JP3001373U - 恒温器 - Google Patents
恒温器Info
- Publication number
- JP3001373U JP3001373U JP1994002387U JP238794U JP3001373U JP 3001373 U JP3001373 U JP 3001373U JP 1994002387 U JP1994002387 U JP 1994002387U JP 238794 U JP238794 U JP 238794U JP 3001373 U JP3001373 U JP 3001373U
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- JP
- Japan
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- air
- incubator
- flow passage
- door
- constant temperature
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は恒温器開扉時に恒温槽内温度の変化
を防ぐことができ、また微生物の培養に使用する場合に
は微生物の漏出をも防止できる恒温器に関する。 【構成】 恒温槽壁1と器体外装部10の間隙に空気流
通路12を有し、流通路内の循環空気を扉枠部分の通気
口4(4’)を通じて送り出すことによってエアカーテ
ンを形成する。
を防ぐことができ、また微生物の培養に使用する場合に
は微生物の漏出をも防止できる恒温器に関する。 【構成】 恒温槽壁1と器体外装部10の間隙に空気流
通路12を有し、流通路内の循環空気を扉枠部分の通気
口4(4’)を通じて送り出すことによってエアカーテ
ンを形成する。
Description
【0001】
本考案は恒温器開扉時に恒温槽内温度の変化を防ぐことができ、また微生物の 培養に使用する場合には微生物の漏出をも防止できる恒温器に関するものである 。
【0002】
従来より、恒温器に関しては、気密性保持のために恒温器の扉にパッキンを装 着したり、恒温槽内の清浄な雰囲気の維持のために恒温槽内の空気をフィルタに 通じ浄化しながら循環させることにより、恒温槽内における清浄な雰囲気を維持 する試みがなされている。これに加えて実開平2−6276号公報には、外気の 遮断をも目的として恒温器の扉の外側上方から空気を吹き下ろしエアカーテンを 形成する恒温器についての記載がなされている。
【0003】
しかしながら、パッキンは時間の経過と共に劣化し、フィルタは微生物や塵埃 等の付着があるため定期的な交換が必要である。また前記のエアカーテンは開扉 時において吹き下ろし空気による恒温槽内温度の変化が生じる問題があった。
【0004】
上記の実情に鑑み、本考案は扉枠部分に通気口を設けることによって恒温槽に エアカーテンを形成し、開扉時に恒温槽内の清浄な雰囲気を維持し、また微生物 の培養に用いられる場合には微生物の漏出をも防止できる恒温器を提供しようと するものである。しかも本考案の恒温器は恒温槽壁1と器体外装部10の間隙に 空気流通路12を有し、流通路内の空気をヒーター9にて恒温槽と共に加温しつ つ流通路内を循環させることができる。さらに、この循環空気でエアカーテンを 形成するように通気口4(4’)を通じて送り出すこともできる。そのため、閉 扉時のみならず開扉時においても恒温槽内の温度変化を防止することが可能であ る。なお、ここにいう恒温器には、恒温恒湿器をも包含し得る。
【0005】 本考案の恒温器は外扉2と内扉3を備えていることが好ましく、この場合エア カーテンは外扉と内扉との間隙に形成される。内扉には内部観察が可能なように 透明素材、例えばガラス、プラスチックスなどを用いることができる。また、エ アカーテンを形成する循環空気はHEPA(High efficiency particulate air )フィルタなどの除菌フィルタによって浄化することもできる。さらには恒温槽 の扉と恒温槽との接触面にパッキンを装着することも可能である。
【0006】
本考案の恒温器は、扉枠部分に通気口が設けられている。また恒温槽と器体外 装部の間隙には空気流通路12があり、この流通路は前記の通気口に通じている 。吸気口7より吸気された空気は、ファン5により空気流通路12に送り込まれ 、恒温槽のヒーター9によって加温されながら、ファン5によって循環される。 ついでこの空気は通気口を通じてエアカーテンを形成するように送り出される。 また扉枠部分の上下に通気口を有する場合、エアカーテンを形成する空気は一方 の通気口から送気され、他方の通気口から吸気されて空気流通路12に戻り循環 する。循環空気は恒温槽と共にヒーター9で加温されるため、恒温槽の保温機能 を有する。そのため、閉扉時には循環空気が外気の影響を遮断して恒温槽内の温 度変化を防ぎ、開扉時にはさらにエアカーテンが保温と共に恒温槽内の微生物等 の漏出をも防ぐ。
【0007】
以下、実施例を示す図面と共に本考案を更に説明するが、本考案はこれらに限 るものではない。
【0008】 実施例1 図1は本考案の一態様を示す恒温器の縦断面図であり、図2は当該恒温器の横 断面図、図3は当該恒温器の通気口4及び通気口4’の拡大図である。
【0009】 恒温槽は恒温槽壁1により仕切られており、その開口部には外扉2及び内扉3 が設けられている。外扉2と内扉3との間隙の扉枠の部分には通気口4及び通気 口4’が設けられ、それぞれ相互に送気用又は吸気用の通気口となっている。
