JP3000690U - 眼鏡用のコイニング装飾t形眼鏡部品 - Google Patents
眼鏡用のコイニング装飾t形眼鏡部品Info
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- JP3000690U JP3000690U JP1994000339U JP33994U JP3000690U JP 3000690 U JP3000690 U JP 3000690U JP 1994000339 U JP1994000339 U JP 1994000339U JP 33994 U JP33994 U JP 33994U JP 3000690 U JP3000690 U JP 3000690U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coining
- rim
- ridge
- spectacles
- convex
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レンズ周縁の溝に嵌め込む突条を持つリム
を、細く美しく作る。 【構成】 T形断面の線材を用意し、この線材のT形上
面に凸型コイニング加工を施してから、コイニング加工
面を外側に向けた状態で屈曲する。 【効果】 T形下面に突条を持つにも拘わらず、コイニ
ング加工でできた凹凸により、突条を蛇行させることな
く、線材を比較的容易に屈曲加工できる。このため、従
来では加工困難だった細いリムも可能になる。また、コ
イニング加工の凹凸は、装飾効果も持つ。
を、細く美しく作る。 【構成】 T形断面の線材を用意し、この線材のT形上
面に凸型コイニング加工を施してから、コイニング加工
面を外側に向けた状態で屈曲する。 【効果】 T形下面に突条を持つにも拘わらず、コイニ
ング加工でできた凹凸により、突条を蛇行させることな
く、線材を比較的容易に屈曲加工できる。このため、従
来では加工困難だった細いリムも可能になる。また、コ
イニング加工の凹凸は、装飾効果も持つ。
Description
【0001】
本考案は、眼鏡部品の改良に関し、詳しくは、従来リムより細く美しい形状を 実現するコイニング装飾のT形リム若しくはT形リムバーに関する。
【0002】
人の顔をみたときに、眼鏡のあるなしでは、大分印象が違う。つまり、人の外 観に対し、眼鏡が与える影響は非常に大きいのである。このため、外観の善し悪 しは眼鏡にとって重要な問題であり、眼鏡の価値はそのデザインに大きく左右さ れる。
【0003】 しかし、いくら眼鏡のデザインが重要だとはいっても、眼鏡の構造上、許容さ れる形状変更には限界があり、眼鏡の基本的機能を損なう程には形を変えること ができない。例えば、眼鏡のリムは、正面からみたときの眼鏡の印象に直接的に 係わり、眼鏡の外観に与える影響が大きいので、より美しくスマートに作ること はデザイン上重要である。しかし、リムは、レンズを保持するという機能を発揮 しなければならないため、強度に秀れた金属材料製のものでも、あまり細くはで きなかった。というのも、通常の金属製リムは、その内側をリム中央線に沿って 凹ませ、この凹みに尖らせたレンズ周縁を嵌め込んで保持するものであったため 、レンズを抱え込めるほど深い凹みをつけるには、リムをある程度太くするしか ないからである。
【0004】 これに対し、リムに凹みをつけるのではなく、反対にレンズ周縁部に凹みをつ けて、リムに設けた突条を嵌め込み、レンズとリムとを組み合わせようという試 みがなされることがあった。この場合、突条は、リムの内側に周状に配置する必 要がある。しかし、金属製のリムは、金属線材を所定の断面を持つように加工し てから屈曲させて作るのが生産性において最も有利であるのに対し、リムに突条 が装備される場合には、屈曲加工のときに線材の突条が蛇行しがちで精度の高い リムが得にくく、レンズ抱持に支障となるという問題があったのである。そして 、この屈曲加工の困難さは、細いリムを製造しようとする程、増す。
【0005】
本考案は、従来の突条つきリムに上記の問題点があったことに鑑みてなされた もので、内側に突条を備え、しかも、細くて美しいリムを、突条を蛇行させるこ となく、簡単に製造できるようにすることを技術的課題とするものである。
【0006】
以下、上記課題解決のために本考案が採用した手段を説明すると、平板片面に 突条を備えた形状のT形線材に対し、突条装設裏面に凸型コイニング加工して凹 部を所定の間隔で並べると共に、凸型コイニング加工面が外側に向くようにして 屈曲加工するというものである。凸型コイニング加工によって、線材の突条装設 裏面に厚みの薄くなった部分ができ、この部分をとくに変形させながら、線材を 容易に屈曲できる。特に、凸型コイニング加工で唐草風の模様や散点状の模様を 形成するようにすれば、厚みの薄くなる部分が所定の間隔でほぼ均等に並ぶと同 時に、意匠上の効果も得られ、一石二鳥である。また、凸型コイニング加工した T形線材は、リムバーに加工してもリムの場合と全く同じ効果を期待できる。こ の場合、T形線材を弓形に屈曲加工し、両端に孔を開けてレンズ固定のバンドを 連結できるようにしておけば良い。
【0007】
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
【0008】 金属線材を据え込み加工して、T形線材1を得る。このT形線材1は、扁平な 線材の片面に、長手方向へ伸びる突条11を突設せしめたような形状をしている。 このT形線材1の突条反対面に、唐草風の模様が形成されるように、凸型コイニ ング加工を施す。この凸型コイニング加工した線材を所定長に切断し屈曲加工す ると、リムRとなる。このリムRは、内側に突条R1を備え、また外側には凸型コ イニング加工による唐草風模様を持つ。
