JPS5915950Y2 - 折畳み式縁台 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は折畳み式縁台に関するものである。

従来から脚部が折畳めるように形成された縁台は知られ
ているが、一般的に構造複雑で組立てが煩鎖であり、ま
た筋交いが取付けられないために安定力が弱くてぐらつ
きを生じ易く、長期使用に耐え難いといったような問題
を持っていた。

本考案はこのような従来欠点を解消した取扱かい容易で
かつ堅牢な折畳み式縁台を提供するべくなされたもので
ある。

以下に本考案の実施例を図面と共に説明する。

図において１は長方形をなした座部であり、前後側縁２
，２の両端部に左右側縁３，３を配した側枠４の上面に
弧状曲面をした座板５を列設し、該座板５上に円弧状を
なす竹材６を被着して形成される。

７．７は側面が一形をした左右一対の脚部であり、夫々
前後脚７ａ、７ｂの上部に水平に固設した支持材８の上
面を側面円弧状に形成すると共に該支持材８の前後両端
に軸９，９を固設し、該軸９，９を夫々前後側縁２，２
に枢軸させることにより各脚部７，７を開角可能に取付
ける。

１０は前後脚７ａ、７ｂの下部に横設されたぬき（貫）
であり、該ぬき１０の上面中央にボルト１１を螺着させ
るボルト孔１２が穿設しである。

１３は左右に位置するぬき１０，１０を連結するための
連結杆であり、左右両端に通孔１４．１４を開設し、さ
らに該通孔１４，１４の内側位置の上面にＶ字状の溝１
５．１５が設けである。

１６．１６は筋交いであり、夫々基端を側枠４の中央に
固設した取付板１７の左右側縁に蝶着１８，１８させ、
先端は前記連結杆１３の溝１５に係止させるように尖が
らせである。

なお、１９は前後側縁２，２と左右側縁３．３とが夫々
直交する交差部に取付けたＬ形の補強金具である。

このように形成された本考案の折畳み式縁台は、第３図
鎖線位置にある脚部７を実線位置へ引起こして連結杆１
３に設けた通孔１４をぬき１０のボルト孔１２に連通さ
せ、ボルト１１を螺着し、次に筋交い１６を鎖線から実
線位置へ垂下させてその先端を溝１５に係止させること
により折畳まれた状態から使用可能の状態にすることが
でき、極く簡単な操作により使用することができる。

しかも筋交い１３．１３によって横方向のぐらつきを阻
止し、安定がよく堅牢であり、座部１の上面が円弧状の
竹材６で構成されていることで趣きのある縁台として使
用できる。

そして、ボルト１１を取外すのみで簡単に折畳めて第２
図に示すようにコンパクトな形態として格納することが
できる。

以上に述べたように本考案の折畳み式縁台は、座部を構
成する側枠内に左右一対の脚部を開角可能に枢支せしめ
、各脚部に横設したぬきを連結杆で連結せしめると共に
前記側枠の中央で夫々基端を蝶着させた左右一対をなす
筋交いの先端を夫々前記連結杆に設けた溝に係止させる
構成したものであるから取扱かいが簡単であり、しかも
筋交いによってぐらつきが阻止されて極めて堅牢でかつ
安定力に優れており、長期使用にも耐えるといったよう
な利点を有している。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すもので第１図は斜視図、第
２図は折畳んだ状態の裏面の斜視図、第３図は作用説明
図、第４図は縦断側面図である。 １・・・・・・座部、４・・・・・・側枠、５・・・・
・・座板、６・・・・・・竹材、７゜７・・・・・・脚
部、８・・・・・・支持材、９，９・・・・・・軸、１
０．１０・・・・・・ぬき、１３・・・・・・連結杆、
１５．１５・・・・・・溝、１６．１６・・・・・・筋
交い、１８．１８・・・・・・蝶着。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 側枠の上面に弧状曲面とした座板を列設すると共に該座
   板上に円弧状の竹材を被着して座部を形成し、該側枠の
   下面には中央位置に左右一対に筋交いの基端を蝶着せし
   めると共に該側枠の内側両端部に脚部を対設し、該脚部
   は上部に水平に設けた支持材の両端を前記前後側に開角
   可能に枢軸せしめると共に下部にぬきを横設して該ぬき
   を互いに連結杆により着脱可能に連結するようにし、さ
   らに該連結杆の上面に前記筋交いの先端を係止させる溝
   を設けた構成より成る折畳み式縁台。