法によってウェブを形成し、得ら
れたウェブにニードルパンチ処理を施すか、または一旦
ウェブを巻き取った後、ニードルパンチ処理を施すこと
により得ることができる。ニードルパンチ処理の条件と
しては、不織布表面のループの形成および適度の繊維間
空隙の形成等を考慮して、パンチ密度を50〜150パ
ンチ/cm2とするのが好ましい。ニードルパンチ処理
を施した後に、長繊維不織布にバインダー樹脂を付与し
てもよい。 【0018】次に、上記した遮水シートおよび保護材
を、法面に施工する方法について図面に基づいて説明す
る。 【0019】図1は、本発明の遮水シート保護材の施工
方法の一例を示す縦断面図である。図1において、ま
ず、法面1に遮水シート2を施工し、法面全体を遮水シ
ートで覆う。次いで、遮水シートの表面に、部分的に面
ファスナー雄材3を取り付ける。遮水シートにおいて、
面ファスナー雄材を取り付ける部分は、面ファスナー雄
材との接合性を良好にするため、埃や砂等を取り除くこ
とが好ましい。 【0020】このとき、面ファスナー雄材の裏面(フッ
クが存在する面と反対側の面)に両面テープを貼りつけ
たものを用い、遮水シートに取り付ける際に、両面テー
プの離型紙を剥がして遮水シートに取り付けることが好
ましい。 【0021】面ファスナー雄材を取り付ける位置につい
ては、遮水シートと保護材とを一体化できればよく、法
面の横方向および/または縦方向に所定の間隔をおいた
位置を適宜選択すればよい。また、保護材のフラッタリ
ング防止を考慮し、保護材を施工した際に、保護材の端
部がくる位置に取り付けることが好ましい。 【0022】次いで、面ファスナー雄材を部分的に取付
けた遮水シートを、上記保護材4で覆い、面ファスナー
雄材のフックと保護材とを接合させ、面ファスナー雄材
を介して遮水シートと保護材とを接合一体化する。 【0023】 【実施例】次に実施例により、本発明を説明する。 【0024】図1に示すごとき、法面をエチレンビニル
アルコールからなる遮水シートで覆った。次いで、巾
0.1mの面ファスナー雄材であって、フックの反対側
の面には離型紙を剥がすことにより、接着可能な粘着剤
が付与してなるものを用意した。法面の横方向a、b、
c、dの位置に連続して、離型紙を剥がした面ファスナ
ー雄材を取り付けた。 【0025】次いで、単糸繊度3.5デシテックスのポ
リエステル長繊維からなり、目付500g/m2、巾
4.1mのニードルパンチ不織布からなる保護材を用意
し、法面における遮水シートを覆うように敷設した。敷
設の際、保護材相互の端部の接続は、50mmの重ね代
を設け、熱風溶着機を用いて構成繊維を溶融させること
により接合した。遮水シートと保護材との接合一体化
は、遮水シート表面に取り付けた面ファスナー雄材を介
して行った。 【0026】 【発明の効果】本発明の遮水シート保護材の施工方法に
おいては、法面を覆った遮水シートと、遮水シートの表
面に部分的に取り付けた面ファスナー雄材を介して、上
記した特定の保護材とを接合一体化するものである。 【0027】本発明の施工方法によれば、遮水シートと
保護材との接合を面ファスナー雄材を介して行うため、
遮水シートに面ファスナー雄材を取り付ける際には、そ
の取り付け部分のみの砂等を払いのければよいため、多
大な労力を要するものではない。 【0028】また、遮水シートに取付けられた面ファス
ナーは、従来の用いていた粘着材のように、保護材の敷
設をただちに行わないと粘着性の問題が発生するもので
ないため、保護材の施工、取り扱いが容易となる。さら
には、面ファスナー雄材を介して、遮水シートと保護材
とを接合した後であっても、場合によっては、面ファス
ナー雄材より保護材を剥離し、保護材を敷設し直すこと
も可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の遮水シート保護材の施工方法の一例を
示す縦断面図である。 【符号の説明】 1:法面 2:遮水シート 3:面ファスナー雄材 4:遮水シート保護材

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 法面を覆ってなる遮水シートの表面に、
    部分的に面ファスナー雄材を取り付け、該面ファスナー
    雄材を介して、遮水シートと、ニードルパンチ処理によ
    る三次元交絡構造を有する目付100g/m2以上の長
    繊維不織布からなる遮水シート保護材とを接合一体化す
    ることを特徴とする遮水シート保護材の施工方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2008000667A (ja) * 2006-06-21 2008-01-10 Hro:Kk 廃棄物処分場の構造
JP2008221052A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Unitika Ltd 遮水シートのための保護マットの敷設方法

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