【0009】 コイニング加工を施すと、線材に凸型の部分と凹型の部分とができて、厚みが 不均等になる。特に、唐草風模様のコイニング加工を施した場合は、線材を長手 方向に沿ってごく小さな領域に分けていったときに、凸型の部分が多くて平均厚 みが厚い領域と、逆に凹型の部分が多くて平均厚みが薄い領域とが、交互にしか も一定の間隔で形成される。このような線材を屈曲加工すると、一定間隔で並ん だ平均厚みの薄い領域がそれぞれ変形しながら、ほぼ思い通りの形状に加工でき る。これに対し、T形線材をコイニング加工しないでそのまま屈曲加工すると、 突条の部分が屈曲に抵抗して、突条が蛇行すると共に、得られるリムの形状がい びつになる。
【0010】 なお、本考案でコイニング加工が凸型である理由は、凹型のコイニング加工で は、凹部でも充分に厚みが得られるようにリムの厚みを決めなければならないの に対し、凸型のコイニング加工ではその必要がなく、リムをより薄くできるから である。更に、凸型のコイニング加工では、凹部の厚みの変形量が少ないので、 加工による厚みの誤差がより少なくなり、最初からより薄いリムが得られるよう に設計できる。
【0011】 なお、上記実施例の他、凸型コイニング加工で、散点状の模様が形成されるよ うにしても良い。この場合、図4に示すようなリムが得られる。また、凸型コイ ニング加工したT形線材で、リムバーR'を作ることもできる。この場合、線材 をレンズ上縁に沿った弓形湾曲に屈曲加工し、両端に2つずつ孔h・h・…を並べ て開設して、レンズ周縁の溝に嵌合するバンドBの両端を連結できるようにすれ ば良い(図5参照)。
【0012】
以上のように、本考案によれば、T形線材に凸型のコイニング加工を施すこと によって、積極的に薄い部分を作り、T形線材の屈曲加工を容易にした。しかも 、この凸型コイニング加工で、リムやリムバーの装飾を同時に行うこともできる 。これによって、従来より細くて美しい外観を持つ、コイニング装飾済みのT形 眼鏡部品を実現できるのである。
【図1】実施例におけるT形線材を示す図である。
【図2】コイニング加工を施したT形線材を示す図であ
る。
る。
【図3】実施例リムを示す斜視図である。
【図4】変形例リムを示す斜視図である。
【図5】変形例リムバーを示す斜視図である。
1 T形線材 R リム R1 突条 R' リムバー B バンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02C 1/06 11/02
Claims (3)
- 【請求項1】 平板片面に突条を装設した形状のT形線
材を屈曲加工して構成されるレンズを眼鏡に固定するた
めのリムであって、T形線材の突条装設裏面に凸型コイ
ニング加工されて所定間隔で凹部が並ぶようになってい
ると共に、凸型コイニング加工面が外側に向くようにし
て周状に屈曲加工されていることを特徴とする眼鏡用の
コイニング装飾T形眼鏡部品。 - 【請求項2】 平板片面に突条を装設した形状のT形線
材を屈曲加工して構成されるレンズを眼鏡に固定するた
めのリムであって、T形線材の突条装設裏面に唐草風ま
たは散点状の凸型コイニング加工されて所定間隔で凹部
が並ぶようになっていると共に、凸型コイニング加工面
が外側に向くようにして周状に屈曲加工されていること
を特徴とする眼鏡用のコイニング装飾T形眼鏡部品。 - 【請求項3】 平板片面に突条を装設した形状のT形線
材を屈曲加工して構成されるレンズを眼鏡に固定するた
めのリムバーであって、T形線材の突条装設裏面に凸型
コイニング加工されて所定間隔で凹部が並ぶようになっ
ていると共に、凸型コイニング加工面が外側に向くよう
にしてレンズ上縁に沿うような弓形に屈曲加工され、両
端付近にバンドを固定するための孔が開設されているこ
とを特徴とする眼鏡用のコイニング装飾T形眼鏡部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000339U JP3000690U (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 眼鏡用のコイニング装飾t形眼鏡部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000339U JP3000690U (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 眼鏡用のコイニング装飾t形眼鏡部品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000690U true JP3000690U (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=43136696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994000339U Expired - Lifetime JP3000690U (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 眼鏡用のコイニング装飾t形眼鏡部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000690U (ja) |
-
1994
- 1994-02-02 JP JP1994000339U patent/JP3000690U/ja not_active Expired - Lifetime
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