JP3000722U - 紙製箱 - Google Patents
紙製箱Info
- Publication number
- JP3000722U JP3000722U JP1994000363U JP36394U JP3000722U JP 3000722 U JP3000722 U JP 3000722U JP 1994000363 U JP1994000363 U JP 1994000363U JP 36394 U JP36394 U JP 36394U JP 3000722 U JP3000722 U JP 3000722U
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- thumb
- side wall
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 持ち運びに便利であり、かつ製造が容易であ
り安価に得ることができるようにする。 【構成】 紙製の箱本体1の一側壁面に、親指を挿入す
る親指挿入用穴部27と他の指を挿入する他の指挿入用
穴部28を所定の間隔をあけて形成し前記2つの指挿入
用穴部の間を把持部29とし、更に箱本体1の筒部26
には、前記2つの指挿入用穴部27,28の間に形成さ
れる把持部29を通るようにして補強用帯体30を巻き
付けた状態に設けた。
り安価に得ることができるようにする。 【構成】 紙製の箱本体1の一側壁面に、親指を挿入す
る親指挿入用穴部27と他の指を挿入する他の指挿入用
穴部28を所定の間隔をあけて形成し前記2つの指挿入
用穴部の間を把持部29とし、更に箱本体1の筒部26
には、前記2つの指挿入用穴部27,28の間に形成さ
れる把持部29を通るようにして補強用帯体30を巻き
付けた状態に設けた。
Description
【0001】
本考案は、持ち運びに便利な紙製箱に関する。
【0002】
野菜、果物、その他の品物を収容するものとして、厚手のボール紙やダンボー ルで形成された紙製箱が数多く製造され使用されている。 これらの紙製箱には、持ち運びに便利なように、箱本体の両側壁面に手を掛け るための穴を形成したものや、箱本体の上面に箱本体を形成する紙材の一部を延 設して取手を形成したものがある。
【0003】
上記従来の紙製箱のうち、箱本体の両側壁面に手を掛ける穴を形成したものに あっては、それぞれの穴に手を掛けるため、その持ち運びには両手を要し、この ため、同時に他の物をも持ち運ぶといったことはできず不便である。 また、箱本体の上面に取手を形成したものは、片手で持ち運びができるものの 、箱本体の上面の取手が邪魔になって、積み重ねに不便であり、また製作が面倒 でコスト高となる。 また、持ち運びのための手段を施していない紙製箱の場合には、箱本体に細紐 を掛け、この細紐に取手を取り付けて持ち運びをすることもよく行われているが 、この場合箱本体に細紐を掛ける作業が面倒であるばかりか、細紐や取手のコス トがかかる。
【0004】 本考案は上記点に鑑み、持ち運びに便利であり、かつ製造が容易であり安価に 得ることができるようにすることを目的とした紙製箱を提供するものである。
【0005】
本考案は上記目的を達成するために、紙製の箱本体の一側壁面に、親指を挿入 する親指挿入用穴部と他の指を挿入する他の指挿入用穴部を所定の間隔をあけて 形成し前記2つの指挿入用穴部の間を把持部とした。
【0006】 また、各側壁が折線を介して横方向に連設され、各側壁の上下辺には折線を介 して封止片が連設され、前記各側壁を折線から折曲して一端側の側壁の端縁と他 端側の側壁の端縁を接着して筒部を形成し、前記封止片を折線からそれぞれ内側 に折曲して筒部の上下開口部を封止する形式の紙製箱であって、前記側壁のいず れかの側壁面に、上下方向に親指を挿入する親指挿入用穴部と他の指を挿入する 他の指挿入用穴部を所定の間隔をあけて形成し、前記2つの指挿入用穴部の間を 把持部とし、更に前記筒部には、前記2つの指挿入用穴部の間に形成される把持 部を通るようにして補強用帯体を巻き付けた状態に設けた。
【0007】
本考案によれば、紙製の箱本体の一側壁面に、親指を挿入する親指挿入用穴部 と他の指を挿入する他の指挿入用穴部を所定の間隔をあけて形成し前記2つの指 挿入用穴部の間を把持部としたので、親指挿入用穴部に親指を挿入し他の指挿入 用穴部に他の指を挿入し、前記2つの指挿入用穴部の間の把持部を把持すること により、箱本体を片手で下げることができる。
【0008】 また、各側壁が折線を介して横方向に連設され、各側壁の上下辺には折線を介 して封止片が連設され、前記各側壁を折線から折曲して一端側の側壁の端縁と他 端側の側壁の端縁を接着して筒部を形成し、前記封止片を折線からそれぞれ内側 に折曲して筒部の上下開口部を封止する形式の紙製箱であって、前記側壁のいず れかの側壁面に、上下方向に親指を挿入する親指挿入用穴部と他の指を挿入する 他の指挿入用穴部を所定の間隔をあけて形成し、前記2つの指挿入用穴部の間を 把持部とし、更に前記筒部には、前記2つの指挿入用穴部の間に形成される把持 部を通るようにして補強用帯体を巻き付けた状態に設けたので、親指挿入用穴部 に親指を挿入し他の指挿入用穴部に他の指を挿入し、前記2つの指挿入用穴部の 間の把持部を把持することにより、箱本体を片手で下げることができ、そして筒 部に設けた補強用帯体により、把持部を把持して持ち上げたとき、補強用帯体が 内容物の重量による箱本体の変形や把持部の破断を防止する。
【0009】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図面は本考案の一実施例を示すものであって、1は紙製の箱本体である。 この箱本体1は厚手のボール紙やダンボールで製造されており、また箱本体1 の構造にあっては、特に限定されるものではない。
【0010】 この実施例の箱本体1は従来の紙製箱として最も一般的なものであり、図3の 展開図に示すように、正面壁、背面壁、左面壁、右面壁となる各側壁2,3,4 ,5が折線6,7,8を介して横方向に連設され、各側壁2,3,4,5の上辺 には折線9,10,11,12を介して封止片13,14,15,16が連設さ れ、また下辺にも折線17,18,19,20を介して封止片21,22,23 ,24が連設されており、そして前記各側壁2,3,4,5を折線6,7,8か ら折曲して、一端側の側壁2の端縁と他端側の側壁5の端縁を接着片25を介し て接着し筒部26を形成し、更に前記封止片13,14,15,16,21,2 2,23,24をそれぞれ折線9,10,11,12,17,18,19,20 から内側に折曲して、筒部26の上下開口部を封止する構造となっている。