【0010】 空気流通路12は恒温槽壁1、器体外装部10及び隔壁11により仕切られて なる。吸気口7より取り入れられた空気はファン5により流通路12を循環し、 ヒーター9で温められ通気口4に送られる。そして通気口4から通気口4’に向 かってエアカーテンを形成するように空気が送り出され、再度流通路12に入り さらに循環する。また一部の空気は排気口8から外部へ排出される。7及び8に は調節弁が付けられ、空気流通路内の雰囲気に応じて吸気及び排気の度合を調節 することができる。
【0011】 当該恒温器の温度分布精度は、無負荷時で±0.4℃以内、最大負荷時で±0 .5℃以内を示し、従来の恒温器の温度分布精度(無負荷時±1℃以内、最大負 荷時±1.3℃以内)に比して大幅な温度変化防止能力の向上がみられた。
【0012】 実施例2 図4は本考案の別の一態様を示す恒温器の縦断面図である。
【0013】 恒温槽の開口部には外扉2及び内扉3があり、外扉2の扉枠部分には、外扉2 の開扉時のみ開放される通気口4が設けられている。
【0014】 空気流通路12は恒温槽壁1、器体外装部10及び隔壁11により仕切られて なる。また吸気及び排気の度合を調節することができるように調節弁の付いた吸 気口7及び排気口8が設けられている。吸気口7より取り入れられた空気はファ ン5により流通路12を循環し、ヒーター9で温められ通気口4に送られる。外 扉2の閉扉時には通気口4が閉鎖されているため、ヒーターで温められた空気は そのまま空気流通路内を循環し、一部は空気流通路内の雰囲気に応じて排気口8 より排気される。外扉2の開扉時には通気口4が開放されるので、ヒーターで温 められた空気は通気口4からエアカーテンを形成するように送り出される。
【0015】
本考案によると、扉枠部分に通気口を設け、エアカーテンを形成することによ り、開扉時における恒温槽内の温度変化を防止できる。さらに微生物の培養に使 用する場合には、微生物の保存、培養をも安全・確実に行うことができる。
【図1】 断面図 本考案の一実施例を示す縦断面図である。
【図2】 断面図 本考案の一実施例を示す横断面図である。
【図3】 拡大図 本考案の一実施例を示す4又は4’の拡大図である。
【図4】 断面図 本考案の別の一実施例を示す縦断面図である。
1:恒温槽壁、2:外扉、3:内扉、4:通気口(排気
用)、4’:通気口(吸気用)、5:ファン、6:ファ
ン駆動用モーター、7:吸気口、8:排気口、9:ヒー
ター、10:器体外装部、11:隔壁、12:空気流通
路
用)、4’:通気口(吸気用)、5:ファン、6:ファ
ン駆動用モーター、7:吸気口、8:排気口、9:ヒー
ター、10:器体外装部、11:隔壁、12:空気流通
路
Claims (1)
- 【請求項1】 扉枠部分に通気口を設け、恒温槽にエア
カーテンを形成することを特徴とする恒温器
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002387U JP3001373U (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 恒温器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002387U JP3001373U (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 恒温器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3001373U true JP3001373U (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=43137355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994002387U Expired - Lifetime JP3001373U (ja) | 1994-02-24 | 1994-02-24 | 恒温器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001373U (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH1133063A (ja) * | 1997-07-15 | 1999-02-09 | Atom Medical Kk | 保育器 |
JP2017176129A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 三機工業株式会社 | インキュベータ格納装置 |
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KR102300238B1 (ko) * | 2020-07-21 | 2021-09-09 | 임진섭 | 절전형 항온항습장치 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH026276B2 (ja) * | 1983-03-23 | 1990-02-08 | Nippon Telegraph & Telephone |
-
1994
- 1994-02-24 JP JP1994002387U patent/JP3001373U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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