JP3000366U - プランター台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プランター台を組立分解自在に構成して運搬
に便利にすると共に、組立体の強度を確保し、安定性と
耐久性を具有し、使い易くすること。 【構成】 折りたたみ開閉自在な開脚を左右に対設し、
両開脚の背部でＸ字状に交差させた両斜状連結杆で連結
し、各開脚の下端部を水平連杆で連結し、前部で傾斜状
に配置された傾斜脚杆上にプランター両側折返し縁下面
の凹部を支承する複数の受板を間隔をとって上下段差で
立設固着することにより、複数のプランター受部を構成
する。 【効果】 プランターを左右両開脚間に橋架状に載置す
ることにより、両開脚を結合して棚板を架設したのと同
じ効果を生じ、載置物の荷重により台を安定させる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本考案は、花木を植えこんだプランターを載置するた めのプランター台に関する。

【０００２】

【従来の技術】 従来使用されているプランター台は、有り合わせのコンクリ ートブロックや、コンクリート製階段形の置台、又は金属製ひな段形置台等で概 ね台の形状構造が固定的に一定したものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】 ところで、前記従来のプランター台は、重 量物であったり、形状構造が固定化したりして立体的空間を多く占有していて運 搬に不便であり、商品として市場へ流通させる場合に嵩張って梱包し難く、かつ 運送上で不利である。 そこで本考案において、前記問題点を解決するよう工夫し、運搬流通上におい て便利なように、台を組立分解式に構成して持運び易くし、併せて組立体の強度 を確保できて安定性と耐久性を具有し、使用上においても使い易く適所へ移設が 容易なプランター台として提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 左右対設する両脚杆を折りたたみ開閉自在に 構成したものを背部においてＸ字状の両連結杆で左右幅を調整可能に一体連結す るよう形成し、該左右両脚杆の前側部において、プランター両側部に曲成された 外向き折返し縁の下面凹部を支承する受板を対設し、該左右両受板上にプランタ ーを橋架載置するよう構成するものであって、前記両脚杆は夫夫下端部を前方へ 突出して傾斜状に配して左右対設され、該左右両脚杆の前側部に対設される両受 板は傾斜状脚杆の前側に沿って複数対のものを前後に間隔をおいて高低段差で対 設され、これら複数対の左右両受板上に夫夫プランターを橋架載置することによ り、複数のプランターを高低段差で前後に並設するようにしたものである。

【０００５】

【作用】 左右両受板上にプランターを橋架載置することにより、左右両脚杆 間に棚板を架設したのと同様に両脚杆を結合する作用を生じ、両脚杆の横振れを 防止して台全体がぐらつくことなく安定して設置できる。 左右両受板でプランター両側の凹部を支えるのでプランターが台上から離脱す ることなく、プランターを橋架載置することにより台を補強すると共に、プラン ターの荷重により増々台を安定化する。

【０００６】

【実施例】 添付図面図１は、本考案における一実施例として示したプランタ ー台にプランターを載置した状態を示す斜視図であって、矢印の指す面Ｆを正面 とし、符号Ａはプランター台、Ｂはプランターを夫夫示す。プランター台Ａは、 前部の傾斜脚杆１と後部の支杆２とを上端部において軸３で回動開閉自在に枢着 し、該両杆下端部間に水平連杆４を架渡し、その前端をビスねじ５で可動に螺着 し、後端を蝶ねじ６で着脱自在に螺着してあり、かくして形成された左右両開脚 を背部においてＸ字状に交差させた両斜状連結杆７、８により両開脚間隔を広狭 調整可能に連結して一体化するもので、左右両支杆２、２の各下端部に穿設した 長孔９に両連結杆７、８の各下端部をビスねじ１０で緊弛自在に螺着し、該ビス ねじ１０の螺合を弛めて長孔内を摺動させることにより両連結杆７、８の交差角 が変更されて左右両開脚の間隔を変更するよう調整する。１１は両連結杆７、８ の交差部を緊弛自在に螺着結合した蝶ねじを示す。

【０００７】 前記左右対設の両開脚の前部両傾斜脚杆１の前側において、プランターＢの両 側部に曲成された外向き折返し縁Ｂ１の下面に形成された凹部（図示省略）内に 上端部１２ａを挿入して凹部を支承する受板１２の下端斜縁部１２ｂを傾斜脚杆 １の上面に固着することにより、左右両傾斜脚杆１、１に夫夫受板１２を対設し てあり、両傾斜脚杆の上面に沿って前後間隔をとり複数個の受板１２を高低段差 で固着してあり、左右対設の複数対の前記受板上に複数個のプランターＢを橋架 載置した状態を図１に図示してある。

【０００８】 図２は、前記プランター台Ａの左側面図を示し、点線部は開脚を折りたたんだ 状態を示し、一点鎖線で示す円弧は支杆２と水平連杆４の夫夫の一端部の軌跡を 表わす。 図３は、前記プランター台Ａの背部における両斜状連結杆７、８の一端部の着 脱操作の状態を示し、図４は、その両斜状連結杆７、８の交差結合状態を示した 夫夫の背面図である。

【０００９】

【考案の効果】 左右対設された両受板上にプランターを橋架載置し、各受板上端をプランタ ー両側の凹部に挿入して支承することにより、左右両脚体間を連結し、恰も
両 脚体間に棚板を架設したと同じ効果を生じ、使用に際して台を安定させ、載
置 したプランターの安全を期する。 左右両受板の上端部がプランター両側の形成凹部に挿入されるからプランタ ーが台上から離脱するのを防止する。 前部の傾斜脚杆の上面に沿って複数対の受板を間隔をとって固着することに より高低段差のプランター載置部を構成し、複数のプランターを前後方向に
高 低段差で載置できる。 プランター台の左右両開脚を各連結杆で結合することにより組立分解自在に 構成したので、構成部材を節約して組立体の強度を確保し、分解し開脚を折
り たたむことで梱包容積を小にして運搬し易く取扱えるので商品流通上において 有利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案一実施例としたプランター台の使用状態
を示す斜視図

【図２】図１に示したプランター台の左側面図

【図３】同プランター台の背部における両斜状連結杆の
一端部の着脱操作を示す背面図

【図４】同プランター台の背部における両斜状連結杆の
交差結合状態を示す背面図

【符号の説明】

Ａ…プランター台 Ｂ…プランター Ｂ１…折返し縁 Ｆ…正面 １…傾斜脚杆 ２…支杆 ３…軸 ４…水平連杆 ５…ビスねじ ６…蝶ねじ ７…斜状連結杆（右上り） ８…斜状連結杆（左上り） ９…長孔 １０…ビスねじ １１…蝶ねじ １２…受板 １２ａ…上端部 １２ｂ…下端斜縁部

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右対設した両脚杆の前側部において、
   プランター両側部に曲成された外向き折返し縁の下面凹
   部を支承する受板を対設し、該左右両受板上にプランタ
   ーを橋架載置するようにしたプランター台。
2. 【請求項２】 下端部を前方へ突出して傾斜状に左右対
   設した両脚杆の前側部において、プランター両側部に曲
   成された外向き折返し縁の下面凹部を支承する受板を複
   数対前後に間隔をおいて高低段差で対設し、複数対の左
   右両受板上に夫夫プランターを橋架載置して複数のプラ
   ンターを高低段差で前後に並設するようにしたプランタ
   ー台。