【0011】 27は前記各側壁2,3,4,5のうち一側壁3の壁面に形成した親指を挿入 する親指挿入用穴部、28は同壁面に形成した他の指を挿入する他の指挿入用穴 部であり、前記2つの指挿入用穴部27,28は、側壁3の壁面に所定の間隔を あけて上下方向に形成されている。 前記親指挿入用穴部27にあっては、この実施例では側壁面に穴を打ち抜いて 形成しているが、これに限定されるものではなく、他の実施例として、側壁面に 穴の輪郭に応じた形状の切り込み或いは穴の輪郭の一部を残した形状の切り込み を形成し、親指の挿入時に、前記切り込みを切離し、穴を開口させるようにした ものであってもよい。
【0012】 また、前記他の指挿入用穴部28にあっては、この実施例では側壁面に穴の輪 郭の一部を残した形状の切り込みを形成し、指挿入時に、切り込みを切離し穴を 開口させるようになっているが、これに限定されるものではなく、他の実施例と して、側壁面に穴を打ち抜いて形成したものであってもよい。 前記2つの指挿入用穴部27,28の間に位置する側壁面の一部が把持部29 となっており、この把持部29の幅即ち2つの指挿入用穴部27,28の間隔は 、把持部29を把持するのに適した間隔となっている。
【0013】 30は側壁2,3,4,5で形成される筒部26に巻き付けた状態に設けた補 強用帯体であり、前記把持部29即ち、2つの指挿入用穴部27,28の間を通 して設けられている。 この実施例では、補強用帯体30は樹脂製テープからなり、接着剤により筒部 26の内面に接着されているが、他の実施例として、補強用帯体30はボール紙 等紙製の帯体であってもよく、また筒部26の外面に接着してもよい。
【0014】 以上のように構成したので、箱本体1に果物等の品物を収納し、これを持ち運 ぶ場合、図4に示すように、親指挿入用穴部27に親指を挿入し、他の指挿入用 穴部28に他の指を挿入して、前記2つの指挿入用穴部27,28の間に形成さ れる把持部29を把持することにより、箱本体1を片手で下げて持ち運ぶことが できる。
【0015】 そして、箱本体1の筒部26に、前記把持部29を通るようにして、補強用帯 体30を巻き付けた状態に設けてあるので,前記把持部29を把持して箱本体1 を下げたとき、補強用帯体30によって箱本体1内に収容した品物の重量による 箱本体1の変形や把持部29の破断が防止される。
【0016】
以上のように本考案によれば、箱本体の一側壁面に形成した親指挿入用穴部と その他の指挿入用穴部に、それぞれ指を挿入し、前記2つの指挿入用穴部の間に 形成された把持部を把持することにより、片手で箱本体を下げることができるの で持ち運びに頗る便利であり、また構成が簡単なので製造が容易であり安価に得 ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】図1に示す実施例の縦断面図。
【図3】図1に示す実施例の展開図。
【図4】使用状態を示す説明図。
1 箱本体 2,3,4,5 側壁 6,7,8 折線 9,10,11,12 折線 13,14,15,16 封止片 17,18,19,20 折線 21,22,23,24 封止片 25 接着片 26 筒部 27 親指挿入用穴部 28 他の指挿入用穴部 29 把持部 30 補強用帯体
Claims (2)
- 【請求項1】 紙製の箱本体の一側壁面に、親指を挿入
する親指挿入用穴部と他の指を挿入する他の指挿入用穴
部を所定の間隔をあけて形成し前記2つの指挿入用穴部
の間を把持部とした紙製箱。 - 【請求項2】 各側壁が折線を介して横方向に連設さ
れ、各側壁の上下辺には折線を介して封止片が連設さ
れ、前記各側壁を折線から折曲して一端側の側壁の端縁
と他端側の側壁の端縁を接着して筒部を形成し、前記封
止片を折線からそれぞれ内側に折曲して筒部の上下開口
部を封止する形式の紙製箱であって、前記側壁のいずれ
かの側壁面に、上下方向に親指を挿入する親指挿入用穴
部と他の指を挿入する他の指挿入用穴部を所定の間隔を
あけて形成し、前記2つの指挿入用穴部の間を把持部と
し、更に前記筒部には、前記2つの指挿入用穴部の間に
形成される把持部を通るようにして補強用帯体を巻き付
けた状態に設けた紙製箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000363U JP3000722U (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | 紙製箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000363U JP3000722U (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | 紙製箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000722U true JP3000722U (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=43136726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994000363U Expired - Lifetime JP3000722U (ja) | 1994-02-03 | 1994-02-03 | 紙製箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000722U (ja) |
-
1994
- 1994-02-03 JP JP1994000363U patent/JP3000722U/ja not_active Expired - Lifetime
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